JP2004226484A - 定着装置 - Google Patents

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悦嗣 小嶋
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Abstract

【課題】定着フィルムの長寿命化。
【解決手段】加熱部材6に接触して移動するフィルム2を有し、このフィルム2を介して加熱部材6とニップ部Nを形成する加圧部材4を有し、被加熱部材Pはそのニップ部Nへ導入されてフィルム2と一緒にニップ部Nを移動通過することでフィルム2を介して加熱部材6から熱を受け加熱処理がなされることを特徴とする定着装置において、
前記フィルム表層の光沢度検知手段と、該光沢度検知手段の検知出力に応じて、加熱温度を変更する加熱温度決定手段(CPU)10を有することを特徴とする定着装置。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱装置、像加熱装置、及び画像形成装置に係る定着装置に関する。
【0002】
より詳しくは、加熱部材と、この加熱部材の温度を検知する温度検知部材と、被加熱部材加熱時に該温度検知部材の検知温度が所定の加熱温度に一定に維持されるように前記加熱部材への通電を制御する通電制御手段とを有し、装置に通紙された被加熱部材を加熱部材からの熱で加熱処理する加熱装置に係る定着装置に関する。
【0003】
また、電子写真装置・静電記録装置等の画像形成装置において、転写材・感光紙・静電記録紙等の被記録材(像支持部材)上に適宜の作像プロセス手段にて形成担持させた画像を加熱して、像定着やつや等の表面性の改質、仮定着等を行う像加熱装置、及び該像加熱装置を備えた画像形成装置に係る定着装置に関する。
【0004】
【従来の技術】
像加熱装置の代表である加熱定着装置として、加熱部材として昇温の速い加熱体(以下、ヒータと記す)と、薄膜のフィルムを用いた、フィルム加熱方式の装置が提案されている(下記、特許文献1及び特許文献2参照。)。
【0005】
図2に該フィルム加熱方式の像加熱装置の一例の概略構成の模型図を示した。即ち、薄肉の耐熱性フィルム2(又はシート)と、該フィルム2の移動駆動手段(駆動ロール)51と、該フィルム2を中にしてその一方面側に固定支持して配置された一定温調されるヒータ6と、他方面側に該ヒータ6に対向して配置され該ヒータ6に対して該フィルム2を介して画像定着すべき被加熱材としての被記録材Pの顕画像担持面を密着させる加圧部材(加圧ロール)4を有し、該フィルム2は少なくとも画像定着実行時は該フィルム2と加圧部材4との間に搬送導入される画像定着すべき被記録材Pと順方向に略同一速度で走行移動させて該走行移動フィルム2を挟んでヒータ6と加圧部材4との圧接で形成される定着部としてのニップ部Nを通過させることにより、該被記録材Pの顕画担持面を該フィルム2を介して該ヒータ6で加熱して顕画像(未定着トナー像)tに熱エネルギーを付与して軟化・溶融せしめ、次いで定着部通過後のフィルム2と被記録材Pを分離点で離間させることを基本とする加熱装置である。
【0006】
本例装置ではフィルム2はエンドレスベルト状のものを使用し、これを図5に示す駆動ロール51とテンションロール52とヒータ6の3部材間に懸回張設させて駆動ロール51により回動移動駆動させている。
【0007】
ヒータ6の温度制御Tはサーミスタ5によるヒータ6の検知温度が一定となるようにヒータ6の発熱体層6bへの通電を制御することでなされる。このようなフィルム加熱方式の加熱装置は非常に熱容量が小さく昇温の速い加熱部材6を用いることができ、加熱部材6が所定の加熱温度に達する迄の時間を大きく短縮できる。
【0008】
上記フィルム2表面温度がβ℃以下になると定着不良となり、α℃以上になると高温オフセット(ホットオフセット)を発生する。そのため上記のヒータ6の温調温度は、フィルム2温度がβ℃以上α℃以下になるように設定する必要がある。ところで、上記フィルム2表面は総通紙枚数が増加するほど表面状態は徐々に粗度が増大し、表面積が増加していく。この表面積の増大に伴い、トナーとの接触面積が増加し、トナーへの熱の供給が、より効率的になる。その為、高温オフセット温度α℃、低温オフセット温度β℃は、フィルム粗度の増加に伴い、徐々に低下していくこととなる。
【0009】
【特許文献1】
特開昭63−313182号公報
【特許文献2】
特開平2−157878号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記フィルムは、温調温度Tが、通紙枚数が進むに連れ低下していく高温オフセットβ℃を上回った時点で、画像不良が発生する。そこで、画像不良を防止する為に、総通紙枚数の増加に伴い、温調温度Tを徐々に下げていくことが考えられるが、フィルム表面の粗度の進行は一定ではなく、紙種、紙サイズ、画像等に依存する為、予め温調温度Tの変化を一律に設定しておくことは、困難であった。その為、温調温度Tを下げれば使用可能である状態で、寿命枚数を設定せざるを得なかった。
【0011】
そこで本発明は、像の高温オフセットや加熱不足を生じさせないように温調温度Tを最適化させ、フィルムの寿命枚数を増加させることのできる定着装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記(1),(2)の構成を特徴とする、加熱装置、像加熱装置、及び画像形成装置に係る定着装置である。
【0013】
(1)加熱部材に接触して移動するフィルムを有し、このフィルムを介して加熱部材とニップ部を形成する加圧部材を有し、被加熱部材はそのニップ部へ導入されてフィルムと一緒にニップ部を移動通過することでフィルムを介して加熱部材から熱を受け加熱処理がなされることを特徴とする定着装置において、
前記フィルム表層の光沢度検知手段と、該光沢度検知手段の検知出力に応じて、加熱温度を変更する加熱温度決定手段を有することを特徴とする定着装置。
【0014】
(2)フィルム表層の光沢度検知手段と、該光沢度検知手段の検知出力に応じて記録材通紙1枚目の像加熱温度を決定する温度決定手段を有し、かつ被記録材を連続通紙する際は該光沢度検知手段の検知出力に応じて、像加熱温度を下げていく温度決定手段を有することを特徴とする上記(1)に記載の定着装置。
【0015】
【作用】
以上の構成に基づき、本発明によると、フィルム表層の光沢度検知手段を設けることで、フィルムの表面性変化に伴い、定着制御を最適化することが可能となる。これにより、不良画像を発生することなく、定着フィルムの寿命枚数(耐通紙枚数)を増加することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を、実施例に基づいて図面を参照しながら説明する。
【0017】
【実施例】
〈実施例1〉
(1)画像形成装置例
図1に画像形成装置の一例の概略構成を示した。本例の画像形成装置は原稿台往復動型・回転ドラム型・転写式・プロセスカートリッジ着脱方式の電子写真複写装置である。
【0018】
100は装置機筺、101はその装置機筺100の上面板102上に配設したガラス板等の透明板部材よりなる往復動型の原稿載置台であり、機筺上面板102上を図面上右方a、左方a’に夫々所定の速度で往復移動駆動される。
【0019】
Gは原稿であり、複写すべき画像面側を下向きにして原稿載置台101の上面に所定の載置基準に従って載置し、その上に原稿圧着板103をかぶせて押え込むことによりセットされる。
【0020】
104は機筺上面板102面に原稿載置台101の往復移動方向とは直角の方向(紙面に垂直の方向)を長手として開口された原稿照明部としてのスリット開口部である。
【0021】
原稿載置台101上に載置セットした原稿Gの下向き画像面は原稿載置台101の右方aへの往動移動過程で右辺側から左辺側にかけて順次にスリット開口部104の位置を通過していき、その通過過程でランプ105の光Lをスリット開口部104、透明な原稿載置台101を通して受けて照明走査され、その照明走査光の原稿面反射光が像素子アレイ106によって感光ドラム107面に結像露光される。
【0022】
感光ドラム107は例えば酸化亜鉛感光層・有機半導体感光層等の感光層が被覆処理され、中心支軸108を中心に所定の周速度で矢示bの時計方向に回転駆動され、その回転過程で帯電器109により正極性又は負極性の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に前記の原稿画像の結像露光(スリット露光)を受けることにより感光ドラム107面には結像露光した原稿画像に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
【0023】
この静電潜像は現像器110により加熱で軟化溶融する樹脂等より成るトナーにて順次に顕像化され、該顕像たるトナー画像が転写部としての転写放電器111の配設部位へ移行していく。
【0024】
Sは被記録材としての転写材シートPを積載収納したカセットであり、該カセットS内のシートPが給送ロール112の回転により1枚宛繰出し給送され、次いでレジストロール113により、感光ドラム107上のトナー画像形成部の先端が転写放電器111の部位に到達したとき転写材シートPの先端も転写放電器111と感光ドラム107との間位置に丁度到達して両者一致するようにタイミングどりされて同期給送される。
【0025】
そしてその給送シートの面に対して転写放電器111により感光ドラム107側のトナー画像が順次に転写されていく。
【0026】
転写部でトナー画像転写を受けたシートPは不図示の分離手段で感光ドラム107面から順次に分離されて搬送装置114によって像加熱装置(加熱定着装置)50に導かれて担持している未定着トナー画像の加熱定着を受け、画像形成物(コピー)として排出ロール116を通って機外の排紙トレイ117上に排出される。
【0027】
画像転写後の感光ドラム107の面はクリーニング装置118により転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて繰り返して画像形成に使用される。
【0028】
PCは装置本体100内のカートリッジ着脱部120に着脱されるプロセスカートリッジであり、本例の場合は、像担持体としての感光ドラム107、帯電器109、現像器110、クリーニング装置118の4つのプロセス機器を包含させて一括して装置本体100に対して着脱交換自在としてある。
【0029】
(2)像加熱装置50
図2は像加熱装置50の概略構成の模型図である。本例の像加熱装置50は特開平4−44075〜44083号公報、特開平4−204980〜204984号公報等に開示のテンションレスタイプのフィルム加熱方式の像加熱装置である。
【0030】
このタイプの装置はフィルム2の周長の少なくとも一部は常にテンションフリー(テンションが加わらない状態)とし、フィルム2の走行移動は加圧部材4の回転駆動力から得るようにしたものであり、同じフィルム加熱方式の装置でも前述図5の装置のようにフィルム2を常に全周的にテンションを作用させて張り状態で走行移動させるテンションタイプのものよりも、フィルム2の駆動・走行等の制御・機構が簡略化され、また駆動トルクを大幅に低減できる利点がある。
【0031】
1は耐熱性樹脂製の横長ステーであり、下記のエンドレス耐熱性フィルム2の内面ガイド部材となる。
【0032】
エンドレスの耐熱性フィルム2は、加熱部材としてのヒータ(加熱体)6を含む上記ステー1に外嵌させてある。このエンドレスの耐熱性フィルム2の内周長とヒータ6を含むステー1の外周長はフィルム2の方を例えば3mm程大きくしてあり、従ってフィルム2はヒータ6を含むステー1に対して周長が余裕をもってルーズに外嵌している。
【0033】
フィルム2は熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、その膜厚は、総厚100μm以下、好ましくは50μm以下、20μm以上の耐熱性・離型性・強度・耐久性等のあるPTFE・PFA・FEP等の単層、あるいはポリイミド・ポリアミドイミド・PEEK・PES・PPS等の外周表面にPTFE・PFA・FEP等をコーティングした複合層フィルムを使用できる。本実施例ではポリイミドフィルムの外周表面にPTFEをコーティングしたものを用いた。
【0034】
光沢センサユニット115は、発光回路にてフィルム2に光を照射し、その反射光の正反射成分を受光回路で検出してアナログ量を出力している。発光回路は主にLED、受光回路はフォトトランジスタなどで構成されている。
【0035】
ヒータ6は、アルミナ等でできた基板6aの表面の略中央部に長手に沿って、例えばAg/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料(発熱体層)6bを厚み約10μm、幅1〜3mmにスクリーン印刷等により塗工し、その上に保護層7としてガラスやフッ素樹脂等をコートしている。
【0036】
4はヒータ6との間でフィルム2を挟んで定着ニップ部Nを形成し、フィルム2を駆動する回転体としてのフィルム加圧ロールであり、中芯軸4aと、この軸に外装したシリコンゴム等の離型性のよい耐熱ゴム弾性体からなるロール部4bとからなり、中芯軸4aの端部が不図示の駆動手段により駆動されることで矢示の反時計方向に回転駆動される。加圧ロール4が回転駆動されることでエンドレスの耐熱性フィルム2も矢示の時計方向に回転駆動される。
【0037】
エンドレスの耐熱性フィルム2は非駆動時においてはヒータ6と加圧ロール4とのニップ部Nに挾まれている部分を除く残余の大部分の略全周長部分がテンションフリーである。
【0038】
加圧ロール4が回転駆動されるとニップ部Nにおいてフィルム2に回転加圧ロール4との摩擦力で移動力がかかり、フィルム2が加圧ロール4の回転周速と略同速度をもってフィルム裏面がヒータ6面(=保護層7面)を摺動しつつ時計方向に回転駆動される。このフィルム2駆動時においてはニップ部Nとこのニップ部Nよりもフィルム2移動方向上流側であって、このニップ部N近傍のフィルム内面ガイド1部分とニップ部Nの間の部分のみにおいてフィルム2にテンションが加わる。
【0039】
上記のフィルム駆動とヒータ6の発熱体層6bへの通電を行わせた状態において、未定着トナーtを担持した被記録材Pがニップ部Nの回転フィルム2と回転加圧ロール4との間に像担持面上向きで導入されると、被記録材Pはフィルム2と一緒にニップ部Nを通過していき、該ニップ部Nにおいてフィルム2裏面に接しているヒータ6の熱エネルギーがフィルム2を介して被記録材Pに付与されて、またニップ部Nにおける加圧力によりトナー像tの熱定着がなされる。
【0040】
(3)ヒータ6の温度制御
ヒータ6は発熱体層6bの長手両端間に電圧印加(電力供給)がなされることで該発熱体層6bが発熱し、ヒータ基板6aが加熱され、低熱容量であるヒータ6全体が温度立ち上りよく急速昇温する。
【0041】
ヒータ6の温度制御はヒータ6上に設けられたサーミスタ5の出力をA/D変換しCPU10に取り込み、その情報をもとにトライアック11によりヒータ6の発熱体層6bに通電するAC電圧を位相・波数制御等によりヒータ通電電力を制御することで行う。12はAC電源である。
【0042】
即ち、サーミスタ5の検知温度が所定の設定温度より低いとヒータ6が昇温するように、また高い場合はヒータ6が降温するように通電を制御することで、ヒータ6は定着時一定温調される。
【0043】
13は画像形成装置の主制御回路であり、複数枚の画像形成指令(プリント指令)による連続プリント時には連続的に定着動作が実行される。また、プリント指令を待つスタンバイ時はヒータ6への通電がオフされ、メインスイッチのオンで更にプリント指令後にヒータ6への通電が開始される。
【0044】
A.ヒータ6立ち上げ時における定着温度の決定プリント指令があると、まずヒータ6立ち上げ時において次のようにして定着温度が決定される。
【0045】
▲1▼プリント指令が入力されると、光沢度センサの出力値Vmを検出する。
【0046】
▲2▼検出したVmから、プリント1枚目に温調するヒータ温度T1が図4により決定される。
【0047】
ここで、図4に示したフィルム表層のVmとヒータ温調温度の関係について説明する。
【0048】
従来の技術において説明したように、フィルム表層は、通紙枚数の増加に伴い、表層の粗度が増大し、光沢度が徐々に低下していく。それに伴い、高温オフセット発生温度α℃、低温オフセット発生温度β℃が徐々に低下していく。
【0049】
図3に通紙枚数の増加に伴う、フィルム表層Vmの変化を示す。また、図4にフィルム表層のVmと高温オフセット発生温度α℃、低温オフセット発生温度β℃の関係を示す。また、図3に通紙枚数の増加に伴う、フィルム表層Vmの変化を示す。
【0050】
この結果から、図4より、温調温度T1はα>T1>βの関係になるように設定される。
【0051】
上記図4より、従来のように、通紙枚数によらず、温調温度T1が初期値の185℃にて固定の場合、高温オフセットが発生するVmはVm=Vm1となり、図3より通紙枚数が100k枚に達した時点となる。すなわち、この時点でフィルム交換が必要となる。
【0052】
これに対して、本実施例のようにVmに対応して温調温度T1を変更した場合、図4よりVmがVm=Vm2まで、図3より通紙枚数400k枚まで不良画像が発生することなく通紙が可能となり、フィルムの耐通紙枚数を大幅に増加させることが可能となる。
【0053】
〈実施例2〉
前記実施例1では、プリント開始時にフィルム2表層の光沢度Vmに対応して温調温度T1を設定したが、本実施例では連続プリントにおいても、光沢度Vmに対応して温調温度T1を変更する点で異なっている。
【0054】
前述のように、フィルム2表層の光沢度(表面積)は通紙枚数の増加に対応して低下していく。そのため、大量の連続プリント時には、そのプリントジョブ中にも徐々に光沢度が低下していくことが予想される。その為、プリント開始時の設定温調では、プリント終了直前のフィルム表層の状態によっては不良画像が発生することがありうる。そこで、本実施例では、連続プリント中においても、常に光沢度センサの出力値を監視し、その検出値Vmに応じて、段階的に温調温度T1を変更する制御とした。これにより、大量の連続プリント時においても、不良画像を発生することを防止することができる。
【0055】
〈実施例3〉
以上の各実施例はテンションレスタイプのフィルム加熱方式の像加熱装置であるが、テンションタイプのフィルム加熱方式の像加熱装置、その他の方式の加熱装置もしくは像加熱装置についても本発明を適用して同様の効果を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明は、熱源を内包する定着ローラと、該定着ローラに圧接する加圧ローラとを備え、
前記定着ローラ及び前記加圧ローラの圧接部に未定着現像剤像が形成された記録材を挟持搬送することにより未定着現像材像を記録材上に定着させる定着装置において、
前記定着ローラ表層の光沢度検知手段と、該光沢度検知手段の検知出力に応じて、加熱温度を変更する加熱温度決定手段を有することを特徴とする定着装置において、加熱不足、加熱過剰の何れも発生させないようにすることができ、画像形成装置の定着装置にあっては、像の高温オフセットや加熱不足を生じさせないように、長寿命化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例の概略構成図
【図2】使用した像加熱装置(テンションレスタイプのフィルム加熱方式)の概略構成図
【図3】通紙枚数増加に伴う、光沢度変化を示す図
【図4】光沢度検出値と高温オフセット発生温調α、低温オフセット発生温調β、設定温調の変化を示す図
【図5】像加熱装置としてのフィルム加熱方式加熱装置の一例(テンションタイプ)の概略図
【符号の説明】
1 フィルムガイド部材(ステー)
2 耐熱性フィルム(フィルム)
4 加圧ロール(加圧部材)
4a 中心軸
4b ロール部
5 サーミスタ(温度検知部材)
6 ヒータ(加熱部材)
6a ヒータ基板
6b 発熱体層(電気抵抗材料)
7 保護層
10 CPU(温度決定手段)
11 トライアック(通電制御手段)
12 AC電源
13 画像形成装置の主制御回路
50 加熱装置(像加熱装置)
51 耐熱性フィルムの移動駆動手段(駆動ロール)
52 テンションロール
100 装置機筐(装置本体)
101 原稿載置台
102 機筐上面板
103 原稿圧着板
104 スリット開口部
105 ランプ
106 像素子アレイ
107 感光ドラム
108 中心支軸
109 帯電器
110 現像器
111 転写放電器
112 給送ロール
113 レジストロール
114 搬送装置
115 光沢度検出手段(光沢センサユニット)
116 排出ロール
117 排紙トレイ
118 クリーニング装置
120 カートリッジ着脱部
t 顕画像(未定着トナー像)
G 原稿
L 光
N 定着ニップ部
P 被記録材(被加熱部材,転写材シート)
PC プロセスカートリッジ
S カセット

Claims (2)

  1. 加熱部材に接触して移動するフィルムを有し、このフィルムを介して加熱部材とニップ部を形成する加圧部材を有し、被加熱部材はそのニップ部へ導入されてフィルムと一緒にニップ部を移動通過することでフィルムを介して加熱部材から熱を受け加熱処理がなされることを特徴とする定着装置において、
    前記フィルム表層の光沢度検知手段と、該光沢度検知手段の検知出力に応じて、加熱温度を変更する加熱温度決定手段を有することを特徴とする定着装置。
  2. フィルム表層の光沢度検知手段と、該光沢度検知手段の検知出力に応じて記録材通紙1枚目の像加熱温度を決定する温度決定手段を有し、かつ被記録材を連続通紙する際は該光沢度検知手段の検知出力に応じて、像加熱温度を下げていく温度決定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
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