JP4539407B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
また、本発明は、各部を、全体のコンパクト化、省スペース化が可能に配置できる定着装置を提供することを課題とする。
前記磁束発生装置は磁性体コア及び励磁コイルを有しており、
該励磁コイルは、前記記録材の搬送方向と直交する方向に長く延びる形状に巻回形成されており、
該励磁コイルの、前記記録材搬送方向と直交する方向における両端屈曲部の内側部間の距離Lc1と、前記定着ローラの回転中心軸線方向の全長L1(ローラ幅L1)と、前記加圧ローラの回転中心軸線方向の全長L2(ローラ幅L2)と、トナー像定着処理可能の記録材サイズのうち最大サイズの記録材の、搬送方向と直交する方向の搬送幅Lpとが、 Lc1≧L1>L2>Lpの関係を満たす定着装置を提供する。
また、本発明によると、装置各部を、全体のコンパクト化、省スペース化が可能に配置できる定着装置を提供することができる。
図1は定着装置の1例(参考例)の断面図である。
図1に示す定着装置は、誘導加熱型のものであり、電磁誘導発熱式の定着ローラ1と、定着ローラ1と接触してニップNを形成する加圧ローラ2と、定着ローラ1の外側に配置されて磁束を発生する磁束発生装置3とを備えている。
記録材Pとは、例えば、記録紙、OHP用シート等の記録材であり、未定着像tは、例えば、樹脂や、磁性材や、着色料等からなる加熱溶融性のトナーからなる未定着トナー像である。
この定着装置においては、定着ローラ1の回転中心軸線方向(軸方向)の全長(ローラ幅)L1と加圧ローラ2の回転中心軸線方向(軸方向)の全長(ローラ幅)L2とは、L1>L2の関係にあり(図3参照)、L2と記録材サイズのうち最大サイズの記録材Pの、搬送方向と直交する方向の搬送幅Lpとは、L2>Lpの関係にある(図6参照)。
内側ローラ部10は、径方向の内側から外側に順に配置された支持層11、スポンジ層12及び保護層13を有する。
外側ローラ部15は、径方向の内側から外側に順に配置された電磁誘導発熱層16、弾性層17及び離型層18を有する。
また、電磁誘導発熱層16は、樹脂に発熱粒子を分散させたものを用いてもよく、電磁誘導発熱層16に、樹脂ベースのものを用いることによって、記録材Pの分離性を一層よくすることができる。
温度センサ6には制御回路5が接続され、制御回路5は、温度センサ6から入力される定着ローラ1の表面温度検出信号に基づいて、定着ローラ1の加熱と温調制御を行う。
具体的に述べると、制御回路5は、温度センサ6からの信号に基づいて、高周波コンバータ4を制御し、高周波コンバータ4にて励磁コイル31への電力供給を増減させることで、定着ローラ1の表面温度が定着に要求される所定の一定温度になるように自動制御する。
ニップNを通過した記録材Pは、定着ローラ1から分離して排出搬送される。
定着ローラ1の表面に当接するように、分離爪8が配置される。この分離爪8は、記録材Pが、ニップNを通過後に、定着ローラ1の表面に張り付いてしまった場合に、この記録材Pを定着ローラ1の表面から強制的に分離させて、紙詰まりによる故障(ジャム)発生を防止する。
そして、一対の規制部材40は、外側ローラ部15の両端を外側から挟んで、外側ローラ部15の軸方向の動きを規制する。
外側ローラ部開放領域とは、加圧ローラ2と定着ローラ1の外側ローラ部15とが接触しない領域をいう。ニップ形成領域とは、加圧ローラ2と定着ローラ1の外側ローラ部15とが接触する領域をいう。
図4は、定着ローラ51の一部の断面を示しており、図5は定着ローラ51における、後述する接着領域Z1を、加圧ローラとともに示している。
外側ローラ部15は、図1の定着ローラ1の外側ローラ部15と同様に、径方向の内側から外側に順に配置された電磁誘導発熱層16、弾性層17及び離型層18を有している。
内側ローラ部10は、径方向の内側から外側に順に配置された支持層11及びスポンジ層12を有する。これらは、図1に示す定着ローラ1の内側ローラ部10の支持層11及びスポンジ層12と実質上同じものである。ここでの内側ローラ部10は図1の定着ローラ1の内側ローラ部10における保護層13を有していない。
磁束発生装置3は磁性体コア32及び励磁コイル31を有し、励磁コイル31は記録材Pの搬送方向と直交する幅方向に長く伸びた形状に巻回された構成であり、励磁コイル31両端の屈曲部の内側部間距離Lc1を定着ローラ1の全長L1より長く設定している。
Lc1≧L1>L2>Lpとすることにより、耐久性を維持しながら、記録材Pの幅方向にわたり均一なトナー 像加熱処理が可能になり、また、省スペースを考えた場合の励磁コイル31、定着ローラ1、加圧ローラ2、記録材Pの配置関係が最適化される。
したがって、装置のコンパクト化、省スペース化を可能とした定着装置及び画像形成装置を提供することができようになる。
但し、定着ローラ1のみに着目すれば、定着ローラ1の長手方向(軸方向)では、中央部と比べて端部で放熱面積が大きく、放熱量が大きくなってしまうので、図7における定着ローラ1の全長L1の端部付近では、中央部より若干温度が下がる傾向にある。
均熱ローラ50は、本例では低熱容量のもので、定着ローラ1及び加圧ローラ2の軸方向の熱分布を均一にならすために圧接させるためのもので、特に小サイズ幅の記録材を連続的に通過させる場合における定着ローラ1及び加圧ローラ2の、記録材が通過しない領域(非通紙領域)の過昇温を抑制することができる。
10:内側ローラ部
11:支持層
12:スポンジ層
13:保護層
14:接着剤(移動抑制部の例)
15:外側ローラ部
16:電磁誘導発熱層
17:弾性層
18:離型層
2:加圧ローラ
21:支持層
22:スポンジ層
23:離型層
25:接触面
3:磁束発生装置
31:励磁コイル
32:磁性体コア
9:駆動手段
40:規制部材(移動抑制部の例)
Z1:接着領域
P:記録材
t:未定着像
L1:定着ローラ全長
L2:加圧ローラ全長
Lc1:コイル31の両端屈曲部の内側部間の距離
Lp:最大幅サイズ記録材の搬送幅
Lcore:励磁コア設置幅
Claims (4)
- 電磁誘導発熱層を有する、回転可能の定着ローラと、該定着ローラに圧接される、回転可能の加圧ローラと、前記定着ローラの電磁誘導発熱層を電磁誘導発熱させるための磁束発生装置とを備えており、前記磁束発生装置の発生磁束によって前記定着ローラの電磁誘導発熱層を発熱させ、該定着ローラ及び前記加圧ローラ間のニップ部に、トナー像を保持する記録材を通過させることで、該トナー像を該記録材に溶融定着させることができ、前記定着ローラは、前記電磁誘導発熱層を有する外側ローラ部と、該外側ローラ部内に挿入された、スポンジ層を有する内側ローラ部とを含んでおり、前記外側ローラ部の前記内側ローラ部に対するローラ回転中心軸線方向への移動を抑制する移動抑制部が、該外側ローラ部の少なくとも片側端部に対して設けられている定着装置であり、
前記磁束発生装置は磁性体コア及び励磁コイルを有しており、
該励磁コイルは、前記記録材の搬送方向と直交する方向に長く延びる形状に巻回形成されており、
該励磁コイルの、前記記録材搬送方向と直交する方向における両端屈曲部の内側部間の距離Lc1と、前記定着ローラの回転中心軸線方向の全長L1と、前記加圧ローラの回転中心軸線方向の全長L2と、トナー像定着処理可能の記録材サイズのうち最大サイズの記録材の、搬送方向と直交する方向の搬送幅Lpとが、
Lc1≧L1>L2>Lpの関係を満たしており、
前記移動抑制部は、前記外側ローラ部の回転中心軸線方向における端部と前記内側ローラ部との間に配置されて該外側ローラ部及び内側ローラ部を該外側ローラ部の端部の接着領域で接着する接着剤であり、
該接着剤による接着領域は、該外側ローラ部における、前記加圧ローラとは接触しない領域に設定されていることを特徴とする定着装置。 - 前記加圧ローラに回転可能に接触せしめられる均熱ローラをさらに備えており、該均熱ローラの回転中心軸線方向における全長L3が前記加圧ローラの全長L2以上である請求項1記載の定着装置。
- 前記均熱ローラを加熱する熱源をさらに備えている請求項2記載の定着装置。
- 前記磁束発生装置における磁性体コアの設置幅Lcoreが、前記L2>Lcore≧前記Lp又は前記L2≧Lcore>前記Lpである請求項1、2又は3記載の定着装置。
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