JP2014066806A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着部から用紙を分離させるための送風を適度な風量且つ風速で安定的に行うこと。
【解決手段】画像形成装置1において、制御部100は、用紙がニップ部Nを通過する通紙期間用のファンモーター駆動条件を、分離用ファンモーター621の個体差に基づいて設定し、設定されたファンモーター駆動条件を、通紙期間中、固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、エア分離方式の定着装置を備えた画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置(プリンター、複写機及びファクシミリ等)は、帯電した感光体に対し画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することで静電潜像を形成する。そして、画像形成装置は、この静電潜像にトナーを付着させることで形成されるトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させ、そのトナー像を加熱及び加圧により用紙に定着させることで用紙に画像を形成する。
この画像形成装置において上記の定着を行う定着装置には、トナー像を加熱する加熱部(例えば定着ベルト)に用紙が巻き付くことに起因する定着不良を防ぐために、ニップ部を通過した用紙の先端に向けて送風するエア分離部が装備されることがある。特に、坪量の小さい薄い用紙は加熱部に巻き付きやすいため、このような用紙に対しては高速のエアを吹き付けることが要求される。このような要求に対処すべく、エア分離部には通常、エア出口がエア入口よりも大幅に絞られた形状をもつダクトが設けられる。
ここで、エア分離部には、エア源としてコンプレッサーを用いるコンプレッサー式のものと、エア源としてファンモーターを用いるファン式のものと、が知られている(例えば特許文献1、2参照)。
コンプレッサー式とファン式とを対比すると、サイズを小型化できる点、製造コストを安く抑えられる点、及び騒音が小さい点では、ファン式が有利である。しかしながら、ファン式では、コンプレッサー式に比べて静圧が著しく低いため、用紙分離を生じさせる風速を得るために必要な風量が著しく大きくなり、そして、これに伴い加熱部の熱損失も大きくなる。また、風量が大きい場合、ニップ部を通過した用紙がばたついて、その結果として用紙に皺が発生したり、排紙経路に用紙が詰まって排紙ができなくなったりする虞がある。したがって、用紙分離を生じさせる風速を得るに必要な風量が確保されているだけでなく、上記の熱損失及び用紙ばたつきといった副作用を生じさせない程度に風量が抑制されていることが、重要である。
エア源からのエアを適量に調整するための技術は、例えば特許文献3に開示されている。特許文献3に開示された定着装置は、エア流路において圧力センサーによりエアの圧力を測定し、この圧力測定値に基づくフィードバック制御によりエアの風量を適正化する。
特開平10−265067号公報 特開平11−157678号公報 特開2008−197654号公報
しかしながら、従来のファン式のエア分離部においては、エア出口が大幅に絞られていることによって、ダクト内を流通するエアに大きな圧力損失が発生する。このような状態でエアの圧力測定値に基づくフィードバック制御を行っても、制御応答性が良好ではないため、風速を安定させることは容易ではない。このように、ニップ部を通過する用紙に対して吹き付けるエアの風速が安定せずに変動すると、加熱部から分離された用紙の姿勢がばたつき、排紙経路内でジャム発生の虞がある。
本発明の目的は、定着部から用紙を分離させるための送風を適度な風量且つ風速で安定的に行うことができる画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
未定着のトナー像を有する用紙を加熱する加熱部と、前記用紙を挟持して搬送するニップ部を形成する加圧部と、を有し、前記未定着のトナー像を前記用紙に定着させる定着部と、
エアフローを生成するファンモーターと、生成されたエアフローの流路を成すダクトと、を有し、前記ニップ部から排出された前記用紙に対して前記ダクトから送風することにより、前記加熱部から前記用紙を分離させるエア分離部と、
前記ファンモーターに印加される電圧の電圧レベル又は電圧デューティーを含むファンモーター駆動条件を用いて前記ファンモーターを制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記用紙が前記ニップ部を通過する通紙期間用のファンモーター駆動条件を、前記ファンモーターの個体差に基づいて設定し、設定されたファンモーター駆動条件を、前記通紙期間中、固定する。
本発明によれば、定着部から用紙を分離させるための送風を適度な風量且つ風速で安定的に行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示す図 本実施の形態に係る画像形成装置内の定着装置の構成を示す図 分離用ファンモーターの個体差に基づくファンモーター駆動条件の校正制御動作を説明するためのフロー図 基準ファンモーターの回転速度と基準ファンモーターからのエアフローの風速及び風量との関係を示す図 分離用ファンモーターの起動時間を示す図 検出用電圧デューティーと分離用ファンモーターの回転速度との関係を示す図 用紙の剛性に基づくファンモーター駆動条件の校正制御動作を説明するための図 分離用ファンモーターが交換されたことを検知する機構を説明するための図 分離用ファンモーターが新品であることを検知する機構を説明するための図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図であり、図2は同装置の制御系の主要部を示す図である。
図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体上に形成されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(ブラック)の各色トナー像を中間転写体に転写(一次転写)し、中間転写体上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙に転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、CMYKの4色に対応する感光体を中間転写体の走行方向に直列配置し、中間転写体に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図1、2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、搬送部50、定着装置60、及び制御部100を備えている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102及びRAM(Random Access Memory)103等を備えている。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されているLUT(Look Up Table)等の各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)又はハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙に画像を形成する。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置(スキャナー)12等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿D又はコンタクトガラス上に載置された原稿Dを光学的に走査し、原稿Dからの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面及び各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー及びスタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備えている。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正及びシェーディング補正等の各種補正処理、並びに圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分及びK成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、及び中間転写ユニット42等を備えている。
Y成分、M成分、C成分及びK成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備えている。
感光体ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)及び電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層することで構成された、光導電性を有する感光体である。感光体ドラム413は、例えば負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。レーザー光の照射により感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されると、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。その結果、感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、各色成分の現像剤(例えば、小粒径のトナーと磁性体とからなる二成分現像剤)を収容しており、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレードを有する。一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーは、ドラムクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
中間転写ユニット42(転写装置)は、中間転写体となる中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、二次転写ローラー423、駆動ローラー424、従動ローラー425、及びベルトクリーニング装置426等を備えている。
中間転写ベルト421は、無端状ベルトで構成され、駆動ローラー424及び従動ローラー425に張架される。中間転写ベルト421は、駆動ローラー424の回転により矢印A方向に一定速度で走行する。一次転写ローラー422によって、中間転写ベルト421が感光体ドラム413に圧接されると、中間転写ベルト421に各色トナー像が、相互に重なるように順次転写される(一次転写)。そして、中間転写ベルト421が二次転写ローラー423によって用紙Sに圧接されると、中間転写ベルト421に転写されたトナー像が用紙Sに転写される(二次転写)。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレードを有する。二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残存する転写残トナーは、ベルトクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
定着装置60は、中間転写ベルト421から転写された時点では未定着であるトナー像を有する用紙Sをニップ部で加熱及び加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる(定着工程)。定着装置60は、定着部61とエア分離部62とを備えて構成されるエア分離方式の定着装置である。定着装置60の詳細な構成については後述する。
搬送部50は、給紙部51、搬送機構52、及び排紙部53等を備えている。給紙部51を構成する2つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量及びサイズ等に基づいて識別された用紙(規格用紙、特殊用紙)Sが種類別に収容される。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、レジストローラー52a等の複数の搬送ローラーを備えた搬送機構52により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー52aが配設されたレジスト部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されると共に搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に転写され、定着装置60において定着工程が施される。定着工程によりトナー像が定着された用紙Sは、排紙ローラー53aを備えた排紙部53により画像形成装置1の外部に排紙される。
ここで、定着装置60の構成について図3を用いてより具体的に説明する。
定着部61は、加熱ローラー612及び定着ローラー613に無端状の定着ベルト611が所定のベルト張力(例えば200N)で張架されて構成される上側加圧部と、加圧ローラー615で構成される下側加圧部と、を有する(ベルト加熱方式)。加圧ローラー615及び定着ローラー613はいずれも、後述する積層構成により、弾性変形可能な外周面を有する。そのため、加圧ローラー615が定着ベルト611を介して定着ローラー613に所定の定着荷重(例えば2000N)で押圧されると、各外周面が互いに押し潰されることにより、用紙搬送方向に一定のニップ幅を有するニップ部Nが形成される。すなわち、上側加圧部と下側加圧部との組合せは、用紙Sを挟持して搬送するニップ部Nを形成する加圧部を構成する。
定着ベルト611は、例えば耐熱性のポリイミドからなるフィルム基材(例えば厚さ:70μm)の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:200μm、JIS−A硬度:30°)が積層形成された構成を有する。また、弾性層の外周面に、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)又はPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系樹脂からなる表層が積層形成される場合もある。
定着ベルト611は、トナー像が形成された用紙Sに接触して、この用紙Sを定着温度(例えば160〜200℃)で加熱する加熱部である。定着温度とは、用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、用紙Sの紙種等によって異なる。
加熱ローラー612は、定着ベルト611の温度が定着温度となり、ひいては用紙Sが定着ベルト611によって定着温度で加熱されるように、定着ベルト611を加熱する。加熱ローラー612は、例えばアルミニウム等からなる円筒状の芯金の外周面に、PTFE等からなる樹脂層が形成された構成を有する。
加熱ローラー612には、ハロゲンヒーター等の加熱源614が内蔵される。加熱源614の出力制御は、制御部100によって行われる。加熱源614によって加熱ローラー612が加熱され、その結果、定着ベルト611が加熱される。
なお、定着ベルト611が電磁誘導加熱(IH:Induction Heating)により加熱される、誘導加熱方式が採用されていても良い。
定着ローラー613は、例えば鉄等からなる円柱状の芯金(例えば外径:50mm)の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:17mm、JIS−A硬度:10°)と、PTFE等のフッ素系樹脂からなる表層が順に積層形成された構成を有する。定着ローラー613の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、回転数等)は、制御部100によって行われる。
加圧ローラー615は、例えば鉄等からなる円柱状の芯金(例えば外径:76mm)の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:2mm、JIS−A硬度:30°)と、PFAチューブからなる表層(例えば厚さ:30μm)が順に積層形成された構成を有する。加圧ローラー615は、定着ベルト611を介して定着ローラー613に圧接する位置と、定着ローラー613及び定着ベルト611から離間する位置と、の間で変位可能に支持されており、圧接状態と離間状態との切り替えを行うことが可能である。加圧ローラー615の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、回転数等)は、制御部100によって行われる。
加圧ローラー615には、ハロゲンヒーター等の加熱源616が内蔵される。加圧ローラー615は、定着ベルト611の温度を安定させる(定着ベルト611からの放熱を抑制する)ために、加熱源616によって所定の温度(例えば80〜120℃)に保持される。加熱源616の出力制御は、制御部100によって行われる。
定着部61は、エア分離部62と共に筐体60aに収容されている。筐体60aによって定着部61を定着装置60の外部から隔てることにより、定着ベルト611の温度を安定的に保持することができる。
エア分離部62は、ファンモーター621及びダクト622を備える。なお、以下の説明では、ファンモーター621を、画像形成装置1の外部への排気のために画像形成装置1に装備される排気用送風部としての排気用ファンモーター(図示せず)及び後述する基準ファンモーターと区別するため、「分離用ファンモーター621」という。
分離用ファンモーター621は、例えばシロッコファン(例えば最大静圧1200Pa)である。分離用ファンモーター621は、制御部100による制御の下、エアフローを生成する。すなわち、制御部100は、適宜制御された電圧レベル又は電圧デューティー(ファンモーター駆動条件)を有する電圧を分離用ファンモーター621に印加することによって、分離用ファンモーター621を駆動してエアフローを生成させる。
ダクト622の基端部の開口は、分離用ファンモーター621の側面に形成された送風口621aと連通しており、これにより、分離用ファンモーター621により生成されたエアフローはダクト622内に流入する。また、ダクト622の先端部のエア吐出口622aは、定着ローラー613の接線方向に沿って且つ所定のエア吹き付けポイントに向けて配置されている。なお、エア吹き付けポイントは、ニップ部Nの用紙搬送方向後端部近傍の、定着ローラー613上の所定位置(例えばニップ部Nの後端部から15mmの位置)である。また、ダクト622は、エア吐出口622aが定着ローラー613の接線方向に沿って且つ所定のエア吹き付けポイントに向いている送風位置と、ダクト622がこの送風位置から退避してエア吐出口622aがエア吹き付けポイントに向いていない退避位置と、の間で変位可能である。
したがって、分離用ファンモーター621が駆動されたとき、分離用ファンモーター621によりエアフローが生成され、ダクト622内に流入する。そして、エアフローの流路を成すダクト622内を流通したエアは、エア吐出口622aからエア吹き付けポイントに向けて流出する。よって、用紙Sがニップ部Nを通過する通紙期間においては、ニップ部から排出された用紙Sに対してダクト622からエアの吹き付け(送風)が行われ、その結果として、用紙Sが定着ベルト611から分離される。
ダクト622は、用紙分離性能を確保すべくエアを高速で吹き付けることができるように、基端部に対して先端部が大幅に絞られた形状を有する。基端部の開口に対する先端部のエア吐出口622aの面積比は、例えば1/20程度である。
なお、用紙分離性能を確保するには、エアが定着ローラー613の軸方向において一様に送風されることが好ましい。そのために、エア分離部62においては、複数(例えば3個)の分離用ファンモーター621及び同数のダクト622が、定着ローラー613の軸方向に並設されても良い。
定着ベルト611から分離された用紙Sは、ガイド631に沿って搬送され、カール矯正ローラー(デカーラー)632aによってカールを矯正され、その後、排出ローラー632bによって定着装置60から排出される。
以上、画像形成装置1の全体構成及び定着装置60の構成について説明した。なお、定着部61は、本実施の形態ではベルト加熱方式の構成を採っているが、ローラー加熱方式の構成であっても良い。ローラー加熱方式の場合、つまり加熱部が定着ローラー613で構成される場合は、定着ローラー613にハロゲンヒーター等の加熱源が内蔵され、定着ベルト611及び加熱ローラー612は省略される。また、画像形成装置1の構成は、ニップ部Nでの加熱及び加圧を伴う定着工程を実行する定着装置60と、定着装置60を制御する制御部100と、を含むものであれば、如何なる構成であっても良い。
次いで、ファンモーター駆動条件の校正制御について説明する。なお、ここでは、校正対象のファンモーター駆動条件が電圧デューティーである場合を例にとって説明する。
ファンモーター駆動条件の校正制御動作は、ニップ部Nから排出された用紙Sへの送風に備えて行われるものであるから、用紙Sがニップ部Nを通過する通紙期間と異なる期間、つまり用紙Sがニップ部Nを通過しない期間において行われることが好ましい。例えば、校正制御動作は、画像形成装置1の電源投入後であって最初の通紙期間までの間に実行される。画像形成装置1が例えばプロダクションプリント向けである場合は通常、その電源投入後に行われる定着部61のウォームアップ動作に数十秒から数分の時間が必要である。これに対し、後述する校正制御動作は、数秒から十数秒の短時間で完了することができる。よって、画像形成装置1の電源投入後、最初の印字動作を遅延させることがない。また、校正制御動作を画像形成装置1の電源投入の度に実行することが可能となるため、制御上簡便である。また、校正制御動作を画像形成装置1の電源投入の度に実行することで、分離用ファンモーター621の経年劣化が生じても常時適切にファンモーター駆動条件の校正を行うことができる。
以下、ファンモーター駆動条件の構成制御動作を、分離用ファンモーター621の個体差に基づいて行う場合について説明する。
一般的なファンモーターでは、製造時に生じる個体差、つまり印加電圧に対する単位時間あたり回転数(回転速度)のばらつきが、一定程度許容されている。したがって、特定の電圧レベル或いは特定の電圧デューティーで電圧印加が行われた場合、あるファンモーターでは適度な風速が得られるが、別のファンモーターでは風速が足りず、さらに別のファンモーターでは風速が過剰となる可能性がある。しかも、回転速度のばらつきとして現れるファンモーターの個体差は通常、ファンモーターの経年劣化に従って変化し、回転速度は徐々に低下する。
すなわち、適度な風速及び風量を得るためのファンモーター駆動条件は、ファンモーターの個体差に依存するという問題がある。
図4は、かかる問題を解決することができる、分離用ファンモーター621の個体差に基づくファンモーター駆動条件の校正制御動作を説明するためのフロー図である。
まず、ステップS100では、制御部100は、複数の検出用電圧デューティーを有する電圧を分離用ファンモーター621に順次印加して分離用ファンモーター621を駆動する。なお、校正制御動作の簡便化のため、これら複数の検出用電圧デューティーのうちの1つには、所定の初期基準デューティーに等しい値が選択される。
なお、電圧デューティーが可変設定されるこの校正制御動作では、分離用ファンモーター621に印加される電圧の電圧レベルは、定格電源電圧に等しいかそれよりも低い、一定値である。また、電圧デューティーの可変設定は、従来周知のPWM(Pulse Width Modulation)制御によって実現可能である。
ここで、検出用電圧デューティーの上限値及び下限値は、分離用ファンモーター621と同一構成を有する基準ファンモーターを定着装置60と同一構成を有する環境で動作させる実験によって予め決められている。図5は、実験結果として得られた、基準ファンモーターの回転速度と、基準ファンモーターにより生成されたエアフローの風速及び風量と、の関係の一例を示す図である。この例では、基準ファンモーターが回転速度8200rpmで回転するとき、風速23m/sが得られる。風速23m/sは、用紙分離に必要な最低限の値であり、そのため、回転速度は8200rpm以上であることが好ましい。よって、検出用電圧デューティーの下限値は、8200rpmで基準ファンモーターを回転させる電圧デューティーに等しい値に定められる。また、この例では、基準ファンモーターの回転速度が9800rpmを超過するとき、870L/min以上の過剰な風量が得られ、その結果、定着ベルトの熱損失等の副作用が顕著となる。そのため、回転速度は9800rpm以下であることが好ましい。よって、検出用電圧デューティーの上限値は、9800rpmで基準ファンモーターを回転させる電圧デューティーに等しい値に定められる。このようにして検出用電圧デューティーとして設定可能な範囲を制限することにより、実用に適さない風速或いは風量での送風を行わせることなくファンモーター駆動条件の校正制御動作を実行することができる。
また、初期基準デューティーは、後述するステップにおいて、上記の下限値及び上限値の間で補正される値である。よって、上方向の補正幅と下方向の補正幅をバランス良く確保するために、初期基準デューティーは、上記の下限値8200rpm及び上限値9800rpmの間の中心値9000rpm(基準回転速度)で基準ファンモーターを回転させる電圧デューティーに決められる。本例では、初期基準デューティーは70%であるとする。
そして、ステップS110では、制御部100は、各検出用電圧デューティーでの電圧印加時の分離用ファンモーター621のFG(Frequency Generator)信号を用いて回転速度を測定する。FG信号は、分離用ファンモーター621に装備されたFG回路(図示せず)によって生成される信号であって、分離用ファンモーター621の回転速度に比例する周波数を有する信号である。よって、分離用ファンモーター621から検出されるFG信号の周波数を換算することで、簡単に分離用ファンモーター621の回転速度を測定することができる。
ここで、基準ファンモーターを用いた実験により把握された、分離用ファンモーター621の起動時間を、図6に示す。分離用ファンモーター621の回転速度は、電圧印加開始後約2秒程度で安定状態に至り、その後は安定状態が電圧印加停止時まで持続することが、図6から分かる。したがって、ステップS110で制御部100により取得される測定回転速度は、各検出用電圧デューティーでの電圧印加開始から2秒経過時点での分離用ファンモーター621の回転速度、又はその時点から数秒間(例えば3秒間)での分離用ファンモーター621の回転速度の平均値であることが、好ましい。
また、分離用ファンモーター621の回転速度は、圧力損失の元になる通風抵抗の大きさによって異なることが、知られている。よって、いずれも通風抵抗の大きさに影響する、加圧ローラー615の位置(つまり加圧部の状態)、ダクト622の位置、及びダクト622周辺のエアフローは、校正制御動作の場合と印字動作の場合とで同一であることが望ましい。したがって、校正制御動作が行われるとき、制御部100は、加圧部を離間状態から圧接状態に切り替えさせると共に、ダクト622を退避位置から送風位置に移動させる。ただし、ダクト622周辺のエアフローは排気用ファンモーターの作動により不安定化して校正精度を低下させる虞があるため、制御部100は、印字動作中は作動させる排気用ファンモーターを、校正制御動作中は停止させる。
図7は、各検出用電圧デューティーに対する分離用ファンモーター621の測定回転速度を示す図である。図7において、例えば検出用電圧デューティーが初期基準デューティーと同じ70%である場合、分離用ファンモーター621の測定回転速度は、基準ファンモーターの基準回転速度9000rpmと異なり、8000rpmである。すなわち、基準回転速度に対する測定回転速度の差分である−1000rpmが、分離用ファンモーター621の個体差である。制御部100はこのようにして分離用ファンモーター621の個体差を検出する。分離用ファンモーター621の個体差を示す指標として、基準回転速度に対する測定回転速度の差分が使用されるため、分離用ファンモーター621の個体差の検出は定量的であり、したがって、後述する初期基準デューティーの補正を数値計算によって簡単に行うことができる。
ステップS120では、制御部100は、ステップS110での測定結果、つまり各検出用電圧デューティーと各測定回転速度との関係から、分離用ファンモーター621の回転速度の変化に対する検出用電圧デューティーの変化の割合を算出する。制御部100は、算出された割合を、初期基準デューティーの補正係数として決定する。例えば、回転速度の+1rpmの変化に対する検出用電圧デューティーの変化が+0.014パーセンテージポイントである場合、初期基準デューティーの補正係数は0.014となる。
そして、ステップS130では、制御部100は、検出された分離用ファンモーター621の個体差を表す値(−1000)に、決定された補正係数(0.014)を乗算する。これらの積である−14は、基準回転速度に等しい9000rpmで分離用ファンモーター621を回転させるには、分離用ファンモーター621に印加する電圧の電圧デューティーが14パーセンテージポイントだけ不足している、ということを意味している。したがって、制御部100は、この不足分を、初期基準デューティーの補正量として決定する。
そして、ステップS140では、制御部100は、初期基準デューティーに補正量を加算することで、分離用ファンモーター621に固有である個別基準デューティーを算出する。例えば、上記のように補正量が14パーセンテージポイントに決定された場合、分離用ファンモーター621の個別基準デューティーは、70+14=84[%]となる。
このように、本実施の形態によれば、制御部100は、分離用ファンモーター621の個体差に基づいて個別基準デューティーを決定することができる。そして、制御部100は、この個別基準デューティーを、用紙Sがニップ部Nを通過する通紙期間用の電圧デューティーとして設定することができる。すなわち、分離用ファンモーター621の個体差に応じて適切に設定された電圧デューティーによる分離用ファンモーター621の制御を通紙期間において行うことができる。したがって、定着部61の定着ベルト611から用紙Sを分離させるための送風を、適度な風量且つ風速で行うことができる。さらに、本実施の形態によれば、風速或いは風量をむしろ不安定化させる虞のあるフィードバック制御は行われず、制御部100は、分離用ファンモーター621の制御に用いる電圧デューティーを、通紙期間中、この個別基準デューティーに固定する。したがって、適度な風量且つ風速での送風を、安定化させることができる。
なお、決定された個別基準デューティーが100[%]を超えた場合、制御部100は、通紙期間において分離用ファンモーター621の制御に用いる電圧デューティー、つまり通紙期間用の電圧デューティーを100[%]に制限する。実用可能な電圧デューティーの最大値は100[%]だからである。なお、校正対象のファンモーター駆動条件が電圧レベルである場合、個別基準デューティーと同様の手順で電圧の初期基準レベルから算出可能な個別基準レベルが分離用ファンモーター621の定格電圧を超える可能性がある。このときは、制御部100は個別基準レベルを分離用ファンモーター621の定格電圧に等しい値に制限する。分離用ファンモーター621の破損を防止するためである。
このような制限が行われた場合、使用中の分離用ファンモーター621はもはや、必要なエアフローを生成することができない。よって、制御部100が、排紙不良発生の可能性を示すメッセージ又は分離用ファンモーター621の交換を要求するメッセージを表示部21に表示させて、分離用ファンモーター621の交換等、適切なメンテナンス作業をユーザー等に促すことが好ましい。
また、図4に示す構成制御動作においては、複数の検出用電圧デューティーが用いられているが、簡易的に、1つの検出用電圧デューティー、つまり初期基準デューティーだけを用いても良い。この変形例の場合、電圧デューティーと回転速度との関係を基準ファンモーターを用いた実験により予め取得しておき、基準ファンモーターで予め取得されたその関係を、分離用ファンモーター621で新たに取得された初期基準デューティーと測定回転速度との関係と併用するようにしても良い。この変形例は、図4に示す例に比べて測定時間が短縮化される点で有利であり、図4に示す例は、この変形例に比べて校正精度が向上する点で有利である。
ところで、上記の分離用ファンモーター621の個体差に基づくファンモーター駆動条件の校正制御動作に加えて、制御部100は、用紙Sの剛性に基づくファンモーター駆動条件の校正制御動作を行っても良い。用紙Sの剛性によって、分離に必要な風速は異なり、例えば腰が弱い用紙ほど強い風が必要となるからである。用紙Sの剛性は主として用紙Sの坪量及び紙種によって決まる。そこで、制御部100は、通紙期間において分離用ファンモーター621の制御に個別基準デューティーをどの程度利用するかを示す利用度を、予め判別されている用紙Sの坪量及び紙種に応じて決定する。図8に示すように、例えば、用紙Sが坪量55〜61[g/m]のコート紙である場合、利用度は100[%]となり、用紙Sが坪量92〜105[g/m]の普通紙である場合、利用度は90[%]となる。したがって、個別基準デューティーが84[%]と仮定すると、用紙Sの剛性が比較的低い前者の場合、通紙期間用の電圧デューティーは、84×100=84[%]に設定される。一方、後者の場合、通紙期間用の電圧デューティーは、84×90=75.6[%]、つまり前者よりも低い値に設定されるが、用紙Sの剛性が比較的高いので、比較的弱い送風でも確実に用紙Sを定着ベルト611から分離させることができる。また、用紙Sが普通紙の場合は、コート紙よりも剛性が高いので、さらに送風を省力化することができる。
なお、図8において利用度0[%]は、個別基準デューティーが全く利用されないことを意味する。利用度0[%]は、剛性が非常に高い用紙Sに対してのみ適用される。利用度0[%]が適用されると、分離用ファンモーター621が駆動されず送風自体が行われないこととなる。しかしながら、用紙Sの剛性が非常に高いことを利用して、送風なしでも確実に用紙Sを定着ベルト611から分離させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
上記実施の形態は、種々変更して実施することができる。例えば、分離用ファンモーター621の個体差に基づく校正制御動作の実行の時期は、画像形成装置1の電源が投入されたときでなくても良い。分離用ファンモーター621が交換されたときのみ、或いは分離用ファンモーター621が新品であるときのみ、上記の校正制御動作を実行した場合でも、分離用ファンモーター621の製造時に生じる初期的な個体差には対処することができる。
分離用ファンモーター621の交換は、例えば図9に例示する機構によって検知することができる。
この例では、図9(a)に示すように、画像形成装置1の本体背面に開口部が設けられている。また、図示しないが定着装置60の筐体60aの背面にも開口部が設けられている。これらの開口部は、3個の分離用ファンモーター621が内部に並設されているファンユニット710の挿抜が可能な開口部である。画像形成装置1は、これらの開口部を介してファンユニット710を定着ローラー613の軸方向に沿って挿抜することができるように構成されている。画像形成装置1の本体背面の開口部近傍には、図9(b)に示すファンユニット検知部720が配置されている。ファンユニット検知部720は、アクチュエーター722及びフォトカプラー724を備えている。アクチュエーター722は、ローラー722aと、ローラー722aの軸(ローラー軸)722bに対して垂直に延在するようにローラー軸722bに連結され、ローラー722aと共に回動可能な遮光部材722cと、を有する。
ファンユニット710が開口部から画像形成装置1内部に挿入されると、ローラー722aがファンユニット710のケースによって摩擦駆動され、これに従って遮光部材722cが回動する。この回動動作は、図示しないストッパーにより制限されて、フォトカプラー724内の光路を遮断する位置で停止する。その後、画像形成装置1の電源が投入されてフォトカプラー724内の発光素子が発光したとき、遮光部材722cが遮光するため、フォトカプラー724は、遮光部材722cが回動したこと、つまりファンユニット710が挿入されたことを、検知することができる。制御部100は、フォトカプラー724からこの検知信号を受信することで、ファンユニット710の交換、つまり分離用ファンモーター621の交換が行われたことを検知することができる。
なお、次回の交換検知のために、交換検知が一度行われた後、例えば校正制御動作が一度行われた後に、図示しないモーターでローラー722aを逆回転させて遮光部材722cを初期の位置(図9(b)では破線の位置)に戻しておくことが好ましい。或いは、ファンユニット710を取り外すときにローラー722aをファンユニット710のケースとの摩擦によって逆回転させるようにしても良い。
分離用ファンモーター621が新品であることは、例えば図10に例示する機構によって検知することができる。
この機構は、分離用ファンモーター621が使用済みか未使用か、言い換えれば、図10(a)に示す分離用ファンモーター621のローター軸621bが回転済みか未回転かを、電気的に検知するものである。より具体的には、図10(b)に示すように、所定位置に固定された固定端732aと、絶縁シート734が被せられており、ローター軸621bとの間で絶縁シート734を挟み込みローター軸621bに押し付ける自由端732bと、を有する電極732が用いられる。また、導通測定部736は、電極732とローター軸621bとの導通を測定する。
分離用ファンモーター621が未使用であれば、絶縁シート734の存在によって、電極732とローター軸621bとが直接接触することがないため、導通測定部736では、非導通状態が検知される。制御部100は、導通測定部736からこの検知信号を受信することで、分離用ファンモーター621が新品であることを検知することができる。
一旦、分離用ファンモーター621が回転すると、絶縁シート734がローター軸621bに引き摺られ、自由端732bから剥ぎ取られて脱落することにより、電極732がローター軸621bに直接接触する。その結果、導通測定部736では、導通状態が検知される。制御部100は、導通測定部736からこの検知信号を受信することで、分離用ファンモーター621が使用済みで、新品ではないことを検知することができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 搬送部
60 定着装置
61 定着部
611 定着ベルト
612 加熱ローラー
613 定着ローラー
614、616 加熱源
615 加圧ローラー
62 エア分離部
621 分離用ファンモーター
621a 送風口
622 ダクト
622a エア吐出口
100 制御部
N ニップ部
S 用紙

Claims (15)

  1. 未定着のトナー像を有する用紙を加熱する加熱部と、前記用紙を挟持して搬送するニップ部を形成する加圧部と、を有し、前記未定着のトナー像を前記用紙に定着させる定着部と、
    エアフローを生成するファンモーターと、生成されたエアフローの流路を成すダクトと、を有し、前記ニップ部から排出された前記用紙に対して前記ダクトから送風することにより、前記加熱部から前記用紙を分離させるエア分離部と、
    前記ファンモーターに印加される電圧の電圧レベル又は電圧デューティーを含むファンモーター駆動条件を用いて前記ファンモーターを制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記用紙が前記ニップ部を通過する通紙期間用のファンモーター駆動条件を、前記ファンモーターの個体差に基づいて設定し、設定されたファンモーター駆動条件を、前記通紙期間中、固定する、
    画像形成装置。
  2. 前記制御部は、検出用のファンモーター駆動条件に従って電圧が前記ファンモーターに印加されたときに測定される前記ファンモーターの測定回転速度と、基準回転速度と、の差分を前記ファンモーターの個体差として検出する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出用のファンモーター駆動条件に含まれる検出用の電圧レベル又は電圧デューティーの上限値及び下限値はいずれも、基準ファンモーターを用いた実験により予め決められている、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記加圧部は、圧接状態と離間状態との切り替えを行い、
    前記制御部は、前記ファンモーターの個体差を検出するとき、前記加圧部を前記離間状態から前記圧接状態に切り替えさせる制御を行う、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記ダクトは、送風位置と退避位置との間で変位可能であり、
    前記制御部は、前記ファンモーターの個体差を検出するとき、前記ダクトを前記退避位置から前記送風位置に移動させる制御を行う、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 外部への排気のためのエアフローを生成する排気用送風部をさらに有し、
    前記制御部は、前記ファンモーターの個体差を検出するとき、前記排気用送風部を停止させる制御を行う、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記測定回転速度は、前記検出用のファンモーター駆動条件に従って電圧が前記ファンモーターに印加されてから所定時間が経過した時点での前記ファンモーターの回転速度、又は前記所定時間が経過した後の前記ファンモーターの回転速度の平均値である、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記通紙期間と異なる期間において前記ファンモーターの個体差を検出する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記画像形成装置の電源投入後であって最初の通紙期間までの間に、前記ファンモーターの個体差を検出する、
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記ファンモーターの交換が検知されたとき、前記ファンモーターの個体差を検出する、
    請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記ファンモーターが新品であるとき、前記ファンモーターの個体差を検出する、
    請求項8に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、複数の検出用のファンモーター駆動条件と、これらの各条件に従って電圧が前記ファンモーターに印加されたときの前記ファンモーターの測定回転速度と、の関係に基づいて、前記基準回転速度に対応する基準ファンモーター駆動条件の補正係数を決定し、検出された個体差と、決定された補正係数と、に基づいて、前記基準ファンモーター駆動条件の補正量を決定する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記通紙期間用のファンモーター駆動条件を、前記用紙の剛性に基づいて設定する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 検出された個体差に基づく補正により得られたファンモーター駆動条件が、前記ファンモーターの定格電圧又は100%を超えた場合、前記制御部は、前記通紙期間用のファンモーター駆動条件を、前記定格電圧に等しい値又は100%に制限する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  15. 前記通紙期間用のファンモーター駆動条件が前記定格電圧に等しい値又は100%に制限された場合、前記制御部は、排紙不良発生の可能性を示すメッセージ又はファンモーター交換を要求するメッセージを表示部に表示させる制御を行う、
    請求項14に記載の画像形成装置。
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