JP2003015483A - 画像形成装置及び寿命判断システム - Google Patents

画像形成装置及び寿命判断システム

Info

Publication number
JP2003015483A
JP2003015483A JP2001196214A JP2001196214A JP2003015483A JP 2003015483 A JP2003015483 A JP 2003015483A JP 2001196214 A JP2001196214 A JP 2001196214A JP 2001196214 A JP2001196214 A JP 2001196214A JP 2003015483 A JP2003015483 A JP 2003015483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
life
image forming
rotation speed
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001196214A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunsuke Nishimura
俊輔 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001196214A priority Critical patent/JP2003015483A/ja
Publication of JP2003015483A publication Critical patent/JP2003015483A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ、負荷系、及び装置の寿命を自動的に
判断して通報・警告することで、装置の不具合が生じて
からサービスマンが修理するまでの間の装置の使用不可
となる時間を減少させることが可能な画像形成装置及び
寿命判断システムの提供。 【解決手段】 用紙を搬送する搬送手段と、該搬送手段
を駆動するDCモータと、該DCモータをPWM制御す
る制御手段と、該DCモータの回転速度を検出する検出
手段とを備えた画像形成装置であって、前記DCモータ
を前記制御手段を用いて回転制御させ、前記検出手段に
より検出された回転速度を基に装置の寿命を判断する判
断手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置に設けられたD
Cモータの寿命、DCモータの負荷系の寿命、及びDC
モータの負荷系の寿命を含めた装置の寿命を自動的に判
断し、通信制御装置を通じてホストコンピュータに通報
・警告する機能を有する画像形成装置及び寿命判断シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータの故障等の判断は、モータ
を駆動して、エンコーダからのクロックが出力されない
とき、モータ停止として本体表示部にエラー表示してい
るだけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上述の従来
例では、モータの回転速度が遅くなっていてもそれを寿
命と判断しておらず、回転速度が遅くなっていることに
より招くジャム等の不具合が繰り返されることによって
始めてユーザが故障と判断して、サービスマンに通報
し、モータの修理が行われていた。そのため、装置の不
具合が生じてからサービスマンが修理するまでの間、装
置の使用不可となる時間が多いという課題があった。
【0004】本発明は、上述の状況に鑑みて成されたも
ので、モータ、負荷系、及び装置の寿命を自動的に判断
して通報・警告することで、装置の不具合が生じてから
サービスマンが修理するまでの間の装置の使用不可とな
る時間を減少させることが可能な画像形成装置及び寿命
判断システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記構成を備
えることにより上記課題を解決できるものである。
【0006】(1)用紙を搬送する搬送手段と、該搬送
手段を駆動するDCモータと、該DCモータをPWM制
御する制御手段と、該DCモータの回転速度を検出する
検出手段と、前記DCモータを前記制御手段を用いて回
転制御させ、前記検出手段により検出された回転速度を
基に装置の寿命を判断する判断手段とを備えたことを特
徴とする画像形成装置。
【0007】(2)前記判断手段は、前記DCモータを
複数の異なるデューティで回転させ、前記検出手段によ
り検出された回転速度を基に装置の寿命を判断する判断
手段であることを特徴とする前項(1)記載の画像形成
装置。
【0008】(3)用紙を搬送する搬送手段と、該搬送
手段を駆動するDCモータと、該DCモータをPWM制
御する制御手段と、該DCモータの回転速度を検出する
検出手段と、該DCモータと搬送手段とを連結する連結
手段と、前記DCモータを前記制御手段を用いて回転制
御させ、前記検出手段により検出された回転速度を基に
装置の寿命を判断する判断手段とを備えると共に、前記
連結手段により前記DCモータと搬送手段を切り離した
状態と、接続した状態とにおいて、夫々前記DCモータ
を回転させ、前記検出手段により検出された回転速度を
基に装置の寿命を判断する判断手段を備えたことを特徴
とする画像形成装置。
【0009】(4)前記判断手段は、前記連結手段によ
り前記DCモータと搬送手段を切り離した状態におい
て、前記DCモータを回転させ、前記検出手段により検
出された回転速度を基に前記DCモータの寿命を判断す
る判断手段であることを特徴とする前項(3)記載の画
像形成装置。
【0010】(5)前記判断手段は、前記連結手段によ
り前記DCモータと搬送手段を切り離した状態と、接続
した状態とにおいて、夫々前記DCモータを回転させ、
前記検出手段により検出された回転速度を基に搬送手段
の寿命を判断する判断手段であることを特徴とする前項
(3)記載の画像形成装置。
【0011】(6)前項(3)、(4)、(5)記載の
画像形成装置において、前記判断手段は、前記DCモー
タを複数の異なるデューティで回転させ、前記検出手段
により検出された回転速度を基に装置の寿命を判断する
判断手段であることを特徴とする画像形成装置。
【0012】(7)前項(1)〜(6)記載の画像形成
装置において、該画像形成装置に接続され、ホストコン
ピュータとの間で、データを送受信する為のデータ通信
手段と、前記DCモータ、前記搬送手段、及び/または
前記DCモータと搬送手段を含めた装置の寿命の判断結
果を表示する表示手段を有し、前記判断結果を前記デー
タ通信手段によって、ホストコンピュータに通報するこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0013】(8)用紙を搬送する搬送手段と、該搬送
手段を駆動するDCモータと、該DCモータをPWM制
御する制御手段と、該DCモータの回転速度を検出する
検出手段とを備え、前記DCモータを前記制御手段を用
いて回転制御させ、または前記DCモータを複数の異な
るデューティで回転させ、前記検出手段により検出され
た回転速度を基に装置の寿命を判断する判断手段とを備
えたことを特徴とする画像形成装置の寿命判断システ
ム。
【0014】(9)用紙を搬送する搬送手段と、該搬送
手段を駆動するDCモータと、該DCモータをPWM制
御する制御手段と、該DCモータの回転速度を検出する
検出手段と、該DCモータと搬送手段とを連結する連結
手段と、前記DCモータを前記制御手段を用いて回転制
御させ、前記検出手段により検出された回転速度を基に
装置の寿命を判断する判断手段とを備えると共に、前記
連結手段により前記DCモータと搬送手段を切り離した
状態と、接続した状態とにおいて、夫々前記DCモータ
を回転させ、前記検出手段により検出された回転速度を
基に装置の寿命を、また前記連結手段により前記DCモ
ータと搬送手段を切り離した状態において、前記DCモ
ータを回転させ、前記検出手段により検出された回転速
度を基に前記DCモータの寿命を、また前記連結手段に
より前記DCモータと搬送手段を切り離した状態と、接
続した状態とにおいて、夫々前記DCモータを回転さ
せ、前記検出手段により検出された回転速度を基に搬送
手段の寿命を、更に前記DCモータを複数の異なるデュ
ーティで回転させ、前記検出手段により検出された回転
速度を基に装置の寿命を判断することを特徴とする画像
形成装置の寿命判断システム。
【0015】(10)画像形成装置に接続され、ホスト
コンピュータとの間で、データを送受信する為のデータ
通信手段と、前記DCモータの寿命、前記搬送手段の寿
命、及び/または前記DCモータと搬送手段を含めた装
置の寿命の判断結果を表示する表示手段を有し、前記判
断結果を前記データ通信手段によって、ホストコンピュ
ータに通報する構成としたことを特徴とする前項(8)
または(9)記載の画像形成装置の寿命判断システム。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る画像形成装置の
実施の形態を説明する。
【0017】図1は、本発明に係る実施例における画像
形成装置の寿命判断システムの要部構成を示すブロック
図、図2は、画像形成装置のハードの構成を示すブロッ
ク図、図3は、画像形成装置のソフトの構成を示すブロ
ック図、図4は、画像形成装置の構成を示す断面模式
図、図5は、自動原稿搬送装置の構成を示す断面模式
図、図6は、モータ速度監視タスクを示すフローチャー
ト、図7は、送信タスクを示すフローチャート、図8
は、ホストコンピュータの処理手順を示すフローチャー
ト、図9(a)は、排紙モータ552を構成するDCモ
ータの速度制御の構成例を示すブロック図、(b)は、
本実施例におけるDCモータの速度制御を示すフローチ
ャート、図10は、装置、DCモータ、負荷系の寿命判
断1000を示すフローチャート、図11(a)は、装
置、DCモータの寿命判断1100を示すフローチャー
ト、(b)は、装置、DCモータの寿命判断で得られる
DCモータの特性を示す図表、(c)は、モータ特性を
用いた装置、DCモータの寿命判断手法を示す図表、図
12は、モータ特性を用いた負荷系の寿命判断手法を示
す図表である。
【0018】以下、図面を参照しながら本発明に係わる
好適な一実施例を詳細に説明する。
【0019】図1に本システムの全体の構成図を示す。
100は原稿を指定枚数コピーするための画像形成装置
であり、101は画像形成装置に接続されデータの送受
信を行うための通信制御装置、102は通信ラインであ
る公衆回線、103は公衆回線を通してデジタルデータ
の送受信を可能とするためのモデム、104は画像形成
装置から得られたデータを格納し演算処理するためのホ
ストコンピュータである。
【0020】図2は画像形成装置のソフトの構成図であ
る。図2において、200はCPUであり全体の制御を
司る。201はCPUのワーキングエリアや制御データ
の格納エリアとして使用されるRAM、202は制御プ
ログラムを格納するためのROM、203、204はセ
ンサーチェックやモータ駆動を行うためのI/O、20
5は通信制御装置と通信を行うためのI/Oである。
【0021】図3は画像形成装置のソフトの構成図であ
る。図3において、300はリアルタイムモニタであり
複数のタスクを同時に管理するためのものである。30
1は紙搬送タスクであり、1枚の紙について給紙から排
紙までを制御するタスクである。302はシーケンス管
理タスクであり画像形成装置全体の管理を行うタスクで
ある。303は通信タスクであり通信制御装置と通信を
行うためのタスクである。
【0022】図4は、実施例における画像形成装置、A
DF(自動原稿搬送装置)、管理装置の構造を示す断面
模式図である。図において、500はADF(自動原稿
搬送装置)であり、載置された原稿を1枚ずつ、或いは
2枚連続してプラテンガラス面402上の所定の位置に
給送を行う。404はスキャナであり、ランプ403、
走査ミラー405等で構成され、ADF500により原
稿台ガラス面402に載置された原稿に対して所定方向
に往復し、原稿からの反射光が走査ミラー405〜40
7を介してレンズ408を通過してイメージセンサ部4
09で結像される。
【0023】410は露光制御部であり、コントローラ
部で画像処理された画像データに基づいて変調を行い、
変調された光ビームを感光体411に照射する。41
2、413は現像器であり、感光体411上に形成され
た静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化する。
414、415は転写紙積載部であり、定型サイズの記
録媒体となる転写紙を積載収納し、この記録媒体は給紙
ローラの駆動によりレジストローラの配設位置まで給送
され、感光体411上に形成される画像との画像先端合
わせタイミングをとられた状態で再給紙される。416
は転写分離帯電器であり、感光体411上に現像された
トナー像を転写紙に転写した後、その転写紙を感光体4
11より分離する。417は定着部であり、搬送ベルト
を介して送られてきた転写紙にトナー像を定着させる。
418は排紙ローラであり、画像形成の終了した被転写
紙をトレイ420に積載排紙する。419は方向フラッ
パであり、画像形成の終了した転写紙の搬送方向をトレ
イ420と内部搬送方向に切り換え、多重/両面画像形
成プロセスに備える。通信制御装置101は、画像形成
装置の動作を決定するデータを保有しており、また、複
写枚数や送受信履歴情報等を管理する機能をも有する。
【0024】図5は、ADF500の構造を示す断面図
である。ADF500には、原稿束Sをセットする第一
の原稿トレイとしての積載トレイ510が装備されてい
る。ADF500の給送手段は、ピックアップローラ5
31、分離搬送ローラ532、分離モータSPRMTR
(不図示)と、レジストローラ535、全面ベルト53
6、ベルト・モータBELTMTR(不図示)と、搬送
大ローラ537、搬送モータFEEDMTR(不図
示)、排紙ローラ551、排紙モータ552、フラッパ
541、リサイクルレバー542、給紙センサENT
S、反転センサTRNS、排紙センサEJTS(不図
示)等から構成されている。ここで、ピックアップロー
ラ531と分離搬送ローラ532は、分離モータSPR
MTRにより回転して、積載トレイ510上の原稿束S
の最上部から原稿を1枚ずつ分離する。また、レジスト
ローラ535と全面ベルト536は、ベルト・モータB
ELTMTRにより回転して分離された原稿をシートパ
スa、bを介してプラテンガラス402上の露光位置
(シートパスc)まで搬送する。さらに排紙ローラ55
1により原稿を排紙トレイ520に排紙される。
【0025】また、両面原稿時は、搬送大ローラ537
が搬送モータFEEDMTRにより回転してプラテンガ
ラス402上の原稿をシートパスcからシートパスe
(図示略)に搬送する。このシートパスeに搬送された
原稿は、再び搬送大ローラ537によってプラテンガラ
ス402上に戻される。この処理により、原稿は反転さ
れる。原稿がプラテンガラス402に戻されたとき、露
光位置に搬送され、その後、排紙トレイ520に排紙さ
れる。
【0026】積載トレイ510には、原稿規制板(図示
せず)が設けられ、規制板を原稿に当接することにより
原稿搬送時の原稿斜行を防ぐと共に、原稿規制板には連
動するボリューム(図示せず)が接続されていて、原稿
規制板の位置に応じた電圧値を感知することにより、原
稿幅サイズを検知する。また、原稿搬送中に原稿がレジ
ストセンサ543を通過している間に原稿搬送方向の長
さを検知する。
【0027】前記二つの検知結果から、搬送される原稿
のサイズが判別され、原稿サイズデータとして本体制御
部のCPU200に送られる。原稿は排紙ローラ551
を回転駆動させることで排紙される。この排紙ローラ5
51は、DCモータで構成される排紙モータ552を駆
動させることで回転する。このDCモータ552の軸に
はスリットを設けた円盤553aと、このスリットを検
知するフォトインタラプタ553bが設けられており、
このフォトインタラプタ553bから出力されるクロッ
ク信号の周波数を検出することによって速度を検知す
る。また、クラッチ554により、排紙ローラ551へ
の排紙モータ552の駆動をオン・オフさせることがで
きる。
【0028】図6はモータ速度監視タスクのフローチャ
ートである。モータ速度を監視しており、電源がONさ
れると(S601)、カウンター値(S602)、現時
刻(S603)を取得する。次に寿命判断1000を行
い(S604)、カウンター値、現時刻、デューティ、
モータ速度を記録テーブルに格納する(S609)。も
しモータの寿命、装置の寿命、または負荷系の寿命と判
断されれば(S605)、寿命であることを記録テーブ
ルに格納し(S606)、この情報を表示することでユ
ーザに警告を促す(S607)。その後、送信タスクを
起動し、ホストに電話をかけ記録テーブルの値を送信す
る(S608)。自動的に寿命であることをサービスマ
ンに通報することにより、装置のダウンタイムを減らす
ことができ、また、ユーザの手間も減らすことができ
る。
【0029】図7は送信タスクのフローチャートであ
る。データを送信する場合には本タスクが起動され、ま
ずホストに電話をかける(S701)。その後、正常に
接続されたか否かをチェックする(S702)。もし接
続に失敗した場合には5回までリトライを行う(S70
3、S704、S709)。正常に接続された場合には
パスワードチェックを行い(S705)、Check
OKであれば(S706)、記録テーブルの内容をホス
トに送信する(S707)。データ送信完了後、回線断
処理を行い(S708)、本タスクは終了する。
【0030】図8はホストコンピュータの処理手順を示
すフローチャートである。通常ホストコンピュータ10
4はモデム103からの着信信号を待っている。着信が
あれば(S801)、パスワードチェックを行い(S8
02)、Check OKであれば(S803)、記録
データを受信する(S804)。受信完了すれば回線を
切断し(S805)、ディスプレイにモータ交換の警告
を表示し(S806)、オペレータに通知する。S80
3でCheckの結果がNOであれば、その侭回線を切
断する(S807)。
【0031】図9(a)は、排紙モータ552を構成す
るDCモータの速度制御を行うための構成図である。図
9(b)は、本実施例でのモータ速度制御のフローチャ
ートを示している。この速度制御は、モータを駆動する
ときのON デューティを変化させることによってモー
タを制御するPWM方式をとっている。CPU200か
ら出力される初期デューティをPWM駆動回路及びドラ
イバを通してモータにパルスを出力し、モータを回転駆
動する。エンコーダ553はモータの速度に比例した周
波数のクロック信号を出力する。そのクロック信号の周
波数から排紙モータ552の速度vを検出し、これと目
標速度Vとの差を基準にして、モータ駆動のONデュー
ティを加減させる。初期デューティをD0、ゲインをG
とすると、この速度制御でのONデューティは式(1)
となる。
【0032】 duty=D0+G(V−v)・・・・・・・式(1) また、このとき初期デューティD0でも駆動系を動かす
ことが可能とする。図9(b)は速度制御のフローチャ
ートである。初期デューティで排紙モータ552を駆動
させ(S901)、排紙モータ552の速度を検知する
(S902)。次に、その速度vを基に、目標速度Vと
の差を測定し(S903)、排紙モータ552が目標速
度で駆動するようにデューティを変化させ(S90
4)、PWMを出力する(S905)。また、寿命判断
を行うときは、排紙モータ552の速度とONデューテ
ィを用いて寿命判断を行う。
【0033】図10は、排紙モータ552、装置および
負荷系の寿命判断を示すフローチャートである。まず、
クラッチ554をONさせ(S1001)、排紙モータ
552に装置の負荷を伝える。寿命判断1100を行い
(S1002)、排紙モータ552と負荷系を含めた装
置の寿命判断を行う。そこで、装置の寿命と判断されな
かったならば(S1003)、処理を終了する。逆に、
装置の寿命と判断されたならば(S1003)、装置の
寿命の原因が排紙モータ552の寿命なのか負荷系の寿
命なのか判断する。そこで、クラッチ554により、排
紙ローラ551と排紙モータ552を切り離し(S10
04)、排紙モータ552に装置の負荷を伝えないよう
にする。再び寿命判断1100を行い(S1005)、
排紙モータ552のみの寿命を判断する。最後にモータ
と装置の寿命判断で得られた2つの特性を基に負荷系の
みの寿命判断を行う(S1006)。
【0034】図11(a)は、装置および排紙モータ5
52の寿命判断のフローチャートである。図11(b)
は、寿命判断で得られるモータ特性である。あるデュー
ティD1でモータを駆動させ(S1101)、そのとき
の速度V1を測定する(S1102)。次にD1とは異
なるデューティ、D2でモータを駆動させ(S110
3)、再び速度V2を測定し(S1104)、その2つ
のプロットを直線で結び、図11(b)のモータの特性
を示す直線を取得する(S1105)。排紙モータ55
2を長期的に使用するにつれ、排紙モータ552は劣化
していく(S1106)。一定のデューティで駆動させ
ていても、同じ速度を保てず、次第に速度は減少し、例
えば直線で示された特性が直線で示されるような特
性に変化する。得られたモータ特性の直線の傾きをA、
y切片をBとすると、直線の式は式(2)のようにな
る。
【0035】 V=A・duty+B・・・・・・・式(2) 排紙モータ552のみの寿命を判断するときはクラッチ
554により排紙モータ552と負荷系を切り離す。
【0036】図11(c)において、このモータ特性を
用いた本実施例での寿命判断の手法を説明する。装置の
寿命を判断するときは、クラッチ554により排紙モー
タ552と負荷系を接続した後にモータ特性を取得す
る。この排紙モータ552を固定デューティで駆動して
いるときの排紙モータ552が駆動できる最低デューテ
ィをD3とすると、式(3)のようにモータ特性の直線
とx切片 −B/A がD3より大きくなると排紙モー
タ552は駆動できなくなる。これはモータを駆動する
ときに必要となる速度が保てなくなってしまうからであ
る。
【0037】D3<−B/A・・・・・・・式(3) 本実施例では、いきなり装置が寿命となり、駆動できな
くなってしまうと、ダウンタイムが大きくなるという不
具合を避けるために、マージンαを設け、式(4)のよ
うに直線のx切片 −B/Aが D3−α よりも大き
くなると装置の寿命と判断する。
【0038】D3−α<−B/A・・・・・式(4) また、排紙モータ552のみの寿命判断は、クラッチ5
54により排紙モータ552と負荷系を切り離し、後は
装置の寿命判断と同様に、モータ特性を取得し、式
(4)を確認することで寿命と判断する。
【0039】このようにモータおよび装置の寿命を判断
することで、モータの速度が遅くなって生じるジャム
や、装置が止まってしまうということを未然に防ぐこと
ができ、製品の不具合を減らすことが可能となる。
【0040】図12はモータ特性を用いた負荷系の寿命
判断の手法である。排紙モータ552の寿命判断、装置
の寿命判断で得られたモータ特性を基に負荷系の寿命判
断を行う。直線、直線はクラッチ554を切り離
し、排紙モータ552のみの特性であり、直線は使用
初期の特性、直線は耐久限界となる使用後期の特性で
ある。また、直線、直線はクラッチ554をつな
ぎ、排紙モータ552とその負荷系を含めた装置の特性
であり、直線は使用初期の特性、直線は耐久限界と
なる使用後期の特性である。任意デューティD4での直
線と直線の差ΔV0はモータ使用初期の負荷系によ
り減少した速度分であり、直線と直線の差ΔV1は
モータの耐久限界となる使用後期の負荷系により減少し
た速度分である。
【0041】装置を使用していくうちにモータの負荷系
も劣化していき、ΔV1はΔV0よりも次第に大きくな
る。そこで定数をβ(>1)を用いて、 ΔV1>β・V0 ・・・・・・・式(4) となったときに、負荷系の寿命と判断する。この負荷系
の寿命判断も同様、負荷系の寿命に起因するモータへの
悪影響を未然に防ぎ、製品の不具合を減らすことが可能
となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にレバー、
装置、モータ、負荷系の寿命を自動的に判断して通報す
ることで、装置の不具合が生じてからサービスマンが修
理するまでの間の装置の使用不可となる時間を減少させ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施例における画像形成装置の
寿命判断システムの要部構成を示すブロック図
【図2】 画像形成装置のハードの構成を示すブロック
【図3】 画像形成装置のソフトの構成を示すブロック
【図4】 画像形成装置の構成を示す断面模式図
【図5】 自動原稿搬送装置(ADF)の構成を示す断
面模式図
【図6】 モータ速度監視タスクを示すフローチャート
【図7】 送信タスクを示すフローチャート
【図8】 ホストコンピュータの処理手順を示すフロー
チャート
【図9】 (a) 排紙モータ552を構成するDCモ
ータの速度制御の構成例を示すブロック図、(b)は、
本実施例におけるDCモータの速度制御を示すフローチ
ャート
【図10】 装置、DCモータ、負荷系の寿命判断10
00を示すフローチャート
【図11】 (a) 装置、DCモータの寿命判断11
00を示すフローチャート、(b)は、装置、DCモー
タの寿命判断で得られるDCモータの特性を示す図表、
(c)は、モータ特性を用いた装置、DCモータの寿命
判断手法を示す図表
【図12】 モータ特性を用いた負荷系の寿命判断手法
を示す図表
【符号の説明】
100 画像形成装置 101 通信制御装置 102 公衆回線 103 モデム 104 ホストコンピュータ 200 CPU 201 RAM 202 ROM 203、204 I/O 205 通信制御装置と通信を行うためのI/O 300 リアルタイムモニタ 301 紙搬送タスク 302 シーケンス管理タスク 303 通信タスク 402 プラテンガラス 403 ランプ 404 スキャナ 405〜407 走査ミラー 408 レンズ 409 イメージセンサ部 410 露光制御部 411 感光体 412、413 現像器 414、415 転写紙積載部 416 転写分離帯電器 417 定着部 418 排紙ローラ 419 方向フラッパ 420 トレイ 500 ADF(自動原稿搬送装置) 510 積載トレイ 520 排紙トレイ 531 ピックアップローラ 532 分離搬送ローラ 535 レジストローラ 536 全面ベルト 537 搬送大ローラ 541 フラッパ 542 リサイクルレバー 543 レジストセンサ 551 排紙ローラ 552 排紙モータ(DCモータ) 553 エンコーダ 553a 円盤 553b フォトインタラプタ 554 クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA19 DA20 DE02 DE07 DE09 ED12 ED16 EE03 EE04 EE07 EE08 EF01 EJ08 EK01 GA30 GB07 GB10 HA02 HA04 HA12 HB01 HB07 HB16 HB17 ZA07 5H571 AA13 AA20 BB07 BB08 BB10 EE01 GG02 JJ03 JJ13 JJ17 KK06 LL07 LL45 LL50 MM08 PP04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送する搬送手段と、 該搬送手段を駆動するDCモータと、 該DCモータをPWM制御する制御手段と、 該DCモータの回転速度を検出する検出手段と、 前記DCモータを前記制御手段を用いて回転制御させ、
    前記検出手段により検出された回転速度を基に装置の寿
    命を判断する判断手段と、を備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、前記DCモータを複数
    の異なるデューティで回転させ、前記検出手段により検
    出された回転速度を基に装置の寿命を判断する判断手段
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 用紙を搬送する搬送手段と、 該搬送手段を駆動するDCモータと、 該DCモータをPWM制御する制御手段と、 該DCモータの回転速度を検出する検出手段と、 該DCモータと搬送手段とを連結する連結手段と、 前記DCモータを前記制御手段を用いて回転制御させ、
    前記検出手段により検出された回転速度を基に装置の寿
    命を判断する判断手段と、を備えると共に、 前記連結手段により前記DCモータと搬送手段を切り離
    した状態と、接続した状態とにおいて、夫々前記DCモ
    ータを回転させ、前記検出手段により検出された回転速
    度を基に装置の寿命を判断する判断手段を備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、前記連結手段により前
    記DCモータと搬送手段を切り離した状態において、前
    記DCモータを回転させ、前記検出手段により検出され
    た回転速度を基に前記DCモータの寿命を判断する判断
    手段であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段は、前記連結手段により前
    記DCモータと搬送手段を切り離した状態と、接続した
    状態とにおいて、夫々前記DCモータを回転させ、前記
    検出手段により検出された回転速度を基に搬送手段の寿
    命を判断する判断手段であることを特徴とする請求項3
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項3、4、5記載の画像形成装置に
    おいて、前記判断手段は、前記DCモータを複数の異な
    るデューティで回転させ、前記検出手段により検出され
    た回転速度を基に装置の寿命を判断する判断手段である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載の画像形成装置におい
    て、該画像形成装置に接続され、ホストコンピュータと
    の間で、データを送受信する為のデータ通信手段と、 前記DCモータ、前記搬送手段、及び/または前記DC
    モータと搬送手段を含めた装置の寿命の判断結果を表示
    する表示手段を有し、 前記判断結果を前記データ通信手段によって、ホストコ
    ンピュータに通報することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 用紙を搬送する搬送手段と、 該搬送手段を駆動するDCモータと、 該DCモータをPWM制御する制御手段と、 該DCモータの回転速度を検出する検出手段とを備え、 前記DCモータを前記制御手段を用いて回転制御させ、
    または前記DCモータを複数の異なるデューティで回転
    させ、前記検出手段により検出された回転速度を基に装
    置の寿命を判断する判断手段とを備えたことを特徴とす
    る画像形成装置の寿命判断システム。
  9. 【請求項9】 用紙を搬送する搬送手段と、 該搬送手段を駆動するDCモータと、 該DCモータをPWM制御する制御手段と、 該DCモータの回転速度を検出する検出手段と、 該DCモータと搬送手段とを連結する連結手段と、 前記DCモータを前記制御手段を用いて回転制御させ、
    前記検出手段により検出された回転速度を基に装置の寿
    命を判断する判断手段とを備えると共に、 前記連結手段により前記DCモータと搬送手段を切り離
    した状態と、接続した状態とにおいて、夫々前記DCモ
    ータを回転させ、前記検出手段により検出された回転速
    度を基に装置の寿命を、また前記連結手段により前記D
    Cモータと搬送手段を切り離した状態において、前記D
    Cモータを回転させ、前記検出手段により検出された回
    転速度を基に前記DCモータの寿命を、また前記連結手
    段により前記DCモータと搬送手段を切り離した状態
    と、接続した状態とにおいて、夫々前記DCモータを回
    転させ、前記検出手段により検出された回転速度を基に
    搬送手段の寿命を、更に前記DCモータを複数の異なる
    デューティで回転させ、前記検出手段により検出された
    回転速度を基に装置の寿命を判断することを特徴とする
    画像形成装置の寿命判断システム。
  10. 【請求項10】 画像形成装置に接続され、ホストコン
    ピュータとの間で、データを送受信する為のデータ通信
    手段と、 前記DCモータの寿命、前記搬送手段の寿命、及び/ま
    たは前記DCモータと搬送手段を含めた装置の寿命の判
    断結果を表示する表示手段を有し、 前記判断結果を前記データ通信手段によって、ホストコ
    ンピュータに通報する構成としたことを特徴とする請求
    項8または9記載の画像形成装置の寿命判断システム。
JP2001196214A 2001-06-28 2001-06-28 画像形成装置及び寿命判断システム Withdrawn JP2003015483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001196214A JP2003015483A (ja) 2001-06-28 2001-06-28 画像形成装置及び寿命判断システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001196214A JP2003015483A (ja) 2001-06-28 2001-06-28 画像形成装置及び寿命判断システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003015483A true JP2003015483A (ja) 2003-01-17

Family

ID=19034062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001196214A Withdrawn JP2003015483A (ja) 2001-06-28 2001-06-28 画像形成装置及び寿命判断システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003015483A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171714A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Tdk-Lambda Corp 電源装置
CN103676579A (zh) * 2012-09-25 2014-03-26 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171714A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Tdk-Lambda Corp 電源装置
CN103676579A (zh) * 2012-09-25 2014-03-26 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置
JP2014066806A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Konica Minolta Inc 画像形成装置
US9235169B2 (en) 2012-09-25 2016-01-12 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus
CN103676579B (zh) * 2012-09-25 2016-03-16 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7502570B2 (en) Image forming apparatus capable of detecting and/or locating a fault, image forming system, and method of controlling the image forming apparatus
US20160112602A1 (en) Abnormal noise operation control device, image forming apparatus, abnormal noise operation control method, and non-transitory recording medium
US9656820B2 (en) Sheet conveying apparatus which detects multiple feed
US7184675B2 (en) Fixing temperature control method and image forming apparatus with detection of thickness of a print medium
US8478184B2 (en) Image forming apparatus which prevents toner images from sticking to each other
JP4942151B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
JP2017170858A (ja) 画像形成装置
US10191431B2 (en) Image forming system
US10759619B2 (en) Image forming apparatus
JP5882701B2 (ja) 画像形成装置
JP2003015483A (ja) 画像形成装置及び寿命判断システム
US11383945B2 (en) Image forming apparatus that controls feeding operation
JPH05138976A (ja) 画像形成装置
US20200120217A1 (en) Image forming apparatus, abnormal member detection method and non-transitory computer-readable recording medium encoded with abnormal member detection program
JP5006635B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の管理システム
JP2006142694A (ja) 画像処理装置
US7095977B2 (en) Image formation apparatus and image formation method
JP2019112185A (ja) シート仕分け装置及び画像形成装置
US11687017B2 (en) Image forming apparatus
JP2018024521A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2003217417A (ja) インターロック回路を有する給電装置および画像形成装置
US20150153698A1 (en) Image forming apparatus
JP2017146445A (ja) 画像形成装置
JP6598603B2 (ja) 画像形成装置
JP2019148713A (ja) 粉体残量検知装置、画像形成装置、粉体残量検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080902