JP2006142694A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 専用のハードウェアを必要とせず、デジタル複写機に搭載されるHDD内部のSMART機能などを利用してHDDの状態を監視し、特にHDDの電源投入回数に起因する故障を未然に回避することができ、HDDを適切なタイミングで交換可能とする。
【解決手段】 画像処理装置内のHDD電源投入回数のチェックを行い、特に画像処理装置の省電力モード(スリープ動作モード)移行時にHDDの電源投入回数が限界値に近づいた場合には省電力モード(スリープ動作モード)を禁止し、表示部上に警告メッセージを表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像処理装置内のHDD電源投入回数のチェックを行い、特に画像処理装置の省電力モード(スリープ動作モード)移行時にHDDの電源投入回数が限界値に近づいた場合には省電力モード(スリープ動作モード)を禁止し、表示部上に警告メッセージを表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プリンタや複写機といった画像処理装置に用いられるハードディスクドライブ(HDD)の制御方法に関する。
従来、画像処理装置は原稿をスキャナなどで読み取り、複写(コピー)を行うコピー機能、パーソナルコンピュータ(PC)からネットワークを介して画像処理装置に対して画像データを入力し、プリントアウトするプリント機能を備えたデジタル複写機が知られている。デジタル複写機は、この機能のほかにも原稿の画像データを読み取り、記憶装置に記憶した後、画像データをPCへ送信する画像データ送信機能(SEND機能)や公衆回線を利用するファクシミリ(FAX)機能など多数の機能を有している。
この種のデジタル複写機では、上述のように多機能な構成を実現するためその構成が複雑になってきている。特に、ソフト構造の複雑化によるプログラムの増大、画像データの記憶のために記憶装置の容量の増大が求められており、ハードディスクドライブ(以下、HDDとする。)を搭載する構成が必須となっている。
またハードディスク(HDD)は上記のように重要なデータを保存しているにもかかわらず、メカ機構を含んでいるため、画像処理装置の構成部品の中で最も弱く繊細な部品であることが知られている。例えば温度・湿度による劣化や衝撃・振動等でHDD内の媒体やスピンドルモータのベアリングに傷が付くと、傷が進行してデータリードが不能に陥る場合がある。
一方、HDDの内部では一度リード動作に失敗しても何回かリード動作を繰り返したり、リードエラー修正能力を高めたりしてリードできた場合には、次回同じアドレスのリード動作を避ける為、予備領域へ書き換え交代処理を行う等エラー対策機能が施されている。
また、HDDにはSMART(Self−Monitoring Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる機能が付加されている。SMART情報とは、HDDの信頼性悪化の危険を上位システムが知ることができる機能で、実測値と補正値のパラメータを監視/蓄積することでHDDの品質劣化や損失の状態可能性を予知しようというものである(非特許文献1)。その履歴データとして、電源投入回数、HDD装置内温度履歴、スピンドルモータ起動時間・スピンドルモータ起動回数・スピンドルモータ起動リトライ回数などが挙げられるが、詳細な説明は周知の技術であるため割愛する。
しかしながら、このようなエラー対策を行っても、HDDは徐々に劣化してしまい、やがて動作不能になる場合がある。そこで、従来においては、例えば、特開2001−92738(特許文献1)に記載されているように全自動でコンピュータの障害を監視、保全するシステムが提案されているが、障害監視用や切替え・予備用の多くの専用ハードウェアを必要とし、大がかりでシステム管理者向けのため、パーソナルコンピュータ等の小規模なコンピュータシステムには向いていなかった。
特開2001−92738
「ハード・ディスク装置の構造と応用」 岡村 博司 著(CQ出版社)
そこで、本発明では専用のハードウェアを必要とせず、デジタル複写機に搭載されるHDD内部のSMART機能などを利用してHDDの状態を監視し、特にHDDの電源投入回数に起因する故障を未然に回避することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の請求項1記載の構成は、画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて画像処理装置の省電力モードへの移行を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項2記載の構成は、前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項3記載の構成は、故障診断情報はハードディスクのSMART情報を使用することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項4記載の構成は、故障診断情報はハードディスクの電源投入回数を使用することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項5記載の構成は、画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の電源投入回数情報を記憶しておき、前記電源投入回数情報と投入回数限界値から前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて画像処理装置の省電力モードへの移行を制御すること特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項6記載の構成は、前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項7記載の構成は、画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて前記磁気記憶手段への電源供給を継続するか停止するかを制御すること特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項8記載の構成は、前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項9記載の構成は、故障診断情報はハードディスクのSMART情報を使用することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項10記載の構成は、故障診断情報はハードディスクの電源投入回数を使用することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項11記載の構成は、画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の電源投入回数情報を記憶しておき、前記電源投入回数情報と投入回数限界値から前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて前記磁気記憶手段への電源供給を継続するか停止するかを制御すること特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項12記載の構成は、前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項13記載の構成は、画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて画像処理装置の省電力モードへの移行時間を制御すること特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項14記載の構成は、前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項15記載の構成は、故障診断情報はハードディスクのSMART情報を使用することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項16記載の構成は、故障診断情報はハードディスクの電源投入回数を使用することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項17記載の構成は、画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の電源投入回数情報を記憶しておき、前記電源投入回数情報と投入回数限界値から前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて画像処理装置の省電力モードへの移行時間を制御すること特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項18記載の構成は、前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする。
画像処理装置内のHDD電源投入回数のチェックを行い、特に画像処理装置の省電力モード(スリープ動作モード)移行時にHDDの電源投入回数が限界値に近づいた場合には、電源投入回数の危険レベルを判断し、危険レベルに応じた省電力モード(スリープ動作モード)への移行時間を再設定することで、HDDの電源投入回数が限界値に近づくにつれてス省電力モード(スリープ動作モード)への移行時間を延ばすように再設定することが可能となり、HDDの電源投入回数に起因する故障を未然に回避することができ、またHDDの大切なデータを壊さないうちにバックアップでき、HDDを適切なタイミングで交換することができる。
(実施例1)
以下、図面を参照して、本発明を適用した画像処理装置の一実施形態を説明する。
以下、図面を参照して、本発明を適用した画像処理装置の一実施形態を説明する。
以下の説明の順序としては、まず複写機全体の概略構成について簡単に説明し、次に本発明を適用した内容について詳しく説明する。
[複写機の概略構成]
まず、図1を用いて、画像処理装置としての複写機の概略構成について簡単に説明する。
まず、図1を用いて、画像処理装置としての複写機の概略構成について簡単に説明する。
図1に示すように、複写機本体50の上部には、代表的な自動原稿供給装置(ADF)1が開閉可能に設置されている。この自動原稿供給装置1では、上方に配置された積載トレイ2上に積載された原稿Pが、順次その最上紙から一枚毎に分離給紙され、複写機本体50の読取位置である流し読みプラテンガラス(プラテン)に搬送され、搬送しながら原稿の画像を読み込まれ、該画像の読み込みが終了すると排紙トレイ3に排紙積載される。尚、この自動原稿供給装置1の詳細については後述する。
複写機本体50は、読取手段であるところのリーダ部60と、記録手段であるところのプリンタ部70により構成されている。
リーダ部60は、原稿Pに記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとして入力するものであり、流し読みプラテン51、ブックプラテン52、ランプ61とミラー62を有するスキャナユニット63、ミラー64,65、レンズ66、イメージセンサ67等を有している。自動原稿供給装置1を使用して原稿を読み込む際にはスキャナユニット63を読取位置53に停止して、流し読みプラテン51上を移動する原稿の画像を読み込み、自動原稿供給装置1を使用しない場合は、プラテン52に載置される原稿の画像をスキャナユニット63の移動により読み込む。
プリンタ部70は、周知の静電潜像画像形成を用いた画像形成手段である。このプリンタ部70において、71は上段カセットで、カセット内の記録媒体であるところのシートは分離爪と給送ローラ72の作用によって一枚ずつ分離給送されてレジストローラ77に導かれる。73は下段カセットで、カセット内のシートは分離爪と給送ローラ74の作用によって一枚ずつ分離給送されてレジストローラ77に導かれる。75は手差しガイドで、一枚ずつシートがローラ76を介してレジストローラ77に導かれる。78はシートデッキで、モータ等により昇降する中板78aを備え、中板上のシートは、給送ローラ79と分離爪の作用により一枚ずつ分離給送されて搬送ローラ80に導かれ、該搬送ローラ80によりレジストローラ77に導かれる。
また、81は感光体ドラム、82はドラム表面を均一に帯電させる一次帯電器、83はドラム表面に画像光(画像情報)を照射し静電潜像を形成する光学ユニット、84はドラム表面に画像情報に応じたトナー像を形成する現像器、85はドラム表面のトナー像をシートに転写する転写帯電器、86は分離帯電器、87は転写後にドラム表面の残留したトナーを除去するクリーニング器であり、画像形成部を構成する。
更に、88は画像形成されたシートを搬送する搬送ベルト、89は転写されたトナー像をシートに定着する定着装置、90は搬送ローラ、91はダイバータである。画像形成されたシートはダイバータ91によって排出ローラ92に導かれ、ソータ93内に搬送される。ソータ93は、ノンソートトレイ94、ソートビントレイ95b、ノンソートトレイ排出ローラ96、ソートビントレイ排出ローラ97を有し、ノンソートトレイ94とソートビントレイ95が昇降してシートを一段ずつ区分けする。尚、ソータ93に代わって、排出トレイを装着する場合もある。
また、両面複写、多重複写の場合には、定着後のシートはダイバータ91により分岐されて搬送ローラ101により搬送され、両面複写の場合、ベルト102,104、パス106、排出ローラ105を経て中間トレイ100に排出される。109,110はシートを給送する半月ローラ、111は分離ローラ対、113,114,115はシートをレジストローラ77へ搬送する搬送ローラである。
[複写機コントローラ部のハードブロック図]
図2は複写機50を制御するコントローラ部の構成200を示す。ここで、CPU(中央演算処理装置)301は複写機50の全体を制御し、ROM(リードオンリメモリ)302はプログラムを格納し、RAM(ランダムアクセスメモリ)303はデータの作業域等に使用される。HDD304はプログラムの格納および画像データを記憶する。ビデオ入力I/F(インターフェース)305、ビデオ出力I/F306は、スキャナ制御部308およびプリンタ制御部309との入出力用のデータを画像処理部307を介して通信を行う。UI(ユーザインターフェース)310はユーザが様々な機能の設定を実現できる設定用のタッチパネルであり、FAX(ファクシミリ)ボード311、公衆回線(PSTN)312でFAX機能を実現する。ネットワークインターフェースカード(NIC)313は外部PCなどと接続されプリント機能などを実現する。その他、画像データの圧縮及び伸張を行う圧縮伸張回路314、PCI/F(PCインターフェース)315、PCケーブル316である。
図2は複写機50を制御するコントローラ部の構成200を示す。ここで、CPU(中央演算処理装置)301は複写機50の全体を制御し、ROM(リードオンリメモリ)302はプログラムを格納し、RAM(ランダムアクセスメモリ)303はデータの作業域等に使用される。HDD304はプログラムの格納および画像データを記憶する。ビデオ入力I/F(インターフェース)305、ビデオ出力I/F306は、スキャナ制御部308およびプリンタ制御部309との入出力用のデータを画像処理部307を介して通信を行う。UI(ユーザインターフェース)310はユーザが様々な機能の設定を実現できる設定用のタッチパネルであり、FAX(ファクシミリ)ボード311、公衆回線(PSTN)312でFAX機能を実現する。ネットワークインターフェースカード(NIC)313は外部PCなどと接続されプリント機能などを実現する。その他、画像データの圧縮及び伸張を行う圧縮伸張回路314、PCI/F(PCインターフェース)315、PCケーブル316である。
[複写機コントローラ部のソフト構造]
図3は複写機50のコントローラ部のソフト構造を示すもので、図2のCPU301により制御される。ここで、複写機50のアプリケーションプログラム401で、コピー(複写)、FAX(ファクシミリ通信)、スキャン(画像読取)、プリント(印刷)等のアプリケーションプログラム群が位置するブロックである。
図3は複写機50のコントローラ部のソフト構造を示すもので、図2のCPU301により制御される。ここで、複写機50のアプリケーションプログラム401で、コピー(複写)、FAX(ファクシミリ通信)、スキャン(画像読取)、プリント(印刷)等のアプリケーションプログラム群が位置するブロックである。
アプリケーションプログラムインターフェース(API)402で、アプリケーション401とジョブ制御403のインターフェースである。
ジョブ制御403は、上記のコピー、FAX、スキャン、プリント等のジョブを制御するプログラム群が位置するブロックである。
デバイスドライバインターフェース404は、ジョブ制御403とデバイスドライバ405のインターフェース(DDI)である。
デバイスドライバプログラム郡405は、それらに制御されるデバイス群405‘で、スキャナドライバ406はスキャナ413を制御し、プリンタドライバ407はプリンタ309を制御し、画像処理ドライバ408は画像処理部307を制御し、FAXドライバ409はFAXボード311を制御し、UIドライバ410はUI310を制御し、N/Wドライバ412はN/Wカード(NIC)313を制御する。
[HDD304の電源投入回数測定フローチャート−1]
図4のフローチャートを用いて、本発明であるHDD304の電源投入回数を測定する方法に関して詳細に説明する。CPU301は複数のタスクを同時に管理でき、電源投入回数測定シーケンス(S500)もその中のタスクの1つである。電源投入回数測定シーケンス(S500)はHDD304の電源を落とす行為(スリープ動作移行時)などの場合に実行される。複写機本体50がスリープ動作に移行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、まずCPUによりHDD304のSMART情報を読み出し(S501)、電源投入回数を表すアトリビュート値とアトリビュート・スレッシュルド値を比較する(S502)。比較した結果、アトリビュート値がアトリビュート・スレッシュルド値付近になり、危険範囲内だった場合、アトリビュート・スレッシュルド値との差を計算し、危険レベルを判定する(S504)。その判定結果をコア部にある不揮発性メモリ等にHDD危険フラグ及び危険レベルを格納する(S505)。
図4のフローチャートを用いて、本発明であるHDD304の電源投入回数を測定する方法に関して詳細に説明する。CPU301は複数のタスクを同時に管理でき、電源投入回数測定シーケンス(S500)もその中のタスクの1つである。電源投入回数測定シーケンス(S500)はHDD304の電源を落とす行為(スリープ動作移行時)などの場合に実行される。複写機本体50がスリープ動作に移行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、まずCPUによりHDD304のSMART情報を読み出し(S501)、電源投入回数を表すアトリビュート値とアトリビュート・スレッシュルド値を比較する(S502)。比較した結果、アトリビュート値がアトリビュート・スレッシュルド値付近になり、危険範囲内だった場合、アトリビュート・スレッシュルド値との差を計算し、危険レベルを判定する(S504)。その判定結果をコア部にある不揮発性メモリ等にHDD危険フラグ及び危険レベルを格納する(S505)。
[HDD304の電源投入回数測定フローチャート−2]
また、本発明であるHDD304の電源投入回数測定方法に関しては、図5に示す電源投入回数測定方法によっても実現でき、その詳細を説明する。電源投入回数測定シーケンス(S600)はHDD304の電源を落とす行為(スリープ動作移行時)などの場合に実行される。複写機本体50がスリープ動作に移行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、まずCPUにより図示しない不揮発性メモリ内のHDD電源ON回数を読み出し(S601)、HDD電源ON回数とHDD OFF/ON回数保証値を比較する(S602)。なお、HDD電源ON回数とは複写機本体50の電源投入時やスリープ状態からネットワークからのデータ受信やUI(ユーザインターフェース)からのスリープ解除キーにより通常動作モードに復帰し、HDD304に電源が投入された場合にデータを更新し、電源投入回数をカウントしたデータである。比較した結果、HDD電源ON回数がHDD OFF/ON回数保証値付近になり、危険範囲内だった場合、HDD OFF/ON回数保証値との差を計算し、危険レベルを判定する(S604)。その判定結果をコア部にある不揮発性メモリ等にHDD危険フラグ及び危険レベルを格納する(S605)。
また、本発明であるHDD304の電源投入回数測定方法に関しては、図5に示す電源投入回数測定方法によっても実現でき、その詳細を説明する。電源投入回数測定シーケンス(S600)はHDD304の電源を落とす行為(スリープ動作移行時)などの場合に実行される。複写機本体50がスリープ動作に移行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、まずCPUにより図示しない不揮発性メモリ内のHDD電源ON回数を読み出し(S601)、HDD電源ON回数とHDD OFF/ON回数保証値を比較する(S602)。なお、HDD電源ON回数とは複写機本体50の電源投入時やスリープ状態からネットワークからのデータ受信やUI(ユーザインターフェース)からのスリープ解除キーにより通常動作モードに復帰し、HDD304に電源が投入された場合にデータを更新し、電源投入回数をカウントしたデータである。比較した結果、HDD電源ON回数がHDD OFF/ON回数保証値付近になり、危険範囲内だった場合、HDD OFF/ON回数保証値との差を計算し、危険レベルを判定する(S604)。その判定結果をコア部にある不揮発性メモリ等にHDD危険フラグ及び危険レベルを格納する(S605)。
[複写機本体50のスリープ動作移行シーケンス]
図6のフローチャートを用いて、本発明である複写機本体50のスリープ動作移行シーケンス(S700)に関して詳細に説明する。スリープ動作移行シーケンス(S700)はUI(ユーザインターフェース)310やネットワークを介して設定され、設定された一定時間、複写機本体50に対してコピー動作やプリント動作等のジョブが投入されず動作が行われなかった場合に複写機本体50の消費電力を下げるために実行される。複写機本体50に対して一定時間ジョブが投入されずスリープ動作移行シーケンスを実行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、図4および図5で説明した電源投入回数測定シーケンスのどちらかを実行する(S701)。電源投入回数測定シーケンス(S701)終了後、不揮発性メモリ等に格納されたHDD危険フラグを参照する(S702)。HDD危険フラグが立っていない場合は、CPUはスリープ動作を許可し(S703)、複写機本体50はスリープ状態へ移行する(S704)。次にHDD危険フラグが立っていた場合には、CPUはスリープ動作への移行を禁止し(S705)、UI(ユーザインターフェース)310上に警告メッセージを表示し、ユーザにスリープ動作が禁止されていることを通知する(S706)。
図6のフローチャートを用いて、本発明である複写機本体50のスリープ動作移行シーケンス(S700)に関して詳細に説明する。スリープ動作移行シーケンス(S700)はUI(ユーザインターフェース)310やネットワークを介して設定され、設定された一定時間、複写機本体50に対してコピー動作やプリント動作等のジョブが投入されず動作が行われなかった場合に複写機本体50の消費電力を下げるために実行される。複写機本体50に対して一定時間ジョブが投入されずスリープ動作移行シーケンスを実行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、図4および図5で説明した電源投入回数測定シーケンスのどちらかを実行する(S701)。電源投入回数測定シーケンス(S701)終了後、不揮発性メモリ等に格納されたHDD危険フラグを参照する(S702)。HDD危険フラグが立っていない場合は、CPUはスリープ動作を許可し(S703)、複写機本体50はスリープ状態へ移行する(S704)。次にHDD危険フラグが立っていた場合には、CPUはスリープ動作への移行を禁止し(S705)、UI(ユーザインターフェース)310上に警告メッセージを表示し、ユーザにスリープ動作が禁止されていることを通知する(S706)。
画像処理装置内のHDD電源投入回数のチェックを行い、特に画像処理装置の省電力モード(スリープ動作モード)移行時にHDDの電源投入回数が限界値に近づいた場合には省電力モード(スリープ動作モード)を禁止し、表示部上に警告メッセージを表示することで、HDDの電源投入回数に起因する故障を未然に回避することができ、またHDDの大切なデータを壊さないうちにバックアップでき、HDDを適切なタイミングで交換することができる。
(実施例2)
次に以下の図面を参照して、本発明を適用した画像処理装置の第二の実施形態を説明する。
次に以下の図面を参照して、本発明を適用した画像処理装置の第二の実施形態を説明する。
なお、HDD304の電源投入回数測定フローチャートに関しては実施例1と同様なので説明を省略する。
[複写機本体50のスリープ動作移行シーケンス]
図7のフローチャートを用いて、第二の実施例である複写機本体50のスリープ動作移行シーケンス(S800)に関して詳細に説明する。スリープ動作移行シーケンス(S800)はUI(ユーザインターフェース)310やネットワークを介して設定され、設定された一定時間、複写機本体50に対してコピー動作やプリント動作等のジョブが投入されず動作が行われなかった場合に複写機本体50の消費電力を下げるために実行される。複写機本体50に対して一定時間ジョブが投入されずスリープ動作移行シーケンスを実行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、図4および図5で説明した電源投入回数測定シーケンスのどちらかを実行する(S801)。電源投入回数測定シーケンス(S801)終了後、不揮発性メモリ等に格納されたHDD危険フラグを参照する(S802)。HDD危険フラグが立っていない場合は、CPUは通常のスリープ動作を許可し(S803)、複写機本体50は通常のスリープ状態へ移行する(S804)。次にHDD危険フラグが立っていた場合には、CPUはHDDに通電した状態のスリープ動作への移行を許可し(S805)、HDDに通電した状態のスリープ動作へ移行する(S806)。さらにUI(ユーザインターフェース)310上に警告メッセージを表示し、ユーザにHDDに通電した状態のスリープ動作であることを通知する(S807)。
図7のフローチャートを用いて、第二の実施例である複写機本体50のスリープ動作移行シーケンス(S800)に関して詳細に説明する。スリープ動作移行シーケンス(S800)はUI(ユーザインターフェース)310やネットワークを介して設定され、設定された一定時間、複写機本体50に対してコピー動作やプリント動作等のジョブが投入されず動作が行われなかった場合に複写機本体50の消費電力を下げるために実行される。複写機本体50に対して一定時間ジョブが投入されずスリープ動作移行シーケンスを実行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、図4および図5で説明した電源投入回数測定シーケンスのどちらかを実行する(S801)。電源投入回数測定シーケンス(S801)終了後、不揮発性メモリ等に格納されたHDD危険フラグを参照する(S802)。HDD危険フラグが立っていない場合は、CPUは通常のスリープ動作を許可し(S803)、複写機本体50は通常のスリープ状態へ移行する(S804)。次にHDD危険フラグが立っていた場合には、CPUはHDDに通電した状態のスリープ動作への移行を許可し(S805)、HDDに通電した状態のスリープ動作へ移行する(S806)。さらにUI(ユーザインターフェース)310上に警告メッセージを表示し、ユーザにHDDに通電した状態のスリープ動作であることを通知する(S807)。
画像処理装置内のHDD電源投入回数のチェックを行い、特に画像処理装置の省電力モード(スリープ動作モード)移行時にHDDの電源投入回数が限界値に近づいた場合には、HDDの電源を落とす省電力モード(スリープ動作モード)への移行を禁止し、その他の省電力モード(スリープ動作モード)時に電源供給を停止するモジュールへの電源供給は停止し、表示部上に警告メッセージを表示することで、HDDの電源投入回数に起因する故障を未然に回避することができ、さらに画像処理装置の消費電力を抑えることも可能となり、またHDDの大切なデータを壊さないうちにバックアップでき、HDDを適切なタイミングで交換することができる。
(実施例3)
次に以下の図面を参照して、本発明を適用した画像処理装置の第三の実施形態を説明する。
次に以下の図面を参照して、本発明を適用した画像処理装置の第三の実施形態を説明する。
なお、HDD304の電源投入回数測定フローチャートに関しては実施例1と同様なので説明を省略する。
[複写機本体50のスリープ動作移行シーケンス]
図8のフローチャートを用いて、第三の実施例である複写機本体50のスリープ動作移行シーケンス(S900)に関して詳細に説明する。スリープ動作移行シーケンス(S900)はUI(ユーザインターフェース)310やネットワークを介して設定され、設定された一定時間、複写機本体50に対してコピー動作やプリント動作等のジョブが投入されず動作が行われなかった場合に複写機本体50の消費電力を下げるために実行される。複写機本体50に対して一定時間ジョブが投入されずスリープ動作移行シーケンスを実行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、図4および図5で説明した電源投入回数測定シーケンスのどちらかを実行する(S901)。電源投入回数測定シーケンス(S901)終了後、不揮発性メモリ等に格納されたHDD危険フラグを参照する(S902)。HDD危険フラグが立っていない場合は、CPUはスリープ動作を許可し(S903)、複写機本体50はスリープ状態へ移行する(S904)。次にHDD危険フラグが立っていた場合には、不揮発性メモリ等に格納された危険レベルを参照し、危険レベルが電源投入回数測定シーケンスにより更新されたかを判断する(S905)。危険レベルが更新されていなかった場合には通常のスリープ動作シーケンスに移行する(S903、S904)。危険レベルが更新された場合には、危険レベルに応じたスリープ移行時間を再設定し、スリープには移行しない(S906)。
図8のフローチャートを用いて、第三の実施例である複写機本体50のスリープ動作移行シーケンス(S900)に関して詳細に説明する。スリープ動作移行シーケンス(S900)はUI(ユーザインターフェース)310やネットワークを介して設定され、設定された一定時間、複写機本体50に対してコピー動作やプリント動作等のジョブが投入されず動作が行われなかった場合に複写機本体50の消費電力を下げるために実行される。複写機本体50に対して一定時間ジョブが投入されずスリープ動作移行シーケンスを実行し、HDD304の電源を落とす準備を始めると、図4および図5で説明した電源投入回数測定シーケンスのどちらかを実行する(S901)。電源投入回数測定シーケンス(S901)終了後、不揮発性メモリ等に格納されたHDD危険フラグを参照する(S902)。HDD危険フラグが立っていない場合は、CPUはスリープ動作を許可し(S903)、複写機本体50はスリープ状態へ移行する(S904)。次にHDD危険フラグが立っていた場合には、不揮発性メモリ等に格納された危険レベルを参照し、危険レベルが電源投入回数測定シーケンスにより更新されたかを判断する(S905)。危険レベルが更新されていなかった場合には通常のスリープ動作シーケンスに移行する(S903、S904)。危険レベルが更新された場合には、危険レベルに応じたスリープ移行時間を再設定し、スリープには移行しない(S906)。
Claims (18)
- 画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて画像処理装置の省電力モードへの移行を制御すること特徴とする。
- 前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 故障診断情報はハードディスクのSMART情報を使用することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 故障診断情報はハードディスクの電源投入回数を使用することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の電源投入回数情報を記憶しておき、前記電源投入回数情報と投入回数限界値から前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて画像処理装置の省電力モードへの移行を制御すること特徴とする。
- 前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
- 画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて前記磁気記憶手段への電源供給を継続するか停止するかを制御すること特徴とする。
- 前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
- 故障診断情報はハードディスクのSMART情報を使用することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
- 故障診断情報はハードディスクの電源投入回数を使用することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
- 画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の電源投入回数情報を記憶しておき、前記電源投入回数情報と投入回数限界値から前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて前記磁気記憶手段への電源供給を継続するか停止するかを制御すること特徴とする。
- 前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
- 画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて画像処理装置の省電力モードへの移行時間を制御すること特徴とする。
- 前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする請求項13記載の画像処理装置。
- 故障診断情報はハードディスクのSMART情報を使用することを特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
- 故障診断情報はハードディスクの電源投入回数を使用することを特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
- 画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の電源投入回数情報を記憶しておき、前記電源投入回数情報と投入回数限界値から前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障危険度を判定し、前記故障危険度に応じて画像処理装置の省電力モードへの移行時間を制御すること特徴とする。
- 前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする請求項17記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2004337383A JP2006142694A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004337383A JP2006142694A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=36622920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004337383A Withdrawn JP2006142694A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 画像処理装置 |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2004
- 2004-11-22 JP JP2004337383A patent/JP2006142694A/ja not_active Withdrawn
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