JP2012146169A - 電子機器およびシステム管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子機器においてスリープ状態と通常状態との間の状態遷移が多く発生しても、コントローラープログラムに発生するリードディスターブエラーを回避して、継続して正常に動作させる。
【解決手段】 メインコントローラー11は、画像形成装置1の動作状態をディープスリープ状態およびライトスリープ状態のいずれかに移行させる。メインコントローラー11は、コントローラープログラム32を記憶した不揮発性メモリー22と、コントローラープログラム32を読み出して実行するMPU24とを有し、コントローラープログラム32に従って、コントローラープログラム32のリード回数が所定の閾値に到達すると、画像形成装置1の動作状態を、ディープスリープ状態の代わりにライトスリープ状態へ移行させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子機器およびシステム管理プログラムに関するものである。
近年、多くの電子機器は、プロセッサーを内蔵しており、プログラム制御によって動作する。そのような電子機器は、フラッシュメモリーなどの不揮発性メモリーを内蔵しており、その不揮発性メモリーに記憶されているコントローラープログラムを読み出してプロセッサーで実行する。
NANDフラッシュなどの不揮発性メモリーでは、同一アドレスからのリードが多数回実行されると、リードディスターブエラーが発生することが知られている。このリードディスターブエラーを回避するために、リード回数が所定の回数に達すると、不揮発性メモリーのデータをRAMへ移して、それ以後、そのデータをRAM(Random Access Memory)から読み出すようにする技術がある(例えば特許文献1参照)。
他方、動作モードとして通常動作モードと省電力モードを有する電子機器において、プログラムRAM内の起動プログラムにデータ誤りが存在する場合、起動プログラムをROM(Read Only Memory)からダウンロードする技術がある(例えば特許文献2参照)。
さらに、SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)の電源をオン状態またはオフ状態とする2つのスリープモードを有する電子機器がある(例えば特許文献3参照)。
特開2001−290791号公報 特開2002−185549号公報 特開2008−287492号公報
NANDフラッシュなどの不揮発性メモリーからコントローラープログラムを読み出して実行する電子機器において、スリープ時に、コントローラー内のプロセッサーの電源がオフされる場合、スリープからの復帰時には不揮発性メモリーからコントローラープログラムが読み出されて実行される。
このため、そのようなスリープ状態と通常状態との間の状態遷移が頻繁に発生すると、コントローラープログラムにリードディスターブエラーが発生する可能性がある。
スリープ状態に入ると、コントローラー内のRAMの電源もオフになるため、上記特許文献1の技術を使用しても、リードディスターブエラーが回避されない。
また、コントローラープログラムにリードディスターブエラーが発生した場合に、上記特許文献2の技術で、ROMから不揮発性メモリーへコントローラープログラムをダウンロードして修復することが考えられるが、その場合、コントローラープログラムは修復後に起動されるため、コントローラープログラムが起動するまでに時間がかかってしまう。そして、この起動遅延に起因して、外部装置との通信においてタイムアウトが発生したり、コントローラープログラムの修復後にシステム全体の再起動が必要になったりする場合には受信済みのデータが消失してしまうなどの不具合が発生する可能性がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、スリープ状態と通常状態との間の状態遷移が多く発生しても、コントローラープログラムに発生するリードディスターブエラーを回避して、継続して正常に動作する電子機器およびシステム管理プログラムを得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る電子機器は、当該電子機器の動作状態を第1スリープ状態および第2スリープ状態のいずれかに移行させるメインコントローラーを備える。第1スリープ状態は、メインコントローラーの電源がオフとなる動作状態であり、第2スリープ状態は、メインコントローラーの電源がオンを継続する動作状態である。そして、メインコントローラーは、コントローラープログラムを記憶した不揮発性メモリーと、コントローラープログラムを読み出して実行するプロセッサーとを有し、コントローラープログラムに従って、不揮発性メモリーからのコントローラープログラムのリード回数が所定の閾値に到達すると、当該電子機器の動作状態を、第1スリープ状態の代わりに第2スリープ状態へ移行させる。
これにより、第1スリープ状態への移行が要求される場合でも、通常動作状態への復帰時にコントローラープログラムの読み出しが不要な第2スリープ状態へ動作状態を移行させることで、コントローラープログラムに発生するリードディスターブエラーが回避され、電子機器が継続して正常に動作する。
また、本発明に係る電子機器は、上記の電子機器に加え、次のようにしてもよい。この場合、メインコントローラーは、コントローラープログラムのリード回数が所定の閾値に到達すると、当該電子機器の次回起動時まで第1スリープ状態への移行を禁止し、当該電子機器の動作状態を、第1スリープ状態の代わりに第2スリープ状態へ移行させ、当該電子機器の次回起動時に、不揮発性メモリーにおけるコントローラープログラムの記憶領域に対する修復処理を実行する。
これにより、コントローラープログラムの記憶領域に対する修復処理が、電子機器の起動時のみに実行されることになり、この修復処理に起因して、外部装置との通信においてタイムアウトが発生したり、コントローラープログラムの修復後にシステム全体の再起動が必要になる場合にも受信済みのデータが消失してしまったりする不具合が発生しにくくなる。
また、本発明に係る電子機器は、上記の電子機器に加え、次のようにしてもよい。この場合、電子機器は、当該電子機器の有する1または複数の機能をそれぞれ実現する1または複数のサブシステムと、第1スリープ状態または第2スリープ状態において所定のイベントが検出されると、当該電子機器の動作状態を、第1スリープ状態または第2スリープ状態から通常状態へ復帰させる補助コントローラーとをさらに備える。そして、メインコントローラーは、当該電子機器の動作状態を第1スリープ状態へ移行させる場合、補助コントローラーに、当該メインコントローラーと1または複数のサブシステムのすべての電源をオフさせる。
また、本発明に係る電子機器は、上記の電子機器に加え、次のようにしてもよい。この場合、上述の閾値は、不揮発性メモリーにおいてリードディスターブエラーが発生しないリード回数上限値である。
これにより、リードディスターブエラーが確実に回避される。
本発明に係るシステム管理プログラムは、電子機器の動作状態を第1スリープ状態および第2スリープ状態のいずれかに移行させる当該電子機器内のメインコントローラーで実行されるシステム管理プログラムである。第1スリープ状態は、メインコントローラーの電源がオフとなる動作状態であり、第2スリープ状態は、メインコントローラーの電源がオンを継続する動作状態である。このシステム管理プログラムは、メインコントローラー内のコンピューターに、当該システム管理プログラムを記憶した不揮発性メモリーからの当該システム管理プログラムのリード回数が所定の閾値に到達すると、電子機器の動作状態を、第1スリープ状態の代わりに第2スリープ状態へ移行させる処理を実行させる。
これにより、第1スリープ状態への移行が要求される場合でも、通常動作状態への復帰時にコントローラープログラムの読み出しが不要な第2スリープ状態へ動作状態を移行させることで、コントローラープログラムに発生するリードディスターブエラーが回避され、電子機器が継続して正常に動作する。
本発明によれば、電子機器において、スリープ状態と通常状態との間の状態遷移が多く発生しても、コントローラープログラムに発生するリードディスターブエラーを回避し、電子機器を継続して正常に動作させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器である画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1におけるメインコントローラーの構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示す画像形成装置の起動時の動作を説明するフローチャートである。 図4は、図1に示す画像形成装置のスリープ状態への移行時の動作を説明するフローチャートである。 図5は、図1に示す画像形成装置の、ディープスリープ状態からの復帰時の動作を説明するフローチャートである。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器である画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1において、画像形成装置1は、プリンター、ファクシミリ機、複合機などの装置であり、パーソナルコンピューターなどのホスト装置2を接続され、そのホスト装置2からデータを受信し、適宜処理する電子機器である。
画像形成装置1は、メインコントローラー11、1または複数のサブシステム12−1〜12−N、省エネコントローラー13、並びに主電源スイッチ14を有する。
メインコントローラー11は、サブシステム12−1〜12−Nに対して各種処理を実行させる装置であり、サブシステム12−i(i=1,・・・,N)は、当該画像形成装置1の有する1つの機能(プリンター機能、スキャナー機能、ファクシミリ通信機能、操作パネルのユーザーインターフェース機能など)をそれぞれ実現する装置である。省エネコントローラー13は、ホスト装置2などの外部装置から、ネットワーク、電話回線などを介して信号またはデータを受信するとともに、メインコントローラー11並びに1または複数のサブシステム12−1〜12−Nの動作状態を、メインコントローラー11からの指令に従って切り換える装置である。
メインコントローラー11、1または複数のサブシステム12−1〜12−N、並びに省エネコントローラー13は、それぞれ独立したハードウェア(例えば回路基板)で実装されており、ハードウェアごとに電源のオン/オフが可能となっている。
この画像形成装置1の動作状態(つまり、メインコントローラー11およびサブシステム12−1〜12−Nの動作状態)は、通常動作状態、ライトスリープ状態、およびディープスリープ状態のいずれかとなる。通常動作状態では、メインコントローラー11、1または複数のサブシステム12−1〜12−N、および省エネコントローラー13が動作している。ライトスリープ状態では、メインコントローラー11および省エネコントローラー13が動作しており、サブシステム12−1〜12−Nの一部または全部が電源オフ状態となっている。ディープスリープ状態では、省エネコントローラー13が動作しており、メインコントローラー11およびサブシステム12−1〜12−Nが電源オフ状態となっている。
通常動作状態からライトスリープ状態またはディープスリープ状態への移行、およびライトスリープ状態から通常動作状態への移行は、メインコントローラー11により決定され、ディープスリープ状態から通常動作状態への移行は、省エネコントローラー13により決定される。なお、ディープスリープ状態の方が、ライトスリープ状態と比較して消費電力が小さいため省エネ効果が大きい。しかしながら、ディープスリープ状態においては、ライトスリープ状態よりも通常動作状態に移行するのに時間が掛かる。そのため、外部からデータを受信したときに、そのデータの処理が遅れることになる。従って、ユーザーの所望により、画像形成装置1にFAXボードが装着されていたり、USBメモリーその他のUSB機器、ネットワークケーブル等が接続されていたりする場合には、通常状態からディープスリープ状態ではなく、ライトスリープ状態に移行するよう設定することが可能である。
主電源スイッチ14は、メインコントローラー11、サブシステム12−1〜12−N、省エネコントローラー13などの画像形成装置1の内部デバイスへの電源電力の供給をオン/オフするためのスイッチである。主電源スイッチ14がオフからオンへ切り換えられると、画像形成装置1が起動し、主電源スイッチ14がオンからオフへ切り換えられると、画像形成装置1がシャットダウンする。
図2は、図1におけるメインコントローラー11の構成を示すブロック図である。図2において、メインコントローラー11は、ROM21、不揮発性メモリー22、RAM23、およびMPU(Micro Processing Unit)24を有する。
ROM21は、書き換え不可の不揮発性メモリーである。この実施の形態では、ROM21には、ブートプログラム31が記憶されている。ブートプログラム31は、メインコントローラー11の起動時(つまり、メインコントローラー11の電源オン時)にMPU24により実行され、コントローラープログラム32を起動させるためのプログラムである。
不揮発性メモリー22は、書き換え可能な不揮発性メモリーであって、リードディスターブが発生する可能性のあるNANDフラッシュなどといったメモリーである。この実施の形態では、不揮発性メモリー22には、コントローラープログラム32、修復プログラム33、およびカウンター34が記憶されている。
コントローラープログラム32は、サブシステム12−1〜12−Nの制御およびメインコントローラー11の内部処理を実行するためのプログラムである。
さらに、コントローラープログラム32は、不揮発性メモリー22から当該コントローラープログラム32を読み出す回数、すなわちリード回数が所定の閾値に到達すると、画像形成装置1の動作状態を、ディープスリープ状態の代わりにライトスリープ状態へ移行させるためのプログラムである。この実施の形態では、この閾値は、不揮発性メモリー22においてリードディスターブエラーが発生しないリード回数上限値である。
つまり、リード回数が所定の閾値未満の場合、所定の第1の状態遷移条件が成立したときに、画像形成装置1の動作状態がディープスリープ状態へ移行され、所定の第2の状態遷移条件が成立したときに、画像形成装置1のライトスリープ状態へ移行されるが、リード回数が所定の閾値以上の場合、所定の第1の状態遷移条件が成立したときであっても、画像形成装置1の動作状態がライトスリープ状態へ移行される。
修復プログラム33は、コントローラープログラム32の記憶領域を修復(リフレッシュ)するためのプログラムである。この実施の形態では、リード回数が所定の閾値に到達した場合、画像形成装置1の主電源スイッチ14がユーザーによってオフされ、次に主電源スイッチ14がオンされて画像形成装置1が起動するときに、不揮発性メモリー22におけるコントローラープログラム32の記憶領域に対する修復処理(つまり、修復プログラム33)が実行される。
カウンター34は、コントローラープログラム32のリード回数を示すデータである。
RAM23は、コントローラープログラム32などのプログラムがロードされたり、MPU24による各種処理で扱われるデータを一時的に記憶したりする揮発性のメモリーである。
MPU24は、ブートプログラム31、コントローラープログラム32、修復プログラム33などの各種プログラムを実行するプロセッサーである。
なお、ROM21、不揮発性メモリー22、RAM23、およびMPU24は、バスやコントローラーチップなどによって相互に接続されており、相互にデータの送受が可能となっている。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
ここでは、起動時の動作、スリープ状態への移行時の動作、およびスリープ状態からの復帰時の動作について説明する。
(1)起動時の動作
図3は、図1に示す画像形成装置1の起動時の動作を説明するフローチャートである。
主電源スイッチ14がオフであるとき、画像形成装置1への電源電力の供給は行われていない。そして、ユーザーにより主電源スイッチ14がオンされると(ステップS1)、画像形成装置1への電源電力の供給が開始され、メインコントローラー11では、MPU24がブートプログラム31をロードし実行する(ステップS2)。
MPU24は、ブートプログラム31またはブートプログラム31によって起動させる別のプログラムに従って、カウンター34を読み出し、コントローラープログラム32のリード回数が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS3)。
コントローラープログラム32のリード回数が所定の閾値以上ではない場合、MPU24は、ブートプログラム31に従って、コントローラープログラム32を不揮発性メモリー22から読み出してRAM23にロードし(ステップS4)、コントローラープログラム32を実行する(ステップS5)。このとき、MPU24は、コントローラープログラム32またはブートプログラム31に従って、カウンター34の値を1だけ増加させる。
一方、コントローラープログラム32のリード回数が所定の閾値以上である場合、MPU24は、修復プログラム33を読み出してRAM23にロードし実行する(ステップS6)。これにより、コントローラープログラム32の領域が修復される。このとき、MPU24は、修復プログラム33に従って、カウンター34の値をゼロにリセットする。なお、この修復に要する時間は、コントローラープログラム32のサイズ、MPU32などのハードウェアの性能などによって変わるが、通常は、数分である。
そして、修復完了後、MPU24は、修復プログラム33に従って、メインコントローラー11を最初から再起動させる(ステップS7)。これにより、ブートプログラム31が再度実行され(ステップS2)、コントローラープログラム32が実行される(ステップS4,S5)。
このように、画像形成装置1の起動時において、コントローラープログラム32のリード回数が所定の閾値に達していれば、コントローラープログラム32の領域の修復が実行される。
(2)スリープ状態への移行時の動作
図4は、図1に示す画像形成装置1のスリープ状態への移行時の動作を説明するフローチャートである。
メインコントローラー11では、MPU24は、コントローラープログラム32を実行しており、ユーザー操作が検出されずに一定期間が経過した、ジョブの受け付けが一定期間ない、スリープ移行ボタン押下などのイベントを検出すると(ステップS11)、画像形成装置1の状態に応じてスリープモードを決定する(ステップS12)。
決定したスリープモードがディープスリープである場合(ステップS13)、MPU24は、コントローラープログラム32に従って、カウンター34を読み出して、コントローラープログラム32のリード回数が所定の閾値以上であるか否かを判定し(ステップS14)、そのリード回数が所定の閾値以上でなければ、動作状態をディープスリープ状態へ移行させるための指令を、省エネコントローラー13へ送信する。省エネコントローラー13は、その指令を受信すると、メインコントローラー11およびサブシステム12−1〜12−Nの電源をオフする。これにより、ディープスリープ状態となる(ステップS15)。
一方、決定したスリープモードがライトスリープである場合(ステップS13)、および決定したスリープモードがディープスリープであるが、リード回数が閾値以上である場合には、MPU24は、コントローラープログラム32に従って、動作状態をライトスリープ状態へ移行させるための指令を、省エネコントローラー13へ送信する。省エネコントローラー13は、その指令を受信すると、サブシステム12−1〜12−Nの一部または全部の電源をオフする。これにより、ライトスリープ状態となる(ステップS16)。
このように、コントローラープログラム32のリード回数が所定の閾値以上である場合には、ディープスリープ状態への移行のトリガーとなるイベントが発生しても、ディープスリープ状態への移行が禁止され、動作状態がライトスリープ状態へ移行する。
(3)スリープ状態からの復帰時の動作について説明する。
図5は、図1に示す画像形成装置1の、ディープスリープ状態からの復帰時の動作を説明するフローチャートである。
まず、ライトスリープ状態の場合、スリープ状態からの復帰のトリガーとなるイベントが省エネコントローラー13またはメインコントローラー11で検出されると、省エネコントローラー13は、電源がオフ状態となっているサブシステム12−iの電源をオン状態とする。これにより、動作状態が、ライトスリープ状態から通常動作状態へ復帰する。このとき、メインコントローラー11は、不揮発メモリー22からコントローラープログラム31を読み出すことなく、RAM23に残されたコントローラープログラムを実行する。
他方、ディープスリープ状態の場合、スリープ状態からの復帰のトリガーとなるイベントが省エネコントローラー13で検出されると(ステップS21)、省エネコントローラー13は、電源がオフ状態となっているメインコントローラー11およびサブシステム12−1〜12−Nの電源をオン状態とする。
メインコントローラー11では、電源電力の供給が開始されると、MPU24は、ブートプログラム31をロードし実行する(ステップS22)。
そして、MPU24は、ブートプログラム31に従って、コントローラープログラム32を不揮発性メモリー22から読み出してRAM23にロードし(ステップS23)、コントローラープログラム32を実行する(ステップS24)。このとき、MPU24は、コントローラープログラム32またはブートプログラム31に従って、カウンター34の値を1だけ増加させる。
このように、スリープ状態からの復帰時には、コントローラープログラム32の領域の修復が行われない。
以上のように、上記実施の形態によれば、メインコントローラー11は、画像形成装置1の動作状態をディープスリープ状態(第1スリープ状態)およびライトスリープ状態(第2スリープ状態)のいずれかに移行させる。ディープスリープ状態では、メインコントローラー11の電源がオフとなり、ライトスリープ状態では、メインコントローラー11の電源がオンしたままとなる。そして、メインコントローラー11は、コントローラープログラム32を記憶した不揮発性メモリー22と、コントローラープログラム32を読み出して実行するMPU24とを有し、コントローラープログラム32に従って、コントローラープログラム32のリード回数が所定の閾値に到達すると、画像形成装置1の動作状態を、ディープスリープ状態の代わりにライトスリープ状態へ移行させる。
これにより、ディープスリープ状態への移行が要求される場合でも、通常動作状態への復帰時にコントローラープログラムの読み出しが不要なライトスリープ状態へ動作状態を移行させることで、コントローラープログラム32に発生するリードディスターブエラーが回避され、画像形成装置1が継続して正常に動作する。
また、上記実施の形態によれば、メインコントローラー11は、コントローラープログラム32のリード回数が所定の閾値に到達すると、画像形成装置1の次回起動時までディープスリープ状態への移行を禁止し、画像形成装置1の動作状態を、ディープスリープ状態の代わりにライトスリープ状態へ移行させ、画像形成装置1の次回起動時に、不揮発性メモリー22におけるコントローラープログラム32の記憶領域に対する修復処理を実行する。
これにより、コントローラープログラム32の記憶領域に対する修復処理が、画像形成装置1の起動時のみに実行されることになり、この修復処理に起因して、外部装置(ホスト装置2、ファクシミリ信号の送信側装置など)との通信においてタイムアウトが発生したり、コントローラープログラム32の修復後にシステム全体の再起動が必要になる場合にも受信済みのデータが消失してしまったりする不具合が発生しにくくなる。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態において、ブートプログラム31は不揮発性メモリー22に記憶されるようにしてもよい。その場合、コントローラープログラム32の領域の修復時に、ブートプログラム31の領域の修復も併せて実行される。
また、上記実施の形態において、修復プログラム33はROM21に記憶されるようにしてもよい。
本発明は、例えば、画像形成装置に適用可能である。
1 画像形成装置(電子機器の一例)
11 メインコントローラー
12−1〜12−N サブシステム
13 省エネコントローラー(補助コントローラーの一例)
22 不揮発性メモリー
24 MPU(プロセッサーの一例,コンピューターの一例)
32 コントローラープログラム(システム管理プログラムの一例)

Claims (5)

  1. 当該電子機器の動作状態を第1スリープ状態および第2スリープ状態のいずれかに移行させるメインコントローラーを備え、
    前記第1スリープ状態は、前記メインコントローラーの電源がオフとなる前記動作状態であり、
    前記第2スリープ状態は、前記メインコントローラーの電源がオンを継続する前記動作状態であり、
    前記メインコントローラーは、コントローラープログラムを記憶した不揮発性メモリーと、前記コントローラープログラムを読み出して実行するプロセッサーとを有し、前記コントローラープログラムに従って、前記不揮発性メモリーからの前記コントローラープログラムのリード回数が所定の閾値に到達すると、当該電子機器の動作状態を、前記第1スリープ状態の代わりに前記第2スリープ状態へ移行させること、
    を特徴とする電子機器。
  2. 前記メインコントローラーは、前記コントローラープログラムのリード回数が所定の閾値に到達すると、当該電子機器の次回起動時まで前記第1スリープ状態への移行を禁止し、当該電子機器の動作状態を、前記第1スリープ状態の代わりに前記第2スリープ状態へ移行させ、当該電子機器の次回起動時に、前記不揮発性メモリーにおける前記コントローラープログラムの記憶領域に対する修復処理を実行することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 当該電子機器の有する1または複数の機能をそれぞれ実現する1または複数のサブシステムと、
    前記第1スリープ状態または前記第2スリープ状態において所定のイベントが検出されると、当該電子機器の動作状態を、前記第1スリープ状態または前記第2スリープ状態から通常状態へ復帰させる補助コントローラーとをさらに備え、
    前記メインコントローラーは、当該電子機器の動作状態を第1スリープ状態へ移行させる場合、前記補助コントローラーに、当該メインコントローラーと前記1または複数のサブシステムのすべての電源をオフさせること、
    を特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記閾値は、前記不揮発性メモリーにおいてリードディスターブエラーが発生しないリード回数上限値であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の電子機器。
  5. 電子機器の動作状態を第1スリープ状態および第2スリープ状態のいずれかに移行させる当該電子機器内のメインコントローラーで実行されるシステム管理プログラムにおいて、
    前記第1スリープ状態は、前記メインコントローラーの電源がオフとなる前記動作状態であり、
    前記第2スリープ状態は、前記メインコントローラーの電源がオンを継続する前記動作状態であり、
    前記メインコントローラー内のコンピューターに、
    当該システム管理プログラムを記憶した不揮発性メモリーからの当該システム管理プログラムのリード回数が所定の閾値に到達すると、前記電子機器の動作状態を、前記第1スリープ状態の代わりに前記第2スリープ状態へ移行させる処理を実行させること、
    を特徴とするシステム管理プログラム。
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