JP2013215976A5 - - Google Patents

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画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
本発明は、省電力状態を備える画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、画像形成装置では、原稿から読み取った情報を印刷する複写機能のみならず、画像情報の格納や、公衆回線あるいはネットワークを介して電子データを送受信する機能など、複数の機能を有する複合機能装置として動作するものが主流となってきている。
一方、消費電力を低減するニーズも高まっており、特に一定時間操作がなかった場合には、省電力状態に移行することが望まれている。
特開2004−38546号公報
画像形成装置に対して複数の機能が実装されるに伴い、各機能を有効にするための処理が追加され、必然的に電源投入から装置が利用可能になるまでの起動時間が長くなっている。
この問題に対処するため、画像形成装置に対するハイバネーション技術の適用が、特許文献1において開示されている。
ハイバネーション技術を用いる場合、一見するとコールドブートと呼ばれる、電源断からの起動であるが、直前の動作時にCPUやチップのレジスタ内容や揮発メモリの内容をハイバネーションデータに保持している。このため、ハイバネーションデータをレジスタや揮発メモリに戻すことにより、直前の動作状態が実現されることから、ハードウェアやソフトウエアの初期化処理を行う必要があるコールドブートと比べて、起動時間を高速化することが可能である。
しかしながら、ハイバネーション技術を用いる場合、終了時のハイバネーションデータの作成と、起動時のレジスタやメモリへの展開が必要であり、装置の動作状況により、これらの処理に時間を要する場合がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、電源復帰時における起動時間の短縮と電力消費の低減とを図れる省電力制御を効率よく行える仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
所定の起動状態から前記所定の起動状態よりも消費する電力が少ない省電力状態へ移行させる制御を行う画像形成装置であって、省電力状態から所定の起動状態に移行するために用いる情報を記憶する揮発性の第1の記憶手段と、省電力状態から所定の起動状態に移行するために用いる情報を記憶する不揮発性の第2の記憶手段と、前記所定の起動状態に移行するために用いる前記情報を前記第2の記憶手段に記憶させた後、省電力状態へ移行するハイバネーションモードと、前記所定の起動状態に移行するために用いる前記情報を前記第1の記憶手段に記憶させた後、省電力状態へ移行するクイック起動モードとを前記所定の起動状態に移行するための前記情報のサイズに応じて切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電源復帰時における起動時間の短縮と電力消費の低減とを図れる省電力制御を効率よく行える。
画像形成装置におけるハードウェア内部構成を示すブロック図である。 図1に示した画像形成装置の電源系統を示すブロック図である。 ハイバネーションデータの生成及び展開に用いるパラメータを説明する図で ある。 画像形成装置の電源制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成装置の電源制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成装置の電源制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成装置の電源制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施形態を示す画像形成装置におけるハードウェア内部構成を示すブロック図である。本例では、各デバイス間の接続状態をバス結線で示す。
図2は、図1に示した画像形成装置の電源系統を示すブロック図である。なお、本実施形態に示す画像形成装置は、省電力状態として、以下の2通りの省電力状態を備える。第1の省電力状態は、通常に電力供給する状態から省電力状態に移行する場合、常の起動状態に復帰するため(通常のジョブ処理を実行可能な状態へ復帰するため)の情報を不揮発性の記憶手段に記憶させるハイバネーションードを備える。さらに、第2の省電力状態は、通常に電力供給する状態から省電力状態に移行する場合、通常のジョブ処理を実行可能な状態へ復帰するための情報を揮発性の記憶手段に記憶させるクイック起動モード備える。ここで、不揮発性記憶手段の例としてハードディスク(第2の記憶手段)を使用し、揮発性記憶手段としてDRAMを使用する例を説明する。
図1において、画像形成装置(MFP)100は、電源スイッチ116をONすることにより、電源コントローラ(PowerCont.)115が入力された交流を直流に変換し、図2に示すように、FET#1(FET)117を介してDRAM103に、FET#2(FET)118を介して、その他のモジュールに電力を供給する。
なお、FET117及びFET118は電力供給のON/OFFを切り替えるスイッチとして構成され、電源スイッチ116をONにしたときの初期状態はON(通電)とする。電力が供給されると、CPU102は、ブートROM101に格納された初期化プログラムを実行する。
CPU102による、ブートROM101に格納された初期化プログラムによる初期化処理の最後で、HDD114に格納された装置制御プログラムを、DRAM103にコピーして逐次実行する。ビデオコントローラ(Video Controller)104は、操作パネル(UI・PANEL)105に出力する画面情報を制御する。
LAN(Local Area Network)コントローラ(LAN Controller)106は、LANI/F107を介して接続されたネットワークとの間で情報の授受を行う。
デバイスコントローラ(Device Controller)108は、プリントエンジン(PrintEngine)109、スキャンエンジン(ScanEngine)110、ファックスエンジン(FAXEngine)111の制御を行う。ディスクコントローラ(DiskController112は、プログラムファイルやデータファイルそしてハイバネーションデータを保持するSD(Solid State Drive)113やHDD(Hard Disk Drive)114の制御を行う。
図3は、本実施形態を示す画像形成装置のためのハイバネーションデータの生成及び展開に用いるパラメータを説明する図である。本例は、ハイバネーションデータの生成及び展開する際に影響を与えるパラメータを示す。
図3の(A)は、701はハイバネーションデータサイズとハイバネーション起動時間の関係を例示する特性を示す。
図3の(A)において、縦軸は、ハイバネ起動時間(秒)を示し、横軸はハイバネデータサイズ(MB)を示す。
本図に示すように、動作クロック(周波数)等のCPU性能とハイバネーションデータを保持するHDD等の不揮発記憶手段のデータ転送能力により絶対値は変化する。例えば、データサイズが300MBの場合に10秒を要する起動時間が、データサイズが500MBの場合は20秒を要する。本図からハイバネーションデータのサイズが大きくなるに比例して起動時間は長くなる傾向にあることが分かる。
図3の(B)は、HDD114等の不揮発記憶手段に格納され、画像形成装置のハードウェア構成に対して固定となる、701の相関関係を有する画像形成装置におけるハイバネーション処理に係るパラメータの一例である。
図3の(B)において、生成時間702及び展開時間703は、それぞれDRAM103上に配置されたハイバネーションデータをHDD114等の不揮発記憶手段への格納に要する時間を示す。さらに不揮発記憶手段に格納されたハイバネーションデータをDRAM103に書き戻すのに要する時間を1MBあたりの秒数で示す。
時間閾値704は、装置復帰のハイバネーション処理に要する時間(秒)の上限値であり、コールドブート時の処理時間と同等か小さい値を設定する。サイズ閾値705は、生成されるハイバネーションデータサイズの最大値であり、離散閾値706はハイバネーション処理を継続するために許容される、ハイバネーションデータとして保存される、DRAM上に配置されたデータブロック数の上限である。
図3の(C)は、ハイバネーションデータを圧縮する場合に関係するパラメータの一例である。
図3の(C)において、圧縮率707は、入力データサイズに対する出力データサイズの平均割合であり、ハイバネーションデータサイズにこの値を乗じることにより、圧縮後のハイバネーションデータサイズの算定に用いる。
圧縮時間708及び伸張時間709は、それぞれ、1MB(メガバイト)あたりの圧縮及び伸張に要する時間(秒)であり、装置終了及び装置起動処理に係る時間の算定に用いる。なお、圧縮率707、圧縮時間708及び伸張時間709は圧縮アルゴリズムにより異なるため、これらのパラメータを圧縮アルゴリズム毎に持ち、その中から選択可能に構成しても良い。
以下、本実施形態を実現する図1に示したMFP100における装置停止処理及び装置起動処理について説明する。
図4は、本実施形態を示す画像形成装置の電源制御方法を説明するフローチャートである。本例は、MFP100における装置停止処理及びハイバネーション判定処理例である。
なお、各ステップは、MFP100の電源スイッチ116をOFFにすると、電源コントローラ115からCPU102に対して通知が行われ、装置制御プログラムにおける装置停止処理が実行される。以下、制御主体を装置制御プログラムとして説明する。
S301で、装置制御プログラムは、画像形成装置が一定時間、ジョブの処理要求を受け付けていない状態において、省電力状態、本実施形態では、ハイバネーションモードによって移行するかどうかの判定を行う。S302で、装置制御プログラムは、あらかじめ設定されたハイバネーションモードによる省電力状態への移行の条件への状態が満たされているかどうかを判断(後述する図5に示す判定処理プログラムから通知されるハイバネーション結果がOKであるかどうかを判断)する。ここで、ハイバネーションOKが通知されていると装置制御プログラムが判断した場合は、S303で、装置制御プログラムは、ハイバネーションデータを作成してHDD114等の不揮発領域に格納してハイバネーションモードに移行する。
そして、S304で、装置制御プログラムが図2のFET117及びFET118をOFF状態へ遷移させることにより、全てのブロックに対する電力供給を停止する。
一方、S302でハイバネーションNGが通知されているとCPU102が判断した場合、S305で、装置制御プログラムは、省電力状態へクイック起動モードによって移行して画像形成装置を停止する。
ここでクイック起動モードとは、CPU102やチップ等のレジスタ内容をDRAM103に保存後、DRAM103をセルフリフレッシュ状態にすることでDRAM103の内容を保持するモードをいう。
次に、S306で、装置制御プログラムは、FET118を切断状態に遷移させて、その先に接続された各ハードウェアモジュールへの電力供給を停止する。
一方、図2において網掛けで示した、DRAM103、電源コントローラ115およびFET117には通電される。そして、次に、電源スイッチ116がONになった場合に、FET118がON(接続)となり各部への電源供給と行われると共に、DRAM103をセルリフレッシュ状態から通常状態に切り替える。その後、DRAM103に保存されたレジスタ内容を書き戻すことにより、瞬間的に装置を稼働状態とするものである。
図5は、本実施形態を示す画像形成装置の電源制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図4に示したS301のハイバネーション定処理例である。
なお、各ステップは、MFP100の電源スイッチ116をOFFにすると、電源コントローラ115によりCPU102に対して通知が行われ、装置制御プログラムにおける装置停止処理が実行される。本処理は、CPU102が実行する図4に示した電源制御プログラムに組み込まれるハイバネーション定処理プログラム(判定処理プログラム)である。
以下、ハイバネーション定処理プログラム(判定処理プログラム)を主体として説明する。また、本実施形態では、通常のジョブ処理を実行するための情報をHDD114に記憶させる。その後、省電力状態へ移行するハイバネーションードと、通常のジョブ処理を実行するための情報をDRAM103に記憶させた後、省電力状態へ移行するクイック起動モードとを省電力状態への移行時間に応じて切り替える例を説明する。
S501で、判定処理プログラムは、ハイバネーションデータとして保存が必要な、DRAM103上のメモリブロックの数が規定数(図3の離散閾値706に相当)を超えているかどうかを判定する。ここで、メモリブロックの数が規定数を超過していると判定処理プログラムが判断した場合、S502で、ハイバネNGを返却する。メモリブロック数が規定数を超えている場合は、ハイバネーションデータの生成及び起動処理におけるメモリへの展開処理に時間を要することから、この閾値を設けている。
一方、メモリブロック数が規定数以下であると判定処理プログラムが判断した場合、S503で、ハイバネーションデータのサイズが規定のサイズ(図3のサイズ閾値705に相当)を超過しているか否かを判定する。ここで、ハイバネーションデータのサイズが規定のサイズが超過しているかどうか判断する。
S504では、判定処理プログラムが圧縮データサイズは規定サイズを超過しているかどうかを判断する。具体的には、判定処理プログラムは、ハイバネーションデータサイズに図3に示した圧縮率707を乗じて得られる、ハイバネーションデータの圧縮サイズが、規定のサイズ(図3のサイズ閾値705に相当)を超過しているか否かを判定する。
ここで、規定サイズを超過していると判定処理プログラムが判断した場合は、S502でハイバネNGを装置制御プログラムに通知する。これが、図4に示したS302で判定される情報となる。
ここで、圧縮データサイズは規定サイズを超過していないと判断した場合、S505で、圧縮されたハイバネーションデータの伸張時間(ハイバネーションデータの圧縮サイズに図3の伸張時間709を乗じることで算出)とメモリ展開時間(ハイバネーションデータサイズに図3の展開時間703を乗じることで算出)の和が、規定時間内(図3の時間閾値704に相当)かどうかを判定する。
ここで、判定処理プログラムが規定時間を超過していると判断した場合は、S502でハイバネNGを図4に示した装置制御プログラムに通知する。これが、図4に示したS302で判定される情報となる。
一方、S505で、判定処理プログラムが規定時間内であると判断した場合、S506でハイバネOKを返却する。S506では、通知されるハイバネOK、及びS502で通知されるハイバネNGを、図4に示したS302で判定することで、ハイバネーションモードにするか、他のモードにするかの処理が分かれる。
このように本実施形態では、電源断要求に従い省電力状態へ移行させる際に、ハイバネーションータを処理するべき移行時間に適応して省電力状態への移行をハイバネーションモードあるいはクイック起動モードのいずれかによって切り替える。
これにより、電源復帰時における起動時間の短縮と電力消費の低減とを図れる省電力制御を効率よく行える。
なお、本実施形態における省電力状態を切り替える詳細例としてさらに以下のような実施形態が含まれる。
〔第1の電源制御例〕
S505において、ハイバネーションードへの移行時間を第1の記憶手段に記憶させるハイバネーションータの処理時間に基づいて算出する。そして、移行時間があらかじめ設定されたしきい値時間を超える場合、省電力状態へクイック起動モードによって、移行させる。また、前記移行時間があらかじめ設定されたしきい値時間を超えない場合、前記省電力状態へハイバネーションードによって移行するようにり替える。
〔第2の電源制御例〕
ハイバネーションータを圧縮した圧縮データサイズを算出し、該算出した前記圧縮データサイズがあらかじめ設定されたサイズよりも小さいと判別した場合、省電力状態へハイバネーションードによって移行させる。また、前記圧縮データサイズがあらかじめ設定されたサイズよりも大きい場合、省電力状態へクイック起動モードによって移行させるようにり替える。
〔第3の電源制御例〕
DRAM103のデータブロック数を算定し、該算定したデータブロック数があらかじめ設定されたサイズよりも小さいと判別した場合、省電力状態へハイバネーションモードによって移行させる。また、前記データブロック数があらかじめ設定されたサイズよりも大きい場合、前記省電力状態へクイック起動モードによって移行させるようにり替える。
図6は、本実施形態示す画像形成装置の電源制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した電源スイッチ116をONにすることにより実行される、装置起動処理例である。以下、制御主体を装置制御プログラムとして説明する
S601で、装置制御プログラムは、電源コントローラ115に保持された起動モードを示すフラグを参照し、起動モードがハイバネーションモードか否かを判定する。ここで、起動モードは図4に示したS303におけるハイバネーションモードあるいはS305におけるクイック起動モードへの移行処理の一部として設定される。
S601において、電源コントローラ115がハイバネーションモードであると装置制御プログラムが判定すると、S602へ進む。そして、S602で、S303においてHDD114等の不揮発記憶領域に格納した、ハイバネーションデータをレジスタ及びメモリに対して書き戻し、S608で機器制御プログラムを実行することで装置が稼働状態となる。
一方、S601でハイバネーションモードでは無いと装置制御プログラムが判断した場合、S603で、電源コントローラ115に保持された起動モードを示すフラグを参照し、起動モードがクイック起動モードか否かを判断する。ここで、クイック起動モードであると装置制御プログラムが判断した場合、S604で、S305の処理でセルフリフレッシュモードに移行した、DRAM103を通常モードに移行する。
そして、S605で、S305の処理でDRAM103に保持したレジスタ内容をレジスタに書き戻し、S608で機器制御プログラムを実行し、装置を稼働状態とする。
一方、S603でクイック起動モードでは無いと装置制御プログラムが判断した場合、コールドブートであるため、S606へ進む。そして、S606で、装置制御プログラムはハードウェアを初期化後、S607で機器制御プログラムをDRAM103にロードし、S608で実行することにより装置を稼働状態として、起動処理を終了する。
本実施形態によれば、画像形成装置の停止処理としてハイバネーションデータを生成する際に、生成対象となるDRAM上のデータ数とデータサイズから、次回の装置起動処理時に所定時間を要すると判断すると、ハイバネーションデータの作成を中止する。代わりに、必要情報を揮発性メモリ(DRAM)に格納後、DRAMと電源コントローラ以外への電力供給を停止したクイック起動モードによって移行する。
これにより、必要以上にハイバネーション処理に時間が掛ることを抑止し、頻繁に電源スイッチのOFF/ONが生じる、即ち装置の起動及び停止が頻繁に行われる環境においても、装置起動に要する時間を短縮することが可能となる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態において、図3のS302でハイバネーションがNGと判定された場合に、クイック起動モードに移行する場合について説明した。しかしながら、クイック起動モードはDRAMをセルフリフレッシュモードで動作させ、電源コントローラを通電状態とするため、省電力状態ではあるが、電源断状態であるハイバネーションモードと比較すると電力を消費してしまう。
図7は、本実施形態を示す画像形成装置の電源制御方法を説明するフローチャートである。本例は、FP100における装置停止処理及びハイバネーション判定処理他の処理例である。なお、各ステップは、MFP100の電源スイッチ116をOFFにすると、電源コントローラ115によりCPU102に対して通知が行われ、装置制御プログラムにおける装置停止処理が実行される。以下、図4に示したステップと異なる処理を説明する。以下、制御主体を装置制御プログラムとして説明する。以下、電力状態へクイック起動モードにより切り替えた場合、S402で所定時間が経過した後、通常終了処理を実行して前記電源からの電力供給を停止する例を説明する。
図4に示したS305でクイック起動モードに移行し、S306でFET118をOFFにする。その後、S401で、電源コントローラ115の制御下にあるタイマを起動させ、一定時間内に電源スイッチがONにならない、すなわちタイムアウトになったかどうかを装置制御プログラムが判断する。ここで、タイムアウトになったと装置制御プログラムが判断した場合には、S402で通常終了処理を行うよう制御して、S304へ戻る。
以上説明したように、本実施形態によれば、電源スイッチ116がOFFになり、クイック起動モードに移行してからの経過時間をタイマで計測し、一定時間以上経過した場合には、通常停止処理を行う。これにより、電源スイッチ116がOFFにされてからONになるまでが長い、即ち一旦画像形成装置を停止させ次に画像形成装置を起動するまでが長い環境においても、消費電力の低減を図ることが可能となる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
100 MFP(画像形成装置)
102 CPU
103 DRAM
114 HDD
115 電源コントローラ

Claims (15)

  1. 所定の起動状態から前記所定の起動状態よりも消費する電力が少ない省電力状態へ移行させる制御を行う画像形成装置であって、
    省電力状態から所定の起動状態に移行するために用いる情報を記憶する揮発性の第1の記憶手段と、
    省電力状態から所定の起動状態に移行するために用いる情報を記憶する不揮発性の第2の記憶手段と、
    前記所定の起動状態に移行するために用いる前記情報を前記第2の記憶手段に記憶させた後、省電力状態へ移行するハイバネーションモードと、前記所定の起動状態に移行するために用いる前記情報を前記第1の記憶手段に記憶させた後、省電力状態へ移行するクイック起動モードとを前記所定の起動状態に移行するための前記情報のサイズに応じて切り替える制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記所定の起動状態に移行するために用いる情報を前記第2の記憶手段に記憶するための時間があらかじめ設定されたしきい値を超える場合、前記クイック起動モードによって省電力状態へ移行させ、前記所定の起動状態に移行するために用いる情報を前記第2の記憶手段に記憶するための時間があらかじめ設定されたしきい値を超えない場合、前記ハイバネーションモードによって省電力状態へ移行させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記所定の起動状態に移行するための前記情報のサイズがあらかじめ設定されたサイズよりも小さいと判別した場合、前記ハイバネーションモードによって省電力状態へ移行させ、前記所定の起動状態に移行するための前記情報のサイズがあらかじめ設定されたサイズよりも大きい場合、前記クイック起動モードによって省電力状態へ移行させる制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記所定の起動状態に移行するための前記情報を前記第1の記憶手段に記憶させるためのデータブロック数があらかじめ設定された閾値よりも少ないと判別した場合、前記ハイバネーションモードによって省電力状態へ移行させ、前記データブロック数があらかじめ設定された閾値よりも多い場合、前記クイック起動モードによって省電力状態へ移行させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の記憶手段は、ハードディスクであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記クイック起動モードによって省電力状態に移行した場合の省電力状態中の消費電力は、前記ハイバネーションモードによって省電力状態に移行した場合の省電力状態中の消費電力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記クイック起動モードによって省電力状態に移行した場合には省電力状態の間に前記第1の記憶手段に通電することを特徴とする請求項1又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記クイック起動モードによって省電力状態へ移行する場合、省電力状態へ移行してから所定時間が経過しても起動状態に移行しない場合には、前記第1の記憶手段への電力供給を停止することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 省電力状態から所定の起動状態に移行するために用いる情報を記憶する揮発性の第1の記憶手段と、省電力状態から所定の起動状態に移行するために用いる情報を記憶する不揮発性の第2の記憶手段とを有し、所定の起動状態から前記所定の起動状態よりも消費する電力が少ない省電力状態へ移行させる制御を行う画像形成装置の制御方法であって、
    前記所定の起動状態に移行するために用いる前記情報を前記第2の記憶手段に記憶させた後、省電力状態へ移行するハイバネーションモードと、前記所定の起動状態に移行するために用いる前記情報を前記第1の記憶手段に記憶させた後、省電力状態へ移行するクイック起動モードとを前記所定の起動状態に移行するための前記情報のサイズに応じて切り替える制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 前記制御工程において、前記所定の起動状態に移行するために用いる情報を前記第2の記憶手段に記憶するための時間があらかじめ設定されたしきい値を超える場合、前記クイック起動モードによって省電力状態へ移行させ、前記所定の起動状態に移行するために用いる情報を前記第2の記憶手段に記憶するための時間があらかじめ設定されたしきい値を超えない場合、前記ハイバネーションモードによって省電力状態へ移行させる制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 前記制御工程において、前記所定の起動状態に移行するための前記情報のサイズがあらかじめ設定されたサイズよりも小さいと判別した場合、前記ハイバネーションモードによって省電力状態へ移行させ、前記所定の起動状態に移行するための前記情報のサイズがあらかじめ設定されたサイズよりも大きい場合、前記クイック起動モードによって省電力状態へ移行させる制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 前記制御工程において、前記所定の起動状態に移行するための前記情報を前記第1の記憶手段に記憶させるためのデータブロック数があらかじめ設定された閾値よりも少ないと判別した場合、前記ハイバネーションモードによって省電力状態へ移行させ、前記データブロック数があらかじめ設定された閾値よりも多い場合、前記クイック起動モードによって省電力状態へ移行させるように制御することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 前記クイック起動モードによって省電力状態に移行した場合の省電力状態中の消費電力は、前記ハイバネーションモードによって省電力状態に移行した場合の省電力状態中の消費電力よりも大きいことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 前記制御工程は、前記クイック起動モードによって省電力状態に移行した場合には省電力状態の間に前記第1の記憶手段に通電することを特徴とする請求項9又は13に記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 請求項9乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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