JP2006236524A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 デジタル複写機に搭載されるHDDの外部的な振動・衝撃等によってHDD内部の駆動機構が故障したかをHDDのSMART機能を使用して監視する。特に、スピンドルモータの故障を起動時間・起動回数・起動リトライ回数で故障診断を行い、HDDの大切なデータを壊さないうちにバックアップでき、HDDを適切なタイミングで交換できる。
【解決手段】 画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障予測を行うことを特徴とする画像処理装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障予測を行うことを特徴とする画像処理装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プリンタや複写機といった画像処理装置に用いられるハードディスクドライブ(HDD)の制御方法に係る画像処理装置に関する。
従来、画像処理装置は原稿をスキャナなどで読み取り、複写(コピー)を行うコピー機能、パーソナルコンピュータ(PC)からネットワークを介して画像処理装置に対して画像データを入力し、プリントアウトするプリント機能を備えたデジタル複写機が知られている。デジタル複写機は、この機能のほかにも原稿の画像データを読み取り、記憶装置に記憶した後、画像データをPCへ送信する画像データ送信機能(SEND機能)や公衆回線を利用するファクシミリ(FAX)機能など多数の機能を有している。
この種のデジタル複写機では、上述のように多機能な構成を実現するためその構成が複雑になってきている。特に、ソフト構造の複雑化によるプログラムの増大、画像データの記憶のために記憶装置の容量の増大が求められており、ハードディスクドライブ(以下、HDDとする)を搭載する構成が必須となっている。
また、HDDは小型化が進む中、内部の部品点数の増加、複雑な機構が多い。特に内部のスピンドルモータは駆動機構であり、その故障率が高いことが知られている。
また、セキュリティの観点から高価なHDDを盗まれないように、また内部のユーザデータを盗まれないようにデジタル複写機を使用していないときには、HDDをユーザが簡単に取り外せるように構成されているものが提案されている。
しかしながら、上述のようにHDDをユーザが簡単に取り外せるような構成を実現すると、取り外し回数の増加に伴いHDDに振動、衝撃などが加わりその故障率が更に高くなってしまうというという問題があった。
一方、HDDにはSMART(Self−Monitoring Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる機能が付加されている。SMART情報とは、HDDの信頼性悪化の危険を上位システムが知ることができる機能で、実測値と補正値のパラメータを監視/蓄積することでHDDの品質劣化や損失の状態可能性を予知しようというものである(例えば、非特許文献1参照)。その履歴データとして、電源投入回数、HDD装置内温度履歴、スピンドルモータ起動時間・スピンドルモータ起動回数・スピンドルモータ起動リトライ回数などが挙げられるが、詳細な説明は周知の技術であるため割愛する。
岡村博司著、「ハード・ディスク装置の構造と応用」、CQ出版社
岡村博司著、「ハード・ディスク装置の構造と応用」、CQ出版社
上記問題に鑑み、本発明ではデジタル複写機に搭載されるHDDの外部的な振動・衝撃等によってHDD内部の駆動機構が故障したかをHDDのSMART機能を使用して監視する。特に、スピンドルモータの故障を起動時間・起動回数・起動リトライ回数で故障診断する画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の請求項1記載の構成は、
画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、
画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、
前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障予測を行うことを特徴とする。
画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、
画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、
前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障予測を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項2記載の構成は、
前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする。
前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項3記載の構成は、
故障診断情報はハードディスクのSMART情報を使用することを特徴とする。
故障診断情報はハードディスクのSMART情報を使用することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項4記載の構成は、
故障診断情報はハードディスクのStatusレジスタのBUSY解除時間、リードアクセス時間、ライトアクセス時間を使用することを特徴とする。
故障診断情報はハードディスクのStatusレジスタのBUSY解除時間、リードアクセス時間、ライトアクセス時間を使用することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項5記載の構成は、
前記SMART情報のスピンドルモータ起動時間・スピンドルモータ起動回数・スピンドルモータ起動リトライ回数を使用して故障予測を行うことを特徴とする。
前記SMART情報のスピンドルモータ起動時間・スピンドルモータ起動回数・スピンドルモータ起動リトライ回数を使用して故障予測を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項6記載の構成は、
表示手段を有し、
故障予測を行った結果を表示することを特徴とする。
表示手段を有し、
故障予測を行った結果を表示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の請求項7記載の構成は、
前記磁気記憶手段は着脱可能であることを特徴とする。
前記磁気記憶手段は着脱可能であることを特徴とする。
画像処理装置内の取り外し可能なHDDにおける故障の自己診断を行い、特に画像処理装置の起動時に毎回HDD内のスピンドルモータの故障を判断してユーザに故障診断結果を表示することで、HDDの大切なデータを壊さないうちにバックアップでき、HDDを適切なタイミングで交換できる。
以下、図面を参照して、本発明を適用した画像処理装置の一実施形態を説明する。
以下の説明の順序としては、まず複写機全体の概略構成について簡単に説明し、次に本発明を適用した内容について詳しく説明する。
[複写機の概略構成]
まず、図1を用いて、画像処理装置としての複写機の概略構成について簡単に説明する。
まず、図1を用いて、画像処理装置としての複写機の概略構成について簡単に説明する。
図1に示すように、複写機本体50の上部には、代表的な自動原稿供給装置(ADF)1が開閉可能に設置されている。この自動原稿供給装置1では、上方に配置された積載トレイ2上に積載された原稿Pが、順次その最上紙から一枚毎に分離給紙され、複写機本体50の読取位置である流し読みプラテンガラス(プラテン)に搬送され、搬送しながら原稿の画像を読み込まれ、該画像の読み込みが終了すると排紙トレイ3に排紙積載される。尚、この自動原稿供給装置1の詳細については後述する。
複写機本体50は、読取手段であるところのリーダ部60と、記録手段であるところのプリンタ部70により構成されている。
リーダ部60は、原稿Pに記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとして入力するものであり、流し読みプラテン51、ブックプラテン52、ランプ61とミラー62を有するスキャナユニット63、ミラー64,65、レンズ66、イメージセンサ67等を有している。自動原稿供給装置1を使用して原稿を読み込む際にはスキャナユニット63を読取位置53に停止して、流し読みプラテン51上を移動する原稿の画像を読み込み、自動原稿供給装置1を使用しない場合は、プラテン52に載置される原稿の画像をスキャナユニット63の移動により読み込む。
プリンタ部70は、周知の静電潜像画像形成を用いた画像形成手段である。このプリンタ部70において、71は上段カセットで、カセット内の記録媒体であるところのシートは分離爪と給送ローラ72の作用によって一枚ずつ分離給送されてレジストローラ77に導かれる。73は下段カセットで、カセット内のシートは分離爪と給送ローラ74の作用によって一枚ずつ分離給送されてレジストローラ77に導かれる。75は手差しガイドで、一枚ずつシートがローラ76を介してレジストローラ77に導かれる。78はシートデッキで、モータ等により昇降する中板78aを備え、中板上のシートは、給送ローラ79と分離爪の作用により一枚ずつ分離給送されて搬送ローラ80に導かれ、該搬送ローラ80によりレジストローラ77に導かれる。
また、81は感光体ドラム、82はドラム表面を均一に帯電させる一次帯電器、83はドラム表面に画像光(画像情報)を照射し静電潜像を形成する光学ユニット、84はドラム表面に画像情報に応じたトナー像を形成する現像器、85はドラム表面のトナー像をシートに転写する転写帯電器、86は分離帯電器、87は転写後にドラム表面の残留したトナーを除去するクリーニング器であり、画像形成部を構成する。
更に、88は画像形成されたシートを搬送する搬送ベルト、89は転写されたトナー像をシートに定着する定着装置、90は搬送ローラ、91はダイバータである。画像形成されたシートはダイバータ91によって排出ローラ92に導かれ、ソータ93内に搬送される。ソータ93は、ノンソートトレイ94、ソートビントレイ95b、ノンソートトレイ排出ローラ96、ソートビントレイ排出ローラ97を有し、ノンソートトレイ94とソートビントレイ95が昇降してシートを一段ずつ区分けする。尚、ソータ93に代わって、排出トレイを装着する場合もある。
また、両面複写、多重複写の場合には、定着後のシートはダイバータ91により分岐されて搬送ローラ101により搬送され、両面複写の場合、ベルト102,104、パス106、排出ローラ105を経て中間トレイ100に排出される。109,110はシートを給送する半月ローラ、111は分離ローラ対、113,114,115はシートをレジストローラ77へ搬送する搬送ローラである。
HDD格納部500は、複写機本体50前面部に施錠可能な開閉扉が設けられ、ユーザが任意に図示しないHDD304を取り外せるように構成されている。
[複写機コントローラ部のハードブロック図]
図2は複写機50を制御するコントローラ部の構成200を示す。ここで、CPU(中央演算処理装置)301は複写機50の全体を制御し、ROM(リードオンリメモリ)302はプログラムを格納し、RAM(ランダムアクセスメモリ)303はデータの作業域等に使用される。HDD304はプログラムの格納および画像データを記憶する。ビデオ入力I/F(インターフェース)305、ビデオ出力I/F306は、スキャナ制御部308およびプリンタ制御部309との入出力用のデータを画像処理部307を介して通信を行う。UI(ユーザインターフェース)310はユーザが様々な機能の設定を実現できる設定用のタッチパネルであり、FAX(ファクシミリ)ボード311、公衆回線(PSTN)312でFAX機能を実現する。ネットワークインターフェースカード(NIC)313は外部PCなどと接続されプリント機能などを実現する。その他、画像データの圧縮及び伸張を行う圧縮伸張回路314、PCI/F(PCインターフェース)315、PCケーブル316である。
図2は複写機50を制御するコントローラ部の構成200を示す。ここで、CPU(中央演算処理装置)301は複写機50の全体を制御し、ROM(リードオンリメモリ)302はプログラムを格納し、RAM(ランダムアクセスメモリ)303はデータの作業域等に使用される。HDD304はプログラムの格納および画像データを記憶する。ビデオ入力I/F(インターフェース)305、ビデオ出力I/F306は、スキャナ制御部308およびプリンタ制御部309との入出力用のデータを画像処理部307を介して通信を行う。UI(ユーザインターフェース)310はユーザが様々な機能の設定を実現できる設定用のタッチパネルであり、FAX(ファクシミリ)ボード311、公衆回線(PSTN)312でFAX機能を実現する。ネットワークインターフェースカード(NIC)313は外部PCなどと接続されプリント機能などを実現する。その他、画像データの圧縮及び伸張を行う圧縮伸張回路314、PCI/F(PCインターフェース)315、PCケーブル316である。
[複写機コントローラ部のソフト構造]
図3は複写機50のコントローラ部のソフト構造を示すもので、図2のCPU301により制御される。ここで、複写機50のアプリケーションプログラム401で、コピー(複写)、FAX(ファクシミリ通信)、スキャン(画像読取)、プリント(印刷)等のアプリケーションプログラム群が位置するブロックである。
図3は複写機50のコントローラ部のソフト構造を示すもので、図2のCPU301により制御される。ここで、複写機50のアプリケーションプログラム401で、コピー(複写)、FAX(ファクシミリ通信)、スキャン(画像読取)、プリント(印刷)等のアプリケーションプログラム群が位置するブロックである。
アプリケーションプログラムインターフェース(API)402で、アプリケーション401とジョブ制御403のインターフェースである。
ジョブ制御403は、上記のコピー、FAX、スキャン、プリント等のジョブを制御するプログラム群が位置するブロックである。
デバイスドライバインターフェース404は、ジョブ制御403とデバイスドライバ405のインターフェース(DDI)である。
デバイスドライバプログラム郡405は、それらに制御されるデバイス群405‘で、スキャナドライバ406はスキャナ413を制御し、プリンタドライバ407はプリンタ309を制御し、画像処理ドライバ408は画像処理部307を制御し、FAXドライバ409はFAXボード311を制御し、UIドライバ410はUI310を制御し、N/Wドライバ412はN/Wカード(NIC)313を制御する。
[HDD格納部500の構成例]
図4は、図1で説明したHDD格納部500の構成例の詳細を示すもので、ユーザが任意にHDD304を取り外せるように構成されている。開閉扉501は、施錠可能でユーザが鍵を所有して開閉できるもの、UI(ユーザインターフェース)310より認証用の暗号を入力して開閉できる構成などこれに限ったものではない。HDD304を管理するユーザは開閉扉501を自由に開け閉めし、容易にHDD304を装着、取り外しできる。冷却用FAN502は、複写機50の側面に設けられHDD304の安定動作条件である温度環境特性を満たすために、HDD格納部500の熱を外部に出すように配置されている。
図4は、図1で説明したHDD格納部500の構成例の詳細を示すもので、ユーザが任意にHDD304を取り外せるように構成されている。開閉扉501は、施錠可能でユーザが鍵を所有して開閉できるもの、UI(ユーザインターフェース)310より認証用の暗号を入力して開閉できる構成などこれに限ったものではない。HDD304を管理するユーザは開閉扉501を自由に開け閉めし、容易にHDD304を装着、取り外しできる。冷却用FAN502は、複写機50の側面に設けられHDD304の安定動作条件である温度環境特性を満たすために、HDD格納部500の熱を外部に出すように配置されている。
[HDD304の故障診断フローチャート−1]
図5のフローチャートを用いて、本発明であるHDD304の故障診断予測に関して詳細に説明する。CPU301は複数のタスクを同時に管理でき、故障診断予測シーケンス(S600)もその中のタスクの1つである。故障診断予測シーケンス(S600)は、複写機本体50の電源投入時およびユーザがUI(ユーザインターフェース)310より実行の設定をした場合に実行される。図5のフローチャートでは、複写機本体50の電源投入時の場合について詳細に説明する。複写機本体50に電源が投入されると(S601)、CPU301は、HDD304が動作可能になるまで待機する(S602)。HDD304が動作可能になると、CPU301はHDD内部のSMART情報であるスピンドルモータ起動回数、スピンドルモータ起動時間、スピンドルモータ起動リトライ回数の属性値および故障予測のための属性値の閾値を取得するためのコマンドを実行する(S603)。CPU301は、それぞれの属性値および故障予測のための属性値の閾値を比較し故障予測を行い(S604)、その結果をUI(ユーザインターフェース)310に表示する(S605)。
図5のフローチャートを用いて、本発明であるHDD304の故障診断予測に関して詳細に説明する。CPU301は複数のタスクを同時に管理でき、故障診断予測シーケンス(S600)もその中のタスクの1つである。故障診断予測シーケンス(S600)は、複写機本体50の電源投入時およびユーザがUI(ユーザインターフェース)310より実行の設定をした場合に実行される。図5のフローチャートでは、複写機本体50の電源投入時の場合について詳細に説明する。複写機本体50に電源が投入されると(S601)、CPU301は、HDD304が動作可能になるまで待機する(S602)。HDD304が動作可能になると、CPU301はHDD内部のSMART情報であるスピンドルモータ起動回数、スピンドルモータ起動時間、スピンドルモータ起動リトライ回数の属性値および故障予測のための属性値の閾値を取得するためのコマンドを実行する(S603)。CPU301は、それぞれの属性値および故障予測のための属性値の閾値を比較し故障予測を行い(S604)、その結果をUI(ユーザインターフェース)310に表示する(S605)。
[HDD304の故障予測表示]
実際にUI(ユーザインターフェース)310にHDD304の故障予測を表示する図6および図7用いて、上述したスピンドルモータ起動回数、スピンドルモータ起動時間、スピンドルモータ起動リトライ回数のそれぞれの属性値および故障予測のための属性値の閾値を使用した故障予測に関して詳細に説明する。
実際にUI(ユーザインターフェース)310にHDD304の故障予測を表示する図6および図7用いて、上述したスピンドルモータ起動回数、スピンドルモータ起動時間、スピンドルモータ起動リトライ回数のそれぞれの属性値および故障予測のための属性値の閾値を使用した故障予測に関して詳細に説明する。
図6(a)は、HDD304が正常に動作できる場合のUI(ユーザインターフェース)310の表示である。UI(ユーザインターフェース)310にはスピンドルモータ起動回数、スピンドルモータ起動時間、スピンドルモータ起動リトライ回数それぞれの属性値および故障予測のための属性値の閾値を比較した結果を表している。属性値と閾値の関係は、閾値より属性値の方が高い値を示していれば正常動作することが保証され、一般に属性値は1〜253などの値を持ち、閾値は正常動作する属性値の下限値を持ちます。CPU301は、それぞれを比較し閾値に達した場合には100%に表示するようになっている。図6(a)では、スピンドルモータ起動回数、スピンドルモータ起動時間、スピンドルモータ起動リトライ回数全てが、閾値に達していないため、CPU301は、HDD304が正常に動作可能であると判断する。
図6(b)は、スピンドルモータ起動回数が閾値に達した場合を表している。しかし、CPU301はスピンドルモータ起動時間、スピンドルモータ起動リトライ回数は閾値に対して50%以下であるため、HDD304が動作可能と判断し、スピンドルモータ起動回数が閾値に達したことを表示し、HDD304のデータをバックアップするようにユーザに通知する。
図6(c)は、スピンドルモータ起動時間が閾値に対して50%に達した場合を表している。CPU301はHDD304が動作可能と判断し、スピンドルモータ起動時間が閾値に近づいていることを表示し、HDD304のデータをバックアップするようにユーザに通知する。
図7(d)は、スピンドルモータ起動時間が閾値に達した場合を表している。CPU301はHDD304の動作が保証できないと判断し、HDD304を交換するようにユーザに通知する。
図7(e)は、スピンドルモータ起動回数が閾値に達し、スピンドルモータ起動リトライ回数も閾値に対して50%以上の場合を表している。CPU301はHDD304の動作が保証できないと判断し、HDD304を交換するようにユーザに通知する。
[HDD304の故障診断フローチャート−2]
また、本発明であるHDD304の故障診断予測に関しては、図8に示す故障診断によっても実現でき、その詳細を説明する。故障診断予測シーケンス(S800)は、複写機本体50の電源投入時およびユーザがUI(ユーザインターフェース)310より実行の設定をした場合に実行される。図8のフローチャートでは、複写機本体50の電源投入時の場合について詳細に説明する。複写機本体50に電源が投入されると(S801)、CPU301は、HDD304が動作可能になるまで待機すると同時にHDD304のStatusレジスタの状態が解除されるまでの時間を計測する(S802)。HDD304が動作可能になるとCPU301はリードアクセス、ライトアクセスを実施し、そのアクセス時間も計測し、StatusレジスタのBUSY解除時間、リードアクセス時間、ライトアクセス時間を取得する(S803)。故障診断情報を取得すると、CPU301は予め記憶してあるそれぞれの故障閾値と比較して故障予測を実施する(S804)。この故障閾値は動作を保証できる下限値が設定され、それぞれの測定値が故障閾値に達していない場合には(S805)、CPU301はHDD304が動作可能と判断し、その旨をUI(ユーザインターフェース)310に表示する(S807)。また、それぞれの測定値の1つでも故障閾値に達している場合には(S805)、HDD304内のデータをバックアップするようにUI(ユーザインターフェース)310に表示する(S605)。
また、本発明であるHDD304の故障診断予測に関しては、図8に示す故障診断によっても実現でき、その詳細を説明する。故障診断予測シーケンス(S800)は、複写機本体50の電源投入時およびユーザがUI(ユーザインターフェース)310より実行の設定をした場合に実行される。図8のフローチャートでは、複写機本体50の電源投入時の場合について詳細に説明する。複写機本体50に電源が投入されると(S801)、CPU301は、HDD304が動作可能になるまで待機すると同時にHDD304のStatusレジスタの状態が解除されるまでの時間を計測する(S802)。HDD304が動作可能になるとCPU301はリードアクセス、ライトアクセスを実施し、そのアクセス時間も計測し、StatusレジスタのBUSY解除時間、リードアクセス時間、ライトアクセス時間を取得する(S803)。故障診断情報を取得すると、CPU301は予め記憶してあるそれぞれの故障閾値と比較して故障予測を実施する(S804)。この故障閾値は動作を保証できる下限値が設定され、それぞれの測定値が故障閾値に達していない場合には(S805)、CPU301はHDD304が動作可能と判断し、その旨をUI(ユーザインターフェース)310に表示する(S807)。また、それぞれの測定値の1つでも故障閾値に達している場合には(S805)、HDD304内のデータをバックアップするようにUI(ユーザインターフェース)310に表示する(S605)。
Claims (7)
- 画像処理装置のプログラムや画像データを記憶でき、内部に駆動機構を有する磁気記憶手段と、
画像処理装置の制御を行う制御手段とを有する画像処理装置において、
前記制御手段は、前記磁気記憶手段の故障診断情報を取得するため前記磁気記憶手段へコマンドを送信し、取得した故障診断情報をもとに前記磁気記憶手段の内部駆動機構の故障予測を行うことを特徴とする画像処理装置。 - 前記磁気記憶手段はハードディスクであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 故障診断情報はハードディスクのSMART情報を使用することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 故障診断情報はハードディスクのStatusレジスタのBUSY解除時間、リードアクセス時間、ライトアクセス時間を使用することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記SMART情報のスピンドルモータ起動時間・スピンドルモータ起動回数・スピンドルモータ起動リトライ回数を使用して故障予測を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 表示手段を有し、
故障予測を行った結果を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記磁気記憶手段は着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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