JP2018024521A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの変形を防止しつつFPOTの短縮を図るシート給送装置及びこれを備える画像形成装置を提供する。【解決手段】シート給送装置は、中板62と給送ローラ71との間の相対距離を変更する第1昇降モータと、制御部と、を備える。第2昇降モータは、相対距離を、中板62に支持されたシートに対する給送ローラ71の当接圧がシートを給送可能な圧力となる第1距離と、第1距離より長い第2距離と、に変更可能である。制御部は、待機状態において相対距離を第1距離に所定時間維持した後に、相対距離を第2距離に変更するように第1昇降モータを制御する第1モードと、待機状態において相対距離を第1距離に維持するように第2昇降モータを制御する第2モードと、のいずれか一方を中板62に支持されたシートの種類に応じて選択する。【選択図】図5

Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
近年、ユーザによる印刷指示の操作が行われてから最初の1枚目のシートが印刷又は排出されるまでの時間であるファーストプリントアウトタイム(以下、FPOTと記載)を短縮させるシート給送装置が提案されている(特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載のシート給送装置は、給送ローラによりシートを給送した後も一定時間経過するまでカセットに積載されたシート上面に給送ローラを当接させる。一定時間経過する前にユーザによる新たな印刷指示の操作が行われた場合には、給送ローラがシート上面に当接しているので、速やかにシートの給送が開始され、FPOTが短縮される。また、このシート給送装置は、一定時間経過するまでにユーザによる新たな印刷指示の操作が行われなかった場合に、給送ローラを上昇させてシート上面から離間させる。これにより、このシート給送装置は、給送ローラがシートの上面に長時間当接して、シートを変形させてしまうことの防止を図ることができる。
特開2015−229540号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のシート給送装置は、シートを給送してから給送ローラを上昇させると判定するまでの判定時間がシートの種類に関わらず一定に設定されている。これにより、このシート給送装置は、多くの種類のシートに対しても適用しようとすると、薄いシートのように変形し易いシートを変形させないために、変形し易いシートに合わせて判定時間を設定する必要がある。このために、給送ローラは、厚く変形しにくいシートに当接していたとしても、薄いシートに対応する短い判定時間が経過した場合にシートから離間するので、FPOTを短縮させにくくなる虞があった。
そこで、本発明は、シートの変形を防止しつつFPOTの短縮を図るシート給送装置及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート給送装置において、シートを支持するシート支持部と、前記シート支持部に支持されたシートに当接してシートを給送するシート給送部と、前記シート支持部及び前記シート給送部の少なくともいずれか一方を移動させ、前記シート支持部と前記シート給送部との間の相対距離を、前記シート支持部に支持されたシートに対する前記シート給送部の当接圧がシートを給送可能な圧力となる第1距離と、前記第1距離より長い第2距離と、に変更可能な移動部と、前記シート給送部によるシートの給送をしていない待機状態において前記相対距離を前記第1距離に所定時間維持した後に、前記相対距離を前記第1距離から前記第2距離に変更するように前記移動部を制御する第1モードと、前記待機状態において前記相対距離を前記第1距離に維持するように前記移動部を制御する第2モードと、のいずれか一方を前記シート支持部に支持されたシートの種類に応じて選択する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によると、制御部は、第1モードと第2モードとのいずれか一方をシートの種類に応じて選択するように構成されている。これにより、制御部は、変形し易いシートがシート支持部に支持されている場合に、第1モードを選択して、シート給送部によるシートへの圧力を低減することにより、シートの変形の防止を図ることができる。また、制御部は、変形しにくいシートがシート支持部に支持されている場合に、第2モードを選択して、待機状態において相対距離を第1距離に維持して印刷指示を受信した際に、速やかにシートの給送を開始することによりFPOTを短縮することができる。
第1の実施形態に係るプリンタを示す断面図である。 (a)は、給送ローラが給送位置に位置する状態のシート給送装置を示す断面図であり、(b)は、給送ローラが退避位置に位置する状態のシート給送装置を示す断面図である。 シート給送装置のカセットを示す斜視図である。 制御部を示すブロック図である。 シート給送装置によるシート給送に係る制御処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるシート給送装置によるシート給送に係る制御処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるシート給送装置によるシート給送に係る制御処理を示すフローチャートである。 (a)は、第1〜第3の実施形態の変形例のシート給送装置において、給送位置に位置する給送ローラを示す断面図であり、(b)は、退避位置に位置する給送ローラを示す断面図である。 (a)は、第1〜第3の実施形態の変形例のシート給送装置において、中板が当接位置に位置する状態のシート給送装置を示す断面図であり、(b)は、中板が離間位置に位置する状態のシート給送装置を示す断面図である。
<第1の実施形態>
以下、図面に沿って、本開示の第1の実施形態について説明する。本開示に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれら複合機器等、シート上に形成されたトナー像を加熱及び加圧によりシートに定着可能な定着装置を備えた画像形成装置である。以下の実施形態においては、画像形成装置の一例としてカラーレーザビームプリンタであるプリンタ1を用いて説明する。シートとは、用紙又は封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルム(OHT)、布などの薄層状の記録媒体を指す。
[プリンタの概略構成]
まず、プリンタ1の概略構成について、図1を参照しながら説明する。プリンタ1は、プリンタの筐体を構成する本体部2と、シートを給送するシート給送装置60と、シート給送装置60により給送されたシートにトナー像を転写する画像形成部10と、制御部100と、を備える。
画像形成部10は、コンピュータ等から受信した情報に基づいてレーザ光を照射するレーザスキャナユニット11と、レーザスキャナユニット11のレーザ光が照射される感光体ドラム21A〜21Dを有するプロセスカートリッジ20A〜20Dと、を備える。プロセスカートリッジ20A〜20Dは、順にイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックに対応しており、感光体ドラム21A〜21Dと共に感光体ドラム21A〜21Dを帯電させる帯電ローラ22A〜22Dを有する。
感光体ドラム21Aは、帯電ローラ22Aによって予め負電圧に帯電された後に、レーザスキャナユニット11のレーザ光が照射されることにより、負電荷が取り除かれて静電潜像が形成される。そして、不図示の現像部により負電圧に帯電されたイエローのトナーが静電潜像に付着されて、感光体ドラム21A上にトナー像が形成される。略同様に、感光体ドラム21B〜21D上にも、マゼンダ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。
また、画像形成部10は、感光体ドラム21A〜21D上のトナー像が転写される中間転写部30を備える。中間転写部30は、駆動ローラ31と、テンションローラ32と、駆動ローラ31及びテンションローラ32に巻きかけられた中間転写ベルト33と、を有する。中間転写ベルト33は、テンションローラ32により引張力が加えられて張られており、駆動ローラ31が回転することにより回転する。また、中間転写ベルト33の内側には、中間転写ベルト33を感光体ドラム21A〜21Dに押圧するように付勢された1次転写ローラ34A〜34Dが配置されている。1次転写ローラ34A〜34Dは、正電圧に印加されており、感光体ドラム21A〜21D上のトナーを引きつけて、トナー像を中間転写ベルト33に転写し、中間転写ベルト33にフルカラーのトナー像を形成する。
画像形成部10は、中間転写ベルト33を駆動ローラ31に押圧する2次転写ローラ35を備える。シート給送装置60から給送されたシートは、レジストレーションローラ対(以下、レジストローラ対と記載)41により斜行補正されると共に駆動ローラ31の回転に同期して2次転写ローラ35に送り出される。レジストローラ対41により2次転写ローラ35に送り出されたシートは、2次転写ローラ35により中間転写ベルト33に押し付けられると共に、正電圧に印加された2次転写ローラ35により中間転写ベルト33上のトナー像が引きつけられて転写される。なお、中間転写部30には、シートにトナー像が転写された後に中間転写ベルト33に残ったトナーを取り除くクリーニング部36が設けられている。
また、レジストローラ対41と2次転写ローラ35との間においてシートを案内するシート搬送路50(搬送路)には、レジストローラ対41から搬送されるシートを検出可能なトップセンサ42と、メディアセンサ43とが設けられている。メディアセンサ43(シート種類検出部)は、シート搬送路50に沿って配置された不図示の第1発光部及び第2発光部と、1つの受光部と、を有する。第1発光部と受光部とは、シート搬送路50に沿って並んで配置され、第2発光部は、シート搬送路50を通過するシートを挟んで、受光部に対向するように配置されている。第1発光部から発せられた光は、シートに反射して受光部に検出され、第2発光部から発せられた光は、シートを通過して受光部に検出される。メディアセンサ43は、受光部により検出した第1発光部の光に基づいてシート搬送路50中を通過するシートの表面の状態を検出し、受光部により検出した第2発光部の光に基づいてシート搬送路50中を通過するシートの坪量を検出する。そして、メディアセンサ43は、検出したシートの表面の状態と坪量とからシートの種類を判定する。
2次転写ローラ35によりトナー像が転写されたシートは、シート搬送方向における2次転写ローラ35の下流に配置された定着装置44に搬送される。定着装置44は、加熱ローラ44b及び加熱ローラ44bに向かって付勢された加圧ローラ44aを有しており、搬送されてきたシートを加熱及び加圧することにより、シートにトナー像が定着させる。そして、トナー像が定着されたシートは、排出ローラ対45に搬送され、排出ローラ対45により排出トレイ46に排出される。
また、シート搬送方向において定着装置44の下流には、排出ローラ対45と共にシート反転部47が配置されている。シート反転部47は、反転ローラ対47aと、シートの搬送先を排出ローラ対45と反転ローラ対47aとに切り換える切換え部材47bと、を有する。両面印刷が行われる場合に、定着装置44により表面(第1面)にトナー像が定着されたシートは、切換え部材47bにより反転ローラ対47aに搬送されて、シート搬送方向の下流端が排出トレイ46の上方に突出する。そして、シート反転部47は、シート搬送方向におけるシートの上流端が切換え部材47bよりも下流に搬送された後に、反転ローラ対47aの回転方向を反転させることにより、シートを両面搬送路51に搬送する。
両面搬送路51上には、シートを搬送する両面搬送ローラ対48,49が配置されている。両面搬送路51に搬送されたシートは、両面搬送ローラ対49によりレジストローラ対41に送り出される。レジストローラ対41に送り出されたシートは、画像形成部10によって、表面とは反対の裏面(第2面)に画像が形成される。
[シート給送装置の構成]
シート給送装置60について、図2及び図3を参照しながら説明する。シート給送装置60は、シートが収容されると共に本体部2に対して脱着可能に装着されたカセット61(シート収容部)を備える。カセット61の内部には、カセット61に収納されたシートが積載され、シート搬送方向におけるシートの下流を下方から支持する中板62(シート支持部)が設けられている。中板62は、シート搬送方向の上流端がカセット61に回動自在に連結され、カセット61に対して上下方向に揺動可能に設けられており、すなわちカセット61に移動可能に支持されている。
中板62とカセット61の内部の底面との間には、図2(a),(b)に示すように、中板62を上下方向に揺動させる、すなわち昇降させるリフト板63が設置されている。リフト板63は、シート搬送方向における上流端63aがカセット61に回動可能に連結されており、リフト板63に連結された第1昇降モータM1(移動部、図4参照)を駆動させることにより回転して、中板62を昇降させることが可能に構成されている。中板62に積載されたシートは、中板62が昇降することにより昇降する。
また、カセット61の内部には、図3に示すように、シートがシート搬送方向の上流端(以下、後端と記載)に当接可能な後端規制部64が設けられている。さらに、カセット61の内部には、シート搬送方向に直交する方向(以下、幅方向と記載)におけるシートの端部(以下、側端と記載)に当接可能な側端規制部65が設けられている。中板62に積載されたシートは、後端規制部64によりシート搬送方向の上流への移動が規制され、側端規制部65により幅方向の移動が規制される。
カセット61の上方には、図2(a),(b)に示すように、本体部2に固定された支持フレーム70が配置されており、支持フレーム70には、中板62に積載されたシートに当接してシートを給送する給送ローラ71(シート給送部)が支持されている。給送ローラ71は、支持フレーム70に対して昇降可能に支持されており、給送ローラ71に連結された第2昇降モータM2(図4参照)により昇降可能に構成されている。
給送ローラ71は、第2昇降モータM2が駆動することにより、中板62により上昇したシートの上面に当接する給送位置(図2(a)の実線で示す位置)に移動可能に構成されている。また、給送ローラ71は、中板62により上昇したシートの上面から離間して退避する退避位置(図2(a)の2点鎖線で示す位置)にも移動可能に構成されている。図2(a)に示すように、給送ローラ71が給送位置に位置すると共に、中板62に積載されたシートの上面が給送ローラに当接する当接位置に中板が位置する場合に、シートは、給送ローラ71により給送可能である。図2(b)に示すように、給送ローラ71が退避位置に移動した場合に、給送ローラ71は、中板62に積載されたシートから離間する。このように、給送ローラ71と中板62との距離である相対距離は、中板62が当接位置に停止していたとしても、給送ローラ71の位置に応じて変更可能である。給送ローラ71が給送位置に位置する状態での相対距離である第1距離は、給送ローラ71が退避位置に位置する状態での相対距離である第2距離より短く設定されている。
また、シート給送装置60は、図2(a),(b)に示すように、給送ローラ71により給送されたシートを1枚1枚に分離するシート分離部74を備える。シート分離部74は、支持フレーム70に支持されたフィードローラ72と、シート搬送方向におけるカセット61の下流端の上部に支持された分離ローラ73と、を有する。フィードローラ72は、給送ローラ71により給送されたシートをレジストローラ対41に搬送し、分離ローラ73は、フィードローラ72に所定の大きさの圧接力で圧接して配置されており、給送されたシートをフィードローラ72と共に1枚ずつに分離する。
分離ローラ73は、不図示のトルクリミッタを介してシート搬送方向とは反対方向(以降、逆送方向という)に一定のトルクで回転駆動が付与され、シート搬送方向及び逆送方向のいずれの方向にも回転可能である。シート分離部74に複数枚のシートが給送ローラ71により給送された場合には、フィードローラ72が最上位のシートをシート搬送方向に搬送するが、分離ローラ73がそれ以外のシートを逆送方向に搬送してカセット61に戻す。これにより、シート分離部74は、シートを1枚ずつレジストローラ対41に搬送することができる。
[制御部の構成]
ここで、制御部100について図4を参照しながら説明する。制御部100は、CPU101と、データを記憶する記憶手段であるメモリ102を有する。メモリ102は、各部を制御するためのプログラムを記憶するROM102aと、データを一時的に記憶するRAM102bと、を有する。制御部100の入力側には、トップセンサ42と、メディアセンサ43と、が接続されている。制御部100は、トップセンサ42により検出した情報に基づいてレジストローラ対41によるシートの搬送速度を調整する制御を行う。
また、制御部100の入力側には、カセット61の内部の温度及び湿度を検出する環境センサ103(内部検出部)が接続されている。制御部100は、環境センサ103により検出した情報及びメディアセンサ43により検出されたシートの種類に応じて、加熱ローラ44bの温度を変更して、トナー像を適切にシートに定着させることが可能に構成されている。
制御部100の出力側には、第1昇降モータM1及び第2昇降モータM2が接続されており、制御部100は、第1昇降モータM1及び第2昇降モータM2を制御することにより、中板62及び給送ローラ71を昇降させる。なお、制御部100には、上記センサ及びモータ以外にもプリンタ1の各部を制御するために必要なセンサ及びモータが接続されている。
また、制御部100には、ユーザの操作を受け付ける操作部104が接続されている。操作部104は、ユーザが操作可能に本体部2に設置されている。ユーザが操作部104により印刷を行う印刷指示の操作を行うことにより、印刷指示の情報が操作部104から制御部100に送信される。また、操作部104は、印刷するシートの種類及びサイズをユーザによって設定可能に構成されており、印刷するシートの種類及びサイズの情報を印刷指示の情報に含めて制御部100に送信する。
制御部100は、操作部104により設定されたシートの種類に応じて、第1モードと第2モードとのいずれか一方を選択して、その選択した制御モードに基づいてシートを給送するシート給送制御を実行する。制御部100では、シートの種類として、グループA,Bのシートが設定されている。グループAのシートには、光沢紙、薄紙及び封筒等のように給送ローラ71による当接圧によって変形しやすいシートが設定されている。また、グループBのシートには、普通紙、厚紙及びはがきのように給送ローラ71による当接圧では変形しにくいシートが設定されている。制御部100は、シート給送制御において、操作部104による印刷指示によって、印刷するシートとしてグループAのシートが設定された場合に第1モードを選択し、印刷するシートとしてグループBのシートが設定された場合に第2モードを選択する。
制御部100は、給送ローラ71によるシートの給送を行っていない待機状態において、第1モードと第2モードとのいずれが選択されているかに応じて、給送ローラ71の位置を変更する。制御部100は、第1モードが選択されている場合に、待機状態において給送ローラ71が給送位置に所定時間維持した後に、給送ローラ71が退避位置に移動するように第2昇降モータM2を制御する。また、制御部100は、第2モードが選択されている場合に、待機状態において給送ローラ71を給送位置に維持するように第2昇降モータM2を制御する。すなわち、制御部100は、第1モードが選択されている場合に、待機状態において相対距離が第1距離に所定時間維持した後に、相対距離を第1距離から第2距離に変更する。また、制御部100は、第2モードが選択されている場合に、待機状態において相対距離を第1距離に維持する。
[シート給送制御]
ここで、シート給送制御について、図5を参照しながら説明する。図5は、カセット61が本体部2に装着されたことに基づいて開始するシート給送制御により実行される各工程を示すフローチャートである。なお、カセット61が本体部2から取り外されている場合に、制御部100は、給送ローラ17を退避位置に停止させ、中板62を離間位置に停止させる。これにより、カセット61が本体部2に対して着脱される際に、中板62に積載されたシートが給送ローラ71に引っかかることを防止する。
制御部100は、カセット61が本体部2に装着されたことに基づいてシート給送制御を開始し、まず、カセット61が本体部2に装着された直後であるか否かを判定する(ステップS1)。この工程において、制御部100は、メモリ102に記憶されている不図示のカセット準備フラグを参照して判定する。
カセット準備フラグは、カセット61が本体部2から取り外された場合にOFF状態に切り換えられ、カセット61が本体部2に装着されてからステップS1〜S3が実行された場合にON状態に切り換えられるフラグである。すなわち、制御部100は、カセット準備フラグがOFF状態である場合に、カセット61が本体部2に装着された直後であると判定し、カセット準備フラグがON状態である場合に、カセット61が本体部2に装着された直後ではないと判定する。このため、例えば本体部2には、カセット61の脱着を検知するセンサが設けられている。
ステップS1において、カセット61が本体部2に装着された直後であると判定した場合に(Yes)、制御部100は、給送ローラ71が給送位置に移動するように第2昇降モータM2を制御する(ステップS2)。この工程を実行した後に、制御部100は、中板62が当接位置まで上昇するように第1昇降モータM1を制御して、中板62に積載されたシートの上面を給送ローラ71に当接させる(ステップS3)。そして、ステップS3において、制御部100は、カセット61を本体部2に装着した直後に行う工程を実行したとして、カセット準備フラグをON状態に切り換える。
ステップS1において、カセット61が本体部2に装着された直後ではないと判定した場合に(No)、制御部100は、カセット61が本体部2に装着されてから1回以上印刷を行ったと判定する。そして、制御部100は、前回の印刷時の操作部104から受信した印刷指示の情報によって、印刷するシートとしてグループAのシートが設定されたか否かを判定する(ステップS4)。この工程において、制御部100は、メモリ102に記憶されている不図示のグループ判定フラグを参照して判定する。
グループ判定フラグは、グループAのシートの情報が含まれた印刷指示の情報を制御部100が受信した場合にON状態に切り換えられ、グループBのシートの情報が含まれた印刷指示の情報を制御部100が受信した場合にOFF状態に切り換えられる。すなわち、制御部100は、グループ判定フラグがON状態である場合に、前回の印刷時の操作部104から受信した印刷指示の情報によって、印刷するシートとしてグループAのシートが設定されたと判定する。一方、グループ判定フラグがOFF状態である場合に、制御部100は、前回の印刷時の操作部104から受信した印刷指示の情報によって、印刷するシートとしてグループBのシートが設定されたと判定する。
ステップS4において、印刷するシートとしてグループAのシートが設定されたと判定した場合に(Yes)、制御部100は、第1モードを選択し、第1モードによる制御処理としてステップS5〜S12を実行する。また、ステップS1において、カセット61が本体部2に装着された直後であると判定して(Yes)、ステップS3を実行した後にも、制御部100は、第1モードを選択し、第1モードによる制御処理を実行する。
制御部100は、第1モードによる制御処理として、まずタイマによる時間計測を開始する(ステップS5)。この工程において、制御部100は、タイマをリセットした後に時間計測を開始して、ステップS3又はステップS4を実行してからの経過時間を計測する。
ステップS5を実行した後に、制御部100は、操作部104から印刷指示の情報を受信したか否かを判定する(ステップS6)。この工程において、操作部104から印刷指示の情報を受信したと判定した場合に(Yes)、制御部100は、印刷指示の情報に含まれるシートの種類に関する情報を、メモリ102に記憶させる(ステップS7)。この工程において、制御部100は、印刷指示の情報に応じて、グループ判定フラグをON/OFF状態に切換え又は保持を行う。
ステップS6において、操作部104から印刷指示の情報を受信していないと判定した場合に(No)、制御部100は、ステップS5において計測を開始したタイマの計測時間が所定時間に達したか否かを判定する(ステップS8)。
ステップS8において、タイマの計測時間が所定時間に達していないと判定した場合に(No)、制御部100は、再度ステップS6を実行する。すなわち、制御部100は、ステップS6において操作部104から印刷指示の情報を受信していないと判定する場合に、ステップS6,S8を繰り返し実行して待機する。
ステップS8において、タイマの計測時間が所定時間に達したと判定した場合に(Yes)、制御部100は、給送ローラ71が退避位置に移動するように第2昇降モータM2を制御する(ステップS9)。給送ローラ71は、退避位置に移動することにより、中板62に積載されたシートの上面から離間する。
ステップS9を実行した後に、制御部100は、操作部104から印刷指示の情報を受信したか否かを判定する(ステップS10)。この工程において、操作部104から印刷指示の情報を受信していないと判定した場合に(No)、制御部100は、再度ステップS10を実行する。すなわち、制御部100は、ステップS10において操作部104から印刷指示の情報を受信したと判定するまで、ステップS10を繰り返し実行して待機する。
ステップS10において、操作部104から印刷指示の情報を受信したと判定した場合に(Yes)、制御部100は、印刷指示の情報に含まれるシートの種類に関する情報を、メモリ102に記憶させる(ステップS11)。この工程において、制御部100は、ステップS7と同様に、印刷指示の情報に応じて、グループ判定フラグをON/OFF状態に切換え又は保持を行う。
ステップS11を実行した後に、制御部100は、給送ローラ71が給送位置に移動するように第2昇降モータM2を制御する(ステップS12)。給送ローラ71は、給送位置に移動することにより、中板62に積載されたシートの上面に当接する。
ところで、ステップS4において、印刷するシートとしてグループBのシートが設定されたと判定した場合に(No)、制御部100は、第2モードを選択し、第2モードによる制御処理としてステップS13,S14を実行する。
制御部100は、第2モードによる制御処理として、まず、操作部104から印刷指示の情報を受信したか否かを判定する(ステップS13)。この工程において、操作部104から印刷指示の情報を受信していないと判定した場合に(No)、制御部100は、再度ステップS13を実行する。すなわち、制御部100は、ステップS13において操作部104から印刷指示の情報を受信したと判定するまで、ステップS13を繰り返し実行して待機する。
ステップS13において、操作部104から印刷指示の情報を受信したと判定した場合に(Yes)、制御部100は、印刷指示の情報に含まれるシートの種類に関する情報を、メモリ102に記憶させる(ステップS14)。この工程において、制御部100は、ステップS7,S11と同様に、印刷指示の情報に応じて、グループ判定フラグをON/OFF状態に切換え又は保持を行う。
ステップS7,S12,S14を実行した後に、制御部100は、給送ローラ71を回転させて、シートの給送を行う(ステップS15)。これにより、中板62に積載されていたシートは、画像形成部10に給送される。
このように、第1の実施形態において、制御部100は、変形し易いグループAのシートが中板62に積載されている場合に、待機状態において給送ローラ71が給送位置に所定時間維持された後に、給送ローラ71を退避位置に移動させる。これにより、制御部100は、所定時間が経過する前に印刷指示を受信した場合に、給送ローラ71を昇降させることなく給送を開始することができるので、FPOTを短縮することができる。FPOTとは、ユーザによる印刷指示の操作が行われてから最初の1枚目のシートが印刷又は排出されるまでの時間であるファーストプリントアウトタイム(First Print Out Time)の略である。また、制御部100は、印刷指示を受信することなく所定時間が経過した場合に、給送ローラ71を中板62に積載されたシートから離間させるので、シートの変形の防止を図ることができる。
また、制御部100は、変形しにくいグループBのシートが中板62に積載されていると判定した場合に、待機状態において給送ローラ71を給送位置に維持させる。これにより、給送ローラ71を昇降させることなく給送を開始することができるので、FPOTを短縮することができる。このように、制御部100は、シートの種類に応じて、待機状態において給送ローラ71を中板62に積載されたシートに当接させた状態を維持するか否かを選択することができるので、シートの変形を防止しつつFPOTの短縮を図ることができる。
また、シート給送装置60は、ユーザが操作部104を操作することにより、シートの種類を設定することができるので、シートの種類を検出するために専用のセンサを必要とせず、コストを削減することができる。
また、制御部100は、カセット61が装着されてから操作部104から印刷指示を受信するまでの間、シートの種類を判定することができないが、第1モードを選択するように構成されている。これにより、制御部100は、変形し易いグループAのシートが中板62に積載されていたとしても、制御部100は、シートの変形の防止を図ることができる。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明省略する。制御部100は、シート給送制御において、第1モードの実行を規制可能であり、第1モードの実行を規制してシートの種類に関わらず第2モードを実行可能な特別モードを実行可能に構成されている。操作部104は、ユーザが特別モードを選択可能に構成されており、特別モードが選択されている場合に、特別モードの指示情報を制御部100に送信する。
[シート給送制御]
ここで、シート給送制御について、図6を参照しながら説明する。図6は、カセット61が本体部2に装着されたことに基づいて開始するシート給送制御により実行される各工程を示すフローチャートである。
なお、図6に示すステップS21〜S24は、図5に示すステップS1〜S4に相当し、図6に示すステップS26〜S36は、図5に示すステップS5〜S15に相当する。このため、ステップS25についてのみ説明する。
ステップS24において、印刷するシートとしてグループAのシートが設定されたと判定した場合(Yes)又はステップS23を実行した後に、制御部100は、特別モードが設定されているか否かを判定する(ステップS25)。この工程において、制御部100は、操作部104から特別モードの指示情報が送信されているか否かを確認し、特別モードの指示情報が送信されている場合に、操作部104により特別モードが設定されていると判定する。ステップS25において、特別モードが設定されていないと判定した場合に(No)、制御部100は、第1モードを実行すると判定し、第1モードの工程としてタイマによる時間計測を開始する(ステップS26)。
ステップS25において、特別モードが設定されていると判定した場合に(Yes)、制御部100は、第1モードの実行を規制してシートの種類に関わらず第2モードを実行すると判定し、第2モードの制御処理を実行する。制御部100は、第2モードの制御処理として、操作部104から印刷指示の情報を受信したか否かを判定する(ステップS34)。
このように、第2の実施形態において、制御部100は、操作部104により特別モードが選択された場合に、シートの種類に関わらず、待機状態において給送ローラ71を給送位置に維持する。したがって、シート給送装置60は、ユーザが操作部104により特別モードを選択することにより、シートの種類に関わらず速やかにシートの給送を開始することできる。このように、シート給送装置60は、ユーザのニーズに合わせて、シートの給送方法を切り換えることができる。
<第3の実施形態>
続いて、第3の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明省略する。制御部100は、メディアセンサ43により検出されたシートの種類に応じて、第1モードと第2モードとのいずれかのモードを選択して、その選択したモードに基づいてシートを給送するシート給送制御を実行する。なお、制御部100は、印刷指示の情報を受信したとしても、印刷指示の情報によってメモリ102のグループ判定フラグの切換えを実行しないように構成されている。
[シート給送制御]
ここで、シート給送制御について、図7を参照しながら説明する。図7は、カセット61が本体部2に装着されたことに基づいて開始するシート給送制御により実行される各工程を示すフローチャートである。
なお、図7に示すステップS41〜43は、図5に示すステップS1〜S3に相当する。このため、ステップS44以降について説明する。
ステップS41において、カセット61が本体部2に装着された直後ではないと判定した場合に(No)、制御部100は、前回の印刷時にグループAのシートが給送されたか否かを判定する(ステップS44)。この工程において、制御部100は、メモリ102に記憶されている不図示のグループ判定フラグを参照して判定する。
グループ判定フラグは、メディアセンサ43によりグループAのシートが検出された場合にON状態に切り換えられ、メディアセンサ43によりグループBのシートが検出された場合にOFF状態に切り換えられる。すなわち、制御部100は、グループ判定フラグがON状態である場合に、前回の印刷時にグループAのシートが給送されたと判定する。一方、グループ判定フラグがOFF状態である場合に、制御部100は、前回の印刷時にグループBのシートが給送されたと判定する。
ステップS44において、前回の印刷時にグループAのシートが給送されたと判定した場合に(Yes)、制御部100は、第1モードを選択し、第1モードによる制御処理としてステップS45〜S50を実行する。なお、ステップS45,S46,S47,S48,S49,S50は、それぞれ上述したステップS5,S6,S8,S9,S10,S12(図5参照)に相当する。
制御部100は、第1モードによる制御処理として、まずタイマによる時間計測を開始する(ステップS45)。ステップS45を実行した後に、制御部100は、操作部104から印刷指示の情報を受信したか否かを判定する(ステップS46)。この工程において、操作部104から印刷指示の情報を受信していないと判定した場合に(No)、制御部100は、タイマの計測時間が予め設定された所定時間に達したか否かを判定する(ステップS47)。この工程において、タイマの計測時間が所定時間に達していないと判定した場合に(No)、制御部100は、再度ステップS46を実行する。
ステップS47において、タイマの計測時間が所定時間に達したと判定した場合に、制御部100は、給送ローラ71が退避位置に移動するように第2昇降モータM2を制御する(ステップS48)。給送ローラ71は、退避位置に移動することにより、中板62に積載されたシートの上面から離間する。
ステップS48を実行した後に、制御部100は、操作部104から印刷指示の情報を受信したか否かを判定する(ステップS49)。この工程において、操作部104から印刷指示の情報を受信していないと判定した場合に(No)、制御部100は、再度ステップS49を実行する。
ステップS49において、操作部104から印刷指示の情報を受信したと判定した場合に(Yes)、制御部100は、給送ローラ71が給送位置に移動するように第2昇降モータM2を制御する(ステップS50)。給送ローラ71は、給送位置に移動することにより、中板62に積載されたシートの上面に当接する。
ところで、ステップS44において、前回の印刷時にグループBのシートが給送されたと判定した場合に(No)、制御部100は、第2モードによる制御処理としてステップS51を実行する。
制御部100は、第2モードによる制御処理として、操作部104から印刷指示の情報を受信したか否かを判定する(ステップS51)。この工程において、操作部104から印刷指示の情報を受信していないと判定した場合に(No)、制御部100は、再度ステップS51を実行する。
ステップS46,S51において、操作部104から印刷指示の情報を受信したと判定した場合(Yes)又はステップS50を実行した後に、給送ローラ71を回転させて、シートの給送を行う(ステップS52)。
ステップS52を実行した後に、制御部100は、給送されるシートの種類をメディアセンサ43により検出する(ステップS53)。この工程において、メディアセンサ43によりグループAのシートが検出された場合に、制御部100は、グループ判定フラグをON状態に切り換える。また、メディアセンサ43によりグループBのシートが検出された場合に、制御部100は、グループ判定フラグをOFF状態に切り換える。これにより、制御部100は、ステップS44において、前回の印刷時にグループAのシートが給送されたか否かを判定することが可能である。
このように、第3の実施形態において、制御部100は、ユーザが操作部104にシートの種類を設定しなくても、メディアセンサ43により検出したシートの種類に応じて、第1モードと第2モードとのいずれか一方を選択する。これにより、シート給送装置60は、利便性を低下させることなく、FPOTを短縮することができる。
<変形例>
なお、第1〜第3の実施形態において、制御部100は、シートを給送してから次の印刷指示を受信するまでの待機状態において、シートの種類に応じて選択したモードに基づいて給送ローラ71の昇降を制御したが、これに限らない。制御部100は、シート給送装置60を含めたプリンタ1の電力消費を低下させたスリープモードを実行可能に構成されている場合に、スリープモードにおいても、シートの種類に応じて選択したモードに基づいて給送ローラ71の昇降を制御してもよい。制御部100は、第1モードを選択している場合に、スリープモードにおいて給送ローラ71が給送位置に所定時間維持された後に、給送ローラ71を退避位置に移動させる。また、制御部100は、第2モードを選択している場合に、スリープモードにおいて給送ローラ71を給送位置に維持する。これにより、制御部100は、シートの変形を防止しつつ、スリープモードからのFPOTであるSFPOTの短縮を図ることができる。
また、第1〜第3の実施形態において、給送ローラ71は、中板62に積載されたシートに当接する給送位置と、中板62に積載されたシートから離間した退避位置と、に移動可能に構成されているが、これに限らない。給送ローラ71は、図8(a),(b)に示すように、退避位置に位置する場合に中板62に積載されたシートから離間しなくてもよい。例えば、給送ローラ71は、図8(a)の実線で示す給送位置と、図8(a)の2点鎖線及び図8(b)の実線で示す位置である退避位置と、に移動可能に構成されていてもよい。図8の給送位置は、中板62に積載されたシートに対する給送ローラ71の当接圧がシート給送可能な圧力となる位置であり、図8の退避位置は、給送位置よりも、シートに対する当接圧が小さくなる位置である。すなわち、第2距離は、第1距離よりも、中板62に積載されたシートに対する当接圧が小さくなる距離に設定されていてもよい。制御部100は、図8(b)に示すように、給送ローラ71を退避位置に移動させることにより、シートに対する当接圧を小さくすることができるので、シートの変形の防止を図ることができる。さらに、図8で示す給送位置及び退避位置の距離は、図2で示す給送位置及び退避位置の距離よりも短い。従って、給送ローラが退避位置から給送位置に移動する時間を短縮することができ、FPOTを短縮することができる。
また、第1〜第3の実施形態において、制御部100は、給送ローラ71が昇降するように第2昇降モータM2を制御することにより、相対距離を変更するが、これに限らない。制御部100は、図9(a),(b)に示すように、給送ローラ71を給送位置に固定し、中板62が昇降するように第1昇降モータM1を制御してもよい。これにより、制御部100は、相対距離を変更して、給送ローラ71に対して、中板62に積載されているシートを接離させることができる。この場合には、給送ローラ71を昇降させる第2昇降モータM2が必要ないために、コストを削減することができる。
また、第1〜第3の実施形態において、制御部100は、シートの種類に応じて第1モードと第2モードとのいずれか一方を選択するように構成されているが、これに限らない。制御部100は、環境センサ103により検出された温度及び湿度とシートの種類とに応じて第1モードと第2モードとのいずれか一方を選択するように構成されていてもよい。シートは、温度や湿度が変化することにより、変形し易さも変化するが、制御部100は、温度及び湿度の変化も考慮して第1モードと第2モードとのいずれか一方を選択することができる。これにより、制御部100は、さらにシートの変形を防止しつつ、FPOTを短縮することができる。
また、第1〜第3の実施形態において、制御部100は、所定時間を一定に設定しているが、これに限らず、シートの種類に応じて所定時間を変更するように構成されていてもよい。グループAのシートの中にも、さらに変形し易いシートや変形しにくいシートがあるが、制御部100は、シートの変形し易さに応じて所定時間を設定することができるので、シートの変形を防止しつつ、FPOTを短縮することができる。
また、制御部100は、環境センサ103により検出された温度及び湿度に応じて所定時間を変更するように構成されていてもよい。上述したように、シートは、温度や湿度が変化することにより、変形し易さも変化するが、制御部100は、温度及び湿度に応じて所定時間を設定することにより、シートの変形を防止しつつ、FPOTを短縮することができる。そして、制御部100は、環境センサ103により検出された温度及び湿度とシートの種類とに応じて所定時間を変更するように構成されていてもよい。
本技術は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1:画像形成装置(プリンタ)、43:シート種類検出部(メディアセンサ)、50:搬送路(シート搬送路)、60:シート給送装置、61:シート収納部(カセット)、62:シート支持部(中板)、71:シート給送部(給送ローラ)、100:制御部、102:記憶手段(メモリ)、103:内部検出部(環境センサ)、104:操作部、M1:移動部(第1昇降モータ)、M2:移動部(第2昇降モータ)

Claims (12)

  1. シートを支持するシート支持部と、
    前記シート支持部に支持されたシートに当接してシートを給送するシート給送部と、
    前記シート支持部及び前記シート給送部の少なくともいずれか一方を移動させ、前記シート支持部と前記シート給送部との間の相対距離を、前記シート支持部に支持されたシートに対する前記シート給送部の当接圧がシートを給送可能な圧力となる第1距離と、前記第1距離より長い第2距離と、に変更可能な移動部と、
    前記シート給送部によるシートの給送をしていない待機状態において前記相対距離を前記第1距離に所定時間維持した後に、前記相対距離を前記第1距離から前記第2距離に変更するように前記移動部を制御する第1モードと、前記待機状態において前記相対距離を前記第1距離に維持するように前記移動部を制御する第2モードと、のいずれか一方を前記シート支持部に支持されたシートの種類に応じて選択する制御部と、を備える、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート支持部に支持されたシートの種類を設定可能な操作部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. シートの種類を検出するシート種類検出部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 前記シート種類検出部は、前記シート給送部により給送されるシートが案内される搬送路に沿って配置される、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 前記シート支持部を移動可能に支持し、シートを収容するシート収容部と、
    前記シート収容部の内部の温度及び湿度の少なくとも一方を検出する内部検出部と、を備え、
    前記制御部は、前記内部検出部により検出された情報及び前記シート支持部に支持されたシートの種類に応じて、前記第1モードと前記第2モードとのいずれか一方を選択する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記制御部は、前記シート支持部に支持されたシートの種類に応じて、前記所定時間を設定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記制御部は、前記内部検出部により検出された情報に応じて、前記所定時間を設定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のシート給送装置。
  8. 前記制御部は、前記内部検出部により検出された情報及び前記シート支持部に支持されたシートの種類に応じて、前記所定時間を設定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシート給送装置。
  9. 前記第2距離は、前記シート支持部に支持されたシートと前記シート給送部とが離間する距離である、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  10. 前記第2距離は、前記第1距離よりも、前記シート支持部に支持されたシートに対する前記シート給送部の当接圧が小さくなる距離である、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. 前記制御部は、前記第1モードの実行を規制可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置により給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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