JP7180361B2 - 定着装置、画像形成装置および制御方法 - Google Patents

定着装置、画像形成装置および制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、定着装置、画像形成装置および制御方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接または間接的に用紙に転写させた後、定着装置において加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
定着装置は、画像が形成された用紙を、定着ベルトと加圧ローラーとを圧接することにより形成される定着ニップ部に通過させることにより、当該用紙にトナー像を定着させる。近年、多様な用紙に対応した結果として、定着装置においては、腰の弱い用紙が用いられる場合または用紙のトナー付着量が多い場合等に、用紙の先端部分が定着ニップ部を通過した後も定着ベルトに巻き付いてしまう場合がある。この巻き付きにより、用紙の先端部分とそれ以外の部分との間で定着部材からの加熱量が異なってしまい、当該用紙に光沢ムラ等が発生したり、最悪の場合には、定着部材に貼り付いた状態となりジャムを起こしたりすることにもつながっていた。
そこで、定着部材に巻き付かせずに用紙を分離させるため、定着ニップ部を通過した用紙の先端に向けて空気を吹き付けるエア分離部を備えた定着装置が提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。エア分離部としては、コンプレッサー(圧縮機)により圧縮された圧縮空気を吹き付けるコンプレッサー式のものと、非圧縮の空気を吹き付けるファン式や電磁ポンプを用いたものが知られている。コンプレッサー式のエア分離部は、ファン式等の分離部に比較して大きな吐出圧で圧縮空気を吹き付けることができるため、定着部材から用紙を確実に分離することができる。
特開昭60-247672号公報 特開2006-113342号公報
ところで、上記定着装置において、定着ニップ部に厚紙を通紙する際には、用紙にベルト皺が発生することを防止するため、定着ベルトの張力を大きく設定する必要がある。一方で、定着ニップ部に薄紙を通紙する際に定着ベルトの張力を大きく設定すると、定着ベルトからの用紙の分離性能が低下する。そのため、分離性能を確保する観点から、用紙の先端に向けて吹き付ける空気の風量を大きくする必要がある。しかし、吹き付ける空気の風量を大きくすると、加圧ローラーの近傍に設けられた分離爪が当該空気の影響を受けて加圧ローラーに強く当たり当該加圧ローラーに爪痕が残ってしまったりするという問題があった。さらに言えば、両面印刷時の裏面に画像形成した際、エア分離部によって吹き付けられた空気の影響を受けた用紙の表面(加圧ローラーに対向する面)と分離爪が強く当たることによって、当該表面に形成された画像上に画像不良(爪痕や荒れ)が発生してしまうという問題もあった。
本発明は、厚紙を通紙する際においてベルト皺の発生を防止するとともに、薄紙を通紙する際において不具合を発生することなく分離性能を確保することが可能な定着装置、画像形成装置および制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る定着装置は、
無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの内側に配置される定着ローラーと、
前記定着ベルトを介して前記定着ローラーを加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、
前記定着ニップ部から排出された用紙に対して送風することにより、前記定着ベルトから前記用紙を分離させるエア分離部と、
前記定着ベルトの張力を変更する張力変更部と、
前記用紙の坪量に応じて、前記定着ベルトの張力を変更するとともに前記用紙に対する送風量を変更するように前記張力変更部および前記エア分離部を制御する制御部と、
を備え
前記制御部は、
前記用紙の坪量を大きい方から順に3つの厚紙、中厚紙、薄紙に分けたときに、
前記厚紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの大に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの小に変更し、
前記中厚紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの大に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの中に変更し、
前記薄紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの小に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの中に変更する。
本発明に係る定着装置は、
無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの内側に配置される定着ローラーと、
前記定着ベルトを介して前記定着ローラーを加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、
前記定着ニップ部から排出された用紙に対して送風することにより、前記定着ベルトから前記用紙を分離させるエア分離部と、
前記定着ベルトの張力を変更する張力変更部と、
前記用紙の坪量に応じて、前記定着ベルトの張力を変更するとともに前記用紙に対する送風量を変更するように前記張力変更部および前記エア分離部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記用紙の坪量を大きい方から順に3つの厚紙、中厚紙、薄紙に分けたときに、
前記厚紙では、前記中厚紙と比べると、前記定着ベルトの張力を変更せず前記用紙に対する送風量を小さく設定し、
前記薄紙では、前記中厚紙と比べると、前記用紙に対する送風量を変更せずに前記定着ベルトの張力を小さく設定する。
本発明に係る画像形成装置は、上記定着装置を備える。
本発明に係る制御方法は、
無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの内側に配置される定着ローラーと、
前記定着ベルトを介して前記定着ローラーを加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、
前記定着ニップ部から排出された用紙に対して送風することにより、前記定着ベルトから前記用紙を分離させるエア分離部と、
を備える定着装置における制御方法であって、
前記用紙の坪量に応じて、前記定着ベルトの張力を変更するとともに前記用紙に対する送風量を変更する制御を行うものであって、
前記用紙の坪量を大きい方から順に3つの厚紙、中厚紙、薄紙に分けたときに、
前記厚紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの大に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの小に変更し、
前記中厚紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの大に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの中に変更し、
前記薄紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの小に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの中に変更する。
本発明に係る制御方法は、
無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの内側に配置される定着ローラーと、
前記定着ベルトを介して前記定着ローラーを加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、
前記定着ニップ部から排出された用紙に対して送風することにより、前記定着ベルトから前記用紙を分離させるエア分離部と、
を備える定着装置における制御方法であって、
前記用紙の坪量に応じて、前記定着ベルトの張力を変更するとともに前記用紙に対する送風量を変更する制御を行うものであって、
前記用紙の坪量を大きい方から順に3つの厚紙、中厚紙、薄紙に分けたときに、
前記厚紙では、前記中厚紙と比べると、前記定着ベルトの張力を変更せず前記用紙に対する送風量を小さく設定し、
前記薄紙では、前記中厚紙と比べると、前記用紙に対する送風量を変更せずに前記定着ベルトの張力を小さく設定する。
本発明によれば、厚紙を通紙する際においてベルト皺の発生を防止するとともに、薄紙を通紙する際において不具合を発生することなく分離性能を確保することができる。
本実施の形態における画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 本実施の形態における定着部の構成を概略的に示す図である。 送風量および定着ベルトの張力と、ベルト皺の発生状況と、爪痕、画像不良の発生状況との関係を示す図である。 送風量および定着ベルトの張力と、ベルト皺の発生状況と、爪痕、画像不良の発生状況との関係を示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図であり、図2は同装置の制御系の主要部を示す図である。
図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体上に形成されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(ブラック)の各色トナー像を中間転写体に転写(一次転写)し、中間転写体上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙に転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、CMYKの4色に対応する感光体を中間転写体の走行方向に直列配置し、中間転写体に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図1、2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、搬送部50、定着装置60および制御部100を備えている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102及びRAM(Random Access Memory)103等を備えている。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されているLUT(Look Up Table)等の各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)又はハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙に画像を形成する。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置(スキャナー)12等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿D又はコンタクトガラス上に載置された原稿Dを光学的に走査し、原稿Dからの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面及び各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー及びスタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備えている。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正及びシェーディング補正等の各種補正処理、並びに圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分及びK成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、及び中間転写ユニット42等を備えている。
Y成分、M成分、C成分及びK成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備えている。
感光体ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)及び電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層することで構成された、光導電性を有する感光体である。感光体ドラム413は、例えば負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。レーザー光の照射により感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されると、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。その結果、感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、各色成分の現像剤(例えば、小粒径のトナーと磁性体とからなる二成分現像剤)を収容しており、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレードを有する。一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーは、ドラムクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
中間転写ユニット42(転写装置)は、中間転写体となる中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、二次転写ローラー423、駆動ローラー424、従動ローラー425、及びベルトクリーニング装置426等を備えている。
中間転写ベルト421は、無端状ベルトで構成され、駆動ローラー424及び従動ローラー425に張架される。中間転写ベルト421は、駆動ローラー424の回転により矢印A方向に一定速度で走行する。一次転写ローラー422によって、中間転写ベルト421が感光体ドラム413に圧接されると、中間転写ベルト421に各色トナー像が、相互に重なるように順次転写される(一次転写)。そして、中間転写ベルト421が二次転写ローラー423によって用紙Sに圧接されると、中間転写ベルト421に転写されたトナー像が用紙Sに転写される(二次転写)。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレードを有する。二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残存する転写残トナーは、ベルトクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
定着装置60は、中間転写ベルト421から転写された時点では未定着であるトナー像を有する用紙Sをニップ部で加熱及び加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる(定着工程)。定着装置60は、定着部61とエア分離部62とを備えて構成されるエア分離方式の定着装置である。定着装置60の詳細な構成については後述する。
搬送部50は、給紙部51、搬送機構52、及び排紙部53等を備えている。給紙部51を構成する2つの給紙トレイユニット51a~51cには、坪量及びサイズ等に基づいて識別された用紙(規格用紙、特殊用紙)Sが種類別に収容される。
給紙トレイユニット51a~51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、レジストローラー52a等の複数の搬送ローラーを備えた搬送機構52により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー52aが配設されたレジスト部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されると共に搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に転写され、定着装置60において定着工程が施される。定着工程によりトナー像が定着された用紙Sは、排紙ローラー53aを備えた排紙部53により画像形成装置1の外部に排紙される。
ここで、定着装置60の構成について図3を用いてより具体的に説明する。
定着部61は、加熱ローラー612及び定着ローラー613に無端状の定着ベルト611が所定の張力(例えば、手前側200N、奥側200の合計400N)で張架されて構成される上側加圧部と、加圧ローラー615で構成される下側加圧部と、を有する(ベルト加熱方式)。
加圧ローラー615及び定着ローラー613はいずれも、後述する積層構成により、弾性変形可能な外周面を有する。そのため、加圧ローラー615が定着ベルト611を介して定着ローラー613に所定の定着荷重(例えば2500N)で押圧されると、各外周面が互いに押し潰されることにより、用紙搬送方向に一定のニップ幅を有する定着ニップ部Nが形成される。
定着ベルト611は、例えば耐熱性のポリイミドからなるフィルム基材(例えば厚さ:70μm)の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:400μm、JIS-A硬度:30°)が積層形成され、弾性層の外周面に、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)等のフッ素系樹脂からなる表層が積層形成された構成を有する。定着ベルト611の外径は、例えば168mmである。
定着ベルト611は、トナー像が形成された用紙Sに接触して、この用紙Sを定着温度(例えば160~200℃)で加熱する加熱部である。定着温度とは、用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、用紙Sの紙種等によって異なる。
加熱ローラー612は、定着ベルト611の温度が定着温度となり、ひいては用紙Sが定着ベルト611によって定着温度で加熱されるように、定着ベルト611を加熱する。加熱ローラー612は、例えばアルミニウム等からなる円筒状の芯金の外周面に、PTFE等からなる樹脂層が形成された構成を有する。
加熱ローラー612には、ハロゲンヒーター等の加熱源614が内蔵される。加熱源614の出力制御は、制御部100によって行われる。加熱源614によって加熱ローラー612が加熱され、その結果、定着ベルト611が加熱される。
定着ローラー613は、例えば鉄等からなる円柱状の芯金の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:20mm、JIS-A硬度:10°、AskerC硬度:35°)と、PTFE等のフッ素系樹脂からなる表層が順に積層形成された構成を有する。定着ローラー613の外径は、例えば90mmである。定着ローラー613の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、回転数等)は、制御部100によって行われる。
加圧ローラー615は、例えば鉄等からなる円柱状の芯金の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:10mm、JIS-A硬度:30°)と、PFAチューブからなる表層(例えばAskerC硬度:30°)が順に積層形成された構成を有する。加圧ローラー615の外径は、例えば80mmである。
加圧ローラー615は、定着ベルト611を介して定着ローラー613に圧接する位置と、定着ローラー613及び定着ベルト611から離間する位置と、の間で変位可能に支持されており、圧接状態と離間状態との切り替えを行うことが可能である。加圧ローラー615の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、回転数等)は、制御部100によって行われる。
加圧ローラー615には、ハロゲンヒーター等の加熱源616が内蔵される。加圧ローラー615は、定着ベルト611の温度を安定させる(定着ベルト611からの放熱を抑制する)ために、加熱源616によって所定の温度(例えば80~120℃)に保持される。加熱源616の出力制御は、制御部100によって行われる。
分離爪617は、加圧ローラー615の近傍に設けられ、定着ニップ部Nから排出された用紙Sを加圧ローラー615から分離する。
定着部61は、エア分離部62と共に筐体60aに収容されている。筐体60aによって定着部61を定着装置60の外部から隔てることにより、定着ベルト611の温度を安定的に保持することができる。
エア分離部62は、分離用ファンモーター621及びダクト622を備える。
分離用ファンモーター621は、例えばシロッコファン(例えば最大静圧1200Pa)である。分離用ファンモーター621は、制御部100による制御の下、エアフローを生成する。すなわち、制御部100は、適宜制御された電圧レベル又は電圧デューティー(ファンモーター駆動条件)を有する電圧を分離用ファンモーター621に印加することによって、分離用ファンモーター621を駆動してエアフローを生成させる。
ダクト622の基端部の開口は、分離用ファンモーター621の側面に形成された送風口621aと連通しており、これにより、分離用ファンモーター621により生成されたエアフローはダクト622内に流入する。また、ダクト622の先端部のエア吐出口622aは、定着ローラー613の接線方向に沿って且つ所定のエア吹き付けポイントに向けて配置されている。なお、エア吹き付けポイントは、用紙搬送方向における定着ニップ部Nの後端部近傍の、定着ローラー613上の所定位置(例えば定着ニップ部Nの後端部から15mmの位置)である。
したがって、分離用ファンモーター621が駆動されたとき、分離用ファンモーター621によりエアフローが生成され、ダクト622内に流入する。そして、エアフローの流路を成すダクト622内を流通したエアは、エア吐出口622aからエア吹き付けポイントに向けて流出する。よって、用紙Sが定着ニップ部Nを通過する通紙期間においては、定着ニップ部Nから排出された用紙Sに対してダクト622からエアの吹き付け(送風)が行われ、その結果として、用紙Sが定着ベルト611から分離される。
ダクト622は、用紙分離性能を確保すべくエアを高速で吹き付けることができるように、基端部に対して先端部が大幅に絞られた形状を有する。基端部の開口に対する先端部のエア吐出口622aの面積比は、例えば1/20程度である。
なお、用紙分離性能を確保するには、エアが定着ローラー613の軸方向において一様に送風されることが好ましい。そのために、エア分離部62においては、複数(例えば3個)の分離用ファンモーター621及び同数のダクト622が、定着ローラー613の軸方向に並設されても良い。
定着ベルト611から分離された用紙Sは、ガイド631に沿って搬送され、カール矯正ローラー(デカーラー)632aによってカールを矯正され、その後、排出ローラー632bによって定着装置60から排出される。
加熱ローラー612の回転軸方向における両端部には、断面形状が矩形状であり、加熱ローラー612を回転可能に支持する支持部材640が取り付けられている。支持部材640の一端側(図3では、左側)には、テンションばね641が取り付けられている。テンションばね641の一端側(支持部材640とは反対側)には、天板642が取り付けられている。
筐体60a内には、ピン643,644が回転可能に固定されている。ピン643,644の外周部に設けられた雄ねじ部材が、天板642に形成された穴の内周面に螺刻された雌ねじに螺合している。
張力変更部63(図2を参照)は、例えば駆動モーターであり、制御部100の制御を受けてピン643,644を回転させる。ピン643,644が回転することにより、天板642は、図3中の上下方向に移動する。
天板642が上下方向に移動することにより、テンションばね641、支持部材640および加熱ローラー612を介して、テンションばね641により定着ベルト611に付与される張力は変化する。具体的には、天板642が図3中の上方向に移動すればするほど、テンションばね641により定着ベルト611に付与される張力は増大する一方、天板642が図3中の下方向に移動すればするほど、テンションばね641により定着ベルト611に付与される張力は低下する。すなわち、テンションばね641は、定着ベルト611に張力を付与する張力付与部材として機能する。制御部100は、張力変更部63を制御してピン643,644を回転させる回転方向、回転量を変更することによって、上下方向における天板642の位置、ひいてはテンションばね641により定着ベルト611に付与される張力を任意に変更することができる。
以上、画像形成装置1の全体構成及び定着装置60の構成について説明した。
従来の定着装置60においては、定着ニップ部Nに厚紙(坪量:大)を通紙する際には、用紙Sにベルト皺が発生することを防止するため、定着ベルト611の張力を大きく設定する必要がある。一方で、定着ニップ部Nに薄紙(坪量:小)を通紙する際に定着ベルト611の張力を大きく設定すると、定着ベルト611からの用紙Sの分離性能が低下する。そのため、分離性能を確保する観点から、用紙Sの先端に向けて吹き付ける空気の風量を大きくする必要がある。しかし、吹き付ける空気の風量を大きくすると、加圧ローラー615の近傍に設けられた分離爪617が当該空気の影響を受けて加圧ローラー615に強く当たり当該加圧ローラー615に爪痕が残ってしまったりするという問題があった。さらに言えば、両面印刷時の裏面に画像形成した際、エア分離部62によって吹き付けられた空気の影響を受けた用紙Sの表面(加圧ローラー615に対向する面)と分離爪617が強く当たることによって、当該表面に形成された画像上に画像不良(爪痕や荒れ)が発生してしまうという問題もあった。
図4は、定着ニップ部Nに坪量の異なる用紙S(厚紙、中厚紙、薄紙)を通紙した場合、送風量および定着ベルトの張力と、ベルト皺の発生状況と、爪痕、画像不良の発生状況との関係を示す図である。図4Aは、用紙Sの坪量に応じて定着ベルト611の張力を強くしたまま送風量を変更した場合におけるベルト皺の発生状況、および、爪痕、画像不良の発生状況を示す図である。図4Bは、用紙Sの坪量に応じて送風量を小さくしたまま定着ベルト611の張力を変更した場合におけるベルト皺の発生状況、および、爪痕、画像不良の発生状況を示す図である。
なお、図4A,4Bにおける「ベルト皺の発生状況」について、下記評価基準に基づいて評価した。
(ベルト皺の発生状況)
○:ベルト皺は発生しなかった。
△:運用上問題がない軽微なベルト皺が発生した。
×:運用上問題がある重度のベルト皺が発生した。
また、図4A,4Bにおける「爪痕、画像不良の発生状況」について、下記評価基準に基づいて評価した。
(爪痕、画像不良の発生状況)
○:爪痕、画像不良は発生しなかった。
×:運用上問題がある重度の爪痕、画像不良が発生した。
図4Aに示すように、定着ニップ部Nに厚紙(坪量:大)を通紙する際には、定着ベルト611の張力を大きく設定することによって用紙Sにベルト皺が発生することを防止することができる。一方で、定着ニップ部Nに薄紙(坪量:小)を通紙する際に定着ベルト611の張力を大きく設定すると、定着ベルト611からの用紙Sの分離性能が低下する。そのため、分離性能を確保する観点から、用紙Sの先端に向けて吹き付ける空気の風量を大きくする必要がある。そこで、吹き付ける空気の風量を大きくすると、分離爪617が当該空気の影響を受けて加圧ローラー615に強く当たり加圧ローラー615に爪痕が残ってしまったり、両面印刷時の裏面に画像形成した際、エア分離部62によって吹き付けられた空気の影響を受けた用紙Sの表面と分離爪617が強く当たることによって、当該表面に形成された画像上に画像不良(爪痕や荒れ)が発生してしまう。
逆に、図4Bに示すように、定着ニップ部Nに薄紙(坪量:小)を通紙する際に、定着ベルト611からの用紙Sの分離性能を確保するため、定着ベルト611の張力を小さく設定すると、爪痕、画像不良の発生を防止することができる。その一方、定着ニップ部Nに厚紙(坪量:大)を通紙する際に定着ベルト611の張力を小さく設定すると、用紙Sにベルト皺が発生する。
そこで、本実施の形態では、制御部100は、定着ニップ部Nに通紙される用紙Sの坪量に応じて、定着ベルト611の張力を変更するとともに用紙Sに対する送風量を変更するように張力変更部63およびエア分離部62を制御する。
図5は、本実施の形態において、定着ニップ部Nに坪量の異なる用紙S(厚紙、中厚紙、薄紙)を通紙した場合、送風量および定着ベルトの張力と、ベルト皺の発生状況と、爪痕、画像不良の発生状況との関係を示す図である。
図5に示すように、制御部100は、定着ニップ部Nに厚紙(坪量:大)を通紙する際には、定着ベルト611の張力を大きく設定することによって、用紙Sにベルト皺が発生することを防止することができる。また、制御部100は、定着ニップ部Nに薄紙(坪量:小)を通紙する際には、定着ベルト611の張力を小さく設定するとともに、エア分離部62による送風量を中程度に設定することによって、爪痕、画像不良の発生を防止することができる。
図5は、本実施の形態における画像形成装置1の動作例を示すフローチャートである。なお、図5に示す処理は、例えば印刷ジョブに対応する画像形成処理の実行中に、所定時間間隔で実行される。
まず、制御部100は、定着ニップ部Nに通紙される用紙Sの坪量を取得する(ステップS100)。
次に、制御部100は、用紙Sの坪量に応じて、定着ベルト611の張力を変更するように張力変更部63を制御する(ステップS120)。
最後に、制御部100は、用紙Sの坪量に応じて、用紙Sに対する送風量を変更するようにエア分離部62を制御する(ステップS140)。ステップS140の処理が完了することによって、画像形成装置1は、図5における処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像形成装置1(定着装置60)は、 無端状の定着ベルト611と、定着ベルト611の内側に配置される定着ローラー613と、定着ベルト611を介して定着ローラー613を加圧し、定着ベルト611との間に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラー615と、定着ニップ部Nから排出された用紙Sに対して送風することにより、定着ベルト611から用紙Sを分離させるエア分離部62と、定着ベルト611の張力を変更する張力変更部63と、用紙Sの坪量に応じて、定着ベルト611の張力を変更するとともに用紙Sに対する送風量を変更するように張力変更部63およびエア分離部62を制御する制御部100とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、定着ニップ部Nに通紙される用紙Sの坪量が異なっても、ベルト皺および爪痕、画像不良が発生しないように、定着ベルト611の張力が変更されるとともに用紙Sに対する送風量が変更される。これにより、定着ニップ部Nに厚紙(坪量:大)を通紙する際、用紙Sにベルト皺が発生することを防止するとともに、定着ニップ部Nに薄紙(坪量:小)を通紙する際に、爪痕、画像不良の発生を防止することができる。
なお、上記実施の形態において、制御部100は、上記制御に加えて、定着ベルト611からの用紙Sの分離性能を精度良く確保する観点から、定着温度に応じて用紙Sに対する送風量を変更するようにエア分離部62を制御しても良い。定着温度が低いほど、用紙Sに形成された画像が溶けにくく定着ベルト611と密着しにくくなる(すなわち分離しやすくなる)ため、用紙Sに対する送風量を小さくすることができる。
また、上記実施の形態において、制御部100は、上記制御に加えて、定着ベルト611からの用紙Sの分離性能を精度良く確保する観点から、用紙Sに形成された画像のカバレッジに応じて用紙Sに対する送風量を変更するようにエア分離部62を制御しても良い。カバレッジが小さいほど、用紙Sに形成された画像が溶けにくく定着ベルト611と密着しにくくなる(すなわち分離しやすくなる)ため、用紙Sに対する送風量を小さくすることができる。
また、上記実施の形態において、制御部100は、印刷枚数の増加に応じて、定着ベルト611の張力を増大するように張力変更部63を制御しても良い。印刷枚数の増加に応じて耐久が進み、定着ローラー613のローラー径や硬度が小さくなる結果として、定着ベルト611の張力が低下してしまうからである。
また、上記実施の形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 搬送部
60 定着装置
61 定着部
62 エア分離部
63 張力変更部
71 通信部
72 記憶部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
611 定着ベルト
612 加熱ローラー
613 定着ローラー
615 加圧ローラー
617 分離爪
641 テンションばね

Claims (12)

  1. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内側に配置される定着ローラーと、
    前記定着ベルトを介して前記定着ローラーを加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、
    前記定着ニップ部から排出された用紙に対して送風することにより、前記定着ベルトから前記用紙を分離させるエア分離部と、
    前記定着ベルトの張力を変更する張力変更部と、
    前記用紙の坪量に応じて、前記定着ベルトの張力を変更するとともに前記用紙に対する送風量を変更するように前記張力変更部および前記エア分離部を制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記用紙の坪量を大きい方から順に3つの厚紙、中厚紙、薄紙に分けたときに、
    前記厚紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの大に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの小に変更し、
    前記中厚紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの大に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの中に変更し、
    前記薄紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの小に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの中に変更する、
    定着装置。
  2. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内側に配置される定着ローラーと、
    前記定着ベルトを介して前記定着ローラーを加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、
    前記定着ニップ部から排出された用紙に対して送風することにより、前記定着ベルトから前記用紙を分離させるエア分離部と、
    前記定着ベルトの張力を変更する張力変更部と、
    前記用紙の坪量に応じて、前記定着ベルトの張力を変更するとともに前記用紙に対する送風量を変更するように前記張力変更部および前記エア分離部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記用紙の坪量を大きい方から順に3つの厚紙、中厚紙、薄紙に分けたときに、
    前記厚紙では、前記中厚紙と比べると、前記定着ベルトの張力を変更せず前記用紙に対する送風量を小さく設定し、
    前記薄紙では、前記中厚紙と比べると、前記用紙に対する送風量を変更せずに前記定着ベルトの張力を小さく設定する、
    定着装置。
  3. 前記制御部は、定着温度に応じて、前記用紙に対する送風量を変更するように前記エア分離部を制御する、
    請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙に形成された画像のカバレッジに応じて、前記用紙に対する送風量を変更するように前記エア分離部を制御する、
    請求項1~3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記張力変更部は、ユーザーの指示により前記定着ベルトの張力を変更する、
    請求項1~の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 前記定着ベルトに張力を付与する張力付与部材を備え、
    前記張力変更部は、前記張力付与部材により前記定着ベルトに付与される張力を変更することによって、前記定着ベルトの張力を変更する、
    請求項1~の何れか1項に記載の定着装置。
  7. 前記張力付与部材は、バネである、
    請求項に記載の定着装置。
  8. 前記制御部は、印刷枚数の増加に応じて、前記定着ベルトの張力を増大するように前記張力変更部を制御する、
    請求項1~の何れか1項に記載の定着装置。
  9. 前記定着ニップ部から排出された前記用紙を前記加圧ローラーから分離する分離爪を備える、
    請求項1~の何れか1項に記載の定着装置。
  10. 請求項1~の何れか1項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
  11. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内側に配置される定着ローラーと、
    前記定着ベルトを介して前記定着ローラーを加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、
    前記定着ニップ部から排出された用紙に対して送風することにより、前記定着ベルトから前記用紙を分離させるエア分離部と、
    を備える定着装置における制御方法であって、
    前記用紙の坪量に応じて、前記定着ベルトの張力を変更するとともに前記用紙に対する送風量を変更する制御を行うものであって、
    前記用紙の坪量を大きい方から順に3つの厚紙、中厚紙、薄紙に分けたときに、
    前記厚紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの大に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの小に変更し、
    前記中厚紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの大に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの中に変更し、
    前記薄紙では、前記定着ベルトの張力を大きい方から順に2つの大、小に分けたうちの小に変更するとともに前記用紙に対する送風量を大きい方から順に3つの大、中、小に分けたうちの中に変更する、
    制御方法。
  12. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内側に配置される定着ローラーと、
    前記定着ベルトを介して前記定着ローラーを加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、
    前記定着ニップ部から排出された用紙に対して送風することにより、前記定着ベルトから前記用紙を分離させるエア分離部と、
    を備える定着装置における制御方法であって、
    前記用紙の坪量に応じて、前記定着ベルトの張力を変更するとともに前記用紙に対する送風量を変更する制御を行うものであって、
    前記用紙の坪量を大きい方から順に3つの厚紙、中厚紙、薄紙に分けたときに、
    前記厚紙では、前記中厚紙と比べると、前記定着ベルトの張力を変更せず前記用紙に対する送風量を小さく設定し、
    前記薄紙では、前記中厚紙と比べると、前記用紙に対する送風量を変更せずに前記定着ベルトの張力を小さく設定する、
    制御方法。
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