JP2011248095A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置への送風制御における風量設定を簡便で適切に行う。
【解決手段】CPU201は、入力された用紙の情報に基づいて複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値に初期値を設定する。そして、CPU201は、操作表示部4による所定の変更操作を受け付けたときに設定された風量を示す値について印刷条件毎に変更を行う。そして、CPU201は、設定された風量を示す値を不揮発メモリ204に記憶するとともに、出力を行う用紙の印刷条件を検出する。そして、CPU201は、この検出した用紙の印刷条件に対応する風量を示す値を不揮発メモリ204から読み出す。そして、CPU201は、この読み出した風量を示す値に対応する風量にて空気噴射装置に送風を行わせる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真技術による画像形成装置には、未定着トナー像を担持した用紙を、対向するローラ、あるいはベルト等の回転体により形成したニップ部にて挟持し、加圧・加熱を行いながら搬送して、トナー像を用紙に定着する定着装置が広く用いられている。
このような定着装置は、回転体である内部にヒータを有する加熱ローラ又は適宜な加熱装置に巻回された加熱ベルトのような加熱部材に、回転体であるローラ状又は複数のローラに巻回されたベルト状の加圧部材を対向させて配置し、これらの二つの部材の間にトナー像を担持した用紙を挟み、加圧・加熱しながら搬送して定着処理を施すものである。
このような方式の定着装置においては、用紙上に形成された未定着のトナー像が加熱部材の表面に直接接触するため、溶融したトナーの粘性により用紙が加熱部材に貼り付き、用紙が加熱部材から分離しない、いわゆる巻き付きジャムを起こす可能性がある。
このような問題を回避するために、従来の画像形成装置において、用紙と加熱ローラとの分離性を向上させるために、送風によって用紙と加熱ローラとを分離させる定着エア分離による送風制御を行うものが知られている。
また、用紙の種類、坪量、用紙の搬送速度、湿度、印字率等といった印刷条件によって最適な風量が異なっており、最適な風量による送風制御が行われない場合には、巻き付きジャムや、用紙にシワが発生する場合があることが知られており、従来の画像形成装置では、これを回避するために、印刷条件毎に予め風量を定め、印刷条件に応じて風量を可変するようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
特開2004−212954号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、設定された印刷条件に対し、実際の印刷条件が微妙に変化しているときには、設定された印刷条件に対応する風量にて送風制御を行った場合であっても、巻き付きジャムやシワが発生してしまうことがある。
これに対し、ユーザにより手動にて印刷条件毎の風量の設定を行うことが考えられるが、全ての設定についてユーザ自身によって行わせることは、ユーザにとって非常に煩雑である。
本発明の課題は、定着装置への送風制御における風量設定を簡便で適切に行うことができる画像形成装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、所定の表示を行う表示部を備え、用紙にトナー像を形成して出力を行う画像形成装置において、
トナー像が形成された用紙を加熱部材と加圧部材とにより形成されたニップ部に通紙してトナー像を用紙に定着させる定着装置と、
前記ニップ部を通過した直後の用紙に所定風量の空気を送風する送風部と、
操作部と、
記憶部と、
入力された用紙の情報に基づいて複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値に初期値を設定し、前記操作部による所定の変更操作を受け付けたときに設定された前記風量を示す値について印刷条件毎に変更を行い、設定された前記風量を示す値を前記記憶部に記憶するとともに、出力を行う用紙の印刷条件を検出し、該検出した用紙の印刷条件に対応する風量を示す値を前記記憶部から読み出し、該読み出した風量を示す値に対応する風量にて前記送風部に送風を行わせる制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、設定された印刷条件毎の風量を示す値を前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記風量を示す値が初期値から変更された場合、変更後の風量を示す値とともに前記初期値を表示するように前記表示部を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記用紙の情報は、用紙の種類及び該用紙の坪量を示す情報を含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
トナー像の形成を行う用紙を所定の搬送速度にて搬送する搬送部を備え、
前記制御部は、前記搬送部によって搬送される用紙の搬送速度を決定し、該決定した搬送速度にて前記搬送部による用紙の搬送を行わせ、前記風量を示す値の初期値を、前記入力した用紙の情報及び該用紙の前記搬送部における搬送速度に基づいて決定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
湿度を検出する湿度検出部を備え、
前記制御部は、用紙に対してトナー像が形成される割合を示す印字率を算出し、該算出した印字率及び前記湿度検出部によって検出された湿度を、前記定着装置を通過させる用紙の印刷条件として検出し、該検出結果に対応する風量を示す値を前記記憶部から読み出すことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、最終出力された用紙の印刷条件と、該印刷条件に対応する風量の値と、該用紙の出力における動作結果とが対応づけられた最終出力結果情報を前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、用紙の出力が正常に行われなかったときは、該用紙の印刷条件及び該印刷条件に対応する風量を示す値を、用紙の出力が正常に行われなかった旨の情報とともに異常発生履歴として前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記異常発生履歴を読み出して前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、
出力を行うための用紙を収容する複数の給紙トレイを備え、
前記制御部は、前記給紙トレイのそれぞれにおいて最終出力された用紙の印刷条件と、該印刷条件に対応する風量を示す値と、該用紙の出力における動作結果とが対応づけられた最終出力結果情報を前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、
出力を行うための用紙を収容する複数の給紙トレイを備え、
前記制御部は、前記用紙が給紙された給紙トレイを特定し、前記給紙トレイ毎に前記異常発生履歴を記憶することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
出力を行うための用紙を収容する複数の給紙トレイを備え、
前記制御部は、前記複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値の設定を前記給紙トレイ毎に行って前記記憶部に記憶することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
所定の報知を行う報知部を備え、
前記制御部は、前記定着装置においてジャムが発生したときに、前記設定された風量を示す値の変更を促す旨の報知を前記報知部に行わせることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記記憶部は、電源遮断時においても記憶された情報を保持可能な不揮発性記録媒体であることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1〜13のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、設定された前記複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値を前記入力した用紙の情報に対応づけて用紙設定情報として前記記憶部に記憶するとともに、前記記憶部に記憶された前記用紙設定情報を読み出し、該読み出した用紙設定情報に含まれる前記複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値から前記検出した用紙の印刷条件に対応する風量を示す値を読み出すことを特徴とする。
本発明によれば、定着装置への送風制御における風量設定を簡便で適切に行うことができる。
画像形成装置の概略構成を示す正面図である。 定着部の概略構成を示す図である。 噴射部材の概略構成を示す図である。 空気噴射装置の構成の模式図である。 画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 用紙設定画面について説明する図である。 設定変更画面について説明する図である。 トレイ設定処理について説明するフローチャートである。 トレイ情報テーブルについて説明する図である。 設定呼出処理について説明するフローチャートである。 用紙設定情報テーブルについて説明する図である。 定着分離風量設定処理について説明するフローチャートである。 定着分離風量設定処理について説明するフローチャートである。 初期値テーブル選択テーブルについて説明する図である。 風量設定初期値テーブルについて説明する図である。 印刷処理について説明するフローチャートである。 送風制御処理について説明するフローチャートである。 定着ジャム報知画面について説明する図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
本実施の形態に係る画像形成装置Gは、図1に示すように、スキャナ部1、ADF(Auto Document Feeder)部2、操作表示部4、画像形成部3、制御部200を備える。すなわち、本実施の形態に係る画像形成装置Gは、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能を備えた、いわゆるディジタル複合機である。なお、本実施の形態では、CMYKの4色によるカラー画像を形成する画像形成装置、単色であるモノクロ画像を形成する画像形成装置の何れにも適用することができる。
スキャナ部1は、原稿画像を読み取って画像データを得るための装置であり、スリット21の位置にて、光源231により光照射された原稿画像を第1ミラーユニット23と、第2ミラーユニット24と、結像レンズ25とによりライン状のCCD(Charge Coupled Device)である撮像素子26に結像させている。撮像素子26から出力された信号は、制御部200の画像処理部においてA/D変換され、シェーディング補正、画像圧縮等の処理がなされ、画像データとして制御部200の所定の保存領域にて保存される。
ADF部2は、原稿載置台11に載置された原稿を原稿剥離部12によって一枚ずつ原稿搬送部13に送り出し、原稿搬送部13は送られた原稿を原稿排紙部14に搬送し、原稿排紙部14は送られた原稿を原稿排紙台15に排紙する。原稿画像は原稿搬送路に設けられた、スキャナ部1のスリット21にて読み取りがなされる。
操作表示部4は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部と、この表示部の画面上に設けられたタッチパネルなどによって構成され、制御部200からの制御信号に基づいて表示部における表示制御を行い、タッチパネルによる操作に基づく操作信号を制御部200に出力する。
画像形成部3は、制御部200の保存領域から呼び出されて所定の画像処理が施された画像データに基づき、レーザ光源とポリゴンミラーとにより、帯電部32によって一様帯電されて回転している像担持体31の表面を走査して、像担持体31の面上に原稿画像に対応した静電潜像を形成する。静電潜像は、現像部34により反転現像されて、トナー像が像担持体31上に形成される。
トナー像形成のタイミングに対応して、手差し給紙部55、もしくは、用紙Pを収容する給紙トレイ5A〜5Cを有する給紙部5からは、用紙Pが給送され、搬送ローラ56により搬送され、レジストローラ39によって像担持体31上に形成されたトナー像との位置合わせのための同期が取られて転写領域に送り出される。
転写領域において、像担持体31の表面に形成されたトナー像は、転写部35により反対極性に帯電された用紙Pに転写される。
トナー像を担持した用紙Pは、分離除電部36の作用により、像担持体31の表面から分離し、定着部7に送られる。
定着部7は、図2に示すように、ハロゲンヒータHにより加熱される加熱ローラ71、加熱ローラ71を下方より加圧する加圧ローラ72等から構成されている。
加熱ローラ71は、中央に内蔵したハロゲンヒータHと、ハロゲンヒータHを内包する芯金71Aと、芯金71Aを被覆する耐熱性の弾性層71Bと、弾性層71Bを被覆する離型層71Cとを備えて構成されている。芯金71Aはアルミニウムや鉄等により円筒状に形成されている。弾性層71Bはシリコンゴムやフッ素ゴム等から形成されている。離型層71CはPFA(パーフルオロアルコキシ)もしくはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂から形成され、弾性層71Bを塗布もしくはチューブにて被覆する。
加圧ローラ72は、芯金72Aと、芯金72Aを被覆する弾性層72Bと、弾性層72Bを被覆する離型層72Cとを備えて構成されている。芯金72Aは、鉄等により円筒状に形成されている。弾性層72Bは、シリコンゴムの発泡体から形成されている。離型層72Cは、PFAチューブ等から形成されている。そして、加圧ローラ72は図示しない付勢部材によって付勢されて、加熱ローラ71を下方より加圧している。
なお、加熱ローラ71を加熱する加熱部材としてハロゲンヒータに代えて誘導加熱方式を採用してもよい。
また、加熱ローラ71に付着したトナー等を清掃する清掃部75が設けられている。清掃部75は、ウエッブ75A、使用前のウエッブ75Aを巻回する元巻軸75B、ウエッブ75Aを加熱ローラ71に圧着させる圧着ローラ75C、及び、使用後のウエッブ75Aを巻き取る巻取軸75Dを備えている。ウエッブ75Aは不織布からなり、所定の通紙枚数毎に間欠的に巻き取られる。
上記構成により、ハロゲンヒータHによって加熱され図示しないモータによって駆動された加熱ローラ71が時計方向に回転すると、加圧ローラ72が反時計方向に従動回転する。このように構成された定着部7にトナー像を担持した用紙Pが送られると、用紙Pの先端は、加熱ローラ71と加圧ローラ72とにより形成されたニップ部Nに送られ、ニップ部Nにおいて加圧・加熱される。そして、加圧・加熱されたトナー像は用紙Pに定着され、排出ローラ63によって機外の排出台64に排出される。
なお、用紙Pを表裏反転して排紙台64に排出する場合には、切換ガイド62により、用紙Pを排紙再給紙部6に案内し、用紙Pをスイッチバックさせて排出ローラ63に送る。
また、用紙Pの両面に画像形成をする場合には、第1面の定着を終えた用紙Pを、切換ガイド62により排紙再給紙部6に誘導し、反転部65にて反転させた後、給紙のための搬送路66に送り出し、第2面の画像形成に供する。
一方、用紙Pへのトナー像の転写を終えた像担持体31の表面は、クリーニング部37により残留トナーが除去されて次の画像形成に向けての準備がなされる。
本実施の形態では、図2に示すように、圧搾空気を噴射する空気噴射装置100が設けられ、その噴射部材101がニップ部Nに対する用紙Pの排紙側に配置されている。そして、加熱ローラ71におけるニップ部Nの排紙側近傍に向けて圧搾空気を噴射する。
噴射部材101は、図3に示すように、圧搾空気が噴射する横長の開口部101Aを有し、その幅方向の長さは加熱ローラ71及び加圧ローラ72の軸方向の長さよりも大きい。したがって、最大のサイズの用紙であっても、幅方向の全域にわたって圧搾空気を噴射することができる。
そして、噴射部材101は、用紙P上のトナー像が加熱ローラ71の表面に圧着し、軟化したトナーの粘着性により用紙Pが加熱ローラ71に巻き付いてしまうことを防止するため、圧搾空気を噴射する。すなわち、用紙Pがニップ部Nを通過する時点で、噴射部材101の開口部101Aより圧搾空気を噴射して、加熱ローラ71に巻き付いた用紙Pの先端部を圧搾空気の風圧によって加熱ローラ71より分離させる。
なお、噴射部材101の中には加熱ローラ71の長手方向に3本から6本程度のエアノズル111(図4参照)が設けられている。
また、図2に示すように、定着部7の近傍には湿度検出部9が設けられ、検出した湿度に応じた検出信号を制御部200に出力する。
また、用紙Pの搬送路における定着部7の上流側に第1センサS1を備えるとともに、図1に示すように、定着部7の下流側に第2センサS2を備え、それぞれ用紙Pの位置を検知し、その検知信号を制御部200に出力する。
また、画像形成装置Gの所定の位置には、温度検出部10が備えられ、画像形成装置Gの本体内部の温度を検出し、その検出信号を制御部200に出力する。
ここで、空気噴射装置100の構成について図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、エアポンプ115から送られた圧搾空気は、レギュレータ114で圧力調整された後、エアタンク113に貯溜される。そして、後述するように、制御部200によって電磁弁112が開閉制御され、電磁弁112が開放したときにエアノズル111より圧搾空気が噴射される。また、電磁弁112の開放は複数段に変化し、圧搾空気の噴射圧を複数段階に切り替えることができる。すなわち、空気噴射装置100は、電磁弁112の開放度合いを変化させることにより、風量の調整が行われる。
図2に戻って説明すると、定着部7の近傍には、案内部材76が噴射部材101よりニップ部Nの方向に突出して設けられており、分離した用紙Pは噴射部材101に当接することなく案内部材76に沿って搬送される。
なお、用紙Pが案内部材76と摺接するので、案内部材76における摺接面は滑面に形成され、離型層が塗布されていることが望ましい。
次に、画像形成装置Gの機能的構成について説明する。
画像形成装置Gは、図5に示すように、スキャナ部1、ADF部2、画像形成部3、操作表示部4、給紙部5、搬送部8等を制御部200に接続して構成されている。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、不揮発メモリ204、時計部205、LAN−IF(Local Area Network-Interface)206等を備え、これらはバスによって接続されている。
CPU201は、ROM202に記憶されているシステムプログラムや画像形成処理プログラム等の各種処理プログラムを読みだしてRAM203に展開し、展開したプログラムに従って画像形成装置Gの各部の動作を集中制御する。
ROM202は、半導体等の不揮発メモリ等により構成され、画像形成装置Gに対応するシステムプログラム及び該システムプログラム上で実行可能な画像形成処理プログラム等の各種処理プログラム等を記憶する。これらのプログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU201は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
RAM203は、CPU201により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成し、実行中のジョブのジョブ情報等を記憶する。
不揮発メモリ204は、例えば、ハードディスク等によって構成されており、画像形成装置Gに係る各種設定データ等を、画像形成装置Gの電源遮断時においても記憶保持可能としている。
時計部205は、図示しない発振回路から入力される信号を計数して、内部時刻情報等を得るものである。時計部205は、CPU201からの要求に応じて内部時刻情報をCPU201に出力する。ここで、内部時刻とは、時計部205で計時される現在時刻のことをいう。
LAN−IF206は、例えば、NIC(Network Interface Card)等により構成され、通信ネットワークに接続された外部装置とジョブの情報、印刷データ、FAXの画像データを始めとするデータ送受信を行う。外部装置から受信されたジョブの情報、印刷データ、画像データは、RAM203や不揮発メモリ204に記憶される。
搬送部8は、制御部200からの制御指令に応じて、搬送ローラ56、レジストローラ39、排出ローラ63等の搬送用ローラや搬送用ベルトを駆動して用紙の搬送を行うものである。
以上のように構成された画像形成装置Gにおいて、用紙の設定を行う方法について説明する。
本実施の形態における画像形成装置Gでは、給紙トレイ5A〜5Cのそれぞれに対応づけて用紙の設定を行うことができる。
例えば、操作表示部4のタッチパネルにて用紙設定モードへ移行する操作が行われると、図6に示されるように、用紙設定画面D1が操作表示部4の表示部の画面上に表示される。
用紙設定画面D1の左側には給紙トレイ5A〜5Cにそれぞれ対応するトレイボタンT1〜T3が表示されており、いずれかのトレイボタンT1〜T3が操作されると、操作されたトレイボタンに対応する給紙トレイのトレイ情報がトレイ情報表示領域PFに表示される。
トレイ情報表示領域PFには、用紙種類、用紙サイズ、坪量、用紙色、定着分離風量の設定変更の有無、用紙の搬送速度設定の各設定の内容を示す情報が表示される。ここで、定着分離風量の設定変更の有無は、後述するように、設定された風量が初期値から変更されたか否かを示すものであって、初期値から変更されている場合は「変更あり」が表示され、初期値から変更されていない場合は「変更なし」が表示される。また、搬送速度設定は、ユーザによって任意に設定されるものではなく、後述するように、用紙種類及び坪量が設定されたときに、これらに基づいて自動的に設定されるものである。なお、搬送速度は、用紙種類及び坪量に基づいて設定されるが、他の条件によって搬送速度が設定されるようにしてもよく、例えば、ユーザによる速度指定を行うようにしてもよい。また、温湿度の閾値超過による高速指定等、環境によって速度を決定するようにしてもよい。
トレイ情報表示領域PFの右側には設定変更ボタンA1が配置されており、この設定変更ボタンA1が操作されると、図7に示すように、選択された給紙トレイのトレイ情報における各設定の変更を行うための設定変更画面D2が表示部の画面上に表示される。
設定変更画面D2では、トレイ情報における各種設定の変更を行うことが可能であり、トレイ情報変更操作表示領域Qには、用紙種類変更ボタンC1、用紙サイズ変更ボタンC2、坪量変更ボタンC3、用紙色変更ボタンC4、定着分離風量変更ボタンC5がそれぞれ縦列に配置されている。そして、これらを操作することによって、各種設定の変更が行われる。なお、各設定の現在の内容については、各ボタンに対応してそれぞれ表示される。
ここで、定着分離風量変更ボタンC5が操作されると、トレイ情報変更操作表示領域Qの右側に配置された個別設定変更操作表示領域R上に、定着分離風量の設定を変更するための操作画面が表示される。
個別設定変更操作表示領域R上に表示された定着分離風量の設定変更操作画面の下部には、4つの湿度の範囲及び3つの印字率の範囲のそれぞれの組み合わせ(印刷条件ともいう)について個別に選択できるように、4×3のマトリクス状に配置された風量設定ボタンMが設けられている。この風量設定ボタンMにはそれぞれ設定風量を表す数値が表示されており、これらの数値は、用紙種類、坪量及び用紙の搬送速度が設定されると、それぞれについて初期値が設定される。この初期値は、用紙種類、坪量及び用紙の搬送速度の設定の組み合わせによって定められる。
そして、ユーザによって風量設定ボタンMのいずれかが選択操作されると、当該操作された風量設定ボタンMが反転表示される。そして、その上で、風量設定ボタンMの右側に配置されている強ボタンE1及び弱ボタンE2が操作されると、選択された項目(選択要素)における数値が変更され、例えば、強ボタンE1が操作されると、表示されている数値が1大きくなり、弱ボタンE2が操作されると、表示されている数値が1小さくなる。これらの数値は、それぞれ1〜5の範囲で設定が可能となっている。
また、設定風量を表す数値が初期値から変更されると、設定された数値の近傍に括弧書きにて初期値が表示される。これにより、ユーザは、初期値からの変更度合いを確認することができ、また、実際に利用する印刷条件であることが認識できる。
そして、風量設定ボタンMの右側下方に配置されている標準復帰ボタンE3が操作されると、全ての項目の数値が初期値に変更される。
また、個別設定変更操作表示領域R上に表示された定着分離風量の設定変更操作画面の上部には、用紙Pの最終出力に関する情報を表す最終出力結果表示領域LR及び用紙Pの出力動作における異常の発生履歴を表す異常発生履歴表示領域ERが表示されている。
最終出力結果表示領域LRには、最終出力結果として、用紙Pの最終出力が行われた日時、用紙Pの出力時の湿度、用紙Pにおける印字率、空気噴射装置100によって噴射された空気の風量、出力動作の結果が表示され、用紙Pの出力毎に最新の出力結果に更新される。この最終出力結果表示領域LRには、トレイ毎の最終出力結果が表示される。
異常発生履歴表示領域ERには、異常発生履歴として、用紙Pの出力に異常が生じたときに、最終出力結果表示領域LRに表示される最終出力結果と同一の情報が表示される。この情報は、蓄積して表示可能とされ、例えば、スクロールボタンの操作により、任意の異常発生履歴を表示させることができる。この異常発生履歴表示領域ERには、トレイ毎の異常発生履歴が表示される。また、異常発生履歴表示領域ERには、削除ボタンF1及び全削除ボタンF2が設けられており、削除ボタンF1が操作されると、表示されている異常発生履歴の情報が削除される。また、全削除ボタンF2が操作されると、全ての異常発生履歴の情報が削除される。このように、定着分離風量の設定変更操作画面とともに異常発生履歴が表示されるので、履歴を見ながら風量の設定を行うことができる。
設定変更画面D2の下部右側には、OKボタンB3及びキャンセルボタンB4が設けられており、OKボタンB3が操作されると、トレイ情報における設定の内容に変更があった場合には、その変更内容が確定されて設定変更画面D2から用紙設定画面D1に移行する。一方、キャンセルボタンB4が操作されると、トレイ情報における設定の内容に変更があった場合には、その変更内容が破棄されて設定変更画面D2から用紙設定画面D1に移行する。
図6に示される用紙設定画面D1において、設定登録ボタンA2が操作されると、トレイ情報表示領域PFに表示されている設定の内容にプロファイル名を付加し、用紙設定情報として不揮発メモリ204に記憶することができる。このプロファイル名は、ユーザの入力操作によって任意の名称を設定することができる。なお、すでに同一のプロファイル名の用紙設定情報が不揮発メモリ204に記憶されているときは、トレイ情報表示領域PFに表示されている設定の内容が、不揮発メモリ204に記憶されている用紙設定情報に上書きされる。
また、設定呼出ボタンA3が操作されると、不揮発メモリ204に記憶されている用紙設定情報のリストが表示部の画面上に表示され、ユーザの操作によっていずれかの用紙設定情報が選択されると、選択された用紙設定情報に含まれる各設定の内容がトレイ情報として設定され、その内容がトレイ情報表示領域PFに表示される。
また、用紙設定画面D1の下部右側にはOKボタンB1及びキャンセルボタンB2が表示されており、OKボタンB1が操作されると、各トレイ情報の設定の内容に変更があった場合には、その変更内容が確定されて用紙設定モードが終了する。一方、キャンセルボタンB2が操作されると、各トレイ情報の設定の内容に変更があった場合には、その変更内容が破棄されて用紙設定モードが終了する。
次に、画像形成装置Gにおいて行われるトレイ設定処理について図8を参照しながら説明する。このトレイ設定処理は、操作表示部4の操作によって用紙設定モードに移行したときに実行される処理である。
先ず、CPU201は、トレイ設定処理が実行されると、いずれかのトレイボタンT1〜T3の操作が行われたか否かを判定する(ステップS101)。CPU201は、いずれかのトレイボタンT1〜T3の操作が行われたと判定したとき、すなわち、給紙トレイ5A〜5Cからいずれかについて設定を行う旨の操作が行われたと判定したときは(ステップS101:Y)、操作されたトレイボタンに対応するトレイNo.のトレイ情報を不揮発メモリ204から読み出し、その内容をトレイ情報表示領域PFに表示した後(ステップS102)、ステップS103に移行する。
トレイ情報は、例えば、図9に示すような態様にて、不揮発メモリ204のトレイ情報テーブルに記憶されている。トレイ情報には、上述した、プロファイル名、用紙種類、用紙サイズ、坪量、用紙色、用紙の搬送速度、最終出力結果、異常発生履歴の各情報が含まれている。さらに、トレイ情報には、検出温度情報、風量設定テーブルが含まれている。検出温度情報は、所定のタイミングで温度検出部10によって取得された温度情報を示している。また、風量設定テーブルには、上述のようにして、印刷条件毎に設定された風量の数値情報が記憶される。
一方、CPU201は、ステップS101において、いずれかのトレイボタンT1〜T3の操作が行われたと判定しないときは(ステップS101:N)、ステップS109に移行する。
次に、CPU201は、ステップS103において、設定呼出ボタンA3の操作が行われたか否かを判定する(ステップS103)。CPU201は、設定呼出ボタンA3の操作が行われたと判定したときは(ステップS103:Y)、設定呼出処理を実行し、上述したようにして選択された用紙設定情報に含まれる各設定の内容をトレイ情報として設定する処理を行う(ステップS104)。この設定呼出処理の詳しい処理の内容については後述する。一方、CPU201は、設定呼出ボタンA3の操作が行われたと判定しないときは(ステップS103:N)、ステップS104の処理を実行することなく、ステップS105の処理に移行する。
そして、CPU201は、設定登録ボタンA2の操作が行われたか否かを判定する(ステップS105)。CPU201は、設定登録ボタンA2の操作が行われたと判定したときは(ステップS105:Y)、上述のようにして、トレイ情報に含まれる設定の内容を用紙設定情報として不揮発メモリ204に記憶する(ステップS106)。一方、CPU201は、設定登録ボタンA2の操作が行われたと判定しないときは(ステップS105:N)、ステップS106の処理を実行することなく、ステップS107に移行する。
そして、CPU201は、設定変更ボタンA1の操作が行われたか否かを判定する(ステップS107)。CPU201は、設定変更ボタンA1の操作が行われたと判定したときは(ステップS107:Y)、上述のようにして、トレイ情報における各設定の変更を行う用紙設定処理を実行する(ステップS108)。一方、CPU201は、設定変更ボタンA1の操作が行われたと判定しないときは(ステップS107:N)、ステップS108の処理を実行することなく、ステップS109の処理に移行する。
次に、CPU201は、キャンセルボタンB2の操作が行われたか否かを判定する(ステップS109)。CPU201は、キャンセルボタンB2の操作が行われたと判定したときは(ステップS109:Y)、上述のようにして変更内容を破棄し(ステップS110)、この処理を終了する。一方、CPU201は、キャンセルボタンB2の操作が行われたと判定しないときは(ステップS109:N)、OKボタンB1の操作が行われたか否かを判定する(ステップS111)。
CPU201は、OKボタンB1の操作が行われたと判定したときは(ステップS111:Y)、上述のようにして変更内容を確定し、トレイ情報を変更した内容に更新して不揮発メモリ204に記憶する(ステップS112)。一方、CPU201は、OKボタンB1の操作が行われたと判定しないときは(ステップS111:N)、ステップS101の処理に移行する。
次にトレイ設定処理のステップS104において実行される、設定呼出処理について図10を参照しながら説明する。
先ず、CPU201は、不揮発メモリ204の用紙設定情報テーブルに記憶されている用紙設定情報のリストを操作表示部4の表示部の表示画面上に表示する(ステップS201)。
この用紙設定情報テーブルは、例えば、図11に示すような態様にて、不揮発メモリ204に記憶されている。この用紙設定情報テーブルに記憶されている各用紙設定情報には、上述した、用紙種類、用紙サイズ、坪量、用紙色、最終出力結果、異常発生履歴、風量設定テーブルの各情報が含まれており、ユーザによって設定されたプロファイル名と対応づけられている。ユーザは、用紙設定情報を予め記憶させておくことにより、使用する用紙の種類やサイズ等が変更されても、その内容を逐一設定する必要がなく、簡便に用紙の設定を行うことが可能となる。
次に、CPU201は、表示画面上に表示された用紙設定情報のリストからいずれかの用紙設定情報が選択されたか否かを判定する(ステップS202)。CPU201は、いずれかの用紙設定情報が選択されたと判定したときは(ステップS202:Y)、選択した用紙設定情報に含まれる各設定の内容を、トレイ設定処理のステップS101において入力されたトレイボタンに対応するトレイ情報にセットする(ステップS203)。
そして、CPU201は、温度検出部10から温度情報を取得してトレイ情報テーブルにおけるトレイ情報の検出温度のフィールドに記憶する(ステップS204)。そして、CPU201は、トレイ情報に設定された用紙種類、坪量、検出温度から当該トレイ情報に対応する給紙トレイに収容される用紙Pの搬送速度を設定し、搬送速度のフィールドに記憶した後(ステップS205)、この処理を終了する。
一方、CPU201は、ステップS202において、いずれかの用紙設定情報が選択されたと判定しないときは(ステップS202:N)、所定のキャンセルボタンが操作されたか否かを判定する(ステップS206)。CPU201は、キャンセルボタンが操作されたと判定したときは(ステップS206:Y)、この処理を終了する一方、キャンセルボタンが操作されたと判定しないときは(ステップS206:N)、ステップS202の処理に移行する。
次に、定着分離風量設定処理について図12及び図13を参照しながら説明する。この定着分離風量設定処理は、図8に示されるトレイ設定処理のステップS108において用紙設定処理が実行されて図7に示される設定変更画面D2が表示され、この設定変更画面D2において、定着分離風量変更ボタンC5が操作されたときに実行される処理である。
先ず、CPU201は、定着分離風量設定処理が実行されると、トレイ情報における用紙種類又は坪量について設定の変更が行われたか否かを判定する(ステップS301)。CPU201は、用紙種類又は坪量について設定の変更が行われたと判定したときは(ステップS301:Y)、温度検出部10から温度情報を取得してトレイ情報テーブルにおけるトレイ情報の検出温度のフィールドに記憶する(ステップS302)。そして、CPU201は、トレイ情報に設定された用紙種類、坪量、検出温度から当該トレイ情報に対応する給紙トレイに収容される用紙Pの搬送速度を設定して、搬送速度のフィールドに記憶する(ステップS303)。
そして、CPU201は、トレイ情報に設定された用紙種類、坪量、搬送速度から風量設定初期値テーブルの選択を行う(ステップS304)。具体的には、CPU201は、ROM202に記憶された図14に示すような初期値テーブル選択テーブルを参照し、トレイ情報に設定された用紙種類、坪量、搬送速度の各情報から、風量設定初期値テーブルNo.を特定する。そして、ROM202には、図15に示されるように、複数の風量設定初期値テーブルが記憶されており、CPU201は、特定した風量設定初期値テーブルNo.に対応する風量設定初期値テーブルを選択して読み出す。ここで、各風量設定初期値テーブルに含まれる各初期値は、所定の実験データに基づいて予め設定されたものである。
次に、CPU201は、印刷条件毎の入力値のそれぞれについて、ステップS304において読み出した風量設定初期値テーブルに示される初期値をそれぞれセットし(ステップS305)、ステップS308に移行する。
一方、CPU201は、ステップS301において、用紙種類又は坪量について設定の変更が行われたと判定しないときは(ステップS301:N)、選択したトレイNo.のトレイ情報に含まれる風量設定テーブルを不揮発メモリ204より読み出し、それぞれの数値を印刷条件毎の入力値にセットする(ステップS306)。
そして、CPU201は、選択したトレイNo.のトレイ情報に含まれる最終出力結果及び異常発生履歴の各情報を不揮発メモリ204より読み出した後(ステップS307)、ステップS308に移行する。
次に、CPU201は、ステップS308において、設定変更画面D2の個別設定変更操作表示領域Rにおける風量設定ボタンMのいずれの選択要素についても非選択状態に設定し(ステップS308)、各種設定内容に基づき、表示内容を更新する(ステップS309)。
そして、CPU201は、風量設定ボタンMのいずれかの選択要素について選択操作があったか否かを判定する(ステップS310)。CPU201は、いずれかの選択要素について選択操作があったと判定したときは(ステップS310:Y)、ステップS309に移行して表示内容を更新する。一方、CPU201は、いずれかの選択要素について選択操作があったと判定しないときは(ステップS310:N)、ステップS310において選択操作が行われて選択された選択要素について、強ボタンE1又は弱ボタンE2が操作されて入力値の変更が行われたか否かを判定する(ステップS311)。
CPU201は、入力値の変更が行われたと判定したときは(ステップS311:Y)、当該選択された選択要素に対応する印刷条件の入力値を更新し(ステップS312)、ステップS309に移行する。一方、CPU201は、入力値の変更が行われたと判定しないときは(ステップS311:N)、標準復帰ボタンE3が操作されたか否かを判定する(ステップS313)。
CPU201は、標準復帰ボタンE3が操作されたと判定したときは(ステップS313:Y)、各入力値に対してそれぞれ初期値をセットし(ステップS314)、ステップS308の処理に移行する。ここで各入力値にセットされる初期値は、ステップS304において選択された風量設定初期値テーブルに示される初期値である。一方、CPU201は、標準復帰ボタンE3が操作されたと判定しないときは(ステップS313:N)、キャンセルボタンB4が操作されたか否かを判定する(ステップS315)。
CPU201は、キャンセルボタンB4が操作されたと判定したときは(ステップS315:Y)、上述したようにして、変更内容を破棄した後(ステップS316)、この処理を終了する。一方、CPU210は、キャンセルボタンB4が操作されたと判定しないときは(ステップS315:N)、OKボタンB3が操作されたか否かを判定する(ステップS317)。
CPU201は、OKボタンB3が操作されたと判定したときは(ステップS317:Y)、上述のようにして、セットされた各印刷条件に対応する入力値を、それぞれ選択したトレイNo.のトレイ情報に含まれる風量設定テーブルに上書き保存した後(ステップS318)、この処理を終了する。一方、CPU201は、OKボタンB3が操作されたと判定しないときは(ステップS317:N)、ステップS309に移行する。
次に、印刷処理について図16を参照しながら説明する。この印刷処理は、例えば、印刷ジョブの実行指示があったときに行われる処理である。
先ず、CPU201は、給紙を行う給紙トレイ5A〜5Cに対応するトレイNo.のトレイ情報から用紙Pの搬送速度の情報を取得する(ステップS401)。そして、CPU201は、取得した用紙Pの搬送速度情報に対応する搬送速度にて印刷が実行されるように、画像形成部3、給紙部5及び搬送部8を制御する(ステップS402)。そして、CPU201は、最終ページの印刷が行われたか否かを判定する(ステップS403)。CPU201は、最終ページの印刷が行われたと判定したときは(ステップS403:Y)、この処理を終了する一方、最終ページの印刷が行われたと判定しないときは(ステップS403)、次のページについての処理を行うため、ステップS401の処理に移行する。
次に、送風制御処理について図17を参照しながら説明する。この送風制御処理は、例えば、印刷ジョブが開始されたときに実行される処理である。
先ず、CPU201は、送風制御処理が実行されると、印刷が終了したか否かを判定する(ステップS501)。CPU201は、印刷が終了したと判定しないときは(ステップS501:N)、第1センサS1によって用紙Pが検知されるのを待って(ステップS502)、時計部205から現在時刻を示す日時情報を取得する(ステップS503)。
そして、CPU201は、印刷を行う用紙Pに対してトナー像が形成される割合である印字率を算出する(ステップS504)。この印字率は、例えば、用紙Pに対するドットの形成数に基づいて算出される。
次に、CPU201は、湿度検出部9から出力された検出信号に基づいて湿度の検出を行う(ステップS505)。本実施の形態では、湿度検出部9によって相対湿度を検出しているが、絶対湿度を検出するようにしてもよい。
次に、CPU201は、給紙が行われた給紙トレイに対応するトレイNo.のトレイ情報に含まれる風量設定テーブルを読み出し、ステップS504において算出した印字率と、ステップS505において検出した湿度とから、対応する設定風量を取得し、これを設定する(ステップS506)。
そして、CPU201は、ステップS503〜ステップS506においてそれぞれ取得した、日時情報、印字率、湿度及び設定風量の各データを、給紙が行われた給紙トレイに対応するトレイNo.のトレイ情報に含まれる最終出力結果情報の日時、印字率、湿度及び設定風量の各レコードに上書き保存する(ステップS507)。なお、最終出力結果情報を上書き保存せず、全ての出力結果を履歴として保存するようにしてもよい。
そして、CPU201は、ステップS506において設定された設定風量にて空気噴射装置100を制御して送風を行う(ステップS508)。すなわち、CPU201は、設定風量に応じて電磁弁112の開放度合いの調整を行って空気の噴射を行う。
そして、CPU201は、第2センサS2によって用紙の排出が検知されたか否かを判定する(ステップS509)。CPU201は、用紙の排出が検知されたと判定したときは(ステップS509:Y)、給紙が行われた給紙トレイに対応するトレイNo.のトレイ情報に含まれる最終出力結果情報の動作結果を示すレコードに正常である旨の情報を記憶した後(ステップS510)、ステップS501の処理に移行する。本実施の形態では、最終出力結果情報を、電源遮断時においても記憶された情報を保持することができる不揮発メモリ204に記憶するようにしたので、電源遮断前に取得された最終出力結果情報を確認することができ、風量の設定をより効率的に行うことができる。一方、CPU201は、用紙の排出が検知されたと判定しないときは(ステップS509:N)、定着部7においてジャムが発生したか否かを判定する(ステップS511)。なお、定着部7におけるジャムの発生の検出については、公知の様々な検出方法を適用することができる。
CPU201は、ジャムが発生したと判定しないときは(ステップS511:N)、ステップS509の処理に移行する一方、ジャムが発生したと判定したときは(ステップS511:Y)、給紙が行われた給紙トレイに対応するトレイNo.のトレイ情報に含まれる最終出力結果情報の動作結果を示すレコードにジャムが発生したことを示す情報を記憶した後(ステップS512)、最終出力結果情報を、給紙が行われた給紙トレイに対応するトレイNo.のトレイ情報に含まれる異常発生履歴に記憶する(ステップS513)。本実施の形態では、異常発生履歴を、電源遮断時においても記憶された情報を保持することができる不揮発メモリ204に記憶するようにしたので、電源遮断前に取得された異常発生履歴を確認することができ、用紙の出力が正常に行われなかったときにおける風量の設定についてより効率的に行うことができる。
そして、CPU201は、図18に示されるような、定着ジャムが発生した旨の表示である定着ジャム報知画面Wを操作表示部4の表示部の表示画面上にポップアップ表示を行い(ステップS514)、空気噴射装置100による送風を停止した後(ステップS515)、この処理を終了する。なお、定着ジャム報知画面Wが表示されているときに、ユーザによってOKボタンB5が操作されると、定着ジャム報知画面Wの表示が終了される。
このように、本実施の形態では、定着ジャムが発生した旨の表示を行うことにより、風量設定に誤りがある可能性があるとして、ユーザに風量設定の確認・変更を促すことができる。
なお、定着ジャムが発生した旨の報知については、表示部に表示するものに限らず、例えば、LEDなどの発光部を備えて、所定の色にて発光することによって報知を行うものであってもよい。また、音声によって報知を行うものであってもよい。
また、CPU201は、ステップS501において、印刷が終了したと判定したときは(ステップS501:Y)、空気噴射装置100による送風を停止した後(ステップS516)、この処理を終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、定着部7は、トナー像が形成された用紙Pを加熱ローラ71と加圧ローラ72とにより形成されたニップ部Nに通紙してトナー像を用紙Pに定着させる。そして、空気噴射装置100は、ニップ部Nを通過した直後の用紙Pに所定風量の空気を送風する。そして、CPU201は、入力された用紙の情報に基づいて複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値に初期値を設定する。そして、CPU201は、操作表示部4による所定の変更操作を受け付けたときに設定された風量を示す値について印刷条件毎に変更を行う。そして、CPU201は、設定された風量を示す値を不揮発メモリ204に記憶するとともに、出力を行う用紙の印刷条件を検出する。そして、CPU201は、この検出した用紙の印刷条件に対応する風量を示す値を不揮発メモリ204から読み出す。そして、CPU201は、この読み出した風量を示す値に対応する風量にて空気噴射装置100に送風を行わせる。その結果、用紙の種類や坪量等の用紙の特性に対応し、印刷条件に適した空気噴射装置などの送風装置における風量設定が自動的に行われるとともに、印刷条件の微妙な変化に対応してユーザ自身によって最適な風量となるように設定の変更を適宜行うことができるようになるので、定着部への送風制御による良好な分離性を維持しつつ、ユーザが使用する印刷条件に対する設定変更を容易に行うことができ、送風装置に対する送風制御における風量設定を簡便で適切に行うことが可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、CPU201は、設定された印刷条件毎の風量を示す値を操作表示部4に表示する。その結果、ユーザは設定された風量を認識して行うことができるので、風量設定がより簡便なものとなる。
また、本発明の実施の形態によれば、CPU201は、風量を示す値が初期値から変更された場合、変更後の風量を示す値とともに初期値を表示するように操作表示部4を制御する。その結果、ユーザは、初期値からの変更度合いを確認することができ、利便性が向上する。
また、本発明の実施の形態によれば、用紙の情報には、用紙の種類及び該用紙の坪量を示す情報が含まれるので、用紙の種類及び坪量に応じた風量の設定が可能となり、より適切な風量の設定が可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、搬送部8は、トナー像の形成を行う用紙を所定の搬送速度にて搬送する。そして、CPU201は、搬送部8によって搬送される用紙の搬送速度を決定する。そして、CPU201は、決定した搬送速度にて搬送部8による用紙の搬送を行わせる。そして、CPU201は、風量を示す値の初期値を、入力した用紙の情報及び用紙の搬送部8における搬送速度に基づいて決定する。その結果、用紙の搬送速度に対応した風量の設定を行うことができ、より適切な風量設定が可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、湿度検出部9は、湿度の検出を行う。そして、CPU201は、用紙に対してトナー像が形成される割合を示す印字率を算出する。そしてCPU201は、算出した印字率及び湿度検出部9によって検出された湿度を、定着部7を通過させる用紙の印刷条件として検出する。そして、CPU201は、該検出結果に対応する風量を示す値を不揮発メモリ204から読み出す。その結果、用紙の定着部からの分離性に影響する印字率と湿度に応じて適切な風量にて送風装置に対する送風制御を行うことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、CPU201は、最終出力された用紙の印刷条件と、この印刷条件に対応する風量の値と、当該用紙の出力における動作結果とが対応づけられた最終出力結果情報を操作表示部4に表示する。その結果、最後に出力したものについて、適切な風量にて出力が行われたか否かを確認でき、風量の設定に役立てることができるので、風量の設定を効率的に行うことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、CPU201は、用紙の出力が正常に行われなかったときは、この用紙の印刷条件及びこの印刷条件に対応する風量を示す値を、用紙の出力が正常に行われなかった旨の情報とともに異常発生履歴として不揮発メモリ204に記憶する。そして、CPU201は、不揮発メモリ204に記憶された異常発生履歴を読み出して操作表示部4に表示する。その結果、用紙の出力が正常に行われなかったときにおける風量の設定を確認することができ、適正な風量設定に役立てることができるので、風量の設定を効率的に行うことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、複数の給紙トレイ5A〜5Cは、出力を行うための用紙を収容する。そして、CPU201は、給紙トレイ5A〜5Cのそれぞれにおいて最終出力された用紙の印刷条件と、この印刷条件に対応する風量を示す値と、この用紙の出力における動作結果とが対応づけられた最終出力結果情報を操作表示部4に表示する。その結果、最終出力結果を給紙トレイ毎に確認することができるので、例えば、給紙トレイ毎に用紙の種類や坪量等の用紙の特性が異なっている場合に、それぞれの最終出力結果を容易に知ることができ、風量の設定をより効率的に行うことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、複数の給紙トレイ5A〜5Cは、出力を行う用紙を収容する。そして、CPU201は、用紙が給紙された給紙トレイ5A〜5Cを特定し、給紙トレイ5A〜5C毎に異常発生履歴を記憶する。その結果、異常発生履歴を給紙トレイ毎に確認することができるので、例えば、給紙トレイ毎に用紙の種類や坪量等の用紙の特性が異なっている場合に、それぞれの異常発生履歴を容易に知ることができ、用紙の出力が正常に行われなかったときにおける風量の設定についてより効率的に行うことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、複数の給紙トレイ5A〜5Cは、出力を行う用紙を収容する。CPU201は、複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値の設定を給紙トレイ5A〜5C毎に行って不揮発メモリ204に記憶する。その結果、例えば、給紙トレイ毎に用紙の種類や坪量等の用紙の特性が異なっている場合に、それぞれに対して風量の設定を行うことができるので、風量設定の利便性が向上する。
また、本発明の実施の形態によれば、操作表示部4は、所定の報知を行う。そして、CPU201は、定着部7においてジャムが発生したときに、設定された風量を示す値の変更を促す旨の報知を操作表示部4に行わせる。その結果、風量の設定が不適切である可能性があることをユーザに認識させることができ、風量の設定をより効率的に行うことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、不揮発メモリ204は、電源遮断時においても記憶された情報を保持可能な不揮発性記録媒体としているので、電源遮断前の風量の設定等を利用することができ、風量設定の利便性が向上する。
また、本発明の実施の形態によれば、CPU201は、設定された複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値を入力した用紙の情報に対応づけて用紙設定情報として不揮発メモリ204に記憶する。そして、CPU201は、不揮発メモリ204に記憶された用紙設定情報を読み出し、読み出した用紙設定情報に含まれる複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値から検出したい用紙の印刷条件に対応する風量を示す値を読み出す。その結果、使用する用紙が変更されても、風量の設定を逐一行うことなく、容易に行うことができるので、風量の設定をより効率的に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。画像形成装置を構成する各機能部の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
また、本発明の実施の形態では、用紙の紙種、坪量及び用紙の搬送速度に基づいて風量設定を行う際の初期値を決定するようにしたが、紙種、坪量及び用紙の搬送速度のいずれ一つもしくは二つに基づいて初期値を決定するようにしてもよい。また、気温等の他の条件によって初期値を決定するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、送風部として圧搾空気を噴射する空気噴射装置を適用したが、ファンを回転させて所定風量の空気を吹付ける構成としてもよい。
また、本発明の実施の形態では、設定された風量や用紙設定等の記憶情報を電源が遮断しても保持可能なハードディスク等の不揮発メモリを適用したが、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の電源が遮断すると記憶情報が揮発する揮発性メモリを適用してもよい。
また、本発明の実施の形態では、設定された印刷条件毎の風量を示す値を操作表示部4の表示部における表示画面上に表示するようにしたが、表示を行わないようにしてもよい。また、通信ネットワークに接続された外部装置のインターフェース上等に表示するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、風量を示す値が初期値から変更された場合には、変更後の値の近傍に初期値を表示するようにしたが、初期値を表示しないようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、検出湿度と用紙に対してトナー像が形成される割合である印字率を印刷条件とし、この印刷条件によって風量を決定するようにしたが、検出湿度及び印字率のいずれか一方のみによって風量を決定するようにしてもよい。また、検出湿度と印字率以外の条件を付加して風量を決定するようにしてもよい。また、検出湿度と印字率以外の条件によって風量を決定するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、最終出力結果情報を操作表示部に表示するようにしたが、このような最終出力結果情報を表示しないようにしてもよい。また、上述した外部装置のインターフェース上等に表示するようにしてもよい。
また、異常発生履歴を操作表示部に表示するようにしたが、このような異常発生履歴を表示しないようにしてもよい。また、上述した外部装置のインターフェース上等に表示するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、3つの給紙トレイを備えているが、給紙トレイの数は3つに限らず、その他の数であってもよい。また、大容量給紙ユニットを画像形成装置本体に接続し、この大容量給紙ユニットの各給紙トレイに対応して印刷条件毎に設定された風量の数値情報や最終出力結果情報や異常発生履歴等を記憶させるようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、複数の給紙トレイのそれぞれに対応して印刷条件毎に設定された風量の数値情報や最終出力結果情報や異常発生履歴等を記憶させるようにしたが、いずれか一つ又は二以上の給紙トレイのみに対応させて記憶させるようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、定着部においてジャムが発生した場合には、その旨の報知を行うようにしたが、報知を行わない構成としてもよい。
また、本発明の実施の形態では、印刷条件毎に設定された風量の数値情報を用紙情報と対応づけて用紙設定情報として不揮発メモリに記憶し、必要に応じて読み出してトレイ情報に対応づけるようにしたが、用紙設定情報として不揮発メモリに記憶しない構成としてもよい。
また、本発明の実施の形態では、加熱部材として加熱ローラを用い、加圧部材として加圧ローラを用いたが、加熱部材及び加圧部材のいずれもベルトによって構成された加熱ベルトや加圧ベルトを用いるようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、送風部を、画像形成装置本体における定着部において適用したが、画像形成装置本体に接続されるオプションユニットであって、画像形成装置本体から排出された用紙上に形成されたトナー像をさらに定着させるための第2定着ユニットにおける第2定着部に適用することも可能である。
また、本実施の形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリ等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
G 画像形成装置
N ニップ部
P 用紙
3 画像形成部
4 操作表示部
5 給紙部
5A〜5C 給紙トレイ
7 定着部
71 加熱ローラ
72 加圧ローラ
8 搬送部
9 湿度検出部
10 温度検出部
100 空気噴射装置
101 噴射部材
112 電磁弁
200 制御部
201 CPU
204 不揮発メモリ

Claims (14)

  1. 所定の表示を行う表示部を備え、用紙にトナー像を形成して出力を行う画像形成装置において、
    トナー像が形成された用紙を加熱部材と加圧部材とにより形成されたニップ部に通紙してトナー像を用紙に定着させる定着装置と、
    前記ニップ部を通過した直後の用紙に所定風量の空気を送風する送風部と、
    操作部と、
    記憶部と、
    入力された用紙の情報に基づいて複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値に初期値を設定し、前記操作部による所定の変更操作を受け付けたときに設定された前記風量を示す値について印刷条件毎に変更を行い、設定された前記風量を示す値を前記記憶部に記憶するとともに、出力を行う用紙の印刷条件を検出し、該検出した用紙の印刷条件に対応する風量を示す値を前記記憶部から読み出し、該読み出した風量を示す値に対応する風量にて前記送風部に送風を行わせる制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、設定された印刷条件毎の風量を示す値を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記風量を示す値が初期値から変更された場合、変更後の風量を示す値とともに前記初期値を表示するように前記表示部を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙の情報は、用紙の種類及び該用紙の坪量を示す情報を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. トナー像の形成を行う用紙を所定の搬送速度にて搬送する搬送部を備え、
    前記制御部は、前記搬送部によって搬送される用紙の搬送速度を決定し、該決定した搬送速度にて前記搬送部による用紙の搬送を行わせ、前記風量を示す値の初期値を、前記入力した用紙の情報及び該用紙の前記搬送部における搬送速度に基づいて決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 湿度を検出する湿度検出部を備え、
    前記制御部は、用紙に対してトナー像が形成される割合を示す印字率を算出し、該算出した印字率及び前記湿度検出部によって検出された湿度を、前記定着装置を通過させる用紙の印刷条件として検出し、該検出結果に対応する風量を示す値を前記記憶部から読み出すことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、最終出力された用紙の印刷条件と、該印刷条件に対応する風量の値と、該用紙の出力における動作結果とが対応づけられた最終出力結果情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、用紙の出力が正常に行われなかったときは、該用紙の印刷条件及び該印刷条件に対応する風量を示す値を、用紙の出力が正常に行われなかった旨の情報とともに異常発生履歴として前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記異常発生履歴を読み出して前記表示部に表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 出力を行うための用紙を収容する複数の給紙トレイを備え、
    前記制御部は、前記給紙トレイのそれぞれにおいて最終出力された用紙の印刷条件と、該印刷条件に対応する風量を示す値と、該用紙の出力における動作結果とが対応づけられた最終出力結果情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 出力を行うための用紙を収容する複数の給紙トレイを備え、
    前記制御部は、前記用紙が給紙された給紙トレイを特定し、前記給紙トレイ毎に前記異常発生履歴を記憶することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 出力を行うための用紙を収容する複数の給紙トレイを備え、
    前記制御部は、前記複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値の設定を前記給紙トレイ毎に行って前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 所定の報知を行う報知部を備え、
    前記制御部は、前記定着装置においてジャムが発生したときに、前記設定された風量を示す値の変更を促す旨の報知を前記報知部に行わせることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記記憶部は、電源遮断時においても記憶された情報を保持可能な不揮発性記録媒体であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、設定された前記複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値を前記入力した用紙の情報に対応づけて用紙設定情報として前記記憶部に記憶するとともに、前記記憶部に記憶された前記用紙設定情報を読み出し、該読み出した用紙設定情報に含まれる前記複数種類の印刷条件のそれぞれに対応する風量を示す値から前記検出した用紙の印刷条件に対応する風量を示す値を読み出すことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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