JP2015018168A - 画像形成装置 - Google Patents

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圭太 高橋
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Abstract

【課題】非定形用紙を給紙できる給紙部を用いた両面画像形成を可能にすると共に、両面画像形成のための搬送の分岐部までに用紙長が不明な用紙については用紙反転部に導くことなく排紙する。
【解決手段】両面モードで且つ手差しフリーサイズモードが設定されている場合、用紙長さ検知処理が開始される。搬送フラッパ172、182の切り替えタイミングまでに用紙長さLが決定されていないと第2の条件が不成立となり、CPU301は、用紙搬送路231の方向へ用紙を導くように搬送フラッパ172、182を切り替える。また、用紙長さLが決定されたとしても、用紙長さLが第1の条件(ローラ間距離Lrmax+α≦L≦反転パス距離Lpmax)を満たさない場合は、CPU301は、用紙搬送路231の方向へ用紙を導くように搬送フラッパ172、182を切り替える。
【選択図】図14

Description

本発明は、両面モードでの画像形成が可能な画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置には、定形サイズの用紙を格納する給紙段だけでなく、様々な非定形サイズ(定型でないサイズ)の用紙を給紙できる給紙部として例えば手差しトレイが設けられたものがある。この種の画像形成装置には、手差しトレイにセットされた用紙の幅方向(搬送方向に直交する方向)の長さを検知できるものがある。
また、特許文献1に示されるように、手差しトレイ上の幅検知によって得られた用紙幅の情報によって、候補となる定形サイズを操作部上に表示してユーザに選択させ、用紙のサイズを決定する装置も知られている。
また、特許文献2に示されるように、手差しフリーサイズモードにおいて、用紙搬送路上のセンサの出力によって、手差しトレイから給紙される用紙の搬送方向の用紙長を判別し、用紙長に応じて中間トレイの搬入ゲートを制御する装置も知られている。
ところで、一般に、画像形成装置で両面画像形成を行う場合に、第1面(表面)への画像形成後の用紙が搬送される両面パスを、適切に通過できる用紙とできない用紙とが存在し得る。例えば、搬送方向の用紙長が、両面パス上に配置されている用紙搬送ローラの間隔よりも短い用紙は、用紙搬送ローラ間で用紙の受け渡しができず、通過できない。このような用紙長の短すぎる用紙を用いた場合、自動両面モードを適切に実行できない。
また、両面パスに用紙を搬送する際に用紙の表裏を入れ替えるための反転パスを有する装置においては、搬送方向の用紙長が反転パス長よりも長い用紙は反転させることができない。従って、用紙長が長すぎる用紙を用いた場合も、自動両面モードを適切に実行できない。
これらの課題を解決するために、搬送パスの搬送ローラの数を増やしてそれらの配置間隔を短く設定したり、反転パスの長さを長く構成したりすると、画像形成装置の大型化とコスト上昇を招く。かかる事情から、多くの従来機種においては、搬送方向用紙長が確定していない状態で手差しトレイから用紙を給送する手差しフリーサイズモード時には、自動両面モードを禁止している。
特開平6−148990号公報 特開平7−330228号公報
しかしながら、手差しフリーサイズモードで画像形成を実行する際に、手差しトレイにセットされる用紙がA4やA3等の一般的な定形用紙である場合であっても、自動両面モードが一律に禁止されると、ユーザビリティが著しく損なわれる。また、特許文献2の装置において、手差しフリーサイズモード時に両面モードを許可した場合、搬送できない用紙長と判断したときには紙詰まりとして処理するしかなく、ダウンタイムの原因となる。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものである。その目的は、非定形用紙を給紙できる給紙部を用いた両面画像形成を可能にすると共に、両面画像形成のための搬送の分岐部までに用紙長が不明な用紙については用紙反転部に導くことなく排紙することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、用紙の両面に画像形成を行う両面モードを実行可能な画像形成装置であって、定形及び非定形のサイズの用紙を給紙することが可能な給紙手段と、前記給紙手段から給紙された用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記両面モード時に前記画像形成手段により第1面に画像形成された用紙の表裏を反転させるための用紙反転手段と、前記画像形成手段により画像形成された用紙が排出される排紙トレイと、前記用紙反転部に向かう第1の搬送路または前記排紙トレイに向う第2の搬送路に用紙の搬送先を切り替えるための切替手段と、前記給紙部から給紙される用紙の搬送方向における長さを検知する処理を用紙の搬送中に行う検知手段と、両面モード時に、前記用紙のサイズが未知で且つ、前記用紙が前記切替手段に到達する前に前記検知手段による検知結果が得られない場合は、前記第1面に画像形成された用紙を前記第2の搬送路へ搬送するよう前記切替手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、非定形用紙を給紙できる給紙部を用いた両面画像形成を可能にすると共に、両面画像形成のための搬送の分岐部までに用紙長が不明な用紙については用紙反転部に導くことなく排紙することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の断面図である。 制御ブロック図である。 画像形成装置内の用紙搬送路の主要部を示す拡大図である。 手差しトレイの上面図である。 各用紙種類と用紙長さと両面モード実行の可否とが対応付けられた情報を示す図である。 手差し動作モードの切り替え画面を示す図である。 手差しサイズ設定画面を示す図である。 設定情報表示画面を示す図である。 両面モード設定画面を示す図である。 報知画面を示す図である。 レジストレーションセンサの出力変化を示すタイムチャートである。 用紙長さ検知処理のフローチャートである。 手差し動作モード時の画像形成シーケンス処理のフローチャートである。 手差し・両面モード時の用紙搬送処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の断面図である。図2は、本画像形成装置の制御ブロック図である。図1、図2を用いて、本画像形成装置の基本的な構成及び動作を説明する。
この画像形成装置は、電子写真方式のカラープリンタとして構成される。しかし、しかし、両面モードでの画像形成が可能な画像形成装置であればよく、例えば白黒プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、あるいは複合機であってもよい。
図1に示すように、この画像形成装置は、用紙を供給するために給紙部として、給紙カセット150、給紙カセット220及び手差しトレイ210を備える。給紙カセット150、220は、定形サイズの用紙が収容される給紙部である。手差しトレイ210は、定形に限らず、非定形サイズの矩形用紙をセットして給紙することが可能な給紙部である。また、この画像形成装置は、給紙部から装置内に導入された用紙を装置外へ排出するための排紙部として、排紙トレイ196及び排紙トレイ200を有する。
この画像形成装置においては、画像形成モード(ないし印刷モード)として、両面モードと片面モードとが選択的に設定可能である。また、給紙モードとして、給紙カセット150または給紙カセット220から給紙される通常給紙モードと、手差しトレイ210から給紙される手差し動作モードとを選択的に設定可能である。手差し動作モードにおいては、用紙サイズをユーザが指定する手差しサイズ指定モードと、用紙サイズを指定しない手差しフリーサイズモードとが選択的に設定可能である。手差しフリーサイズモードにおいては、手差しトレイ210からの給紙が開始された時点で用紙のサイズは未知である。
図2に示すように、この画像形成装置は、制御部300、画像形成部320、UI330のほか、各種のモータ、ローラ及びセンサを有する。UI330は、操作部や表示部を備えるユーザインターフェイスである。画像形成部320は、図1に示すプロセスユニット120、転写ベルト130、二次転写部140、レーザスキャナユニット110及び定着器170等の、画像形成に関わる構成要素を有する。
制御部300は、CPU301、ROM302、RAM303を有する。UI330から、例えばプリント動作開始の指示がCPU301に入力されると、CPU301は、I/O310を介して接続された第1搬送モータ145及び第2搬送モータ146を駆動制御する。また、I/O310を介して、搬送センサ171、レジストレーションセンサ160、給紙ピックアップセンサ152、紙幅ボリュームセンサ167、手差し紙有無センサ214からの検知信号がCPU301に供給される。
また、CPU301は、画像形成部320を制御し、プロセスユニット120、転写ベルト130、二次転写部140等の高圧、駆動、レーザスキャナユニット110、定着器170のヒータ等の各制御を行える。
CPU301は、ROM302に格納された制御プログラムを実行し、その際、RAM303は、作業領域として用いられる。従って、後述するフローチャートの処理は全てCPU301が実行する。固定値として定義されるデータはROM302に格納され、一時的なデータの記憶にはRAM303が用いられる。
第1搬送モータ145は、給紙ピックアップローラ151、レジストレーションローラ161、ローラ153、154、155の駆動源となる。第2搬送モータ146は、搬送ローラ162、232の駆動源となる。CPU301はまた、I/O310を介して接続された手差し搬送モータ147を駆動制御する。手差し搬送モータ147は、駆動し手差しピックアップローラ211の駆動源となる。
UI330等からプリント動作開始の指示が入ると、CPU301がI/O310を介して第1搬送モータ145を駆動制御することで、給紙ピックアップローラ151が回転駆動され、給紙カセット150内の用紙が1枚ずつ給紙搬送される。このとき、用紙の給紙動作が正常に行えたかをCPU301が給紙ピックアップセンサ152を用いて監視する。給紙カセット220から給紙される場合の動作もこれと同様である。
手差しトレイ210からの用紙搬送について説明する。手差しトレイ210に用紙がセットされている状態で、UI330より手差しトレイ210上の用紙を給紙すべきとの指示があると、CPU301はI/O310を介して手差し搬送モータ147を駆動制御する。それにより手差しピックアップローラ211が回転駆動され、手差しトレイ210上の用紙が1枚ずつ給紙搬送される。このとき、CPU301はレジストレーションセンサ160を監視し、給紙動作が正常に行えたかを監視する。手差し紙有無センサ214は、手差しトレイ210上に用紙がセットされているかを検知する。
いずれの給紙部から給紙された用紙も、搬送ローラ155から搬送ローラ162までの用紙搬送路141を搬送される。両面モード時における用紙の裏面への画像形成が行われる際にも、表裏が反転された用紙が、搬送ローラ155から搬送ローラ162に向かって用紙搬送路141を搬送される。
一方、CPU301は、用紙搬送路141の途中の二次転写部140に用紙が到着するタイミングに間に合うように、プロセスユニット120での画像形成動作を開始させる。プロセスユニット120は、感光ドラム、現像器、帯電ローラ、感光ドラムクリーナなどによって構成されている。
プロセスユニット120では、感光ドラム表面が帯電された後、レーザスキャナユニット110から照射されるレーザ光により、感光ドラム上に潜像が形成される。そして、感光ドラム上に形成された潜像は、現像器内のトナーにより感光ドラム上に現像される。その後、感光ドラム上に現像されたトナー像は、一次転写部121において一次転写電圧を印加され、転写ベルト130へ転写される。転写ベルト130へ転写されたトナー像は、転写ベルト130の回転によって二次転写部140へ搬送される。
また、CPU301は、搬送ローラ153、搬送ローラ154、搬送ローラ155により搬送された用紙の位置を、レジストレーションセンサ160の出力を監視することで検知する。そして、レジストレーションセンサ160に用紙先端が到達したタイミングを考慮し、用紙先端と、転写ベルト130上の1ページの領域の先端とが、二次転写部140で一致するように用紙の搬送を制御する。例えば、トナー像に対して用紙が早く進んでいる場合には、レジストレーションローラ161で用紙を所定時間停止させた後に、再度搬送を再開させる。
以上のようにして二次転写部140に到達した用紙とトナー像に対し、二次転写電圧が印加されることにより、トナー像が用紙に転写される。二次転写後の用紙は、搬送ベルト190、定着器170へ搬送される。定着器170で、用紙上のトナー像が用紙に加熱定着される。その後、用紙はさらに装置下流側へ搬送される。
定着器170の下流側に搬送センサ171が配置される。定着後の用紙先端が搬送センサ171に到達すると、CPU301は、第1の搬送路である用紙搬送路230、あるいは、いずれも第2の搬送路である用紙搬送路231、234のいずれに用紙を搬送すべきかを判断する。この判断は、原則として、予めUI330から指定されている指示に従ってなされる。そしてCPU301は、その判断に従って、搬送ローラ162の下流側に配置される搬送フラッパ172及び搬送フラッパ182を駆動して、用紙の搬送先を切り替える。即ち、搬送フラッパ172及び搬送フラッパ182は用紙の搬送先を切り替える切替手段として機能する。
図3は、画像形成装置内の用紙搬送路の主要部を示す拡大図である。用紙搬送路141の下流側は、搬送センサ171、搬送ローラ162及び搬送フラッパ172、182が配置されている位置(以下、「分岐部B」と呼称する)で搬送先が分岐している。図1、図3に示すように、分岐先のうち、分岐部Bから、用紙反転部である両面反転搬送路233へ向かって形成される搬送路が用紙搬送路230である。また、分岐部Bから排紙トレイ196に向かって形成される搬送路が用紙搬送路231である。分岐部Bから排紙トレイ200に向かって形成される搬送路が用紙搬送路234である。
搬送フラッパ172、182は、CPU301によって駆動されて、両者の位置の組み合わせとして3つの位置をとることができ、これらがとる位置によって、分岐部Bからの用紙の搬送先が規定される。
具体的には、両面モード時や、排紙トレイ200に対して印字面を下向きに排紙する場合には、CPU301は、搬送フラッパ172を切り替えて用紙搬送路230へと用紙を搬送するよう制御する。また、片面モード時や、両面モードにおいて排紙トレイ196へと排紙する場合には、CPU301は、搬送フラッパ182を切り替えて用紙搬送路231へと用紙を搬送するよう制御する。
さらに、排紙トレイ200に対する排紙命令がなされている場合は、搬送フラッパ172及び搬送フラッパ182を切り替えて用紙搬送路234へと用紙を搬送するよう制御する。用紙搬送路231へ搬送された用紙は、搬送ローラ232等により、さらに下流へ搬送されて、排紙トレイ196に排紙される。
また、両面モード時には通常、1面目の印刷後の用紙は用紙搬送路230へと進み、そのまま両面搬送ローラ164、165、166、179、168によって両面反転搬送路233へと搬送される。その後、用紙後端が両面搬送ローラ179を超えたら、CPU301は、両面搬送ローラ169の方向へ用紙を導くように両面反転フラッパ178を切り替え、両面搬送ローラ179、168の回転を逆転させる。すると両面搬送ローラ169、175、176、177によって用紙は搬送され、搬送ローラ155へと受け渡される。その後、用紙は用紙搬送路141に再び導入され、裏面への画像形成がなされる。
また、片面モード時において排紙トレイ200へ印字面を下向きに排紙する時は、用紙は、一旦、用紙搬送路230へと進む。そして、用紙後端が反転ローラ163を超えたら、CPU301は、両面搬送ローラ164、165、166、179、168の回転を逆転させ、排紙ローラ180の方向へ用紙を搬送するよう制御し、用紙搬送路234を通じて排紙トレイ200へと排紙する。
なお、これらの基本的な画像形成動作は一例であり、本発明はこの構成に限定されるものではない。
図4は、手差しトレイ210の上面図である。手差しトレイ210上にセットされた用紙は手差しピックアップローラ211によって分離・搬送される。セットされた用紙は手差しサイド規制ガイド212、213によって挟持されることで、手差しピックアップローラ211による搬送時に斜行しながら搬送することが防止される。
本実施の形態では、用紙の搬送方向における長さを用紙長さ或いは単に長さと記し、搬送方向に直交する幅方向における長さを用紙幅と記す。
手差しトレイ210に、前回とは用紙幅が異なっている用紙がセットされたとしても、ユーザが、手差しサイド規制ガイド212、213を矢印215の方向にスライドさせることによって、給紙時の用紙の斜行を防止することができる。さらに手差しサイド規制ガイド212、213は紙幅ボリュームセンサ167に対して不図示のリンクを介して連結されており、幅方向における手差しサイド規制ガイド212の位置に応じた値がCPU301に対して入力される。CPU301は、入力された値を基に用紙幅の検知を実施する。
続いて図3を用いて、両面モードを実行可能な用紙長さと搬送ローラ/搬送パスとの関係について説明する。
両面モードを適切に実行するためには、まず、搬送ローラ間で用紙の受け渡しが確実になされる必要がある。そのためには、用紙長さは、用紙搬送路230から両面反転搬送路233を経て用紙搬送路141に戻るまでの搬送路における搬送ローラの配置間隔のうち最も長い間隔よりも長い必要がある。本実施の形態では、両面搬送ローラ176と両面搬送ローラ177との間の距離が最も長く、これをローラ間距離Lrmaxとする。従って、搬送可能な用紙長さは、ローラ間距離Lrmax+αが下限となる。本実施の形態では、αは5mmとするが、他の値であってもよい。
両面モードを適切に実行するためには、さらに、用紙の表裏を両面反転搬送路233において反転させる必要がある。用紙長さが両面反転搬送路233の長さより長いと、適切に反転できない。従って、用紙長さは、両面反転搬送路233において反転することが可能な用紙の最大長さ以下である必要がある。本実施の形態では、両面搬送ローラ179から両面反転搬送路233の先端(奥側の端位置)までの長さを反転パス距離Lpmaxとする。反転可能な用紙長さは、反転パス距離Lpmaxが上限となる。
用紙長さをLと記すと、両面モードを適切に実行するために、用紙長さLが所定範囲(Lrmax+αからLpmaxまでの範囲)内にある必要がある、これを満たすべき第1の条件は、Lrmax+α≦L≦Lpmaxが成立することである。
ここで、ローラ間距離Lrmaxを150mmとし、反転パス距離Lpmaxを460mmとした場合の、各用紙種類の両面モード実行の可否をまとめた表が図5に示される。
図5に示す、各用紙種類(サイズ及び送り方向)と、用紙長さと、両面モード実行の可否とが対応付けられた情報が、予めROM302に格納されている。両面モードが実行可能な定形用紙の最小サイズはB5の横送り(182mm)であり、最大サイズは12×18の縦送り(457.2mm)となる。なお、横送りとは、用紙の短手方向が搬送方向に平行となるような搬送であり、縦送りとは、用紙の長手方向が搬送方向に平行となるような搬送である。
ところで、手差し動作モードにおいては、CPU301は、両面モードが適切に実行できるか否かによって、搬送フラッパ172、182を切り替えて分岐部Bで分岐先を分ける。そのためにCPU301は、両面モードが適切に実行できるか否かを、用紙搬送路141を搬送される用紙が分岐部Bに到達する前に判断する必要がある。ここで、「用紙が分岐部Bに到達する前」とは、搬送フラッパ172、182の切り替えタイミングよりも前と同義であり、制御上は、搬送センサ171がオンする前という意味である。なお、搬送センサ171の配置位置は、搬送フラッパ172、182に近いのが望ましいが、本実施の形態では、これらのフラッパから上流側に30mmの位置としている。
手差しサイズ指定モード時には、用紙が分岐部Bに到達する前に用紙サイズが既知となっているため、用紙サイズから判明する用紙長さLに応じて分岐先を分ければよい。
一方、手差しフリーサイズモード時には、給紙開始時には用紙長さLが未知である。そこで、CPU301は、後述する図12の用紙長さ検知処理によって、用紙搬送路141上を搬送しながら用紙長さLを検知する。そしてCPU301は、用紙が分岐部Bに到達する前に用紙長さLが把握できれば、その用紙長さLに応じて分岐先を分ける。しかし、用紙が分岐部Bに到達する前に用紙長さLが把握できなかった場合は、両面モードを適切に実行できるかどうかが不明であるので、CPU301は、両面モードが適切に実行できない場合と同じ分岐先に用紙を搬送するよう制御する。
従って、両面モードを適切に実行するために満たすべき第2の条件は、用紙が分岐部Bに到達する前にCPU301が用紙長さLを把握できていること、となる。上記の第1の条件及び第2の条件が成立すると、用紙は分岐部Bから用紙搬送路230に搬送されることになる。
次に、図6〜図10で、UI330を用いた各種モード等の設定について説明する。図6〜図10は、UI330の表示部に表示される表示画面の例を示す図である。
図6に示す手差し動作モードの切り替え画面700において、手差しフリーサイズモードボタン701または手差しサイズ指定モードボタン702をユーザが選択的にオンし、続いてOKボタン704をオンする。すると、手差しフリーサイズモードまたは手差しサイズ指定モードが設定される。CPU301はRAM303にその設定情報を格納する。なお、キャンセルボタン703がオンされると、選択前の状態に戻る。
手差しサイズ指定モードが設定された状態で手差しトレイ210上に用紙がセットされたことを手差し紙有無センサ214が検知すると、図7に示すような、ユーザにサイズ設定を促す手差しサイズ設定画面800が表示される。ユーザがサイズを指定するためのボタン801とOKボタン802とを続けてオンすることで、サイズの指定が決定され、CPU301はその情報をRAM303に格納する。
図6及び図7の設定画面で設定された内容が、図8(a)または図8(b)に示す設定情報表示画面900に表示される。サイズ表示部901には、手差しフリーサイズモードが設定されているときには「フリー」と表示され(図8(a))、手差しサイズ指定モードが設定されているときには、指定されているサイズが表示される(図8(b))。
設定情報表示画面900において、両面モード設定ボタン902がオンされると、図9に示すような両面モード設定画面1200が表示される。ここでユーザがOFFボタン1202を選択してOKボタン1203をオンすると、画像形成モードの設定状態は片面モードに戻る。一方、ユーザがONボタン1201を選択してOKボタン1203をオンすると、図10に示すような報知画面1300が表示される。
この報知画面1300は、手差しフリーサイズモードで且つ両面モードという設定で画像形成及び用紙搬送の処理を行う場合の制限の確認を促すものである。すなわち、両面画像形成を行うことなく片面画像形成のみで排紙される可能性がある旨が報知される。ユーザが、OKボタン1302をオンすると、手差しフリーサイズモードで且つ両面モードという設定で、後述する図13及び図14の処理が開始されることになる。
一方、報知画面1300において、ユーザがサイズ指定ボタン1301をオンすると、手差しサイズ設定画面800(図7)がUI330に表示され、ユーザは、手差しトレイ210にセットされている用紙のサイズの指定を行える。ここでサイズ指定を行えば、手差し動作モードの設定状態は手差しサイズ指定モードになり、図8(b)に示す設定情報表示画面900が表示される。
なお、図8(a)に示す設定情報表示画面900が表示されている状態で、不図示のスタートボタンがオンされると、図10に示す報知画面1300が表示される。図8(b)に示す設定情報表示画面900が表示されている状態で、不図示のスタートボタンがオンされると、手差しサイズ指定モードで且つ両面モードという設定で、後述する図13及び図14の処理が開始されることになる。
次に用紙長さLの検知について図11、図12で説明する。図11は、レジストレーションセンサ160の出力変化を示すタイムチャートである。図12は、用紙長さ検知処理のフローチャートである。
用紙長さLは、用紙搬送路141上の所定位置を用紙の先端が通過してから後端が通過するまでにかかる時間と、その間の用紙の搬送速度とから決定される。本実施の形態では、レジストレーションセンサ160を用い、レジストレーションセンサ160が用紙を検知することによりオンしている時間とその間の用紙の搬送速度とによって用紙長さLを決定する。なお、所定位置は手差しトレイ210に近い位置が好ましいが、レジストレーションセンサ160の位置に限定されず、用紙搬送路141におけるいずれかの位置でよい。また、用紙長さを検知するために使用するセンサはレジストレーションセンサ160に限られない。
まず、図11に示すように、レジストレーションセンサ160がオンとなる時点T400からオフとなる時点T401までの所要時間が、レジストレーションセンサ160の配置位置において、用紙の先端が通過してから用紙の後端が通過するまでの時間である。この時間を検知時間T1とする。検知時間T1における用紙の搬送速度をS1とする。用紙長さLは、L=T1×S1により算出される。
CPU301が実際に用紙長さLを求めるシーケンスについて、図12で説明する。
まず、CPU301は、検知時間T1の値を初期化し(ステップS101)、レジストレーションセンサ160がONするのを待つ(ステップS102)。そして、レジストレーションセンサ160がONしたら、CPU301は、その時点の時刻Tonを取得すると共に(ステップS102)、現時点での搬送速度S1も併せて取得する(ステップS104)。
次に、CPU301は、レジストレーションセンサ160がOFFするのを待ち(ステップS105)、レジストレーションセンサ160がOFFしたら、その時点の時刻Toffを取得する(ステップS106)。
そしてCPU301は、取得した時刻Toffから時刻Tonを引いて検知時間T1を算出する(T1=Toff−Ton)(ステップS107)。次に、検知時間T1と搬送速度S1を積算することで(L=T1×S1)、その結果を用紙長さLとして決定し(ステップS108)、図12に処理を終了させる。求めた用紙長さLはRAM303に格納しておく。
なお、レジストレーションセンサ160がONしている期間中に搬送速度S1が変化した場合は、搬送速度S1は、随時計測したものから、レジストレーションセンサ160がONしている期間中の平均の速度として定めてもよい。あるいは、変速時点で区間を分け、区間ごとに案出した長さを加算して用紙長さLを求めてもよい。
次に、手差し動作モードが設定されているときの画像形成シーケンスについて説明する。図13は、手差し動作モード時の画像形成シーケンス処理のフローチャートである。この処理は、手差し動作モードが設定されている状態で、不図示のスタートボタン、またはそれに準ずるボタンであって開始指示をするためのボタンがオンされると開始される。
まず、CPU301は、手差し紙有無センサ214がONになっているか否かを判別する(ステップS201)。手差し紙有無センサ214がONになっていない場合は、手差しトレイ210上に用紙がセットされていないと判断されるため、CPU301は図13の処理を終了させる。一方、手差し紙有無センサ214がONになっている場合は、CPU301は、紙幅ボリュームセンサ167からの検知信号から、手差しトレイ210上にセットされている用紙の用紙幅Wを取得する(ステップS202)。そして、CPU301は、取得した用紙幅Wを、プロセスユニット120による幅方向における作像の範囲である幅方向画像領域として設定する(ステップS203)。
次に、CPU301は、用紙長さLを既に把握しているか、すなわち用紙長さLが決定済みか否かを判別する(ステップS204)。ここで、手差しサイズ指定モードが設定されている場合は、用紙長さLは決定済みである。一方、手差しフリーサイズモードが設定されている場合は、図12の用紙長さ検知処理による用紙長さLの算出が完了していれば用紙長さLは決定済みとなるが、そうでない場合は、用紙長さLは未決定となる。
その判別の結果、用紙長さLが決定済みの場合は、CPU301は、用紙長さLを、搬送方向における作像の範囲である搬送方向画像領域として設定する(ステップS205)。一方、用紙長さLが未決定の場合は、CPU301は、搬送方向画像領域を最大長に設定する(ステップS206)。
次に、CPU301は、プロセスユニット120に画像形成動作を開始させ(ステップS207)、搬送方向画像領域が最大長に設定されているか否かを判別する(ステップS208)。その判別の結果、搬送方向画像領域が最大長に設定されていない場合は、CPU301は、用紙長さLを既に把握しているので、図13の処理を終了させる。一方、搬送方向画像領域が最大長に設定されている場合は、CPU301は、用紙長さLを未だ把握していないので、図12の用紙長さ検知処理による用紙長さLの決定を待つ(ステップS209)。
そして、用紙長さLが決定されると、CPU301は、プロセスユニット120による作像済みとなっている搬送方向の長さが用紙長さLより短いか否かを判別する(ステップS210)。その判別の結果、作像済みとなっている搬送方向の長さが用紙長さLより短い場合は、CPU301は、用紙長さLから搬送方向作像済み長さを減算して未作像の作像残領域を決定する(ステップS211)。一方、作像済みの搬送方向の長さが用紙長さLに達した場合は、搬送方向における必要な長さの作像が完了したので、CPU301は、作像を終了させる(ステップS212)。ステップS211、S212の処理後は図13の処理は終了する。
なお、手差しトレイ210を用いない通常給紙モードの場合の画像シーケンスは図示しないが、基本的には図13の処理と同様である。ただし、給紙に用いられるカセットにより定まる用紙サイズに応じて、搬送方向の画像領域及び幅方向の画像領域の設定がなされる。
図14は、手差し動作モードで且つ両面モードが設定されている状態で実行される、手差し・両面モード時の用紙搬送処理のフローチャートである。この処理は、OKボタン1302(図10)がオンされたとき、または、図8(b)に示す設定情報表示画面900が表示されている状態で、不図示のスタートボタンがオンされると開始される。
まず、CPU301は、手差し紙有無センサ214がONになっているか否かを判別する(ステップS301)。手差し紙有無センサ214がONになっていない場合は、手差しトレイ210上に用紙がセットされていないと判断されるため、CPU301は図13の処理を終了させる。一方、手差し紙有無センサ214がONになっている場合は、CPU301は、用紙長さLを既に把握しているか、すなわち用紙長さLが決定済みか否かを判別する(ステップS302)。
ここで、手差しサイズ指定モードが設定されている場合は、用紙長さLは決定済みである。一方、手差しフリーサイズモードが設定されている場合、用紙長さLは未決定となる。
その判別の結果、CPU301は、用紙長さLが決定済みの場合はステップS306に処理を進める一方、用紙長さLが未決定の場合は、ステップS303とステップS310とに処理を進める。すなわちCPU301は、ステップS303以降の処理とステップS310の処理とを並行して行う。ステップS310では、CPU301は、前述した図12の用紙長さ検知処理を開始する。
ステップS303では、CPU301は、図12の用紙長さ検知処理による用紙長さLの決定が完了したか否かを判別する。その判別の結果、用紙長さLが決定していない場合は、CPU301は、搬送フラッパ172、182の切り替えタイミングとなったか否かを判別する(ステップS304)。この切り替えタイミングは、上述したように、用紙が分岐部Bに到達したかという意味であり、搬送センサ171がオンしたか否かによって判断される。
そして、搬送フラッパ172、182の切り替えタイミングとなっていない場合は、CPU301は、処理をステップS303に戻す。しかし、用紙長さLが決定していないまま搬送フラッパ172、182の切り替えタイミングとなった場合は、用紙長さLが把握できないため、第2の条件が成立せず、両面モードの適切な実行が可能かどうかの判断ができない。
そこでCPU301は、用紙搬送路231の方向へ用紙を導くように搬送フラッパ172、182を切り替える(ステップS305)。従って、この場合は、片面画像だけが形成された状態で排紙トレイ196に排紙される。すなわち、CPU301は、両面モードを実行できないような長い用紙がセットされた可能性があると判断して両面モードを中断し、片面画像のまま排紙する動作に切り替えるよう制御する。その後、CPU301は、図14の処理を終了させる。
一方、ステップS303の判別の結果、用紙長さLが決定されている場合は、CPU301は、ステップS304と同様に、搬送フラッパ172、182の切り替えタイミングとなったか否かを判別する(ステップS306)。そして、CPU301は、搬送フラッパ172、182の切り替えタイミングとなるまで待ち、切り替えタイミングとなったら、ステップS307に処理を進める。
ステップS307では、CPU301は、用紙長さLがローラ間距離Lrmax+α以上であるか否かを判別する。続くステップS308では、用紙長さLが反転パス距離Lpmax以下であるか否かを判別する。すなわち、CPU301は、ステップS307及びステップS308で、第1の条件(Lrmax+α≦L≦Lpmax)が成立するか否かを判断している。
これらの判別の結果、ステップS307でLrmax+α>Lである場合は、用紙長さLが短すぎて搬送ローラ間で用紙の受け渡しができないと判断できるので、前述したステップS305を実行する。また、ステップS308でL>Lpmaxである場合は、用紙長さLが長すぎて両面反転搬送路233での反転ができないと判断できるので、前述したステップS305を実行する。これらの場合も、用紙は、片面画像だけが形成された状態で排紙トレイ196に排紙されることになる。
Lrmax+α≦L≦Lpmaxが成立する場合は、適切な両面モードが実行できると判断されるので、ステップS307→S308→S309へと処理が進む。ステップS309では、CPU301は、用紙搬送路230の方向、すなわち本来の両面搬送の方向へと用紙を導くように、搬送フラッパ172、182を切り替える。
これにより、用紙は、用紙搬送路230及びに両面反転搬送路233を経て再び用紙搬送路141を搬送され、用紙の裏面への画像形成がなされる。その時の画像形成は表面の画像形成と同様に図13の処理と同等のシーケンスで実行される。ただし、用紙長さLの把握は済んでいるので、用紙長さLに応じて搬送方向の画像領域の設定がなされる。ステップS309の処理後は、CPU301は、図14の処理を終了させる。
このような処理により、手差しフリーサイズモードにおいても両面モードが設定可能となり、実際の用紙長さLを検出した結果から両面モードを実施するかどうかが判断される。これにより、手差しフリーサイズモードのユーザビリティを維持しつつ、実行できない両面モードを中断して排紙することで、不要な紙詰まり等の発生が回避される。
なお、ステップS305では、排紙先が排紙トレイ196となるように各フラッパを切り替えたが、片面モード用の排紙口である排紙トレイ200に排紙させるべく、用紙搬送路234の方向へ用紙を導くよう各フラッパを切り替えるようにしてもよい。
なお、手差しトレイ210上に用紙がセットされる用紙長さLが不明であっても、定形サイズの用紙がセットされたことが、何らかの方法で判明している場合は、用紙の用紙幅Wを取得できれば用紙長さLの把握が可能である。そこで、CPU301は、図12の用紙長さ検知処理に代えて、図5に示す情報を参照して、判明している定型サイズと取得した用紙幅Wとから、用紙長さLを決定してもよい。また、さらに処理を簡素化するために、定形サイズが判明したら、図5に示す情報のうち、両面モード実行の可否の情報によって、分岐部Bからの分岐先を決定してもよい。
本実施の形態によれば、両面モード時に、用紙のサイズが未知で且つ、用紙が分岐部Bに到達する前に用紙長さLの検知結果が得られていない場合は、CPU301は、用紙を用紙搬送路230(第1の搬送路)へ導かない。その場合、用紙は分岐部Bから用紙搬送路231(第2の搬送路)へと搬送される。また、用紙は、用紙長さLが所定範囲内にある場合は用紙搬送路230へと搬送され、所定範囲内にない場合は用紙搬送路231へと搬送される。
これらにより、非定形用紙を給紙できる給紙部(手差しトレイ210)を用いた両面画像形成を可能にすると共に、両面画像形成のための搬送の分岐部Bまでに用紙長さLが不明な用紙については直ちに排紙することができる。セットされる用紙が定形用紙でも非定形用紙でも、両面モードが一律に禁止されることはないので、ユーザビリティが向上する。また、両面モードが適切に実行できないと判断された場合であっても、紙詰まりとして処理されるのではなく、排紙されることから、ダウンタイムを抑制することができる。
また、図12の用紙長さ検知処理は、用紙のサイズが未知である場合(図14のステップS302でNOの場合)にだけ行われるので、無駄な処理が回避される。
また、両面モードでの画像形成が開始されるに当たって、図10の報知画面1300の表示により、両面への画像形成がなされない可能性がある旨が報知されるので、ユーザに注意を喚起できる。従って、ユーザの意図に反して、両面印刷を希望する用紙が片面印刷だけで排紙されることを未然に防止することができる。
また、図10の報知画面1300において、用紙のサイズを指定できることを知らせて、手差しサイズ指定モードへの変更をユーザに教示するので、利便性が高い。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
B 分岐部
141、230、231、234 用紙搬送路
160 レジストレーションセンサ
172、182 搬送フラッパ
196 排紙トレイ
210 手差しトレイ
233 両面反転搬送路
301 CPU
320 画像形成部

Claims (10)

  1. 用紙の両面に画像形成を行う両面モードを実行可能な画像形成装置であって、
    定形及び非定形のサイズの用紙を給紙することが可能な給紙手段と、
    前記給紙手段から給紙された用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記両面モード時に前記画像形成手段により第1面に画像形成された用紙の表裏を反転させるための用紙反転手段と、
    前記画像形成手段により画像形成された用紙が排出される排紙トレイと、
    前記用紙反転部に向かう第1の搬送路または前記排紙トレイに向う第2の搬送路に用紙の搬送先を切り替えるための切替手段と、
    前記給紙部から給紙される用紙の搬送方向における長さを検知する処理を用紙の搬送中に行う検知手段と、
    両面モード時に、前記用紙のサイズが未知で且つ、前記用紙が前記切替手段に到達する前に前記検知手段による検知結果が得られない場合は、前記第1面に画像形成された用紙を前記第2の搬送路へ搬送するよう前記切替手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、両面モード時において前記用紙が前記切替手段に到達する前に前記検知手段による検知結果が得られた場合は、前記第1の搬送路または前記第2の搬送路のうち前記検知結果に基づいて決まる搬送路へと前記用紙を搬送するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記検知結果に基づいて、前記用紙の搬送方向における前記長さが所定範囲内にある場合は前記第1の搬送路へと前記用紙を搬送する一方、前記用紙の搬送方向における前記長さが前記所定範囲内にない場合は前記第2の搬送路へと前記用紙を搬送するよう制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定範囲の上限は、前記用紙反転手段により用紙を反転することが可能な前記用紙の最大長さに設定されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定範囲の下限は、前記第1の搬送路から前記用紙反転手段を経て前記前記画像形成手段に戻るまでの搬送路における搬送ローラの配置間隔のうち最も長いものの値よりも長く設定されることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記検知手段は、前記給紙部から給紙された用紙が前記切替手段まで搬送される間の所定位置を前記用紙の先端が通過してから後端が通過するまでの所要時間と、前記用紙の搬送速度とに基づいて、前記用紙の搬送方向における前記長さを検知することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記検知手段は、前記用紙のサイズが未知である場合に、前記長さを検知する処理を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記給紙手段から給紙される用紙のサイズが未知のまま前記用紙に対して両面モードでの画像形成が開始されるに当たって、両面への画像形成がなされない可能性がある旨を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記給紙手段から給紙される用紙のサイズをユーザから受け付けて指定する指定手段を有し、前記報知手段は、前記指定手段により用紙のサイズを指定できることを知らせることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記給紙部から給紙される用紙のサイズをユーザから受け付けて指定する指定手段を有し、
    前記制御手段は、両面モード時において前記指定手段による指定により用紙のサイズが既知となっている場合は、前記第1の搬送路または前記第2の搬送路のうち前記指定手段により指定されたサイズに基づき決まる搬送路へと前記用紙を搬送するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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