JP2007225769A - 画像形成装置 - Google Patents

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拓道 戸田
Tomoya Motoyoshi
知也 本吉
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知宏 桐山
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Abstract

【課題】反転部が用紙の排出口を兼ねる画像形成装置において、両面印刷時の生産性の低下を防止すること。
【解決手段】
インターリーフ制御方式において、両面ユニット22の再給紙待機位置PTで1枚目の用紙の再給紙を一時停止する。用紙搬送部で搬送する用紙の用紙長が規定値を超えた場合には、その搬送する用紙枚数を最大搬送枚数から1減算した枚数に設定する。このとき、再給紙待機位置PTで再給紙する用紙を一時停止する時間を反転規定時間に設定した場合、用紙長L1に比例して反転規定時間TM5は更に長くなるため、反転規定時間が反転部到達時間を超えた場合には、再給紙待機位置PTで待機する時間をその反転部到達時間に変更する。この反転部到達時間は、再給紙待機位置からの再給紙を開始して、その用紙の搬送方向に対する終端が反転部20に到達するまでの時間である。
【選択図】図3

Description

本発明は、片面を印刷した用紙を再給紙経路に逆搬送する反転部を有し、この反転部が正搬送することにより当該用紙を外部に排出する排紙口を兼ねように構成された画像形成装置に関する。
近年、デジタル複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置の急速な普及に伴って、両面印刷のより高い生産性が求められている。両面印刷においては、印刷部に給紙する用紙面を反転させるため、片面印刷した用紙を反転部でスイッチバック(反転)して再給紙する必要がある。
このような両面印刷の方式としては、用紙一枚毎に両面印刷を単純に行う制御が簡単である。しかし、用紙を反転部に搬送して再給紙するまでの間、印刷部は印刷を行わない非稼働状態となり、両面印刷の処理速度の向上が図れない。そのため、近年では印刷効率の高いインターリーフ制御方式の両面印刷が一般的となった。
ここで、インターリーフ制御方式による両面印刷の方法を図10及び11を参照して説明する。先ず、給紙ローラR1〜R3の駆動により一枚目の用紙P1を給紙して、レジストローラR5で一時待機する。そして、感光体80の印刷タイミングに合わせてレジストローラR5のクラッチをONして用紙P1を感光体80に給紙して1ページ目の画像を印刷する。この印刷後に用紙P1は、定着ローラ81を経て反転部20に搬送され、反転ローラR7でスイッチバックされて、両面ユニット22内の再給紙待機位置PTで待機状態となる。
これと並行して2枚目の用紙P2を給紙し、当該用紙P2に3ページ目の画像を印刷して、反転部20のスイッチバックにより両面ユニット22内に搬送する。更に、3枚目の用紙P3を給紙し、5ページ目の画像を印刷して反転部20に搬送する。図10は、3枚目の用紙P3を給紙した時点における状態を示している。
用紙P3の給紙を行うと、これに引き続き再給紙待機位置PTで待機状態にある用紙P1を両面ユニット22から再給紙する。この用紙P1は反転部20でのスイッチバックによって反転されているため、その裏面に2ページ目の画像が印刷されて、用紙P1は排紙される。また、この用紙P1の再給紙と共に、両面ユニット22内で待機している用紙P2を再給紙待機位置PTまで搬送して一時停止する。
そして、4枚目の用紙P4を給紙してその表面に7ページ目の画像を印刷し、次いで、再給紙待機位置PTで待機している用紙P2の裏面に4ページ目の画像を印刷する。このように、図10のインターリーフ制御方式においては、始めに3枚の用紙の片面に連続印刷し、その後は両面ユニット22の再給紙待機位置PTで待機している用紙、給紙トレイから給紙した用紙といった交互の順序で印刷することとなる。
また、インターリーフ制御方式の一例としては、次のような方法も知られている。即ち、片面に印刷した用紙を反転ユニットに搬送して、その反転ユニットのスイッチバック搬送路に一旦収納する。そして、その収納した用紙を逆方向に繰り出して、両面中間搬送路に搬送した後、画像形成部に再給紙する(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−326785号公報
ところで、画像形成装置の排紙トレイには、標準的なメイントレイT11の他に、仕分けやFAX出力の排紙用としてオプション的にサブトレイT10が設けられる場合がある。このサブトレイT10への排紙口は、図10に示すように反転部20を代用することが可能であり、両面印刷時には、両面ユニット22から再給紙した用紙を反転部20に搬送して、サブトレイT10に排紙することとなる。このように印刷後の用紙を反転部20を介してサブトレイT10に排出する場合、反転ローラR7でスイッチバックする用紙(給紙トレイから給紙して用紙)と、排出する用紙(両面ユニット22から再給紙した用紙)とが衝突しないように制御しなければならない。
この場合、片面の印刷に所要する印刷時間と、反転部20のスイッチバックに係る反転時間とを待機した後に両面ユニット22から給紙を開始する制御が一般的であり、この印刷時間及び反転時間は、搬送方向に沿った用紙長に応じて定められるため、異なる機種の画像形成装置においても容易に制御することができる。これにより、用紙長が短い場合は、印刷時間も反転時間も短時間となるため、最適なタイミングで給紙を行って両面印刷の高い生産性を確保することができる。
しかし、用紙長が長くなる程、印刷時間と反転時間とのそれぞれが長時間化してしまうため、両面ユニット22における給紙の待機時間が長くなってしまい、両面印刷の生産性が低下してしまった。これに対し、特許文献1のインターリーフ制御方式は、反転専用の経路の両面中間搬送路に搬送してスイッチバックを行うため、用紙間の衝突を防止できる。しかし、図10のような排出口を兼ねた反転部20でスイッチバックする場合と比較して、両面印刷時の用紙の搬送経路が長くなってしまうため、生産性が低くなってしまった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、反転部が用紙の排出口を兼ねる画像形成装置において、両面印刷時の生産性の低下を防止することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
片面を印刷した用紙を再給紙経路に逆搬送する反転部を有し、この反転部が正搬送することにより当該用紙を外部に排出する排紙口を兼ねるように構成された画像形成装置において、
搬送された用紙に印刷を行った後に前記反転部に搬送する印刷手段と、
前記印刷手段への未印刷の用紙の給紙と、前記再給紙経路を介して表裏を反転した用紙の再給紙とを、交互に行って両面印刷を制御する両面印刷制御手段と、
前記印刷手段が一枚の用紙の印刷を行う印刷時間及び前記反転部が一枚の用紙を逆搬送する反転時間の合計時間と、前記再給紙した用紙の終端が前記反転部に到達するまでの反転部到達時間との何れが短いかを判定する判定手段と、
前記判定手段により短いと判定された時間分待機したタイミングで、前記両面印刷制御手段による再給紙を開始させる制御を行う搬送制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記搬送する用紙の用紙長が規定値を超えたか否かを判定する用紙長判定手段と、
前記用紙長判定手段により前記用紙長が規定値を超えたと判定された場合は、最大搬送可能枚数をデクリメントした枚数を前記給紙した用紙の搬送経路で搬送する用紙枚数に変更する搬送用紙枚数変更手段と、
を更に備えることを特徴としている。
本発明によれば、印刷時間及び反転時間の合計時間と反転部到達時間とのうち、短い方の時間分待機したタイミングで再給紙を開始するため、給紙する用紙の用紙長が長くなった場合にも、両面印刷の生産性が低下することを防止できる。また、用紙長が短い場合には、印刷時間及び反転時間の合計時間の方が反転部到達時間より短くなるため、効率よく給紙することができる。
また、用紙長が規定値を超えた場合には、最大搬送枚数をデクリメントした枚数を搬送経路で搬送する用紙枚数に変更することとしてもよく、これにより、排紙口を兼ねた反転部で、逆搬送する用紙と排紙する用紙とが衝突してしまうことを防止できる。
以下、本発明の画像形成装置の実施形態について図1〜図9を参照して説明する。尚、画像形成装置は、複写機やファクシミリ、プリンタ、これらを統合した複合機等に適宜適用可能である。
先ず、図1に画像形成装置100の機能構成の一例を表すブロック図を示す。図1に示すように、画像形成装置100は、制御部1、通信部2、表示部3、入力部4、記憶部5、画像データ記憶部6、画像読取部7、用紙搬送部9及び画像形成部8を備えて構成される。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、画像形成装置100の各機能部を統括的に制御・管理する。より具体的には、CPUは、入力部4から入力される操作信号に応じてROMに記憶されたプログラムをRAMに展開することにより、当該プログラムに基づいた処理を実行する。
通信部2は、画像形成装置100を通信ネットワーク(図示省略)に接続するためのインターフェースであり、当該通信ネットワークを介して外部機器200とのデータ通信を行う。外部機器200からは画像データが送信され、当該画像データを通信部2で受信して制御部1に出力する。制御部1は、この受信した画像データに基づいた画像を画像形成部8にページ単位に区切って印刷させる。
表示部3は、CRT(Cathode-ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部1の指示に従った表示画面を表示する。入力部4は、テンキー、クリアキー、メニューキー、スタートキー等の各種キーや、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを備え、ユーザ操作に従った操作信号を制御部1に出力する。また、タッチパネルは、表示部3と一体的に形成され、手指やタッチペン等で当接された位置のXY座標を検出し、検出した位置を操作信号として制御部1に出力する。
記憶部5は、磁気的及び光学的な記憶媒体、もしくは半導体メモリ等の読み書き可能な記憶媒体を有して構成され、更新可能なプログラムや当該プログラムの実行に必要な動的なデータを記憶する。画像データ記憶部6は、DVDやHD等の大容量の記憶媒体により構成され、外部機器200から送信される画像データや、画像読取部7により読み取られた原稿の画像データを記憶する。
画像読取部7は、ADF(Auto Document Feeder;自動原稿給送装置)部、スキャナ部等により構成される。ADF部は、制御部1の指示に従って原稿をスキャナ部のプラテンガラス上に自動給送する。スキャナ部は、プラテンガラス上の原稿面に光走査を行って当該原稿の画像を読み取って画像データを生成する。そして、その画像データをA/D変換して画像形成部8に出力する。
画像形成部8は、LD(Laser Diode)、感光体80、帯電器、現像器、転写部及び定着ローラ81を備えて構成される。画像形成部8は、画像読取部7から出力される画像データをPWM信号に変換し、帯電器により帯電させた感光体80表面を当該PWM信号に基づいてLDからレーザ光を照射する。そして、そのレーザ光の照射により感光体80上に静電潜像を形成し、当該静電潜像を含む領域にトナーを付着させる。次いで、用紙搬送部9により給紙・搬送された用紙に転写部がトナーを転写して画像形成し、定着ローラ81で用紙を加熱することにより画像を紙面上に定着する。
用紙搬送部9は、給紙トレイに収容された用紙を搬送経路30(図3参照)に沿って各部に搬送する機能部であり、CPUやROM、RAM等を備えて構成される。図2に、用紙搬送部9の機能構成の一例を示す。図2によれば、用紙搬送部9は、搬送制御部10、タイマ部11、モータセンサ管理部12、用紙情報管理部13を備えて構成される。
搬送制御部10は、タイマ部11、モータセンサ管理部12及び用紙情報管理部13からの入出力に基づいて用紙のハンドリング(搬送)を制御する機能部である。タイマ部11は、水晶発振器等を備えて構成され、用紙の搬送制御に必要なタイマのカウントを行う。
モータセンサ管理部12は、図3に示す各ローラのモータの回転・停止の駆動や、各センサの検出結果の入出力等を管理する機能部である。用紙情報管理部13は、制御部1の指示に従って搬送制御部10に対する用紙搬送の指示や給紙トレイの選択指示等を行う機能部である。
図3に、用紙搬送部9の断面図の概略を示す。図3によれば、用紙搬送部9は、サイズ毎の用紙を収納する給紙トレイT1〜T3と、反転部20と、両面ユニット22と、搬送路切替板24とを備えて構成される。
反転部20は、画像形成部8により片面が印刷された用紙をスイッチバックして逆搬送することで、その用紙を両面ユニット22内に送り込む一方、用紙を逆搬送することなくそのままサブトレイT10に排出する排出口を兼ねる。
両面ユニット22は、反転部20によりスイッチバックされて搬送された用紙をその内部に一時的に保持して再給紙を待機する。例えば、B4サイズの用紙であれば、両面ユニット22内の搬送経路30上に2枚の用紙が保持可能であり、先に搬送された用紙は再給紙待機位置PTにおいて一時停止する。
搬送路切替板24は、定着ローラ81を介した用紙の搬送経路を切り替える機能部であり、ソレノイド等により構成される。搬送制御部10は、搬送路切替板24を制御することにより、用紙の搬送経路をメイントレイT11側又は反転部20側に切り替える。
搬送経路30上には複数の搬送ローラ及び用紙検出センサが配置される。この搬送ローラの回転駆動により、用紙が搬送経路30上を搬送され、用紙検出センサにより搬送された用紙の通過を検出する。
搬送ローラとしては、給紙ローラR1〜R3、ループローラR4、レジストローラR5、排紙ローラR6、反転ローラR7、両面ローラR8及びR9、再給紙ローラR10がある。給紙ローラR1〜R3は、搬送制御部10の指示に従って給紙トレイT1〜T3の何れかに収納された用紙を一枚ずつ搬送する。この給紙ローラR1〜R3による用紙の給紙は、予め定められ間隔を空けて行う。この給紙トレイT1〜T3からの給紙時の用紙間の間隔を「給紙間隔」L2(図4参照)という。
この給紙間隔L2は、画像形成装置100のスペックである単位時間当たりの印刷枚数(例えば、1分間に10枚)を満たすことができる長さが予め設定され、例えば、その印刷枚数が増すと短く設定され、当該印刷枚数が減ると給紙間隔は長く設定される。尚、本実施形態においては、80mmに設定することとする。
ループローラR4は、給紙トレイT1〜T3から給紙された用紙と、両面ユニット22から給紙された用紙との何れかを搬送する。レジストローラR5は、搬送制御部10の指示に従ってクラッチをON/OFFすることにより、ループローラR4から搬送された用紙を一時的に停止し、感光体80の印刷タイミングに合わせて当該用紙を給紙・搬送する。排紙ローラR6は、定着ローラ81を介した用紙をメイントレイT11に搬送する。
反転ローラR7は、反転部20内の搬送経路30上に設けられ、サブトレイT10側の方向aに向けた回転(この回転を「正回転」といい、この回転による用紙搬送を「正搬送」という。)と、その逆回転(この回転による用紙搬送を「逆搬送」という。)の駆動が可能に構成される。反転ローラR7は、用紙排出時には、搬送制御部10の指示に従って正搬送することにより定着ローラ81を介した用紙をサブトレイT10に排出する。
また、両面印刷における裏面の印刷時には、一旦正回転することで用紙の終端までを反転部20内に取り込み、そして、逆回転することで当該用紙をスイッチバックして両面ユニット22内に逆搬送する。この両面印刷時に、反転部20が用紙のスイッチバックに要する時間を「反転時間」といい、(用紙長+給紙間隔)÷搬送速度により求められる。
両面ローラR8及びR9は、反転部20からスイッチバックされた用紙を搬送して、搬送制御部10内でその用紙を、その搬送順に一時的に待機状態とする。このとき、先に搬送した用紙は、その先端を再給紙待機位置PTに合わせて停止し、後続する用紙は、再給紙待機位置PTで停止した用紙との間隔を予め定められた間隔(以下、両面ユニット22内での用紙の間隔を「再給紙間隔」L6という。)分空けて待機状態とする。
この再給紙間隔L6は、両面ユニット22内で設けることが可能な用紙間の最短距離であり、給紙間隔L2よりも短く設定される。このように、再給紙間隔L6を給紙間隔L2よりも短く設定するのは、両面ユニット22内で用紙間の間隔を予め詰めておくことにより、再給紙時の余裕を確保するためである。尚、本実施形態において、再給紙間隔L6は30mmに設定することとする。
再給紙ローラR10は、再給紙待機位置PTで一時停止している用紙を、搬送制御部10の指示に従ってループローラR4に向けて搬送する。また、用紙検出センサには、給紙センサS1〜S3、レジストセンサS4、排紙センサS5、反転センサS6、両面センサS7及び再給紙センサS10があり、これらのセンサは、用紙の通過時に搬送制御部10にON信号を出力し、通過後にはOFF信号を出力する。
搬送制御部10は、各センサからのON信号の入力後、OFF信号が入力された場合は用紙搬送が正常に行われたと判定し、各ローラの駆動後、ON信号が入力されなかったり、ON信号の入力後にOFF信号が入力されなかったりした場合は、紙詰まりが発生したと判定する。
また、本実施形態においては、両面ユニット22内の搬送経路30と、ループローラR4から反転部20までの搬送経路30は、レターサイズ(279×216mm)の用紙をその搬送方向に用紙の短辺が沿うようにした場合に、最大3枚が搬送可能な長さで予め設計される。この用紙搬送部9内で搬送可能な最大の用紙枚数を、「最大搬送枚数n」といい、本実施形態では3枚に設定される。
用紙の搬送方向に対する長さ(以下、「用紙長」L1という。)が、B4サイズの長辺の364mm以下である場合、両面ユニット22の再給紙待機位置PTで一時停止する用紙は、図4に示す反転規定時間TM5(=(用紙長L1+給紙間隔L2)×2÷搬送速度)の間、待機する。この反転規定時間TM5は、一枚の用紙を印刷する印刷時間TM3と、反転部20でスイッチバックが完了する反転時間TM4とを考慮した時間である。
ところが、用紙長L1が、レターサイズの短辺の216mmを超えた場合には、反転部20でスイッチバックする用紙(給紙トレイから給紙した用紙)と、サブトレイT10に排出する用紙(両面ユニット22から再給紙した用紙)が衝突してしまう可能性がある。このため、用紙長L1が規定値(例えば、216mm)を超えた場合には、用紙搬送部9内で搬送する用紙枚数を最大搬送枚数nから1減算した枚数に設定する。即ち、3枚搬送が可能な用紙搬送部9においては、搬送する用紙枚数を2枚に変更する。
このとき、両面ユニット22の再給紙待機位置PTで再給紙する用紙を一時停止する時間を反転規定時間TM5に設定した場合、用紙長L1に比例して反転規定時間TM5は更に長くなる。このため、反転規定時間TM5が図4に示す反転部到達時間TM10を超えた場合には、再給紙待機位置PTで待機する時間をその反転部到達時間TM10に変更する。
この反転部到達時間TM10は、用紙長L1と、再給紙間隔L6と、再給紙待機位置PTから反転部20までの経路の長さ(以下、「再給紙経路長」という。)L7とを考慮した時間、即ち、再給紙待機位置PTからの再給紙を開始して、その用紙の搬送方向に対する終端が反転部20に到達するまでの時間である。
搬送制御部10は、給紙トレイからの給紙後、反転部到達時間TM10の間待機するのに伴って、反転部20でスイッチバックを行うため、両面ユニット22から再給紙した用紙の印刷を行っている間に、給紙トレイから給紙した用紙は反転部20により両面ユニット22内に送り込まれることとなる。このため、両面ユニット22からの再給紙する待機時間を図4に示す差分時間TM8の分短くすると共に、反転部20における用紙の衝突を防止することができるようになる。
次に、画像形成装置100の具体的な処理動作について図5〜図9を参照して説明する。先ず、図5を用いて両面印刷時の制御部1の処理について説明する。
制御部1は、入力部4から出力される操作信号に基づいて、ユーザが両面モードを選択したか否かを判定し(ステップA1)、両面モードであると判定した場合には(ステップA1;Yes)、用紙の排紙先がサブトレイT10であるか否かを判定する(ステップA3)。
制御部1は、排紙先がサブトレイT10であると判定した場合(ステップA3;Yes)、用紙長L1が規定値以上であるか否かを判定する(ステップA5)。そして、規定値以上であると判定した場合(ステップA5;Yes)、制御部1は、用紙搬送部9内で搬送する用紙枚数を、最大搬送枚数nから1減算した枚数に変更し、ユーザの設定に従った給紙トレイからの給紙指示を用紙情報管理部13に対して行う(ステップA7)。これにより、両面ユニット22から再給紙して印刷した用紙と、反転部20でスイッチバックしている用紙とが衝突・干渉することを防止できる。
次に、図6及び7を用いて用紙搬送部9の処理内容について説明する。尚、図6は、インターリーフ制御方式の給紙トレイT1〜T3からの給紙と、両面ユニット22からの再給紙とを交互に行っている飽和状態における処理を表すシーケンスフローである。
先ず、用紙搬送部9の用紙情報管理部13は、制御部1から給紙指示を受けると、指定された給紙トレイからの給紙指示を搬送制御部10に対して出力する(ステップA11)。搬送制御部10は、用紙情報管理部13から給紙指示を受けると、指定された給紙トレイに対応する給紙ローラの駆動をモータセンサ管理部12に指示する(ステップA13)。
モータセンサ管理部12は、搬送制御部10からの指示に従って給紙ローラを駆動した後、用紙の搬送によりレジストセンサS4がON信号を出力した旨を搬送制御部10に出力する(ステップA15)。搬送制御部10は、レジストセンサS4がON信号を出力したことの通知を受け、更に、用紙情報管理部13からサブトレイT10への排紙指示を受けると(ステップA14)、給紙ユニットから給紙した用紙の表面に印刷を開始する。
具体的には、感光体80の印刷タイミングに合わせてレジストローラR5のクラッチをONすると共に(ステップA19)、再給紙待機位置PTで一時停止する用紙の待機時間のタイマをタイマ部11にセットする(ステップA17)。このとき、搬送制御部10は、図7のフローチャートに従った処理で待機時間のタイマセットを行う。
即ち、レジストローラR5のクラッチをONした後(ステップA17)、反転部到達時間TM10が反転規定時間TM5未満であるか否かを判定する(ステップA19)。そして、反転部到達時間TM10が反転規定時間TM5未満であると判定した場合は(ステップA19;Yes)、反転部到達時間TM10を待機時間としてタイマ部11にタイマセットする(ステップA21)。また、反転規定時間TM5以上であると判定した場合は(ステップA19;No)、その反転規定時間TM5を待機時間としてタイマ部11にセットする(ステップA23)。
待機時間がセットされたタイマ部11は、計時を開始してその計時時間が待機時間を超えた場合、即ちタイマフローした場合に、その旨を搬送制御部10に通知する(ステップA33)。搬送制御部10は、タイマ部11からタイマフローの通知を受けると、両面ローラR8及びR9の駆動指示をモータセンサ管理部12に指示して、再給紙待機位置PTに一時停止している用紙の再給紙を行う(ステップA34)。
一方、搬送制御部10は、タイマセット後、モータセンサ管理部12から排紙センサS5がON信号を出力したという旨の通知を受けると(ステップA25)、搬送路切替板24を反転部20側に切り替えるようにモータセンサ管理部12に指示する(ステップA27)。そして、反転センサS6がON信号を出力した旨をモータセンサ管理部12から受けると(ステップA29)、搬送制御部10は、反転ローラR7を正回転するようモータセンサ管理部12に指示して、給紙トレイからの用紙を反転部20内に正搬送する(ステップA31)。
そして、用紙の終端までを反転部20に取り込んで、反転センサS6からOFF信号が出力された旨の通知をモータセンサ管理部12から受けると(ステップA35)、反転ローラR7を逆回転させる指示をモータセンサ管理部12に指示して、反転部20に搬送した用紙を両面ユニット22に向けて逆搬送する(ステップA37)。
次いで、レジストセンサS4がON信号を出力した旨の通知を受けると(ステップA39)、搬送制御部10は、感光体80の印刷タイミングに合わせてレジストローラR5のクラッチをONにするようモータセンサ管理部12に指示して、両面ユニット22から再給紙された用紙の裏面への印刷を開始する(ステップA41)。
そして、モータセンサ管理部12から排紙センサS5のON信号の出力の旨の通知を受けると(ステップA43)、搬送路切替板24を反転部20側に切り替えるようにモータセンサ管理部12に指示して(ステップA44)、裏面を印刷後の用紙を反転部20に搬送する。
搬送制御部10は、反転センサS6がON信号を出力した旨の通知を受けると(ステップA45)、両面印刷後の用紙をサブトレイT10に排出するために反転ローラR7を正回転させるようモータセンサ管理部12に指示する(ステップA47)。そして、反転センサS6からOFF信号が出力された旨の通知をモータセンサ管理部12から受けると、両面印刷した用紙の排出が完了した旨を用紙情報管理部13に通知する(ステップA51)。
例えば、再給紙経路長L7が450mmであったとする。このとき、図8に示すように搬送している用紙P1〜P3の用紙長L1が、A4サイズ長辺の297mmであった場合、(用紙長L1+給紙間隔L2)×2は754mm、用紙長L1+再給紙間隔L6+再給紙経路長L7は777mmとなるため、反転規定時間TM5のほうが反転部到達時間TM10よりも短くなる。このため、図8に示すように用紙P3が反転部20内に取り込まれる以前に用紙P1を再給紙しても、用紙P1と用紙P3とが衝突することなく、効率よく給紙することができる。
また、B4サイズの用紙の長辺を搬送方向に沿わせて図9に示すように搬送して、用紙長L1が364mmであった場合、反転規定時間TM5(=(用紙長L1+給紙間隔L2)×2)は982mm、反転部到達時間TM10(=用紙長L1+再給紙間隔L6+再給紙経路長L7)は844mmとなり、反転部到達時間TM10のほうが反転規定時間TM5よりも短くなる。
このため、再給紙待機位置PTで待機している用紙P1は、図9に示すように用紙P2の終端が反転部20内に取り込まれるまでの反転部到達時間TM10待機した後に給紙することで、用紙P1と用紙P2とが衝突することなく給紙できると共に、両面ユニット22での待機時間を反転規定時間TM5より短縮することができる。
以上、本実施形態によれば、反転部到達時間TM10と反転規定時間TM5とを比較し、その短い方の時間を両面ユニット22からの再給紙する用紙の待機時間として設定するため、用紙長L1が長くなった場合には、その待機時間を反転規定時間TM5よりも短くすることができる。
また、用紙長L1が規定値を超えた場合は、用紙搬送部9内で搬送する用紙枚数をデクリメントするため、排出口を兼ねた反転部20でスイッチバックする用紙と、両面ユニット22から再給紙する用紙とが衝突してしまうことを防止できる。従って、両面印刷における画像形成装置100の生産性の向上を図ることができる。
尚、本実施形態は、本発明を適用した一例であり、その適用可能な範囲は上述したものに限られない。例えば、レターサイズの用紙の短辺方向に搬送した場合に3枚の用紙を用紙搬送部9内で搬送可能とすることとして説明したが、レターサイズの用紙を長辺方向に搬送した場合に3枚搬送可能なように用紙搬送部9の搬送経路30を設計するようにしてもよく、その搬送経路30の長さは、画像形成装置100の設計に合わせて適宜変更可能である。
また、搬送経路30で搬送可能な最大の枚数を3枚とすることとして説明したが、例えば、4枚の用紙を搬送可能としてもよく、この場合においても本実施形態と同様の効果が得られるのは無論である。
画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図。 用紙搬送部の機能構成の一例を示すブロック図。 用紙搬送部の断面図の概略を示す図。 両面ユニットにおける待機時間を模式化した図。 制御部の具体的な処理を説明するためのフローチャート。 用紙搬送部の具体的な処理を説明するためのシーケンスフロー。 搬送制御部の待機時間の設定処理を説明するためのフローチャート。 用紙搬送部の具体的な動作例を示す第1の図。 用紙搬送部の具体的な動作例を示す第2の図。 従来の用紙搬送部の動作を説明するため断面図の一例。 インターリーフ制御方式の両面印刷を説明するための図。
符号の説明
1 制御部
2 通信部
3 表示部
4 入力部
5 記憶部
6 画像データ記憶部
7 画像読取部
8 画像形成部
9 用紙搬送部
10 搬送制御部
11 タイマ部
12 モータセンサ管理部
13 用紙情報管理部
20 反転部
22 両面ユニット
24 搬送路切替板
30 搬送経路
100 画像形成装置
L1 用紙長
L2 給紙間隔
L6 再給紙間隔
L7 再給紙経路長
PT 再給紙待機位置
TM10 反転部到達時間
TM3 印刷時間
TM4 反転時間
TM5 反転規定時間

Claims (2)

  1. 片面を印刷した用紙を再給紙経路に逆搬送する反転部を有し、この反転部が正搬送することにより当該用紙を外部に排出する排紙口を兼ねるように構成された画像形成装置において、
    搬送された用紙に印刷を行った後に前記反転部に搬送する印刷手段と、
    前記印刷手段への未印刷の用紙の給紙と、前記再給紙経路を介して表裏を反転した用紙の再給紙とを、交互に行って両面印刷を制御する両面印刷制御手段と、
    前記印刷手段が一枚の用紙の印刷を行う印刷時間及び前記反転部が一枚の用紙を逆搬送する反転時間の合計時間と、前記再給紙した用紙の終端が前記反転部に到達するまでの反転部到達時間との何れが短いかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により短いと判定された時間分待機したタイミングで、前記両面印刷制御手段による再給紙を開始させる制御を行う搬送制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送する用紙の用紙長が規定値を超えたか否かを判定する用紙長判定手段と、
    前記用紙長判定手段により前記用紙長が規定値を超えたと判定された場合は、最大搬送可能枚数をデクリメントした枚数を前記給紙した用紙の搬送経路で搬送する用紙枚数に変更する搬送用紙枚数変更手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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