JP2007074554A - 原稿搬送読み取り装置 - Google Patents

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法彦 中野
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隆 野田
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Abstract

【課題】両面原稿の反転経路でのシェーディング動作における原稿読み取り効率の低下を極力抑制できる原稿搬送読み取り装置を提供する。
【解決手段】表面画像の読み取り後、裏面画像の読み取り開始までの前記両面原稿Mの搬送について、搬送速度制御手段113は、非シェーディング動作時には第1の搬送モードで両面原稿を搬送させ、シェーディング動作時には、原稿搬送動作を停止させることなく、前記第1の搬送モードによる搬送時間よりも長い搬送時間の第2の搬送モードで両面原稿を搬送させる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、原稿自動搬送装置(ADFという)を備えた複写機などの画像形成装置において、画像読み取り位置へと搬送された両面原稿を照光する照明手段を調整するためのシェーディング動作を行わせる機能を持った原稿搬送読み取り装置に関する。
一般に、複写機などの画像形成装置におけるADFでは、両面原稿の表裏両画像を読み取らせる場合、原稿収容トレーに積載されている複数の両面原稿を一枚ずつ引き出して画像読み取り位置まで搬送し、この1枚目の両面原稿の表面(第1面)の画像を読み取り、さらに、この1枚目の両面原稿を表裏反転させてから裏面画像を読み取った後、2枚目の両面原稿を前記画像読み取り位置まで搬送させるようになっている。
このような両面原稿の読み取り時に前記シェーディング動作を行わせる場合は、当該両面原稿の表面画像を読み取った後、表裏が反転されてから裏面画像の読み取りが開始されるまでに実行するようになっている。
このようなシェーディング動作に関し、シェーディング動作が完了するまで原稿搬送を一時停止状態とし、シェーディング動作の完了後に両面原稿の裏面画像の読み取りのために、該両面原稿の搬送を開始するようにした技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開平2004−193741号公報
しかし、上記した従来のものは、シェーディング動作時には原稿搬送を一旦停止し、シェーディング動作完了後に両面原稿を再搬送させる構成であるから、両面原稿の読み取り効率が低いという欠点があった。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、両面原稿の反転経路でのシェーディング動作における原稿読み取り効率の低下を極力抑制できる原稿搬送読み取り装置を提供することを課題としている。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)両面原稿が繰り出し可能に積載された原稿収容部と、前記原稿収容部からの両面原稿の表面/裏面画像を読み取るために、画像読み取り位置まで搬送する給紙経路、表面画像が読み取られた両面原稿の表裏を反転させる反転経路および反転状態で裏面画像が読み取られた両面原稿を排出するための排出経路の各経路に沿って原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段を介して原稿搬送速度を制御可能な搬送速度制御手段と、前記画像読み取り位置まで搬送された両面原稿を照光する照明手段と、前記画像読み取り位置に搬送された両面原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、前記照明手段の調整を行うためのシェーディング動作が必要なときに、前記読み取り手段による両面原稿の表面画像の読み取り後、裏面画像の読み取り前に、シェーディン動作を行うシェーディング手段と、を備え、前記表面画像の読み取り後、裏面画像の読み取り開始までの前記両面原稿の搬送について、前記搬送速度制御手段は、非シェーディング動作時には第1の搬送モードで両面原稿を搬送させ、シェーディング動作時には、原稿搬送動作を停止させることなく、前記第1の搬送モードによる搬送時間よりも長い搬送時間の第2の搬送モードで両面原稿を搬送させることを特徴とする原稿搬送読み取り装置。
(2)前記搬送速度制御手段は、シェーディング動作完了タイミングが両面原稿の裏面画像を読み取るための反転動作の完了タイミング以前となるように、前記第2の搬送モードにおける搬送速度を設定する前項1に記載の原稿搬送読み取り装置。
(3)前記搬送速度制御手段は、前記第2の搬送モードにおいて、実際のシェーディング動作が想定よりも早いタイミングで完了した場合には、シェーディング動作完了の認識後に、両面原稿の搬送が速くなるように当該両面原稿の搬送速度を変更する前項2に記載の原稿搬送読み取り装置。
(4)前記搬送速度制御手段は、前記第2の搬送モードにおいて、実際のシェーディング動作が想定よりも遅いタイミングで完了した場合には、シェーディング動作が完了するまで両面原稿の搬送を画像読み取り位置の直前で停止させ、シェーディング動作の完了と同時に搬送動作を再開する前項2に記載の原稿搬送読み取り装置。
(5)原稿サイズを検出する原稿サイズ検出手段を備え、前記搬送速度制御手段は、前記原稿サイズ検出手段によって前記原稿収容部に異なるサイズの両面原稿が積載されていることが検出された際には、原稿サイズに応じて搬送速度を切替え制御可能に構成されている前項1に記載の原稿搬送読み取り装置。
前項(1)に記載の発明によれば、非シェーディング動作時には第1の搬送モードで両面原稿が搬送され、シェーディング動作時には、原稿搬送動作を停止させることなく、前記第1の搬送モードによる搬送時間よりも長い搬送時間の第2の搬送モードで両面原稿が搬送されるから、シェーディング動作時にも搬送が継続されることになり、シェーディング動作による原稿読み取り効率の低下を防止でき、高い読み取り効率を実現できる。
前項(2)に記載の発明によれば、両面原稿の反転動作が完了したタイミングでは、シェーディング動作が完了していることになり、反転された両面原稿を高速で画像読み取り位置まで搬送させることができる。
前項(3)に記載の発明によれば、実際のシェーディング動作が想定時よりも早いタイミングで完了した場合には、両面原稿の搬送が速くなるように搬送速度が変更されるから、両面原稿の裏面画像の読み取り完了が早められ、読み取り効率が益々高くなる。
前項(4)に記載の発明によれば、実際のシェーディング動作が想定よりも遅れたタイミングで完了した場合、両面原稿の搬送を画像読み取り位置の直前で停止させるから、シェーディング動作の完了後、直ちに裏面画像の読み取りが可能となる。
前項(5)に記載の発明によれば、原稿収容部に異なるサイズの両面原稿が積載されていても、原稿サイズに応じて搬送速度が切り替えられるから、シェーディング動作があっても全体的には、効率のよい画像読み取りが行える。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る原稿搬送読み取り装置を有する画像形成装置を示す概略構成図である。
図1において、この画像形成装置は、装置本体部200とシートスルータイプのADF100とを備えている。
装置本体部200は、画像読み取り部で読み取られた画像データや端末から送信されたプリントデータを、用紙にプリントするプリント部(図示せず)や、用紙をプリント部に給紙する給紙部(図示せず)などが装備されているが、それらの構成は周知のものと同様であるので、説明を省略する。
前記ADF100は、片面/両面原稿Mを載積状態で収容可能な原稿収容部(ここでは、両面原稿Mを積載した場合で説明する)105と、両面原稿Mを表面(第1面)および裏面(第2面)の各画像を読み取る画像読み取り位置101へと搬送し、さらには機外へと搬送するための原稿搬送経路1000と、両面原稿Mを搬送経路1000に沿って搬送する搬送手段としての複数の駆動ローラ120と、機外へ排出された両面原稿Mをストックする排紙トレイ107と、原稿収容部105に設けられ原稿サイズを検出する原稿サイズ検出センサ109等を備えている。
前記原稿搬送経路1000は、両面原稿Mを原稿収容部105から画像読み取り位置101まで搬送する給紙経路102と、画像読み取り位置101で原稿Mの表面の画像を読み取った後に、裏面の画像を読み取るために原稿Mを表裏反転させるための反転経路103と、画像読み取り位置101で表裏の画像の読み取りが終了した両面原稿Mを機外に排出させるための排紙経路104とを有している。
前記給紙経路102、反転経路103および排紙経路104には、原稿搬送検出センサ108a、108bおよび108cがそれぞれ設けられている。
なお、原稿搬送経路1000及び駆動ローラ120等により原稿搬送部130(図2)が構成されている。
図2は、同じく画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
図2おいて、ADF100は、前記ADF制御部113と、前記原稿搬送部130と、前記原稿サイズ検出部109と、CPU115を備えている。
前記ADF制御部113は、予め得られたシェーディング動作に関する情報に基づいて、原稿搬送部130を介して原稿搬送速度を制御する。つまり、非シェーディング動作時には、第1の搬送モードによって画像読み取り時間が最短時間となる搬送速度で両面原稿Mを搬送させる一方、シェーディング動作時には、搬送時間が非シェーディング動作時の搬送時間よりも長くなる搬送速度の第2の搬送モードで両面原稿Mを搬送させるようになっている。
具体的には、前記第2の搬送モードにおいて、予め決められたシェーディング動作に関する情報に基いて、シェーディング動作完了タイミングが両面原稿の裏面画像を読み取るための反転動作の完了タイミング以前となるように前記両面原稿の搬送速度を制御するようになっている。
前記CPU115は、ADF全体の動作を統括制御するものである。
前記装置本体部200は、CPU201と、操作パネル部202と、画像読み取り部203と、シェーディング用制御部204と、画像処理部205と、照明部206とを備えている。
前記CPU201は、装置本体部200の全体動作を統括制御する他に、画像読み取りが可能な状態であるか否かを判断し、ADF100側に指示するものであり、前記ADF100のCPU115に対してインターフェース接続可能とする通信機能を有している。
前記操作パネル部202は、装置本体部200の動作設定等を行う各種のキーを有するとともに、画像形成装置の状態等を表示する液晶等からなるタッチパネル式の表示部を有している。
前記画像読み取り部203は、画像読み取り位置101に搬送された両面原稿Mの画像を読み取る他に、シェーディング動作のための読み取りをも行うものである。
前記シェーディング用制御部204は、画像読み取り部203で両面原稿Mの画像を読み取る際にシェーディング補正が必要になった時に、基準白板(図示せず)からの反射光データに基づいて、照明部206の補正係数を算出する補正係数算出手段として機能する。
前記画像処理部204は、画像読み取り部203で読み取られた画像について、シェーディング補正等の所定の画像処理等を施す。
つぎに、前記ADF100において両面原稿Mを搬送し、両面原稿の画像を読み取る基本動作について説明する。
前記操作パネル部202により、表面および裏面にそれぞれ画像が形成されている両面原稿Mの表面画像および裏面画像を読み取るモード(両面モードという)か、表面のみに画像が形成されている片面原稿の画像を読み取るモード(片面モードという)かの設定を行う。
さらに、CPU201により、画像読み取り部203での原稿画像読み取りが可能状態であるかどうかを判断し、ADF100のCPU115に情報を送信する。
ADF100では、前記装置本体部200のCPU201からの情報に基づいて原稿搬送部130により、前記原稿収容部105に積載された両面原稿Mを前記画像読み取り位置101に向けて搬送する。
両面モードが設定されている時は、両面読み取り動作を行ない、片面モードが設定されている時は、片面原稿での読み取りを開始する。
両面モードにおいて、両面原稿Mが画像読み取り位置101に至ると、画像読み取り部203により、表面画像が読み取られる。シェーディング動作が必要なときは、両面原稿Mを反転経路103で搬送中に、シェーディング動作を行わせる。
反転経路103で表裏が反転された両面原稿Mの裏面画像が画像読み取り位置101で読み取られると、この両面原稿Mは、排出経路104を経て排紙トレイ107に排出される。
次に、両面原稿Mの読み取り動作時にシェーディング動作を実施する場合の動作を説明する。
ユーザは、前記操作パネル部202により、両面モードか片面モードかの設定を行う。
また、CPU201により、画像読み取り部203での原稿画像読み取りが可能状態であるかを判断し、ADF100のCPU115に情報を送信する。
両面モードの設定が行なわれた場合、前記ADF100では、原稿サイズ検出部109により、両面原稿Mのサイズを検出する。
シェーディング動作のタイミングおよびシェーディング動作時間についての情報は、装置本体部200のCPU201から、ADF100のCPU115を介してADF制御部113に送信され、ADF制御部113はこれらの情報に基づいて原稿搬送部130による原稿搬送速度を制御する。
前記ADF100では、原稿搬送部130により、原稿収容部105からの両面原稿Mの画像読み取り位置101に向けての搬送が開始される。
両面モードが設定されると、ジョブ中に画像の読み取りを中断することなくシェーディング動作を行う。
前記装置本体部200におけるシェーディング用制御部204が、シェーディング動作を行う。具体的には、図示しない基準白板からの反射光を読み取った画像読み取り部203によるデータから照明部206の補正係数を算出する。
なお、片面モードおよび片面原稿での読み取りでは、従来一般の搬送動作を開始する。
次に、両面原稿Mの画像読み取り時のシェーディング動作未実施時/実施時の動作を図3〜図5の動作タイミング図と、図6および図7を参照して説明する。
(I)シェーディング動作未実施時
<図3左側のタイミングA>
両面原稿Mの表面(第1面)画像を読み取るため、前記原稿搬送部130が該両面原稿Mを、図6(A)に示すように、搬送経路102に沿って画像読み取り位置101へと搬送する。この搬送は、通常の搬送速度で行われる。
両面原稿Mが図6(B)に示すように、画像読み込み位置101に達すると、画像読み取り部203により、両面原稿Mの表面画像の読み取りが行われる。
<図3左側のタイミングB>
両面原稿Mの表面画像の読み取りが終了し、該両面原稿Mの表裏反転させるために反転経路103に向けての搬送を開始する。この時点から搬送速度が急上昇する。
<図3左側のC区間>
最高速度(V01)の搬送速度で両面原稿Mを搬送する。
<図3左側のD区間>
両面原稿Mの裏面画像を読み取るために、反転経路103により両面原稿Mの表裏の反転動作を行う。
この反転動作は、図6(C)に示すように、両面原稿Mを反転経路103でスイッチバックさせるために、該両面原稿Mを反転経路103上で一旦、停止させてから逆方向へ搬送させるものであり、反転後に搬送を再開し、最高速度(V01)の搬送速度に向けて加速する。
<図3左側のE区間>
両面原稿Mの裏面画像を読み取るために、最高速度(V01)の搬送速度で両面原稿Mを反転経路103から再度搬送経路102を経て画像読み込み位置101まで搬送する。
両面原稿Mが画像読み取り位置101に近づくと、通常の読み取り速度となるように、搬送速度を通常速度に変更する。
<図3左側のタイミングF>
図7(D)に示すように、画像読み取り位置101に至った両面原稿Mを通常の搬送速度で搬送して裏面画像の読み取り動作を開始する。
なお、表裏面の各画像が読み取られた両面原稿Mは、図7(E)及び(F)に示すように、排出経路104により排出反転動作が行われたのち、この排出経路104を経て排紙トレイ107に排出される。
(II)<シェーディング動作実施時>
<図3右側のタイミングA>
両面原稿M1の表面(第1面)画像を取るため、前記原稿搬送部130が該両面原稿Mを、図6(A)に示すように、搬送経路102に沿って画像読み取り部101へと搬送する。この搬送は、通常の搬送速度で行われる。
ここで、前記ADF100の制御部113は、装置本体部200側のシェーディング用制御部204により、シェーディング補正を行うタイミングのn+α枚目の両面原稿Mについて、シェーディング動作の時間Tshe情報を受信する。
n+α−1枚目の両面原稿Mが図6(B)に示すように、画像読み取り位置101に達すると、その表面画像が読み取られる。
<図3右側のタイミングB>
表面画像の読み取りが終了すると、シェーディング動作の時間Tshe情報から所定の搬送速度に可変する。
ここで、シェーディング動作を開始する。
<図3右側のC区間>
所定の搬送速度に到達し、n+α−1枚目の両面原稿Mを搬送する。
<図3右側のD区間>
n+α−1枚目の両面原稿Mの裏面画像を読み取るために、反転経路103により両面原稿Mの表裏の反転動作を行う。
この反転動作は、図6(C)に示すように、n+α−1枚目の両面原稿Mを反転経路103でスイッチバックさせるために、該両面原稿Mを反転経路103上で一旦、停止させてから逆方向へ搬送させるものであり、逆方向への搬送を開始後、所定の搬送速度となるまで加速する。
<図3右側のE区間>
n+α−1枚目の両面原稿Mの裏面画像を読み取るために、所定の搬送速度で両面原稿Mを反転経路103から再度搬送経路102を経て画像読み取り位置101まで搬送する。
n+α−1枚目の両面原稿Mが画像読み込み位置101に近づくと、搬送速度を通常の読み取り速度に変更する。
ここで、シェーディング動作が完了する。
<図3右側のタイミングF>
n+α−1枚目の両面原稿Mが図7(D)に示すように、画像読み取り位置101に達し、両面原稿Mの裏面画像の読み取りが開始される。
シェーディング動作は、前記n+α−1枚目の両面原稿Mの裏面画像を読み取るための反転動作完了タイミング以前に完了し、通常の搬送速度でその両面変更Mの裏面画像を読み取る。
このように、非シェーディング動作時の第1の搬送モードに対して、シェーディング動作時には、両面原稿の搬送を停止することなく、第1の搬送モードでの搬送時間よりも搬送時間の長い第2搬送モードで搬送させるようにしたから、シェーディング動作時にシェーディング動作完了まで両面原稿の搬送を停止していた従来よりも読み取り効率を高めることができる。
(III)シェーシング動作実施時(実際のシェーシング動作が想定よりも早く完了した場合)
<図4のタイミングG1>
両面原稿Mの表面画像を読み取るために、両面原稿Mを図6(A)に示すように、通常の搬送速度で画像読み取り位置101へと搬送する。
ここで、前記ADF100の制御部113は、装置本体部200側のシェーディング用制御部204により、シェーディング補正を行うタイミングのn+α枚目の両面原稿Mについて、シェーディング動作の時間Tshe情報を受信する。
n+α−1枚目の両面原稿Mが図6(B)に示すように、画像読み取り位置101に達すると、その表面画像が読み取られる。
<図4のタイミングH1>
表面画像の読み取りが終了すると、シェーディング動作の時間Tshe情報に基づいて所定の搬送速度に変更する。
ここで、シェーディング動作を開始する。
<図4のI1区間>
所定の搬送速度に到達し、この速度で両面原稿Mを搬送する。
<図4のJI区間>
n+α−1枚目の両面原稿Mの裏面画像を読み取るために、反転経路103により両面原稿Mの表裏の反転動作を行う。
この反転動作は、図8に示すように、前記両面原稿Mを反転経路103でスイッチバックさせるために、反転経路103上で一旦停止させてから逆方向へ搬送させるものであり、逆方向への搬送開始後、所定の速度になる迄加速する。
<図4のK1区間>
所定の搬送速度に達し、この速度で両面原稿Mを搬送するが、シェーディング動作が想定より早いタイミングで完了する。
<図4のタイミングK2>
シェーディング動作完了を認識後、両面原稿Mの搬送が最短時間で完了するように、搬送速度を変更する。
<図4のK3区間>
最短時間で原稿搬送が完了するように、搬送速度を最高速度に上げて、n+α−1枚目の両面原稿Mを搬送する。両面原稿Mの裏面画像の読み取りのために、通常の読み取り速度に変更する。
<図4のタイミングL1>
両面原稿Mの裏面画像の通常の搬送速度での読み取りを開始する。
このように、実際のシェーディング動作が想定時よりも早いタイミングで完了した場合には、両面原稿Mの搬送が最短時間で完了するように搬送速度が変更されるから、両面原稿Mの裏面画像の読み取り開始が早められて、読み取り効率が良くなる。
(■)シェーディング動作実施時(実際のシェーディング動作が想定よりも遅れ
て完了した場合)
<図5のタイミングG1>
両面原稿Mの表面画像を読み取るために、図6(A)に示すように、画像読み取り位置101へと通常の搬送速度で搬送する。
ここで、前記ADF100の制御手段113は、装置本体部200側のシェーディング用制御部204により、シェーディング補正を行うタイミングのn+α枚目の両面原稿Mについて、シェーディング動作の時間Tshe情報を受信する。
n+α−1枚目の両面原稿Mが図6(B)に示すように、画像読み取り位置101に達すると、その表面画像が読み取られる。
<図5のタイミングH1>
表面画像の読み取りが終了すると、シェーディング動作時間Tshe情報に基づいて所定の搬送速度に変更する。
ここで、シェーディング動作を開始する。
<図5のI1区間>
所定の搬送速度に到達し、n+α−1枚目の両面原稿Mを搬送する。
<図5のJ1区間>
両面原稿Mの裏面画像を読み取るために、反転経路103により両面原稿Mの表裏の反転動作を行う。
この反転動作は、図8に示すように、両面原稿Mを反転経路103でスイッチバックさせるために、反転経路103上で一旦停止させてから逆方向へ搬送させるものであり、逆方向への搬送開始後、所定の速度になる迄加速する。
<図5のK1区間>
所定の搬送速度に達し、この速度で両面原稿Mを搬送する。
<図5のタイミングM>
シェーディング動作が想定時間を経過しても未完了であると認識されると、両面原稿Mを前記画像読み取り位置101の直前で、つまり、図6(C)の「M」で示す位置で原稿搬送を停止する。
<図5のN区間>
シェーディング動作が完了するまで原稿搬送停止を継続する。
<図5のタイミングO>
シェーディング動作完了を予測し、シェーディング動作完了タイミングで読み取り速度となるように、両面原稿Mの搬送を開始する。
<図5のタイミングP>
両面原稿Mの裏面画像を通常の搬送速度で読み取りを開始する。
このように、実際のシェーディング動作が想定よりも遅れたタイミングで完了した場合、両面原稿Mの搬送を画像読み取り位置101の直前で停止させるから、シェーディング動作の完了後、直ちに両面原稿Mの裏面画像の読み取りが可能となる。
ところで、前記原稿収容部105に、異なるサイズの両面原稿Mが積載されていても、前記原稿サイズ検出部109による検出結果に応じて搬送速度を切り替えるようにすれば、シェーディング動作があっても全体的には、効率のよい画像読み取りが行える。
つぎに、上記シェーディング動作時の原稿搬送読み取り処理を図9のフローチャートを参照して説明する。
図8において、ステップS1では、両面原稿Mの両面画像を読み取る両面モードか否かを判断し、両面モードであれば(ステップS1でYES)、ステップS2では、両面原稿Mの両面画像の読み取りを行ったのち、ステップS3に進む。両面モードでなければ(ステップS1でNO)、ステップS11では、片面読み取りを行ってから終了する。
ステップS3では、装置本体部200のシェーディング用制御部(図面ではIRと記している)からの情報に基づいて、シェーディング動作があるか否かを判断し、シェーディング動作があれば(ステップS3でYES)、ステップS4では、前記情報に基づいて、n+α枚目の両面原稿Mのシェーディング補正であることを確認し、ステップS5に進む。シェーディング動作がなければ(ステップS3でNO)、ステップS12では、両面原稿Mを最短時間で搬送して画像読み取り位置で表裏両面の画像を読み取り、本処理を終了する。
ステップS5では、n+α−1枚目の両面原稿Mの裏面画像の読み取りか否かを判断し、裏面画像の読み取りであれば(ステップS5でYES)、ステップS6に進み、裏面画像の読み取りでなければ(ステップS5でNO)、n+α−1枚目の両面原稿Mの裏面画像になるまで待つ。
ステップS6では、シェーディング動作か否かを判断し、シェーディング動作であれば(ステップS6でYES)、ステップS7では、原稿搬送速度の制御を開始し、ステップS8に進む。シェーディング動作でなければ(ステップS6でNO)、ステップS9に進む。
ステップS8では、シェーディング動作時間が想定時間であるか否かを判断し、シェーディング動作時間が想定時間であれば(ステップS8でYES)、ステップS9では、両面原稿Mの裏面画像の読み取りを開始したのち、ステップS10に進む。シェーディング動作時間が想定時間でなければ(ステップS8でNO)、ステップS13に進む。
ステップS10では、残ったジョブの中に再シェーディング動作があるか否かを判断し、再シェーディング動作があれば(ステップS10でYES)、ステップS4に戻る。再シェーディング動作がなければ(ステップS10でNO)、そのまま終了する。
ステップS13では、シェーディン動作完了が想定より早いか否かを判断し、シェーディン動作完了が想定より早ければ(ステップS13でYES)、ステップS14では、搬送速度を高速度に変更した後のち、ステップS9に進んで、裏面画像の読み取りを行う。シェーディン動作完了が想定より遅ければ(ステップS13でNO)、ステップS15では、画像読み取り位置の直前で搬送を停止して、ステップS16に進む。
ステップS16では、シェーディング動作が完了したか否かを判断し、シェーディング動作が完了していれば(ステップS16でYES)、ステップS9に進んで、裏面画像の読み取りを行う。シェーディング動作が完了していなければ(ステップS16でNO)、ステップS15に戻って搬送停止を持続する。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置をADFを主に示す概略構成図である。 同じく画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 シェーディング動作における搬送速度のタイミング制御図である。 実際のシェーシング動作が想定よりも早いタイミングで完了した場合の搬送速度のタイミング制御図である。 実際のシェーシング動作が想定よりも遅れたタイミングで完了した場合の搬送速度のタイミング制御図である。 両面原稿の循環動作による画像読み取り動作の説明図である。 図6の続きの図面である。 両面原稿の循環動作による画像読み取り動作の他の説明図である。 シェーディング動作時の原稿搬送読み取り処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101 画像読み取り位置
102 給紙経路
103 反転経路
104 排出経路
105 原稿収容部
109 原稿サイズ検出部
113 制御部(原稿搬送制御手段)
130 原稿搬送部
203 画像読み取り部
204 シェーディング用制御部(シェーディング手段)
206 照明手段
M 両面原稿

Claims (5)

  1. 両面原稿が繰り出し可能に積載された原稿収容部と、
    前記原稿収容部からの両面原稿の表面/裏面画像を読み取るために、画像読み取り位置まで搬送する給紙経路、表面画像が読み取られた両面原稿の表裏を反転させる反転経路および反転状態で裏面画像が読み取られた両面原稿を排出するための排出経路の各経路に沿って原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段を介して原稿搬送速度を制御可能な搬送速度制御手段と、
    前記画像読み取り位置まで搬送された両面原稿を照光する照明手段と、
    前記画像読み取り位置に搬送された両面原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、
    前記照明手段の調整を行うためのシェーディング動作が必要なときに、前記読み取り手段による両面原稿の表面画像の読み取り後、裏面画像の読み取り前に、シェーディン動作を行うシェーディング手段と、
    を備え、
    前記表面画像の読み取り後、裏面画像の読み取り開始までの前記両面原稿の搬送について、前記搬送速度制御手段は、非シェーディング動作時には第1の搬送モードで両面原稿を搬送させ、シェーディング動作時には、原稿搬送動作を停止させることなく、前記第1の搬送モードによる搬送時間よりも長い搬送時間の第2の搬送モードで両面原稿を搬送させることを特徴とする原稿搬送読み取り装置。
  2. 前記搬送速度制御手段は、シェーディング動作完了タイミングが両面原稿の裏面画像を読み取るための反転動作の完了タイミング以前となるように、前記第2の搬送モードにおける搬送速度を設定する請求項1に記載の原稿搬送読み取り装置。
  3. 前記搬送速度制御手段は、前記第2の搬送モードにおいて、実際のシェーディング動作が想定よりも早いタイミングで完了した場合には、シェーディング動作完了の認識後に、両面原稿の搬送が速くなるように当該両面原稿の搬送速度を変更する請求項2に記載の原稿搬送読み取り装置。
  4. 前記搬送速度制御手段は、前記第2の搬送モードにおいて、実際のシェーディング動作が想定よりも遅いタイミングで完了した場合には、シェーディング動作が完了するまで両面原稿の搬送を画像読み取り位置の直前で停止させ、シェーディング動作の完了と同時に搬送動作を再開する請求項2に記載の原稿搬送読み取り装置。
  5. 原稿サイズを検出する原稿サイズ検出手段を備え、
    前記搬送速度制御手段は、前記原稿サイズ検出手段によって前記原稿収容部に異なるサイズの両面原稿が積載されていることが検出された際には、原稿サイズに応じて搬送速度を切替え制御可能に構成されている請求項1に記載の原稿搬送読み取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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