JP2010183144A - 原稿自動送り装置、画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】両面原稿読取処理が行われる際、及び、片面原稿読取処理が行われる際に兼用できるスタック部が設けられた原稿自動送り装置、及び画像読取装置を提供することを目的とする。
【解決手段】原稿載置台に載置された原稿を1枚づつ分離して給紙する給紙手段11と、給紙された原稿を、原稿の一方の面の画像を読み取り画像データを生成するための読取位置へ搬送する搬送手段12と、読取位置において画像が読み取られた原稿を反転させる反転手段13と、読取位置において画像が読み取られた原稿をスタック部へ排出する排出手段14と、読取位置において一方の面の画像が読み取られ,その後、読取位置において他方の面の画像が読みとられた原稿をスタック部へ排出する両面原稿読取処理、及び、読取位置において一方の面の画像が読み取られた原稿をスタック部へ排出する片面原稿読取処理、のいずれか一方を実行する制御手段10と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】原稿載置台に載置された原稿を1枚づつ分離して給紙する給紙手段11と、給紙された原稿を、原稿の一方の面の画像を読み取り画像データを生成するための読取位置へ搬送する搬送手段12と、読取位置において画像が読み取られた原稿を反転させる反転手段13と、読取位置において画像が読み取られた原稿をスタック部へ排出する排出手段14と、読取位置において一方の面の画像が読み取られ,その後、読取位置において他方の面の画像が読みとられた原稿をスタック部へ排出する両面原稿読取処理、及び、読取位置において一方の面の画像が読み取られた原稿をスタック部へ排出する片面原稿読取処理、のいずれか一方を実行する制御手段10と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像読取装置と組み合わせて使用され、載置された複数毎の原稿を1枚づつ読取位置へ送ることが可能な原稿自動送り装置、及び画像読取装置に関するものである。
従来より、ファクシミリ装置、複合機、コピー機、スキャナでは、ADF(Auto Document Feeder)が使用されている。このようなADFにおいて、原稿載置部に載置された原稿が1枚づつ読取位置へ搬送されて、その後、スタック部まで搬送される。このようなADFを用いて構成された原稿自動送り装置が、特許文献1に例示されている。
この種の原稿自動送り装置を備えた画像読取装置において、両面原稿読取処理及び片面原稿読取処理は以下の通りに行われる。図4は、従来の画像読取装置を示す図である。
[両面原稿読取処理]
図4に示される画像読取装置において、原稿載置部2に下向きに載置された両面原稿(両面に画像が存在する原稿)が、最下部から1枚づつ分離されて読取位置6へ搬送される。そして、読取位置6において原稿片面(下向きの面)の画像が読み取られ、排紙経路31を移動する。排紙経路31を移動した両面原稿は、反転切り換えレバー13がスイッチバック通路14側に切り換えられることにより、スイッチバック通路14に送られる。
図4に示される画像読取装置において、原稿載置部2に下向きに載置された両面原稿(両面に画像が存在する原稿)が、最下部から1枚づつ分離されて読取位置6へ搬送される。そして、読取位置6において原稿片面(下向きの面)の画像が読み取られ、排紙経路31を移動する。排紙経路31を移動した両面原稿は、反転切り換えレバー13がスイッチバック通路14側に切り換えられることにより、スイッチバック通路14に送られる。
そして、原稿後端がセンサー16により検知された際には、両面原稿は、スイッチバック返送路32を通じて読取位置6へ搬送される。読取位置6へ搬送された両面原稿は、原稿載置部2に載置された際とは表裏逆とされており、読取位置6において、画像が読み取られていない面の画像が読み取られる。
そして、両面の画像が読み取られた原稿は排紙経路31を移動する。排紙経路31を移動した原稿は、反転切り換えレバー13が両面原稿スタック部17側に切り換えられることにより、両面原稿ページ順スタック部17へ搬送される。両面原稿は、両面原稿ページ順スタック部17へ搬送された時点では、原稿載置部2に載置された際と表裏が同じである。そのため、両面原稿ページ順スタック部17において、原稿がページ順に排出される。
[片面原稿読取処理]
図4に示される画像読取装置において、原稿載置部2に載置された片面原稿(片面のみに画像が存在する原稿)が、最下部から1枚づつ分離されて読取位置6へ搬送される。そして、読取位置6において原稿片面の画像が読み取られ、片面原稿ページ順スタック部19に排出される。
図4に示される画像読取装置において、原稿載置部2に載置された片面原稿(片面のみに画像が存在する原稿)が、最下部から1枚づつ分離されて読取位置6へ搬送される。そして、読取位置6において原稿片面の画像が読み取られ、片面原稿ページ順スタック部19に排出される。
ところで、この種の原稿自動送り装置において、両面原稿読取処理が行われる際と、片面原稿読取処理が行われる際とで、原稿が搬送される経路(以下、搬送経路という)が異なる。つまり、両面原稿読取処理が行われる際には、原稿は、原稿載置部2→読取位置6→排紙経路31→スイッチバック通路14→スイッチバック返送路32→読取位置6→排紙経路31→両面原稿ページ順スタック部17で表された搬送経路(以下、搬送経路1という)を通る。
一方、片面原稿読取処理が行われる際には、原稿は、原稿載置部2→読取位置6→片面原稿ページ順スタック部19で表された搬送経路(以下、搬送経路2という)を通る。このように、片面原稿読取処理が行われる際に、原稿が、両面原稿ページ順スタック部17ではなく片面原稿ページ順スタック部19へ排出される理由は、原稿が両面原稿ページ順スタック部17へ排出されると、排出された原稿のページ順が、原稿載置部2に載置された時点と入れ替わってしまうからである。
このように搬送経路1と搬送経路2とは、始点(原稿載置部2)は同じであるが、終点が異なる。つまり、搬送経路1の終点が両面原稿ページ順スタック部17であり、搬送経路2の終点が片面原稿ページ順スタック部19である。
このように、両面原稿読取処理が行われる際に使用される搬送経路1の終点と、片面原稿読取処理が行われる際に使用される搬送経路2の終点とは互いに異なる。そのため、両面原稿ページ順スタック部17と片面原稿ページ順スタック部19とが各々独立して設けられることを要するので、製造コストがかかる傾向にある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、両面原稿読取処理が行われる際、及び、片面原稿読取処理が行われる際に兼用できるスタック部が設けられた原稿自動送り装置、及び画像読取装置を提供することを第1の目的とする。また、両面原稿読取処理が行われる際に使用される搬送経路をユーザの所望に応じて短縮することができる原稿自動送り装置、及び画像読取装置を提供することを第2の目的とする。
本発明の一局面に係る原稿自動送り装置は、原稿載置台に載置された原稿を1枚づつ分離して給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙された前記原稿を、前記原稿の一方の面の画像を読み取り画像データを生成するための読取位置へ搬送する搬送手段と、前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を反転させる反転手段と、前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿をスタック部へ排出する排出手段と、前記読取位置において一方の面の画像が読み取られ、その後、前記読取位置において他方の面の画像が読みとられた前記原稿を前記スタック部へ排出する両面原稿読取処理、及び、前記読取位置において一方の面の画像が読み取られた前記原稿を前記スタック部へ排出する片面原稿読取処理、のいずれか一方を実行する制御手段と、を備えることを特徴とする(請求項1)。
この構成によれば、両面原稿読取処理、片面原稿読取処理のいずれにおいても、原稿が共通のスタック部へ排出される。そのため、両面原稿読取処理が行われる際、及び、片面原稿読取処理が行われる際に兼用できるスタック部が設けられた原稿自動送り装置を提供することができる。
上記構成において、前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を前記反転手段へ誘導するための第1誘導路、前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を前記排出手段へ誘導するための第2誘導路、及び、前記反転手段により反転された前記原稿を前記排出手段へ誘導するための第3誘導路のいずれかを通じて前記原稿を誘導する第1誘導手段と、前記反転手段により反転された前記原稿を前記搬送手段へ誘導するための第4誘導路、及び、前記反転手段により反転された前記原稿を前記第3誘導路へ誘導するための第5誘導路のいずれか一方を通じて前記原稿を誘導する第2誘導手段と、を備えており、前記制御手段は、前記両面原稿読取処理として、前記給紙手段により前記原稿載置台に載置された前記原稿を給紙する給紙処理、前記給紙手段により給紙された前記原稿を前記読取位置へ搬送する第1搬送処理、前記第1誘導手段により、前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を前記第1誘導路を通じて前記反転手段へ誘導する第1誘導処理、前記反転手段により、誘導された前記原稿を反転させる反転処理、前記第2誘導手段により、反転された前記原稿を前記第4誘導路を通じて前記搬送手段へ誘導する第2誘導処理、前記搬送手段により、誘導された前記原稿を前記読取位置へ搬送する第2搬送処理、前記第1誘導手段により、前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を前記第2誘導路を通じて前記排出手段へ誘導する第3誘導処理、及び、前記排出手段により、誘導された前記原稿を前記スタック部へ排出する排出処理を実行する高速両面原稿読取処理、及び、前記給紙処理、前記第1搬送処理、前記第1誘導処理、前記反転処理、前記第2誘導処理、前記第2搬送処理、前記第1誘導処理、前記反転処理、前記第1誘導手段及び前記第2誘導手段により、反転された前記原稿を前記第5誘導路及び前記第3誘導路を通じて前記排出手段へ誘導する第4誘導処理、及び、前記排出処理、を実行する通常両面原稿読取処理のいずれか一方を実行することを特徴とする(請求項2)。
この構成によれば、両面原稿読取処理として、両面の画像が読みとられた原稿が反転されずにスタック部へ排出される高速両面原稿読取処理、及び、両面の画像が読みとられた原稿が反転されてスタック部へ排出される通常両面原稿読取処理のいずれか一方が実行される。
そのため、後述されるように、ユーザによって速度アップモードが指示されているか否かによって、高速両面原稿読取処理、及び、通常両面原稿読取処理のいずれか一方が実行される。従って、両面原稿読取処理が行われる際に使用される搬送経路がユーザの所望に応じて短縮される。
また、通常両面原稿読取処理において、両面の画像が読みとられた原稿が反転されてスタック部へ排出されるので、スタック部へ原稿がページ順に排出される。従って、ユーザが、両面原稿読取処理において生産性を優先させるか、それとも、両面の画像が読み取られた原稿をページ順にスタックさせるか、を適宜選択できる。
上記構成において、前記制御手段は、前記通常両面原稿読取処理を実行している途中に、前記高速両面原稿読取処理を実行することを指示することを受け付けて、前記通常両面原稿読取処理を実行することを終了して、前記高速両面原稿読取処理を実行する構成とすることができる(請求項3)。そのため、通常両面原稿読取処理が実行されている途中において、実行されている処理が、高速両面原稿読取処理へ切り替わる。そのため、ユーザは、通常両面原稿読取処理の処理速度が遅いと感じた際には、通常両面原稿読取処理が実行されている途中であっても、高速両面原稿読取処理を実行させることができる。
また、本発明の他の局面に係る画像読取装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の原稿自動送り装置と、原稿の画像を読み取り画像データを生成するための読取位置において、前記原稿の前記画像を読み取り画像データを生成する画像データ生成手段と、を備えることを特徴とする(請求項4)。そのため、請求項1乃至請求項3のいずれか一項が奏する効果を発揮する画像読取装置が提供される。
本発明によれば、両面原稿読取処理、片面原稿読取処理のいずれにおいても、原稿が共通のスタック部へ排出される。そのため、両面原稿読取処理が行われる際、及び、片面原稿読取処理が行われる際に兼用できるスタック部が設けられた原稿自動送り装置を提供することができる。
また、本発明によれば、両面原稿読取処理として、両面の画像が読みとられた原稿が反転されずにスタック部へ排出される高速両面原稿読取処理、及び、両面の画像が読みとられた原稿が反転されてスタック部へ排出される通常両面原稿読取処理のいずれか一方が実行される。そのため、後述されるように、ユーザによって速度アップモードが指示されているか否かによって、高速両面原稿読取処理、及び、通常両面原稿読取処理のいずれか一方が実行される。従って、両面原稿読取処理が行われる際に使用される搬送経路がユーザの所望に応じて短縮される。
以下、本発明の一実施形態に係る原稿自動送り装置及び画像読取装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置の内部構成を模式的に示す図である。また、図2は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図1に示す画像読取装置Aは、本発明の一実施形態に係る原稿自動送り装置1と、スキャナ部2とを備える。
図1に示す原稿自動送り装置1は、給紙トレイ(原稿載置台)110、ピックアップローラ111、給紙ベルト112、給紙ローラ113、レジストローラ120、複数の搬送ローラ121・・・、第1誘導部(第1誘導手段)15、反転ローラ130、第2誘導部(第2誘導手段)を構成する第2切換ガイド16、スタック部140、排出ローラ141、及び、誘導ローラ143、を備える。
このような原稿自動送り装置1において、ピックアップローラ111は、給紙トレイ110にページ順に載置された原稿の束を、最上段の原稿から最下段の原稿まで順次取り込む。給紙ベルト112は給紙ローラ113の回転により回転して、ピックアップローラ111により取り込まれた原稿を、給紙路115を通じて搬送路122へ給紙する。分離コロ114は、複数枚に重なった原稿を1枚づつ分離する。
レジストローラ120は、先に読取が開始されている原稿についてのスキャナ部2での読取進行状況、搬送路122上の位置等に応じて、読取位置Pへ原稿を給紙するタイミングを調整する。ここに、読取位置Pはスキャナ部2により原稿の一方の面の画像の画像を読み取るための位置である。各搬送ローラ121は、原稿を読取位置Pへ搬送するとともに、読取位置Pにおいて画像が読み取られた原稿を、第1誘導部15へ搬送する。
第1誘導部15は、時計回り方向又は反時計回り方向に回転して上向き又は下向きとされる第1切換ガイド150、第1ガイド151、第2ガイド152、第3ガイド170、及び第4ガイド180からなる。このような第1誘導部15において、第1切換ガイド150は、反時計回り方向に回転して下向きとなった際には、第1ガイド151とともに、読取位置Pにおいて画像が読み取られた原稿を、反転搬送路131へ誘導するための第2誘導路R2を形成する。第2誘導路R2が形成された際には、読取位置Pにおいて画像が読み取られた原稿は、第2誘導路R2を通じて反転搬送路131へ誘導される。反転搬送路131へ誘導された原稿は、反転ローラ130の回転により反転されて表裏が逆となる。
一方、第1切換ガイド150は、時計回りに回転して上向きとなった際には、第2ガイド152とともに、読取位置Pにおいて画像が読み取られた原稿を、排出路142へ誘導するための第1誘導路R1を形成する。第1誘導路R1が形成された際には、読取位置Pにおいて画像が読み取られた原稿は、第1誘導路R1を通じて排出路142へ誘導される。排出路142へ誘導された原稿は、排出ローラ141の回転によりスタック部140へ排出される。
また、第1誘導部15において、第1切換ガイド150が上向き及び下向きのいずれの状態にかかわらず、第2ガイド152及び第4ガイド180は、反転ローラ130により反転された原稿を、排出路142へ誘導するための第3誘導路R3を形成している。このような第3誘導路R3を通じて、反転ローラ130の回転により反転された原稿が、誘導ローラ143の回転により排出路142へ誘導される。排出路142へ誘導された原稿は、排出ローラ141によりスタック部140へ排出される。
反転ローラ130は、第2誘導路R2を通じて、第3ガイド170からなる反転搬送路131へ誘導された原稿を、時計回り方向の回転、及び、その後の反時計回り方向の回転により反転させて、表裏を逆とする。また、反転ローラ130は、反時計回り方向の回転により、反転された原稿を、第2切換ガイド16又は後述される第5誘導路R5へ搬送する。排出ローラ141は、第1誘導路R1又は第3誘導路R3を通じて排出路142へ誘導された原稿を、時計回り方向の回転によりスタック部140へ排出する。
第2切換ガイド16は、時計回り方向又は反時計回り方向へ回転して上向き又は下向きとされる。第2切換ガイド16は、時計回りに回転して下向きとなった際には、第3ガイド170とともに、反転された原稿を搬送路122へ誘導するための第4誘導路R4を形成する。この場合、反転された原稿は、反転ローラ130の反時計回り方向の回転により第4誘導路R4を通じて搬送路122へ誘導される。搬送路122へ誘導された原稿は、搬送ローラ121の回転により読取位置Pへ搬送される。
一方、第2切換ガイド16は、反時計回りに回転して上向きとなった際には、第1ガイド151とともに、反転された原稿を前記第3誘導路R3へ誘導するための第5誘導路R5を形成する。この場合、反転された原稿は、反転ローラ130の反時計回り方向の回転により第3誘導路R3へ誘導される。そして、第3誘導路R3へ誘導された原稿は、誘導ローラ143の反時計回り方向の回転により排出路142へ誘導される。排出路142へ誘導された原稿は、排出ローラ141の時計回り方向の回転によりスタック部140へ排出される。
また、図1に示すスキャナ部2は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを生成する。スキャナ部2は、コピー機、複合機、ファクシミリ装置など、画像を取り扱うことが可能な装置本体に設けられる。スキャナ部2は、光源200、第1ミラー201、第2ミラー202、第3ミラー203、第1キャリッジ204、第2キャリッジ205、結像レンズ206、及びCCD(Charge Coupled Device)207、を備える。
このようなスキャナ部2において、第1キャリッジ204及び第2キャリッジ205が静止した状態で光源200から読取位置Pに光束が照射される。読取位置Pに照射された光束は、原稿の表面で反射して反射光束となる。このような反射光束は、第1ミラー201、第2ミラー202、及び第3ミラー203で順次反射され、結像レンズ206に入射され結像されてCCD207へ入射される。このようにCCD207へ入射された光束が光電変換されて、画素の階調値に応じたレベルの電気信号とされ、後段の図示しない画像処理部へ入力され、各種画像処理がされる。
図2に示す画像読取装置Aは、制御部(制御手段)10、給紙部(給紙手段)11、搬送部(搬送手段)12、反転部(反転手段)13、排出部(排出手段)14、第1誘導部(第1誘導手段)15、第2誘導部(第2誘導手段)16、画像データ生成部(画像データ生成手段)20、操作部21、及び表示部22を備える。
このような画像読取装置Aにおいて、制御部10、給紙部11、搬送部12、反転部13、排出部14、第1誘導部15、及び第2誘導部16により、原稿自動送り装置1が構成されている。また、画像データ生成部20、操作部21、表示部22により、スキャナ部2が構成されている。
図2に示す原稿自動送り装置1において、制御部10は、例えば、マイクロコンピュータで構成されており、コントロールバス(例えば、CPUバス)及びデータバスを通じて制御信号及びデータの転送を行うことにより、原稿自動送り装置1及びスキャナ部2を制御する。また、制御部10は、後述される片面原稿読取処理、及び両面原稿読取処理のいずれか一方を実行する。ここに、両面原稿読取処理は、高速両面原稿読取処理及び通常両面原稿読取処理のいずれか一方を実行する処理である。
また、制御部10は、後述される速度アップモードが指示されたことを、画像読取ジョブの実行が終了するまでの間保存する。速度アップモードが指示されたことは、高速両面原稿読取処理を実行することを指示すること、の意である。このように、速度アップモードが指示されたことは、後述されるステップS2(図3)における判断に使用される。
給紙部11は、図1に示される給紙トレイ110、ピックアップローラ111、給紙ベルト112、給紙ローラ113、分離コロ114、及び給紙路115で構成されており、給紙トレイ110に載置された原稿を1枚づつ分離して搬送路122へ給紙する。
搬送部12は、図1に示されるレジストローラ120、搬送ローラ121、及び搬送路122で構成されており、給紙された原稿を搬送路122を通じて読取位置Pへ搬送する。また、搬送部12は、反転部13Bによって反転された原稿を搬送路122を通じて読取位置Pへ搬送する。反転部13は、反転ローラ130及び反転搬送路131で構成されており、読取位置Pにおいて画像が読み取られた原稿を反転させる。
排出部14は、図1に示されるスタック部140、排出ローラ141、排出路142、及び誘導ローラ143から構成されており、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られ、その後、読取位置Pにおいて他方の面の画像が読み取られた原稿をスタック部140へ排出する。第1誘導部15は、図1に示される第1切換ガイド150、第1ガイド151、第2ガイド152、第3ガイド170、及び第4ガイド180から構成されており、先述された第1誘導路R1、第2誘導路R2、及び第3誘導路R3のいずれかを通じて原稿を誘導する。
第2誘導部(第2切換ガイド)16は、先述された第4誘導路R4、及び第5誘導路R5のいずれか一方を通じて原稿を搬送する。
また、図2に示すスキャナ部2において、画像生成部20は、図1に示される光源200、第1ミラー201、第2ミラー202、第3ミラー203、第1キャリッジ204、第2キャリッジ205、結像レンズ206、及びCCD207、で構成されており、読取位置Pにおいて原稿の一方の面の画像の画像を読み取り画像データを生成する。操作部21は、後述される各種の指示を行うための操作キー群を備える。表示部22は、表示パネルを備えており、各種の表示画面を表示する。
このような画像読取装置Aにおいて、制御部10は、片面原稿読取処理及び両面原稿読取処理として、以下の処理を行う。
[片面原稿読取処理]
片面原稿読取処理において、以下の処理が実行される。
1)給紙処理
制御部10は、給紙部11による給紙処理を行う。この給紙処理において、給紙トレイ110に載置された原稿が、最上段から最下段にかけて順次、給紙路115を通じて搬送路122へ給紙される。
2)第1搬送処理
制御部10は、搬送部12による第1搬送処理を行う。この第1搬送処理において、搬送路115へ給紙された原稿が読取位置Pへ搬送される。
3)排出処理
制御部10は、排出部14による排出処理を行う。この排出処理において、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿が、排出ローラ141の回転によりスタック部140へ排出される。
片面原稿読取処理において、以下の処理が実行される。
1)給紙処理
制御部10は、給紙部11による給紙処理を行う。この給紙処理において、給紙トレイ110に載置された原稿が、最上段から最下段にかけて順次、給紙路115を通じて搬送路122へ給紙される。
2)第1搬送処理
制御部10は、搬送部12による第1搬送処理を行う。この第1搬送処理において、搬送路115へ給紙された原稿が読取位置Pへ搬送される。
3)排出処理
制御部10は、排出部14による排出処理を行う。この排出処理において、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿が、排出ローラ141の回転によりスタック部140へ排出される。
[両面原稿読取処理]
両面原稿読取処理は、高速両面原稿読取処理と通常両面原稿読取処理とに区分される。高速両面原稿読取処理において、以下の処理が実行される。
(高速両面原稿読取処理)
制御部10は、先述された1)給紙処理、及び2)第1搬送処理を行う。その後、以下の処理を行う。
3)第1誘導処理
制御部10は、第1誘導部15により、第2誘導路R2を形成して、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿を、第2誘導路R2を通じて反転部13へ誘導する第1誘導処理を行う。この第1誘導処理において、第1切換ガイド150が反時計回り方向に回転して下向きとなり、第2誘導路R2が形成され、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿が、搬送ローラ121の回転により、第2誘導路R2を通じて反転搬送路131へ誘導される。
両面原稿読取処理は、高速両面原稿読取処理と通常両面原稿読取処理とに区分される。高速両面原稿読取処理において、以下の処理が実行される。
(高速両面原稿読取処理)
制御部10は、先述された1)給紙処理、及び2)第1搬送処理を行う。その後、以下の処理を行う。
3)第1誘導処理
制御部10は、第1誘導部15により、第2誘導路R2を形成して、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿を、第2誘導路R2を通じて反転部13へ誘導する第1誘導処理を行う。この第1誘導処理において、第1切換ガイド150が反時計回り方向に回転して下向きとなり、第2誘導路R2が形成され、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿が、搬送ローラ121の回転により、第2誘導路R2を通じて反転搬送路131へ誘導される。
4)反転処理
制御部10は、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿を、反転部13により反転させる反転処理を行う。この反転処理において、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿が、反転ローラ130の時計回り方向の回転、及びその後の反時計回り方向の回転により反転されて表裏逆とされる。
制御部10は、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿を、反転部13により反転させる反転処理を行う。この反転処理において、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿が、反転ローラ130の時計回り方向の回転、及びその後の反時計回り方向の回転により反転されて表裏逆とされる。
5)第2誘導処理
制御部10は、第2誘導部16により第4誘導路R4を形成して、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿を、第4誘導路R4を通じて搬送部12へ誘導する第2誘導処理を行う。この第2誘導処理において、第2切換ガイド16が時計回り方向へ回転して下向き(図1に示される第2切換ガイド16の向き)となり、第4誘導路R4が形成され、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿が、反転ローラ130の反時計回り方向の回転により、第4誘導路R4を通じて搬送路122へ誘導される。
制御部10は、第2誘導部16により第4誘導路R4を形成して、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿を、第4誘導路R4を通じて搬送部12へ誘導する第2誘導処理を行う。この第2誘導処理において、第2切換ガイド16が時計回り方向へ回転して下向き(図1に示される第2切換ガイド16の向き)となり、第4誘導路R4が形成され、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られた原稿が、反転ローラ130の反時計回り方向の回転により、第4誘導路R4を通じて搬送路122へ誘導される。
6)第2搬送処理
制御部10は、搬送部12による第2搬送処理を行う。この第2搬送処理において、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られ、且つ、搬送路122へ誘導された原稿が、読取位置Pへ搬送される。この際、原稿の表裏は、第1搬送処理で搬送される際とは異なり、既に反転部13によって逆とされている。
制御部10は、搬送部12による第2搬送処理を行う。この第2搬送処理において、読取位置Pにおいて一方の面の画像が読み取られ、且つ、搬送路122へ誘導された原稿が、読取位置Pへ搬送される。この際、原稿の表裏は、第1搬送処理で搬送される際とは異なり、既に反転部13によって逆とされている。
7)第3誘導処理
制御部10は、第1誘導部15により第1誘導路R1を形成して、読取位置Pにおいて他方の面の画像が読み取られた原稿を、第1誘導路R1を通じて排出路142へ誘導する第3誘導処理を行う。この第3誘導処理において、第1切換ガイド150が時計回り方向に回転して上向き(図1に示される第1切換ガイド150の向き)となり、第1誘導路R1が形成され、読取位置Pにおいて他方の面の画像が読み取られた原稿が、搬送ローラ121の回転により、第1誘導路R1を通じて排出路142へ誘導される。
制御部10は、第1誘導部15により第1誘導路R1を形成して、読取位置Pにおいて他方の面の画像が読み取られた原稿を、第1誘導路R1を通じて排出路142へ誘導する第3誘導処理を行う。この第3誘導処理において、第1切換ガイド150が時計回り方向に回転して上向き(図1に示される第1切換ガイド150の向き)となり、第1誘導路R1が形成され、読取位置Pにおいて他方の面の画像が読み取られた原稿が、搬送ローラ121の回転により、第1誘導路R1を通じて排出路142へ誘導される。
8)排出処理
制御部10は、排出部14による排出処理を行う。つまり、一方の面の画像及び他方の面の画像が読取位置Pにおいて画像が読み取られた原稿が、排出ローラ141の回転によりスタック部140へ排出される。
制御部10は、排出部14による排出処理を行う。つまり、一方の面の画像及び他方の面の画像が読取位置Pにおいて画像が読み取られた原稿が、排出ローラ141の回転によりスタック部140へ排出される。
このような高速両面原稿読取処理において、スタック部140には、給紙トレイ110に載置された原稿が表裏反転されて排出されるので、スタック部140へ排出された時点では、給紙トレイ110に載置された時点と比較すると、原稿のページ順が入れ替わっている。しかしながら、後述される通常両面原稿読取処理と比較すると、原稿を反転させる回数が減少する。従って、処理速度が高速となる。
また、通常両面原稿読取処理において、以下の処理が実行される。
(通常両面原稿読取処理)
制御部10は、高速両面原稿読取処理と同様に、先述された1)給紙処理、2)第1搬送処理、3)第1誘導処理、4)反転処理、5)第2誘導処理、6)第2搬送処理、を順次行った後、再び、7)第1誘導処理、8)反転処理を行う。
(通常両面原稿読取処理)
制御部10は、高速両面原稿読取処理と同様に、先述された1)給紙処理、2)第1搬送処理、3)第1誘導処理、4)反転処理、5)第2誘導処理、6)第2搬送処理、を順次行った後、再び、7)第1誘導処理、8)反転処理を行う。
尚、7)第1誘導処理において反転搬送路131へ誘導される原稿は、6)第2搬送処理において読取位置Pへ搬送されて、読取位置Pにおいて他方の面の画像が読み取られた原稿である。つまり、読取位置Pにおいて両面の画像が読み取られた原稿である。そのため、8)反転処理において反転される原稿は、読取位置Pにおいて両面の画像が読み取られた原稿である。
制御部は、このような1)〜8)に示される処理を行った後、さらに、以下の処理を行う。
9)第4誘導処理
制御部10は、第1誘導部15及び第2誘導部16により、読取位置Pにおいて、一方の面の画像及び他方の面の画像(つまり両面の画像)が読み取られ、且つ、反転部13によって表裏逆とされた原稿を、第5誘導路R5及び第3誘導路R3を通じて排出部14へ誘導する第4誘導処理を行う。この第1誘導処理において、第1切換ガイド150の方向が上向き及び下向きのいずれの状態にかかわらず、第3誘導路R3が、第2ガイド152及び第4ガイド180により形成されている。
9)第4誘導処理
制御部10は、第1誘導部15及び第2誘導部16により、読取位置Pにおいて、一方の面の画像及び他方の面の画像(つまり両面の画像)が読み取られ、且つ、反転部13によって表裏逆とされた原稿を、第5誘導路R5及び第3誘導路R3を通じて排出部14へ誘導する第4誘導処理を行う。この第1誘導処理において、第1切換ガイド150の方向が上向き及び下向きのいずれの状態にかかわらず、第3誘導路R3が、第2ガイド152及び第4ガイド180により形成されている。
そのため、第2切換ガイド16が反時計回りに回転して上向きとなれば第5誘導路R5が形成されるので、第5誘導路R5及び第3誘導路R3が連通した状態となる。このような状態で、読取位置Pにおいて一方の面の画像及び他方の面の画像が読み取られ、且つ、反転部13によって表裏逆とされた原稿が、第5誘導路R5及び第3誘導路R3を通じて、反転ローラ130の反時計回り方向の回転により排出路142へ誘導される。
10)排出処理
制御部10は、排出部14による排出処理を行う。この排出処理の概要は先述された通りである。
10)排出処理
制御部10は、排出部14による排出処理を行う。この排出処理の概要は先述された通りである。
このような通常両面画像読取処理において、スタック部140に排出される原稿のページ順は、反転処理が行われないため、給紙トレイ110に載置された時点と同じである。
図3は、画像読取装置Aの基本動作の概要の一例を示すフローチャートである。
画像読取装置Aにおいて、コピー、スキャニング、及びファクシミリ送信といった画像読取ジョブの実行が操作部21の操作キーの操作により指示された際には以下の処理が実行される。
制御部10は、指示された画像読取ジョブが、片面読取ジョブであるか、両面読取ジョブであるかを判定する(ステップS1)。この判定の結果、片面読取ジョブであると判定した際には(ステップS1のYES)、制御部10は、先述された[片面原稿読取処理]を行う。
このような片面原稿読取処理において、制御部10は、給紙トレイ110に載置された原稿を搬送し(ステップS16)、読取位置Pにおいて画像を読み取り(ステップS17)、画像が読み取られた原稿をスタック部140へ排出する(ステップS18)。つまり、この一連の処理において、先述された給紙処理、第1搬送処理、及び排出処理が実行される。その後、制御部10は、片面原稿読取処理を、給紙トレイ110に載置されている原稿が無くなるまで行う(ステップS20)。
一方、指示された画像読取ジョブが、両面読取ジョブであると判定した際には(ステップS1のNO)、制御部10は、以下の処理を実行する。つまり、両面読取ジョブであると判定した際には、速度アップモードが指示されているか否かを判定する(ステップS2)。
この判定の結果、速度アップモードが指示されていると判定した際には(ステップS2のYES)、制御部10は、先述された[高速両面原稿読取処理]を実行する。尚、速度アップモードが指示されている際には、ステップS3に示される判定処理が行われてから、以下の処理が実行される。このような処理は、後述される。
高速両面原稿読取処理において、制御部10は、給紙トレイ110に載置された原稿を搬送し(ステップS4)、読取位置Pにおいて画像を読み取り(ステップS5)、画像が読み取られた原稿を反転して(ステップS6)、表裏を逆としてから、再度、読取位置Pにおいて原稿を読み取り(ステップS7)、スタック部140へ排出する(ステップS8)。つまり、この一連の処理において、先述された給紙処理、第1搬送処理、第1誘導処理、反転処理、第2誘導処理、第2搬送処理、第3誘導処理、及び排出処理が実行される。その後、制御部10は、このような高速両面原稿読取処理を、給紙トレイ110に載置されている原稿が無くなるまで行う(ステップS19)。
一方、制御部10は、速度アップモードが指示されていないと判定した際には(ステップS2のNO)、先述された[通常両面原稿読取処理]を実行する。
このような通常両面原稿読取処理において、制御部10は、給紙トレイ110に載置された原稿を搬送し(ステップS10)、読取位置Pにおいて画像を読み取り(ステップS11)、画像が読み取られた原稿を反転して(ステップS12)、表裏を逆としてから、再度、読取位置Pにおいて原稿を読み取る(ステップS13)。ついで、制御部10は、読取位置Pにおいて両面の画像が読み取られた原稿を再度反転して(ステップS14)、表裏を元に戻してからスタック部140へ排出する(ステップS15)。つまり、この一連の処理において、先述された給紙処理、第1搬送処理、第1誘導処理、反転処理、第2誘導処理、第2搬送処理、第1誘導処理、反転処理、第4誘導処理、及び排出処理が実行される。
その後、制御部10は、このような通常両面原稿読取処理を、途中で、速度アップモードが指示されない限り、給紙トレイ110に載置されている原稿が無くなるまで行う(ステップS19)。つまり、画像読取装置Aにおいて、両面読取ジョブとして、原則的に、通常両面原稿読取処理が優先して実行される。
ところが、画像読取装置Aにおいて、通常両面原稿読取処理が実行されている途中に、ユーザが、速度アップモードを指示した際には、先述されたように、速度アップモードが指示されたことが制御部10に保存される。制御部10は、速度アップモードが指示されているか否かを、速度アップモードが指示されたことが制御部10に保存されているか否かを判定することによって判定する。
そのため、制御部10は、以下の処理が実行できる。つまり、制御部10は、速度アップモードが指示されていると判定し(ステップS2のYES)、その後、通常両面原稿読取処理が実行されているか否かを判定する(ステップS3)。
制御部10は、通常両面原稿読取処理が実行されていると判定した際には(ステップS3のYES)、通常両面原稿読取処理を終了する。尚、通常両面原稿読取処理を終了するタイミングは、速度アップモードが指示される直前にステップS10〜S14に示される処理が行われている原稿が排紙(ステップS15)された時点であることが望ましい。
そして、制御部10は、表示部22によって「原稿を取り除いてください」等といったメッセージ画面を表示させて、ユーザに対して、スタック部140から原稿を取り除くことを促す(ステップS9)。通常両面原稿読取処理においてスタック部140に排出される原稿は、高速両面原稿読取処理においてスタック部140に排出される原稿とは、表裏が逆だからである。
その後、制御部10は、高速両面原稿読取処理を、給紙トレイ110に載置されている原稿が無くなるまで行うことができる。速度アップモードが指示されたことは、先述されたように、画像読取ジョブそのものが終了するまで制御部10に保存されたままだからである。このように、通常両面原稿読取処理が実行されている途中において、実行されている処理が、高速両面原稿読取処理へ切り替わる。そのため、ユーザは、通常両面原稿読取処理の処理速度が遅いと感じた際には、通常両面原稿読取処理が実行されている途中であっても、高速両面原稿読取処理を実行させることができる。
以上に説明されたように、画像読取装置Aにおいて、ユーザによって速度アップモードが指示されているか否かによって、高速両面原稿読取処理、及び、通常両面原稿読取処理のいずれか一方が実行される。従って、両面原稿読取処理が行われる際に使用される搬送経路がユーザの所望に応じて短縮される。
また、通常両面原稿読取処理において、両面の画像が読み取られた原稿が反転されて排出されるので、スタック部140において原稿がページ順に排出された状態となる。従って、ユーザが、両面原稿読取処理において、生産性を優先させるか、両面の画像が読み取られた原稿をページ順にスタックさせるか、を適宜選択できる。
A 画像読取装置
1 原稿自動送り装置
10 制御部
11 給紙部
12 搬送部
13 反転部
14 排出部
140 スタック部
15 第1誘導部
16 第2誘導部(第2切換ガイド)
P 読取位置
R1 第1誘導路
R2 第2誘導路
R3 第3誘導路
R4 第4誘導路
R5 第5誘導路
1 原稿自動送り装置
10 制御部
11 給紙部
12 搬送部
13 反転部
14 排出部
140 スタック部
15 第1誘導部
16 第2誘導部(第2切換ガイド)
P 読取位置
R1 第1誘導路
R2 第2誘導路
R3 第3誘導路
R4 第4誘導路
R5 第5誘導路
Claims (4)
- 原稿載置台に載置された原稿を1枚づつ分離して給紙する給紙手段と、
前記給紙手段により給紙された前記原稿を、前記原稿の画像を読み取り画像データを生成するための読取位置へ搬送する搬送手段と、
前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を反転させる反転手段と、
前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿をスタック部へ排出する排出手段と、
前記読取位置において一方の面の前記画像が読み取られ、その後、前記読取位置において他方の面の前記画像が読みとられた前記原稿を前記スタック部へ排出する両面原稿読取処理、及び、
前記読取位置において一方の面の前記画像が読み取られた前記原稿を前記スタック部へ排出する片面原稿読取処理、
のいずれか一方を実行する制御手段と、
を備えることを特徴とする原稿自動送り装置。 - 前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を前記反転手段へ誘導するための第1誘導路、前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を前記排出手段へ誘導するための第2誘導路、及び、前記反転手段により反転された前記原稿を前記排出手段へ誘導するための第3誘導路のいずれかを通じて前記原稿を誘導する第1誘導手段と、
前記反転手段により反転された前記原稿を前記搬送手段へ誘導するための第4誘導路、及び、前記反転手段により反転された前記原稿を前記第3誘導路へ誘導するための第5誘導路のいずれか一方を通じて前記原稿を誘導する第2誘導手段と、を備えており、
前記制御手段は、
前記両面原稿読取処理として、
前記給紙手段により前記原稿載置台に載置された前記原稿を給紙する給紙処理、
前記給紙手段により給紙された前記原稿を前記読取位置へ搬送する第1搬送処理、
前記第1誘導手段により、前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を前記第1誘導路を通じて前記反転手段へ誘導する第1誘導処理、
前記反転手段により、誘導された前記原稿を反転させる反転処理、
前記第2誘導手段により、反転された前記原稿を前記第4誘導路を通じて前記搬送手段へ誘導する第2誘導処理、
前記搬送手段により、誘導された前記原稿を前記読取位置へ搬送する第2搬送処理、
前記第1誘導手段により、前記読取位置において前記画像が読み取られた前記原稿を前記第2誘導路を通じて前記排出手段へ誘導する第3誘導処理、及び、
前記排出手段により、誘導された前記原稿を前記スタック部へ排出する排出処理を実行する高速両面原稿読取処理、
及び、
前記給紙処理、前記第1搬送処理、前記第1誘導処理、前記反転処理、前記第2誘導処理、前記第2搬送処理、前記第1誘導処理、前記反転処理、
前記第1誘導手段及び前記第2誘導手段により、反転された前記原稿を前記第5誘導路及び前記第3誘導路を通じて前記排出手段へ誘導する第4誘導処理、及び、
前記排出処理、を実行する通常両面原稿読取処理
のいずれか一方を実行することを特徴とする請求項1に記載の原稿自動送り装置。 - 前記制御手段は、
前記通常両面原稿読取処理を実行している途中に、前記高速両面原稿読取処理を実行することを指示することを受け付けて、前記通常両面原稿読取処理を実行することを終了して、前記高速両面原稿読取処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の原稿自動送り装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の原稿自動送り装置と、
原稿の画像を読み取り画像データを生成するための読取位置において、前記原稿の前記画像を読み取り画像データを生成する画像データ生成手段と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009022360A JP2010183144A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 原稿自動送り装置、画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009022360A JP2010183144A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 原稿自動送り装置、画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010183144A true JP2010183144A (ja) | 2010-08-19 |
Family
ID=42764375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009022360A Pending JP2010183144A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 原稿自動送り装置、画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010183144A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104184917A (zh) * | 2013-05-24 | 2014-12-03 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像读取装置和具备该图像读取装置的图像形成装置 |
-
2009
- 2009-02-03 JP JP2009022360A patent/JP2010183144A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104184917A (zh) * | 2013-05-24 | 2014-12-03 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像读取装置和具备该图像读取装置的图像形成装置 |
JP2014230189A (ja) * | 2013-05-24 | 2014-12-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像読取装置およびそれを備えた画像形成装置 |
CN104184917B (zh) * | 2013-05-24 | 2017-11-24 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像读取装置和具备该图像读取装置的图像形成装置 |
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