JP2008263355A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化および小型化を図りつつ、裏面に白頁を含む原稿束を読み取る際、読み取り開始から読み取り完了までの時間を短縮できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】両面同時読みモードで原稿を読み取る際、1枚目の表面の画像データの転送が終了した時点で、1枚目の裏面の画像読み取りは完了していないが、先行して画像データの転送を開始させておく。1枚目の裏面の画像読み取りが完了した時点で、白頁であると判定された場合、画像データの転送を中断し、2枚目の原稿搬送を開始する。同様に、2枚目の表面の画像データの転送が完了した時点で、2枚目の裏面の画像読み取りが完了していないが、先行して画像データの転送を開始させておく。2枚目の裏面の画像読み取りが完了した時点で、白頁でないと判定された場合、画像データの転送を中断せず、画像データの転送完了まで継続する。
【選択図】図20

Description

本発明は、搬送された原稿を読み取る画像読取装置に関する。
従来、この種の画像読取装置として、複写機に搭載され、読み取られた原稿面毎に画像情報が存在する頁であるかあるいは画像情報が存在しない白頁であるかを識別する白頁判別機能を有するものが知られている(特許文献1参照)。この画像読取装置は、白頁の判別結果に応じて、読み取った画像データを外部に転送するか否かを選択する。
具体的に、この画像読取装置では、原稿搬送路に別々の面を読み取るように2つの読取部が設けられている。画像読取装置は、原稿の両面画像を読み取る際、両面同時読み方式により、1回の搬送動作で表裏の原稿画像を得る。そして、画像読取装置は、表面および裏面の読み取り完了時、白頁であるか否かを識別し、その結果に応じて、読み取った画像データを外部に伝送するか、あるいは白頁であると識別された結果情報を外部に送るかを切り替える。
これにより、読み取られた原稿面が白頁であった場合、読み取り生産性を向上させることができる。しかし、読み取られた原稿面が白頁でなかった場合、以下のような問題があった。即ち、表面と裏面で読み取り位置が離れた画像読取装置であって、面順次転送方式により表面と裏面の画像転送が交互に行われる場合、後述するように、原稿面(裏面)が画像有りの頁であると、画像データの転送開始タイミングが遅れることになる。この結果、読み取り生産性が低下する。図21は従来の画像読み取りおよび画像データの転送を示すタイミングチャートである。上流側に位置する第1の読取部によって表面が読み取られた後、下流側に位置する第2の読取部によって読み取られる裏面に画像が有る場合、裏面の画像が読み取られた後、白頁の判定が行われるので、図中の期間aだけ、転送開始タイミングが遅れてしまう。
これに対し、読取部よりも上流側に白頁であるか否かを判定する白頁判定用センサを設け、原稿面の画像を読み取る前に白頁であるか否かを判断する画像読取装置が知られている(特許文献2参照)。この画像読取装置では、裏面の画像が読み取られる前に白頁の判定が行われるので、転送開始タイミングが早くなる。また、裏面に画像が無いと判断された場合、裏面の画像読み取りが行われない。これにより、読み取り生産性が向上する。
特開平11−146149号公報 特開2005−244756号公報
しかしながら、上記従来の画像読取装置では、白頁判定用センサが必要になるので、装置のコストが上がってしまう。また、白頁判定用センサを読取部よりも十分に上流側に設置する必要があるので、装置全体を小型化することが難しくなってしまう。
そこで、本発明は、低コスト化および小型化を図りつつ、裏面に白頁を含む原稿束を読み取る際、読み取り開始から読み取り完了までの時間を短縮することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段により搬送されている原稿の第1面を読み取って画像データを得る第1の読取手段と、前記原稿搬送手段により搬送されている原稿の第2面を読み取って画像データを得る第2の読取手段と、前記第2の読取手段により得られた前記第2面の画像データを格納する画像データ格納手段と、前記第1の読取手段により得られた前記第1面の画像データ、あるいは前記画像データ格納手段に格納された前記第2面の画像データを送出する画像送出手段と、前記第2の読取手段により得られた前記第2面の画像データを基に、前記第2面が白頁であるか否かを検出する白頁検出手段とを備え、前記画像送出手段は、前記第2の読取手段による前記第2面の読み取りが完了する前に、前記画像データ格納手段に格納された前記第2面の画像データの送出を開始し、前記白頁検出手段によって前記第2面が白頁であると検出された場合、前記画像データ格納手段に格納された前記第2面の画像データの送出を中断することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る画像読取装置によれば、第2の読取手段による第2面の読み取りが完了する前に、画像データ格納手段に格納された第2面の画像データの送出を先行して開始する。第2の読取手段で読み取られた第2面が白色であることが確定した時点で、第2面の画像データの送出を中断する。また、白色検知用センサ等の部品を設けなくても済む。従って、低コスト化および小型化を図りつつ、第2面に白頁を含む原稿束を読み取る際、読み取り開始から読み取り完了までの時間を短縮することができる。
このように、白頁であると判定された場合、白頁を判定しない方式に比べ、無駄なデータを転送しないので、読み取り生産性が向上する。また、白頁でなく画像が有ると判定された場合でも、画像の読み取り後に画像転送を開始する方式に比べて読み取り生産性が向上する。結果として、第2面に白頁を含む原稿が混載された原稿束を読み取る際、読み取り開始から読み取り完了までの時間を短縮することができる。また、ユーザの原稿読み取り要求に対し、原稿読み取り動作完了までの時間を短縮することができる。
請求項2に係る画像読取装置によれば、上流側の第1の読取手段で読み取られた第1面の画像データの送出が完了した時点で、画像データ格納手段に格納された第2面の画像データの送出を開始する。従って、画像データの送出に空き時間が生じることがなく、原稿読み取り動作完了までの時間を短縮することができる。
請求項3に係る画像読取装置によれば、画像データの送出が中断された直後、次の原稿の搬送が開始されるので、原稿の搬送における空き時間を短くすることができ、原稿読み取り動作完了までの時間を短縮することができる。請求項4に係る画像読取装置によれば、比較的簡単に白頁を検出することができる。
本発明の画像読取装置の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の画像読取装置はスキャナ装置に適用される。
図1は実施の形態における画像読取装置の内部構成を示す断面図である。画像読取装置1は、自動原稿搬送装置(ADF)100、リーダ部200およびコントローラ部400(図2参照)から構成される。
自動原稿搬送装置100は、少なくとも1枚以上のシートからなる原稿束Sを載置する原稿トレイ130、原稿の搬送開始前に原稿トレイ130から突出し、原稿束Sの下流への進出を規制する分離パッド121および給紙ローラ101を有する。
給紙ローラ101は、原稿トレイ130に載置された原稿束Sの原稿面に落下し、回転する。これにより、原稿束から最上面の原稿が給紙される。給紙ローラ101によって給送された原稿は、分離ローラ102と分離パッド121の作用によって1枚分離される。この分離は周知のリタード分離技術によって実現されている。分離ローラ102と分離パッド121によって分離された原稿は、搬送ローラ対103によってレジストローラ104に搬送され、レジストローラ104に突き当てられる。これにより、原稿はループ状に形成され、原稿の搬送における斜行が解消される。
レジストローラ104の下流側には、レジストローラ104を通過した原稿を流し読みガラス201の方向へ搬送する給紙パスが配置されている。給紙パスに送られた原稿は、大ローラ107および給送ローラ105により流し読みガラス201上に搬送される。
大ローラ107は流し読みガラス201に接触しており、このとき、原稿の表面画像はCCDセンサ208によって読み取り可能である。大ローラ107により給送された原稿は、搬送ローラ106を通過し、ローラ116と移動ガラス118の間を移動し、排紙フラッパ120および排紙ローラ108を介して原稿排紙トレイ131に排出される。このとき、原稿の裏面画像は裏面画像読取部117によって読み取り可能である。
一方、原稿を反転させて読み込みを行う場合、排紙ローラ108に原稿を噛ませた状態で、排紙ローラ108を逆転させ、排紙フラッパ120を切り替えることで、原稿は反転パス119に移動する。移動した原稿は、反転パス119からレジストローラ104に突き当てられ、再度、ループ状に形成されることで、原稿の搬送における斜行が解消する。その後、給送ローラ105および大ローラ107により、再び原稿を流し読みガラス201に移動させることで、原稿の裏面画像は流し読みガラス201で読み取り可能である。また、原稿トレイ130には、載置された原稿束の副走査方向にスライド自在なガイド規制板(図示せず)、およびこのガイド規制板に連動して原稿幅を検出する原稿幅検知センサ(図示せず)が設けられている。
この原稿幅検知センサとレジ前センサ111の組み合わせにより、原稿トレイ130に載置された原稿束の原稿サイズが判別可能となる。また、搬送パス内に設けられた原稿長検知センサ(図示せず)により、搬送中の原稿の先端検知から後端検知までの搬送距離から原稿長を検出することも可能である。そして、検知された原稿長と原稿幅検知センサの出力からも、原稿サイズが判別可能である。
リーダ部200は、原稿に記録された画像情報を光学的に読み取って光電変換を行い、その画像データを得るものである。リーダ部200は、流し読みガラス201、プラテンガラス202、スキャナユニット209、ミラー205、206、レンズ207、CCDセンサ208等を有する。スキャナユニット209には、ランプ203およびミラー204が設けられている。また、白板210は、シェーディングによる白レベルの基準データを作成するために使用される。
図2は画像読取装置のハードウェア構成を示す図である。自動原稿搬送装置(ADF)100には、中央演算処理装置(CPU)300、ROM301、RAM302、画像処理部309、出力ポートおよび入力ポートが設けられている。ROM301には、制御用プログラムが格納されている。RAM302には、入力データや作業用データが格納される。出力ポートには、各種搬送用のローラを駆動するモータ303、ランプ(LAMP)305、ソレノイド306およびクラッチ307が接続されている。入力ポートには、各種センサ304が接続されている。これらの各部は、CPU300のバス310に接続されている。
CPU300は、ROM301に格納された制御プログラムに従って、紙搬送を制御する。また、CPU300は、リーダ部200内の中央演算処理装置(CPU)と通信ライン351を介してシリアル通信を行い、リーダ部200との間で制御データの授受を行う。また、原稿の表面画像データの先端基準となる画先信号も通信ライン351を通してリーダ部200に通知される。
ランプ305および受光センサ(CIS)308は、図1の裏面画像読取部117内に設けられており、CIS308によって読み取られた画像データは画像処理部309に転送される。
リーダ部200では、CPU321、ROM322、RAM323、紙間補正部324、画像処理部325、モータドライブ部326、ランプ(LAMP)203、表面画像読取部であるCCDセンサ208および画像セレクタ330がバス345を介して接続されている。画像セレクタ330には、画像メモリ329(画像データ格納手段に相当)が接続されている。
CPU321はリーダ部200内の各部を制御する。ROM322には、CPU321によって実行されるプログラムが格納されている。RAM323はワークメモリとして使用される。
モータドライブ部326は、光学系の駆動モータを駆動させるドライバ回路である。紙間補正部324は紙間補正を行う。画像処理部325は、CCDセンサ208によって光電変換された画像信号に対し、各種の画像処理を行う。
画像メモリ部(画像データ格納手段)329には、自動原稿搬送装置100内の画像処理部309で処理された画像データが画像通信ライン354を通して保持される。画像セレクタ330は、画像処理部325を経由して送られてくる表面画像および画像メモリ329に蓄積された裏面画像のいずれかを選択する。選択された表面画像あるいは裏面画像は、コントローラIF部353を通してコントローラ部400に送信される(画像送出手段に相当)。
また、画像データの先端の基準となる画先信号は、CPU321によってタイミングが調整され、コントローラIF部353を通してコントローラ部400に通知される。ADF100から通信ライン351を経由して通知される画先信号も、同様にリーダ部200内のCPU321によってタイミングが調整され、コントローラIF部353を通してコントローラ部400に通知される。
コントローラ部400では、制御回路401、増幅回路402、補正回路403および画像メモリ404がバス451を介して接続されている。原稿画像を走査する過程で、読み取りの1ライン毎に、CCDセンサ208およびCIS308からアナログ画像信号が出力され、それぞれ画像処理部325、309を経由してコントローラ部400に送られる。これらの信号は、増幅回路402で増幅された後、補正回路403に送信される。そして、補正回路403は、画像信号に対して補正処理を行い、画像メモリ404に書き込む。このような処理は原稿の画像領域分行われ、原稿の読み取り画像が形成される。
なお、本実施形態では、自動原稿搬送装置100の裏面画像読取部には、CIS308が使用され、リーダ部200の表面画像読取部には、CCDセンサ208が使用されているが、画像読み取り用のセンサの種類は特に限定されない。
上記構成を有する画像読取装置の各種の動作を示す。
[原稿固定読みモード]
原稿読取モードとして、片面に印刷が行われた原稿(片面原稿)を読み取る際、スキャナユニット209を副走査方向に移動させて画像を読み取る原稿固定読みモードの動作を示す。図3、図4および図5は原稿固定読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。
リーダ部200に対し、画像読取開始が指示されると、スキャナユニット209は、シェーディング白板210の直下に移動し、主走査方向の白レベル基準および主走査方向の配光補正が行われる(図3参照)。そして、スキャナユニット209は、加速するのに十分な距離が確保されたホームポジションの位置に移動する(図4参照)。この後、スキャナユニット209は、図5の矢印bに示す方向(副走査方向)に移動し、原稿Sをランプ203で照射しながら、その反射光をCCDセンサ208で読み取る。
原稿Sの右端部まで読み取りが完了した後、ランプ203は消灯し、スキャナユニット209は移動し、元の状態に戻る(図3参照)。
[原稿流し読みモード]
原稿読取モードとして、原稿(片面および両面原稿)を読み取る際、スキャナユニット209を固定し、原稿を移動させることで、画像を読み取る原稿流し読みモードの動作を示す。図6、図7、図8、図9、図10、図11および図12は原稿流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。
自動原稿搬送装置100に対し、原稿の給送開始が指示されると、スキャナユニット209はシェーディング白板210の直下に移動し、シェーディング動作が行われる。このシェーディング白板210を用いたシェーディング動作と同時に、裏面画像読取部117の移動ガラス(図示せず)の白基準板を用いたシェーディング動作が行われる。
そして、給紙ローラ101が原稿上面に落下し、分離ローラ102および搬送ローラ対103の作用により、原稿束からその最上面にある1枚の原稿だけが分離され、レジストローラ104まで給送される。このとき、スキャナユニット209は、R点の直下に移動する(図7参照)。
レジストローラ104が回転すると、原稿は給紙パスを経由して流し読みガラス201上に導かれる(図8参照)。原稿は図中R点を所定の速度で搬送され、原稿の画像はR点の下部で待機しているスキャナユニット209およびCCDセンサ208によって読み取られる。このとき、原稿の先端がR点を通過するタイミングで、読取開始信号がリーダ部200内のCPU321に通知される。
両面同時読みモードの場合、スキャナユニット209およびCCDセンサ208によって、原稿の表面を読み取っている最中、裏面画像読取部117で原稿の裏面画像が読み取られる(図9、図10)。裏面画像読取部117によって原稿の裏面の画像が後端まで読み取られると(図11参照)、読み取られた原稿は、そのまま図中の右方向に搬送され、排紙ローラ108から自動原稿搬送装置100の機外に排出される。
また、R点でN枚目の原稿が読み取られている間、原稿の後端が搬送ローラ対103を通過すると、原稿トレイ130に載置されている原稿束から(N+1)枚目の原稿の給送が開始される。この原稿は、同様に流し読みガラス201に搬送され、原稿の画像読取動作が行われる。原稿がレジストローラ104に突き当てられた状態で、レジストローラ104の起動タイミングを変更することにより、R点で読み取り中の前原稿との間隔が適時調整され、流し読みガラス201には、所定の間隔で原稿が搬送される。
原稿の読み込みおよび排紙が全て完了すると、スキャナユニット209を図中矢印bの方向に移動させる。
[原稿反転流し読みモード]
原稿読取モードとして、原稿を読み取る際、原稿の表裏を反転させて画像を読み取る原稿反転流し読みモードの動作を示す。図13、図14、図15、図16、図17および図18は原稿反転流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニットの状態を示す断面図である。原稿反転流し読みモードでは、N枚目の原稿を読み込んでいる最中に、(N+1)枚目の原稿の給送は行われず、かつ裏面画像読取部は使用されない。
表面画像を読み取る動作は、前述した原稿流し読みモードと同じである。原稿反転流し読みモードでは、表面画像が読み取られた原稿を、機外に排出させずに、排紙部(排紙ローラ8)に噛ませた状態で停止させる(図13参照)。この状態から、排紙ローラ108を排紙とは逆の方向に回転させることにより、図中矢印cの方向に原稿を移動させる。このとき、原稿の後端がセンサ113で検知されると、排紙ローラ108は停止する。
原稿の裏面がR点で読み取られながら、原稿を搬送し(図15参照)、その後、排紙ローラ108に再度原稿を噛ませた状態で停止させる(図16参照)。さらに、排紙ローラ108を逆転させ、図中矢印dの方向に原稿を移動させ、原稿の表裏を反転させる(図17参照)。原稿を反転させた後、原稿トレイに載置された原稿束から次の原稿の分離を開始する(図18参照)。
[白頁判定処理]
白頁判定処理では、画像処理部309は、CIS308によって読み取られた画像のうち、白色と判定される白色画素数を計数し、画像全体の総画素数とこの計数された白色画素数とから、白色画素の割合を計算する。CPU300は、画像処理部309によって計算された結果、白色画素の割合を読み出し、予めROM301に格納されている設定値(本実施形態では、99%)と比較する。CPU300は、予め設定された設定値よりも白色画素の割合が大きい場合、その画像が読み取られた裏面は白頁であると判断する。このように、比較的簡単に白頁を検出することができる。
なお、前述した白頁判定処理はあくまで一例である。例えば、画像データをJPEG圧縮し、その圧縮サイズが閾値以下であるか否かによっても、白頁を検出することが可能である。このように、周知の種々の白頁検出方法を用いることができる。
また、本実施形態では、原稿として使用される下地が白色である場合を示したが、下地に色が着いている場合、例えば、白頁であると判定する際の濃度の閾値を調整することにより、下地に色が着いている場合も同様に白頁であるとして白頁判定処理が可能である。さらには、下地に模様が着いている場合も、原稿に画像が有る状態と無い状態を比較することで、同様に白頁であるとして白頁判定処理が可能である。
[両面同時読みモードの画像読取処理]
図19は両面同時読みモードにおける画像読み取り動作手順を示すフローチャートである。この処理は、リーダ部200内のCPU321およびADF100内のCPU300がそれぞれROM322およびROM301に格納されたプログラムを連携して実行することにより、行われる。画像読取装置1は、両面同時読みモードの開始指示を受けると、両面同時読みモードでジョブを開始する。
まず、画像読取装置1は、原稿トレイ130に載置された原稿を表面読取位置まで搬送する(ステップS1)。画像読取装置1は、原稿の先端が表面読取位置に到達するまで待つ(ステップS2)。原稿の先端が表面読取位置に到達すると、画像読取装置1は、第1読取部であるCCDセンサ208による画像読み取りを開始すると同時に、表面画像データの転送(送出)を開始する(ステップS3)。この表面画像データの転送に際し、画像読取装置1は、画像セレクタ330を、画像処理部325からの入力をコントローラIF部353に転送(送出)するように、設定する。
表面画像データの転送を開始した後、画像読取装置1は、原稿を等速度で搬送しながら、原稿の先端が裏面読取位置に到達するまで待つ(ステップS4)。原稿の先端が裏面読取位置に到達すると、画像読取装置1は、第2読取部であるCIS308による画像読み取りを開始すると同時に、裏面画像データの画像メモリ329への格納を開始する(ステップS5)。
そして、画像読取装置1は、原稿の後端が表面読取位置を通過するまで、即ち、表面画像データの転送が終了するまで待つ(ステップS6)。ここで、本実施形態の画像読取装置の構成では、第1読取部であるCCDセンサ208と第2読取部であるCIS308とが離れた位置にあるので、表面画像データ転送終了時点では、裏面画像は未だ読み取り中である。従って、この時点では、裏面画像の全領域で白頁であるか否かは判定できないが、画像読取装置1は裏面画像データの転送を先行して開始させる(ステップS7)。この裏面画像データの転送に際し、画像読取装置1は、画像セレクタ330を、画像メモリ329からの入力をコントローラIF部353に転送(送出)するように設定し、裏面画像データの転送(送出)を開始させる。
そして、画像読取装置1は、原稿の後端が裏面読取位置を通過するまで待つ(ステップS8)。原稿の後端が裏面読取位置を通過した時点で、画像読取装置1は、白頁判定処理を行い、裏面画像の全領域で白頁であるか否かを判定する(ステップS9)。裏面画像の全領域で白頁でなかった場合、画像読取装置1は、裏面画像データの転送が完了するまで待つ(ステップS10)。
画像読取装置1は、裏面画像データの転送が完了すると、次に読み取る原稿が残っているか、つまり原稿トレイ130に載置されている原稿があるか否かを判別する(ステップS11)。次に読み取る原稿が残っている場合、ステップS1の処理に戻り、画像読取装置1は、次の原稿を搬送し、表面の画像読み取りを開始する。一方、ステップS11で次に読み取る原稿が残っていない場合、全ての原稿を読み取ったとして、画像読取装置1は、本動作を終了する。
また一方、ステップS9で、裏面画像の全領域で白頁であると判定された場合、画像読取装置1は、裏面画像データの転送を中断する(ステップS12)。これにより、画像データの受け側であるコントローラ部400は、現在受信中のページの画像データが無効なデータであったと判断し、その画像データを画像メモリ404から破棄する。画像データの転送を中断した後、画像読取装置1は、ステップS11で、次に読み取る原稿が残っているか否かを判断し、残っている場合、ステップS1の処理に戻り、次の原稿を搬送して表面の画像読み取りを開始する。一方、残っていない場合、画像読取装置1は、全ての原稿を読み取ったとして、画像読み取り動作を終了する。
[画像読取および画像転送のタイミング]
図20は画像読み取りおよび画像データの転送を示すタイミングチャートである。ここでは、1枚目の原稿の表面が画像有り頁、裏面が白頁であり、2枚目の原稿の表裏ともに画像有り頁である場合を示す。両面同時読みモードで原稿を読み取る際、1枚目の表面の画像データの転送が終了した時点で、1枚目の裏面の画像読み取りは完了していないが、先行して画像データの転送を開始させておく。1枚目の裏面の画像読み取りが完了した時点で、白頁であると判定された場合、画像データの転送を中断し、2枚目の原稿搬送を開始する。同様に、2枚目の表面の画像データの転送が完了した時点で、2枚目の裏面の画像読み取りが完了していないが、先行して画像データの転送を開始させておく。2枚目の裏面の画像読み取りが完了した時点で、白頁でないと判定された場合、画像データの転送を中断せず、画像データの転送完了まで継続する。
このように、本実施形態の画像読取装置によれば、裏面の画像データを転送できる状態になった時点で先行して画像データを転送しておき、裏面が白頁であることが確定した時点で画像データの転送を中断する。従って、白色検知用センサ等の部品を設けなくても済み、低コスト化および小型化を図りつつ、裏面に白頁を含む原稿束を読み取る際、読み取り開始から読み取り完了までの時間を短縮することができる。
また、裏面が白頁であると判定された場合、白頁を判定しない方式に比べ、無駄なデータを転送しないので、読み取り生産性が向上する。また、白頁でなく裏面に画像が有ると判定された場合でも、画像の読み取り後に画像データの転送を開始する方式に比べて読み取り生産性が向上する。このように、裏面が白頁あるいは画像有りである原稿が混載された原稿束であっても、ユーザの原稿読み取り要求に対し、原稿読み取り動作完了までの時間を短縮することができる。
また、上流側のCCDセンサ208で読み取られた画像データの出力が完了した時点で、画像メモリ329に格納された画像データの転送を開始するので、画像データの転送に空き時間が生じることがなく、原稿読み取り動作完了までの時間を短縮することができる。また、画像データの転送が中断された直後、次の原稿の搬送が開始されるので、原稿の搬送における空き時間を短くすることができ、原稿読み取り動作完了までの時間を短縮することができる。また、表面に比べて白頁が多いと予想される裏面の画像データの出力を中断することで、読み取り生産性を向上できる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、第1の読取手段として、上流側に設けられたCCDセンサ208により原稿の表面が読み取られ、第2の読取手段として、下流側に設けられたCIS308により原稿の裏面が読み取られたが、本発明はこの構成に限定されない。原稿の表面を読み取る第1の読取手段が下流側に設けられ、原稿の裏面を読み取る第2の読取手段が上流側に設けられた構成であってもよく、本発明は同様に適用可能である。この場合、第1の読取手段で得られた画像データが画像メモリに格納された後、コントローラ部に転送され、第2の読取手段で得られた画像データがそのままコントローラ部に転送されることになる。即ち、第1の読取手段および第2の読取手段のいずれか一方で得られた画像データを画像メモリに格納し、この画像メモリに格納された画像データを転送する。また、第1の読取手段および第2の読取手段のうち他方で得られた画像データをそのままコントローラ部に転送する。本発明はこのような構成を採用可能である。
また、原稿としては、紙媒体に限らず、OHPシートなど、種々のものを用いることができる。また、本発明の画像読取装置は、スキャナ装置、ファクシミリ装置、複写装置等に適用可能である。
実施の形態における画像読取装置の内部構成を示す断面図である。 画像読取装置のハードウェア構成を示す図である。 原稿固定読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿固定読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿固定読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニット209の状態を示す断面図である。 原稿反転流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニットの状態を示す断面図である。 原稿反転流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニットの状態を示す断面図である。 原稿反転流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニットの状態を示す断面図である。 原稿反転流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニットの状態を示す断面図である。 原稿反転流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニットの状態を示す断面図である。 原稿反転流し読みモードで原稿を読み取る際のスキャナユニットの状態を示す断面図である。 両面同時読みモードにおける画像読み取り動作手順を示すフローチャートである。 画像読み取りおよび画像データの転送を示すタイミングチャートである。 従来の画像読み取りおよび画像データの転送を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 画像読取装置
100 自動原稿搬送装置(ADF)
200 リーダ部
208 CCDセンサ
300、321 CPU
308 CIS
329 画像メモリ

Claims (4)

  1. 原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送されている原稿の第1面を読み取って画像データを得る第1の読取手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送されている原稿の第2面を読み取って画像データを得る第2の読取手段と、
    前記第2の読取手段により得られた前記第2面の画像データを格納する画像データ格納手段と、
    前記第1の読取手段により得られた前記第1面の画像データ、あるいは前記画像データ格納手段に格納された前記第2面の画像データを送出する画像送出手段と、
    前記第2の読取手段により得られた前記第2面の画像データを基に、前記第2面が白頁であるか否かを検出する白頁検出手段とを備え、
    前記画像送出手段は、前記第2の読取手段による前記第2面の読み取りが完了する前に、前記画像データ格納手段に格納された前記第2面の画像データの送出を開始し、前記白頁検出手段によって前記第2面が白頁であると検出された場合、前記画像データ格納手段に格納された前記第2面の画像データの送出を中断することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第1の読取手段は、前記第2の読取手段よりも上流に設けられ、
    前記画像送出手段は、前記第1の読取手段により得られた前記第1面の画像データの送出が完了した時点で、前記画像データ格納手段に格納された前記第2面の画像データの送出を開始することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿搬送手段は、前記第2面の画像データの送出が中断された後、次の原稿を搬送し、
    前記第1および第2読取手段は、それぞれ前記原稿搬送手段により搬送された次の原稿の第1面および第2面の読み取りを開始することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記白頁検出手段は、前記第2の読取手段により得られた前記第2面の画像データのうち、白色と判定される白色画素数を計数し、前記画像データの総画素数に対する前記白色画素数の割合を計算し、前記割合が設定値より大きい場合、前記第2の読取手段により得られた前記第2面は白頁であると検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011010198A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置
WO2023248857A1 (ja) * 2022-06-21 2023-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置

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