図1〜図25は、本発明の自動原稿搬送装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の自動原稿搬送装置の一実施例を適用した自動原稿搬送装置1の正面概略構成図である。
図1において、自動原稿搬送装置1は、筐体2内に、呼出・分離部10、給紙部20、搬送部30、反転・排紙部40及びスイッチバック部50等が配設されており、筐体2の下部に、自動原稿搬送装置1の適用される電子写真方式の複写装置等の画像読取装置(本体装置)60のコンタクトガラス61が設けられている。また、自動原稿搬送装置1は、筐体2の上部に排紙トレイ3が形成され、排紙トレイ3の上方に原稿台4が設けられている。
画像読取装置60の画像読取部は、コンタクトガラス61上の原稿読取位置に搬送されてきた原稿に図示しない光源から読取光を照射して、原稿で反射された原稿の画情報を含む反射光を光電変換素子で光電変換することで、原稿の画像を読み取る。
原稿台4上には、読取対象の原稿がセットされ、原稿台4には、当該セットされた原稿の幅を検出する原稿幅検知センサ5が設けられている。
呼出・分離部10は、呼出コロ11と分離コロ12等を備えており、呼出コロ11を図示しない呼出モータで回転駆動することで、原稿台4上にセットされた原稿を呼び出して、分離コロ12で、原稿を1枚のみ分離する。上記原稿幅検知センサ5は、この分離された原稿の主走査幅を検出する。
給紙部20は、プルアウトセンサ21、給紙ローラ22及びレジストセンサ23等を備えており、給紙ローラ22を図示しない給紙モータで回転駆動することで、呼出・分離部10から送り出されてきた原稿を、搬送部30に給紙する。給紙部20は、上記原稿の給紙時に、原稿の先端をレジストセンサ23で検知した後、原稿の後端部をプルアウトセンサ21で検知し、その間に駆動した給紙モータの回転量、例えば、ステップ数で、原稿の副走査長を算出する。
自動原稿搬送装置1は、給紙部20の算出した原稿の副走査長と上記原稿幅検知センサ5の検知した原稿の主走査長から原稿サイズを算出して、本体側の画像読取装置60の本体制御部62(図2参照)に通知する。
給紙部20は、レジストセンサ23が原稿の後端部を検出すると、レジストセンサ23から画像読取装置60の画像読取部による走査開始位置であるスキャンラインSLまでの距離に相当する給紙モータの回転駆動量、例えば、ステップ数のカウントを行った後、給紙モータを停止させる。
搬送部30は、搬送ベルト31、搬送ローラ32及び複数のローラ33等を備えており、原稿後端部がスキャンラインSLにセットされた状態で、画像読取装置60の画像読取部がコンタクトガラス61上の原稿の画像を読み取ると、搬送ローラ32を図示しない搬送モータが回転駆動させて、搬送ローラ32及び複数のローラ33に張り渡されてコンタクトガラス61上を覆う状態で配設されている搬送ベルト31を反時計方向に回転させて原稿を反転・排紙部40に搬送する。
反転・排紙部(排出部、反転部)40は、排紙入口センサ41、反転ローラ42、反転切換爪43、排紙出口センサ44及び排紙ローラ45等を備えており、搬送ベルト31により原稿が搬送されてくると、同時に、反転ローラ42を図示しない排紙モータで回転駆動させて、排紙入口センサ41に到達した原稿を、反転切換爪43方向に搬送する。
反転・排紙部40は、反転動作を行う場合には、反転切換爪43を図示しない反転ソレノイドで反転経路46側、すなわち、排紙ローラ45方向への通路を閉じる方向に駆動して、原稿を反転ローラ42の周囲に沿って反転経路46上を搬送させる。
自動原稿搬送装置1は、反転・排紙部40により反転経路46に入った原稿の先端部が排紙入口センサ41に到達すると、反転・排紙部40にさらに原稿を一定量だけ搬送させた後、搬送部30の搬送モータを逆転させて、搬送ベルト31を時計方向に逆転させ、反転経路46から抜けて、再び、逆転する搬送ベルト31部分にさしかかった原稿をスキャンラインSL方向にコンタクトガラス61上を搬送する。
自動原稿搬送装置1は、原稿をスキャンラインSL方向に搬送して、当該スキャンラインSL側の原稿先端がスキャンラインSLに到達すると、搬送モータを停止させて、搬送ベルト31による原稿の逆送搬送を停止する。
原稿後端部がスキャンラインSLにセットされた状態で、画像読取装置60の画像読取部がコンタクトガラス61上の原稿の画像を読み取ると、自動原稿搬送装置1は、搬送モータを正転させて、搬送ベルト31を反時計方向に回転させて原稿を反転・排紙部40に搬送する。
反転・排紙部40は、搬送ベルト31により原稿が搬送されてくると、同時に、反転ローラ42を図示しない排紙モータで回転駆動させて、排紙入口センサ41に到達した原稿を、反転切換爪43方向に搬送する。
反転・排紙部40は、原稿を排紙する場合には、反転切換爪43を図示しない反転ソレノイドで排紙経路47側、すなわち、排紙ローラ45方向への通路を開く方向に駆動して、原稿を排紙出口センサ44を通過させて排紙ローラ45へと搬送させ、排紙ローラ45が、原稿を排紙トレイ3上に排出させる。このとき、反転・排紙部40は、原稿の後端部が排紙出口センサ44を通過してから原稿の副走査長分(長さ分)だけカウントして、排紙モータを回転駆動させて排紙ローラ45で原稿を搬送することで、原稿の排紙トレイ3上への排出を行う。
スイッチバック部50は、スイッチバック切換爪51、スイッチバックセンサ52及びスイッチバック経路53等を備えており、スイッチバック経路53への原稿の進入時には、スイッチバック切換爪51に接続されたスイッチバックソレノイド(図示略)を切り換えることで、スイッチバック切換爪51を下げて、スイッチバック経路53への進入側に切り換える。この状態で、搬送部30から反転・排紙部40に搬送されてきた原稿が、排紙モータにより回転駆動される反転ローラ42によりスイッチバック経路53内に送り込まれ、その後、排紙モータの回転方向が切り換えられるとともに、スイッチバックソレノイドを切り換えて、スイッチバック切換爪51を上げてスイッチバック経路53内からの後退側に切り換え、原稿をスイッチバック経路53から排紙経路47に排出する。この排紙経路47に排出した原稿を排紙ローラ45で排紙トレイ3上に排出する。このスイッチバック動作時のスイッチバック経路53内での原稿の滞留ジャムの有無をスイッチバックセンサ52で検出する。
上記自動原稿搬送装置1は、図2に示すように、回路ブロック構成されており、CPU(Central Processing Unit )101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、エンジンI/O104、本体I/F105、各種デバイス106及び各種センサ107等を備えていて、CPU101、ROM102、RAM103、エンジンI/O104及び本体I/F105は、バス108で接続されている。
各種デバイス106は、上記呼出モータ、給紙モータ、搬送モータ、排紙モータ、給紙モータの駆動を接続/切断する給紙クラッチ、排紙モータの駆動を接続/切断する排紙クラッチ、反転ソレノイド等を総称したものであり、各種センサ107は、上記原稿幅検知センサ5、プルアウトセンサ21、レジストセンサ23、排紙入口センサ41、排紙出口センサ44等を総称したものである。
そして、本体I/F105には、本体側の画像読取装置(本体装置)60の本体制御部(本体制御手段)62が接続されており、本体I/F105は、バス108を介して、本体制御部62との間でデータを双方向に通信して、本体制御部62から自動原稿搬送装置1へのデータ受信や自動原稿搬送装置1から本体制御部62へのデータの送信を行う。特に、オペレータの操作に応じて、本体制御部62から自動原稿搬送装置1に、片面原稿の給紙開始指示、両面原稿の給紙開始指示、スキップ排紙指示等のデータが出力され、自動原稿搬送装置1から本体制御部62へは、原稿停止の情報と残紙情報及び自動原稿搬送装置1の各部のカバー状態情報、原稿ジャム情報等のコマンドが出力される。
エンジンI/O104に上記プルアウトセンサ21から排紙クラッチまでの各部が接続されていて、エンジンI/O104は、バス108を介して、これら各部とCPU101との間で情報の授受を行う。
自動原稿搬送装置1は、CPU101がROM102内のプログラムに基づいてRAM103をワークメモリとして利用しつつ自動原稿搬送装置1の各部を制御して、自動原稿搬送装置1としての処理を行うとともに、後述する原稿搬送制御処理を実行する。
CPU101は、プルアウトセンサ21の検知結果に基づいて、呼出・分離部10での分離ジャム原稿の監視と原稿給紙の待機位置の基準を判定し、レジストセンサ23の検出結果に基づいて、給紙部20での給紙ジャム原稿の監視と原稿の副走査長の判定及びスキャンラインSLまでの原稿搬送位置のカウントを行う。また、CPU101は、排紙入口センサ41の検出結果に基づいて、反転・排紙部40での滞留ジャム原稿の監視と反転タイミングのカウントを行い、排紙出口センサ44の検出結果に基づいて、排紙ジャム原稿の監視と排紙タイミングのカウントを行う。
そして、これらの原稿幅検知センサ5、プルアウトセンサ21、レジストセンサ23、排紙入口センサ41、排紙出口センサ44等の各種センサ107は、例えば、原稿搬送経路上に設けられたフォトセンサであり、原稿の有無を白から黒のアナログレベルの信号を2値データに変換したデジタル信号をエンジンI/O104を介してCPU101に出力して、CPU101が、ROM102内のプログラムに基づいて原稿の有無を決定して、結果をRAM103に格納する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の自動原稿搬送装置1は、スキップ排紙を行う場合に、原稿面を揃えて排紙する。
そして、スキップ排紙を行うのにも、原稿がどの位置にあるかによって、排紙動作が異なる。
以下、原稿が片面原稿であるか、両面原稿であるかの原稿種類による排紙動作の相違と原稿の停止位置による排紙動作の相違について説明する。
図3〜図6は、原稿が片面原稿であり、1枚目の原稿G1が、コンタクトガラス61上のスキャンラインSLに停止している状態で、中断状態となり、本体制御部62から中断指示を受信した場合のスキップ排紙処理を示している。なお、図3〜図6において、図3に原稿Gの画像面を明示して示すように、図3では、1枚目の原稿G1がその画像面をコンタクトガラス61側に向けてスキャンラインSLに停止し、2枚目の原稿G2が先出し位置に停止して、3枚目以降の原稿G3〜G5が原稿トレイ4上に画像面を上向きにして載置されている。
この状態で本体制御部62から中断指示を受信すると、CPU101は、図4に示すように、まず、1枚目の原稿G1を一旦スイッチバック経路53に搬送した後、排紙を行う。次に、CPU101は、2枚目の原稿G2を、1枚目の原稿G1と同様に、図5に示すように、一旦スイッチバック経路53に搬送した後、図6に示すように、排紙して、スキップ排紙を完了する。
したがって、スキップ排紙された1枚目の原稿G1と2枚目の原稿G2は、1枚目の原稿G1と2枚目の原稿G2の順で、原稿面を下向きにした状態で排紙トレイ3上に重ねられて排紙されており、ページ順序に対する原稿G1、G2の表裏は、原稿トレイ4上にセットされたときと同じ状態となっている。
次に、図7〜図11は、原稿が両面原稿であり、1枚目の原稿G1がコンタクトガラス61上のスキャンラインSLに第1画像面(先に画像読み取りの行われる面)をコンタクトガラス61側に向けて停止している状態で、中断状態となり、本体制御部62から中断指示を受信した場合のスキップ排紙処理を示している。なお、図7〜図11において、図7に原稿Gの画像面を明示して示すように、図7では、1枚目の原稿G1がその第1画像面をコンタクトガラス61側に向けてスキャンラインSLに停止し、2枚目の原稿G2が先出し位置に停止して、3枚目以降の原稿G3〜G5が原稿トレイ4上に第1画像面を上向きにして載置されている。
この状態で本体制御部62から中断指示を受信すると、CPU101は、図8に示すように、まず、1枚目の原稿G1を反転・排紙部40で反転させて、図9に示すように、再度、コンタクトガラス61上のスキャンラインSLに停止させる。このとき、1枚目の原稿G1は、その第2画像面がコンタクトガラス61に面した状態となっている。次に、CPU101は、図10に示すように、1枚目の原稿G1の排紙を行い、2枚目の原稿G2を、一旦スイッチバック経路53に搬送する。その後、CPU101は、2枚目の原稿G2を、図11に示すように、排紙して、スキップ排紙を完了する。
したがって、スキップ排紙された1枚目の原稿G1と2枚目の原稿G2は、1枚目の原稿G1と2枚目の原稿G2の順で、第1画像面を下向きにした状態で排紙トレイ3上に重ねられて排紙されており、ページ順序に対する原稿G1、G2の表裏は、原稿トレイ4上にセットされたときと同じ状態となっている。
次に、図12〜図15は、原稿が両面原稿であり、1枚目の原稿G1が第1画像面の読取完了後に反転を行ってコンタクトガラス61上のスキャンラインSLに第2画像面をコンタクトガラス61側に向けて停止している状態で、中断状態となり、本体制御部62から中断指示を受信した場合のスキップ排紙処理を示している。なお、図12〜図15において、図12に原稿Gの画像面を明示して示すように、図12では、1枚目の原稿G1がその第2画像面をコンタクトガラス61側に向けてスキャンラインSLに停止し、2枚目の原稿G2が先出し位置に停止して、3枚目以降の原稿G3〜G5が原稿トレイ4上に第1画像面を上向きにして載置されている。
この状態で本体制御部62から中断指示を受信すると、CPU101は、図13に示すように、まず、1枚目の原稿G1を反転・排紙部40でそのまま排紙トレイ3上に排出し、次に、2枚目の原稿G2を、図14に示すように、一旦スイッチバック経路53に搬送する。その後、CPU101は、2枚目の原稿G2を、図15に示すように、排紙して、スキップ排紙を完了する。
したがって、スキップ排紙された1枚目の原稿G1と2枚目の原稿G2は、1枚目の原稿G1と2枚目の原稿G2の順で、第1画像面を下向きにした状態で排紙トレイ3上に重ねられて排紙されており、ページ順序に対する原稿G1、G2の表裏は、原稿トレイ4上にセットされたときと同じ状態となっている。
次に、図16〜図21は、原稿が両面原稿であり、1枚目の原稿G1が第1画像面の読取完了後に反転を行ってコンタクトガラス61上のスキャンラインSLに第2画像面をコンタクトガラス61側に向けて停止して当該第2画面の読取を終了し、2枚目の原稿G2の給紙とともに、1枚目の原稿G1を排紙方向に移動させて、2枚目の原稿G2を第1画像面をコンタクトガラス61側にしてスキャンラインSLに停止させるとともに、1枚目の原稿G1を2枚目の原稿G2と所定間隔空けてコンタクトガラス61上に並置させて停止している状態で、中断状態となり、本体制御部62から中断指示を受信した場合のスキップ排紙処理を示している。なお、図16〜図21において、図16に原稿Gの画像面を明示して示すように、図16では、1枚目の原稿G1がその第2画像面をコンタクトガラス61側に向けて排紙側に停止し、2枚目の原稿G2がその第1画像面をコンタクトガラス61側に向けてスキャンラインSLに停止し、3枚目の原稿G3が先出し位置に停止して、4枚目以降の原稿G4〜G6が原稿トレイ4上に第1画像面を上向きにして載置されている。
この状態で本体制御部62から中断指示を受信すると、CPU101は、図17に示すように、まず、1枚目の原稿G1を反転・排紙部40で排紙トレイ3上に排紙し、2枚目の原稿G2を反転・排紙部40で反転させて、図18に示すように、再度、コンタクトガラス61上のスキャンラインSLに停止させる。このとき、2枚目の原稿G2は、その第2画像面がコンタクトガラス61に面した状態となっている。次に、CPU101は、図19に示すように、2枚目の原稿G2の排紙を行い、3枚目の原稿G3を、図20に示すように、一旦スイッチバック経路53に搬送する。その後、CPU101は、3枚目の原稿G3を、図21に示すように、排紙して、スキップ排紙を完了する。
したがって、スキップ排紙された1枚目の原稿G1、2枚目の原稿G2及び3枚目の原稿G3は、1枚目の原稿G1、2枚目の原稿G2、3枚目の原稿G3の順で、第1画像面を下向きにした状態で排紙トレイ3上に重ねられて排紙されており、ページ順序に対する原稿G1、G2、G3の表裏は、原稿トレイ4上にセットされたときと同じ状態となっている。
そして、自動原稿搬送装置1は、上記スキップ排紙動作において、排紙処理、反転処理及びスイッチバック処理を行う。次に、これらの各処理について、図22〜図24に基づいて、説明する。
まず、排紙処理について、図22に基づいて説明する。排紙処理では、図22に示すように、CPU101は、メインプログラムから排紙処理がコールされると、スイッチバック部50からの排紙であるか、搬送部30からの排紙であるかを判定し(ステップS101)、スイッチバック部50からの排紙でないときには、スイッチバックソレノイドを切り換えて、スイッチバック切換爪(図22では、スイッチバック爪と表示)51を下げて、搬送部30から排紙経路47への経路に切り換え(ステップS102)、反転ソレノイドを切り換えて、反転切換爪(図22では、反転爪と表示)43を下げて、排紙経路47への経路に切り換える(ステップS103)。
ステップS101で、スイッチバック部50からの排紙であるときには、CPU1010は、スイッチバックソレノイドを切り換えて、スイッチバック切換爪51を上げて、スイッチバック経路53から排紙経路47への経路に切り換え(ステップS104)、反転ソレノイドを切り換えて、反転切換爪(図22では、反転爪と表示)43を下げて、排紙経路47への経路に切り換える(ステップS103)。
次に、CPU101は、搬送モータ及び排紙モータが停止しているときには、これらのモータのスルーアップから定常回転の駆動を開始し、既に動作状態にあるときには、定常回転の駆動を継続し(ステップS105)、コンタクトガラス61上に複数枚の原稿があるか、すなわち、同時搬送中の原稿があるかチェックする(ステップS106)。
ステップS106で、同時搬送中の原稿があるときには、CPU101は、搬送モータの駆動により、次原稿も同時に搬送されるが、次原稿のみスイッチバック部50に搬送する場合を考慮して、排紙処理を終了する。
ステップS106で、同時搬送中の原稿がないときには、CPU101は、排紙出口センサ44で原稿の監視を行って、排紙出口センサ44がオフすると、すなわち、原稿後端が排紙出口センサ44の位置を抜けると(ステップS107)、排紙完了位置まで搬送を行い(ステップS108)、搬送モータと排紙モータのスルーダウンを行った後、停止して排紙動作処理を終了する(ステップS109)。
次に、反転処理について、図23に基づいて説明する。反転処理では、図23に示すように、CPU101は、メインプログラムから反転処理がコールされると、反転ソレノイドを切り換えて、反転切換爪(図23では、反転爪と表示)43を上げ(ステップS201)、スイッチバックソレノイドの切り換えによってスイッチバック切換爪(図23では、スイッチバック爪と表示)51を上げて、搬送部30から反転経路46への経路に切り換える(ステップS202)。
次に、CPU101は、搬送モータ及び排紙モータが停止状態のときには、これらのモータをスルーアップから定常回転まで回転駆動し、既に搬送モータと排紙モータが動作状態にあるときには、定常回転の駆動を継続し(ステップS203)、排紙入口センサ41がオフ(OFF)するか、すなわち、原稿後端が排紙入口センサ41を通過するか監視する(ステップS204)。
排紙入口センサ41がオフすると、すなわち、原稿後端が排紙入口センサ41を通過すると、CPU101は、搬送モータのみ逆方向の駆動を開始させ(ステップS205)、反転した原稿を再びコンタクトガラス61上の読取位置であるスキャンラインSLへ搬送して、スキャンライン(読取停止位置)SLまでモータステップ数のカウントを行って搬送する(ステップS206)。
CPU101は、原稿を読取停止位置であるスキャンラインSLまで搬送すると、スキャンラインSLで、搬送モータ及び排紙モータのスルーダウンを行った後、停止させて反転処理を終了する(ステップS207)。
次に、スイッチバック処理について、図24に基づいて説明する。スイッチバック処理では、図24に示すように、CPU101は、メインプログラムからスイッチバック処理がコールされると、反転ソレノイドを切り換えて、反転切換爪(図24では、反転爪と表示)43を下げ(ステップS301)、スイッチバックソレノイドの切り換えによってスイッチバック切換爪(図24では、スイッチバック爪と表示)51を下げて、搬送部30からスイッチバック経路53への経路に切り換える(ステップS302)。
次に、CPU101は、搬送モータ及び排紙モータが停止状態のときには、これらのモータをスルーアップから定常回転まで回転駆動し、既に搬送モータと排紙モータが動作状態にあるときには、定常回転の駆動を継続し(ステップS303)、排紙入口センサ41がオフ(OFF)するか、すなわち、原稿後端が排紙入口センサ41を通過するか監視する(ステップS304)。
排紙入口センサ41がオフすると、すなわち、原稿後端が排紙入口センサ41を通過すると、CPU101は、スイッチバック切り返し位置までモータステップ数のカウントを行いながら搬送し(ステップS305)、スイッチバック切り返し位置でスイッチバックソレノイドの切り換えを行って、スイッチバック切換爪51を上げて、スイッチバック経路53から排紙経路47への経路に切り換えるとともに(ステップS306)、排紙モータを逆方向に駆動を開始して、スイッチバックした原稿を排紙経路47へと搬送する(ステップS307)。
そして、本体制御部62からスキップ排紙が指示されると、CPU101は、図25に示すように、メインプログラムであるスキップ排紙処理を行う。すなわち、CPU101は、本体制御部62からスキップ排紙が指示されると、図25に示すように、原稿の搬送モードが、片面原稿搬送モードであるか、両面原稿搬送モードであるか判定し(ステップS401)、片面原稿搬送モード、すなわち、図3〜図6に示した片面原稿スキップ排紙処理であると、まず、図24に示したスイッチバック処理を実行する(ステップS402)。
CPU101は、スイッチバック処理を実行すると、図22に示した排紙処理を実行し(ステップS403)、先出し原稿を含めて原稿搬送経路上の全ての原稿の排紙が終了したか判断する(ステップS404)。
ステップS404で、全ての原稿の排紙が完了していないときには、CPU101は、ステップS402に戻って、上記同様に処理し(ステップS402〜S404)、ステップS404で、全ての原稿の排紙が終了すると、スキップ排紙処理を終了する。
ステップS401で、両面原稿搬送モードのときには、CPU101は、コンタクトガラス61上に原稿が2枚あるかどうか、すなわち、図16に示した状態であるかどうか判定し(ステップS405)、コンタクトガラス61上に2枚原稿があるときには、先の原稿、すなわち、第2画像面がコンタクトガラス61側に向いている原稿(図16の1枚目の原稿G1)の排紙処理を実行する(ステップS406)。
次に、CPU101は、反転処理を実行するが、この反転処理では、スキャンラインSLにその第1画像面がコンタクトガラス61側にセットされている原稿(図16の2枚目の原稿G2)の反転処理を行って、当該原稿の第2画像面がコンタクトガラス61側に向くようにしてスキャンラインSLに搬送し(ステップS407)、その後、当該コンタクトガラス61上の第2画像面がコンタクトガラス61側の原稿を排紙する排紙処理を行う(ステップS408)。
CPU101は、排紙処理を行うと、先出し原稿があるかチェックし(ステップS409)、先出し原稿がないときには、そのままスキップ排紙処理を終了する。
CPU101は、ステップS409で、先出し原稿があるときには、スイッチバック処理を行った後(ステップS410)、排紙処理を行って、先出し原稿の第1画像面が下を向いた状態で排紙して、スキップ排紙処理を終了する(ステップS411)。
上記ステップS405で、コンタクトガラス61上に原稿が2枚ないときには、CPU101は、当該コンタクトガラス61上の原稿が第1画像面下向きの状態、すなわち、図7に示した状態であるか、第2画像面下向きの状態、すなわち、図12の状態であるか判定する(ステップS412)。
ステップS412で、第1画像面下向きのときには、ステップS407に移行して、反転処理を行った後(ステップS407)、排紙処理を行い(ステップS408)、その後、上記同様に、先出し原稿の有無に応じた処理を行う(ステップS409〜S411)。
また、ステップS412で、第2画像面下向きのときには、CPU101は、反転処理を行うことなく、排紙処理を実行し(ステップS408)、その後、上記同様に、先出し原稿の有無に応じた処理を行う(ステップS409〜S411)。
このように、本実施例の自動原稿搬送装置1は、コンタクトガラス61上の原稿読取位置であるスキャンラインSLの原稿の画像を読み取る本体装置である画像読取装置60に搭載され、原稿台4上に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離して送り出す呼出・分離部10と、呼出・分離部10で送り出された原稿をコンタクトガラス61上に給紙する給紙部20と、コンタクトガラス61上の原稿を搬送する搬送部30と、搬送部30から搬送されてきた原稿を一旦スイッチバック経路53に収納した後切り返して排紙方向に送り出すスイッチバック部50と、搬送部30から搬送されてきた原稿またはスイッチバック部50から送り出されてきた原稿を排紙トレイ3上に排出する反転・排出部40と、を備え、画像読取装置60の本体制御部62からの指示に基づいて、原稿台4上に載置された複数枚の原稿を呼出・分離部10で1枚ずつ分離して給紙部20及び搬送部30でコンタクトガラス61上のスキャンラインSLに搬送するとともに、次の原稿をスキャンラインSLよりも原稿搬送方向手前の所定の先出し位置まで前もって先出しするに際して、原稿が片面原稿であり、コンタクトガラス61上に停止中の第1の片面原稿G1と先出しの完了した第2の片面原稿G2の2枚の原稿が搬送経路上に停止している状態で、本体制御部62から先出し原稿を含めて搬送経路上の全ての原稿の排紙を行うスキップ排紙の指示があると、2枚の片面原稿G1、G2をスイッチバック部50で順次スイッチバックして、反転・排紙部40から排紙トレイ3上に排出している。
したがって、スキップ排紙で、排出原稿を全てその表裏面を揃えて排出して、オペレータが排出後の原稿の表裏を意識することなく、そのまま継続して排出原稿を取り扱えるようにすることができ、原稿の表裏面の間違えを未然に防止して、利用性を向上させることができる。
また、本実施例の自動原稿搬送装置1は、コンタクトガラス61上に停止中の第1画像面がコンタクトガラス61側に向いている第1の両面原稿G1と先出しの完了した第2の両面原稿G2の2枚の原稿G1、G2が搬送経路上に停止している状態で、本体制御部62からスキップ排紙の指示があると、コンタクトガラス61上の第1の両面原稿G1を反転・排紙部40で表裏反転させてコンタクトガラス61上に一旦戻した後に反転・排紙部40から排紙トレイ3上に排出し、続いて、先出しの完了した第2の両面原稿G2をスイッチバック部50でスイッチバックして、反転・排紙部40から排紙トレイ3上に排出している。
したがって、両面原稿の第1画像面がコンタクトガラス61側に向けてコンタクトガラス61上に停止している場合にも、スキップ排紙で、搬送経路上の全ての排出両面原稿を全てその表裏面を揃えて排出して、オペレータが排出後の両面原稿の表裏を意識することなく、そのまま継続して排出両面原稿を取り扱えるようにすることができ、両面原稿の表裏面の間違えを未然に防止して、利用性を向上させることができる。
さらに、本実施例の自動原稿搬送装置1は、コンタクトガラス61上に停止中の第2画像面がコンタクトガラス61側に向いている第1の両面原稿G1と先出しの完了した第2の両面原稿G2の2枚の原稿G1、G2が搬送経路上に停止している状態で、本体制御部62からスキップ排紙の指示があると、コンタクトガラス61上の第1の両面原稿G1をそのまま反転・排紙部40から排紙トレイ3上に排出し、続いて、先出しの完了した第2の両面原稿G2をスイッチバック部50でスイッチバックして、反転・排紙部40から排紙トレイ3上に排出している。
したがって、両面原稿の第2画像面がコンタクトガラス61側に向けてコンタクトガラス61上に停止している場合にも、スキップ排紙で、搬送経路上の全ての排出両面原稿を全てその表裏面を揃えて排出して、オペレータが排出後の両面原稿の表裏を意識することなく、そのまま継続して排出両面原稿を取り扱えるようにすることができ、両面原稿の表裏面の間違えを未然に防止して、利用性を向上させることができる。
また、本実施例の自動原稿搬送装置1は、コンタクトガラス61上に停止中の第2画像面がコンタクトガラス61側に向いている第1の両面原稿G1と、コンタクトガラス61上に第1の両面原稿G1と所定の紙間を空けて第1画像面がコンタクトガラス61側に向いている状態で並置されている第2の両面原稿G2と、先出しの完了した第3の両面原稿G3の3枚の原稿G1、G2、G3が搬送経路上に停止している状態で、本体制御部62からスキップ排紙の指示があると、コンタクトガラス61上の第1の両面原稿G1をそのまま反転・排紙部40から排紙トレイ3上に排出し、続いて、コンタクトガラス61上の第2の両面原稿G2を反転・排紙部40で表裏反転させてコンタクトガラス61上に戻した後に反転・排紙部40から排紙トレイ3上に排出し、さらに、続いて、先出しの完了した第3の両面原稿G3をスイッチバック部50でスイッチバックして、反転・排紙部40から排紙トレイ3上に排出している。
したがって、2枚の両面原稿が第1画像面と第2画像面をコンタクトガラス61側に向けて所定の紙間を開けて並置されている場合にも、スキップ排紙で、搬送経路上の全ての排出両面原稿を全てその表裏面を揃えて排出して、オペレータが排出後の両面原稿の表裏を意識することなく、そのまま継続して排出両面原稿を取り扱えるようにすることができ、両面原稿の表裏面の間違えを未然に防止して、利用性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。