JP2707590B2 - シート処理装置 - Google Patents

シート処理装置

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JP2707590B2
JP2707590B2 JP10791888A JP10791888A JP2707590B2 JP 2707590 B2 JP2707590 B2 JP 2707590B2 JP 10791888 A JP10791888 A JP 10791888A JP 10791888 A JP10791888 A JP 10791888A JP 2707590 B2 JP2707590 B2 JP 2707590B2
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直正 齋藤
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリンタ、複写機等の画像形成装置から送り
出されるシートを扱うシート処理装置に関する。
〔従来の技術〕
プリンタ、複写機等の画像形成装置においては、通
常、画像形成されたシートは画像形成面を上にしたフェ
イスアップ状態で排出される。この場合、排出されたシ
ートの1頁目の画像面上に後に続く頁が順次重ねられる
ので、あとで並び替えなくてはならない。そのため、画
像形成装置のなかには、シート画像面を下にしたフェイ
スダウン状態でシートを排出できるフェイスダウン手段
を備えたものがある。
また、一面に画像形成されたシートの他面にも画像形
成するために、該シートを裏返した状態で再び画像形成
部へ戻す両面処理手段を備えた画像形成装置もある。
さらに、シートの既に画像形成された面に重ねて画像
を合成形成するために、画像形成されたシートを再び画
像形成部へ送り込む合成処理手段を備えた装置もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来は、シートのフェイスアップ排
出、フェイスダウン排出、両面処理及び合成処理のいず
れをも行うことができるコンパクトにまとまった装置は
見当たらない。
特に従来の両面処理手段や合成処理手段は、片面に画
像形成されたシートを一旦ボックスに積み重ね、該ボッ
クスから該シートを一枚ずつ取り出して処理するもので
あるから、装置が大掛かりとなるとともにシート処理速
度が遅いという問題がある。
そこで本発明は、画像形成装置から送り出されてきた
シートをフェイスアップ、フェイスダウン、いずれの状
態でも排出することができ、また、両面処理可能な状態
で又は合成処理可能な状態で再び画像形成装置へ送り込
むことができるコンパクトな、しかも処理速度の速いシ
ート処理装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的にしたがい、 画像形成装置からシートを受け取る受取部、シートを
外部へ排出する搬送装置を有する排出部、シートを画像
形成装置へ戻す搬送装置を有する戻し部、前記受取部か
ら排出部へシートを導く排出通路、前記受取部に順次接
続された第1、第2、第3及び第4の反転用通路、前記
第2反転用通路から前記排出部へシートをスイッチバッ
クさせるスイッチバック通路、前記第2反転用通路から
前記戻し部へシートを導く合成用通路、前記第4反転用
通路から前記戻し部へシートをスイッチバックさせる両
面用通路、前記受取部からのシートを前記排出通路又は
第1反転用通路へ切換案内するための第1切換装置、前
記第2反転用通路からのシートを前記第3反転用通路又
は合成用通路へ切換案内するための第2切換装置、前記
第2反転用通路に設けられた正逆運転可能の第1シート
搬送装置及び前記第4反転用通路に設けられた正逆運転
可能の第2シート搬送装置を備え、前記排出部の搬送装
置の排出搬送力は前記第1シート搬送装置の正転搬送力
より大きくされ、前記戻し部の搬送装置の戻し搬送力は
前記第2シート搬送装置の正転搬送力より大きくされて
おり、画像形成装置から送られてきて前記第2反転用通
路内に位置するシートの後端から該シートに後続するシ
ートの先端までの距離l、前記第2及び第3反転用通路
を経て前記第4反転用紙通路へ送られ、該第4反転用通
路に位置するシートの後端から該シートに後続するシー
トの先端までの距離l′、前記第1及び第2反転用通路
並びにスイッチバック通路の接続位置Sから前記第2反
転用通路内のスイッチバック開始位置Uまでの距離l1
前記位置Sから前記排出部の搬送装置までの距離l2、前
記位置Uから前記第1シート搬送装置までの距離l3、前
記第3及び第4反転用通路並びに両面用通路の接続位置
Tから前記第4反転用通路内のスイッチバック開始位置
Wまでの距離l′、前記位置Tから前記戻し部の搬送
装置までの距離l′、前記位置Wから前記第2シート
搬送装置までの距離l′、前記第1及び第2シート搬
送装置間距離l4、及び処理対象最大シート長さl0が、 l>2l1、l+l3>l2+l1、 l+2l3+2l4>l0 l′>2l′、l′+l′>l′+l′ の条件を満足するように設定されていることを特徴とす
るシート処理装置を提供するものである。
〔作 用〕
本発明シート処理装置は、フェイスアップモード、フ
ェイスダウンモード、両面モード、合成モードの四つの
モードのいずれかで運転される。
これらのモードを本発明におけるシート処理装置各部
間隔及びシート搬送間隔の相互関係を例示的に示す第1
図を参照しつつ説明する。但し、本発明が該第1図の例
に限定されるものではない。
フェイスアップモード 画像形成装置から送り出されたシート(R)は受取部
(10)に受け取られ、第1切換装置(6)による案内
で、そのまま排出通路(a)及び排出部(20)を経てフ
ェイスアップ状態で外部へ排出される。
フェイスダウンモード 受取部(10)からのシート(R)は第1切換装置
(6)により第1反転用通路(b)側へ案内されて第2
反転用通路(g)へ進行し、そこの第1シート搬送装置
(4)の正転運転によりさらに第2切換装置部分(7)
を経て第3及び第4反転用通路(e、h)へ搬送され
る。
シートの後端(r0)が第1及び第2反転用通路の接続
位置Sを通過して第1シート搬送装置(4)手前のスイ
ッチバック開始位置Uに達すると、該第1搬送装置は逆
転運転され始め、それによって該シートはスイッチバッ
ク通路(c)へスイッチバックして排出部(20)へ向か
い、そこの搬送装置にてフェイスダウン状態で外部へ排
出される。
このモードにおいては、l<2l1の関係から、第2反
転用通路(g)内にある先行シートの後端(r0)が位置
Uからスイッチバックして位置Sを通過したのちに、後
続シートの先端(f0)が位置Sを通過して第2反転用通
路(g)へ進入するので、スイッチバックする先行シー
トの後端(r0)と後続シートの先端(f0)とが衝突する
ことはない。
また、l+l3>l2+l1の関係から、第2反転用通路内
の先行シート後端(r0)が、位置Uからスイッチバック
してスイッチバック通路(c)を経て排出部(20)へ進
み、そこの搬送装置による搬送力を受け始めた後に、後
続シート先端(f0)が第1シート搬送装置(4)に達し
て該装置の正転搬送力を受け始めることができる。この
場合、先行シートは、第1シート搬送装置(4)の正転
搬送力より大きい排出部搬送力にてそのままスイッチバ
ックを続けることができる。後続シートは逆方向(スイ
ッチバック方向)に移動する先行シートとすれ違いなが
ら反転用通路のさらに奥へ引き込まれることができる。
また、l+2l3+2l4>l0の関係から、シートが第2、
第3及び第4反転用通路(g、eh)にわたる長さのと
き、先行シートが位置Uからスイッチバックし始めて、
該シートの第4反転用通路内にあった先端(f′)が該
通路の第2シート搬送装置(5)を抜け出た後に、後続
シートの先端(f0)が該第2シート搬送装置(5)に達
してその正転搬送力を受けることができ、このため、排
出部(20)の搬送力を受けてスイッチバックする先行シ
ートが第1及び第2搬送装置双方の正転搬送力を受けて
引き戻されることはない。
なお、シートの搬送速度は一定とする。
両面モード 受取部(10)からのシートは第1切換装置(6)の案
内によって第1反転用通路(b)から第2反転用通路
(g)へ進行し、そこの第1シート搬送装置(4)の正
転運転にてさらに第2切換装置部分(7)を経て第3及
び第4反転用通路(e、h)へ搬送される。第4反転用
通路(h)では第2シート搬送装置(5)が正転運転さ
れ、シートはこれによっても引き込まれる。先行シート
(R′)の後端(r′)が第3及び第4反転用通路の
接続位置Tを通過し、第4反転用通路内の第2シート搬
送装置手前のスイッチバック開始位置Wに達すると、該
第2搬送装置が逆転運転され始め、先行シート(R′)
は両面用通路(f)へスイッチバックして戻し部(30)
へ向かい、そこの搬送装置にて画像形成装置へ送り込ま
れる。この場合、シートは両面処理可能な状態で画像形
成装置へ供給される。
このモードにおいては、l′<2l′の関係から、第
4反転用通路内にある先行シートの後端(r′)が位
置Wからスイッチバックして位置Tを通過したのちに、
後続シートの先端(f′)が位置Tを通過して第4反
転用通路へ進入するので、スイッチバックする先行シー
トの後端(r′)と後続シートの先端(f′)とが
衝突することはない。
また、l′+l′>l′+l′の関係から、第
4反転用通路内の先行シート後端(r′)が、位置W
からスイッチバックして両面用通路(f)を経て戻し部
(30)へ進み、そこの搬送装置による搬送力を受け始め
た後に、後続シート先端が第2シート搬送装置(5)に
達して該装置の正転搬送力を受け始めることができる。
この場合先行シートは、第2シート搬送装置(5)の正
転搬送力より大きい戻し部搬送力にてそのままスイッチ
バックを続けることができる。後続シートは逆方向(ス
イッチバック方向)に移動する先行シートとすれ違いな
がら第4反転用通路(h)のさらに奥へ引き込まれるこ
とができる。
なお、シートの搬送速度は一定とする。
合成モード 受取部(10)からのシートは第1切換装置(6)の案
内によって第1反転用通路(b)から第2反転用通路
(g)へ進行し、そこの第1シート搬送装置(4)の正
転運転にてさらに進行し、第2切換装置(7)に案内さ
れてそのまま合成用通路(d)を経て戻し受(30)へ向
かい、そこの搬送装置にて再び画像形成装置へ送り込ま
れる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第2図は本発明の一実施例の概略断面を示している。
第3図は前記一実施例を備えたレーザビームプリンタの
概略断面を示している。
第2図及び第3図に示すシート処理装置Aは、後ほど
詳述するプリンタ100の排紙ローラ118に臨むシート受取
部10を備えており、該受取部の下流側にシート排出部20
を備えている。また、受取部10の下方には、シート戻し
部30を備えている。この戻し部30はプリンタ100の戻し
通路119の入口に臨んでいる。
受取部10には二股通路が接続されており、その一方は
受取部10から排出部20へシートを導く排出通路aであ
り、他方は、受取部10から下方へ延びる第1反転用通路
bである。
通路bにはさらに第2、第3及び第4の反転用通路
g、e及びhが順次接続されており、これらは下方へ延
びている。
通路b及びgの接続位置Sにはさらにスイッチバック
通路cが接続されている。該通路cは通路gの上端から
排出部20へシートをスイッチバック案内するものであ
る。
通路g及び通路eの接続位置には合成用通路dが接続
されている。該通路dは合成処理のためにシートを通路
gの下端から戻し部30へ導くものである。
通路e及び通路hの接続位置Tには両面用通路fが接
続されている。該通路fは両面処理のためにシートを通
路hの上端から戻し部30へ導くものである。
受取部10からのシートを通路a又は通路bへ切換案内
するための第1切換装置6が設けられている。装置6は
側面から見て、三角形状の切換爪61を軸62に複数個設け
たものであり、ソレノイドSOL1(以下「SOL1」とい
う。)により、図示しないリンク機構を介して駆動され
る。SOL1がオフのときには、排出通路aを閉じて、第1
反転用通路bを開いている。SOL1をオンにすると、第5
図に示す位置をとり、通路aを開いて通路bを閉じる。
前記排出部20へ向かうスイッチバック通路cの入口に
は弾性体(本例では商品名マイラで知られる可撓性合成
樹脂シート)8が設けられている。該シート8は通路b
から通路gへ進行するシートによって撓むことができ、
通路bから通路gへのシート通過を許すが、通路gから
スイッチバックするシートは通路cへ案内するように作
用する。
通路gの下端に臨む二股路には第2切換装置7が設け
られている。該装置7は、側面から見て三角形状の切換
爪71を軸72上に複数個取りつけたもので、ソレノイドSO
L2(以下「SOL2」という。)により駆動される。SOL2が
オフのときには、合成用通路dを閉じて、第3反転用通
路eを開いている。SOL2をオンにすると、第8図に示す
位置をとり、通路dを開いて通路eを閉じる。
両面用通路fと第4反転用通路との接続部位には、マ
イラシートからなる弾性体9が設けられている。該シー
ト9は通路eから通路hへ進行するシートによって撓む
ことができ、通路eから通路hへのシート通過を許す
が、通路hからスイッチバックするシートは通路fへ案
内するように作用する。
前記シート受取部10は、駆動ローラ11とこれに接する
遊転ローラ12とからなる搬送装置1を備え、排出部20は
駆動ローラ21とこれに接する遊転ローラ22とからなるシ
ート搬送装置2を備え、戻し部30は駆動ローラ31とこれ
に接する遊転ローラ32とからなるシート搬送装置3を備
えている。
第2のシート反転用通路gには駆動ローラ41とこれに
接する遊転ローラ42とからなる正逆運転可能の第1シー
ト搬送装置4が設けられており、また、第4反転用通路
hには駆動ローラ51とこれに接する遊転ローラ52とから
なる正逆運転可能の第2シート搬送装置5が設けられて
いる。
搬送装置4の駆動ローラ41は通路gにおいてプリンタ
側に配置されている。また、搬送装置5の駆動ローラ51
は通路hにおいてプリンタとは反対側に配置されてい
る。
搬送装置2における駆動ローラ21の搬出搬送力は搬送
装置4における駆動ローラ41の正転搬送力より大きく設
定されている。また、搬送装置3における駆動ローラ31
の戻し搬送力は搬送装置5における駆動ローラ51の正転
搬送力より大きく設定されている。
また、各シート搬送装置のシート搬送速度は全て一定
値Vに設定されている。
さらにこのシート処理装置における各部の長さは次の
ように定められている。
すなわち、第6図に示すように、 プリンタ100から供給されて通路g内におかれる先行
用紙R1の後端r1からこれに後続する用紙R2の先端f2まで
の距離をl、 通路b、g及びcの接続位置Sから通路g内のスイッ
チバック開始位置Uまでの距離をl1、 位置Sから排出部のシート搬送装置2のローラ間挟持
点までの距離をl2、 位置Uから搬送装置4のローラ間挟持点までの距離を
l3とし、 第7図に示すように、 通路g及びeから供給されて通路h内におかれる先行
用紙R3の後端r3からこれに後続する用紙R4の先端f4まで
の距離をl′、 通路e、h及びfの接続位置Tから通路h内のスイッ
チバック開始位置Wまでの距離をl′、 位置Tから戻し部搬送装置3のローラ間挟持点までの
距離をl′、 位置Wから第2シート反転装置5のローラ間挟持点ま
での距離をl′、 シート搬送装置4及び5のローラ間挟持点の間隔を
l4、 処理対象最大シート長さをl0とすると、 l<2l1、l+l3>l2+l1、 l+2l3+2l4>l0 l′>2l′、l′+l′>l′+l′の条件を
満足するように定められている。
このように設定されている理由は後述する。
さらに、各シート搬送装置間の距離は処理対象シート
乃至用紙の進行方向長さの最小のものより短くされてい
る。
かかるシート処理装置Aはユニットの形態であり、図
示例ではプリンタ100にアタッチメントとして付設され
ているが、当初からプリンタ等の画像形成装置に組み込
むこともできる。
第3図に示すレーザビームプリンタ100は台100Aの上
に載置されている。
該プリンタの内部の略中央には、感光体101が設けら
れており、その周囲には帯電チャージャ102、露光部10
3、現像器104、転写チャージャ105、分離チャージャ10
6、クリーナ107及びイレーサ108が順次配置されてい
る。露光部103ではレーザ光学系109からの画像信号に応
じた光ビーム110によって感光体が走査される。
プリント用紙は、上段、中段又は下段のいずれかの給
紙カセット111、112又は113から給紙ローラ114によって
引き出され、タイミングローラ115において感光体101上
のトナー像に同期せしめられて転写部へ供給される。
転写部では、感光体101上のトナー画像が転写チャー
ジャ105にて用紙へ転写され、続いて該用紙が分離チャ
ージャ106にて感光体から分離され、搬送装置116により
定着装置117へ送られる。そこでトナー像が用紙に定着
され、排紙ローラ118により外部へ送り出される。
なお、このプリンタは、一旦送り出された用紙を両面
印刷又は合成印刷のために再び転写部へ供給するための
戻し通路119を備えている。該通路に供給された用紙
は、タイミングローラ115を介してて転写部へ供給され
る。
排紙ローラ118から送り出された用紙はシート処理装
置Aのシート受取部10へ供給される。
第4図に前記シート処理装置の制御回路がブロック図
で示されている。
該図において、マイクロコンピュータM1(以下「マイ
コンM1」)はプリンタ100の動作を制御するもので、シ
ート処理装置制御用のマイクロコンピュータM2(以下
「マイコンM2」)はマイコンM1と通信するように接続さ
れている。
マイコンM1の入力ポートには、プリンタ100の排紙ロ
ーラ118の下流側に設けた用紙先端検出センサPOS及びプ
リンタ100に設けた図示しない操作パネル上のフェイス
アップモード、フェイスダウンモード、両面モード、合
成モードのモード選択スイッチが接続されている。
なお、センサPOSはシート処理装置Aの受取部上流側
に設けてもよい。また、かかるセンサにかえて、シート
処理装置Aへこれからシートが進入開始することを知ら
せる信号を出力する他の適当な手段を採用してもよい。
マイコンM2には入出力部を介してパルスモータm1、m
2、m3、m4、m5の駆動回路が接続されているとともに、
前記SOL1及びSOL2の駆動回路が接続されている。これら
モータはシート搬送装置のローラ駆動用のもので、m1は
装置1の、m2は装置2の、m3は装置3の、m4は装置4
の、m5は装置5のものである。
かかる制御回路のもとに前記シート処理装置はフェイ
スアップモード、フェイスダウンモード、合成モード及
び及び両面モードのいずれかで運転される。
各モードにおける各シート搬送装置の運転状態及び各
切換装置ソレノイドのオン・オフ状態を表に示すと以下
の通りである。
搬送装置4及び5における運転開始停止、正逆運転の
切換、ソレノイドのオン・オフのタイミングは各モード
別に第9図から第12図に示すタイムチャートのとおりで
ある。
フェイスアップモード(第5図及び第9図参照) プリンタ100における印字面を上にして排紙ローラ118
から排出された用紙R1の先端がセンサPOSにて検出され
ると、前記表のとおり、搬送装置1及び2が正転運転開
始されるとともに切換装置6においてSOL1がオンとな
り、排出通路aが開かれ、用紙はシート受取部10から排
出通路aを通って排出部20へ到り、そこからフェイスア
ップ状態で排紙トレイ23へ排出される。
フェイスダウンモード(第6図及び第10図参照) プリンタ100における印字面を上にして排紙ローラ118
から排出された用紙R1の先端f1がセンサPOSにて検出さ
れたあと、前記表のとおり、搬送装置1、4及び5が正
転運転開始され、用紙R1はシート受取部10から通路b、
g、e及びhへ進行する。該用紙の後端r1が通路g内の
スイッチバック開始位置Uに達すると、搬送装置4及び
5が逆転運転され始め、用紙R1は弾性体8に案内されて
スイッチバック通路cへスイッチバックし、排出部20へ
進行し、そこの搬送装置2の搬送力にて排紙トレイ23へ
印字面を下にしたフェイスダウン状態で排出される。
用紙R1の後端r1が搬送装置2の排出搬送力を受け始め
たあと、プリンタからの後続シートR2があるときには、
搬送装置4及び5は再び正転運転され始め、従って、一
時的に用紙R1とR2とが装置4における駆動ローラ41と遊
転ローラ42との間ですれ違うことになるが、装置2の排
出搬送力の方が駆動ローラ41の正転搬送力より大きく設
定されているので、用紙R1はそのまま排出され、用紙R2
はローラ41にて引き込まれる。
用紙R1がスイッチバックし始めてから、用紙後端r1が
位置Sに達する時間はl1/用紙搬送速度Vであり、後続
用紙先端f2が位置Sに達する時間は(l−l1)/Vであ
り、本実施例では 〔(l−l1)/V〕>(l1/V)、 すなわち、l<2l1に設定されている。従って、用紙後
端r1が用紙先端f2とぶつかり合うことはない。
また、用紙R1がスイッチバックし始めてから、用紙後
端r1が搬送装置2の排出搬送力を受け始めるまでの時間
は(l2+l1)/Vであり、後続用紙先端f2が搬送装置4に
達するまでの時間は(l+l3)/Vであり、本実施例で
は、 〔(l+l3)/V〕>〔(l2+l1)/V〕、 すなわち、l+l3>l2+l1に設定されている。従って、
用紙後端r1が搬送装置2の排出搬送力を受け始めた後に
搬送装置4が逆転運転から正転運転に切り替わるので、
先行用紙R1は引き戻されることなく円滑に排出される。
さらに、用紙R1がスイッチバックし始めてから、用紙
R1の先端f1が搬送装置5を抜け出る時間は(l0−l3
l4)/Vであり、後続用紙先端f2が搬送装置5に到達する
まの時間は(l+l3+l4)/Vであり、本実施例では 〔(l+l3+l4)/V〕>〔(l−l3−l4)/V〕、 すなわち、l+2l3+2l4>l0に設定されている。従っ
て、先行用紙先端f1が搬送装置5を抜け出たあとに後続
用紙先端f2が搬送装置5の正転搬送力を受けることにな
り、先の用紙R1が搬送装置4及び5の正転搬送力を同時
に受けて引き戻されるということはない。
両面モード(第7図及び第11図参照) プリンタ100における印字面を上にして排紙ローラ118
から排出された用紙R3の先端f3がセンサPOSにて検出さ
れると、前記表のとおり、搬送装置1、4及び5が正転
運転開始され、用紙R3はシート受取部10から通路b、
g、e及びhへ進行する。該用紙の後端r3が通路h内の
スイッチバック開始位置Wに達すると、搬送装置5が逆
転運転され始め、用紙R3は弾性体9に案内されて両面用
通路fへスイッチバックし、戻し部30へ進行し、そこの
搬送装置3の搬送力にてプリンタの戻し通路119へ印字
面を上にした状態で供給される。
用紙R3の後端r3が搬送装置3の戻し搬送力を受け始め
たあと、受取部10からの後続シートR4があるときには、
搬送装置5は再び正転運転され始め、従って、一時的に
用紙R3とR4とが装置5における駆動ローラ51と遊転ロー
ラ52との間ですれ違うことになるが、装置3の戻し搬送
力の方が駆動ローラ51の正転搬送力より大きく設定され
ているので、用紙R3はそのままプリンタへ戻され、用紙
R4はローラ51にて引き込まれる。
用紙R3が戻し部30の方へスイッチバックし始めてか
ら、用紙後端r3が位置Tに達する時間はl′1/Vであ
り、後続用紙先端f4が位置Tに対する時間は(l′−
l′)/Vであり、本実施例では〔(l′−l′)/
V〕>(l′1/V)、 すなわち、l′>2l′に設定されている。従って、用
紙後端r3が用紙先端f4とがぶつかり合うことはない。
また、用紙R3がスイッチバックし始めてから、用紙後
端r3が搬送装置3の戻し搬送力を受け始めるまでの時間
は(l′+l′)/Vであり、後続用紙先端f4が搬送
装置5に達するまでの時間は(l′+l′)/Vであ
り、本実施例では、 〔(l′+l′)/V〕>〔l′+l″)/V〕、 すなわち、l′+l′<l′+l′に設定されて
いる。従って、用紙後端r3が搬送装置3の戻し搬送力を
受け始めた後に搬送装置5が逆転運転から正転運転に切
り替わるので、先行用紙R3は引き戻されることなく円滑
にプリンタへ送り込まれる。
合成モード(第8図及び第12図参照) プリンタ100における印字面を上にして排紙ローラ118
から排出された用紙R1の先端がセンサPOSにて検出され
ると、前記表のとおり、搬送装置1、4及び3が正転運
転開始されるとともに切換装置7においてSOL2がオンと
なり、合成用通路dが開かれ、用紙はシート受取部10か
ら通路dを通して戻し部30へ到り、そこから印字面を下
にしてプリンタ100の戻し通路119へ供給される。
前記シート処理装置によると、フェイスアップ排出、
フェイスダウン排出は勿論のこと、両面印字処理、合成
印字処理のいずれでも行うことができる。
また、フェイスダウンモード及び両面モードにおいて
は、先行用紙がスイッチバックを開始したあと、該先行
用紙と後続用紙との擦れ違い搬送が可能であり、従って
先行用紙が第1搬送装置4や第2搬送装置5を離れたか
否かに関係なく該先行用紙の外部排出又は画像形成装置
への戻し及び後続用紙の反転用通路g等への引き込みを
確実に行うことができ、従って各部間距離を短くでき、
それにともなって用紙搬送間隔を小さくして処理速度を
上げることができる。
〔発明の効果〕
本発明によると、画像形成装置から送り出されてきた
シートをフェイスアップ、フェイスダウン、いずれの状
態でも排出することができ、また、両面処理可能な状態
で又は合成処理可能な状態で再び画像形成装置へ送り込
むことができるコンパクトな、望むならばユニット化も
容易な、しかも処理速度の速いシート処理装置を提供す
ることができる。
また、処理速度が速いことから、例えばプリンタに適
用されたときには、印字データの記憶容量を小さくでき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるシート処理装置各部間隔及びシ
ート搬送間隔の相互関係を例示的に説明するための図、
第2図は本発明の一実施例の概略断面図、第3図は前記
実施例を備えたレーザピームプリンタの概略断面図、第
4図はシート処理装置の制御回路ブロック図、第5図は
フェイスアップモード時の装置説明図、第6図はフェイ
スダウンモード時の装置説明図、第7図は両面モード時
の装置説明図、第8図は合成モード時の装置説明図、第
9図から第12図はシート搬送装置及び切換装置のソレノ
イドの運転状態を示すタイムチャートで、第9図はフェ
イスアップモード時のもの、第10図はフェイスダウンモ
ード時のもの、第11図は両面モード時のもの、第12図は
合成モード時のものである。 A……シート処理装置、 10……受取部、20……排出部、30……戻し部、 1……受取部の搬送装置、 2……排出部の搬送装置、 3……戻し部の搬送装置、 4……第1シート搬送装置、 5……第2シート搬送装置、 6……第1切換部、 7……第2切換部、 8、9……弾性体、 SOL1、SOL2……ソレノイド、 a……排出通路、b……第1反転用通路、 c……スイッチバック通路、g……第2反転用通路、 e……第3反転用通路、h……第4反転用通路、 f……両面用通路、d……合成用通路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置からシートを受け取る受取
    部、シートを外部へ排出する搬送装置を有する排出部、
    シートを画像形成装置へ戻す搬送装置を有する戻し部、
    前記受取部から排出部へシートを導く排出通路、前記受
    取部に順次接続された第1、第2、第3及び第4の反転
    用通路、前記第2反転用通路から前記排出部へシートを
    スイッチバックさせるスイッチバック通路、前記第2反
    転用通路から前記戻し部へシートを導く合成用通路、前
    記第4反転用通路から前記戻し部へシートをスイッチバ
    ックさせる両面用通路、前記受取部からのシートを前記
    排出通路又は第1反転用通路へ切換案内するための第1
    切換装置、前記第2反転用通路からのシートを前記第3
    反転用通路又は合成用通路へ切換案内するための第2切
    換装置、前記第2反転用通路に設けられた正逆運転可能
    の第1シート搬送装置及び前記第4反転用通路に設けら
    れた正逆運転可能の第2シート搬送装置を備え、前記排
    出部の搬送装置の排出搬送力は前記第1シート搬送装置
    の正転搬送力より大きくされ、前記戻し部の搬送装置の
    戻し搬送力は前記第2シート搬送装置の正転搬送力より
    大きくされており、画像形成装置から送られてきて前記
    第2反転用通路内に位置するシートの後端から該シート
    に後続するシートの先端までの距離l、前記第2及び第
    3反転用通路を経て前記第4反転用紙通路へ送られ、該
    第4反転用通路に位置するシートの後端から該シートに
    後続するシートの先端までの距離l′、前記第1及び第
    2反転用通路並びにスイッチバック通路の接続位置Sか
    ら前記第2反転用通路内のスイッチバック開始位置Uま
    での距離l1、前記位置Sから前記排出部の搬送装置まで
    の距離l2、前記位置Uから前記第1シート搬送装置まで
    の距離l3、前記第3及び第4反転用通路並びに両面用通
    路の接続位置Tから前記第4反転用通路内のスイッチバ
    ック開始位置Wまでの距離l′、前記位置Tから前記
    戻し部の搬送装置までの距離l′、前記位置Wから前
    記第2シート搬送装置までの距離l′、前記第1及び
    第2シート搬送装置間距離l4、及び処理対象最大シート
    長さl0が、 l>2l1、l+l3>l2+l1、 l+2l3+2l4>l0 l′>2l′、l′+l′>l′+l′ の条件を満足するように設定されていることを特徴とす
    るシート処理装置。
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