JP2011082220A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイオード領域とIGBT領域の間における熱伝導を阻害することなく、境界部における逆電流を抑制することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】ダイオード領域20とIGBT領域40を有する半導体基板を備える半導体装置10であって、ダイオードドリフト領域27とIGBTドリフト領域49の間の少なくとも一部の範囲に、n型であり、ダイオードドリフト領域27及びIGBTドリフト領域49よりもn型不純物濃度が高いバリア領域74が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイオード領域とIGBT領域を有する半導体基板を備える半導体装置に関する。
特許文献1の図1には、同一の半導体基板にダイオード領域とIGBT領域が形成された半導体装置が開示されている。ダイオード領域のドリフト領域とIGBT領域のドリフト領域は、ダイオード領域とIGBT領域との境界部においてつながっている。このような半導体装置は、ダイオードのアノード電極とIGBTのエミッタ電極が導通した状態で使用される。このため、ダイオードのアノード電極とカソード電極の間に順電圧が印加されると、エミッタ電極もアノード電極と同様に高電位となる。エミッタ電極が高電位となると、IGBTのボディ領域から、境界部のドリフト領域を介して、ダイオードのカソード電極に向かって電流が流れる。その後、ダイオードに印加される電圧が逆電圧に切り換えられると、境界部のドリフト領域内に存在しているホールが、ボディ領域を介してエミッタ電極へ流れる。これにより、境界部に逆電流が流れる。ダイオードの逆回復動作時(すなわち、ダイオードの印加電圧が順電圧から逆電圧に切り換えられる時)に境界部に高い逆電流が流れると、半導体装置で生じる損失が増大するとともに、境界部が発熱する。特許文献1の半導体装置では、境界部の半導体基板の上面に絶縁体が充填されたトレンチが形成されている。この絶縁体によって境界部に逆電流が生じることが抑制されている。
特開2002−314082号公報
上述したように、特許文献1の半導体装置は、トレンチ内に充填された絶縁体によって、境界部における逆電流を抑制する。しかしながら、絶縁体は他の半導体材料と比較して熱伝導率が低いという問題を有している。例えば、一般的な半導体材料であるシリコンの熱伝導率は約170W/mKであるのに対し、一般的な絶縁体材料である酸化シリコンの熱伝導率は約12W/mKである。このため、特許文献1の半導体装置では、絶縁体によって熱伝導が阻害され、ダイオード領域とIGBT領域の間で熱が伝わり難い。したがって、ダイオードの通電時には、ダイオード領域で生じた熱がIGBT領域側へ伝わり難いので、ダイオード領域が高温になる。また、IGBTの通電時には、IGBT領域で生じた熱がダイオード領域へ伝わり難いので、IGBT領域が高温になる。
本発明は上記の課題に鑑みて創作されたものである。本発明は、ダイオード領域とIGBT領域の間における熱伝導を阻害することなく、境界部における逆電流を抑制することができる半導体装置を提供する。
本発明の半導体装置は、ダイオード領域とIGBT領域を有する半導体基板を備えている。ダイオード領域内には、アノード領域と、ダイオードドリフト領域と、カソード領域が形成されている。アノード領域は、p型であり、半導体基板の上面を含む範囲に形成されている。ダイオードドリフト領域は、n型であり、アノード領域の下側に形成されており、アノード領域に接している。カソード領域は、n型であり、ダイオードドリフト領域よりn型不純物濃度が高く、半導体基板の下面を含むダイオードドリフト領域の下側の範囲に形成されている。IGBT領域内には、エミッタ領域と、ボディ領域と、IGBTドリフト領域と、コレクタ領域と、ゲート電極が形成されている。エミッタ領域は、n型であり、半導体基板の上面を含む範囲に形成されている。ボディ領域は、p型であり、半導体基板の上面を含む範囲及びエミッタ領域の下側の範囲に形成されており、エミッタ領域に接している。IGBTドリフト領域は、n型であり、ボディ領域の下側に形成されており、ボディ領域に接しており、ボディ領域によってエミッタ領域から分離されている。コレクタ領域は、p型であり、半導体基板の下面を含むIGBTドリフト領域の下側の範囲に形成されている。ゲート電極は、エミッタ領域とIGBTドリフト領域を分離している範囲のボディ領域に絶縁膜を介して対向している。ダイオードドリフト領域とIGBTドリフト領域の間の少なくとも一部の範囲には、n型であり、ダイオードドリフト領域及びIGBTドリフト領域よりもn型不純物濃度が高いバリア領域が形成されている。
なお、カソード領域はダイオードドリフト領域に接していてもよいし、カソード領域とダイオードドリフト領域の間に他の領域(例えば、カソード領域よりもn型不純物濃度が低く、かつ、ダイオードドリフト領域よりもn型不純物濃度が高いn型のバッファ領域)が形成されていてもよい。また、コレクタ領域はIGBTドリフト領域に接していてもよいし、コレクタ領域とIGBTドリフト領域の間に他の領域(例えば、IGBTドリフト領域よりもn型不純物濃度が高いn型のバッファ領域)が形成されていてもよい。
この半導体装置では、バリア領域のn型不純物濃度がダイオードドリフト領域及びIGBTドリフト領域のn型不純物濃度よりも高いので、バリア領域とダイオードドリフト領域の間、及び、バリア領域とIGBTドリフト領域の間にエネルギー障壁が存在する。ダイオードへの順電圧印加時には、このエネルギー障壁によって、バリア領域(すなわち、ダイオード領域とIGBT領域の境界部)に電流が流れることが抑制される。このため、ダイオードの逆回復動作の開始時に、境界部近傍に存在するホールが少ない。したがって、ダイオードの逆回復動作時に境界部に逆電流が流れ難い。また、バリア領域はn型半導体であり、その周囲の半導体領域と略等しい熱伝導率を有する。したがって、ダイオード領域とIGBT領域の間における熱伝導が阻害されることもない。
上述した半導体装置は、アノード領域とボディ領域の間の半導体基板の上面からアノード領域の下端及びボディ領域の下端よりも深い深さまでの深さ範囲にp型の分離領域が形成されており、その分離領域はアノード領域及びボディ領域に接していることが好ましい。この場合、バリア領域が、分離領域に接していることが好ましい。
このような構成によれば、IGBTのオフ時に、分離領域によって境界部近傍に空乏層が形成される。これによって、境界部の耐圧を確保することができる。また、バリア領域が分離領域に接しているので、分離領域とバリア領域が離れている場合に比べて、バリア領域を介さずに境界部を流れる電流の経路が狭くなる。これによって、より逆電流を抑制することができる。
上述した半導体装置は、ダイオード領域とIGBT領域の境界部において、バリア領域によってダイオードドリフト領域がIGBTドリフト領域から分離されていることが好ましい。
このような構成によれば、ダイオードドリフト領域からIGBTドリフト領域へ、又は、IGBTドリフト領域からダイオードドリフト領域へ流れる電流は必ずバリア領域を通過することになる。このため、より逆電流を抑制することができる。
上述した半導体装置は、カソード領域とコレクタ領域が互いに接しており、カソード領域とコレクタ領域の境界がバリア領域の下に位置していることが好ましい。
また、上述した半導体装置は、バリア領域のダイオード領域側の側面に接する範囲にp型の第1バリア補償領域が形成されており、バリア領域のIGBT領域側の側面に接する範囲に、p型の第2バリア補償領域が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、IGBTのオフ時において、第1バリア補償領域と第2バリア補償領域のそれぞれからバリア領域内に空乏層が伸展する。これにより、境界部における耐圧をより向上させることができる。
実施例1の半導体装置10の概略上面図。 実施例1の半導体装置10の縦断面図。 変形例の半導体装置の概略上面図。 実施例2の半導体装置100の縦断面図。
実施例1に係る半導体装置について説明する。
(半導体装置の構造)
図1は、上面側から見た半導体装置10の構造を模式的に示しており、図2は図1のII−II線における半導体装置10の断面図を示している。図2に示すように、半導体装置10は、シリコンからなる半導体基板12と、半導体基板12の上面及び下面に形成されている金属層及び絶縁層等を備えている。図1に示すように、半導体基板12には、ダイオード領域20とIGBT領域40が形成されている。ダイオード領域20は、半導体基板12の中央部に形成されている。IGBT領域40は、ダイオード領域20の周囲を囲むように形成されている。ダイオード領域20とIGBT領域40の間には、境界領域70が形成されている。IGBT領域40より外側(半導体基板12の端部近傍)には、周辺耐圧領域98が形成されている。なお、半導体装置10の周辺耐圧領域98の構造は、リサーフ層やFLR等を設けた従来公知の構造であるので、以下では周辺耐圧領域98についての説明を省略する。
図2に示すように、ダイオード領域20内の半導体基板12の上面には、アノード電極22が形成されている。IGBT領域40内の半導体基板12の上面には、エミッタ電極42が形成されている。半導体基板12の下面の全域には、共通電極60が形成されている。
ダイオード領域20には、アノード層26、ダイオードドリフト層27、ダイオードバッファ層28、及び、カソード層30が形成されている。
アノード層26は、p型である。アノード層26は、アノードコンタクト領域26aと低濃度アノード層26bを備えている。アノードコンタクト領域26aは、半導体基板12の上面を含む範囲に、島状に形成されている。アノードコンタクト領域26aは、不純物濃度が高い。アノードコンタクト領域26aは、アノード電極22に対してオーミック接続されている。低濃度アノード層26bは、アノードコンタクト領域26aの下側及び側方に形成されており、アノードコンタクト領域26aを覆っている。低濃度アノード層26bの不純物濃度は、アノードコンタクト領域26aより低い。アノード層26の下端の位置は、後述するゲート電極54の下端の位置よりも浅い。
ダイオードドリフト層27は、アノード層26の下側に形成されており、アノード層26に接している。ダイオードドリフト層27は、n型である。ダイオードドリフト層27は、ダイオードバッファ層28やカソード層30よりも不純物濃度が低い。
ダイオードドリフト層27内には、キャリアライフタイム制御領域39が形成されている。キャリアライフタイム制御領域39内には、半導体基板12に荷電粒子を打ち込むことによって形成された結晶欠陥が存在している。キャリアライフタイム制御領域39内の結晶欠陥密度は、その周囲のダイオードドリフト層27内の結晶欠陥密度に比べて極めて高い。キャリアライフタイム制御領域39は、アノード層26の近傍の深さに形成されている。
ダイオードバッファ層28は、ダイオードドリフト層27の下側に形成されており、ダイオードドリフト層27に接している。ダイオードバッファ層28は、n型であり、ダイオードドリフト層27よりも不純物濃度が高い。
カソード層30は、ダイオードバッファ層28の下側に形成されており、ダイオードバッファ層28に接している。カソード層30は、半導体基板12の下面を含む範囲に形成されている。カソード層30は、n型であり、ダイオードバッファ層28よりも不純物濃度が高い。カソード層30は、共通電極60に対してオーミック接続されている。
ダイオード領域20内には、アノード層26、ダイオードドリフト層27、ダイオードバッファ層28、及び、カソード層30によってダイオードが形成されている。以下では、ダイオード領域20内に形成されているダイオードを、ダイオード20という。
IGBT領域40には、エミッタ領域44、ボディ層48、IGBTドリフト層49、IGBTバッファ層50、コレクタ層52、及び、ゲート電極54等が形成されている。
IGBT領域40内の半導体基板12の上面には、複数のトレンチが形成されている。各トレンチの内面には、ゲート絶縁膜56が形成されている。各トレンチの内部に、ゲート電極54が形成されている。ゲート電極54の上面は絶縁膜58によって覆われている。ゲート電極54は、ゲート絶縁膜56によってエミッタ電極42から絶縁されている。
エミッタ領域44は、半導体基板12の上面を含む範囲に、島状に形成されている。エミッタ領域44は、ゲート絶縁膜56に接する範囲に形成されている。エミッタ領域44は、n型であり、不純物濃度が高い。エミッタ領域44は、エミッタ電極42に対してオーミック接続されている。
ボディ層48は、p型である。ボディ層48は、ボディコンタクト領域48aと低濃度ボディ層48bを備えている。ボディコンタクト領域48aは、半導体基板12の上面を含む範囲に、島状に形成されている。ボディコンタクト領域48aは、2つのエミッタ領域44の間に形成されており、エミッタ領域44に接している。ボディコンタクト領域48aは、不純物濃度が高い。ボディコンタクト領域48aは、エミッタ電極42に対してオーミック接続されている。低濃度ボディ層48bは、エミッタ領域44及びボディコンタクト領域48aの下側に形成されている。低濃度ボディ層48bは、ボディコンタクト領域48a及びエミッタ領域44に接している。低濃度ボディ層48bは、ゲート電極54の下端より浅い範囲に形成されている。低濃度ボディ層48bの不純物濃度は、ボディコンタクト領域48aよりも低い。低濃度ボディ層48bによって、エミッタ領域44がIGBTドリフト層49から分離されている。ゲート電極54は、エミッタ領域44とIGBTドリフト層49を分離している範囲の低濃度ボディ層48bにゲート絶縁膜56を介して対向している。
IGBTドリフト層49は、ボディ層48の下側に形成されており、ボディ層48に接している。IGBTドリフト層49は、n型である。IGBTドリフト層49は、ダイオードドリフト層27と略同じ不純物濃度を有している。
IGBTバッファ層50は、IGBTドリフト層49の下側に形成されており、IGBTドリフト層49に接している。IGBTバッファ層50は、n型である。IGBTバッファ層50は、ダイオードバッファ層28と略同じ不純物濃度を有している。このため、IGBTバッファ層50の不純物濃度は、IGBTドリフト層49の不純物濃度より高い。IGBTバッファ層50は、境界領域70内でダイオードバッファ層28と繋がっている。以下では、ダイオードバッファ層28とIGBTバッファ層50をまとめてバッファ層92という場合がある。
コレクタ層52は、IGBTバッファ層50の下側に形成されており、IGBTバッファ層50に接している。コレクタ層52は、半導体基板12の下面を含む範囲に形成されている。コレクタ層52は、p型であり、不純物濃度が高い。コレクタ層52は、共通電極60に対してオーミック接続されている。
IGBT領域40内には、エミッタ領域44、ボディ層48、IGBTドリフト層49、IGBTバッファ層50、コレクタ層52、及び、ゲート電極54によってIGBTが形成されている。以下では、IGBT領域40内に形成されているIGBTをIGBT40という。
ダイオード領域20とIGBT領域40の間には、境界領域70(アノード層26の端部とボディ層48の端部の間の領域)が設けられている。境界領域70には、p型の分離領域72が形成されている。分離領域72は、半導体基板12の上面からアノード層26の下端及びボディ層48の下端より深い深さまでの深さ範囲に形成されている。より詳細には、分離領域72は、半導体基板12の上面からゲート電極54の下端より深い深さまでの深さ範囲に形成されている。分離領域72は、アノード層26及びボディ層48に接している。分離領域72の不純物濃度は、低濃度アノード層26b及び低濃度ボディ層48bより高い。IGBTがオフしている際には、分離領域72から境界領域70近傍のn型層に空乏層が伸びる。これによって、境界領域70近傍における電界集中が抑制される。特に、分離領域72がゲート電極54の下端よりも深い深さまで形成されているので、分離領域72近傍のゲート電極54に電界が集中することが抑制される。これにより、境界領域70近傍における絶縁耐圧が確保されている。
分離領域72の下側には、バリア領域74が形成されている。バリア領域74は、n型である。バリア領域74は、ダイオードドリフト層27及びIGBTドリフト層49よりも高い不純物濃度を有している。バリア領域74の上部は分離領域72に接しており、バリア領域74の下部はバッファ層92に接している。また、バリア領域74は、ダイオード領域20側でダイオードドリフト層27に接しており、IGBT領域40側でIGBTドリフト層49に接している。図2に示す断面構造は、分離領域72に沿って形成されている。したがって、バリア領域74によって、ダイオードドリフト層27とIGBTドリフト層49が互いに分離されている。
バリア領域74は、イオン注入によって形成される。半導体基板12にイオンが注入される際には、半導体基板12中に結晶欠陥が形成される。このため、バリア領域74内及びその近傍には、結晶欠陥75が存在している。
バリア領域74の下側では、ダイオードバッファ層28とIGBTバッファ層50が連続している。また、ダイオード領域20のカソード層30は、境界領域70内まで延出されており、IGBT領域40のコレクタ層52は、境界領域70内まで延出されている。カソード層30とコレクタ層52は互いに接しており、その境界はバリア領域74の下側に位置している。具体的には、カソード層30とコレクタ層52の境界は、バリア領域74の幅(ダイオード領域20とIGBT領域40が隣接する方向の幅)内に位置している。
(半導体装置のダイオードの動作)
半導体装置10のダイオード20の動作について説明する。ダイオード20に電流を流す際には、ダイオード20に順電圧が印加される。すなわち、アノード電極22と共通電極60の間に、アノード電極22がプラスとなる電圧が印加される。なお、半導体装置10は、アノード電極22とエミッタ電極42とを導通させた状態で使用される。したがって、ダイオード20に順電圧を印加すると、エミッタ電極42の電位がアノード電極22と略同じ電位に上昇する。順電圧が印加されると、ダイオード20がオンする。すなわち、図2の矢印102に示すように、アノード電極22から、アノード層26、ダイオードドリフト層27、ダイオードバッファ層28、及び、カソード層30を経由して、共通電極60に向かって電流が流れる。
また、境界領域70の近傍には、ボディ層48(p型層)と、IGBTドリフト層49、バリア領域74、ダイオードドリフト層27、バッファ層92、及び、カソード層30からなるn型層によって、寄生ダイオードが形成されている。順電圧が印加されてエミッタ電極42が高電位となると、寄生ダイオードがオンし、図2の矢印104に示す経路でエミッタ電極42から共通電極60に向かって電流が流れる。しかしながら、半導体装置10では、ダイオードドリフト層27とIGBTドリフト層49の間にn型不純物濃度が高いバリア領域74が形成され、ダイオードドリフト層27とバリア領域74との間にエネルギー障壁が存在する。このエネルギー障壁によって、矢印104に示す経路で電流が流れることが抑制される。このため、矢印104に示す経路で流れる電流は小さい。
ダイオード20に印加する電圧を順電圧から逆電圧に切り換えると、ダイオード20が逆回復動作を行う。すなわち、順電圧印加時にダイオードドリフト層27内に存在していたホールがアノード電極22に排出され、順電圧印加時にダイオードドリフト層27内に存在していた電子が共通電極60に排出される。これによって、図2の矢印102の逆向きの逆電流がダイオード20に流れる。逆電流は、短時間で減衰し、その後は、ダイオード20に流れる電流は略ゼロとなる。キャリアライフタイム制御領域39内の結晶欠陥は、キャリアの再結合中心として機能する。したがって、逆回復動作時に、ダイオードドリフト層27内のキャリアの多くが、キャリアライフタイム制御領域39内で再結合により消滅する。したがって、ダイオード20に流れる逆電流は小さい。
また、ダイオード20の逆回復動作時には、上述した寄生ダイオードにも逆電流が流れる。すなわち、境界領域70内に存在するホールが図2の矢印104の逆向きに流れることによって、寄生ダイオードに逆電流が流れる。しかしながら、上述したように順電圧印加時に寄生ダイオードに流れる電流は小さいので、ダイオード20の逆回復動作の開始時において寄生ダイオードの電流経路(矢印104)に存在するホールは少ない。したがって、逆回復動作時に寄生ダイオードに流れる逆電流は少ない。また、バリア領域74内に存在する結晶欠陥75は、キャリアの再結合中心として機能する。このため、逆回復動作時に、バリア領域74内で多くのホールが消滅する。これによっても、逆電流が抑制される。さらに、IGBTドリフト層49とバリア領域74との間のエネルギー障壁によっても、矢印104の逆向きに逆電流が流れることが抑制される。したがって、半導体装置10では、寄生ダイオードに流れる逆電流が極めて小さい。
以上に説明したように、実施例1の半導体装置10では、IGBTドリフト層49とダイオードドリフト層27の間にバリア領域74が形成されているので、ダイオード20の逆回復動作時に境界領域70に流れる逆電流が小さい。これにより、境界領域70における逆電流によって生じる損失が抑制されるとともに、境界領域70における発熱が抑制される。
また、バリア領域74はシリコンからなる半導体基板12の一部であるため、周囲の領域と熱伝導率が略等しい。したがって、バリア領域74によって半導体基板12内における熱伝導が阻害されることはない。実施例1の半導体装置10では、半導体基板12の中央部にダイオード領域20が形成され、そのダイオード領域20の周囲を囲むようにIGBT領域40が形成されている。このため、IGBT40がオンしたときにIGBT領域40で発生した熱は、境界領域70を介してダイオード領域20に伝わる。ダイオード領域20とIGBT領域40との間に位置するバリア領域74が熱伝導率の高い材料でできているため、IGBT領域40からダイオード領域20への熱伝導を促進する。このため、IGBT領域40が高温となることを防止することができる。なお、IGBTがオンしたときのIGBT領域40の発熱量は、ダイオードがオンしたときのダイオード領域20の発熱量よりも大きい。実施例1の半導体装置10では、IGBT領域40を外周側に配置することで、IGBT領域40からの放熱の促進が図られている。これによっても、半導体装置10の温度上昇が抑えられている。
なお、上述した実施例1では、バリア領域74がイオン注入により形成されていたが、半導体基板12の上面にトレンチを形成し、そのトレンチ内にバリア領域74をエピタキシャル成長させることによってバリア領域74を形成してもよい。
また、上述した実施例1では、ダイオードドリフト層27とIGBTドリフト層49を分離するようにバリア領域74が形成されていた。しかしながら、バリア領域74が境界領域70内の一部の深さ範囲に形成されており、バリア領域74が形成されていない位置でダイオードドリフト層27とIGBTドリフト層49が繋がっていてもよい。また、境界領域70に沿った断面で見たときに、一部の範囲でバリア領域74が形成されておらず、そのバリア領域74が形成されていない範囲でダイオードドリフト層27とIGBTドリフト層49が繋がっていてもよい。また、図3に示すように、ダイオード領域20の外周部にIGBT領域40と隣接していない部分(ダイオード領域20の上下の辺)が存在する場合には、その部分に対応する位置にはバリア領域74を形成しなくてもよい。この場合、バリア領域74が形成されていない部分を介してダイオードドリフト層27とIGBTドリフト層49が繋がっていてもよい。このように、バリア領域74の位置及び範囲は、適宜変更することができる。これらの場合でも、ダイオードドリフト層27とIGBTドリフト層49の間の少なくとも一部にバリア領域74が存在していれば、バリア領域74が存在している境界領域70において逆電流が抑制される。
次に、実施例2の半導体装置について説明する。図4に示すように、実施例2の半導体装置100では、バリア領域74の側面に接する位置にバリア補償領域76、78が形成されている。また、実施例2の半導体装置100では、バリア領域74とバリア補償領域76、78が、半導体基板12の上面に形成したトレンチ内にシリコンをエピタキシャル成長させることにより形成されている。このため、バリア領域74及びバリア補償領域76、78内には結晶欠陥がほとんど存在しない。実施例2の半導体装置100のその他の構成は、実施例1の半導体装置10と等しい。
バリア補償領域76は、p型である。バリア補償領域76の上部は分離領域72に接しており、バリア補償領域76の下部はバッファ層92に接している。また、バリア補償領域76は、ダイオード領域20側でダイオードドリフト層27に接している。
バリア補償領域78は、p型である。バリア補償領域78の上部は分離領域72に接しており、バリア補償領域78の下部はバッファ層92に接している。また、バリア補償領域78は、IGBT領域40側でIGBTドリフト層49に接している。
図4に示す断面構造は、境界領域70に沿って形成されている。したがって、バリア補償領域76によって、ダイオードドリフト層27とバリア領域74が互いに分離されている。また、バリア補償領域78によって、IGBTドリフト層49とバリア領域74が互いに分離されている。
実施例2の半導体装置100では、ダイオード20に順電圧を印加したときに、矢印104に示す経路で流れる電流が極めて小さい。矢印104に示す経路はpn接合を通過しており、pn接合のエネルギー障壁により電流が流れることが抑制されるためである。このため、逆回復動作時に、矢印104の逆方向に流れる逆電流は極めて小さい。すなわち、境界領域70に逆電流が流れ難い。
また、ダイオードの逆回復動作後には、共通電極60が、アノード電極22及びエミッタ電極42よりも高電位となる。このとき、IGBT40がオフしている状態では、ボディ層48からIGBTドリフト層49内に空乏層が広がるとともに、アノード層26からダイオードドリフト層27内に空乏層が広がる。境界領域70では、分離領域72からその下のn型層内に空乏層が広がる。このとき、バリア領域74はn型不純物濃度が高いため空乏化され難い。しかしながら、第2実施例の半導体装置100では、バリア補償領域76、78からもバリア領域74内に空乏層が広がる。このため、バリア領域74内に十分に空乏層を伸展させることができる。したがって、境界領域70内において空乏層が薄くなることがない。これによって、境界領域70における絶縁耐圧が向上されている。
また、バリア領域74とバリア補償領域76、78は半導体基板12と同じシリコンにより形成されており、これらの領域が半導体基板12内の熱伝導を阻害することはない。
なお、バリア領域74内のキャリア量が、バリア補償領域76内のキャリア量とバリア補償領域78内のキャリア量の合計値により近いことが好ましい。このように各領域のキャリア量を調整すると、バリア領域74とバリア補償領域76とバリア補償領域78の全体を空乏化させることができる。また、このように空乏化された領域内に結晶欠陥が存在していると、結晶欠陥がリーク電流の経路となる。しかしながら、上述した実施例2の半導体装置100では、バリア領域74とバリア補償領域76、78が、エピタキシャル成長により形成されているので、これらの領域内に結晶欠陥がほとんど存在しない。したがって、これらの領域を介してリーク電流が流れることが抑制されている。
なお、上述した実施例2の半導体装置100では、バリア補償領域76、78がバリア領域74の側面全体に接するように形成されていた。しかしながら、バリア補償領域76、78は、バリア領域74の側面の一部にのみ接するように形成されていてもよい。また、バリア領域74とバリア補償領域76、78が形成されていない領域が部分的に存在し、その領域内でダイオードドリフト層27とIGBTドリフト層49が繋がっていてもよい。これらの場合でも、バリア補償領域76、78がバリア領域74に接していれば、バリア領域74に空乏層が広がり易くなり、境界領域70の絶縁耐圧を向上させることができる。
また、上述した実施例1の半導体装置10及び実施例2の半導体装置100では、バッファ領域92が形成されていたが、バッファ領域92は形成されていなくてもよい。この場合、カソード層30をダイオードドリフト層27に接するように形成し、コレクタ層52をIGBTドリフト層49に接するように形成することができる。
10:半導体装置
12:半導体基板
20:ダイオード領域
22:アノード電極
26:アノード層
26a:アノードコンタクト領域
26b:低濃度アノード層
27:ダイオードドリフト層
28:ダイオードバッファ層
30:カソード層
39:キャリアライフタイム制御領域
40:IGBT領域
42:エミッタ電極
44:エミッタ領域
48:ボディ層
48a:ボディコンタクト領域
48b:低濃度ボディ層
49:IGBTドリフト層
50:IGBTバッファ層
52:コレクタ層
54:ゲート電極
56:ゲート絶縁膜
60:共通電極
70:境界領域
72:分離領域
74:バリア領域

Claims (5)

  1. ダイオード領域とIGBT領域を有する半導体基板を備える半導体装置であって、
    ダイオード領域内には、
    p型であり、半導体基板の上面を含む範囲に形成されているアノード領域と、
    n型であり、アノード領域の下側でアノード領域に接しているダイオードドリフト領域と、
    n型であり、ダイオードドリフト領域よりn型不純物濃度が高く、半導体基板の下面を含むダイオードドリフト領域の下側の範囲に形成されているカソード領域、
    が形成されており、
    IGBT領域内には、
    n型であり、半導体基板の上面を含む範囲に形成されているエミッタ領域と、
    p型であり、半導体基板の上面を含む範囲及びエミッタ領域の下側の範囲に形成されており、エミッタ領域に接しているボディ領域と、
    n型であり、ボディ領域の下側でボディ領域に接しており、ボディ領域によってエミッタ領域から分離されているIGBTドリフト領域と、
    p型であり、半導体基板の下面を含むIGBTドリフト領域の下側の範囲に形成されているコレクタ領域と、
    エミッタ領域とIGBTドリフト領域を分離している範囲のボディ領域に絶縁膜を介して対向しているゲート電極、
    が形成されており、
    ダイオードドリフト領域とIGBTドリフト領域の間の少なくとも一部の範囲に、n型であり、ダイオードドリフト領域及びIGBTドリフト領域よりもn型不純物濃度が高いバリア領域が形成されている、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. アノード領域とボディ領域の間の半導体基板の上面からアノード領域の下端及びボディ領域の下端よりも深い深さまでの深さ範囲に、p型であり、アノード領域及びボディ領域に接している分離領域が形成されており、
    バリア領域は、分離領域に接している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. ダイオード領域とIGBT領域の境界部において、バリア領域によってダイオードドリフト領域がIGBTドリフト領域から分離されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. カソード領域とコレクタ領域が互いに接しており、カソード領域とコレクタ領域の境界がバリア領域の下に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. バリア領域のダイオード領域側の側面に接する範囲に、p型の第1バリア補償領域が形成されており、
    バリア領域のIGBT領域側の側面に接する範囲に、p型の第2バリア補償領域が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
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