JP2011042556A - 光学ガラスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸素バブリングといった大掛かりな設備の導入を行うことなく、高透過率かつ高分散で、かつ透過率に特に優れた光学ガラスを提供する。
【解決手段】原料混合物を溶融することにより、Biを10〜90質量%含有する光学ガラスを製造するための方法であって、原料混合物中において、溶融により酸化性ガスとして放出される成分を3.1質量%以上含有することを特徴とする光学ガラスの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は光学ガラスに関するものである。詳細には、高屈折率かつ高分散で、かつ優れた透過率を有しており、各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズ、ビデオカメラ、一般のカメラの撮影用レンズ等に好適な光学ガラスの製造方法に関する。
CD、MD、DVD、その他各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズ、ビデオカメラ、一般のカメラの撮影用レンズは、一般に以下のようにして作製される。
まず、溶融ガラスをノズルの先端から滴下して、液滴状ガラスを作製し(液滴成形)、必要に応じて、研削、研磨、洗浄してプリフォームガラスを作製する。または、溶融ガラスを急冷鋳造して一旦ガラスインゴットを作製し、研削、研磨、洗浄してプリフォームガラスを作製する。続いて、プリフォームガラスを加熱して軟化し、精密加工を施した金型によって加圧成形し、金型の表面形状をガラスに転写してレンズを作製する。このような成形方法は、一般にモールドプレス成形法と呼ばれている。
モールドプレス成形法を採用する場合、金型の劣化を抑制しつつ、レンズを精密にモールドプレス成形するために、できるだけ低いガラス転移点Tg(少なくとも650℃以下)を有するガラスが求められる。また、プリフォームガラスを作製する際に失透が生じると、モールドプレスレンズとしての基本性能が得られないことから、耐失透性に優れたガラスであることが重要である。さらに、近年では各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズや、撮影用レンズといった光学レンズには、コスト削減を目的として、レンズを薄くしたり、レンズの枚数を少なくしたりすることが検討されており、これを実現するために、高屈折率かつ高分散の(アッベ数の小さい)ガラス材質が求められている。
以上の特性を達成可能なガラスとして、ビスマスを主成分として含有するガラス(ビスマス系ガラス)が提案されている。しかしながら、ビスマス系ガラスにおいて、Biは溶融時に他の成分を酸化し、自身は還元されて金属ビスマスとなって析出して黄色着色が生じ、透過率が低下しやすいという問題がある。着色を低減する方法として、溶融ガラス中に酸素バブリングして酸化雰囲気で溶融することにより、金属ビスマスの析出を抑制する方法が提案されている(特許文献1)。しかしながら、酸素バブリングを行うと、坩堝内における溶融ガラスの流れが大きくなり、溶融容器等の材料が侵食され、溶融ガラスに溶け込みやすくなる。そのため、ガラス組成が変化したり、溶融容器等の材料を主成分とした失透物が析出したり、製造設備の寿命が短くなるという問題がある。
そこで、ガラス原料中にガラス構成成分として残留しない成分を含有させる方法が提案されている(特許文献2)。当該方法によれば、ガラス溶融過程において、原料混合物から多量にガスが放出され、そのガスの放出によって溶融ガラス中に攪拌効果が生じやすくなり、大気中の酸素とガラスが接触する事で酸化を進行させ、透過率を向上させることが期待できる。
特表2005−502574号公報 特開2008−184355号公報
特許文献2に記載の方法により透過率向上の効果を得ることができるが、その程度は未だ十分でなく、さらに透過率に優れたビスマス系ガラスが望まれている。
したがって、本発明は、酸素バブリングといった大掛かりな設備の導入を行うことなく、高透過率かつ高分散で、かつ透過率に特に優れた光学ガラスを提供することを目的とする。
本発明者等は種々の検討を行った結果、ビスマスを主成分として含有する光学ガラスの製造方法において、特定の原料を用いることにより上記課題を解決できることを見いだし、本発明として提案するものである。
すなわち、本発明は、原料混合物を溶融することにより、Biを10〜90質量%含有する光学ガラスを製造するための方法であって、原料混合物中において、溶融により酸化性ガスとして放出される成分を3.1質量%以上含有することを特徴とする光学ガラスの製造方法に関する。
本発明の光学ガラスの製造方法によれば、高屈折率かつ高分散で、しかも透過率に特に優れた光学ガラスを容易に作製することができる。その理由としては、溶融により放出される酸化性ガスがビスマス成分を酸化する効果に特に優れ、金属ビスマスの析出を効果的に抑制するからである。このため、レンズの薄肉化やレンズ枚数の削減が可能になり、さらに高精細な光学デバイスを作製することができる。これにより、部品コストの低減や性能の向上を図ることが可能になる。
第二に、本発明の光学ガラスの製造方法は、酸化性ガスとして放出される成分がNOであることが好ましい。
NOは酸化性が特に高いため、金属ビスマスの析出を抑制する効果に特に優れる。
第三に、本発明の光学ガラスの製造方法は、NOを放出する原料が硝酸ビスマスであることが好ましい。
原料として硝酸ビスマスを用いれば、ビスマス成分を直接酸化することになるため、金属ビスマスの発生を抑制する効果が高い。また、本発明により製造される光学ガラスはBiを多く含有するため、原料として硝酸ビスマスを用いれば、NOも原料中に多く含有させることが可能となる。結果として、溶融中にNOガスを多量に発生させることができ、金属ビスマスの発生を効果的に抑制することが可能となる。
第四に、本発明の光学ガラスの製造方法は、金を主成分とする溶融容器を用いて溶融することが好ましい。
ガラスの製造工程では、一般に白金を主成分とする溶融容器が用いられることが多いが、ガラス中に溶出した白金はガラスの透過率を低下させるという問題がある。また、ビスマス系ガラスの溶融においては、析出した金属ビスマスと白金が結合して、透過率の低下が顕著になるという問題がある。そこで、金を主成分とする溶融容器を用いることにより、溶融容器の金属成分が原因となる透過率の低下を極力抑制することが可能となる。なお、「金を主成分とする」とは、金の含有量が90質量%以上、特に95質量%であることをいう。
第五に、本発明の光学ガラスの製造方法は、溶融温度が、液相温度+300℃以下であることが好ましい。
溶融温度が高くなると、ビスマス成分が還元され金属ビスマスが析出しやすくなる。本発明では、溶融温度を上記のように制限することにより、ビスマス成分の還元を抑制し、透過率に優れたガラスを製造することが可能となる。
第六に、本発明は、前記いずれかの方法により製造されたことを特徴とする光学ガラスに関する。
第七に、本発明の光学ガラスは、ガラスの着色度λ70が600nm以下であることが好ましい。
本発明において、「着色度λ70」とは、透過率曲線において透過率が70%になる波長を指し、紫外域〜可視域の透過率を評価するための目安となる。すなわち、着色度λ70が小さいほど、紫外域〜可視域の透過率に優れるガラスと言える。
ガラスの着色度λ70が上記範囲を満たすことにより、透過率に優れ、各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズ、ビデオカメラ、一般のカメラの撮影用レンズ等に好適な光学ガラスを得ることが可能となる。
第八に、本発明の光学ガラスは、ガラス中のβ−OH値が0.51/mm以下であることが好ましい。β−OH値はガラス中の水分量を示しており、β−OH値が高いほど水分量は多くなる。
β−OH値が上記範囲を満たすことにより、ガラス成形時のリボイル泡を抑制することが容易になり、不良の発生を低減することが可能となる。
第九に、本発明の光学ガラスは、ガラス成分としてBを5質量%以上含有することが好ましい。
はガラスの透過率を向上させる効果が高いため、ガラス中に当該成分を含有することにより、透過率に優れたガラスが得られやすくなる。
第十に、本発明の光学ガラスは、ガラス中のFe含有量が20ppm以下であることが好ましい。
Feは原料粉末やガラス製造設備等から不純物としてガラス中に混入しやすい成分である。Feイオンには、一般にFe2+とFe3+の2種が知られているが、Fe2+は可視域に吸収がない(吸収波長=1050nm)のに対し、Fe3+は波長380nm、420nm、435nmの可視域に吸収を有しているため、着色の原因となる。本発明の光学ガラスは、強い酸化性雰囲気下で溶融することにより製造されるため、ビスマス等の主要なガラス構成成分だけではなく、不純物として混入するFeも酸化されてFe3+に変化しやすい。そのため、溶融ガラス中ではFe成分はほとんどFe3+の状態で存在していると考えられ、通常の光学ガラスに含まれる数十ppmという微量のFe含有量であっても、ガラスの透過率を著しく低下させるおそれがある。そこで、ガラス中におけるFe含有量を20ppm以下と非常に少量に限定することで、強い酸化雰囲気での溶融工程を経ても、着色の原因となるFe3+の発生量を極力低減することができ、着色の少ない光学ガラスを得ることが可能となる。
第十一に、本発明の光学ガラスは、モールドプレス成形用であることが好ましい。
本発明の光学ガラスは、Biを多く含有するためガラス転移点が低く、モールドプレス成形用として好適である。本発明の光学ガラスは、低温でモールドプレス成形可能であることから、モールドプレス成形時の金型の劣化を抑制することができ、モールドプレス成形時に透明性を阻害する失透物の発生も少ない。
実施例における試料No.1、3〜5の透過率曲線を示すグラフである。 実施例における試料No.31〜33の透過率曲線を示すグラフである。
特に断りがない場合、以下の「%」は「質量%」を意味する。
本発明の製造方法により製造される光学ガラスはBiを主成分として含有する。Biはガラスの高屈折化、高分散化、低Tg(ガラス転移点)化、化学耐久性向上等を実現させる必須成分であり、ガラスの失透抑制成分としても効果がある。Biの含有量は10〜90%、10〜85%、10〜80%、20〜77%、25〜76%、特に30〜75%が好ましい。Biは揮発性が高いため、その含有量が90%を超えると、モールドプレス成形を行った際に、金型が劣化しやすくなったり、金型との融着性が悪化しやすくなる。また、ガラスの化学耐久性が低下しやすくなる。一方、Biの含有量が10%未満であると、ガラスが不安定になって耐失透性が悪化したり、所望の光学特性や低Tg化を達成することが困難となる。
本発明の製造方法では、原料混合物中において、溶融により酸化性ガスとして放出される成分を3.1質量%以上含有し、さらには、5質量%以上、10質量%以上、20質量%以上含有することが好ましい。溶融により酸化性ガスとして放出される成分の含有量が3.1質量%未満であると、金属ビスマスの析出を抑制する効果が十分でなく、ガラスが黄色方向に着色しやすくなり、また着色度Tλ70が悪化して紫外域〜可視域の透過率が低下する傾向がある。
酸化性ガスとして放出される成分としては、NO、SOなどが挙げられる。なかでも、NOはビスマス成分を酸化する効果が高いため好ましい。
酸化性ガスを放出する原料としては、硝酸ビスマス、硝酸ランタン、硝酸ガドリニウム、硝酸バリウムなどの硝酸塩や、硫酸ビスマス、硫酸ランタン、硫酸ガドリニウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、炭酸ビスマス、炭酸ランタン、炭酸ガドリニウム、炭酸バリウムなどの炭酸塩があげられる。なかでも、直接ビスマスを酸化させることが可能であり、かつ原料中に多量に含有させることが可能な硝酸ビスマス(Bi(NO)を原料として用いることが好ましい。また、これら原料の水和物を用いてもよい。具体例としては、硝酸ビスマス五水和物(Bi(NO・5HO)が挙げられる。なお、他のビスマス硝酸塩としては、次硝酸ビスマス(BiONO)を用いることができるが、Biに対するNO成分含有量が少ない。透過率向上効果を得る上では、NOガスを多量に発生させることが可能な硝酸ビスマスやその水和物、あるいはそれらの混合物を用いるほうが有利である。
なお、酸化性ガスを放出する原料の使用と併せて、溶融ガラスに対して酸素バブリングを行ったり、溶融雰囲気を酸素含有雰囲気にすることにより、ビスマス成分の酸化を促進させ、金属ビスマスの析出をより一層抑制することが可能である。
不純物としてガラス中に溶け込んだ金属イオンが金属ビスマスと結合することにより、金属ビスマスによる着色の程度が大きくなり、透過率が悪化しやすくなる。具体的には、白金からなる溶融容器を用いた場合、透過率の低下が顕著になる傾向がある。その対策として、白金からなる溶融容器に代えて、金を主成分とする溶融容器や石英ガラスからなる溶融容器を使用することにより着色を抑制することができる。しかしながら、金を主成分とする溶融容器は、白金からなる溶融容器と比較して耐熱性に劣るという問題がある。例えば、金からなる溶融容器を採用するためには、液相温度が1000度以下のガラスである必要がある。ただし、金に白金やジルコニウム等の耐熱性の高い金属を添加してなる合金を溶融容器に用いることにより、溶融容器の耐熱性を向上させることが可能である。また、石英ガラス製溶融容器はガラス溶融時に侵食されて脈理等が発生しやすいため、石英ガラス製溶融容器を用いる場合には比較的低温でガラスを溶融する必要がある。
溶融温度は、液相温度+300℃以下、+250℃以下、特に+200℃以下が好ましい。溶融温度が液相温度+300℃より高くなると、ビスマス成分が還元されて金属ビスマスが析出しやすくなり、透過率が低下しやすくなる。また、溶融ガラスを成形する際に失透が生じやすくなる。なお、十分に溶融してガラス化させるために、下限は液相温度以上、特に液相温度+100℃以上が好ましい。具体的には、溶融温度は700〜1200℃、700〜1150℃、特に800〜1100℃が好ましい。
以下、本発明の光学ガラスについて説明する。
既述のように、本発明の光学ガラスは主成分としてBiを含有する。Bi以外に、ガラス形成成分としてSiO、Al、B、Pを含有することができる。これらの成分が多くなりすぎると、屈折率および分散が低下する傾向がある。したがって、その含有量は各々0〜40%、0.1〜30%、特に10〜20%が好ましい。なお、これらの成分の合量は0〜50%、0.1〜40%、特に10〜30%が好ましい。
これらガラス形成成分のなかで、Bは透過率を最も向上できる成分であり、特に、高屈折率ガラスの場合にその効果が顕著である。また、ガラスの失透を抑制する効果もある。したがって、B含有量を5%以上、10%以上、特に15%以上にすることで、透過率の高い光学ガラスを得ることができる。しかし、Bの多いガラスは、ガラス中の水分量すなわちβ−OH値が高くなりやすい傾向にある。
なお、BiとBの合量を多くすることで、高屈折、高分散かつ透過率に優れたガラスが得られやすくなる。具体的には、これらの成分の合量が60%以上、70%以上、特に80%以上であることが好ましい。上限は特に限定されず、両成分の合量が100%であってもよいし、他成分の添加を考慮して、99.99%以下、99.9%以下、特に99%以下としてもよい。
また、着色度の良好なガラスを得るには、Bi/Bの比を調整することが好ましい。具体的には、Bi/Bが5以下、4.5以下、特に4以下であることが好ましい。
また、屈折率上昇成分として、La、Gd、Ta、WO、TiO、GeO等を含有することができる。
La、Gd、Taは屈折率を上昇させることが可能な成分であるが、多量に含有すると透過率が低下しやすくなる。したがって、これらの成分の含有量は各々0〜20%、0〜18%、0〜15%、特に0.1〜13%が好ましい。
本発明の光学ガラスにおいて、Biが少ない領域(例えば、Biが75%未満)で高屈折率のガラスを得るには、La+Gd+Taを調整することが好ましい。具体的には、これらの成分の合量が7.5〜30%、8〜25%、特に10〜20%が好ましい。これらの成分の合量が7.5%未満であると、高屈折率を維持することが困難となる。一方、これらの成分の合量が30%を超えると、高分散のガラスになりにくく、失透しやすくなる。また、Biが多い領域(例えば、Biが75%以上)では、La+Gd+Taが多いと、透過率が低下する原因となる。したがって、これらの成分の合量は0〜20%、0〜10%、特に0.1〜5%であることが好ましい。
WO、TiO、GeOは紫外〜可視領域の透過率を低下させやすい成分である。また、GeOは高価であるため、なるべく使用を控えることが好ましい。したがって、WO、TiO、GeOの含有量は、各々10%以下、特に5%以下にすることが好ましい。
TiOは屈折率を高める効果が大きい成分であると同時に、屈折率の波長分散を高める効果もある。また、La、Gd、Taと比較して、耐失透性を抑制する働きが大きい。したがって、高屈折率、高分散性かつ耐失透性に優れた光学ガラスを得る場合は、TiOを積極的に添加することが有効である。
なお、Bi+B+TiO+SiOの合量を50%以上、80%以上、90%以上、特に99.9%以上と多くすることにより、高屈折率および高分散の特性に特に優れたガラスを得ることが可能となる。
その他に、屈折率上昇成分として、Nb、Y、Ybを各々0〜10%、さらには0.1〜5%含有することができる。
ガラスの粘度を低下させる成分として、アルカリ金属成分またはアルカリ土類金属成分を含有することができる。
アルカリ金属成分としては、LiO、NaO、KO等を使用できるが、多くなりすぎると屈折率が低下しやすくなる。アルカリ金属成分の含有量は、各々0〜20%、特に0.1〜10%が好ましい。
アルカリ土類金属成分としては、CaO、SrO、BaO、MgOを使用できる。また、アルカリ土類金属成分と類似の働きを有する成分として、ZnOを使用することができる。ZnOはアルカリ土類金属成分と比較して失透傾向が強くないため、多量に含有させても均質なガラスを得ることができる。また、着色も比較的小さい成分である。これらの成分は多くなりすぎると屈折率が低下しやすくなる。したがって、その含有量は各々0〜20%、特に0.1〜10%が好ましい。
また、中間物質としてZrOを含有することができる。ZrOは化学耐久性を高める効果があるが、多くなりすぎると失透しやすくなる。ZrOの含有量は0〜10%、0〜7.5%、特に0.1〜5%が好ましい。
また、清澄剤としてSb、SnO等を含有することができる。特に、Sbはガラス中の不純物であるFeによる着色を抑制する効果もある。清澄剤の含有量は0〜1%、0〜0.1%、0.001〜0.05%、特に0.01〜0.05%が好ましい。
鉛成分(PbO)、ヒ素成分(As)およびフッ素成分(F)は、環境上の理由から、実質的なガラスへの導入は避けるべきである。したがって、これらの成分は実質的に含有しないことが好ましい。具体的には、これらの成分の含有量が各々0.1%未満であることが好ましい。
本発明の光学ガラスにおいて、金属ビスマス(Bi0+)の析出量は、総Bi成分含有量に対する金属ビスマスのモル比率で表わした際に、0.05%以下、0.02%以下、特に0.01%以下が好ましい。金属ビスマスの析出量が0.05%を超えると、透過率が低下する傾向がある。
析出した金属ビスマスの大きさ(長径)は、1μm以下、特に0.5μm以下であることが好ましい。金属ビスマスの大きさが1μmを超えると、透過率に劣る傾向がある。
本発明の光学ガラスにおいて、Feの含有量は20ppm以下、18ppm以下、12ppm以下、9ppm以下、7ppm以下、5ppm以下、特に4ppm以下であることが好ましい。Feの含有量が20ppmを超えると、Fe3+が原因となる着色の度合いが大きくなり、所望の着色度を達成しにくくなる。
ガラス中のFe含有量を上記範囲に限定するためには、原料混合物中において含まれるFe量を低減したり、原料混合物の輸送設備や溶融設備からのFe不純物の混入を防止する等の方法がある。特に、原料混合物中の不純物を精製によって除去する方法が効果的である。また、本発明の光学ガラス中に多く含まれるビスマス成分原料中のFe量を低減させることが効果的である。
本発明の光学ガラスにおいて、ガラス中のβ−OH値は0.51/mm以下、0.50/mm以下、特に0.45/mm以下が好ましい。β−OH値が0.51/mmを超えると、溶融中に溶融容器と溶融ガラスの界面にリボイル泡が発生しやすく、泡不良の原因となる。泡を低減するためには、溶融時間を長くしたり溶融温度を高くしたりする必要があるが、その場合、ビスマス成分が還元されて金属ビスマスが析出しやすくなり、透過率が高いガラスを製造することが困難となる。β−OH値はガラス原料中の水分量や溶融時の湿度、また、ガラス原料中の酸化性ガスとして放出される成分の含有量により変化する。特に、ガラス原料中の酸化性ガスとして放出される成分の含有量を多くすることにより、β−OH値を効果的に低減することができる。これは、溶融中に酸化性ガスが多量に発生することにより、溶融ガラスが撹拌され、ガラス中の水分が揮発しやすくなるためと考えられる。したがって、β−OH値はガラスの酸化状態が反映される。
ガラス中のβ−OH値は以下の式で表わすことができる。
β−OH値=(1/X)log10(T/T
X:ガラス肉厚(mm)
:参照波長3846cm−1における透過率
:水酸基吸収波長3600cm−1付近における最小透過率
なお、ガラス中の水分量はβ−OH値にガラス組成に固有の係数を乗ずることにより算出される。
本発明の光学ガラスの屈折率(nd)は、1.7以上、1.8以上、1.9以上、1.93以上、特に1.95以上が好ましい。また、アッベ数(νd)は、10〜30、12〜28、特に15〜26が好ましい。このような光学特性を満たすことにより、色分散が少なく、高機能で小型の光学素子用の光学レンズとして好適となる。
本発明のモールドプレス成形用光学ガラスは、着色度λ70となる波長が600nm以下、580nm以下、特に560nm以下であることが好ましい。着色度λ70が600nmを超えると、可視域〜近紫外域における透過率に劣り、各種光学レンズ等に使用することが困難となる。
本発明の光学ガラスは、ガラス転移点が650℃以下、特に640℃以下、さらには630℃以下とすることが可能である。ガラスの軟化点が低くなると、低温でのプレス成形が可能となり、金型の酸化、ガラス成分の揮発による金型の汚染やガラスと金型との融着を抑えることができる。
さらに、本発明の光学ガラスは、液相粘度が0.4Pa・s以上、0.45Pa・s以上、0.5Pa・s以上、特に0.6Pa・s以上であることが好ましい。液相粘度を0.4Pa・s以上に調整することによって、ガラスが失透しない温度領域において溶融ガラスの流量を安定させることが可能となる。その結果、例えば液滴成形により、体積精度に優れたモールドプレス成形用光学ガラスを得ることが可能になる。
本発明のガラスを用いて光ピックアップレンズや撮影用レンズ等を製造する方法を述べる。まず、所望の組成になるようにガラス原料を調合した後、ガラス溶融炉中で溶融する。次に、溶融ガラスをノズルの先端から滴下して液滴状ガラスを作製し、プリフォームガラスを得る。または溶融ガラスを急冷鋳造して一旦ガラスブロックを作製し、研削、研磨、洗浄してプリフォームガラスを得る。続いて、精密加工を施した金型中にプリフォームガラスに入れて軟化状態となるまで加熱しながら加圧成形し、金型の表面形状をガラスに転写させる。このようにして光ピックアップレンズや撮影用レンズを得ることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1〜7は本発明の実施例(No.1〜3、7、8、10、12、14、16、18、21〜34、36、38〜58)と比較例(No.4〜6、9、11、13、15、17、19、20、35、37)を示している。
各試料は次のようにして調製した。
まず、表に示す各組成になるようにガラス原料を調合し、白金坩堝または金坩堝を用いて表に記載の溶融温度で1〜3時間溶融した。酸化性ガスを放出する原料としては、硝酸ビスマス五水和物を用いた。表8に、試料No.1とNo.5のバッチ調合例を示す。なお、表8において、各原料含有量は、酸化物基準で表される組成含有量を達成するために必要な理論量である。溶融後、ガラス融液をカーボン板上に流し出し、さらにアニールした後、各測定に適した試料を作製した。
得られた試料について、屈折率(nd)、アッベ数(νd)、ガラス転移点、液相温度、ガラス中の水分量、着色度λ70を評価した。結果を表1〜7に示す。なお、図1には、試料No.1、3〜5の透過率曲線を示した。また、図2には、試料No.31〜33の透過率曲線を示した。図1において、波長500nmにおける透過率の高いものから順に、No.1→No.3→No.4→No.5となっている。
なお、屈折率はヘリウムランプのd線(587.6nm)に対する測定値で示した。
アッベ数は上記d線の屈折率と水素ランプのF線(486.1nm)、同じく水素ランプのC線(656.3nm)の屈折率の値を用い、アッベ数(νd)=[(nd−1)/(nF−nC)]式から算出した。
液相温度は、温度勾配を有する電気炉で溶融ガラスを18時間保持した後、空気中で放冷し、光学顕微鏡で失透物の析出位置を求めることで測定した。
液相粘度は、液相温度における粘度を球引き上げ式粘度計により測定した。
ガラス転移点は熱膨張測定装置(dilato meter)にて測定される値によって評価した。
β−OH値は既述の測定方法により算出した。
着色度λ70は、厚さ10mm±0.1mmの光学研磨されたガラスについて、分光光度計を用いて200〜800nmの波長域での透過率を0.5nm間隔で測定し、透過率70%を示す波長により評価した。
本発明の光学ガラスの製造方法によれば、高屈折率かつ高分散であり、かつ透過率に優れた光学ガラスを容易に作製できるため、CD、MD、DVD、その他各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズ、ビデオカメラ、一般のカメラの撮影用レンズ等の製造に好適である。

Claims (11)

  1. 原料混合物を溶融することにより、Biを10〜90質量%含有する光学ガラスを製造するための方法であって、原料混合物中において、溶融により酸化性ガスとして放出される成分を3.1質量%以上含有することを特徴とする光学ガラスの製造方法。
  2. 酸化性ガスとして放出される成分がNOであることを特徴とする請求項1に記載の光学ガラスの製造方法。
  3. NOを放出する原料が硝酸ビスマスであることを特徴とする請求項1または2に記載の光学ガラスの製造方法。
  4. Auを主成分とする溶融容器を用いて溶融することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学ガラスの製造方法。
  5. 溶融温度が、液相温度+300℃以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光学ガラスの製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の方法により製造されたことを特徴とする光学ガラス。
  7. ガラスの着色度λ70が600nm以下であることを特徴とする請求項6に記載の光学ガラス。
  8. ガラス中のβ−OH値が0.51/mm以下であることを特徴とする請求項6または7に記載の光学ガラス。
  9. ガラス成分としてBを5質量%以上含有することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の光学ガラス。
  10. ガラス中のFe含有量が20ppm以下であることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の光学ガラス。
  11. モールドプレス成形用であることを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の光学ガラス。
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