JP4337134B2 - モールドプレス成形用光学ガラス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモールドプレス成形用光学ガラスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD、MD、DVDその他各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズ、ビデオカメラや一般のカメラの撮影用レンズ等の光学レンズ用に、種々の光学定数(屈折率、アッベ数)を有する光学ガラスが使用されている。
【0003】
これらの光ピックアップレンズや撮影用レンズに用いられるガラスは、まず、溶融ガラスをノズルの先端から滴下し一旦液滴状ガラスを作製し、研削、研磨、洗浄してプリフォームガラスを作製する。または溶融ガラスを急冷鋳造して一旦ガラスブロックを作製し、同じく研削、研磨、洗浄してプリフォームガラスを作製する。次にプリフォームガラスを軟化状態になるように加熱しながら、精密加工を施した金型で加圧成形し、金型の表面形状をガラスに転写させる、いわゆるモールドプレス成形法が広く用いられている。
【0004】
従来、モールドプレス成形法に適したガラス材質として、低温で加圧成形できる鉛系のプリフォームガラスが存在したが、近年の環境上の問題から、種々の非鉛系のプリフォームガラスに切り替えられつつある。
【0005】
また光ピックアップレンズ等の光学レンズにおいては、近年、以下の理由から高屈折率、低分散の光学定数が望まれている。つまり光ピックアップ用では、高屈折率であるほど、レンズ肉厚を薄くしたり、レーザー光を集光するための凸部曲率を下げることができるため、デバイスをコンパクトにでき、また量産に適したプレス成形しやすいレンズ形状にすることができる。また、低分散であれば、屈折率の波長依存性が小さいため、光ディスクシステムで使用されるレーザー発振波長の変動に対して影響を受けにくいという利点を兼ね備えることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平3−37130号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記した非鉛系のプリフォームガラスは一般に軟化点が高いため、金型が劣化して成形精度が低下したり、ガラス成分の揮発による金型汚染が生じる等、モールドプレス成形に適していないという問題がある。
【0008】
また軟化点を低下させる目的で、ホウ酸やアルカリ金属酸化物を多量に含有させたモールドプレス成形用ガラスが存在する(例えば特許文献1)が、これらのプリフォームガラスは、溶融、成形工程で失透ブツや脈理が発生し易いため、ガラスに内部欠陥が生じて量産化に適していない。またこの内部欠陥は最終製品にも直接影響を与え、設計通りの光学特性が得られないという問題がある。さらに切削、研磨、洗浄工程におけるガラス成分の研磨洗浄水や各種洗浄溶液中への溶出によって表面の変質が起こる等、耐候性が悪く、最終製品においても、高温多湿状態に長時間晒されるとガラスの表面が変質し、信頼性を損なうという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、上記した問題を改善し、屈折率(nd)が1.60〜1.65未満、アッベ数(νd)が55以上で、低温でプレス成形可能であり、高い耐候性を兼ね備えたモールドプレス成形用光学ガラスを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のモールドプレス成形用光学ガラスは、質量%でSiO2 11.5〜45%、Al23 0.5〜11%、B23 22.5〜45%、MgO 0〜10%、CaO 0〜13%、BaO 0〜12%、SrO 0〜9.5%、ZnO 0〜9%、ZrO2 0〜5%、Li2O 3.5〜12%、Na2O 0〜10%、K2O 0〜10%、Sb23 0〜1%、La23 5〜18.5%、Gd23 5.5〜15%、Ta25 0〜10%、Bi23 0〜5%であり、Nb 2 5 を含まず、RO/(La23+Gd23)0.53(RはMg、Ca、Ba、Srの一種以上)、且つ0.1≦Al23/La23≦0.6であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のモールドプレス成形用光学ガラスの組成範囲を上記のように限定した理由を以下に述べる。
【0012】
SiO2はガラスの骨格を構成する成分であり、耐候性を向上させる効果がある。その含有量は11.5〜45%、好ましくは15〜40%、さらに好ましくは20〜35%である。SiO2が45%を超えると屈折率が著しく低下したり、軟化点が650℃を超えてしまう。一方、11.5%より少ないと、耐候性が著しく悪化する。
【0013】
Al23はSiO2と共にガラスの骨格を構成する成分であり、耐候性を向上させる効果がある。特にSiO2−B23−RO−R'2O−La23系ガラスでは、ガラス中のアルカリ成分の水への選択的溶出を抑制する効果が顕著であり、その含有量は0.5〜11%、好ましくは0.5〜10%、さらに好ましくは0.5〜5%である。Al23が0.5%より少ないと上記の効果を得られなくなる。11%を超えると、溶融性が悪化し、脈理や泡がガラス中に残るなどの内部欠陥を生じやすくなり、レンズ用ガラスとしての要求品位を満たすことができなくなる。
【0014】
23はアッベ数(νd)を高める必須の成分であり、また軟化点を低下させるため、モールドプレス成形におけるガラスと金型の融着防止にも効果がある。その含有量は10.5〜45%、好ましくは15〜40%、さらに好ましくは22.5〜30%である。B23が45%を超えるとガラス溶融時にB23−R'2Oで形成される揮発物が多くなり、脈理の生成を助長してしまう。またモールド成形時にも揮発が生じて金型を汚染し、金型の寿命を大きく縮めてしまう。さらに耐候性が著しく悪化する。一方B23が10.5%より少ないと、アッベ数が55より小さくなる。
【0015】
アルカリ土類金属酸化物RO(R はMg、Ca、Ba、Sr)は融剤として作用するとともに、SiO2−B23−RO−R'2O−La23系ガラスにおいて、アッベ数を低下させずに屈折率を高める効果がある。
【0016】
MgOは屈折率を高める成分であるが、分相性が強く、また液相温度を高める傾向があるため、その含有量は0〜10%、好ましくは0〜5%に制限される。
【0017】
CaOは屈折率を高める成分であり、MgOに比べると分相性は強くないため、比較的多量に含有させることができる。CaOの含有量は0〜13%、好ましくは0〜12.5%である。CaOが13%より多いと高温多湿状態でガラス表面からの析出量が顕著になり、耐候性が著しく悪化し最終製品の耐候性を損なうこととなる。
【0018】
BaOは屈折率を高める成分であり、またこのガラス系においては液相温度を低下させ作業性を向上させる効果もある。しかし、高温多湿状態でガラス表面からの析出量が他のRO成分に比べ著しく多いため、多量に含有させると最終製品の耐候性を著しく損なうことになる。それ故、その含有量は0〜12%、好ましくは0.1〜11.5%、更に好ましくは1〜9.5%である。
【0019】
SrOは屈折率を高める成分であり、他のRO成分に比べて液相温度を下げる効果があるため作業温度範囲を広げることができる。またBaOに比べると、高温多湿状態でのガラス表面からの析出程度は少なく、耐候性に優れた製品を得ることができる。その含有量は0〜9.5%、好ましくは0〜4.5%である。SrOが9.5%以下であれば十分な作業温度範囲が確保できる。
【0020】
アルカリ金属酸化物R'2O(R'はLi、Na、K)は軟化点を低下させるための成分である。
【0021】
Li2Oはアルカリ金属成分の中で最も軟化点を低下させる効果が大きい。その含有量は3.5〜12%、好ましくは3.5〜11.5%である。12%を超えると分相性が強く、液相温度が高くなって作業性が悪くなる。一方3.5%より少ないと軟化点が650℃を超えてしまう。
【0022】
Na2O、K2Oは軟化点を低下させる効果があるが、多量に含有すると溶融時にB23−R'2Oで形成される揮発物が多くなり、脈理の生成を助長してしまう。またモールド成形時にも揮発が生じて金型を汚染し、金型の寿命を大きく縮めてしまう。このためNa2Oの含有量は0〜10%、好ましくは0〜5%に制限される。同様にK2Oの含有量は0〜10%、好ましくは0〜5%である。
【0023】
ZnOは屈折率を高める成分であり、その含有量は0〜9%、好ましくは0〜4.5%である。ZnOが9%以下であればアッベ数(νd)を55以上にすることが容易となり、所望の光学定数を得ることができる。その他、失透傾向が強くないため、均質なガラスを得ることができる。また、ZnOは耐候性を向上させる効果があり、優れた製品を得ることができる。
【0024】
ZrO2は屈折率を高め、耐候性を向上させる成分であるものの、多量の添加はアッベ数の低下を招くとともに、軟化点を上昇させてしまう。それゆえその含有量は0〜5%、好ましくは0〜4%に制限される。
【0025】
La23は、十分な作業範囲を確保するための必須成分であり、また、アッベ数を低下させることなく屈折率を著しく高める効果を有する。その含有量は、La23は5〜18.5%、好ましくは10〜18.5%である。18.5%を超えると分相性が強くなり、液相温度が上がって作業性が大幅に低下する。一方、5%より少ないと作業温度が著しく狭くなる。
【0026】
Gd23は、アッベ数を低下させることなく屈折率を著しく高める効果を有している。また、SiO2−B23−RO−R'2O−La23系に一定量以上含有させると、この系で発生しやすい分相を抑制することができ、その結果、耐候性、特に耐アルカリ性を向上させる効果を得ることができる。その含有量は、5.5〜15%、好ましくは6〜15%、さらに好ましくは9〜15%である。5.5%以下であると耐アルカリ性が悪くなる。また屈折率が低下し易くなる。一方、この範囲を超えると、液相温度が上がって作業性が大幅に低下してしまう。
【0027】
Ta25は屈折率を高め、耐候性を向上させる成分であり、その含有量は0〜10%、好ましくは0〜5%である。Ta25を多量に添加すると液相温度が上昇し、作業性が大幅に低下するが、10%以下の添加であれば差し支えない。
【0028】
Bi23は屈折率を高める成分であり,モールドプレス成型において,ガラスと金型の融着防止に効果がある。ただし成型時の加熱によって着色する傾向が強くなるため,その含有率は0〜5%,好ましくは0〜4%に制限される。
【0029】
清澄剤としてSb23を添加することもできる。なおガラスに対する過度の着色を避けるため、Sb23の含有量は1%以下とする。
【0030】
さらにRO/(La23+Gd23)は0.53以下、好ましくは0.50以下である。この比を0.53以下とすることで、JOGISによる粉末法耐水性での重量減が0.10%未満となり、高い耐候性を有する。しかし、この比が0.53を超えると重量減が大きくなり、また高温多湿状態でガラス表面からROの析出も顕著となり、耐候性を著しく損なう。
【0031】
また、Al23/La23の範囲は、0.1〜0.6、好ましくは0.1〜0.45である。この比を0.1〜0.6にすることで、RO−La23系の結晶析出を抑制し、作業温度範囲をさらに広げることが可能となる。この比が0.1より小さいと、液相温度が上昇して作業性が低下する。一方0.6より大きいと高屈折率を得ることが困難になり、また軟化点が上昇する。
【0032】
TiO2、Nb25は、アッベ数の低下を招くことが特に顕著であり、要求される高屈折率、低分散の用途に対して不適であるため、含有すべきでない。
【0033】
PbOは、環境上の問題から含有すべきでない。
【0034】
上記以外にも、本発明の特徴を損ねない範囲でP25等の他成分を添加することができる。なおP25は、モールドプレス成形においてガラスと金型の融着防止や液相温度の低下に効果があるが、分相性が強く耐水性が低下する傾向があるため、5%以下、特に3%以下に制限することが望ましい。
【0035】
なおAs23は環境上好ましくないため、またAgおよびハロゲン類は光可逆変色キャリヤーとなるので、本発明においては使用しないほうがよい。
【0036】
上記組成を有するガラスは、屈折率(nd)が1.60〜1.65未満、アッベ数(νd)が55以上である。また軟化点を650℃以下、日本光学硝子工業会規格JOGISによる粉末法耐水性での重量減を0.10%未満、粉末法耐アルカリ性での重量減を1.0%未満にすることができる。軟化点が650℃以下であれば低温でプレス可能であり、ガラス成分が揮発し難い。またJOGISによる粉末法耐水性での重量減が0.10%未満、粉末法耐アルカリ性での重量減が1.0%未満でであれば、高い耐候性を有し、実使用に耐えうるものと判断できる。さらに塩基性度が11以下(好ましくは9.5以下)であれば、モールドプレスによる成形時にガラスとプレス金型の融着を容易に防止することができる。
【0037】
なお本発明において、塩基性度とは、(酸素原子のモル数の総和/陽イオンのField Strengthの総和)×100として定義される。式中のField Strength(以下F.S.と表記する)は次式により求められる。
【0038】
F.S.=Z/r2
【0039】
Zはイオン価数、rはイオン半径を示している。なお本発明におけるZ、rの数値は『化学便覧基礎編 改訂2版(1975年 丸善株式会社発行)』を参照する。本発明者の知見によれば、塩基性度が低いほど、金型と融着しにくくなる。以下にガラスの塩基性度が融着を支配する機構について説明する。
【0040】
ガラスの塩基性度はガラス中の酸素の電子がガラス中の陽イオンにどのくらい引きつけられているかを示す指標になる。塩基性度の高いガラスではガラス中の陽イオンによる酸素の電子の引きつけが弱い。したがって、塩基性度の高いガラスは、電子を求める傾向の強い陽イオン(金型成分)と接した際、塩基性度の低いガラスに比べガラス中に金型からの陽イオンの侵入が起きやすい。金型成分である陽イオンがガラス中へ侵入(拡散)すると、界面付近のガラス相中の金型成分濃度が増加する。これによりガラス相と金型相の組成差が減少するため、両者の間の親和性が増し、ガラスが金型に濡れやすくなる。このような機構により、ガラスと金型が融着すると考えられる。従って塩基性度が低くなるにしたがって、ガラス中に金型成分が侵入しにくくなり、ガラスと金型は融着しなくなる。
【0041】
具体的にはガラスの塩基性度が11以下、好ましくは9.5以下であれば融着が起こらなくなると考えられる。ガラスの塩基性度が9.5を超えると金型と融着する傾向が現れ、11を超えるとガラスと金型が融着して製品の面精度が損なわれ、量産性が顕著に悪化する。
【0042】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0043】
表1〜4は本発明の実施例(試料No.1〜10)及び比較例(試料No.11〜15)を示している。
【0044】
【表1】
Figure 0004337134
【0045】
【表2】
Figure 0004337134
【0046】
【表3】
Figure 0004337134
【0047】
【表4】
Figure 0004337134
【0048】
各試料は次のようにして調製した。まず表に示す組成になるようにガラス原料を調合し、白金ルツボを用いて1400℃で4時間溶融した。溶融後、融液をカーボン板上に流しだし、更にアニール後、各測定に適した試料を作製した。
【0049】
得られた試料について、屈折率(nd)、アッベ数(νd)、軟化点(TS)、耐候性を測定した。また、成形温度(101.5ポイズでの温度)(TW)、液相温度(TL)を測定し、作業温度範囲(△T)=[成形温度(TW)−液相温度(TL)]を求めた。作業温度範囲(△T)は10℃以上あれば望ましい。それらの結果を各表に示す。
【0050】
表から明らかなように、本発明の実施例であるNo.1〜10の各試料は、屈折率が1.615〜1.647、アッベ数が56.9〜58.9、軟化点が640℃以下と良好であった。また耐水性は重量減(%)が0.07%以下、耐アルカリ性は重量減(%)が0.8%以下と良好であり、さらに作業温度範囲も18℃以上あった。
【0051】
これに対し、比較例であるNo.11、12は△Tが10℃より小さく、作業性が非常に悪いと予想される。しかもNo.12は耐水性が0.10%を超えていた。またNo.13、14は耐水性が0.10%を超え、しかもアッベ数が55より低かった。No.15は耐アルカリ性が1.0%を超えていた。
【0052】
なお屈折率(nd)は、ヘリウムランプのd線(587.6nm)に対する測定値で示した。
【0053】
アッベ数(νd)は上記したd線の屈折率と水素ランプのF線(486.1nm)、同じく水素ランプのC線(656.3nm)の屈折率の値を用い、アッベ数(νd)=[(nd−1)/(nF−nC)]式から算出した。
【0054】
軟化点(TS)は、日本工業規格R−3104に基づいたファイバーエロンゲーション法によって測定した。
【0055】
耐水性は、日本光学硝子工業会規格06−1975に基づき、ガラス試料を粒度420〜590μmに破砕し、その比重グラムを秤量して白金篭に入れ、それを純水の入ったフラスコに入れて沸騰水浴中で60分間処理し、処理後の粉末ガラスの重量減(重量%)を算出したものである。尚、耐水性評価で用いる純水はpH6.5〜7.5に調整したものである。また耐アルカリ性は、上記の耐水性と同様に、ガラス試料を粒度420〜590μmに破砕し、その比重グラムを秤量して白金篭に入れ、pH12に調整したアルカリ溶液の入ったフラスコに入れ、80℃、60分間処理し、処理後の粉末ガラスの重量減(重量%)を算出したものである。
【0056】
作業温度範囲△Tは次のようして求めた。まず成形温度TWを白金球引上げ法により測定し、101.5ポイズに相当する温度として求めた。また液相温度TLは297〜500μmの粉末状になるよう試料を粉砕、分級してから白金製のボートに入れ、温度勾配を有する電気炉に24時間保持した後、空気中で放冷し、光学顕微鏡で失透の析出位置を求めることで測定した。このようにして得られた成形温度TWと液相温度TLの差を作業温度範囲△Tとした。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光学ガラスは、CD、MD、DVDその他各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズ、ビデオカメラや一般のカメラの撮影用レンズ等の光学レンズに使用される1.60〜1.65未満の屈折率(nd)、55以上のアッベ数(νd)を有している。また軟化点が低くガラス成分が揮発し難く、ガラスがプレス金型が融着しないため、金型精度の低下および金型の劣化や汚染が生じない。しかも、耐候性が良好であるため、製造工程や製品の使用中に物性の劣化や表面の変質を起こすことがなく、作業温度範囲も広く、プリフォームガラスの量産性に優れている。

Claims (4)

  1. 質量%でSiO2 11.5〜45%、Al23 0.5〜11%、B23 22.5〜45%、MgO 0〜10%、CaO 0〜13%、BaO 0〜12%、SrO 0〜9.5%、ZnO 0〜9%、ZrO2 0〜5%、Li2O 3.5〜12%、Na2O 0〜10%、K2O 0〜10%、Sb23 0〜1%、La23 5〜18.5%、Gd23 5.5〜15%、Ta25 0〜10%、Bi23 0〜5%であり、Nb 2 5 を含まず、RO/(La23+Gd23)≦0.53(RはMg、Ca、Ba、Srの一種以上)、且つ0.1≦Al23/La23≦0.6であることを特徴とするモールドプレス成形用光学ガラス。
  2. 実質的にTiO 2 よびPbOを含まないことを特徴とする請求項1のモールドプレス成形用光学ガラス。
  3. 屈折率(nd)が1.60〜1.65未満、アッベ数(νd)が55以上、軟化点が650℃以下、日本光学硝子工業会規格JOGISによる粉末法耐水性での重量減が0.10%未満、粉末法耐アルカリ性での重量減が1.0%未満であることを特徴とする請求項1または2のモールドプレス成形用光学ガラス。
  4. 塩基性度が11以下であることを特徴とする請求項1〜3のモールドプレス成形用光学ガラス。
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