JP2010275920A - ロッカアームユニット及びクリップ - Google Patents

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    • F01L2001/187Clips, e.g. for retaining rocker arm on pivot

Abstract

【課題】比較的簡素な形状のクリップによってロッカアームの不用意な変位を阻止する。
【解決手段】ロッカアームユニット10、100は、ラッシュアジャスタ40、400とロッカアーム20、200とを互いに連結するクリップ60、60A、60B、600を備える。ロッカアーム20、200の長さ方向前端部には、クリップ係合部27、27A、280、281が突出して設けられる。クリップ60、60A、60B、600は、ラッシュアジャスタ40、400に取り付けられた状態でクリップ係合部27、27A、280、281の長さ方向の両側面に当接することにより、ロッカアーム20、200が自身の軸周り方向及びラッシュアジャスタ40、400の軸周り方向に揺動するのを規制する一対の規制部70、730、731を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の動弁装置に用いられるロッカアームユニット及びクリップに関する。
特許文献1には、従来のロッカアームユニットが開示されている。このものは、シリンダヘッドに取り付けられる支持部材と、支持部材に支持されるロッカアームと、支持部材とロッカアームとを互いに連結するクリップとを備えている。ロッカアームは前後方向に細長い形状とされ、その前端側には支持部材の頂部に当接する軸受け部が半球状に膨出して設けられ、その後端側にはバルブの上端に当接するバルブ当接部が設けられている。また、ロッカアームの前後方向の中間部にはローラが収容され、ローラには上方からカムが当接し、駆動時にはカムを介してローラが回転し、それに伴ってロッカアームが支持部材を支点に揺動されてバルブの開閉動作を行うようになっている。
クリップは、金属板を曲げ加工等して成形され、支持部材の外周面に当接可能な下板と、軸受け部の外周面に当接可能な上板と、下板と上板との間をC字状に連ねる連接板とからなり、上板を介してロッカアームに固定されている。連結板には幅方向に細長いスリットが開口して設けられ、スリット内にはロッカアームの前端部が遊嵌状態で進入している。
特開2002−155710公報
上記のクリップは、その形状が複雑であって製造コストが高いという問題がある。また、このクリップでは、ロッカアームが自身の軸周りに揺動したり支持部材の軸周りに揺動したりするのを確実に阻止し得ないという事情がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、比較的簡素な形状のクリップによってロッカアームの不用意な変位を抑えることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、シリンダヘッドに取り付けられる支持部材と、長さ方向の一端部を前記支持部材に支持させるとともに、長さ方向の他端部をバルブに当接させ、かつ長さ方向の中間部をカムに当接させて、その状態で前記カムに揺動されて前記バルブの開閉動作を行うロッカアームと、前記支持部材と前記ロッカアームとを互いに連結するクリップとを備え、前記ロッカアームの長さ方向の一端部には、クリップ係合部が前記長さ方向に突出して設けられ、前記クリップは、前記支持部材に取り付けられた状態で前記クリップ係合部の長さ方向の両側面に当接することにより、前記ロッカアームが自身の軸周り方向及び前記支持部材の軸周り方向に揺動するのを規制する一対の規制部を有している構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記支持部材は、前記ロッカアームを支持するプランジャと前記プランジャを移動可能に収容するボディとを有するラッシュアジャスタとされ、前記クリップは、前記プランジャに取り付けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記クリップは、前記プランジャを外側から弾性的に抱持する一対の挟持片を有しているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記両規制部は、前記クリップ係合部が進入する窓枠状の受け部に構成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記受け部は、前記クリップ係合部の長さ方向と略直角な向きに切り立って配されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のものにおいて、前記クリップは、前記ロッカアームと前記支持部材から離間する方向で当接することにより、前記ロッカアームの前記支持部材からの離脱を規制する庇部を有しているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のものにおいて、前記クリップは、前記クリップ係合部とその長さ方向の一端側で当接することにより、前記支持部材に対する前記ロッカアームの長さ方向の一端外方への相対変位を規制する第2規制部を有しているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載のものにおいて、前記クリップは、前記クリップ係合部とその長さ方向の他端側で当接することにより、前記支持部材に対する前記ロッカアームの長さ方向の他端外方への相対変位を規制する第3規制部を有しているところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項8に記載のものにおいて、前記クリップ係合部には、その長さ方向と略直角な向きに張り出すことにより、前記第3規制部と当接可能な一対の抜け止め片が設けられているところに特徴を有する。
請求項10の発明は、シリンダヘッドに取り付けられる支持部材と、長さ方向の一端部を前記支持部材に支持させるとともに、長さ方向の他端部をバルブに当接させ、かつ長さ方向の中間部をカムに当接させて、その状態で前記カムに揺動されて前記バルブの開閉動作を行うロッカアームと、を互いに連結するクリップであって、前記支持部材に取り付けられる取付部と、前記取付部に連設されて、前記ロッカアームの長さ方向の一端部が進入する窓枠状の受け部とを備え、前記受け部には、前記ロッカアームの長さ方向の一端部両側面に当接することにより、前記ロッカアームが自身の軸周り方向及び前記支持部材の軸周り方向に揺動するのを規制する規制部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項10の発明>
ロッカアームに偶発的な外力が加わると、クリップ係合部の長さ方向の両側面がクリップの一対の規制部と当接して、ロックアームが自身の軸周り方向及び支持部材の軸周り方向に揺動するのが規制されるから、ロッカアームの不用意な変位が抑えられ、ひいてはロッカアームの支持部材からの離脱が防止される。また、クリップは、少なくとも、支持部材への取付部と、クリップ係合部に当接可能な一対の規制部(請求項10の発明では、規制部が設けられた窓枠状の受け部)とを備えればよいから、比較的簡素な形状で済み、製造コストが安価に抑えられる。
<請求項2の発明>
クリップがラッシュアジャスタのプランジャに取り付けられているから、ボディ側に取り付けられるよりもロッカアームにより近い位置に取り付けられることとなり、ロッカアームの不用意な変位が確実に抑えられる。
<請求項3の発明>
クリップがプランジャを外側から弾性的に抱持する一対の挟持片を有しているから、クリップのプランジャへの取り付けをワンタッチで簡単に行うことができる。
<請求項4の発明>
両規制部は、クリップ係合部が進入する窓枠状の受け部に構成されているから、その剛性が高められ、クリップ係合部との当接によって変形したりするのが防止される。
<請求項5の発明>
受け部がクリップ係合部の長さ方向と直角な向きに切り立って配されているから、材料の無駄を省きつつクリップ係合部との当接状態が実現される。
<請求項6の発明>
クリップが庇部を有しているから、ロッカアームが支持部材から抜け落ちるのが防止される。
<請求項7の発明>
クリップが第2規制部を有しているから、支持部材に対するロッカアームの長さ方向一端外方への相対変位に起因して、ロッカアームが支持部材から位置ずれしたり抜け落ちたりするのが防止される。
<請求項8の発明>
クリップが第3規制部を有しているから、支持部材に対するロッカアームの長さ方向他端外方への相対変位に起因して、ロッカアームが支持部材から位置ずれしたり抜け落ちたりするのが防止される。
<請求項9の発明>
第3規制部の当接相手がクリップ係合部の長さ方向と略直角な向きに張り出す一対の抜け止め片とされるため、格別形状を複雑にせずとも、支持部材に対するロッカアームの長さ方向他端外方への相対変位が規制される。
本発明の実施形態1に係るロッカアームユニットの分解斜視図である。 ロッカアームユニットの側面図である。 ロッカアームユニットの正面図である。 ロッカアームユニットを含む動弁装置全体の断面図である。 実施形態2に係るロッカアームユニットの要部拡大平面図である。 実施形態3に係るロッカアームユニットの正面図である。 ロッカアームユニットの側面図である。 実施形態4に係るロッカアームユニットの分解斜視図である。 ロッカアームユニットの側面図である。 ロッカアームユニットの要部破断した平面図である。 ロッカアームユニットを含む動弁装置全体の断面図である。 実施形態5に係るロッカアームユニットの要部破断した拡大平面図である。 ロッカアームユニットの正面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。本実施形態に係るロッカアームユニット10は、ロッカアーム20、ラッシュアジャスタ40、クリップ60を備えている。
まず、内燃機関の動弁装置の全体構造について説明する。図4に示すように、シリンダヘッド80には、通気路81(吸気ポート又は排気ポート)と、通気路81に連通してシリンダヘッド80の外面に開口するステム孔82とが設けられている。シリンダヘッド80のステム孔82には通気路81に臨む通気口を開閉するためのバルブ83(吸気バルブ又は排気バルブ)が開弁位置と閉弁位置との間を上下方向に往復動可能に装着されている。このバルブ83は常にはバルブスプリング88によって開弁方向(上方)に付勢された状態にあり、バルブ83の上端部がステム孔82の上端開口から上方へ突出して配されている。
ロッカアーム20はシリンダヘッド80の上方に配され、ラッシュアジャスタ40はシリンダヘッド80の外面に開口して設けられた有底の取付孔84内に嵌め込まれている。また、クリップ60は、ロッカアーム20とラッシュアジャスタ40とに跨って装着されている。シリンダヘッド80の内部にはオイル流路85が設けられ、オイル流路85の途中には取付孔84の内面に臨むオイル口が設けられている。
ラッシュアジャスタ40は、上端部でロッカアーム20を支承する軸方向(上下方向)に細長いプランジャ41と、プランジャ41を軸方向に移動可能に収容するボディ42とからなり、ボディ42が取付孔84内に適合して挿入されるようになっている。
ボディ42は、軸方向に細長い有底筒状をなし、その周壁にはオイル流路85のオイル口と対向するボディ孔43が開口して設けられている。プランジャ41は、略円筒状をなし、図1にも示すように、その上端部には半球凸面状に丸まった支承部44が設けられている。支承部44の中央(頂端)には、ロッカアーム20に作動油を供給するための孔45が内外に貫通して設けられている。
プランジャ41の内部は低圧室46とされ、ボディ42の内部の下端部にはプランジャ41の底壁の下面との間に高圧室47が画成されている。プランジャ41の周壁にはボディ孔43と対向するプランジャ孔48が開口して設けられている。また、プランジャ41の周壁の外周面のうちボディ42の上端よりも上方の部分には、クリップ60が取り付けられる環状の取付溝49が周方向に設けられている。さらに、プランジャ41の底壁には低圧室46と高圧室47とに連通する連通孔50が設けられている。
高圧室47内にはケージ51が組み込まれており、ケージ51はボディ42の底壁の上面に接した第1スプリング52の付勢力によってプランジャ41の底壁の下面に押し当てられている。また、高圧室47内には、ケージ51に対して径方向(軸直交方向)への位置ずれを規制可能に収容されつつ連通孔50の開閉を行う球状の逆止弁53が設けられている。ケージ51と逆止弁53との間には第2スプリング54が介挿されており、逆止弁53は第2スプリング54によって常時上方へ付勢されている。かかる逆止弁53は、低圧室46内の液圧が高圧室47内の液圧よりも上昇した場合に開弁するように構成されている。
ロッカアーム20は、図2及び図3に示すように、前後方向に細長いアーム本体21と、アーム本体21の長さ方向中央部に設けられたローラ収容部23に回転可能に収容されるローラ22とを有している。ローラ22の上端は、アーム本体21の上端よりも上方に露出して配され、ローラ22の回転中心と平行な回転軸に設けられた卵形のカム90の外周面に下方から当接している。
アーム本体21の長さ方向の後端部(他端部)には、図4に示すように、バルブ83の上端に上方から当接することにより、バルブスプリング88の付勢力に抗してバルブ83を開方向に押圧するバルブ当接部24が設けられている。アーム本体21の長さ方向の前端部(一端部)には、プランジャ41の支承部44を受けるべく上方へ略半球状に膨出した軸受け部25が設けられている。軸受け部25の内面(下面)は、ロッカアーム20の揺動時に支承部44の半球凸面と摺り合う半球凹面とされている。
アーム本体21の長さ方向の前端部には、図1に示すように、軸受け部25の周りを取り囲むように板状の基部26が設けられている。基部26の幅方向両側面は斜めに切り落とされ、基部26の前端の幅方向中央部には前方へ向けて突出するクリップ係合部27が設けられている。クリップ係合部27は、基部26の前端から前方へ突出する扁平角ブロック状の台部28と、台部28よりも幅狭となりながら台部28の前端から前方へ突出する係合本体部29とからなり、平面視凸状をなしている。
クリップ60は金属板を所定形状に打ち抜いた後、曲げ加工等して一体に成形され、軸受け部25の上方を覆う庇部61と、クリップ係合部27を受ける受け部62と、プランジャ41に取り付けられる取付部63と、受け部62と取付部63との間に配されて両者を連結する連結部64とからなり、全体として側面視コ字状をなしている。
連結部64は、略水平な矩形板状をなし、その後端両側縁から幅方向外方に突出するとともに途中で下向きに屈曲される一対の翼部65を有している。取付部63は、両翼部65の先端側(下向きに延びる部分)から後方へ折り返される一対の挟持片66からなり、両挟持片66の板厚方向が幅方向に向けられている。両挟持片66の先端部は取付溝49の溝底面に沿うように湾曲して形成され、両挟持片66が取付溝49の溝底面を弾性的に抱持することにより、クリップ60がプランジャ41の外周面に位置決め状態に保持される。
受け部62は、連結部64の前端から屈曲して上下方向に略垂直に立ち上がる形状とされ、高さ方向(上下方向)で平行に対向する一対の横辺部67と、幅方向で平行に対向する一対の縦辺部68とからなり、全体として矩形の窓枠状をなしている。受け部62内には、クリップ係合部27の係合本体部29が進入する挿入孔69が前後方向(板厚方向)に開口して設けられている。受け部62の挿入孔69の両側内面、つまり両縦辺部68の内面には、ロッカアーム20が支承部44による支持位置を中心として回転(揺動)する方向(図3のY方向)である幅方向でクリップ係合部27と当接する一対の規制部70が構成されている。受け部62内にクリップ係合部27が正規に挿入された状態では、係合本体部29の両側縁と規制部70との間には僅かな隙間が保有されている。
また、受け部62の両縦辺部68の後面には、台部20の前面における当接面38とロッカアーム20の長さ方向前方で当接可能に配される一対の第2規制部71が構成されている。
庇部61は、受け部62の高さ寸法の分だけ連結部64から離間して連結部64と略平行に配される矩形平板状をなし、組み付け状態において、ロッカアーム20がラッシュアジャスタ40から離間する向きである上方でロッカアーム20と押さえるように、軸受け部25の上端(頂端)に弾性的に当接可能に配される。かかる庇部61は、ロッカアーム20がラッシュアジャスタ40から上方へ脱落するのを防止する役割をはたす。
次に、本実施形態に係るロッカアームユニット10の組み付け方法及び作用について説明する。
クリップ60の受け部62内に後方からクリップ係合部27を差し込むとともに、軸受け部25の内側に支承部44を嵌め入れながらプランジャ41の外周面に取付部63を取り付ける。これにより、図2及び図3に示すように、クリップ60を介してロッカアーム20とプランジャ41とが一体に連結されたロッカアームユニット10が構築される。続いて、シリンダヘッド80の取付孔84内にラッシュアジャスタ40を挿入するとともに、バルブ83の上端にバルブ当接部24を載せ、かつカム90の外周面にローラ22を下方から当接させる。これにより、図4に示すように、ロッカアームユニット10が動弁装置に組み込まれる。もっとも、シリンダヘッド80の取付孔84内にラッシュアジャスタ40を挿入した後、プランジャ41及びロッカアーム20に対するクリップ60の取り付け作業を行ってもよく、その手順は任意である。
駆動時には、カム90の回転に伴ってロッカアーム20が揺動変位(首振り変位)して、バルブ当接部24及びバルブスプリング88によってバルブ83の開閉動作を行う。また、プランジャ41が低圧室46と高圧室47とを出入りする作動油の油圧変動に応じてボディ42に対して相対的に上下動することにより、バルブクリアランスが適正に保たれる。ロッカアーム20の揺動時には、クリップ60によってロッカアーム20とラッシュアジャスタ40との一体性が保たれつつ支承部44の半球凸面と軸受け部25の半球凹面とが互いに摺り合うこととなる。
ところで、ロッカアームユニット10の完成後、ロッカアーム20の側面に、ロッカアーム20に対して支承部44による支持位置を中心として回転する方向の力が加わると、その力の付加方向で係合本体部29の両側面が対向する規制部70と当接して、ロッカアーム20のそれ以上の揺動が規制される。また、ロッカアーム20の側面に、ロッカアーム20自身が軸周りに回転する方向(図3に示すX方向)の力が加わると、上記同様、その力の付加方向で係合本体部20の両側面が対向する規制部70と当接して、ロッカアーム20のそれ以上の揺動が規制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロッカアーム20に偶発的な外力が加わると、クリップ係合部27の長さ方向の両側面がクリップ60の一対の規制部70と当接して、ロックアーム20が自身の軸周り方向(図3に示すX方向)及びラッシュアジャスタ40の軸周り方向(図3に示すY方向)に揺動するのが規制されるから、ロッカアーム20の不用意な変位が抑えられる。また、クリップ60は、少なくとも、ラッシュアジャスタ40への取付部63と、クリップ係合部27に当接可能な一対の規制部70とを備えればよいから、比較的簡素な形状で済み、製造コストが安価に抑えられる。
また、クリップ60がラッシュアジャスタ40のプランジャ41に取り付けられているから、ボディ42側に取り付けられるよりもロッカアーム20により近い位置に取り付けられることとなり、ロッカアーム20の不用意な変位が確実に抑えられる。
また、クリップ60がプランジャ41を外側から弾性的に抱持する一対の挟持片66を有しているから、クリップ60のプランジャ41への取り付けをワンタッチで簡単に行うことができる。
また、両規制部70は、クリップ係合部27が進入する窓枠状の受け部62に構成されているから、その剛性が高められ、クリップ係合部27との当接によって変形したりするのが防止される。しかも、受け部62がクリップ係合部27の長さ方向と直角な向きに切り立って配されているから、材料の無駄を省きつつクリップ係合部27との当接状態が実現される。
また、クリップ60が庇部61を有しているから、ロッカアーム20がラッシュアジャスタ40から抜け落ちるのが防止される。
また、クリップ60が第2規制部71を有しているから、ラッシュアジャスタ40に対するロッカアーム20の長さ方向前方への相対変位に起因して、ロッカアーム20がラッシュアジャスタ40から前方へ位置ずれしたり抜け落ちたりするのが防止される。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5によって説明する。実施形態2に係るロッカアームユニット10は、クリップ60Aの受け部62A及びロッカアーム20のクリップ係合部27Aの各形状が実施形態1とは異なる。その他は実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
受け部62Aは、連結部64の前端から略垂直に立ち上がる帯板状をなし、その幅方向の両側縁には一対の規制部70が構成されている。一方、クリップ係合部27Aは、基部26の前端から二股状に突出する形状をなし、幅方向に一対の当止片39を有している。両当止片39間には受け部62Aが配され、両規制部70は幅方向に関して両当止片39と僅かな隙間をあけて対向して配されている。
ロッカアーム20に偶発的な外力が加わると、クリップ係合部27Aの長さ方向の両側面である両当止片39の内面がクリップ60Aの一対の規制部70と当接して、ロックアーム20が自身の軸周り方向及びラッシュアジャスタ40の軸周り方向に揺動するのが規制される。したがって、実施形態2によっても、実施形態1と同様、比較的簡素な形状のクリップ60Aによってロッカアーム20の不用意な変位が抑えられる。
<実施形態3>
図6及び図7は本発明の実施形態3を示す。実施形態3に係るロッカアームユニット10は、クリップ60Bの全体形状が実施形態1と異なる。すなわち、このクリップ60Bは、一本の金属製の線材(針金)を曲げ加工して成形され、プランジャ41の取付溝49の溝底面に沿って回曲される取付部63Bと、取付部63Bの両先端から略垂直に立ち上がって矩形枠状に折り曲げられる受け部62Bとからなり、軸受け部25の上方を覆う部分を有していない。受け部62B内にはクリップ係合部27の係合本体部29が進入する挿入孔69Bが前後方向に開口して設けられ、挿入孔69Bの両側内面には一対の規制部70が構成されている。
ロッカアーム20に偶発的な外力が加わると、クリップ係合部27の長さ方向の両側面がクリップ60Bの一対の規制部70と当接して、ロックアーム20が自身の軸周り方向及びラッシュアジャスタ40の軸周り方向に揺動するのが規制される。したがって、実施形態3によっても、実施形態1と同様、比較的簡素な形状のクリップ60Bによってロッカアーム20の不用意な変位が抑えられる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図8ないし図11によって説明する。実施形態4に係るロッカアームユニット100は、ロッカアーム200、ラッシュアジャスタ400及びクリップ600を備えて構成されている。
まず、内燃機関の動弁装置の全体構造について説明する。図11に示すように、シリンダヘッド800には、通気路810(吸気ポート又は排気ポート)と、通気路810に連通してシリンダヘッド800の外面に開口するステム孔820とが形成されている。ステム孔820には通気路810に臨む通気口を開閉するためのバルブ830(吸気バルブ又は排気バルブ)が開弁位置と閉弁位置との間を往復動可能に装着されている。バルブ830は常にはバルブスプリングによって閉弁方向(上方)に付勢された状態にあり、バルブ830の上端部がステム孔820の上端開口から上方へ突出して配されている。
ロッカアーム200はシリンダヘッド800の上方に配され、ラッシュアジャスタ400はシリンダヘッド800の外面に設けられた有底の取付孔840内に組み込まれ、クリップ600は、ロッカアーム200とラッシュアジャスタ400とに跨って装着されている。シリンダヘッド800の内部にはオイル流路850が設けられ、オイル流路850の途中には取付孔840の内面に臨むオイル口が設けられている。
ラッシュアジャスタ400は、図9に示すように、上端部でロッカアーム200を支承する上下方向(軸方向)に細長いプランジャ410と、プランジャ410を軸方向に移動可能に収容するとともに、取付孔840内に嵌め込まれるボディ420とからなる。
ボディ420は軸方向に細長い有底筒状をなし、その周壁にオイル流路850のオイル口と対向するボディ孔430が設けられている。プランジャ410は略円筒状をなし、その上端部には、図8にも示すように、半球凸面状に丸まった支承部440が設けられている。支承部440の中央(上端)には、ロッカアーム200に作動油を給油するための孔450が内外に貫通して設けられている。
プランジャ410の内部は低圧室460とされ、ボディ420の内部の下端部にはプランジャ410の底壁の下面との間に高圧室470が画成されている。プランジャ410の周壁には、ボディ孔430と対向するプランジャ孔480が設けられている。プランジャ410の周壁の外周面のうちボディ420の上端よりも上方に位置する部分には、環状の受け溝490が周方向に凹設されている。また、プランジャ410の底壁には低圧室460と高圧室470とに連通する連通孔500が設けられている。
高圧室470内にはケージ510が組み込まれており、ケージ510はボディ420の底壁の上面に接した第1スプリング520の付勢力によってプランジャ410の底壁の下面に押し付けられている。また、高圧室470内には、ケージ510に対して径方向(軸直交方向)への位置ずれを規制可能に収容されつつ連通孔500の開閉を行う球状の逆止弁530が設けられている。ケージ510と逆止弁530との間には第2スプリング540が介装されており、逆止弁530は第2スプリング540によって常時上方へ付勢されている。この逆止弁530は、低圧室460内の液圧が高圧室470内の液圧よりも上昇した場合に開弁するように構成されている。
ロッカアーム200は、図9及び図10に示すように、前後方向に細長いアーム本体210と、アーム本体210の長さ方向の中央部に凹設されたローラ収容部220内に回転可能に組み込まれるローラ230とを有している。ローラ230の上端はアーム本体210の上端よりも上方に配され、ローラ230の回転中心と平行な回転軸に設けられた卵形のカム900の外周面に下方から当接している。
アーム本体210の長さ方向の後端部には、バルブ830の上端に当接してバルブ830を下向き(開方向)に押圧するバルブ当接部240が設けられている。一方、アーム本体210の長さ方向の前端部(先端部)には、プランジャ410の支承部440に支持される軸受け部250が半球状に膨出して設けられている。軸受け部250の下面(内面)は、ロッカアーム200の揺動時に支承部440の半球凸面と摺動する半球凹面とされている。
また、アーム本体210の長さ方向の前端部には、図8にも示すように、軸受け部250の周囲を取り囲む平板状の基部260が設けられている。基部260の前端部の両側縁には斜めに切り落とされた一対の斜面部270が設けられ、基部260の前端の幅方向(ロッカアーム200の長さ方向と直交する方向)中央部にはクリップ600と係合するクリップ係合部280が前方へ突出して設けられている。
クリップ係合部280の両側縁は、斜面部270から連続し、かつその長さ方向途中には一対の凹部290が平面視略U字状に切り欠いて設けられている。詳しくは凹部290は、前後方向に配される突出部300と、突出部300の長さ方向の先端から幅方向の両側に張り出す一対の抜け止め片310と、突出部300の長さ方向の基端にて抜け止め片310と対向しかつ基部260の前端と一体に接合する一対の対向部320とによって画成されている。凹部290の内面のうち、突出部300の両側面にはクリップ600とその幅方向(ラッシュアジャスタ400の周方向)の両側で当接可能な第1当接面330が構成され、図10に示すように、抜け止め片310の後面にはクリップ600とその前方で当接可能な第2当接面340が構成され、対向部320の前面にはクリップ600とその後方で当接可能な第3当接面350が構成されている。
クリップ600は、金属板を曲げ加工等して成形され、基板部610と、基板部610の後端に連なってプランジャ410の外周面に取り付けられる取付部620と、基板部610の前端に連なってクリップ係合部280の凹部290が挿入される枠状の受け部630とからなり、全体として側面視略L字形をなしている。
基板部610は、組み付け状態においてクリップ係合部280の下方に略水平に配され、その後端両側縁から幅方向に突出したあと下向きに屈曲される一対の翼片640を有している。取付部620は、両翼片640の先端部の前端から後方へ折り返される一対の挟持片650によって構成され、両挟持片650の板厚方向が幅方向に向けられている。両挟持片650の先端側は受け溝490の溝底面に沿うように湾曲して形成され、両挟持片650は、プランジャ410の受け溝490内に弾性的に嵌合されて、受け溝490の溝底面を幅方向から挟み付けることにより、プランジャ410に取り付けられる。
受け部630は、基板部610の前端から略直角に立ち上げられる形状をなし、全体として矩形の窓枠状をなしている。詳しくは受け部630は、高さ方向(上下方向)で平行に対向する左右一対の横辺部660と、幅さ方向で平行に対向する上下一対の縦辺部670とからなり、両縦辺部670及び両横辺部660で囲まれる内側にはクリップ係合部280が進入する矩形状の挿入孔680が前後方向(板厚方向)に開口して設けられている。組み付け状態では、幅方向に関して縦辺部670の全体が凹部290内に収められている。図10に示すように、両縦辺部670の後面にはクリップ係合部280の第3当接面350と当接可能な第2規制部710が構成され、両縦辺部670の前面にはクリップ係合部280の第2当接面340と当接可能な第3規制部720が構成され、両縦辺部670の両内側面にはクリップ係合部280の第1当接面330と当接可能な規制部730が構成されている。第2規制部710と第3当接面350との間、及び第3規制部720と第2当接面340との間は、ロッカアーム200の揺動変位(首振り変位)を許容するべく所定の間隔が保有されている。
次に、実施形態4に係るロッカアームユニット100の組み付け手順及び作用効果を説明する。
まず、クリップ600をロッカアーム200に取り付けるにあたり、ロッカアーム200を正規の組み付け姿勢から軸周りに捻り、その状態で受け部630の挿入孔680内にクリップ係合部280を挿入する。抜け止め片310が挿入孔680の前方に抜けたところでロッカアーム200を先とは逆向きに捻って正規の組み付け姿勢に戻す。これにより、クリップ600がロッカアーム200に組み付けられる。次いで、軸受け部250に下方から支承部440を嵌め込みながら、プランジャ410の受け溝490に取付部620を弾性的に嵌合させて取り付ける。これにより、ロッカアーム200とラッシュアジャスタ400とがクリップ600を介して一体に連結されたロッカアームユニット100が完成される。
その後、シリンダヘッド800の取付孔840内にラッシュアジャスタ400を挿入するとともに、バルブ830の上端にロッカアーム200のバルブ当接部240を載せることで、ロッカアーム200の前後両端を支持状態におき、かつ、ロッカアーム200のローラ230に上方からカム900を当接させる。なお、クリップ600のラッシュアジャスタ400への組み付けは、ラッシュアジャスタ400の取付孔840への挿入後に行ってもよい。
駆動時には、カム900の回転に伴ってロッカアーム200が揺動し、支承部440の半球凸面と軸受け部250の半球凹面とが互いに摺り合う。このとき、受け部630の縦辺部670がクリップ係合部280の凹部290内を相対移動することにより、ロッカアーム200の揺動変位が許容される。
さて、仮に、ロッカアーム200がラッシュアジャスタ400に対して後方へ抜け出る向きに押圧されると、クリップ係合部280の第2当接面340が受け部630の第3規制部720に当接してロッカアーム200のそれ以上の揺動が規制される。また、仮に、ロッカアーム200がラッシュアジャスタ400に対して前方へ抜け止る向きに押圧されると、クリップ係合部280の第3当接面350が受け部630の第2規制部710に当接してロックアームのそれ以上の揺動が規制される。
また、仮に、ロッカアーム200が軸受け部250を中心としてラッシュアジャスタ400の周方向(揺動方向と直交する方向)に回転する向きに押圧されると、クリップ係合部280の第1当接面330が受け部630の規制部730に当接してロッカアーム200のそれ以上の揺動が規制される。また、仮に、ロッカアーム20が自身の軸周りに回転する向きに押圧されると、上記同様、クリップ係合部280の第1当接面330が受け部630の規制部730に当接してロッカアーム200のそれ以上の揺動が規制される。さらに、ラッシュアジャスタ400に対するロッカアーム200の上下方向への抜け出しは、クリップ係合部280の上下両面が上下の両横辺部660と干渉することで規制される。したがって、ロッカアーム200のラッシュアジャスタ400からの離脱が確実に規制される。
実施形態4によれば、上記したようにクリップ係合部280がクリップ600と係合することにより、ロッカアーム200のラッシュアジャスタ400からの離脱が防止される。この場合、クリップ係合部280はロッカアーム200の先端部に小型でかつ簡素な形状に設定され、クリップ600もクリップ係合部280に応じて小型でかつ簡素な形状に設定されているため、製造コストの低減を図れる。
また、クリップ600が第2規制部710を有しているから、ラッシュアジャスタ400に対するロッカアーム200の長さ方向前方への相対変位に起因して、ロッカアーム200がラッシュアジャスタ400から前方へ位置ずれしたり抜け落ちたりするのが防止される。
また、クリップ600が第3規制部720を有しているから、ラッシュアジャスタ400に対するロッカアーム200の長さ方向後方への相対変位に起因して、ロッカアーム200がラッシュアジャスタ400から後方へ位置ずれしたり抜け落ちたりするのが防止される。この場合、第3規制部720の当接相手がクリップ係合部280の長さ方向と略直角な向きに張り出す一対の抜け止め片310とされるため、格別形状を複雑にせずとも、ラッシュアジャスタ400に対するロッカアーム200の長さ方向後方への相対変位が規制される。
<実施形態5>
次に、本発明の実施形態5を図12及び図13によって説明する。実施形態5に係るロッカアームユニット100は、クリップ係合部281及び受け部631の各形状が実施形態4とは異なる。その他は、実施形態4と同様であるため、実施形態4と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
クリップ600は、実施形態4と同様の基板部610及び取付部620と、基板部610の前端から上方へ立ち上げられる受け部631とからなる。受け部631の上端には一対の張出片79が幅方向両側に突出して設けられ、受け部631全体でT字形をなしている。張出片79はロッカアーム200がラッシュアジャスタ400に対して上方へ抜け出るのを規制する役割をはたす。受け部631の両側面には、規制部731が構成され、受け部631の前面の幅方向両側には、第3規制部721が構成され、受け部631の後面には、第2規制部711が構成されている。
クリップ係合部281は基部260の前端から前方へ突出する形状とされ、その前端縁には受け部631が貫通する鍵孔状の切り欠き部39が開口して設けられている。切り欠き部39の内面のうち、幅方向で相対向する内面には第1当接面331が構成され、前後方向で平行に対向する内面には、それぞれ第2当接面341及び第3当接面351が構成されている。
実施形態5によれば、ロッカアーム200の揺動変位が切り欠き部39の範囲内で許容される。また、ラッシュアジャスタ400に対するロッカアーム200の後方への抜け出しは、クリップ係合部281の第2当接面341がクリップ600の第3規制部721に当接することで規制され、ラッシュアジャスタ400に対するロッカアーム200の前方への抜け出しは、クリップ係合部281の第3当接面351がクリップ600の第2規制部711に当接することで規制され、ラッシュアジャスタ400に対するロッカアーム200の回転は、クリップ係合部281の第1当接面331がクリップ600の規制部731に当接することで規制される。これにより、ロッカアーム200がラッシュアジャスタ400に対して抜け出るのが防止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ボディにクリップの取付部が取り付けられてもよい。
(2)ラッシュアジャスタに代えてシリンダヘッドに実質的に上下動不能に取り付けられるピボットを用い、ピボットにクリップの取付部が取り付けられてもよい。
(3)規制部は、ロッカアームの長さ方向の前端部以外の部分でロッカアームと当接する構成であってもよい。
(4)実施形態4に示したクリップにおいても、実施形態1に示した庇部を有していてもよい。
10、100…ロッカアームユニット
20、200…ロッカアーム
27、27A、280、281…クリップ係合部
40、400…ラッシュアジャスタ(支持部材)
41、410…プランジャ
42、420…ボディ
60、60A、60B、600…クリップ
62、62A、62B、630、631…受け部
63、63B、620…取付部
70、730、731…規制部
71、710、711…第2規制部
720、721…第3規制部
80、800…シリンダヘッド
83、830…バルブ
90、900…カム

Claims (10)

  1. シリンダヘッドに取り付けられる支持部材と、
    長さ方向の一端部を前記支持部材に支持させるとともに、長さ方向の他端部をバルブに当接させ、かつ長さ方向の中間部をカムに当接させて、その状態で前記カムに揺動されて前記バルブの開閉動作を行うロッカアームと、
    前記支持部材と前記ロッカアームとを互いに連結するクリップとを備え、
    前記ロッカアームの長さ方向の一端部には、クリップ係合部が前記長さ方向に突出して設けられ、
    前記クリップは、前記支持部材に取り付けられた状態で前記クリップ係合部の長さ方向の両側面に当接することにより、前記ロッカアームが自身の軸周り方向及び前記支持部材の軸周り方向に揺動するのを規制する一対の規制部を有していることを特徴とするロッカアームユニット。
  2. 前記支持部材は、前記ロッカアームを支持するプランジャと前記プランジャを移動可能に収容するボディとを有するラッシュアジャスタとされ、前記クリップは、前記プランジャに取り付けられている請求項1記載のロッカアームユニット。
  3. 前記クリップは、前記プランジャを外側から弾性的に抱持する一対の挟持片を有している請求項2記載のロッカアームユニット。
  4. 前記両規制部は、前記クリップ係合部が進入する窓枠状の受け部に構成されている請求項1ないし3のいずれか1項記載のロッカアームユニット。
  5. 前記受け部は、前記クリップ係合部の長さ方向と略直角な向きに切り立って配されている請求項4記載のロッカアームユニット。
  6. 前記クリップは、前記ロッカアームと前記支持部材から離間する方向で当接することにより、前記ロッカアームの前記支持部材からの離脱を規制する庇部を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載のロッカアームユニット。
  7. 前記クリップは、前記クリップ係合部とその長さ方向の一端側で当接することにより、前記支持部材に対する前記ロッカアームの長さ方向の一端外方への相対変位を規制する第2規制部を有していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載のロッカアームユニット。
  8. 前記クリップは、前記クリップ係合部とその長さ方向の他端側で当接することにより、前記支持部材に対する前記ロッカアームの長さ方向の他端外方への相対変位を規制する第3規制部を有していることを特徴とする請求項7記載のロッカアームユニット。
  9. 前記クリップ係合部には、その長さ方向と略直角な向きに張り出すことにより、前記第3規制部と当接可能な一対の抜け止め片が設けられている請求項8記載のロッカアームユニット。
  10. シリンダヘッドに取り付けられる支持部材と、長さ方向の一端部を前記支持部材に支持させるとともに、長さ方向の他端部をバルブに当接させ、かつ長さ方向の中間部をカムに当接させて、その状態で前記カムに揺動されて前記バルブの開閉動作を行うロッカアームと、を互いに連結するクリップであって、
    前記支持部材に取り付けられる取付部と、前記取付部に連設されて、前記ロッカアームの長さ方向の一端部が進入する窓枠状の受け部とを備え、
    前記受け部には、前記ロッカアームの長さ方向の一端部両側面に当接することにより、前記ロッカアームが自身の軸周り方向及び前記支持部材の軸周り方向に揺動するのを規制する規制部が設けられていることを特徴とするクリップ。
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