JP2016156273A - 動弁装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クリップ等の外嵌部材を用いずに、ロッカアームがバルブステムから脱落するのを防止する。【解決手段】ロッカアーム10は、一端部に支持部材に当接する揺動中心部13を有し、他端部にバルブステム71の頂部73に当接するバルブ押圧部14を有し、バルブ押圧部14と揺動中心部13との間にカム81に当接するカム当接部を有する。バルブ押圧部14には、バルブステム71の位置する側の面に開口した孔部17が設けられている。バルブステム71の頂部73には、軸部材50が起立状態で固定されている。軸部材50の起立部52が孔部17に挿入されてバルブ押圧部14に係合することで、ロッカアーム10のバルブステム71からの脱落が規制される。【選択図】図2
Description
本発明は、動弁装置に関する。
特許文献1に開示された動弁装置は、ラッシュアジャスタ(支持部材)に支持される一端部(第1端部)を中心として揺動し、他端部(第2端部)に当接するバルブステムを開弁方向に押圧するロッカアームを備えている。ロッカアームと支持部材は、クリップ(離脱規制部)によって離脱規制された状態で連結されている。クリップは、U字溝を有する挟持アーム部と、挟持アーム部から立ち上がる係止アーム部とを有している。組み付けに際し、挟持アーム部がラッシュアジャスタの係止段部に外嵌係止されるとともに、係止アーム部がロッカアームの一端部の外面に凹設された係止凹所に外嵌係止されることにより、ロッカアームとラッシュアジャスタとが連結された状態に保持されるようになっている。
ところで、仮に、上述したクリップを、バルブステムとロッカアームとを連結するための部材として利用しようとしても、バルブステムにラッシュアジャスタの係止段部に相当する構造が見当たらず、さらにバルブステム自体の設計の自由度が低いことから、該クリップをそのまま利用することができないという事情がある。一方、ロッカアームの他端部がバルブステムの頂部に単に載せられているだけであると、ロッカアームの組み付け時又は揺動時に、ロッカアームがバルブステムから脱落するおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、クリップ等の外嵌部材を用いずに、ロッカアームがバルブステムから脱落するのを防止することを目的とする。
本発明の動弁装置は、一端部に支持部材に当接する揺動中心部を有し、他端部にバルブステムの頂部を押圧するバルブ押圧部を有し、前記一端部と前記他端部との間にカムに当接するカム当接部を有し、前記カムの回転によって前記カム当接部が押圧されたときに、前記揺動中心部を中心として揺動して、前記バルブ押圧部が前記バルブステムを押圧するものであり、前記バルブ押圧部には、前記バルブステムの位置する側の面に開口した孔部が設けられているロッカアームと、前記バルブステムの頂部に起立状態で固定され、その起立部分が前記孔部に挿入されて前記バルブ押圧部に係合することで、前記ロッカアームの前記バルブステムからの脱落を規制する軸部材とを備えているところに特徴を有する。
軸部材の起立部分が孔部に挿入されてバルブ押圧部に係合することで、ロッカアームがその組み付け時又は揺動時にバルブステムから脱落するのを防止することができる。この場合に、軸部材がバルブステムの頂部に起立状態で固定されるに過ぎないため、バルブステムの頂部に特別な係止構造を必要とせず、上述の背景技術に記載したクリップ等の外嵌部材を用いなくて済む。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記孔部が、前記バルブ押圧部における前記バルブステムの位置する側の面とは反対側の面にも開口し、前記軸部材の起立方向に前記バルブ押圧部を貫通してなる。これによれば、バルブ押圧部の前記反対側の面(通常は上面になる)に潤滑油が供給されることにより、供給された潤滑油が孔部内を落下し、バルブステムの位置する側の面に回り込んでバルブ押圧部との間を潤滑することができる。したがって、バルブ押圧部に囲まれることに起因して潤滑油を供給しにくいという事情があるバルブステムの頂部における潤滑性が改善される。
前記孔部が、前記バルブ押圧部における前記バルブステムの位置する側の面とは反対側の面にも開口し、前記軸部材の起立方向に前記バルブ押圧部を貫通してなる。これによれば、バルブ押圧部の前記反対側の面(通常は上面になる)に潤滑油が供給されることにより、供給された潤滑油が孔部内を落下し、バルブステムの位置する側の面に回り込んでバルブ押圧部との間を潤滑することができる。したがって、バルブ押圧部に囲まれることに起因して潤滑油を供給しにくいという事情があるバルブステムの頂部における潤滑性が改善される。
前記孔部が、前記バルブ押圧部における前記バルブステムの位置する側の面及び前記反対側の面に隣接して交差する方向に沿った面にも開口している。これによれば、孔部がバルブ押圧部の三面に跨って開口することになるため、加工性に優れるのに加え、孔部に軸部材を挿入する作業を行い易く、且つ、バルブステムの頂部における潤滑性がより良好に改善される。
<実施例1>
実施例1に係る動弁装置を図1〜図5によって説明する。
動弁装置は、図1に示すように、自動車のエンジン(内燃機関)のシリンダヘッド90と、エンジンの駆動に同期して回転するカムシャフト80に設けられたカム81と、バルブ70に一体に設けられたバルブステム71と、カム81の回転に応じて揺動してバルブステム71を押圧するロッカアーム10と、ロッカアーム10の一端部(後述する揺動中心部13)を揺動可能に支持する支持部材としてのラッシュアジャスタ60とを備えている。
実施例1に係る動弁装置を図1〜図5によって説明する。
動弁装置は、図1に示すように、自動車のエンジン(内燃機関)のシリンダヘッド90と、エンジンの駆動に同期して回転するカムシャフト80に設けられたカム81と、バルブ70に一体に設けられたバルブステム71と、カム81の回転に応じて揺動してバルブステム71を押圧するロッカアーム10と、ロッカアーム10の一端部(後述する揺動中心部13)を揺動可能に支持する支持部材としてのラッシュアジャスタ60とを備えている。
図1に示すように、シリンダヘッド90には、吸気又は排気ポート91とこれに連通する上下方向に沿った貫通孔92とが設けられている。吸気又は排気ポート91はバルブ70で開閉可能とされている。貫通孔92には円筒状のステムガイド76が固定され、ステムガイド76にはバルブステム71が上下方向に摺動可能に挿入されている。
バルブステム71は、バルブ70から上方に細長く延びる円柱棒状をなし、その頂部73の頂面(上端面)が水平方向に沿ってほぼ平坦に形成されている。バルブステム71の頂部73(上端部)の外周面には、環状溝72が周設されている。バルブステム71とシリンダヘッド90との間には、バルブ70を閉弁させる方向に付勢するコイルスプリング75が架設されている。
カム81が回転すると、ロッカアーム10がラッシュアジャスタ60を支点として揺動するとともに、バルブステム71がステムガイド76内を上下方向に往復移動し、これによってバルブ70が吸気又は排気ポート91を開閉可能となっている。
図1に示すように、ラッシュアジャスタ60は、シリンダヘッド90の取付孔93に挿入される円筒状のボディ61と、ボディ61内に摺動可能に挿入される円筒状のプランジャ62とを備えている。プランジャ62の頂部73(上端部)は、ロッカアーム10の一端部(後述する揺動中心部13)を摺動可能に支持する略半球状の球部63とされている。ラッシュアジャスタ60内には作動油が供給され、供給された作動油の圧力変化に応じてプランジャ62の球部63の上端位置が変化することにより、ロッカアーム10がラッシュアジャスタ60に適正位置で支持され、バルブクリアランスが自動調整されるようになっている。
図2に示すように、ロッカアーム10は、一端部(図2の左端側)から他端部(図2の右端側)にかけて図2の左右方向(以下、長さ方向という)に延びるアーム本体11を有している。図3に示すように、アーム本体11は、長さ方向に延びて互いに対向して配置される一対の側壁部12と、両側壁部12の一端部の上端間に架設される揺動中心部13と、両側壁部12の他端部の上端間に架設されるバルブ押圧部14とからなる。ロッカアーム10における揺動中心部13とバルブ押圧部14との間には、カム当接部としてのローラ15が収容されている。ローラ15は、両側壁部12に架設された支持軸16に回転可能に支持されている。図1に示すように、ローラ15は、カム81の外周面に下方から当接した状態で配置されている。また、支持軸16は、カムシャフト80と平行に配置されている。
図2に示すように、揺動中心部13は、上方に膨出する略半球状をなし、ラッシュアジャスタ60のプランジャ62の球部63に上方から当接して支持される。揺動中心部13の内周面(下面)が球部63の外周面を摺動することにより、ロッカアーム10の揺動が円滑になされるようになっている。
図2に示すように、バルブ押圧部14は、長さ方向に沿いつつ下方に湾曲する湾曲板状をなし、バルブステム71の頂部73の頂面に上方から当接して支持される。バルブ押圧部14の下面(バルブステム71の位置する側の面)は、下方に湾曲する形態とされ、図4に示すように、頂部73の頂面に対し図4の左右方向に沿って略線接触状態で押圧可能に当接する。アーム本体11の他端部の両側壁部12は、バルブステム71の頂部73を幅方向(図4の左右方向)両側から覆う位置に配置されている。
バルブ押圧部14には、上下方向に貫通して上面(下面とは反対側の面)及び下面に開口するとともに、他側端面(下面及び上面に隣接して交差(詳細には直交)する方向に沿った面)に開口する孔部17が設けられている。図3に示すように、孔部17は、バルブ押圧部14の幅方向(図3の上下方向)中央部において長さ方向に延びて他側端面に開口するスリット溝状の形態とされている。バルブ押圧部14の他側端面の開口は、孔部17が全高に亘って縦断してなる割溝開口18になっている。
図2及び図4に示すように、バルブステム71の頂部73の頂面には、その中心部に圧入孔74が設けられており、圧入孔74には、軸部材50が圧入されている。軸部材50は、上下方向に延びる断面円形のピン状をなし、下部に、圧入孔74に圧入されてバルブステム71の頂部73に埋設固定される圧入部51を有し、上部に、頂部73の頂面から上方にほぼ垂直に起立する起立部52を有している。軸部材50は上下方向の全長に亘って同径で延び、圧入部51と起立部52とは段差無く連続する形態とされている。図3及び図4に示すように、軸部材50の外径は孔部17の幅寸法よりも小さくされている。また、図2及び図4に示すように、軸部材50の上下寸法は、孔部17の上下寸法よりも大きくされている。このため、バルブ押圧部14が頂部73の頂面に当接した状態では、軸部材50の起立部52の上端部がバルブ押圧部14の上面よりも上方に突出して配置されるようになっている。
実施例1の構造は上述のとおりであり、続いて、その作用効果を説明する。 組み付けに際し、バルブステム71の頂部73に対しロッカアーム10を図1の斜め左上方から接近させ、バルブ押圧部14の孔部17に割溝開口18を通してバルブステム71の頂部73から起立する軸部材50の起立部52を差し入れ、バルブ押圧部14をバルブステム71の頂部73に当接支持させる。これにより、バルブ押圧部14の孔部17に軸部材50の起立部52が遊嵌状態で挿入される。
また、ラッシュアジャスタ60のプランジャ62の球部63にロッカアーム10の揺動中心部13を載置支持させ、さらに、カム81にローラ15を当接させた状態として、動弁装置にロッカアーム10を組み込む。この場合に、ロッカアーム10は、その両端部がラッシュアジャスタ60とバルブステム71の二点で下支えされるに過ぎないものの、他端部側においてはバルブ押圧部14とバルブステム71とに跨って軸部材50が貫通しているため、図5に示すように、軸周りに傾動したときに、軸部材50がバルブ押圧部14の孔部17の開口上端及び開口下端に当接して係合することで、それ以上の傾動が規制される。したがって、バルブ押圧部14とバルブステム71との係合状態が維持され、バルブ押圧部14がバルブステム71の頂部73から脱落するのが防止される。
エンジン駆動時、カム81の回転に伴い、ローラ15を介して、ロッカアーム10にカム81からの押圧力が加わると、ロッカアーム10が揺動中心部13を中心として揺動し、バルブ押圧部14がバルブステム71の頂部73を押圧して、バルブステム71が押し下げられる。すると、バルブ70が開弁方向に移動して、吸気又は排気ポート91が開放される。ロッカアーム10の揺動時には、孔部17に対する起立部52の相対位置が長さ方向に変化するが、孔部17が長さ方向に延びるスリット溝状の形態であることから、起立部52がバルブ押圧部14に干渉するのが回避され、ロッカアーム10の揺動の円滑性が担保される。
一方、ロッカアーム10が正規な揺動範囲を超えて傾動したりすると、上述した組み付け時の場合と同様、孔部17に挿入された軸部材50の起立部52がバルブ押圧部14と当接して係合することにより、ロッカアーム10がバルブステム71から脱落するのが防止される。
ところで、カム81側から流下等する潤滑油がバルブ押圧部14の上面に供給されると、供給された潤滑油がバルブ押圧部14の上端開口から孔部17の内面や起立部52を伝って落下し、バルブ押圧部14の下端開口に至り、さらにバルブ押圧部14の下面に回り込むことができる。これにより、バルブ押圧部14の下面とバルブステム71の頂部73の頂面との間が円滑に潤滑される。また、潤滑油は、バルブ押圧部14の割溝開口18を通してバルブ押圧部14の下面に回り込むこともできる。ここで、バルブステム71の頂部73はバルブ押圧部14と両側壁部12とで覆われているため、通常、バルブステム71の頂部73の頂面には潤滑油を供給しにくいという事情がある。しかし、上述のとおり、実施例1の場合、バルブ押圧部14に貫設された孔部17が給油経路として利用可能になることから、バルブステム71の頂部73の頂面にも潤滑油を十分に供給することができる。
以上説明したように、実施例1によれば、バルブステム71の頂部73から起立する軸部材50が孔部17に挿入係合されることで、ロッカアーム10がバルブステム71から脱落するのを防止することができる。とくに、脱落防止部材として、背景技術におけるクリップ等の外嵌部材を用いないため、バルブステム71の頂部73の外周面に外嵌部材を取り付けるための取付構造を設ける必要がない。また、バルブ押圧部14を上下方向に貫通する孔部17を通してバルブステム71の頂部73に潤滑油を供給することができる。さらに、孔部17がバルブステム71の上面、下面及び他側端面の三面に跨って開口するため、バルブステム71の頂部73への供油経路として他側端面の割溝開口18も利用することができる。しかも、軸部材50の起立部52を割溝開口18から孔部17に差し入れることができるため、軸部材50の挿入作業を行い易くなる。さらにまた、孔部17自体の加工性も良好となる。
<実施例2>
図6は、本発明の実施例2を示す。実施例2では、ロッカアーム10のバルブ押圧部14とバルブステム71の頂部73との間に別体のキャップ40が介設されており、その点で実施例1とは異なる。しかし、キャップ40を除けば、実施例2は、実施例1と同様の構造である。したがって、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造については実施例1と同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図6は、本発明の実施例2を示す。実施例2では、ロッカアーム10のバルブ押圧部14とバルブステム71の頂部73との間に別体のキャップ40が介設されており、その点で実施例1とは異なる。しかし、キャップ40を除けば、実施例2は、実施例1と同様の構造である。したがって、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造については実施例1と同一符号を付し、重複する説明を省略する。
キャップ40は、焼き入れで硬度が高められることで摩耗の発生を抑制する役割を果たすものであり、円板状の頂上部41と、頂上部41の外周縁から全周に亘って垂下する筒状部42とからなる。筒状部42の内側にはバルブステム71の頂部73が嵌め入れられ、これによってキャップ40がバルブステム71の頂部73に冠着される。そして、キャップ40がバルブステム71の頂部73に冠着された状態で、キャップ40にバルブ押圧部14が当接して支持される。このとき、キャップ40は、バルブ押圧部14の直下で、且つ両側壁部12間に囲まれるように配置される。また、頂上部41の上面がバルブ押圧部14の下面にほぼ線接触状態で当接して配置され、頂上部41の下面がバルブステム71の頂部73の頂面にほぼ面接触状態で当接して配置される。このため、バルブステム71の頂部73はキャップ40を介してバルブ押圧部14により押圧され得る状態になっている。
頂上部41には、バルブ押圧部14に当接した状態で孔部17と連通する連通孔部44が設けられている。連通孔部44は、孔部17と対応するスリット溝状をなし、上下方向に貫通するとともに、頂上部41の外周縁に開口する形態とされている。このため、軸部材50の起立部52は、バルブ押圧部14の孔部17に遊嵌状態で挿入されるとともに、頂上部41の連通孔部44にも遊嵌状態で挿入される。
ロッカアーム10の組み付け時又は揺動時には、バルブステム71の頂部73とキャップ40との隙間範囲及びキャップ40とバルブ押圧部14との隙間範囲でロッカアーム10とキャップ40とが軸周りに傾動し得るが、軸部材50の起立部52がバルブ押圧部14の孔部17と頂上部41の連通孔部44とに挿入係合されることにより、ロッカアーム10とキャップ40とがいずれもバルブステム71から脱落するのが防止される。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)支持部材として、ラッシュアジャスタに代えて、高さ寸法が変化しないピボットを用いてもよい。
(2)孔部がバルブ押圧部の下面のみ開口する断面円形又は多角形の有底孔であってもよい。
(3)孔部がバルブ押圧部の下面と上面とにのみ開口して上下方向に貫通する断面円形又は多角形の孔であってもよい。
(4)軸部材がバルブステムの頂部に溶接して起立状態に固定されるものであってもよい。
(5)バルブステムがステム本体とステム本体とは別体でステム本体の上端部に冠着固定されるキャップとからなり、キャップがバルブステムの頂部となり、且つキャップに軸部材が起立状態で固定される構成であってもよい。
(6)水平対向又はV字エンジンにおいてロッカアームがその長さ方向を垂直又は垂直側に傾けて配置されるものであってもよい。
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)支持部材として、ラッシュアジャスタに代えて、高さ寸法が変化しないピボットを用いてもよい。
(2)孔部がバルブ押圧部の下面のみ開口する断面円形又は多角形の有底孔であってもよい。
(3)孔部がバルブ押圧部の下面と上面とにのみ開口して上下方向に貫通する断面円形又は多角形の孔であってもよい。
(4)軸部材がバルブステムの頂部に溶接して起立状態に固定されるものであってもよい。
(5)バルブステムがステム本体とステム本体とは別体でステム本体の上端部に冠着固定されるキャップとからなり、キャップがバルブステムの頂部となり、且つキャップに軸部材が起立状態で固定される構成であってもよい。
(6)水平対向又はV字エンジンにおいてロッカアームがその長さ方向を垂直又は垂直側に傾けて配置されるものであってもよい。
10…ロッカアーム
11…アーム本体
13…揺動中心部
14…バルブ押圧部
15…ローラ(カム当接部)
17…孔部
50…軸部材
52…起立部(起立部分)
70…バルブ
71…バルブステム
73…頂部
81…カム
11…アーム本体
13…揺動中心部
14…バルブ押圧部
15…ローラ(カム当接部)
17…孔部
50…軸部材
52…起立部(起立部分)
70…バルブ
71…バルブステム
73…頂部
81…カム
Claims (3)
- 一端部に支持部材に当接する揺動中心部を有し、他端部にバルブステムの頂部を押圧するバルブ押圧部を有し、前記一端部と前記他端部との間にカムに当接するカム当接部を有し、前記カムの回転によって前記カム当接部が押圧されたときに、前記揺動中心部を中心として揺動して、前記バルブ押圧部が前記バルブステムを押圧するものであり、前記バルブ押圧部には、前記バルブステムの位置する側の面に開口した孔部が設けられているロッカアームと、
前記バルブステムの頂部に起立状態で固定され、その起立部分が前記孔部に挿入されて前記バルブ押圧部に係合することで、前記ロッカアームの前記バルブステムからの脱落を規制する軸部材とを備えていることを特徴とする動弁装置。 - 前記孔部が、前記バルブ押圧部における前記バルブステムの位置する側の面とは反対側の面にも開口し、前記軸部材の起立方向に前記バルブ押圧部を貫通してなることを特徴とする請求項1記載の動弁装置。
- 前記孔部が、前記バルブ押圧部における前記バルブステムの位置する側の面及び前記反対側の面に隣接して交差する方向に沿った面にも開口していることを特徴とする請求項2記載の動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015032433A JP2016156273A (ja) | 2015-02-23 | 2015-02-23 | 動弁装置 |
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JP2015032433A JP2016156273A (ja) | 2015-02-23 | 2015-02-23 | 動弁装置 |
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020082357A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 株式会社Ihi | 積層造形装置 |
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2015
- 2015-02-23 JP JP2015032433A patent/JP2016156273A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020082357A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 株式会社Ihi | 積層造形装置 |
JP7124659B2 (ja) | 2018-11-15 | 2022-08-24 | 株式会社Ihi | 積層造形装置 |
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