JP2011140903A - カムシャフトの支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】カムシャフトの外周面の摩耗や油膜切れを防止することのできるカムシャフトの支持構造を提供する。
【解決手段】車両用エンジン10のシリンダヘッド50の上部にカムハウジング12が固定されており、カムハウジング12の上部にカムキャップ14が固定されており、カムハウジング12とカムキャップ14の間にエンジンバルブ22を駆動するためのカムシャフト16が回転可能な状態で支持されているカムシャフト16の支持構造。カムハウジング12とカムキャップ14との間には、カムシャフト16を支持するための軸受部32が形成されており、軸受部32の形状が横長の楕円状であることを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】車両用エンジン10のシリンダヘッド50の上部にカムハウジング12が固定されており、カムハウジング12の上部にカムキャップ14が固定されており、カムハウジング12とカムキャップ14の間にエンジンバルブ22を駆動するためのカムシャフト16が回転可能な状態で支持されているカムシャフト16の支持構造。カムハウジング12とカムキャップ14との間には、カムシャフト16を支持するための軸受部32が形成されており、軸受部32の形状が横長の楕円状であることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、カムシャフトの支持構造に関する。
従来、車両用エンジンのシリンダヘッドの上部にカムハウジングが固定されており、カムハウジングの上部にカムキャップが固定されており、カムハウジングとカムキャップの間にエンジンバルブを駆動するためのカムシャフトが回転可能な状態で支持されたカムシャフトの支持構造が知られている(特許文献1を参照)。
図6は、従来のカムシャフト100の支持構造を示す正面図である。図6に示すように、従来のカムシャフト100の支持構造においては、カムシャフト100を支持する軸受部102の形状がほぼ真円形となっている。したがって、カムハウジング104に対してカムキャップ106が左右方向にずれた状態で組み付けられた場合には、図7に示すように、軸受部102の内周面には角部108が発生してしまい、この角部108がカムシャフト100の外周面に接触することで当該カムシャフト100が摩耗してしまうという問題があった。また、角部108がカムシャフト100の外周面に接触することで当該カムシャフト100の外周面の油膜が除去されてしまうために、カムシャフト100が回転する際の摩擦抵抗が大きくなることによって車両用エンジンの燃費が悪くなってしまうという問題があった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであって、カムシャフトの外周面の摩耗や油膜切れを防止することのできるカムシャフトの支持構造を提供することを目的とする。
本発明は、車両用エンジンのシリンダヘッドの上部にカムハウジングが固定されており、前記カムハウジングの上部にカムキャップが固定されており、前記カムハウジングと前記カムキャップの間にエンジンバルブを駆動するためのカムシャフトが回転可能な状態で支持されているカムシャフトの支持構造であって、前記カムハウジングと前記カムキャップとの間には、前記カムシャフトを支持するための軸受部が形成されており、前記軸受部の形状が横長の楕円状であることを特徴とするカムシャフトの支持構造である。
本発明によれば、カムシャフトを回転可能に支持するための軸受部の形状が横長の楕円状に形成されている。したがって、カムハウジングに対してカムキャップが左右方向にずれた状態で組み付けられた場合であっても、軸受部の内周面に発生した角部がカムシャフトの外周面に接触することが防止されるために、カムシャフトの外周面の摩耗や油膜切れを防止することが可能となる。
本発明によれば、カムシャフトの外周面の摩耗や油膜切れを防止することのできるカムシャフトの支持構造を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、車両用エンジン10は、シリンダヘッド50の上部に固定されるカムハウジング12と、カムハウジング12の上部に固定されるカムキャップ14と、カムハウジング12とカムキャップ14との間で回転可能に支持されるカムシャフト16と、カムシャフト16に設けられているカム18によって押圧されるロッカアーム20と、ロッカアーム20に押圧されることで作動するエンジンバルブ22とを備えている。車両用エンジン10は、いわゆるDOHC方式のエンジンであり、吸気用と排気用のエンジンバルブ22をそれぞれ作動させるための左右一対のカムシャフト16を備えている。
図1に示すように、車両用エンジン10は、シリンダヘッド50の上部に固定されるカムハウジング12と、カムハウジング12の上部に固定されるカムキャップ14と、カムハウジング12とカムキャップ14との間で回転可能に支持されるカムシャフト16と、カムシャフト16に設けられているカム18によって押圧されるロッカアーム20と、ロッカアーム20に押圧されることで作動するエンジンバルブ22とを備えている。車両用エンジン10は、いわゆるDOHC方式のエンジンであり、吸気用と排気用のエンジンバルブ22をそれぞれ作動させるための左右一対のカムシャフト16を備えている。
図1〜図3に示すように、カムハウジング12及びカムキャップ14は、アルミニウム合金等の金属材料からなる鋳造体を切削加工等によって仕上げたものであり、シリンダヘッド50の上部に複数本のボルト52によって固定されている。
カムシャフト16は、STKM材等の金属材料によって丸棒状に形成されている。カムシャフト16の外周には、複数のカム18が軸方向に並ぶようにして一体的に設けられている。
カムシャフト16は、カムハウジング12とカムキャップ14との間で回転可能な状態で支持されている。具体的には、カムシャフト16は、カムハウジング12の上面に形成された断面略半円状の軸受凹部28と、カムキャップ14の下面に形成された断面略半円状の軸受凹部30との間で回転可能に支持されている。カムハウジング12に形成された軸受凹部28と、カムキャップ14に形成された軸受凹部30とが上下方向に合わさることによって、カムシャフト16を回転可能な状態で支持するための軸受部32が形成されている。
図1に示すように、ロッカアーム20の一方の端部は、ラッシュアジャスタ24によって下方から支持されており、ロッカアーム20の他方の端部は、エンジンバルブ22のステム部22aに上方から当接している。
図示しないクランクシャフトの回転に伴ってカムシャフト16が回転すると、カムシャフト16に設けられているカム18がロッカアーム20のローラ20aを上方から押圧する。これにより、ロッカアーム20はラッシュアジャスタ24の上端部を支点として上下方向に揺動するとともに、バルブスプリング26の弾性力に抗してエンジンバルブ22を上下方向に往復作動させるようになっている。つまり、カムシャフト16、カム18、ロッカアーム20、ラッシュアジャスタ24、及びバルブスプリング26によって、エンジンバルブ22を作動させるための動弁系が構成されている。
図4に示すように、軸受部32の形状は、横長の楕円状に形成されている。なお、ここでいう「楕円状」とは、数学的に定義される厳密な意味での楕円(2つの定点からの距離の和が一定の軌跡)に限定されるものではなく、軸受部32の横軸方向の寸法Aが、縦軸方向の寸法Bよりも大きく形成されたものであれば、ここでいう「楕円状」に含まれる。
上述のように構成されたカムシャフト16の支持構造によって得られる作用効果について説明する。
本実施形態のカムシャフト16の支持構造によれば、軸受部32が横長の楕円状に形成されているために、カムハウジング12に対してカムキャップ14が左右方向にずれた状態で組み付けられた場合であっても、軸受部32の内周面に発生した角部34が、カムシャフト16の外周面に接触しない。したがって、角部34がカムシャフト16の外周面に接触することで当該カムシャフト16が摩耗してしまうことを防止することができる。また、角部34がカムシャフト16の外周面に接触することで油膜が除去されてしまうことを防止することが可能であり、カムシャフト16の外周面の油膜切れによって車両用エンジン10の燃費が悪化することを防止することができる。
本実施形態のカムシャフト16の支持構造によれば、軸受部32が横長の楕円状に形成されているために、カムハウジング12に対してカムキャップ14が左右方向にずれた状態で組み付けられた場合であっても、軸受部32の内周面に発生した角部34が、カムシャフト16の外周面に接触しない。したがって、角部34がカムシャフト16の外周面に接触することで当該カムシャフト16が摩耗してしまうことを防止することができる。また、角部34がカムシャフト16の外周面に接触することで油膜が除去されてしまうことを防止することが可能であり、カムシャフト16の外周面の油膜切れによって車両用エンジン10の燃費が悪化することを防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ロッカアーム20の一端を下方から支持する支持部品が油圧式のラッシュアジャスタ24である例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。ロッカアーム20の一端を下方から支持する支持部品は、例えば、固定式のピボットであってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ロッカアーム20の一端を下方から支持する支持部品が油圧式のラッシュアジャスタ24である例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。ロッカアーム20の一端を下方から支持する支持部品は、例えば、固定式のピボットであってもよい。
10・・・車両用エンジン
12・・・カムハウジング
14・・・カムキャップ
16・・・カムシャフト
18・・・カム
20・・・ロッカアーム
22・・・エンジンバルブ
32・・・軸受部
34・・・角部
50・・・シリンダヘッド
12・・・カムハウジング
14・・・カムキャップ
16・・・カムシャフト
18・・・カム
20・・・ロッカアーム
22・・・エンジンバルブ
32・・・軸受部
34・・・角部
50・・・シリンダヘッド
Claims (1)
- 車両用エンジンのシリンダヘッドの上部にカムハウジングが固定されており、前記カムハウジングの上部にカムキャップが固定されており、前記カムハウジングと前記カムキャップの間にエンジンバルブを駆動するためのカムシャフトが回転可能な状態で支持されているカムシャフトの支持構造であって、
前記カムハウジングと前記カムキャップとの間には、前記カムシャフトを支持するための軸受部が形成されており、
前記軸受部の形状が横長の楕円状であることを特徴とするカムシャフトの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001970A JP2011140903A (ja) | 2010-01-07 | 2010-01-07 | カムシャフトの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001970A JP2011140903A (ja) | 2010-01-07 | 2010-01-07 | カムシャフトの支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011140903A true JP2011140903A (ja) | 2011-07-21 |
Family
ID=44456926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010001970A Pending JP2011140903A (ja) | 2010-01-07 | 2010-01-07 | カムシャフトの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011140903A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104763552A (zh) * | 2015-03-10 | 2015-07-08 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种气缸盖与凸轮轴及凸轮轴盖的安装结构及安装方法 |
JP2015140675A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 大豊工業株式会社 | 動弁装置の軸受部材 |
JP2016217237A (ja) * | 2015-05-20 | 2016-12-22 | 株式会社オティックス | カムシャフト支持部材の製造方法 |
-
2010
- 2010-01-07 JP JP2010001970A patent/JP2011140903A/ja active Pending
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