JP2008297950A - 動弁機構用のカムシャフト - Google Patents
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Abstract
【課題】カムのカムノーズにおける潤滑性を向上させることができる動弁機構用のカムシャフトを提供すること。
【解決手段】カムシャフト2は、エンジンの動弁機構1に用い、バルブ4のステム先端部421に配置したバルブリフタ5に対向配置するカム3を設けてなる。カム3の外周面には、基円部31とカムノーズ32とが形成してある。カムノーズ32は、バルブリフタ5の摺動面511に対する摺動を開始する摺動開始部からノーズ頂点部までの間の摺動開始領域であって、摺動開始部、ノーズ頂点部及びカム3の軸方向の両端部を除く部位に、開始側凹部35Aを陥没形成してなる。
【選択図】図1
【解決手段】カムシャフト2は、エンジンの動弁機構1に用い、バルブ4のステム先端部421に配置したバルブリフタ5に対向配置するカム3を設けてなる。カム3の外周面には、基円部31とカムノーズ32とが形成してある。カムノーズ32は、バルブリフタ5の摺動面511に対する摺動を開始する摺動開始部からノーズ頂点部までの間の摺動開始領域であって、摺動開始部、ノーズ頂点部及びカム3の軸方向の両端部を除く部位に、開始側凹部35Aを陥没形成してなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンの動弁機構に関し、特にバルブのステム先端部に配置したバルブリフタに対向配置するカムを複数設けてなるカムシャフトに関する。
エンジンの動弁機構においては、オーバーヘッドカム(OHC)方式、オーバーヘッドバルブ(OHV)方式等の種々の構造が採用されている。特に、OHC方式の中でも、バルブのステム先端部に被せたバルブリフタの摺動面に、カムシャフトに設けたカムを直接摺動させて、バルブの開閉を行う構造がある。この構造においては、カムの外周面とバルブリフタの摺動面との間に摩耗が生じることを抑制するために、これらの間に潤滑油を効果的に供給する工夫がなされている。
例えば、特許文献1の内燃機関用バルブリフタにおいては、バルブリフタの天板のカム摺接面に、複数個のオイルディンプルを設けている。これにより、カム摺接面における適正なオイル濡れ性を確保している。また、特許文献2の内燃機関のカム摺動面潤滑構造においては、吸気カム又は排気カムのベース円に凹部を形成し、この凹部に突条リブを突設している。そして、凹部及び突条リブによって、ベース円とタペットの摺動面との潤滑性を向上させている。
また、カムの外周面は、基円部(ベース円部)と、この基円部よりも径方向外方に突出したカムノーズ(ノーズ部)とによって形成されている。そして、カムの外周面と、バルブリフタの摺動面との間に生ずる摩耗を低減させるために、基円部とバルブリフタの摺動面との間には、若干のクリアランス(間隙)が形成されるようにしている。
しかしながら、従来のエンジンの動弁機構においては、潤滑油の保持溝等を、バルブリフタ又はカムの基円部に設けている。そのため、カムの基円部がバルブリフタの摺動面を滑るときには、両者の間に十分な潤滑油が供給(潤滑油膜が形成)されたとしても、カムのカムノーズがバルブリフタの摺動面を摺動するときには、両者の間において潤滑油膜が切れやすく、厳しい潤滑状態となるおそれがある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、カムのカムノーズにおける潤滑性を向上させることができる動弁機構用のカムシャフトを提供しようとするものである。
本発明は、エンジンの動弁機構に用い、バルブのステム先端部に配置したバルブリフタに対向配置するカムを設けてなるカムシャフトにおいて、
上記カムは、その外周面において、基円部と、該基円部より径方向外方に突出したカムノーズとを有しており、
該カムノーズは、上記バルブリフタの摺動面に対する摺動を開始する摺動開始部からノーズ頂点部までの間の摺動開始領域において、上記ノーズ頂点部及び当該カムの軸方向の両端部を除く部位に、開始側凹部を陥没形成してなることを特徴とする動弁機構用のカムシャフトにある(請求項1)。
上記カムは、その外周面において、基円部と、該基円部より径方向外方に突出したカムノーズとを有しており、
該カムノーズは、上記バルブリフタの摺動面に対する摺動を開始する摺動開始部からノーズ頂点部までの間の摺動開始領域において、上記ノーズ頂点部及び当該カムの軸方向の両端部を除く部位に、開始側凹部を陥没形成してなることを特徴とする動弁機構用のカムシャフトにある(請求項1)。
本発明の動弁機構用のカムシャフトは、カムの外周面におけるカムノーズに、潤滑油を溜めることができる工夫が行ってある。
具体的には、本発明のカムノーズは、上記摺動開始部からノーズ頂点部までの間の摺動開始領域において、ノーズ頂点部及びカムの軸方向の両端部を除く部位に、開始側凹部を陥没形成してなる。
具体的には、本発明のカムノーズは、上記摺動開始部からノーズ頂点部までの間の摺動開始領域において、ノーズ頂点部及びカムの軸方向の両端部を除く部位に、開始側凹部を陥没形成してなる。
そして、カムシャフトを回転させてバルブを開閉させる際に、カムのカムノーズの摺動開始領域が、バルブリフタの摺動面に対して摺動するときには、開始側凹部は、バルブリフタの摺動面に接触しない。これにより、バルブリフタの摺動面に存在する潤滑油を、カムノーズの摺動開始領域が掻き取ってしまうことを抑制することができる。
そのため、カムノーズにおいて最も潤滑油不足になると考えられるノーズ頂点部がバルブリフタの摺動面を摺動するときに、バルブリフタの摺動面に潤滑油を残すことができる。また、開始側凹部に保持する潤滑油を、カムノーズとバルブリフタの摺動面との間の摺動に利用することもできる。
それ故、本発明のエンジンの動弁機構によれば、カムのカムノーズにおける潤滑性を向上させることができる。また、本発明のエンジンの動弁機構によれば、開始側凹部を形成した容積に応じて、カムシャフトの軽量化を図ることができる。
それ故、本発明のエンジンの動弁機構によれば、カムのカムノーズにおける潤滑性を向上させることができる。また、本発明のエンジンの動弁機構によれば、開始側凹部を形成した容積に応じて、カムシャフトの軽量化を図ることができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記開始側凹部は、上記摺動開始領域において、上記摺動開始部も除く部位に陥没形成することが好ましい(請求項2)。
この場合には、バルブリフタの摺動面に対する接触を開始するために摩耗が生じ易いと考えられる摺動開始部の強度を確保することができる。
本発明において、上記開始側凹部は、上記摺動開始領域において、上記摺動開始部も除く部位に陥没形成することが好ましい(請求項2)。
この場合には、バルブリフタの摺動面に対する接触を開始するために摩耗が生じ易いと考えられる摺動開始部の強度を確保することができる。
また、上記カムノーズには、上記ノーズ頂点部から上記バルブリフタの摺動面に対する摺動が終了する摺動終了部までの間の摺動終了領域であって、上記ノーズ頂点部及び当該カムの軸方向の両端部を除く部位に、終了側凹部を陥没形成することが好ましい(請求項3)。
この場合には、カムを回転させてバルブを開閉させる際に、カムのカムノーズの摺動終了領域が、バルブリフタの摺動面に対して摺動するときには、終了側凹部は、バルブリフタの摺動面に接触せず、バルブリフタの摺動面に潤滑油を残すことができる。また、終了側凹部に保持する潤滑油を、カムノーズとバルブリフタの摺動面との間の摺動に利用することもできる。そのため、カムのカムノーズにおける潤滑性を一層向上させることができる。
また、終了側凹部を形成した容積に応じて、カムシャフトの更なる軽量化を図ることができる。
また、終了側凹部を形成した容積に応じて、カムシャフトの更なる軽量化を図ることができる。
また、上記カムは、該カムの軸方向に直交する平面において、左右対称形状を有していることが好ましい(請求項4)。
この場合には、カムのカムノーズに形成する開始側凹部と終了側凹部との形状を同一にすることができ、カムシャフトの製造を容易にすることができる。
この場合には、カムのカムノーズに形成する開始側凹部と終了側凹部との形状を同一にすることができ、カムシャフトの製造を容易にすることができる。
以下に、本発明の動弁機構用のカムシャフトにかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例のカムシャフト2は、図1に示すごとく、エンジンの動弁機構1に用い、バルブ4のステム先端部421に配置したバルブリフタ5に対向配置するカム3を設けてなる。このカム3は、その外周面30において、図2に示すごとく、基円部(ベース円部)31と、この基円部31より径方向外方に突出したカムノーズ(ノーズ部)32とを有している。
本例のカムシャフト2は、図1に示すごとく、エンジンの動弁機構1に用い、バルブ4のステム先端部421に配置したバルブリフタ5に対向配置するカム3を設けてなる。このカム3は、その外周面30において、図2に示すごとく、基円部(ベース円部)31と、この基円部31より径方向外方に突出したカムノーズ(ノーズ部)32とを有している。
図2、図3に示すごとく、カムノーズ32は、バルブリフタ5の摺動面511に対する摺動を開始する摺動開始部33Aからノーズ頂点部34までの間の摺動開始領域32Aであって、摺動開始部33A、ノーズ頂点部34及びカム3の軸方向Lの両端部36Aを除く部位に、開始側凹部35Aを陥没形成してなる。また、カムノーズ32は、ノーズ頂点部34からバルブリフタ5の摺動面511に対する摺動が終了する摺動終了部33Bまでの間の摺動終了領域32Bであって、摺動終了部33B、ノーズ頂点部34及びカム3の軸方向Lの両端部36Bを除く部位に、終了側凹部35Bを陥没形成してなる。
以下に、本例の動弁機構1用のカムシャフト2につき、図1〜図7と共に詳説する。
図1に示すごとく、本例のカムシャフト2は、DOHC方式のエンジンにおいて、上記バルブ4としての吸気バルブ(又は排気バルブ)4を開閉させるものである。図2、図3に示すごとく、カムシャフト2は、吸気バルブ4を開閉させるカム(吸気カム)3又は排気バルブ4を開閉させるカム(排気カム)3を、シャフト部21に対して複数設けてなる。また、カムシャフト2は、複数の気筒における吸気バルブ4又は排気バルブ4を開閉させるために、シャフト部21に対して、気筒数に対応した複数の吸気カム(又は排気カム)3を配設してなる。
なお、カムシャフト2は、OHC方式のエンジンにおいて、吸気バルブ4を開閉させる吸気カム3と、排気バルブ4を開閉させる排気カム3とを設けたものとすることもできる。
図1に示すごとく、本例のカムシャフト2は、DOHC方式のエンジンにおいて、上記バルブ4としての吸気バルブ(又は排気バルブ)4を開閉させるものである。図2、図3に示すごとく、カムシャフト2は、吸気バルブ4を開閉させるカム(吸気カム)3又は排気バルブ4を開閉させるカム(排気カム)3を、シャフト部21に対して複数設けてなる。また、カムシャフト2は、複数の気筒における吸気バルブ4又は排気バルブ4を開閉させるために、シャフト部21に対して、気筒数に対応した複数の吸気カム(又は排気カム)3を配設してなる。
なお、カムシャフト2は、OHC方式のエンジンにおいて、吸気バルブ4を開閉させる吸気カム3と、排気バルブ4を開閉させる排気カム3とを設けたものとすることもできる。
また、図2に示すごとく、基円部31は、カムシャフト2の回転中心から外周面30までの距離Rが均一になっており、カムノーズ32は、カムシャフト2の回転中心から外周面30までの距離Rが、摺動開始部33A及び摺動終了部33Bからノーズ頂点部34に向けて徐々に大きくなっている。そして、カム3の外周面30において、カムシャフト2の回転中心から外周面30までの距離Rは、ノーズ頂点部34において最大になっている。
また、本例のカム3は、カム3の軸方向Lに直交する平面において、左右対称形状を有している。そして、カム3のカムノーズ32において、開始側凹部35Aと終了側凹部35Bとは同一形状に形成してある。
また、本例のカム3は、カム3の軸方向Lに直交する平面において、左右対称形状を有している。そして、カム3のカムノーズ32において、開始側凹部35Aと終了側凹部35Bとは同一形状に形成してある。
図1に示すごとく、カムシャフト2を配設する動弁機構1は、シリンダヘッド6の吸気口(又は排気口)61を開閉するバルブ4と、このバルブ4を閉方向へ付勢するコイルスプリング44と、バルブ4のステム先端部421に配置したバルブリフタ5とを有している。
バルブ4は、吸気口(又は排気口)61に配置するバルブ本体部41と、このバルブ本体部41から延設したバルブステム部42とからなる。バルブステム部42のステム先端部421の外周には、コイルスプリング44をシリンダヘッド6との間に挟持するためのリテーナ43が設けてある。
バルブ4は、吸気口(又は排気口)61に配置するバルブ本体部41と、このバルブ本体部41から延設したバルブステム部42とからなる。バルブステム部42のステム先端部421の外周には、コイルスプリング44をシリンダヘッド6との間に挟持するためのリテーナ43が設けてある。
また、同図に示すごとく、バルブリフタ5は、カム3の外周面30を摺動させる摺動面511を形成した上面部51と、この上面部51の周縁部から下方に立設してステム先端部421に覆い被さる側部52とを有している。
図1、図4に示すごとく、リテーナ43を設けたバルブ4、コイルスプリング44、バルブリフタ5、カムシャフト2等をシリンダヘッド6に組み付けた動弁機構1においては、カムシャフト2は、そのカム3の基円部31と、バルブリフタ5の摺動面511との間に間隙(クリアランス)39が形成される状態で組み付けてある。
また、カム3の外周面30とバルブリフタ5の摺動面511との間には、潤滑油溜まり又は潤滑油噴射等によって潤滑油が供給されるようになっている。
図1、図4に示すごとく、リテーナ43を設けたバルブ4、コイルスプリング44、バルブリフタ5、カムシャフト2等をシリンダヘッド6に組み付けた動弁機構1においては、カムシャフト2は、そのカム3の基円部31と、バルブリフタ5の摺動面511との間に間隙(クリアランス)39が形成される状態で組み付けてある。
また、カム3の外周面30とバルブリフタ5の摺動面511との間には、潤滑油溜まり又は潤滑油噴射等によって潤滑油が供給されるようになっている。
本例の動弁機構1用のカムシャフト2は、カム3の外周面30におけるカムノーズ32に、潤滑油を溜めることができる工夫が行ってある。
そして、図4に示すごとく、カムシャフト2を回転させてバルブ4を開閉させる際に、カム3の基円部31が、バルブリフタ5の摺動面511に対して対向するときには、これらの間の間隙39に、潤滑油(潤滑油膜)が存在する。なお、図1、図4〜図7において、潤滑油の図示を省略している。
そして、図4に示すごとく、カムシャフト2を回転させてバルブ4を開閉させる際に、カム3の基円部31が、バルブリフタ5の摺動面511に対して対向するときには、これらの間の間隙39に、潤滑油(潤滑油膜)が存在する。なお、図1、図4〜図7において、潤滑油の図示を省略している。
次いで、図5に示すごとく、カムシャフト2がさらに回転し、カム3のカムノーズ32の摺動開始領域32Aが、バルブリフタ5の摺動面511に対して摺動するときには、開始側凹部35Aに隣接する両端部36Aがバルブリフタ5の摺動面511に接触する一方、開始側凹部35Aは、バルブリフタ5の摺動面511に接触しない。この開始側凹部35Aの形成により、バルブリフタ5の摺動面511に存在する潤滑油を、カムノーズ32の摺動開始領域32Aが掻き取ってしまうことを抑制することができる。
そのため、図6に示すごとく、カムノーズ32において最も潤滑油不足になると考えられるノーズ頂点部34がバルブリフタ5の摺動面511を摺動するときに、バルブリフタ5の摺動面511に潤滑油を残すことができる。また、開始側凹部35Aに保持する潤滑油を、カムノーズ32とバルブリフタ5の摺動面511との間の摺動に利用することもできる。
なお、エンジン(カムシャフト2)の低回転時には、開始側凹部35Aに溜まった潤滑油と、カムノーズ32の摺動開始領域32Aによって掻き取られずにバルブリフタ5の摺動面511に残った潤滑油とが、カムノーズ32(特にノーズ頂点部34)の潤滑に使用されると考える。また、エンジン(カムシャフト2)の高回転時には、カムノーズ32の摺動開始領域32Aによって掻き取られずにバルブリフタ5の摺動面511に残った潤滑油が、カムノーズ32(特にノーズ頂点部34)の潤滑に使用されると考える。
また、カム3のカムノーズ32の摺動開始領域32Aが、バルブリフタ5の摺動面511に対して摺動するときには、開始側凹部35Aに隣接する両端部36Aがバルブリフタ5の摺動面511に接触していることにより、安定してカム3の外周面30をバルブリフタ5の摺動面511に対して摺動させることができる。
また、カム3のカムノーズ32の摺動開始領域32Aが、バルブリフタ5の摺動面511に対して摺動するときには、開始側凹部35Aに隣接する両端部36Aがバルブリフタ5の摺動面511に接触していることにより、安定してカム3の外周面30をバルブリフタ5の摺動面511に対して摺動させることができる。
次いで、図7に示すごとく、カムシャフト2がさらに回転し、カム3のカムノーズ32の摺動終了領域32Bが、バルブリフタ5の摺動面511に対して摺動するときには、終了側凹部35Bは、バルブリフタ5の摺動面511に接触せず、バルブリフタ5の摺動面511に潤滑油を残すことができる。また、終了側凹部35Bに保持する潤滑油を、カムノーズ32とバルブリフタ5の摺動面511との間の摺動に利用することもできる。
それ故、本例のエンジンの動弁機構1によれば、カム3のカムノーズ32とバルブリフタ5の摺動面511との間の潤滑性を向上させることができ、これらの間に摩耗が生じることを抑制することができる。
また、本例のエンジンの動弁機構1によれば、カム3に、上記開始側凹部35A及び終了側凹部35Bを形成したことにより、これらの形成容積に応じて、カムシャフト2の軽量化を図ることができる。
また、本例のエンジンの動弁機構1によれば、カム3に、上記開始側凹部35A及び終了側凹部35Bを形成したことにより、これらの形成容積に応じて、カムシャフト2の軽量化を図ることができる。
1 動弁機構
2 カムシャフト
3 カム
30 外周面
31 基円部
32 カムノーズ
32A 摺動開始領域
32B 摺動終了領域
33A 摺動開始部
33B 摺動終了部
34 ノーズ頂点部
35A 開始側凹部
35B 終了側凹部
36A、B 両端部
39 間隙
4 バルブ
421 ステム先端部
5 バルブリフタ
511 摺動面
6 シリンダヘッド
2 カムシャフト
3 カム
30 外周面
31 基円部
32 カムノーズ
32A 摺動開始領域
32B 摺動終了領域
33A 摺動開始部
33B 摺動終了部
34 ノーズ頂点部
35A 開始側凹部
35B 終了側凹部
36A、B 両端部
39 間隙
4 バルブ
421 ステム先端部
5 バルブリフタ
511 摺動面
6 シリンダヘッド
Claims (4)
- エンジンの動弁機構に用い、バルブのステム先端部に配置したバルブリフタに対向配置するカムを設けてなるカムシャフトにおいて、
上記カムは、その外周面において、基円部と、該基円部より径方向外方に突出したカムノーズとを有しており、
該カムノーズは、上記バルブリフタの摺動面に対する摺動を開始する摺動開始部からノーズ頂点部までの間の摺動開始領域において、上記ノーズ頂点部及び当該カムの軸方向の両端部を除く部位に、開始側凹部を陥没形成してなることを特徴とする動弁機構用のカムシャフト。 - 請求項1において、上記開始側凹部は、上記摺動開始領域において、上記摺動開始部も除く部位に陥没形成してあることを特徴とする動弁機構用のカムシャフト。
- 請求項1又は2において、上記カムノーズは、上記ノーズ頂点部から上記バルブリフタの摺動面に対する摺動が終了する摺動終了部までの間の摺動終了領域であって、上記ノーズ頂点部及び当該カムの軸方向の両端部を除く部位に、終了側凹部を陥没形成してなることを特徴とする動弁機構用のカムシャフト。
- 請求項3において、上記カムは、該カムの軸方向に直交する平面において、左右対称形状に形成してあることを特徴とする動弁機構用のカムシャフト。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
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