JP2009167813A - カムシャフトおよびカムシャフト製造方法 - Google Patents

カムシャフトおよびカムシャフト製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】軽量化を図りながら耐久性が向上するカムシャフトを提供する。
【解決手段】吸気バルブを作動しないベース円部72aと吸気バルブを作動するリフト部72bとを有するカムローブ72と、ベース円部72aからの反力を受ける第1受部71aとリフト部72bからの反力を受ける第2受部71bとを有しカムローブ72隣接配置されたカムジャーナル71とを備えるカムシャフト7であって、カムジャーナル71は、第1受部71aの軸方向幅寸法が第2受部71bの軸方向幅寸法よりも小さくなるように第1受部71aに肉部71cが形成され、またカムローブ72は、ベース円部72aの軸方向幅寸法がリフト部72bの軸方向幅寸法よりも小さくなるようにベース円部72aに肉部72cが形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、カムシャフトおよびカムシャフト製造方法に関するものである。
従来、この種のカムシャフトとしては、カムローブのベース円部の摺接面の幅をカムローブのノーズ部の摺接面の幅よりも小さく形成したものが提案されている。
このカムシャフトでは、発生する面圧に見合うようにカムローブのうち面圧の小さいベース円部の側面を削ぎ落とすことにより、効率よく軽量化が図れるものとしている。
特開2001−82111号公報
しかしながら、こうしたカムシャフトでは、発生する面圧に見合うようにカムローブの側面を削ぎ落とすだけだから、カムシャフトの耐久性を維持することはできるが、カムシャフトの耐久性を向上することについては何ら言及されていない。
一方、軽量化を図りつつ耐久性の向上を図ることは、あらゆる構造物において一般的な課題の一つであり、カムシャフトにおいても、こうした要求に適応したものとすることが望まれる。
本発明のカムシャフトおよびカムシャフト製造方法は、軽量化を図りながら耐久性をより向上することを目的の1つとし、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明は、吸気バルブまたは排気バルブを作動しないベース円部と前記吸気バルブまたは前記排気バルブを作動するリフト部とを有するカムローブと、前記ベース円部からの反力を受ける第1受部と前記リフト部からの反力を受ける第2受部とを有し、前記カムローブと所定間隔をもって隣接配置されたカムジャーナルと、を備えるカムシャフトであって、前記カムジャーナルは、前記第1受部の軸方向幅寸法が前記第2受部の軸方向幅寸法よりも小さくなるよう前記第1受部のうち少なくとも前記カムローブに対向する側が第1幅寸法分除肉して形成されてなり、前記カムローブは、前記ベース円部の軸方向幅寸法が前記リフト部の軸方向幅寸法よりも小さくなるよう前記ベース円部のうち少なくとも前記カムジャーナルに対向する側が第2幅寸法分除肉して形成されるとともに、前記カムジャーナルとの軸方向間隔が前記所定間隔となるよう形成されてなることを要旨とする。
本発明のカムシャフトでは、カムジャーナルのうち第1受部の軸方向幅寸法が第2受部の軸方向幅寸法よりも小さくなるように、第1受部のうち少なくともカムローブに対向する側を第1幅寸法分だけ除肉し、カムローブのうちベース円部の軸方向幅寸法がリフト部の軸方向幅寸法よりも小さくなるように、ベース円部のうち少なくともカムジャーナルに対向する側を第2幅寸法分だけ除肉するから、軽量化が図れる。
また、カムローブとカムジャーナルとの軸方向間隔が所定間隔となるよう形成する。即ち、除肉した寸法分だけカムローブをカムジャーナル側に寄せることができるから、カムジャーナルからカムローブまでの距離を小さくできる。この結果、曲げ強度、即ち、耐久性をより向上することができる。
ここで、所定間隔は、カムシャフトを鋳造成形する際の鋳造性要求やカムシャフトへの性能要求等から決まるものである。
また、本発明のカムシャフトにおいて、前記第1幅寸法は、前記第1受部に生ずる最大面圧が前記第2受部に生ずる最大面圧に等しくなる寸法に設定することもできる。
こうすれば、カムジャーナルの耐久性を低下させることなくより軽量化が図れる。
また、本発明のカムシャフトにおいて、前記カムジャーナルは、前記第1受部に生ずる最大面圧を超えない範囲で前記第2受部に生ずる面圧に基づいて該第2受部を除肉して形成されてなるものとすることもできる。
こうすれば、カムジャーナルの耐久性を低下することなくより軽量化が図れる。
また、本発明のカムシャフトにおいて、前記第2幅寸法は、前記ベース円部に生ずる最大面圧が前記リフト部に生ずる最大面圧に等しくなる寸法に設定することもできる。
こうすれば、カムローブの耐久性を低下することなくより軽量化が図れる。
また、本発明のカムシャフトにおいて、前記カムローブは、前記リフト部に生ずる最大面圧を超えない範囲で前記リフト部に生ずる面圧に基づいて該リフト部を除肉して形成することもできる。
こうすれば、カムローブの耐久性を低下することなくより軽量化が図れる。
また、本発明のカムシャフトにおいて、前記カムローブは、リフター部材を介して前記吸気バルブまたは前記排気バルブを作動するよう形成されてなるとともに、幅方向中心が前記リフター部材の軸中心に対して前記カムジャーナル側となるよう形成することもできる。
こうすれば、カムローブの回転力がリフター部材の軸中心に対してずれた位置で作用するから、リフター部材を軸中心に対して回転することができる。この結果、リフター部材の偏摩耗を抑制できる。
また、本発明のカムシャフト製造方法は、吸気バルブまたは排気バルブを作動しないベース円部と前記吸気バルブまたは前記排気バルブを作動するリフト部とを有するカムローブと、前記ベース円部からの反力を受ける第1受部と前記リフト部からの反力を受ける第2受部とを有し前記カムローブと所定間隔をもって隣接配置されたカムジャーナルと、を備えるカムシャフト製造方法であって、(a)前記第1受部のうち少なくとも前記カムローブに対向する側を第1幅寸法分除肉して、前記第1受部の軸方向幅寸法が前記第2受部の軸方向幅寸法よりも小さくなるよう前記カムジャーナルを形成し、(b)前記ベース円部のうち少なくとも前記カムジャーナルに対向する側を第2幅寸法分除肉して、前記ベース円部の軸方向幅寸法が前記リフト部の軸方向幅寸法よりも小さくなるよう前記カムローブを形成し、(c)前記カムローブと前記カムジャーナルとの軸方向間隔が前記所定間隔となるよう形成することができる。
こうすれば、本発明のカムシャフトでは、カムジャーナルのうち第1受部の軸方向幅寸法が第2受部の軸方向幅寸法よりも小さくなるように、第1受部のうち少なくともカムローブに対向する側を第1幅寸法分だけ除肉し、カムローブのうちベース円部の軸方向幅寸法がリフト部の軸方向幅寸法よりも小さくなるように、ベース円部のうち少なくともカムジャーナルに対向する側を第2幅寸法分だけ除肉するから、軽量化が図れる。
また、カムローブとカムジャーナルとの軸方向間隔が所定間隔となるよう形成する。即ち、除肉した寸法分だけカムローブをカムジャーナル側に寄せることができるから、カムジャーナルからカムローブまでの距離を小さくできる。この結果、曲げ強度、即ち、耐久性をより向上することができる。ここで、所定間隔は、カムシャフトを鋳造成形する際の鋳造性要求やカムシャフトへの性能要求等から決まるものである。
次に、本発明を実施するため最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、エンジンの正面概略構成図であり、図2は、エンジンを構成するシリンダヘッドとカムシャフトの分解斜視図である。また図3は、シリンダヘッドにカムシャフトを取り付けた状態の平面構成図である。
図において、エンジン1は、シリンダブロック2上にシリンダヘッド3が連結され、シリンダヘッド3の上面はシリンダヘッドカバー4で覆蓋されている。また、シリンダブロック2の下面にはオイルを溜めるオイルパン5が設けられている。
シリンダヘッド3の上面側には排気側カムシャフト6と吸気側カムシャフト7が平行状に設けられ、排気側カムシャフト6の先端にはカムスプロケット6aが取り付けられている。また、吸気側カムシャフト7の先端にもカムスプロケット7aが設けられており、その先端に可変バルブタイミング機構10が設けられている。
シリンダブロック2内から延びるクランクシャフト8の先端に取り付けられたクランク軸スプロケット8aと、カムスプロケット6a及びカムスプロケット7aには、タイミングチェーン9が巻回されており、クランクシャフト8の回転により排気側カムシャフト6
及び吸気側カムシャフト7が回転駆動されるように構成されている。
また、図1において、クランクシャフト8の回転によりチェーンを介してオイルポンプを回転させるように構成されている。
前記排気側カムシャフト6及び吸気側カムシャフト7は、図2に示すように、シリンダヘッド3の上面に複数形成された軸受部3a,3a,3aに回転可能に嵌め込まれ、各軸受部3a,3aに対し、上方から軸受部12aを有するカムブラケット12をボルトBを用いて締め付けることにより、排気側カムシャフト6及び吸気側カムシャフト7のカムジャーナル61,71が、それぞれシリンダヘッド3の軸受部3aとカムブラケット12の軸受部12a間に回転可能に支持される。
また、シリンダヘッド3には、排気側カムシャフト6が配置される側に排気バルブ13,13,13が複数設けられており、また、吸気側カムシャフト7が配置される側には吸気バルブ14,14,14が複数設けられている。
排気側カムシャフト6に形成されている各カムジャーナル61の前後には、隣接してカムローブ62,62が配置されている。また、吸気側カムシャフト7においても各カムジャーナル71に隣接して前後にカムローブ72,72が配置されている。
排気側カムシャフト6のカムローブ62は、排気側カムシャフト6が回転されると排気バルブ13を作動させることができるものである。また、吸気側カムシャフト7のカムローブ72は、吸気側カムシャフト7の回転により吸気バルブ14を作動させることができるものである。
吸気側カムシャフト7のカムジャーナル71及びカムローブ72を図4に拡大して例示する。
なお、吸気側カムシャフト7のカムローブ72の回転がリフター14aを介して直線方向の動きに変換されて吸気バルブ14が作動されるものである。
前記カムローブ72は、吸気バルブ14を作動させないベース円部72aと、吸気側カムシャフト7が回転することによりリフター14aを押して吸気バルブ14を作動させるリフト部72bで構成されている。
また、カムジャーナル71は、吸気側カムシャフト7が回転することにより、カムローブ72のベース円部72aからの反力を受ける第1受部71aと、リフト部72bからの反力を受ける第2受部71bで構成されている。
このカムジャーナル71は、前後のカムローブ72,72と所定間隔をおいて配置されており、この所定間隔は、カムシャフトを鋳造成形する際の鋳造性要求やカムシャフトへの性能要求等から決まるものである。
本例においては、図4および図5に示すように、カムジャーナル71は、第1受部71aの軸方向幅寸法が第2受部71bの軸方向幅寸法よりも小さくなるように、第1受部71aの前後端面に第1幅寸法b分徐肉した受肉部71cが形成されている。
また、前後のカムローブ72,72は、ベース円部72aの軸方向幅寸法がリフト部72bの軸方向幅寸法よりも小さくなるように、ベース円部72aの前後端面に第2幅寸法b分徐肉した徐肉部72cが形成されている。
なお、カムジャーナル71の除肉部71cの幅寸法は、第1受部71aに生ずる面圧が第2受部71bに生ずる最大面圧と等しくなるような寸法に設定されており、こうして設定された幅寸法で第1受部71aを一律に除肉している。また、カムローブ72の除肉部72cの幅寸法は、ベース円部72aに生ずる面圧がリフト部72bに生ずる最大面圧と等しくなるような寸法に設定されており、こうして設定された幅寸法でベース円部72aを一律に除肉している。
このように、カムジャーナル71の第1受部71aに徐肉部71cを形成し、カムローブ72のベース円部72aに徐肉部72cを形成することにより、徐肉した寸法分だけ前後のカムローブ72をカムジャーナル71側に寄せることができ、カムジャーナル71からカムローブ72までの距離を小さくできるため、吸気側カムシャフト7の曲げ強度、即ち耐久性を向上することができるものとなる。
また、上述したような寸法で除肉したから、カムジャーナル71やカムローブ72の耐久性を低下させることなく軽量化できる。
なお、カムローブ72の回転でリフター14aを介して吸気バルブ14を作動することができるが、カムローブ72の幅方向中心Cがリフター14aの軸中心Pに対してカムジャーナル71側となるように設定されており、カムローブ72の回転力がリフター14aの軸中心Pに対してズレた位置で作用するため、リフター14aを軸中心Pを中心として回転させることができ、リフター14aの偏摩耗を抑制することができる。
なお、図6の製造説明図で示すaの所定間隔は、カムシャフトを鋳造成形する際の鋳造性要求やカムシャフトへの性能要求等から決まる間隔であり、実線で示す部分は、徐肉部を形成しない場合であり、想像線で示す部分は、徐肉部を形成した場合の形状である。
このようにカムジャーナル71の第1受部71aに第1幅寸法b分徐肉して徐肉部71cを形成し、カムローブ72のベース円部72aには、第2幅寸法b分徐肉して徐肉部72cを形成することで、aの間隔を確保してカムローブ72をカムジャーナル71側へ寄せることができ、この寄せた寸法分だけ吸気側カムシャフト7の後端部を切除することができるため、吸気側カムシャフト7の前後寸法を短くできて軽量化できるものとなる。
なお、本例では、カムローブ72のベース円部72aの幅方向前後端面にそれぞれ徐肉部72c,72cを形成させたものを例示しているが、徐肉部72cはカムジャーナル71に対向する側にのみ形成させる構成であっても良く、この場合にもカムローブ72をカムジャーナル71側へ寄せることができ、寄せた分だけ吸気側カムシャフト7の後端部を切除して軽量化できるものである。
このような徐肉部71c,72cは、排気側カムシャフト6においても同様な設計条件で形成させることができ、徐肉した寸法分だけカムローブ62をカムジャーナル61側に寄せることができるため、カムジャーナル61からカムローブ62までの距離を小さくでき、耐久性を向上させることができるものとなる。
また、カムローブ62をカムジャーナル61側へ寄せた分だけ排気側カムシャフト6の後端部を切除できて軽量化できるものである。
実施例では、カムジャーナル71の除肉部71cの幅寸法は、第1受部71aに生ずる面圧が第2受部71bに生ずる最大面圧と等しくなるような寸法に設定するものとしたが、カムジャーナル71の除肉部71cの幅寸法は、第1受部71aに生ずる面圧が第2受部71bに生ずる最大面圧以下であれば如何なる幅寸法であっても構わない。
また、同様に、カムローブ72の除肉部72cの幅寸法は、ベース円部72aに生ずる面圧がリフト部72bに生ずる最大面圧と等しくなるような寸法に設定するものとしたが、カムローブ72の除肉部72cの幅寸法は、ベース円部72aに生ずる面圧がリフト部72bに生ずる最大面圧以下であれば如何なる幅寸法であっても構わない。
実施例では、カムジャーナル71の第1受部71aは、一律同じ幅寸法で除肉するものとしたが、第1受部71aに生ずる面圧が第2受部71bに生ずる最大面圧以下であれば、カムジャーナル71の第1受部71aは、異なる幅寸法で除肉しても差し支えない。
また、同様に、カムローブ72のベース円部72aは、一律同じ幅寸法で除肉するものとしたが、ベース円部72aに生ずる面圧がリフト部72bに生ずる最大面圧以下であれば、カムローブ72のベース円部72aは、異なる幅寸法で除肉しても差し支えない。
実施例では、カムジャーナル71の第1受部71aのみに除肉部71cを設けるものとしたが、第2受部71bでも、最大面圧が生ずる部分以外においては、図7の変形例に例示するように、最大面圧以下となるよう生ずる面圧に応じて除肉部71c’を設けるものとしても構わない。
また、同様に、カムローブ72のベース円部72aのみに除肉部72cを設けるものとしたが、リフト部72bでも、最大面圧が生ずる部分においては、図7の変形例に例示するように、最大面圧以下となるよう生ずる面圧に応じて除肉部72c’を設けるものとしても構わない。
エンジンの正面概略構成図である。 エンジンを構成するシリンダヘッドとカムシャフトの分解斜視図である。 排気側カムシャフト及び吸気側カムシャフトをシリンダヘッドに取り付けた状態の平面構成図である。 リフターとの関係を示すカムシャフトの要部拡大構成図である。 図4のX―X線断面図である。 カムシャフトの要部の製造説明図である。 変形例のカムシャフトの要部拡大構成図である。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
3a 軸受部
6 排気側カムシャフト
6a カムスプロケット
7 吸気側カムシャフト
7a カムスプロケット
12 カムブラケット
12a 軸受部
13 排気バルブ
14 吸気バルブ
14a リフター
61,71 カムジャーナル
62,72 カムローブ
71a 第1受部
71b 第2受部
71c,71c’,72c,72c’ 徐肉部
72a ベース円部
72b リフト部

Claims (7)

  1. 吸気バルブまたは排気バルブを作動しないベース円部と前記吸気バルブまたは前記排気バルブを作動するリフト部とを有するカムローブと、前記ベース円部からの反力を受ける第1受部と前記リフト部からの反力を受ける第2受部とを有し、前記カムローブと所定間隔をもって隣接配置されたカムジャーナルと、を備えるカムシャフトであって、
    前記カムジャーナルは、前記第1受部の軸方向幅寸法が前記第2受部の軸方向幅寸法よりも小さくなるよう前記第1受部のうち少なくとも前記カムローブに対向する側が第1幅寸法分除肉して形成されてなり、
    前記カムローブは、前記ベース円部の軸方向幅寸法が前記リフト部の軸方向幅寸法よりも小さくなるよう前記ベース円部のうち少なくとも前記カムジャーナルに対向する側が第2幅寸法分除肉して形成されるとともに、前記カムジャーナルとの軸方向間隔が前記所定間隔となるよう形成されてなる
    カムシャフト。
  2. 前記第1幅寸法は、前記第1受部に生ずる最大面圧が前記第2受部に生ずる最大面圧に等しくなる寸法である請求項1記載のカムシャフト。
  3. 前記カムジャーナルは、前記第1受部に生ずる最大面圧を超えない範囲で前記第2受部に生ずる面圧に基づいて該第2受部を除肉して形成されてなる請求項1または2記載のカムシャフト。
  4. 前記第2幅寸法は、前記ベース円部に生ずる最大面圧が前記リフト部に生ずる最大面圧に等しくなる寸法である請求項1ないし3いずれか記載のカムシャフト。
  5. 前記カムローブは、前記リフト部に生ずる最大面圧を超えない範囲で前記リフト部に生ずる面圧に基づいて該リフト部を除肉して形成されてなる請求項1ないし4いずれか記載のカムシャフト。
  6. 前記カムローブは、リフター部材を介して前記吸気バルブまたは前記排気バルブを作動するよう形成されてなるとともに、幅方向中心が前記リフター部材の軸中心に対して前記カムジャーナル側となるよう形成されてなる請求項1ないし5いずれか記載のカムシャフト。
  7. 吸気バルブまたは排気バルブを作動しないベース円部と前記吸気バルブまたは前記排気バルブを作動するリフト部とを有するカムローブと、前記ベース円部からの反力を受ける第1受部と前記リフト部からの反力を受ける第2受部とを有し前記カムローブと所定間隔をもって隣接配置されたカムジャーナルと、を備えるカムシャフトの製造方法であって、
    (a)前記第1受部のうち少なくとも前記カムローブに対向する側を第1幅寸法分除肉して、前記第1受部の軸方向幅寸法が前記第2受部の軸方向幅寸法よりも小さくなるよう前記カムジャーナルを形成し、
    (b)前記ベース円部のうち少なくとも前記カムジャーナルに対向する側を第2幅寸法分除肉して、前記ベース円部の軸方向幅寸法が前記リフト部の軸方向幅寸法よりも小さくなるよう前記カムローブを形成し、
    (c)前記カムローブと前記カムジャーナルとの軸方向間隔が前記所定間隔となるよう形成する
    カムシャフト製造方法。
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