JP2008075623A - 開弁特性可変型内燃機関 - Google Patents

開弁特性可変型内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP2008075623A
JP2008075623A JP2006258653A JP2006258653A JP2008075623A JP 2008075623 A JP2008075623 A JP 2008075623A JP 2006258653 A JP2006258653 A JP 2006258653A JP 2006258653 A JP2006258653 A JP 2006258653A JP 2008075623 A JP2008075623 A JP 2008075623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
internal combustion
combustion engine
control shaft
valve opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006258653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4589286B2 (ja
Inventor
Mitsuru Sugimoto
充 杉本
Hiroichi Tochigi
博一 都知木
Kiminori Komura
公典 甲村
Fumihisa Takemoto
史久 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006258653A priority Critical patent/JP4589286B2/ja
Publication of JP2008075623A publication Critical patent/JP2008075623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4589286B2 publication Critical patent/JP4589286B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

【課題】 構成部品点数の削減や潤滑性の向上等を実現した開弁特性可変型内燃機関を提供する。
【解決手段】 VLC機構20は、シリンダヘッド1の左方に設置された電動アクチュエータ21と、電動アクチュエータ21のシャフト21aにその基端が取り付けられたドライブレバー22と、ドライブレバー22に保持/駆動される中空のコントロールシャフト23と、コントロールシャフト23をフロントカムホルダ11に揺動自在に支持させるフロントシャフトレバー24と、ミドルカムホルダ12〜14にコントロールシャフト23を揺動自在に支持させるミドルシャフトレバー25と、コントロールシャフト23がその基端に遊嵌したローラリンク26と、ローラリンク26の先端にローラシャフト27を介して回動自在に支持されたローラ28とを主要構成要素としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、開弁特性可変型内燃機関に係り、詳しくは、構成部品点数の削減や潤滑性の向上等を実現する技術に関する。
4サイクルガソリンエンジン(以下、単にエンジンと記す)では、出力および燃費の向上や有害排出ガス成分の低減等を図るべく、種々の開弁特性可変機構を搭載したものが多くなっている。開弁特性可変機構としては、運転状況に応じて低速型カムと高速型カムとを切り換えるものが従来より存在するが、近年では過渡特性の更なる向上やスロットルレス化等を実現すべく、カム位相とバルブリフトとを個別に可変制御するものが主流となってきている。バルブリフトの可変制御に供されるバルブリフト可変装置としては、カムとロッカアームとの間にバルブリフト可変用のコントロールアームやコントロールリンクを介装させ、コントロールアームの支点やコントロールリンクのジオメトリー等を変化させることによってバルブリフトを変更するものが提案されている(特許文献1,2参照)。
本発明者等は、多気筒エンジン用のバルブリフト可変装置として、各気筒のバルブリフト可変機構を作動させるコントロールシャフトをカムホルダに旋回自在に支持させ、このコントロールシャフトをシリンダヘッドの端部に設置した電動アクチュエータによって旋回駆動するものを開発した。このバルブリフト可変装置では、コントロールシャフトを複数のシャフトレバーを介して各カムホルダに支持させ、駆動側のシャフトレバーとコントロールシャフトとをボルトによって締結させる一方、カムシャフトとロッカアームとの間に介装されるローラを保持するローラリンクをコントロールシャフトに回動自在に保持させるようにした。
特開2004−521234号公報 特開2005−248874号公報
しかしながら、このような構成を採った場合、駆動側のシャフトレバーとコントロールシャフトとが締結されているためにコントロールシャフトとローラリンクとが常に同一の部位で圧接し、接触面に局部摩耗等が発生しやすくなる問題があった。また、駆動側のシャフトレバーとコントロールシャフトとを締結するためのボルトや、ねじ孔および座面の加工、回り止めの部材(ロックワッシャ等)が必要となり、部品点数や加工/組立工数が増大することが避けられなかった。また、端部のシャフトレバーはカムホルダの側面等に片持ち支持されるため、その支持剛性が低くなってコントロールシャフトが撓んでしまい、気筒間でのバルブリフトの不均一等がもたらされることがあった。また、ローラリンクに保持されるローラはカムシャフトやロッカアームと常時摺動するため、これら摺動面の潤滑を効果的に行う必要があるが、その構造上、ローラの周囲にエンジンオイルを供給することが難しかった。また、シャフトレバーは、電動アクチュエータやローラリンクからの入力に耐えるようにその強度や剛性を高める必要があるが、徒に上下幅を大きくした場合、上方に揺動した際にカムシャフト等と接近する虞があった。
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、構成部品点数の削減や潤滑性の向上等を実現した開弁特性可変型内燃機関を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、バルブの開閉駆動に供されるカムシャフトと、前記カムシャフトと前記バルブとの間に介装され、当該カムシャフトの回転力を当該バルブに伝達する動弁アームと、内燃機関本体側に対し、複数のシャフトレバーを介して旋回自在に支持されたコントロールシャフトと、前記シャフトレバーに挟まれるかたちで前記コントロールシャフトに揺動自在に支持され、前記動弁アームによる前記回転力の伝達量を変化させるコントロールリンクとを備えた開弁特性可変型内燃機関であって、前記複数のシャフトレバーには、前記コントロールシャフトをフローティング支持する保持スリーブがそれぞれ形成されたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載された開弁特性可変型内燃機関において、前記複数のシャフトレバーのうち、前記コントロールシャフトの端部側を支持する端部側シャフトレバーの保持スリーブが有底円筒状を呈することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載された開弁特性可変型内燃機関において、前記端部側シャフトレバーの保持スリーブの開口端は、他のシャフトレバーの保持スリーブの端部より前記コントロールリンクに近接していることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された開弁特性可変型内燃機関において、前記コントロールリンクが、軸方向に離間した一対のアームと、これら一対のアームを前記コントロールシャフト側の下部で連結するリブとを有することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された開弁特性可変型内燃機関において、前記複数のシャフトレバーの少なくとも一つは、その下縁が下方に延設されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、コントロールシャフトが自由に回動するため、コントロールシャフトとローラリンクとの圧接部位がエンジンの運転状態に応じて変化し、接触面の局部摩耗等が抑制される。また、請求項2の発明によれば、コントロールシャフトが端部側シャフトレバーの有底円筒状の保持スリーブによって軸方向に移動しないように保持されるため、駆動側のシャフトレバーとコントロールシャフトとを締結するためのボルトや、ねじ孔や座面の加工、回り止めの部材が不要となり、製造コストや組立工数の削減を図ることができる。また、請求項3の発明によれば、端部側シャフトレバーによるコントロールシャフトの保持長が長くなり、保持剛性の低下によるコントロールシャフトの撓みが起こり難くなり、気筒間でのバルブリフトの不均一等が抑制される。また、請求項4の発明によれば、カム室内に飛散するエンジンオイルがリブとアームとで画成される凹部に捕集された後、ローラリンクの揺動によってローラ等に供給されることで、ローラとカムシャフトやロッカアームとの摺動面の潤滑が効果的に行われる。また、請求項5の発明によれば、カムシャフトとの干渉を防止しながら、シャフトレバーの強度や剛性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。
図1は実施形態に係るエンジンの上部を示す要部透視斜視図であり、図2は実施形態に係るVLC機構の要部を示す斜視図であり、図3は図2中の要部破断III矢視図であり、図4はドライブレバーとコントロールシャフトとの連結状態を示す斜視図であり、図5はフロントシャフトレバーとコントロールシャフトとの連結状態を示す斜視図であり、図6はミドルシャフトレバーとコントロールシャフトとの連結状態を示す斜視図であり、図7はミドルシャフトレバーとミドルカムホルダとの連結部位を示す縦断面図であり、図8はローラリンクを示す斜視図である。なお、実施形態では、説明の便宜上、図1中の斜め左下を左とする。
≪実施形態の構成≫
<全体構成>
図1に示すエンジン(開弁特性可変型内燃機関)Eは自動車用の4サイクル直列4気筒ガソリンエンジンであり、そのシリンダヘッド1には、図2,図3に示すように、各気筒2つずつの排気バルブ2と吸気バルブ3とを排気カムシャフト4および吸気カムシャフト5とによってそれぞれ駆動するDOHC4バルブ型の動弁機構が設けられている。なお、排気バルブ2と排気カムシャフト4との間には排気ロッカアーム6が介装され、吸気バルブ3と吸気カムシャフト5との間には吸気ロッカアーム7が介装されている。また、排気バルブ2および吸気バルブ3は、バルブスプリング9,10によって閉鎖方向に常時付勢されている。
シリンダヘッド1の上面には5つのカムホルダ(支持部材)11〜15が締結されており、これらカムホルダ11〜15によって両カムシャフト4,5や両ロッカアーム6,7が回転自在に支持されている。なお、本実施形態では、各カムホルダ11〜15のうち、右端のものをフロントカムホルダ11、左端のものをリヤカムホルダ15、その他の3つをミドルカムホルダ12〜14とそれぞれ記す。各カムホルダ11〜15の上面には平板状のアッパプレート18が締結されており、このアッパプレート18とヘッドカバー19とによって動弁機構が覆われている。
本実施形態のエンジンEには、開弁特性可変機構として、排気カムシャフト4の角度位相を可変制御するVTC(Variable valve Timing Control)機構41と、排気バルブ2のリフト量を可変制御するVLC(Variable valve Lift Control)機構20とが搭載されている。
<VLC機構>
図1〜図3に示すように、VLC機構20は、シリンダヘッド1の左方に設置された電動アクチュエータ21と、電動アクチュエータ21のシャフト21aにその基端が取り付けられたドライブレバー(端部側シャフトレバー)22と、ドライブレバー22に保持/駆動される中空のコントロールシャフト23と、コントロールシャフト23をフロントカムホルダ11に揺動自在に支持させるフロントシャフトレバー(端部側シャフトレバー)24と、ミドルカムホルダ12〜14にコントロールシャフト23を揺動自在に支持させるミドルシャフトレバー25と、コントロールシャフト23がその基端に遊嵌したローラリンク(コントロールリンク)26と、ローラリンク26の先端にローラシャフト27を介して回動自在に支持されたローラ28と、ローラ28を排気カムシャフト4側に常時付勢するスプリングユニット29とを主要構成要素としている。
図4に示すように、ドライブレバー22の揺動端側には有底円筒状の保持スリーブ22aが形成されており、この保持スリーブ22aにコントロールシャフト23の左端が遊嵌/係止されている。また、図5に示すように、フロントシャフトレバー24の揺動端側にも有底円筒状の保持スリーブ24aが形成されており、この保持スリーブ24aにコントロールシャフト23の右端が遊嵌/係止されている。なお、本実施形態の場合、ドライブレバー22からコントロールシャフト23の中空部内に潤滑用のエンジンオイルが供給され、このエンジンオイルが、フロントシャフトレバー24やミドルシャフトレバー25、ローラリンク26とコントロールシャフト23との嵌合面に供給される。
図6に示すように、ミドルシャフトレバー25の揺動端側には円筒状の保持スリーブ25aが形成されており、この保持スリーブ25aにコントロールシャフト23が遊嵌している。ミドルシャフトレバー25は、ミドルカムホルダ12〜14を挟み込む左右一対のアーム25b,25cを有しており、これらアーム25b,25cの基端側に嵌挿された支持ピン31によってミドルカムホルダ12〜14に連結されている。
図6に示すように、両アーム25b,25cは、カムシャフト4との干渉を防止しながら十分な強度や剛性を確保すべく、その下縁が下方に延設されている。また、図7に示すように、支持ピン31の左右端面は、カムシャフト4に形成されたフランジ4a,4bによって係止されているため、支持ピンの抜け止め防止用に止め輪等を用いる必要が無くなるとともに、両アーム25b,25cの左右に支持ピン31が突出しなくなり、スペースの削減を図ることができた。なお、本実施形態のローラリンク26では、ミドルカムホルダ12〜14との干渉を防止しながらその強度を向上させるべく、保持スリーブ25aと両アーム25b,25cとの接続部において、内側の隅部の曲率r1が小さく設定され、外側の隅部の曲率r2が大きく設定されている。
図8に示すように、ローラリンク26には、左右一対のアーム26a,26bと、これらアーム26a,26bを基端側(すなわち、コントロールシャフト23側)の下部で連結する補強用のリブ26cとが形成されている。そして、ローラリンク26には、両アーム26a,26bとリブ26cとによって、カム室内に飛散するエンジンオイルを捕集するための凹部26dが画成されている。
ミドルシャフトレバー25(すなわち、コントロールシャフト23)は図9中に実線で示す位置(最小リフト位置)と破線で示す位置(最大リフト位置)との間で無段階に旋回駆動される。ローラリンク26は、コントロールシャフト23が最小リフト位置にある場合には最小リフト点P1を中心に揺動し、コントロールシャフト23が最大リフト位置にある場合には最大リフト点P2を中心に揺動する。各ミドルカムホルダ12〜14(図9は、ミドルカムホルダ13を示す)の端面には、ミドルシャフトレバー25の反時計回りへの回動を規制する上部ストッパ部13aと、ミドルシャフトレバー25の時計回りへの回動を規制する下部ストッパ部13bとが形成されている。すなわち、本実施形態では、ミドルシャフトレバー25の回動範囲の規制は、独立したストッパ部材を設置するのではなく、ミドルカムホルダ13にストッパ部13a,13bを形成することによってなされている。なお、ミドルシャフトレバー25は、最小リフト位置と最大リフト位置との間でのみ回動するため、通常作動時において保持スリーブ25aやストッパ部13a,13bに接触による摩耗等は生じない。そして、何らかの原因によりミドルシャフトレバー25が最小リフト位置や最大リフト位置からオーバランすると、保持スリーブ25aが上部ストッパ部13aまたは下部ストッパ部13bに係止される。
図9に示すように、ローラ28は、ローラリンク26のアーム26a,26bによって挟持されるとともに、その上面が排気カムシャフト4のカムローブ4dに転接している。また、ローラシャフト27は、排気ロッカアーム6に形成された円弧面6aに転接している。なお、円弧面6aは、最小リフト点P1の斜め上方内側に中心P3を有している。
≪実施形態の作用≫
自動車のエンジンEが始動されると、図示しないエンジンECUは、運転者によるスロットルペダルの踏込量や冷却水温等、種々の運転情報に基づき排気バルブ2の目標リフト量を設定し、VLC機構20の電動アクチュエータ21に駆動電流を出力する。すると、電動アクチュエータ21のシャフト21aに取り付けられたドライブレバー22が回転し、コントロールシャフト23が正逆いずれかの方向に旋回駆動される。
圧縮着火可能な内部EGR量を増大させる燃焼状態を得る場合、エンジンECUは、図10に示すように、ミドルシャフトレバー25を最小リフト位置に回動させ、最小リフト点P1を中心にローラリンク25を揺動させるようにする。これにより、カムローブ4dによってローラ28が押し下げられても、図10中に矢印で示すように円弧面6aに沿ってローラシャフト27が転動することで、排気ロッカアーム6の揺動量(すなわち、排気バルブ2のリフト量)が最小となる。また、通常の燃焼状態とする場合、エンジンECUは、図11に示すように、コントロールシャフト23が最大リフト位置に旋回し、ローラリンク26が最大リフト点P2を中心にローラリンク25を揺動させるようにする。これにより、カムローブ4dによってローラ27が押し下げられると、円弧面6aに沿ったローラシャフト26の転動が殆ど起こらないことから、排気バルブ2のリフト量が最大となる。
エンジンEの運転時において、ドライブレバー22やフロントシャフトレバー24、ミドルシャフトレバー25、ローラリンク26がコントロールシャフト23に対して絶え間なく揺動する。ところが、コントロールシャフト23は、これら各レバー24〜25やローラリンク26に対してフローティング状態で嵌合しているために比較的自由に回転し、各嵌合面にエンジンオイルが供給されていることも相俟って、これらとの摺動面に局部的な摩耗等が生じることがない。また、本実施形態の場合、コントロールシャフト23は、ドライブレバー22の保持スリーブ22aと、フロントシャフトレバー24の保持スリーブ24aとによって軸方向に係止されているため、ボルト等の係止手段が不要となり、部品点数や加工/組立工数を少なくすることができた。
また、本実施形態の場合、図12に示すように、ドライブレバー22の保持スリーブ22aの開口端からローラリンク26の端部までの距離L1と、フロントシャフトレバー24の保持スリーブ24aの開口端からローラリンク26の端部までの距離L2とは、各ミドルシャフトレバー25の端部からローラリンク26の端部までの距離L3に較べて遙かに小さく設定されている。これにより、本実施形態では、コントロールシャフト23の両端部における保持剛性が向上し、コントロールシャフト23の撓みが起こり難くなり、気筒間でのバルブリフトの不均一等が抑制された。
一方、本実施形態では、図11に示すように、コントロールシャフト23が最大リフト位置に旋回すると、ローラリンク26の基端が下方に位置するよようになり、カム室内に飛散するエンジンオイルがローラリンク26の凹部26dに捕集される。そして、図10に示すように、コントロールシャフト23が最小リフト位置に旋回すると、ローラリンク26の基端が上方に位置するよようになり、ローラリンク26の凹部26dに捕集されていたエンジンオイルがローラ28等に落下/供給される。これにより、複雑な給油機構を設けることなく、ローラ28とカムローブ4dや円弧面6aとの間の潤滑が効果的に行われる。
また一方、本実施形態では、図13に示すように、ローラリンク26がコントロールシャフト23側に微少に移動するため、タペットクリアランスの初期設定を通常のエンジンに較べて小さくすることができ、冷機時における排気バルブ2の突き上げを招くことなく、着座音および着座荷重の低減や実行圧縮比の向上等を実現できた。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態や変形例に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態や変形例は本発明を排気バルブ側のリフト量のみを可変制御する直列4気筒DOHCガソリンエンジンに適用したものであるが、吸気バルブ側のリフト量も可変制御するものや、V型エンジンやSOHCエンジン、ディーゼルエンジン等にも当然に適用可能である。また、各シャフトレバーやローラリンク等の形状を始め、開弁特性可変機構の具体的構成等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
実施形態に係るエンジンの上部を示す要部透視斜視図である。 実施形態に係るVLC機構の要部を示す斜視図である。 図2中の要部破断III矢視図である。 ドライブレバーとコントロールシャフトとの連結状態を示す斜視図である。 フロントシャフトレバーとコントロールシャフトとの連結状態を示す斜視図である。 ミドルシャフトレバーとコントロールシャフトとの連結状態を示す斜視図である。 ミドルシャフトレバーとミドルカムホルダとの連結部位を示す縦断面図である。 ローラリンクを示す斜視図である VLC機構の作動範囲を示す図である。 VLC機構の作動説明図である。 VLC機構の作動説明図である。 コントロールシャフト上での各シャフトレバーやローラリンクの位置を示す図である。 運転時におけるローラリンクの動きを示す図である。
符号の説明
1 シリンダヘッド
2 排気バルブ
4 排気カムシャフト
6 排気ロッカアーム
11 フロントカムホルダ
12〜14 ミドルカムホルダ
15 リヤカムホルダ
20 VLC機構
21 電動アクチュエータ
22 ドライブレバー(端部側シャフトレバー)
22a 保持スリーブ
23 コントロールシャフト
24 フロントシャフトレバー(端部側シャフトレバー)
24a 保持スリーブ
25 ミドルシャフトレバー
25a 保持スリーブ
26 ローラリンク(コントロールリンク)
26a アーム
26b アーム
26c リブ
28 ローラ
E エンジン

Claims (5)

  1. バルブの開閉駆動に供されるカムシャフトと、
    前記カムシャフトと前記バルブとの間に介装され、当該カムシャフトの回転力を当該バルブに伝達する動弁アームと、
    内燃機関本体側に対し、複数のシャフトレバーを介して旋回自在に支持されたコントロールシャフトと、
    前記シャフトレバーに挟まれるかたちで前記コントロールシャフトに揺動自在に支持され、前記動弁アームによる前記回転力の伝達量を変化させるコントロールリンクと
    を備えた開弁特性可変型内燃機関であって、
    前記複数のシャフトレバーには、前記コントロールシャフトをフローティング支持する保持スリーブがそれぞれ形成されたことを特徴とする開弁特性可変型内燃機関。
  2. 前記複数のシャフトレバーのうち、前記コントロールシャフトの端部側を支持する端部側シャフトレバーの保持スリーブが有底円筒状を呈することを特徴とする、請求項1に記載された開弁特性可変型内燃機関。
  3. 前記端部側シャフトレバーの保持スリーブの開口端は、他のシャフトレバーの保持スリーブの端部より前記コントロールリンクに近接していることを特徴とする、請求項2に記載された開弁特性可変型内燃機関。
  4. 前記コントロールリンクが、軸方向に離間した一対のアームと、これら一対のアームを前記コントロールシャフト側の下部で連結するリブとを有することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された開弁特性可変型内燃機関。
  5. 前記複数のシャフトレバーの少なくとも一つは、その下縁が下方に延設されたことを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された開弁特性可変型内燃機関。
JP2006258653A 2006-09-25 2006-09-25 開弁特性可変型内燃機関 Expired - Fee Related JP4589286B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006258653A JP4589286B2 (ja) 2006-09-25 2006-09-25 開弁特性可変型内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006258653A JP4589286B2 (ja) 2006-09-25 2006-09-25 開弁特性可変型内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008075623A true JP2008075623A (ja) 2008-04-03
JP4589286B2 JP4589286B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=39347943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006258653A Expired - Fee Related JP4589286B2 (ja) 2006-09-25 2006-09-25 開弁特性可変型内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4589286B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011231668A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Mitsubishi Motors Corp 可変動弁装置付エンジン
KR101114581B1 (ko) 2009-06-16 2012-02-27 기아자동차주식회사 캠 캐리어 어셈블리
KR101518879B1 (ko) * 2009-06-12 2015-05-12 현대자동차 주식회사 캠캐리어를 구비한 엔진

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101654556B1 (ko) * 2014-04-09 2016-09-06 주식회사 져스텍 직선 이송기구의 운동오차 측정장치 및 측정방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006002591A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の制御装置
JP2006258653A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Kobe Steel Ltd 金属材料の材質分析方法および材料安定化方法並びに材質安定化装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006002591A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の制御装置
JP2006258653A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Kobe Steel Ltd 金属材料の材質分析方法および材料安定化方法並びに材質安定化装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101518879B1 (ko) * 2009-06-12 2015-05-12 현대자동차 주식회사 캠캐리어를 구비한 엔진
KR101114581B1 (ko) 2009-06-16 2012-02-27 기아자동차주식회사 캠 캐리어 어셈블리
US8225764B2 (en) 2009-06-16 2012-07-24 Hyundai Motor Company Cam carrier assembly
JP2011231668A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Mitsubishi Motors Corp 可変動弁装置付エンジン

Also Published As

Publication number Publication date
JP4589286B2 (ja) 2010-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7669564B2 (en) Variable valve lift internal combustion engine
JP2006070725A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4589286B2 (ja) 開弁特性可変型内燃機関
JP4143842B2 (ja) 内燃機関の休筒機構付き動弁装置
JP2005264841A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4343021B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP4440293B2 (ja) 開弁特性可変型内燃機関
JP4563364B2 (ja) 開弁特性可変型内燃機関
JP4555270B2 (ja) 開弁特性可変型内燃機関
US20080314344A1 (en) Continuous variable valve lift apparatus
JP4860669B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4481294B2 (ja) 開弁特性可変型内燃機関
JP4117481B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2007107432A (ja) 内燃機関の動弁装置
JP5239088B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP2009264140A (ja) 開弁特性可変型内燃機関
JP5212652B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP4596568B2 (ja) 開弁特性可変型内燃機関
JP2008309040A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2007162597A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4189669B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4594283B2 (ja) 開弁特性可変型内燃機関
JP4150919B2 (ja) 内燃機関の休筒機構付き動弁装置
JP4785948B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP5447211B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees