JP4189669B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4189669B2
JP4189669B2 JP2003377201A JP2003377201A JP4189669B2 JP 4189669 B2 JP4189669 B2 JP 4189669B2 JP 2003377201 A JP2003377201 A JP 2003377201A JP 2003377201 A JP2003377201 A JP 2003377201A JP 4189669 B2 JP4189669 B2 JP 4189669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
exhaust
rocker arm
rocker
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003377201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005140008A (ja
Inventor
友 横山
真一 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2003377201A priority Critical patent/JP4189669B2/ja
Priority to US10/980,775 priority patent/US7156059B2/en
Priority to CN2004100925403A priority patent/CN1614201B/zh
Priority to KR1020040089537A priority patent/KR100642711B1/ko
Priority to DE102004053807A priority patent/DE102004053807A1/de
Publication of JP2005140008A publication Critical patent/JP2005140008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4189669B2 publication Critical patent/JP4189669B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

本発明は内燃機関(以下、エンジンという)の可変動弁装置に関するものである。
運転領域に応じた最適なエンジン出力特性を実現するために、吸排気弁の開弁期間やリフト量の切換等を行う可変動弁装置を備えた種々のエンジンが提案されている(例えば、特願2002−151361号)。当該出願に記載された可変動弁装置では、高速カムにより揺動する高速ロッカアームをロッカシャフトに支承すると共に、この高速ロッカアームの両側にそれぞれ低速カムにより揺動する一対の低速ロッカアームを支承し、それぞれの低速ロッカアームの揺動に伴って一対の吸気弁を開閉駆動している。両低速ロッカアームには油圧により摺動可能なピストンを設ける一方、これらのピストンと対応するように高速ロッカアームの両側に連動アーム部を一体形成している。
高速ロッカアームの連動アーム部はピストン位置に応じてピストンに対して連係・解除され、連係解除時には、高速ロッカアームを空振りさせながら低速ロッカアームを介して低速カムの形状に倣って吸気弁が開閉駆動され、連係時には、高速ロッカアームと一体で低速ロッカアームが揺動して高速カムの形状に倣って吸気弁が開閉駆動される。
一方、上記のように一対の吸気弁を個別に低速ロッカアームで開閉駆動することなく共通の低速ロッカアームにより開閉駆動するようにした可変動弁装置も提案されている。例えば図5に示す可変動弁装置では、ローラ101aを介してカムシャフト107の低速カムにより揺動される低速ロッカアーム101及びローラ102aを介して高速カムにより揺動される高速ロッカアーム102をロッカシャフト103に支承し、低速ロッカアーム101のボス部101bから二股状をなすように一対のバルブアーム部101cを延設して吸気弁104に連係させている。高速ロッカアーム102には上記した可変動弁装置と同様のピストン105を設ける一方、低速ロッカアーム101にはピストン105に対応して連動アーム部106を一体形成し、ピストン位置に応じた連係解除時には低速カムの形状に倣って吸気弁を開閉し、連係時には高速カムの形状に倣って吸気弁を開閉している。
上記図5に示す可変動弁装置における低速ロッカアーム101のバルブアーム部101cは、バルブスプリングの付勢力に抗して吸気弁104を開弁させるために十分な強度や剛性が要求されるが、上記のようにボス部101aの1点から二股状にバルブアーム部101cを延設した場合にはアーム長が長くなる上に、バルブスプリングの反力によりバルブアーム部101cに曲げに加えて捩れが発生し、強度や剛性面で不利になってしまう。よって、強度や剛性の確保のためにバルブアーム部101cの重量が不必要に増大してしまい、特に高回転域ではバルブジャンプやバウンスの誘発により動弁系の開閉特性を悪化させてしまうという問題があった。
又、この種の可変動弁装置は通常のものに比較して広い設置スペースを要し、特に図5に示す可変動弁装置を単一のカムシャフトを挟んで吸排気共に設けた場合には、これらの可変動弁装置により燃焼室の直上付近のスペースが奪われて点火プラグの配置場所を確保し難くなり、点火プラグ等に関するレイアウトを制限してしまうという問題もあった。
一方、図5の可変動弁装置では、各ロッカアーム101,102に設けたローラ101a,102aを対応するカム上で転動させながらカム形状に倣って揺動させているが、高速カムに倣った揺動時には、低速ロッカアーム101側のローラ101aは何ら機能を果たすことなく慣性質量としてロッカアーム101の揺動を妨げる方向に作用し、結果として低速ロッカアーム101のボス部101bには揺動毎に正逆に捩れが生じる。よって、高速カムに基づく所期の吸気弁の開閉特性、特に高速ロッカアーム102から離間する側のバルブアーム部101cにより開閉駆動される吸気弁104の開閉特性に狂いが生じ、この点も高回転域での動弁系の開閉特性を悪化させる要因となっていた。
本発明の目的は、ロッカアームのアーム部の強度や剛性を確保した上で重量を軽減すると共に、ローラ等の慣性質量に起因するロッカアームのボス部の捩れを抑制し、もって、正確な吸排気弁の開閉特性を実現でき、しかも、点火プラグ等の配置場所を確保して点火プラグ等に関するレイアウトの自由度を拡大することができる内燃機関の可変動弁装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、吸気ロッカシャフトにボス部が揺動自在に支承され、ボス部から外端側に向けて一対のアーム部が該ロッカシャフトに対して略直交して延設されて両アーム部の先端がそれぞれ吸気弁と連係される一方、内端側に設けられ該ロッカシャフトに対して略直交して延設された操作部をカムシャフトの第1吸気カム上に当接させた第1の吸気ロッカアームと、第1の吸気ロッカアームの一側に隣接して吸気ロッカシャフトに揺動自在に支承され、内端側に設けられ該ロッカシャフトに対して略直交して延設された操作部をカムシャフトの第1吸気カムとはカム形状が異なる第2吸気カム上に当接させた第2の吸気ロッカアームと、第1及び第2の吸気ロッカアームの間に設けられて、両吸気ロッカアームの連係の有無を切換える吸気側切換機構と、排気ロッカシャフトにボス部が揺動自在に支承され、ボス部から外端側に向けて一対のアーム部が該ロッカシャフトに対して略直交して延設されて両アーム部の先端がそれぞれ排気弁と連係される一方、内端側に設けられ該ロッカシャフトに対して略直交して延設された操作部をカムシャフトの第1排気カム上に当接させた第1の排気ロッカアームと、第1の排気ロッカアームの一側に隣接して排気ロッカシャフトに揺動自在に支承され、内端側に設けられ該ロッカシャフトに対して略直交して延設された操作部をカムシャフトの第1排気カムとはカム形状が異なる第2排気カム上に当接させた第2の排気ロッカアームと、第1及び第2の排気ロッカアームの間に設けられて、両排気ロッカアームの連係の有無を切換える排気側切換機構とを備え、第1の吸気ロッカアームの操作部を第2の吸気ロッカアームに対して近接配置すると共に、第1の排気ロッカアームの操作部を第2の排気ロッカアームに対して近接配置し、第1の吸気ロッカアーム又は第1の排気ロッカアームの少なくとも一方において両アーム部の基端を相互に離間配置したものである。
従って、内燃機関の運転中には、カムシャフトの回転に伴って吸排気の各ロッカアームが対応するカムにより操作部、例えばカム上を転動するローラやカムに対して摺接するスリッパ等を介して揺動操作される。ここで、吸気側切換機構により第1及び第2の吸気ロッカアームの連係が解除されると、第2の吸気ロッカアームは単独で空振りし、第1の吸気ロッカアームは第1吸気カムの形状に倣って揺動して吸気弁を開閉駆動する。又、この状態から吸気側切換機構により第1及び第2の吸気ロッカアームが連係されると、第1の吸気ロッカアームは第2の吸気ロッカアームと共に第2吸気カムの形状に倣って揺動して吸気弁を開閉駆動する。
排気側も同様であり、排気側切換機構による連係解除時には、第1の排気ロッカアームが第1排気カムの形状に倣って揺動して排気弁を開閉駆動し、排気側切換機構による連係時には、第1の排気ロッカアームが第2の排気ロッカアームと共に第2排気カムの形状に倣って揺動して排気弁を開閉駆動する。
そして、吸気側切換機構による連係時には、第2吸気カムにより生じた駆動力が、第2の吸気ロッカアームの操作部、第2の吸気ロッカアーム、吸気側切換機構、第1の吸気ロッカアームの順に伝達されて吸気弁の開閉駆動に利用され、排気側切換機構による連係時には、第2排気カムにより生じた駆動力が、第2の排気ロッカアームの操作部、第2の排気ロッカアーム、排気側切換機構、第1の排気ロッカアームの順に伝達されて排気弁の開閉駆動に利用される。
このときの第1の吸気ロッカアーム及び第1の排気ロッカアームの操作部は何ら機能を果たすことなく慣性質量としてそれぞれのロッカアームの揺動を妨げる方向に作用するため、第1の吸気ロッカアームや第1の排気ロッカアームのボス部には揺動毎に正逆に捩れが生じて、第2吸気カムや第2排気カムに基づく所期の吸排気弁の開閉特性(特に切換機構から離間する側のアーム部により開閉操作される吸排気弁の開閉特性)を狂わせる要因となり得る。
操作部の慣性質量の影響は、操作部と切換機構とがボス部の軸方向に離間しているほど大きくなるが、これらの操作部が第2の吸気ロッカアームや第2の排気ロッカアームに対して近接配置されていることから必然的に対応する切換機構に対しても近接し、ボス部の捩れを抑制して正確な吸排気弁の開閉特性が実現される。
一方、第1の吸気ロッカアーム又は第1の排気ロッカアームの少なくとも一方では、両アーム部の基端が相互に離間配置されているため、両アーム部は略平行を保ったままボス部の軸心に対して直交方向に延設されて、ボス部と吸気弁又は排気弁とをほぼ最短距離で連結する。よって、アーム長が短縮化されると共に、バルブスプリングの付勢力に抗して吸気弁や排気弁を開弁させたときの両アーム部の捩れが抑制され、強度や剛性の面で有利になってアーム部の不必要な重量増大が未然に防止される。又、離間配置した両アーム部の間に点火プラグ等を配置可能なため、点火プラグ等に関するレイアウトの自由度が拡大される。
請求項2の発明は、請求項1において、第1及び第2の吸気ロッカアームと第1及び第2の排気ロッカアームとが単一のカムシャフトを挟んで対向配置されて、カムシャフトに形成されたカム上にそれぞれの操作部を当接させると共に、第1の吸気ロッカアーム及び第1の排気ロッカアームの両アーム部の基端を相互に離間配置したものである。
従って、単一のカムシャフトを挟んで吸排気の各ロッカアームが対向配置される場合には、シリンダヘッド上に点火プラグ等を配置するスペースを確保し難いが、第1の吸気ロッカアーム及び第1の排気ロッカアームの両アームが離間配置されているため、吸排気のロッカアームの何れかの両アーム間に形成された間隙に点火プラグ等を配置することが可能となる。
以上説明したように本発明の内燃機関の可変動弁装置によれば、ロッカアームのアーム部の強度や剛性を確保した上で重量を軽減すると共に、操作部の慣性質量に起因するロッカアームのボス部の捩れを抑制し、もって、正確な吸排気弁の開閉特性を実現でき、しかも、点火プラグ等の配置場所を確保して点火プラグ等に関するレイアウトの自由度を拡大することができる。
以下、本発明を具体化したエンジンの可変動弁装置の一実施形態を説明する。
本実施形態のエンジンは気筒当たり4弁を有するSOHC型の直列4気筒ガソリン機関として構成され、通常の回転域での出力特性に対応する低速モードと特に高回転域での出力特性に対応する高速モードとの間で運転モードを切換可能に構成されている。このため、各気筒の動弁装置にはモード切換のための切換機構が備えられており、以下、特定気筒について動弁装置の構成を説明するが、他の気筒も全く同一の構成である。
図1は本実施形態のエンジンの可変動弁装置の1気筒分を示す平面図、図2は同じく可変動弁装置のカムシャフトとローラとの関係を示す図1のA矢視図である。ここで、図1において左方がエンジンの前側に相当し、右方がエンジンの後側に、上方がエンジンの右側に、下方がエンジンの左側に相当し、以下、エンジンを基準として説明する。尚、エンジン配置は、このような縦置きエンジンに限定されるものではなく、横置きエンジンであってもよい。
図示しないシリンダヘッド上にはエンジンの前後方向に延びるように1本のカムシャフト1が支承され、カムシャフト1は図示しないクランクシャフトにより同期して回転駆動される。カムシャフト1の右側には吸気ロッカシャフト2が配設され、カムシャフト1の左側には排気ロッカシャフト3が配設され、これらのロッカシャフト2,3はカムシャフト1に対して平行な姿勢で図示しないブラケットにより支持されている。
カムシャフト1の隣合う一対のジャーナル部1a間には、前側より排気高速カム4(第2カム、第2排気カム)、排気低速カム6(第1カム、第1排気カム)、吸気低速カム5(第1カム、第1吸気カム)、吸気高速カム7(第2カム、第2吸気カム)の順に1気筒分のカムが形成されている。吸気ロッカシャフト2には吸気低速ロッカアーム8(第1のロッカアーム、第1の吸気ロッカアーム)のボス部8aが揺動自在に支承され、排気ロッカシャフト3には排気低速ロッカアーム9(第1のロッカアーム、第1の排気ロッカアーム)のボス部9aが揺動自在に支承されている。両ロッカアーム8,9は前後方向において吸気低速カム5及び排気低速カム6に相当する幅を有し、カムシャフト1を挟んで相対向している。
吸気低速ロッカアーム8のボス部8aからは一対のバルブアーム部8d(アーム部)が外端側(右側)に向けて延設され、各バルブアーム部8dの先端はシリンダヘッド上の一対の吸気弁10aとそれぞれ連係され、吸気低速ロッカアーム8の揺動に伴って各吸気弁10aが開閉駆動される。同様に、排気低速ロッカアーム9のボス部9aからは一対のバルブアーム部9d(アーム部)が外端側(左側)に向けて延設され、各バルブアーム部9dの先端はシリンダヘッド上の一対の排気弁10bとそれぞれ連係され、排気低速ロッカアーム9の揺動に伴って各排気弁10bが開閉駆動される。
ここで、吸気低速ロッカアーム8の両バルブアーム部8dの基端は、両吸気弁10aのピッチ相当分だけ離間配置されており、結果として両バルブアーム部8dは略平行を保ったままボス部8aの軸心に対して直交方向に延設されて、ボス部8aと吸気弁10aとをほぼ最短距離で連結している。このため、両バルブアーム部8d間には間隙が形成され、この間隙に点火プラグ11が配置されている。同様に、排気低速ロッカアーム9の両バルブアーム部9dの基端は、両排気弁10bのピッチ相当分だけ離間配置され、両バルブアーム部9dは略平行を保ったままボス部9aの軸心に対して直交方向に延設されて、ボス部9aと排気弁10bとをほぼ最短距離で連結している。
吸気低速ロッカアーム8の内端側(左側)の後半部、及び排気低速ロッカアーム9の内端側(右側)の前半部にはそれぞれローラ支持部8b,9bが突設され、これらのローラ支持部8b,9bにはローラ8c,9c(操作部)が支持されている。つまり、図1に示す平面視において両ロッカアーム8,9のローラ8c,9cは互い違いに配設されており、吸気低速ロッカアーム8のローラ8cはカムシャフト1上の吸気低速カム5と対応し、排気低速ロッカアーム9のローラ9cはカムシャフト1上の排気低速カム6と対応して、それぞれバルブスプリングの付勢力を受けて対応するカム5,6上に常に当接している。
吸気低速ロッカアーム8の後側には隣接するように吸気高速ロッカアーム12(第2のロッカアーム、第2の吸気ロッカアーム)が配置され、この吸気高速ロッカアーム12のボス部12aは吸気ロッカシャフト2に揺動自在に支承されている。吸気高速ロッカアーム12の内端側にはローラ支持部12bが形成され、ローラ支持部12bに支持されたローラ12c(操作部)はカムシャフト1の吸気高速カム7と対応し、この吸気高速カム7上に図示しないスプリングの付勢力を受けて常に当接している。
又、排気低速ロッカアーム9の前側には隣接するように排気高速ロッカアーム13(第2のロッカアーム、第2の排気ロッカアーム)が配置され、この排気高速ロッカアーム13のボス部13aは排気ロッカシャフト3に揺動自在に支承されている。排気高速ロッカアーム13の内端側にはローラ支持部13bが形成され、ローラ支持部13bに支持されたローラ13c(操作部)はカムシャフト1の排気高速カム4と対応し、この排気高速カム4上に図示しないスプリングの付勢力を受けて常に当接している。
つまり、吸気側の低速及び高速ロッカアーム8,12と排気側の低速及び高速ロッカアーム9,13とは、カムシャフト1を挟んで同様の位置関係で配設されている。そして、上記のように吸気低速ロッカアーム8では後半部にローラ支持部8bが設けられているため、ローラ8cは必然的に吸気高速ロッカアーム12に対して近接配置され、排気低速ロッカアーム9では前半部にローラ支持部9bが設けられているため、ローラ9cは必然的に排気高速ロッカアーム13に対して近接配置されている。
吸気低速ロッカアーム8と吸気高速ロッカアーム12との間には低速モードと高速モードとを切換えるための切換機構M1(吸気側切換機構)が設けられ、同様に排気低速ロッカアーム9と排気高速ロッカアーム13との間にも切換機構M2(排気側切換機構)が設けられている。吸気側と排気側の切換機構M1,M2は同一構成のため、以下、吸気側の切換機構M1の構成を説明する。
図3はロッカアーム8,12の連係解除時の切換機構M1を示す図1のB−B線に相当する断面図、図4は同じくロッカアーム8,12の連係時の切換機構M1を示す図1のB−B線に相当する断面図である。これらの図に示すように、吸気高速ロッカアーム12上には円筒状のシリンダ部16が一体的に形成され、シリンダ部16内に形成されたシリンダ17の上端は閉塞され、シリンダ17の下端は吸気ロッカシャフト2の外周面に対して開口している。シリンダ17内にはピストン18が配設され、ピストン18は図示しない規制ピンによりシリンダ17の軸線を中心とした回転を規制された状態でシリンダ17内を上下方向に摺動し得る。
シリンダ17内の上壁及びピストン18の上面には相対向するように凹部17a,18aが形成され、凹部17a,18a間には圧縮スプリング19が介装されている。圧縮スプリング19の付勢力によりピストン18は常に下方に付勢されて、その下面を吸気ロッカシャフト2の外周面に当接させた図3に示す下方位置に保持される一方、圧縮スプリング19の付勢力に抗してシリンダ17内でピストン18が上方に摺動すると、ピストン18は上面をシリンダ17内の上壁に当接させた図4に示す上方位置に切換えられる。
シリンダ部16の右側面には操作窓20が形成され、図3に示すピストン18の下方位置では、操作窓20を介してシリンダ17内が外方に向けて露出し、図4に示すピストン18の上方位置では、操作窓20を介してピストン18の外周面が外方に向けて露出する。吸気低速ロッカアーム8上の一側からは連動アーム部21が後方に延設され、連動アーム部21の先端はL字状に屈曲して吸気高速ロッカアーム12のシリンダ部16の操作窓20と対応している。低速及び高速カム5,7のベース円区間(低速及び高速ロッカアーム8,12のリフト量が共に0の区間)において、図3に2点鎖線で示すように、連動アーム部21の先端が操作窓20からシリンダ17内に挿入される直前となるように、シリンダ部16と連動アーム部21との相互の位置関係が設定されている。
図3,4に示すように、吸気ロッカシャフト2には軸方向に沿ってオイル通路22が形成され、オイル通路22は各気筒の吸気高速ロッカアーム12のシリンダ部16の箇所において分配通路23を介してシリンダ17内と連通している。以上のように吸気側の切換機構M1が構成されており、重複する説明はしないが、上記したとおり排気側の切換機構M2も全く同様の構成となっている。
そして、図示はしないが吸気及び排気ロッカシャフト2,3のオイル通路22は共通のOCV(オイルコントロールバルブ)に接続され、このOCVの切換に応じてエンジンに備えられた潤滑用オイルポンプからオイル通路22内に切換機構M1,M2用の作動オイルが供給される。
次に、以上のように構成されたエンジンの可変動弁装置の作動状況を説明する。
OCVの切換制御は図示しないECU(エンジン制御ユニット)により行われ、このOCVの切換に応じてエンジンの運転モードが低速モードと高速モードとの間で切換えられる。
例えば、エンジン回転速度Neが閾値Ne0未満でエンジンへの出力要求がそれほど高くない回転域では、ECUは低速モードを実行すべくOCVを閉弁側に切換えて、吸気側及び排気側のオイル通路22へのオイル供給を中止する。その結果、吸気側及び排気側の各気筒の高速ロッカアーム12,13では、図3に示すように圧縮スプリング19の付勢力によりピストン18が下方位置に保持され、操作窓20を介してシリンダ17内が外方に向けて露出する。
一方、エンジンの運転中には、カムシャフト1の回転に伴って吸排気の各ロッカアーム8,9,12,13は、対応するカム4〜7上でローラ8c,9c,12c,13cを転動させながらそれぞれのカム形状に倣って揺動している。ここで、低速カム5,6に対して高速カム4,7は作動角が広く且つリフト量が大きいため、低速ロッカアーム8,9に比較して高速ロッカアーム12,13が大きく揺動するが、上記のようにピストン18が下方位置にあるため、高速ロッカアーム12,13は、操作窓20を介してシリンダ17内に低速ロッカアーム8,9の連動アーム部21の先端を挿脱させながら単独で空振りする。つまり、このときには低速ロッカアーム8,9と高速ロッカアーム12,13との連係が解除され、低速ロッカアーム8,9は低速カム5,6の形状に倣って揺動して吸気弁10aや排気弁10bを開閉駆動する。
又、エンジン回転速度Neが閾値Ne0以上で特にエンジンへの出力要求が高い回転域では、ECUは高速モードを実行すべくOCVを開弁側に切換えて、吸気側及び排気側のオイル通路22への作動オイル供給を行う。その結果、吸気側及び排気側の各気筒の高速ロッカアーム12,13では、図4に示すように圧縮スプリング19の付勢力に抗して油圧によりピストン18が上方位置に切換えられ、操作窓20を介してピストン18の外周面が露出する。高速ロッカアーム12,13の揺動に伴って操作窓20を介してピストン18の外周面により低速ロッカアーム8,9の連動アーム部21の先端が押圧され、これにより低速ロッカアーム8,9は高速ロッカアーム12,13に対して連係されて高速ロッカアーム12,13と共に揺動し、高速カム4,7の形状に倣って吸気弁10aや排気弁10bを開閉駆動する。
一方、本実施形態のエンジンの可変動弁装置では、上記のように吸排気の低速ロッカアーム8,9のローラ8c,9cが対応する高速ロッカアーム12,13に近接配置されているため、以下の利点を得ることができる。
即ち、吸排気の高速ロッカアーム12,13と共に低速ロッカアーム8,9を揺動させる高速モード時では、カムシャフト1の回転に伴って高速カム4,7により生じた駆動力が、高速ロッカアーム12,13のローラ12c,13c、高速ロッカアーム12,13、切換機構M1,M2、低速ロッカアーム8,9の順に伝達されて吸気弁10a又は排気弁10bの開閉駆動に利用される。このときの低速ロッカアーム8,9のローラ8c,9cは何ら機能を果たすことなく慣性質量として低速ロッカアーム8,9の揺動を妨げる方向に作用するため、低速ロッカアーム8,9のボス部8a,9aには揺動毎に正逆に捩れが生じて、高速カム4,7に基づく所期の吸排気弁10a,10bの開閉特性、特に切換機構M1,M2から離間する側のバルブアーム部8d,9dにより開閉操作される吸排気弁10a,10bの開閉特性を狂わせる要因となり得る。
ローラ8c,9cの慣性質量の影響は、ローラ8c,9cと切換機構M1,M2(より具体的には、ボス部8a,9aに高速ロッカアーム12,13からの駆動力を伝達する連動アーム部21の基端)とがボス部8a,9aの軸方向に離間しているほど大きくなる。ここで、上記のようにローラ8c,9cが高速ロッカアーム12,13に近接配置されていることから必然的に切換機構M1,M2に対しても近接し、ローラ8c,9cと連動アーム部21の基端とは、図1から明らかなようにボス部8a,9aの軸方向でほとんど一致している。従って、ボス部8a,9aの捩れを抑制して正確な吸排気弁10a,10bの開閉特性を実現することができる。
一方、吸排気の低速ロッカアーム8,9では、両バルブアーム部8d,9dの基端を離間配置することでボス部8a,9aの軸心に対して両バルブアーム部8d,9dを直交させているため、バルブスプリングの付勢力に抗して吸気弁10aや排気弁10bを開弁させたときの両バルブアーム部8d,9dの捩れを抑制できる。又、両バルブアーム部8d,9dがボス部8a,9aと吸気弁10aや排気弁10bとを最短距離で連結しているため、アーム長を短縮化できる。
これらの要因によりバルブアーム部8d,9dは強度や剛性の面で有利になり、結果として強度及び剛性を確保した上でバルブアーム部8d,9dの重量を軽減して、重量増大に起因するバルブジャンプやバウンスを未然に回避して動弁系の開閉特性を改善することができる。しかも、バルブアーム部8d,9dの重量軽減によりバルブスプリング荷重をより小さく設定できるため、動弁系が発生するフリクションを低減できるという利点もある。
又、本実施形態の可変動弁装置のように単一のカムシャフト1を挟んで吸排気の各ロッカアーム8,9,12,13を対向配置した場合には、シリンダヘッド上の燃焼室直上付近のスペースが可変動弁装置に奪われて点火プラグ11の配置場所を確保し難くなるが、本実施形態では吸気低速ロッカアーム8の両バルブアーム部8d間に形成された間隙を利用して点火プラグ11を燃焼室直上付近に配置できるため、結果として点火プラグ11に関するレイアウトの自由度を拡大することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、高速ロッカアーム12,13に設けたピストン18の上下位置に応じて低速ロッカアーム8,9の連動アーム部21との間の係合状態を切換えることにより、低速及び高速ロッカアーム8,9,12,13の連係の有無を切換えたが、切換機構M1,M2の構成はこれに限ることはなく、例えば、低速ロッカアーム8,9又は高速ロッカアーム12,13に油圧により軸方向に摺動する切換ピンを内蔵させて、この切換ピンの切換に応じてロッカアーム間の連係の有無を切換えるようにしてもよい。
又、上記実施形態では、ローラ8c,9c,12c,13cをカムシャフト1のカム4〜7上で転動させながらロッカアーム8,9,12,13を揺動させたが、各ロッカアーム8,9,12,13の形式はこれに限らず、例えばローラ8c,9c,12c,13cに代えてスリッパを設け、このスリッパを対応するカム4〜7上で摺接させながらロッカアーム8,9,12,13を揺動させるように構成してもよい。
更に、上記実施形態では、吸気低速ロッカアーム8のバルブアーム部8dの間隙を利用して点火プラグ11を配置したが、吸気側に代えて排気低速ロッカアーム9のバルブアーム部9dの間隙に点火プラグ11を配置してもよい。又、点火プラグ11に限ることはなく、例えばディーゼルエンジンや燃焼室内に直接燃料を噴射する筒内噴射型ガソリンエンジンに適用した場合には、バルブアーム部8d,9dの間隙を利用して燃料噴射弁を配置してもよい。
実施形態のエンジンの可変動弁装置の1気筒分を示す平面図である。 同じく可変動弁装置のカムシャフトとローラとの関係を示す図1のA矢視図である。 ロッカアームの連係解除時の切換機構を示す図1のB−B線に相当する断面図である。 同じくロッカアームの連係時の切換機構を示す図1のB−B線に相当する断面図である。 先行技術のエンジンの可変動弁装置における1気筒分の吸気側を示す平面図である。
符号の説明
1 カムシャフト
2 吸気ロッカシャフト
3 排気ロッカシャフト
4 排気高速カム(第2カム、第2排気カム)
5 吸気低速カム(第1カム、第1吸気カム)
6 排気低速カム(第1カム、第1排気カム)
5 吸気高速カム(第2カム、第2吸気カム)
8 吸気低速ロッカアーム
(第1のロッカアーム、第1の吸気ロッカアーム)
8a,9a,12a,13a ボス部
8c,9c,12c,13c ローラ(操作部)
8d,9d バルブアーム部(アーム部)
9 排気低速ロッカアーム
(第1のロッカアーム、第1の排気ロッカアーム)
10a 吸気弁
10b 排気弁
12 吸気高速ロッカアーム
(第2のロッカアーム、第2の吸気ロッカアーム)
13 排気高速ロッカアーム
(第2のロッカアーム、第2の排気ロッカアーム)
M1 切換機構(吸気側切換機構)
M2 切換機構(排気側切換機構)

Claims (2)

  1. 吸気ロッカシャフトにボス部が揺動自在に支承され、該ボス部から外端側に向けて一対のアーム部が該ロッカシャフトに対して略直交して延設されて両アーム部の先端がそれぞれ吸気弁と連係される一方、内端側に設けられ該ロッカシャフトに対して略直交して延設された操作部をカムシャフトの第1吸気カム上に当接させた第1の吸気ロッカアームと、
    前記第1の吸気ロッカアームの一側に隣接して前記吸気ロッカシャフトに揺動自在に支承され、内端側に設けられ該ロッカシャフトに対して略直交して延設された操作部を前記カムシャフトの前記第1吸気カムとはカム形状が異なる第2吸気カム上に当接させた第2の吸気ロッカアームと、
    前記第1及び第2の吸気ロッカアームの間に設けられて、両吸気ロッカアームの連係の有無を切換える吸気側切換機構と、
    排気ロッカシャフトにボス部が揺動自在に支承され、該ボス部から外端側に向けて一対のアーム部が該ロッカシャフトに対して略直交して延設されて両アーム部の先端がそれぞれ排気弁と連係される一方、内端側に設けられ該ロッカシャフトに対して略直交して延設された操作部をカムシャフトの第1排気カム上に当接させた第1の排気ロッカアームと、
    前記第1の排気ロッカアームの一側に隣接して前記排気ロッカシャフトに揺動自在に支承され、内端側に設けられ該ロッカシャフトに対して略直交して延設された操作部を前記カムシャフトの前記第1排気カムとはカム形状が異なる第2排気カム上に当接させた第2の排気ロッカアームと、
    前記第1及び第2の排気ロッカアームの間に設けられて、両排気ロッカアームの連係の有無を切換える排気側切換機構とを備え、
    前記第1の吸気ロッカアームの操作部を前記第2の吸気ロッカアームに対して近接配置すると共に、前記第1の排気ロッカアームの操作部を前記第2の排気ロッカアームに対して近接配置し、前記第1の吸気ロッカアーム又は前記第1の排気ロッカアームの少なくとも一方において両アーム部の基端を相互に離間配置したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記第1及び第2の吸気ロッカアームと前記第1及び第2の排気ロッカアームとが単一のカムシャフトを挟んで対向配置されて、該カムシャフトに形成されたカム上にそれぞれの操作部を当接させると共に、前記第1の吸気ロッカアーム及び前記第1の排気ロッカアームの両アーム部の基端を相互に離間配置したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
JP2003377201A 2003-11-06 2003-11-06 内燃機関の可変動弁装置 Expired - Fee Related JP4189669B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003377201A JP4189669B2 (ja) 2003-11-06 2003-11-06 内燃機関の可変動弁装置
US10/980,775 US7156059B2 (en) 2003-11-06 2004-11-04 Variable valve train apparatus for an internal combustion engine
CN2004100925403A CN1614201B (zh) 2003-11-06 2004-11-05 内燃机的可变气门阀装置
KR1020040089537A KR100642711B1 (ko) 2003-11-06 2004-11-05 내연 기관의 가변 밸브 이동 장치
DE102004053807A DE102004053807A1 (de) 2003-11-06 2004-11-08 Variable Ventiltriebvorrichtung für einen Verbrennungsmotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003377201A JP4189669B2 (ja) 2003-11-06 2003-11-06 内燃機関の可変動弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005140008A JP2005140008A (ja) 2005-06-02
JP4189669B2 true JP4189669B2 (ja) 2008-12-03

Family

ID=34688001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003377201A Expired - Fee Related JP4189669B2 (ja) 2003-11-06 2003-11-06 内燃機関の可変動弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4189669B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201144574A (en) * 2010-06-15 2011-12-16 Kwang Yang Motor Co Structure of driving member of engine valve

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005140008A (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4054041B2 (ja) ローラ・ロッカアームを有する動弁装置、4サイクルエンジンおよび4サイクルエンジンを搭載した自動二輪車
ITTO20080216A1 (it) Meccanismo di comando valvole per un motore.
KR100642711B1 (ko) 내연 기관의 가변 밸브 이동 장치
JP4143842B2 (ja) 内燃機関の休筒機構付き動弁装置
KR100642713B1 (ko) 내연 기관의 이동 밸브 장치
JP4343021B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP4189669B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4589286B2 (ja) 開弁特性可変型内燃機関
JP4342372B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP4117481B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
KR100642712B1 (ko) 내연 기관의 실린더 휴지 기구가 달린 이동 밸브 장치
JP4164671B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4123372B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2005140009A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4196193B2 (ja) 内燃機関の休筒機構付き動弁装置
JP4106556B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP2005146955A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP5385658B2 (ja) 自動二輪車用可変動弁機構付きv型内燃機関
JP4150920B2 (ja) 内燃機関の休筒機構付き動弁装置
JP2018035693A (ja) エンジンの頭上弁作動機構
JP4150919B2 (ja) 内燃機関の休筒機構付き動弁装置
JP3690130B2 (ja) 3次元カム用揺動フォロワ機構
JP4595863B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4785948B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP4539596B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080820

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080902

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4189669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140926

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees