JP3690130B2 - 3次元カム用揺動フォロワ機構 - Google Patents

3次元カム用揺動フォロワ機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の回転に応じた3次元カムのカム面の位置変化をバルブリフタに伝達する3次元カム用揺動フォロワ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関の吸気バルブあるいは排気バルブの開閉弁タイミングを内燃機関の運転状態に応じて可変とする可変バルブタイミング機構が知られている。このような可変バルブタイミング機構の一種として、図10に示すごとく回転軸方向に移動可能な3次元カム102を用いてバルブ103のリフト量を可変とすることで開閉弁タイミングを調整するもの(特開平10−196333号公報等)が知られている。
【0003】
このような3次元カムを用いた可変バルブタイミング機構では、カム面102aの傾斜角度が回転に応じて変化するので、バルブリフタ104の頂面104aに3次元カム102の回転方向に平行に伸びるガイド溝105を形成して、このガイド溝105内にカム面102aの傾斜角度の変化に応じて揺動可能な半円柱状のフォロワ106を配置し、3次元カム102とバルブリフタ104との十分な接触状態を維持して耐久性を向上させていた。
【0004】
また、このような構成においては、3次元カム102のカム面102aは、半円柱状のフォロワ106のカム摺動面106aに対して、フォロワ106の軸方向に摺動する。このため、図示したごとく、半円柱状のフォロワ106の中央部には拡大部106bが形成されるとともに、ガイド溝105内にも拡大溝105aが形成され、拡大部106bが拡大溝105aに挿入されている。このことにより、拡大部106bと拡大溝105aとの各スラスト面106c,105bが当接し、カム面102aの摺動に抗してフォロワ106の軸方向の移動を規制する構成とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようにフォロワ106の中央部に拡大部106bを形成すると、図示したごとく、フォロワ106のカム摺動面106aから突出するように、拡大部106bにも3次元カム102とのカム摺動面106dが形成されることになる。
【0006】
3次元カム102のカム面102aは、軸方向にシャフト107を移動することにより、フォロワ106のカム摺動面106aとの接触位置を変更して、バルブ103のリフト量を変更するものであるため、カム面102aの軸方向における幅Cwは、フォロワ106のカム摺動面106aの幅Fwよりも大きくされている。
【0007】
更に、3次元カム102のカム面102aとフォロワ106のカム摺動面106aとの摺動位置も、3次元カム102の回転に応じて、フォロワ106の軸方向(図示矢印Z方向)に絶えず移動する。
【0008】
このため、3次元カム102のカム面102aは、拡大部106bのカム摺動面106dが隣接しないカム摺動面106a部分と、隣接するカム摺動面106a部分との間を摺動しつつ移動することになる。このような摺動位置の移動があると、3次元カム102のカム面102aが、拡大部106bのスラスト面106cとカム摺動面106dとの角部106eに衝突することになる。
【0009】
このような衝突が生じると打音が発生するおそれがあり、自動車等では運転環境上好ましくない。
また、このような衝突では、通常の摺動よりも大きな摩耗が、3次元カム102のカム面102aや拡大部106bのカム摺動面106dに生じる。このため、可変バルブタイミング機構の耐久性上好ましくない。
【0010】
本発明は、軸方向の移動を阻止するための拡大部を設けたフォロアにおいても、フォロア自身や3次元カムのカム面に過大な摩耗を生じることなく、打音の発生も防止できるフォロアを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の3次元カム用揺動フォロワ機構は、内燃機関のバルブリフタ上に形成されたガイド溝と、該ガイド溝内に揺動可能に支持され、軸方向にプロフィールが異なる3次元カムのカム面に対してカム摺動面にて接触することにより前記内燃機関の回転に応じた前記カム面の位置変化を前記バルブリフタに伝達する揺動フォロワとを備えた3次元カム用揺動フォロワ機構であって、前記ガイド溝は一部に拡大溝を有し、前記揺動フォロワは前記拡大溝に対応する位置に拡大部を有し、前記拡大溝に前記拡大部が収納されることにより前記揺動フォロワは揺動軸方向の移動が規制されると共に、前記拡大部の表面の内、前記3次元カム側に向いた表面が、前記カム摺動面よりも前記バルブリフタ側に位置して形成されていることを特徴とする。
【0012】
このように、揺動フォロワの拡大部において、3次元カム側に向いた表面が、カム摺動面よりもバルブリフタ側に位置させるように形成されていることにより、3次元カムのカム面は拡大部の表面に接触することがない。したがって3次元カムのカム面は拡大部の表面やスラスト面との角部等に衝突することがなくなる。このため、3次元カムのカム面や揺動フォロア自身に過大な摩耗を生じることがなく、打音の発生も防止できる。
【0015】
請求項記載の3次元カム用揺動フォロワ機構は内燃機関のバルブリフタ上に形成されたガイド溝と、該ガイド溝内に揺動可能に支持され、軸方向にプロフィールが異なる3次元カムのカム面に対してカム摺動面にて接触することにより前記内燃機関の回転に応じた前記カム面の位置変化を前記バルブリフタに伝達する揺動フォロワとを備えた3次元カム用揺動フォロワ機構であって、前記ガイド溝は一部に拡大溝を有し、前記揺動フォロワは前記拡大溝に対応する位置に拡大部を有し、前記拡大溝に前記拡大部が収納されることにより前記揺動フォロワは揺動軸方向の移動が規制されると共に、前記拡大部の表面の内、前記3次元カム側に向いた表面が、該表面の先端が前記バルブリフタ側に傾斜する傾斜面として形成されていることを特徴とする。
【0016】
このように、揺動フォロワの拡大部において、3次元カム側に向いた表面が、その先端がバルブリフタ側に傾斜する傾斜面として形成されていても、3次元カムのカム面が拡大部の表面に接触することを防止できる。したがって3次元カムのカム面は、拡大部の表面やスラスト面との角部に衝突することがなくなる。このため、3次元カムのカム面や揺動フォロア自身に過大な摩耗を生じることがなく、打音の発生も防止できる。
具体的には、請求項3に記載されるように、前記揺動フォロワが半円柱状であって、前記拡大部が前記揺動フォロワの軸方向の中央部に形成されているといった態様を採用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は実施の形態1としての3次元カム用揺動フォロワ機構を適用したバルブ駆動機構を示し、図2は、図1の構成が適用された車両用ガソリンエンジン(以下、エンジンと称する)1の概略構成を示している。このエンジン1のバルブ駆動方式はDOHC4バルブタイプである。
【0018】
エンジン1を構成するシリンダブロック2には複数のシリンダ3が設けられ、各シリンダ3にはピストン4が配置されている。各ピストン4はクランクケース5に支持されるクランクシャフト6に対しそれぞれコンロッド7にて連結されている。またクランクシャフト6の一端にはクランクシャフトタイミングプーリ8が設けられている。
【0019】
シリンダブロック2の上側に設けられるシリンダヘッド9には、吸気側カムシャフト10が複数のジャーナル軸受22にて回転可能にかつ回転軸方向(図1図示矢印方向)に移動可能に支持されている。この吸気側カムシャフト10には各シリンダ3に2つずつの吸気側カム11が一体的に設けられている。更に、シリンダヘッド9には複数のジャーナル軸受にて排気側カムシャフト12が回転可能にかつ回転軸方向に移動不可能に支持されている。この排気側カムシャフト12には各シリンダ3に2つずつの排気側カム13が一体的に設けられている。
【0020】
吸気側カムシャフト10の一端にはカムシャフトタイミングプーリ14およびシャフト駆動機構15が一体的に設けられている。一方、排気側カムシャフト12の一端には、カムシャフトタイミングプーリ16が設けられている。各カムシャフトタイミングプーリ14,16は前記クランクシャフトタイミングプーリ8にタイミングベルト17で連結されている。このような構成により、クランクシャフト6が回転すると吸気側カムシャフト10および排気側カムシャフト12が回転駆動されるようになっている。
【0021】
各シリンダ3には、吸気バルブ18が2個ずつ配設されている。この吸気バルブ18は、吸気側カム11に対してバルブリフタ19を介してそれぞれ駆動連結されている。各バルブリフタ19は、シリンダヘッド9に設けられている図示しないリフタボア内に回転不能かつ摺動可能に支持されている。
【0022】
更に、各シリンダ3には、排気バルブ20が2個ずつ配設されている。この排気バルブ20は、排気側カム13に対してバルブリフタ21を介してそれぞれ駆動連結されている。各バルブリフタ21は、シリンダヘッド9に設けられている図示しないリフタボア内に摺動可能に支持されている。
【0023】
吸気側カムシャフト10に支持されている吸気側カム11は3次元カムであり、そのカム面11aのカムノーズ高さがその回転軸方向に連続無段階に変化するように形成されている。一方、排気側カムシャフト12に支持されている排気側カム13はカムノーズ高さがその回転軸方向に変化しない通常のカムである。
【0024】
図3の拡大斜視図に示すように、バルブリフタ19は円筒状に形成され、その側面19aには案内部材19bが突出状態で設けられている。この案内部材19bは、シリンダヘッド9のリフタボア内周面に設けられた案内溝(図示していない)に挿入されることにより、バルブリフタ19をリフタボア内で回動不能にかつ中心軸方向に摺動可能にガイドしている。
【0025】
バルブリフタ19の上面19cにはカムフォロアホルダ24が一体的に形成され、同カムフォロアホルダ24にはカムフォロア25(揺動フォロワに相当する)がその幅方向に揺動可能に支持されている。バルブリフタ19はシリンダヘッド9との間に圧縮状態で配置しているバネ18aにより吸気側カム11側へ付勢されているので、カムフォロア25のカム摺動面25aは、吸気側カム11のカム面11a側へ押圧されて、カム面11aに対して接触して摺動状態にされるとともに、カムフォロア25はカム面11aに従って揺動する。
【0026】
カムフォロア25は、図4の分解斜視図および図5(A)の平面図および図5(B)の正面図に示すごとく、半円柱状の本体25bと、この本体25bの中央部に本体25bよりも大径に形成された拡大部25cとを有している。この本体25bの円柱状外周面が、図6に示すごとく、バルブリフタ19のカムフォロアホルダ24に配置した場合、カムフォロア25の揺動時に、カムフォロアホルダ24に形成された断面半円形のガイド溝24aに対して摺動する摺動面25dとなる。
【0027】
また、カムフォロア25の拡大部25cは、この拡大部25cに対応してガイド溝24aの中央部に形成された拡大溝24bに収納されている。このことにより、拡大部25cのスラスト面25eと、拡大溝24bのスラスト面24cとが当接することになり、カムフォロア25が矢印Bにて示す軸方向へ移動することを阻止できる。すなわち、バルブリフタ19のカムフォロアホルダ24に配置されたカムフォロア25は、軸周りに揺動可能であるが、軸方向へは移動が不能とされている。
【0028】
カムフォロア25の拡大部25cの内、吸気側カム11側に向いている両端面25fは、図5(B)の正面図に示したごとくカム摺動面25aの位置に達しておらず、この両端面25fはカム摺動面25a側から先端に行くほどバルブリフタ19側に傾斜する傾斜面を形成している。この傾斜角度θは、例えば、10°〜30°に設定される。
【0029】
このように、拡大部25cが形成されていることにより、図3に示した状態から図示矢印Cのごとく吸気側カムシャフト10が回転して吸気側カム11がそのカム面11aにてカムフォロア25のカム摺動面25a上を摺動することで、図7に示す状態に移る。この図3から図7への過程において、吸気側カム11のカムノーズ11b周辺のカム面11aが、カムフォロア25の軸方向に、カム摺動面25aの中央部分を、図示の手前側から向こう側へ摺動しつつ移動することになる。
【0030】
この移動において、カム面11aは、拡大部25cが隣接するカム摺動面25aの中央部を通過するが、拡大部25cの両端面25fは傾斜することによりカム摺動面25aよりも下方位置に後退した配置となっているので、図8に示すごとく、カムノーズ11bがカム摺動面25aの中央部に摺動してきても、吸気側カム11のカム面11aは、摺動の途中で拡大部25cの両端面25fに接触することはない。
【0031】
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).上述したごとく、カムフォロア25の拡大部25cは、吸気側カム11のカム面11aに接触することがない位置に形成されているので、吸気側カム11のカム面11aが、拡大部25cのスラスト面25eと端面25fとの角部25gに衝突することがなく、直接端面25fに当たることもない。このため、吸気側カム11のカム面11aやカムフォロア25自身に過大な摩耗を生じることがなく、打音の発生も防止できる。このため、自動車の乗り心地が良好に維持される。
【0032】
[実施の形態2]
図9(A)に実施の形態2として用いられるバルブ駆動機構のカムフォロア75の斜視図、図9(B)にその正面図を示す。他の構成は実施の形態1と同じである。
【0033】
ここで前記実施の形態1と異なるのは、カムフォロア75における拡大部75cの両端面75fが、カム摺動面75aより下方に平行移動した状態に後退している点である。この後退による段差Dは、例えば約0.1mmあれば十分である。
【0034】
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).前記実施の形態1の(イ)と同じ効果が生じる。
(ロ).実施の形態1においてはカムフォロア25の両端面25fにおいて、カム摺動面25a側の縁はカム摺動面25aに接しているため、バルブリフタ19を吸気側カム11方向に付勢するバネ18aの圧力によっては、両端面25fの縁部分において吸気側カム11のカム面11aがわずかに角部25gに接触するおそれもあるが、実施の形態2のごとく完全に段差Dを設けることにより、このようなおそれも全くなくなる。
【0035】
[その他の実施の形態]
・前記実施の形態1,2を組み合わせて、カムフォロアの両端面を傾斜面でかつ段差を有するものとしてもよい。
【0036】
・前記実施の形態1,2では、吸気側カム11を3次元カムとして形成して、対応するバルブリフタ19にカムフォロア25を設けていたが、排気側カム13を3次元カムとしてバルブリフタ21に同様なカムフォロアを用いるものとしてもよい。この場合、シャフト駆動機構15と同じシャフト駆動機構が排気側カムシャフト12側にも設けられ、排気側カムシャフト12は軸方向にも移動可能とされる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の3次元カム用揺動フォロワ機構においては、揺動フォロワの拡大部において、3次元カム側に向いた表面が、カム摺動面よりもバルブリフタ側に位置させるように形成されている。このことにより、3次元カムのカム面は拡大部の表面に接触することがない。したがって3次元カムのカム面は拡大部の表面やスラスト面との角部等に衝突することがなくなる。このため、3次元カムのカム面や揺動フォロア自身に過大な摩耗を生じることがなく、打音の発生も防止できる。
【0038】
請求項2記載の3次元カム用揺動フォロワ機構においては、揺動フォロワの拡大部において、3次元カム側に向いた表面が、その先端がバルブリフタ側に傾斜する傾斜面として形成されている。このことによって、3次元カムのカム面が拡大部の表面に接触することを防止できる。したがって3次元カムのカム面は、拡大部の表面やスラスト面との角部に衝突することがなくなる。このため、3次元カムのカム面や揺動フォロア自身に過大な摩耗を生じることがなく、打音の発生も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1におけるバルブ駆動機構の構成説明図。
【図2】 図1の構成が組み込まれている車両用ガソリンエンジンの概略構成図。
【図3】 実施の形態1としての3次元カム用揺動フォロワ機構の斜視図。
【図4】 実施の形態1の3次元カム用揺動フォロワ機構の分解斜視図。
【図5】 実施の形態1のカムフォロアの構成説明図。
【図6】 実施の形態1におけるカムフォロアホルダへのカムフォロアの配置状態説明図。
【図7】 実施の形態1の3次元カム用揺動フォロワ機構の動作説明図。
【図8】 実施の形態1の3次元カム用揺動フォロワ機構の動作説明図。
【図9】 実施の形態2のカムフォロアの構成説明図。
【図10】 従来の3次元カム用揺動フォロワ機構の構成説明図。
【符号の説明】
1…エンジン、2…シリンダブロック、3…シリンダ、4…ピストン、5…クランクケース、6…クランクシャフト、7…コンロッド、8…クランクシャフトタイミングプーリ、9…シリンダヘッド、10…吸気側カムシャフト、11…吸気側カム、11a…カム面、11b… カムノーズ、12…排気側カムシャフト、13…排気側カム、14…カムシャフトタイミングプーリ、15…シャフト駆動機構、16…カムシャフトタイミングプーリ、17…タイミングベルト、18…吸気バルブ、18a…バネ、19…バルブリフタ、19a…側面、19b…案内部材、19c…上面、20…排気バルブ、21…バルブリフタ、22…ジャーナル軸受、24…カムフォロアホルダ、24a…ガイド溝、24b… 拡大溝、24c…スラスト面、25…カムフォロア、25a…カム摺動面、25b…本体、25c…拡大部、25d…摺動面、25e…スラスト面、25f…端面、25g…角部、75…カムフォロア、75a…カム摺動面、75c…拡大部、75f…両端面。

Claims (3)

  1. 内燃機関のバルブリフタ上に形成されたガイド溝と、
    該ガイド溝内に揺動可能に支持され、軸方向にプロフィールが異なる3次元カムのカム面に対してカム摺動面にて接触することにより前記内燃機関の回転に応じた前記カム面の位置変化を前記バルブリフタに伝達する揺動フォロワと、
    を備えた3次元カム用揺動フォロワ機構であって、
    前記ガイド溝は一部に拡大溝を有し、前記揺動フォロワは前記拡大溝に対応する位置に拡大部を有し、前記拡大溝に前記拡大部が収納されることにより前記揺動フォロワは揺動軸方向の移動が規制されると共に、
    前記拡大部の表面の内、前記3次元カム側に向いた表面が、前記カム摺動面よりも前記バルブリフタ側に位置して形成されていることを特徴とする3次元カム用揺動フォロワ機構。
  2. 内燃機関のバルブリフタ上に形成されたガイド溝と、
    該ガイド溝内に揺動可能に支持され、軸方向にプロフィールが異なる3次元カムのカム面に対してカム摺動面にて接触することにより前記内燃機関の回転に応じた前記カム面の位置変化を前記バルブリフタに伝達する揺動フォロワと、
    を備えた3次元カム用揺動フォロワ機構であって、
    前記ガイド溝は一部に拡大溝を有し、前記揺動フォロワは前記拡大溝に対応する位置に拡大部を有し、前記拡大溝に前記拡大部が収納されることにより前記揺動フォロワは揺動軸方向の移動が規制されると共に、
    前記拡大部の表面の内、前記3次元カム側に向いた表面が、該表面の先端が前記バルブリフタ側に傾斜する傾斜面として形成されていることを特徴とする3次元カム用揺動フォロワ機構。
  3. 前記揺動フォロワは半円柱状であって、前記拡大部は前記揺動フォロワの軸方向の中央部に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の3次元カム用揺動フォロワ機構。
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