JPH10280929A - 内燃機関のバルブ特性制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブ特性制御装置

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JPH10280929A
JPH10280929A JP8671297A JP8671297A JPH10280929A JP H10280929 A JPH10280929 A JP H10280929A JP 8671297 A JP8671297 A JP 8671297A JP 8671297 A JP8671297 A JP 8671297A JP H10280929 A JPH10280929 A JP H10280929A
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cam
valve
camshaft
cam follower
internal combustion
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JP8671297A
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Tadao Hasegawa
忠男 長谷川
Atsushi Sugimoto
淳 杉本
Yoshito Moriya
嘉人 守谷
Noriyuki Idono
則幸 井殿
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体カムの移動に基づく吸気側若しくは排気
側バルブのバルブ特性を変更する内燃機関のバルブ特性
制御装置にあって、立体カムの損傷防止も含めそれらバ
ルブのより円滑な特性変更を得ること。 【解決手段】 吸気側カムシャフト10は適宜の軸受に
て回転可能にかつその軸線方向に移動可能に支持されて
いる。吸気側カム11は立体カムであり、そのカム面1
1aのカムノーズ高さは、カムシャフト10の軸線方向
に連続的に変化する。バルブリフタ19Aの上面19c
にはカムフォロア25が設けられ、その揺動方向はカム
シャフト10の軸線方向に一致する。同カムフォロア2
5はその上面(摺接面)25aが所定の曲率を有する曲
面として形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のバルブ
特性制御装置に係り、詳しくは内燃機関の吸・排気バル
ブを駆動するカムのカムプロフィールを同機関の運転条
件に応じて変更することでそれらバルブの開閉特性を制
御する内燃機関のバルブ特性制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバルブ特性制御装置とし
ては、カムシャフトに低速用と高速用の異なるカムプロ
フィールを持つ2種類のカムを設け、エンジンの運転条
件に応じてそれらカムを切り換えることにより、吸気側
バルブあるいは排気側バルブの開閉タイミングやリフト
量を制御するようにした装置が知られている。このよう
なバルブ特性制御装置では、エンジンの低速時と高速時
とでそれぞれ専用のカムプロフィールを持ったカムを使
用して、それらバルブの最大リフト量を低速域では十分
に小さく、また高速域では十分に大きくするなどの制御
を行うことができるため、低速域であれ高速域であれ、
トルクや安定性の面で常に好適なエンジン特性を得るこ
とができる。
【0003】一方、例えば図9に示すように、いわゆる
1気筒4バルブエンジンにあっては、吸気側あるいは排
気側の2つのバルブ43に対応するカム40の各々をカ
ムノーズ高さがカムシャフト42の軸線方向に連続無段
階に変化する立体カムとし、シャフト移動機構41にて
カムシャフト42とともにそれらカム40を回転軸線方
向(図の左右方向)に変位させることによりバルブ43
の各々を駆動するカム面40aのカムノーズ高さを連続
無段階に変更するようにしたバルブ特性制御装置が提案
されている。
【0004】このバルブ特性制御装置では、カムノーズ
高さの最大値と最小値との差によりバルブ43のリフト
量を変化させることができる範囲(以下、リフト制御
量)が決定される。そして、バルブ43の最大リフト量
をエンジン低速域では小さく、またエンジン高速域では
大きくするようにカムシャフト42の軸線方向への移動
を制御することで、上述同様、低速域であれ高速域であ
れ、トルクや安定性の面で常に好適なエンジン特性を得
ることができる。
【0005】なお、同図9に示す装置において、各々バ
ルブ43とカム40との間にはバルブリフタ49が設け
られており、その上面中央部にはカムフォロアホルダ4
4がそれぞれ一体的に形成されている。そして、同カム
フォロアホルダ44に載置されたカムフォロア45がカ
ム40のカム面40aに添って揺動する。カムフォロワ
45の表面45aはカム面40aに摺接する摺接面とな
っている。こうしたカムフォロア45の形状を図10に
拡大して示す。図10(a)はカムフォロア45の断面
を示すもので、その断面は半円形をなす。図10(b)
は同カムフォロア45の側面を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした立
体カムを備えるバルブ特性制御装置においては、同立体
カムであるカム40の回転に伴ない、例えば図11
(a)に示すカム基本径部(カムシャフト42に平行)
となっているカム面40a1 から図11(b)に示すカ
ムリフト部(カムシャフト42に対しθの角度付)とな
っているカム面40a 2 に変化する際、同図11(b)
に示すように、先ずカムフォロア45のエッジ部45b
がカム面40a2 に当接する。その様子を図12に拡大
して示す。そして、カム40の更なる回転に伴ない、こ
のエッジ部45bは図11(b)に矢印にて示す方向に
回転力を受けて、図11(c)に示すようにカムリフト
部となっているカム面40a2 に添うようになる。同装
置にあってはこのように、カムフォロア45のエッジ部
45bの当接に起因するカム面40a2 の損傷が避け得
ないものとなっている。
【0007】また、前記カムリフト部となっているカム
面40a2 が低リフト位置から高リフト位置に移動する
際には、カムフォロア45のエッジ部45bによる同カ
ム面40a2 の油膜切りが発生する。そのため同エッジ
部45bとカム面40a2 との接触の際に潤滑不良が発
生し、同カム面40a2 に摩耗が発生しやすい状況とな
っている。また、この摩耗により形成されるカムリフト
部のカム面40a2 の段差(一般に低リフト側の使用頻
度が中高リフト側より高いため、同カム面40a2 の摩
擦状態に差ができて段差が発生する)にカムフォロア4
5のエッジ部45bが引っかかり、円滑なバルブリフト
量の調整ができないというおそれもある。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、立体カムの移動に基
づく吸気側若しくは排気側バルブのバルブ特性を変更す
る内燃機関のバルブ特性制御装置にあって、立体カムの
損傷防止も含めそれらバルブのより円滑な特性変更を得
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、カムシャフトの軸方向に
カムプロフィールが変化する立体カムによって内燃機関
のバルブを開閉駆動するとともに、前記カムシャフトの
軸方向への移動に基づいて同バルブの開閉特性を変更制
御する内燃機関のバルブ特性制御装置において、前記バ
ルブはその対応する立体カムとの駆動連結部に同立体カ
ムのカム面に当接して揺動するカムフォロアを有して同
カム面の傾斜を吸収するバルブリフタを備え、前記カム
フォロアはそのカム面に当接する上面において、少なく
ともその端部が少なくともその揺動方向に所定の曲率を
有してなることをその要旨とする。
【0010】同構成によれば、立体カムにて駆動される
バルブリフタの上面に揺動可能に支持されるカムフォロ
アは、そのカム面に当接する上面において、少なくとも
その端部が少なくともその揺動方向に所定の曲率を有す
る曲面として形成される。そのため、カムフォロアの端
部によるカム面への損傷が好適に防止されるとともに、
該カムフォロアの摺接によるカム面の摩耗も抑制され
る。さらに、カム面の油膜切りや段差の発生も抑制さ
れ、より円滑なバルブリフト量の制御が実現される
【0011】。
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図5に従って説明する。図2は、車両用
エンジン(以下、エンジン)1に適用された本実施の形
態にかかるバルブ特性制御装置を示している。ここで
は、そのバルブ駆動方式としてDOHC(ダブルオーバ
ーヘッドカム)4バルブタイプのものを想定している。
【0012】はじめに、同図2を参照してエンジン1の
概要を説明する。エンジン1を構成するシリンダブロッ
ク2には複数のシリンダ3が設けられ、各シリンダ3に
はピストン4が配置されている。各ピストン4はクラン
クケース5に支持されるクランクシャフト6に対しそれ
ぞれコンロッド7にて連結されている。クランクシャフ
ト6にはクランクシャフトタイミングプーリ8が設けら
れている。
【0013】シリンダブロック2の上側に設けられるシ
リンダヘッド9には、吸気側カムシャフト10が複数の
軸受(図示せず)にて回転可能にかつその軸線方向に移
動可能に支持されている。該吸気側カムシャフト10に
は前記シリンダ3毎に2つの吸気側カム11が一体的に
設けられている。また、シリンダヘッド9には同じく複
数の軸受(図示せず)にて排気側カムシャフト12が回
転可能に支持されている。該排気側カムシャフト12に
はシリンダ3毎に2つの排気側カム13が一体的に設け
られている。
【0014】吸気側カムシャフト10にはカムシャフト
タイミングプーリ14及びシャフト移動機構15が一体
的に設けられている。また排気側カムシャフト12に
は、カムシャフトタイミングプーリ16が設けられてい
る。各カムシャフトタイミングプーリ14,16は前記
クランクシャフトタイミングプーリ8にタイミングベル
ト17で連結されている。そして、クランクシャフト6
が回転すると吸気側カムシャフト10及び排気側カムシ
ャフト12が回転駆動されるようになっている。
【0015】前記各シリンダ3には、吸気側バルブ18
が2個ずつ配設されている。そして、この吸気側バルブ
18は、前記吸気側カム11に対しバルブリフタ19
A,19Bを介してそれぞれ駆動連結されている。各バ
ルブリフタ19A,19Bは、シリンダヘッド9に設け
られる図示しないリフタボア内に摺動可能に支持されて
いる。
【0016】また、各シリンダ3には、排気側バルブ2
0が2個ずつ配設されている。各排気側バルブ20は、
前記排気側カム13に対しバルブリフタ21を介してそ
れぞれ駆動連結されている。各バルブリフタ21も、図
示しないリフタボア内に摺動可能に支持されている。
【0017】吸気側カムシャフト10に設けられている
吸気側カム11は、図9に例示したような周知の立体カ
ムであり、そのカム面11aのカムノーズ高さは吸気側
カムシャフト10の軸線方向に連続無段階に変化する。
同部分の具体的構造を、先の図9に例示した装置に対応
するものとしてその一部を図1に示す。
【0018】また、バルブリフタ19A,19Bは、図
3に示すように(これらは同一の形状であり図3ではバ
ルブリフタ19Aのみを代表して示す)、円筒状に形成
され、その側面19aには案内部材23が設けられてい
る。案内部材23は、側面19aに形成される嵌合孔1
9bに圧入または溶接されることで同側面19aに接合
されている。この案内部材23は、当該バルブリフタ1
9Aをリフタボア内で回動不能にかつ中心軸線方向に摺
動可能に係止している。
【0019】バルブリフタ19Aの上面19cにはカム
フォロアホルダ24が一体的に形成され、同カムフォロ
アホルダ24にはカムフォロア25がその幅方向に揺動
可能に支持されている。図4に、このカムフォロア25
の形状を拡大して示す。
【0020】同図4に示すように、本実施の形態におい
て、カムフォロア25は、そのカム面11a(図1)と
の摺接面25aが同カムフォロア25のカム軸方向の幅
に対して50〜300倍の曲率を有する曲面状に形成さ
れている。なお、同図4において、図4(a)はこうし
たカムフォロア25の断面形状を示し、図4(b)はそ
の側面形状を示している。
【0021】一方、前記シャフト移動機構15は、図示
しない油圧回路を通じて吸気側カムシャフト10をその
軸線方向に連続無段階に変位させる周知の機構である。
すなわち、シャフト移動機構15は、図1において二点
鎖線にて示す前記カムフォロア25の摺接面25aがカ
ム面11aの最もカムノーズ高さの低い部分に摺接する
位置と、図1において実線にて示す同摺接面25aがカ
ム面11aの最もカムノーズ高さの高い部分に摺接する
位置との間で、吸気側カムシャフト10を連続無段階に
変位させる。その移動可能な変位量は同図1においてD
で示す。
【0022】次に、以上のように構成された内燃機関の
バルブ特性制御装置の作用について説明する。本実施の
形態では上述のように、吸気側カム11にて駆動される
バルブリフタ19A,19Bの上側面19cに揺動可能
に支持されるカムフォロア25の表面(摺接面)25a
が、同カムフォロア25のカム軸方向の幅に対して50
〜300倍の曲率を有する曲面として形成されている。
そして、このカムフォロア25は、前述のように、吸気
側カム11の回転に伴なってその表面(摺接面)25a
が同吸気側カム11のカム面11a(図1)に当接さ
れ、同カム面11aのカム基本径部(カムシャフト10
に平行)となっているカム面11a1 とカムリフト部
(カムシャフト10に対しθの角度付)となっているカ
ム面11a2 との間でその形状に添って揺動する。ただ
しこのとき、カムフォロア25の摺接面25aは前記曲
率を有しているため、図5に示すように、同カムフォロ
ア25のエッジ部25bが最初にカム面11a2 に当接
することはない。最初にカム面11a2に当接するする
のは、同図5に示すように摺接面25a上の一部(25
c)である。そのため、カムフォロア25のエッジ部2
5bによって前記カム面11a2に傷が付くこともな
い。
【0023】また、カムフォロア25の摺接面25aと
カム面11a2 との接触開始時には上述のように、摺接
面25a上の一部(25c)が最初に接触するため、同
摺接面25aとカム面11a2 との接触面積が、上記エ
ッジ部25bがカム面11a 2 と最初に接触する場合に
比べ大きくなる。このことにより接触面圧が下がり、カ
ムフォロア25の摺接面25aとの接触によるカム面1
1a2 の摩耗も抑制される。
【0024】また更に、カムフォロア25の摺接面25
aとカム面11a2 との定常接触時(図11(c)にて
示す状態時)には、従来のものに比べ同摺接面25aと
カム面11a2 との接触面積が減少する。そのため同接
触面圧が増加することとはなるが、カム面11a2 の低
リフト位置と高リフト位置との間での移動に際してカム
フォロア25のエッジ部25bによる油膜切りが発生す
ることがなく、カム面11a2 の摩耗量も現実的には減
少するようになる。従って、カム面11a2 に前述した
段差ができてしまうことなども好適に抑制され、より円
滑なバルブリフト量の制御が行われるようになる。
【0025】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、次のような効果が得られるようになる。 ・カムフォロア25のエッジ部25bによるカム面11
2 への損傷が好適に防止される。
【0026】・カムフォロア25の摺接によるカム面1
1a2 の摩耗も抑制される。 ・カム面11a2 の油膜切りや段差の発生も抑制され、
より円滑なバルブリフト量の制御が実現される。
【0027】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、以下のように構成することもできる。 ・上記実施の形態では、カムフォロア25の表面(摺接
面)25aの形状を図4に示すいわば「かまぼこ状」と
したがこれに限定されるものではない。同摺接面25a
の形状としては他にも例えば、図6に示すような、カム
フォロア25のカム軸方向の幅に対して50〜300倍
の曲率を有する「球面状」とすることができる。
【0028】・上記実施の形態では、カムフォロア25
の断面形状を図4(a)に示すように、カムフォロア2
5のカム軸方向の幅に対して50〜300倍の曲率を有
する「円弧状」としたがこれに限定されるものではな
い。カムフォロア25の断面形状としては、例えば図7
(a)及び(b)に示すような形状、すなわちカムフォ
ロア25の断面上部においてその中央部は平面状となっ
ておりそのエッジ部25bのみが曲率を有する曲面状と
なる形状としてもよい。なお、このエッジ部25bの曲
面の形成においては、図7(a)に対応して図8(a)
に示すように1種類の曲率Rで形成してもよいし、図7
(b)に対応して図8(b)に示すように複数の曲率R
1 〜R3 により合成して形成してもよい。このように複
数の曲率によってエッジ部25bを形成する場合には、
摺接面25aの平面部との境界にできるエッジをなくす
ことができる。
【0029】・上記実施の形態では、吸気側カム11を
吸気側カムシャフト10に一体的に設け、同吸気側カム
シャフト10とともに吸気側カム11をその軸線方向に
変位させる構成とした。これに対し、吸気側カムシャフ
ト10は移動させず、吸気側カム11のみを同方向に変
位させる構成としてもよい。この場合においても、上記
実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0030】・上記実施の形態では、1気筒につき4バ
ルブのエンジンに実施した例を示したがこれに限らず、
例えば、1気筒につき2バルブ、あるいは1気筒につき
6バルブ,8バルブ等のバルブ数のエンジンに適用して
もよい。
【0031】・上記実施の形態では、2個の吸気側カム
11によってそれぞれバルブリフタ19A,19Bを駆
動する構成のバルブ特性制御装置に適用した例を示した
が、これに限らず、例えば1個の吸気側カム11で2個
のバルブリフタを駆動する構成を有するバルブ特性制御
装置に適用することもできる。
【0032】・上記実施の形態では、吸気側バルブのバ
ルブ特性を制御する装置について例を示したが、これに
限らず、排気側のバルブ、あるいは両方のバルブ特性を
制御する装置として具体化することもできる。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、立体カ
ムのカム面と摺接するカムフォロアの上面において、少
なくともその端部が少なくともその揺動方向に所定の曲
率を有する曲面とし形成される。そのため、カムフォロ
アが立体カムのカム面のカムノーズに摺接するとき、カ
ムフォロアの端部によるカム面への損傷が好適に防止さ
れるとともに、該カムフォロアの摺接によるカム面の摩
耗も抑制される。さらに、カム面の油膜切りや段差の発
生も抑制され、より円滑なバルブリフト量の制御が実現
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のバルブ特性制御装置の一実施の形
態を示す断面略図。
【図2】 同実施の形態のバルブ特性制御装置を備えた
エンジンを示す斜視図。
【図3】 バルブリフタの構造を示す斜視図。
【図4】 カムフォロアの構造を示す断面及び側面図。
【図5】 カムフォロアとカム面との摺接態様を示す拡
大図。
【図6】 カムフォロアの他の例を示す正面及び側面
図。
【図7】 カムフォロアの他の例を示す断面図。
【図8】 図7に示したカムフォロアのエッジ部の拡大
図。
【図9】 従来のバルブ特性制御装置例を示す断面略
図。
【図10】従来のカムフォロアの構造を示す断面及び側
面図。
【図11】従来のカムフォロアのカム面との摺接態様を
示す略図。
【図12】従来のカムフォロアのカム面との摺接態様を
示す拡大図。
【符号の説明】
9…シリンダヘッド、10…吸気側カムシャフト、11
…吸気側カム、11a…カム面、15…シャフト移動機
構、18…吸気側バルブ、19A,19B…バルブリフ
タ、25…カムフォロア、25b…カムフォロアのエッ
ジ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井殿 則幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カムシャフトの軸方向にカムプロフィール
    が変化する立体カムによって内燃機関のバルブを開閉駆
    動するとともに、前記カムシャフトの軸方向への移動に
    基づいて同バルブの開閉特性を変更制御する内燃機関の
    バルブ特性制御装置において、 前記バルブはその対応する立体カムとの駆動連結部に同
    立体カムのカム面に当接して揺動するカムフォロアを有
    して同カム面の傾斜を吸収するバルブリフタを備え、前
    記カムフォロアはそのカム面に当接する上面において、
    少なくともその端部が少なくともその揺動方向に所定の
    曲率を有してなることを特徴とする内燃機関のバルブ特
    性制御装置。
JP8671297A 1997-04-04 1997-04-04 内燃機関のバルブ特性制御装置 Pending JPH10280929A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3075970A1 (en) * 2015-03-31 2016-10-05 Otics Corporation Lifter structure

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