JP2001317310A - ロッカアーム用クリップ - Google Patents

ロッカアーム用クリップ

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JP2001317310A JP2000135953A JP2000135953A JP2001317310A JP 2001317310 A JP2001317310 A JP 2001317310A JP 2000135953 A JP2000135953 A JP 2000135953A JP 2000135953 A JP2000135953 A JP 2000135953A JP 2001317310 A JP2001317310 A JP 2001317310A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/18Rocking arms or levers
    • F01L2001/187Clips, e.g. for retaining rocker arm on pivot

Abstract

(57)【要約】 【課題】長手方向一端に上向き半球形のピボット部を備
え、またこれに対応する傾動支持部の上端部が半球形構
造を有しているロッカアームに対して、前記がたの発生
を有効に防止可能とするクリップを提供すること。 【解決手段】ロッカアーム10に備える上向き半球形の
ピボット部16を、上端30aが半球形のラッシュアジ
ャスタ30に対して非分離に嵌合させるために用いられ
るロッカアーム用クリップ50であって、その上板51
にピボット部に対して係止される略円形の切欠き51a
が、下板52にラッシュアジャスタの上端よりも下側位
置に対して係止される切欠き52aがそれぞれ設けら
れ、上板の切欠きをピボット部に、下板の切欠きをラッ
シュアジャスタに係止させてピボット部とラッシュアジ
ャスタとを互いに引き寄せるバネ力を発生する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カムにより傾動させら
れてシリンダヘッドに配設されるバルブを開閉させるエ
ンドピボットタイプのロッカアームが備えるその長手方
向一端のピボット部を、シリンダヘッドに設けられる傾
動支持部の上端部に非分離に嵌合させるために用いられ
るロッカアーム用クリップ(以下、クリップという)に
関する。
【0002】
【従来の技術】このようなロッカアームにおいては、エ
ンジンのクランク軸に連動してカムが回転すると、長手
方向一端のピボット部を支点にして傾動し、長手方向他
端部を傾動端としてバルブステムを押動してこれを上下
動させる。この場合、ピボット部は、傾動支持部の上端
部に傾動動作可能に支持されている。
【0003】そして、クリップは、ピボット部を傾動支
持部の上端部に対してがたつかないように係止するもの
であり、特開平10−37719号公報などのように、
これまでにも種々の形態のものが既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でのクリップは、ピボット部が上向きの半球形構造を有
し、また傾動支持部の上端部もピボット部の半球形とし
た形態のロッカアームに対して、ピボット部を傾動支持
部上端部にがたつかずに有効に係止できるものは無かっ
た。
【0005】本発明は、ロッカアームの長手方向一端に
設けられる上向き半球形のピボット部と傾動支持部との
間のがたの発生を有効に防止可能とするクリップを提供
することを解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)本発明のクリップ
は、カムにより傾動させられてシリンダヘッドに配設さ
れるバルブを開閉させるエンドピボットタイプのロッカ
アームに備える上向き半球形のピボット部を、シリンダ
ヘッドに設けられかつ上端が半球形の傾動支持部に対し
て非分離に嵌合させるために用いられるクリップであっ
て、側面視ほぼコ字形に形成され、その上板に、前記上
向き半球形のピボット部に対して係止される略円形の切
欠きが、また、下板に、前記傾動支持部において半球形
上端部よりも下側位置に対して係止される切欠きがそれ
ぞれ設けられており、前記上板の切欠きを前記ピボット
部に、また、前記下板の切欠きを前記傾動支持部にそれ
ぞれ係止させた状態で、前記ピボット部と傾動支持部と
を互いに引き寄せるバネ力を発生することを特徴とす
る。
【0007】本発明が対象とするロッカアームは、カム
により傾動させられてシリンダヘッドに配設されるバル
ブを開閉させるエンドピボットタイプのロッカアームで
あり、これに備えるピボット部が上向き半球形で、また
このピボット部を支持する傾動支持部が、シリンダヘッ
ドに設けられかつ上端が半球形をしている。
【0008】そして、このようなロッカアームに使用さ
れる本発明のクリップは、上板の略円形の切欠きに、上
向き半球形のピボット部が係止され、また、下板の切欠
きに、前記傾動支持部において半球形上端部よりも下側
位置に対して係止され、かつ、上板の切欠きをピボット
部に、また、下板の切欠きを傾動支持部にそれぞれ係止
させた状態で、ピボット部と傾動支持部とを互いに引き
寄せるバネ力を発生するので、ピボット部と傾動支持部
との間にがたつきを有効に防止できるように係止可能で
ある。
【0009】(2)本発明の好ましい第1の実施態様と
して、前記(1)において前記上板が二股の突片を有
し、この各突片の対向間隙が前記ピボット部に係止され
る切欠きとされており、前記下板が二股の突片を有し、
この各突片の対向間隙が前記傾動支持部において半球形
上端部よりも下側位置に係止される切欠きとされる。
【0010】第1の実施態様によると、上板の二股の突
片をその間隙を介してピボット部に、また、下板の二股
の突片をその間隙を介して傾動支持部の半球形上端部よ
りも下側位置に側方向からクリップを係止させることが
可能となり、ピボット部と傾動支持部とをより確実に安
定して非回転に係止可能で、また、その装着作業が容易
となる。
【0011】(3)本発明の好ましい第2の実施態様と
して、前記(1)または(2)のクリップの使用対象と
して、一対の対向側壁の長手方向両端側を連接壁で結合
してなる板金製の胴体と、この胴体における一対の対向
側壁の長手方向中間部位に架設される支軸と、支軸に回
動可能に支持されてカムが当接されるローラとを含み、
かつ前記胴体の一方連接壁に上向き半球形のピボット部
が膨出形成され、また、前記胴体の他方連接壁がバルブ
係合部とされるとともに、前記ピボット部の頂点寄りの
位置にピボット部と傾動支持部との嵌め合い部分に存在
する潤滑油をローラ側へ放出する油孔が設けられる構成
のロッカアームとされる。
【0012】第2の実施態様によると、クリップを係止
した状態でピボット部と傾動支持部との嵌め合い部分に
存在する潤滑油をローラ側へ放出することができて便利
となり好ましい。
【0013】(4)本発明の好ましい第3の実施態様と
して、前記(3)において、上板と下板との連接部分
に、前記ロッカアームの一方連接壁の所要位置に対して
係止されて、クリップ全体を回り止めする係合部が設け
られている。
【0014】第3の実施態様によると、クリップが回り
止めされてピボット部と傾動支持部とのがた発生防止に
より好ましい。
【0015】(5)本発明の好ましい第4の実施態様と
して、前記(3)において、前記上板の二股突片におけ
る先端部分が、ロッカアームの胴体における一対の対向
側壁の各内面に対して当接または近接される形状とされ
ている。
【0016】第4の実施態様によると、上板の二股突片
の先端部分でクリップが回り止めされて前記がた発生防
止に好ましい。
【0017】(6)本発明の好ましい第5の実施態様と
して、前記(3)において、前記上板の切欠きが、前記
ピボット部に係止させた状態において当該ピボット部の
油孔を露呈させる大きさに設定されている。
【0018】第5の実施態様によると、クリップを係止
した状態でピボット部と傾動支持部との嵌め合い部分に
存在する潤滑油をローラ側へ放出することができて便利
となり好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図1ないし
図4に示す実施形態に基づいて説明する。
【0020】図1はロッカアームの縦断側面図、図2は
その平面図、図3はロッカアームの胴体となる部分破断
斜視図、図4は、クリップの斜視図である。
【0021】これらの図において、10は、ロッカアー
ム、20は、カム、30は、傾動支持部となるラッシュ
アジャスタ、40は、バルブ、50は、実施形態が特徴
とする構成を備えたクリップである。
【0022】ロッカアーム10は、カム20により傾動
させられてシリンダヘッドに配設されるバルブ40を開
閉させるエンドピボットタイプである。
【0023】ロッカアーム10はまた、略平行に対向す
る一対の対向側壁11,11の長手方向両端側を連接壁
12a,12bで結合してなる板金製の胴体13を有す
る。
【0024】ロッカアーム10はまた、胴体13におけ
る一対の対向側壁11,11の長手方向中間部位に架設
される支軸14と、この支軸14に回動可能に支持され
てカム20が当接されるローラ15とを有している。
【0025】胴体13の一方連接壁12aには、上向き
半球形のピボット部16が膨出形成されている。
【0026】胴体13の他方連接壁12bは、バルブ4
0に当接されるバルブ係合部とされている。
【0027】ピボット部16は、曲率半径の大きい上向
きの第1半球部16aと、この第1半球部16aの頂点
付近に形成されてこれよりも曲率半径の小さい上向きの
第2半球部16bとからなる。第2半球部16bには、
潤滑油をローラ15側へ放出する油孔16cが形成され
ている。
【0028】ラッシュアジャスタ30は、ピボット部1
6の第1半球部16aと同じ曲率半径を有する半球形と
された上端部30aを有している。
【0029】ピボット部16の内面にラッシュアジャス
タ30の上端部30aを嵌合させた場合、ピボット部1
6の第1半球部16aに、ラッシュアジャスタ30の上
端部30aが密接し、これによって、ピボット部16の
第2半球部16bとラッシュアジャスタ30の上端部3
0aとの間の嵌め合い部分には潤滑油溜まり16dが構
成される。
【0030】この構成により、胴体13がピボット部1
6を傾動支点として回動すると、潤滑油溜まり16dに
溜まっている潤滑油は、その傾動動作に伴い潤滑油溜ま
り16d内の圧力が増減することにより、ピボット部1
6の第2半球部16bの油孔16cからローラ15側に
向けて放出される。
【0031】次に本実施の形態における特徴であるクリ
ップ50の構成について説明する。
【0032】クリップ50は、一枚の金属板材を、金型
を用いたプレスによる打ち抜き加工して、打ち抜くとと
もに側面視ほぼコ字形に曲げ加工して屈曲形成されてな
り、その屈曲上方側を上板51、屈曲下方側を下板52
としている。
【0033】上板51と下板52との連接部分には、ロ
ッカアーム10の一方連接壁12aの所要位置にある突
出部分12cに対して係止されて、当該クリップ50全
体を回り止めする係合部としての開口53が形成されて
いる。
【0034】なお、ロッカアーム10の胴体13に設け
る突出部分12cの端面角部は、金型の寿命向上のため
に丸く形成されている。
【0035】また、このように突出部分12cの端面角
部に丸みを付けたことで、突出部分12cの丸み部分と
クリップ50の開口53との嵌め合い状態がルーズとす
るから、クリップ50は、多少、ピボット部16を中心
にして回転ずれ可能となり、ピボット部16に対するク
リップ50の装着作業が容易になる。
【0036】上板51は、二股の突片51a,51aを
有している。各突片51a,51aの先端部分は、上方
に折り曲げられている。
【0037】上板51の各突片51a,51aの対向間
隙は、ピボット部16に係止される切欠き51bとされ
ている。
【0038】この切欠き51bの大きさは、ピボット部
16に係止された状態で当該ピボット部16の油孔16
cを露呈させる大きさに設定されている。
【0039】この場合、両突片51a,51aの対向間
隙は、その基端部から先端部分に至るまでにおいて前記
切欠き51bの平面視形状が略円形となるよう設定され
ている。
【0040】この場合、切欠き51bの平面視円形箇所
は、両突片51a,51aの先端部分において開放され
ているが、この先端部分を接続して、切欠き51b全体
を周囲が閉じられた平面視略円形としてもよい。
【0041】下板52は、二股の突片52a,52aを
有している。
【0042】下板52の両突片52b,52cの対向間
隙は、ラッシュアジャスタ30の半球形上端部30aよ
りも下側位置に係止される切欠き52bとされている。
【0043】上記構成のクリップ50は、上板51の切
欠き51aをピボット部16に、また、下板52の切欠
き52aをラッシュアジャスタ30の上端部30aにそ
れぞれ係止させた状態では、上板51と下板52との対
向間隔が拡大され、これによって、上板51と下板52
との間に互いの方向に向かう弾発付勢力が作用する結
果、ピボット部16とラッシュアジャスタ30とを互い
に引き寄せるバネ力を発生する。
【0044】そのため、ピボット部16は、ラッシュア
ジャスタ30に対してがたつくことなく傾動支持され、
そのラッシュアジャスタ30の上端部30aを支点にし
て円滑に傾動することができる。
【0045】なお、本発明は上述の実施形態に限定され
るものではなく種々の変形や応用が可能である。
【0046】(1)上述の実施形態のクリップ50は、
上板51側の各突片51a,51aが、対向側壁11の
各内面に当接していない形態であるが、図5で示すよう
に、上板51の各突片51a,51aそれぞれの先端部
分が、対向側壁11の各内面に対して当接または近接さ
れる形状とし、クリップ50がピボット部16を中心に
して回る場合、上板51の各突片51a,51aの先端
部分が対向側壁11の内面に当接することで回り止めを
主に行うようにしてもよい。
【0047】なお、図1ないし図3で示されるロッカア
ーム10の一方連接壁12aにおける突出部分12c幅
は、クリップ50が或る程度ピボット部16回りに回転
ずれ可能な幅であるが、図5および図6で示される突出
部分12cの幅は、クリップ50がピボット部16回り
に回転ずれしない幅とされている。これは、図5および
図6の場合、クリップ16の開口53では補助的に回り
止めを行い、各突片51b,51cの先端部分で主に回
り止めするためである。
【0048】また、この場合、クリップ16の開口53
は、設けなくてもよい。
【0049】(2)また、図5で示されるクリップ50
の場合、上板50の各突片51a,51aの先端部分が
対向側壁11の内面に当接することで主に回り止めされ
るが、上板50の各突片51a,51aの先端側が比較
的広いので、例えば、製造したクリップ50を多数収納
している容器から、クリップ50を1つずつ取り出して
ロッカアーム10に装着する場合、そのクリップ50の
各突片51b,51cの対向間隙に、他のクリップ51
b,51cの各突片51b,51cが入り込み、これに
よって突片どうしが絡み合ってその装着作業が低下する
可能性がある。
【0050】そこで、図6で示すように、クリップ50
の上板50の各突片51a,51aの先端部分の対向側
を内向きに膨出させることで、その対向間隙を狭くする
ことができる。この場合、他のクリップの突片がその対
向間隙に入り込まないようになるから、クリップどうし
の絡み合いを防止できて、前記装着作業性が改善される
こととなる。
【0051】なお、図6で示されるクリップ50におけ
る他の形状は、図5と同様である。
【0052】(3)上述の実施形態のロッカアーム10
における一対の対向側壁11,11の長手方向の長さは
実施形態の長さに限定されるものではない。例えば図7
で示すようなロッカアームに対しても上述した各実施形
態のクリップを使用することができる。なお、図7で図
1と対応する部分には同一の符号を付している。
【0053】(4)上述の実施形態のクリップ50は、
金属を素材として作られているが、樹脂で作られたもの
であっても構わない。この場合、上板51と下板52と
が前記屈曲形状で弾性を有することのできる耐熱性樹脂
素材が選定される。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のクリップ
は、エンドピボットタイプのロッカアームに備える上向
き半球形のピボット部と傾動支持部との嵌合部分のがた
を有効に防止することができる。しかも、使用対象であ
るロッカアームの構造上の特徴を利用して、ロッカアー
ムの傾動動作によっても外れにくい信頼性の高い構成に
しているから、例えばエンジンの回転数を高くしたとき
のロッカアームの動作安定化を達成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るクリップが適用される
ロッカアームの縦断側面図
【図2】図1のロッカアームの平面図
【図3】図1のロッカアームの胴体となる部分破断斜視
【図4】前記クリップの斜視図
【図5】本発明の他の実施形態に係るクリップが適用さ
れるロッカアームの平面図
【図6】本発明のさらに他の実施形態に係るクリップが
適用されるロッカアームの平面図
【図7】本発明の各実施形態に係るクリップが適用され
る他のロッカアームの斜視図
【符号の説明】
10 ロッカアーム 11 対向側壁 12a,12b 連接壁 13 胴体 14 支軸 15 ローラ 16 ピボット部 20 カム 30 ラッシュアジャスタ 30a ラッシュアジャスタの上端部 40 バルブ 50 クリップ 51 上板 51a,51a 上板の二股突片 51b 切欠き(上板の二股突片の対向間隙) 52 下板 52a,52a 下板の二股突片 52b 切欠き(下板の二股突片の対向間隙)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01M 9/10 F01M 9/10 B E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カムにより傾動させられてシリンダヘッド
    に配設されるバルブを開閉させるエンドピボットタイプ
    のロッカアームに備える上向き半球形のピボット部を、
    シリンダヘッドに設けられかつ上端が半球形の傾動支持
    部に対して非分離に嵌合させるために用いられるロッカ
    アーム用クリップであって、 側面視ほぼコ字形に形成され、その上板に、前記上向き
    半球形のピボット部に対して係止される略円形の切欠き
    が、また、下板に、前記傾動支持部において半球形上端
    部よりも下側位置に対して係止される切欠きが、それぞ
    れ、設けられており、 前記上板の切欠きを前記ピボット部に、また、前記下板
    の切欠きを前記傾動支持部にそれぞれ係止させた状態
    で、前記ピボット部と傾動支持部とを互いに引き寄せる
    バネ力を発生する、 ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
  2. 【請求項2】請求項1のロッカアーム用クリップにおい
    て、 前記上板が二股の突片を有し、この各突片の対向間隙が
    前記ピボット部に係止される切欠きとされており、 前記下板が二股の突片を有し、この各突片の対向間隙が
    前記傾動支持部において半球形上端部よりも下側位置に
    係止される切欠きとされている、 ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
  3. 【請求項3】請求項1または2のロッカアーム用クリッ
    プの使用対象として、 一対の対向側壁の長手方向両端側を連接壁で結合してな
    る板金製の胴体と、胴体における一対の対向側壁の長手
    方向中間部位に架設される支軸と、支軸に回動可能に支
    持されてカムが当接されるローラとを含み、かつ前記胴
    体の一方連接壁に上向き半球形のピボット部が膨出形成
    され、また、前記胴体の他方連接壁がバルブ係合部とさ
    れるとともに、前記ピボット部の頂点寄りの位置にピボ
    ット部と傾動支持部との嵌め合い部分に存在する潤滑油
    をローラ側へ放出する油孔が設けられる構成のロッカア
    ームとされる、 ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
  4. 【請求項4】請求項3のロッカアーム用クリップにおい
    て、 上板と下板との連接部分に、前記ロッカアームの一方連
    接壁の所要位置に対して係止されて、クリップ全体を回
    り止めする係合部が設けられている、 ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
  5. 【請求項5】請求項3のロッカアーム用クリップにおい
    て、 前記上板の二股突片における先端部分が、ロッカアーム
    の胴体における一対の対向側壁の各内面に対して当接ま
    たは近接される形状とされている、 ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
  6. 【請求項6】請求項3のロッカアーム用クリップにおい
    て、 前記上板の切欠きが、前記ピボット部に係止された状態
    において当該ピボット部の油孔を露呈させる大きさに設
    定されている、 ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
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Cited By (9)

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