JPH0126016Y2 - - Google Patents

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JPH0126016Y2
JPH0126016Y2 JP1980131136U JP13113680U JPH0126016Y2 JP H0126016 Y2 JPH0126016 Y2 JP H0126016Y2 JP 1980131136 U JP1980131136 U JP 1980131136U JP 13113680 U JP13113680 U JP 13113680U JP H0126016 Y2 JPH0126016 Y2 JP H0126016Y2
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JP
Japan
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actuator
switch
shaft
switch body
hole
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JP1980131136U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は互に別体に形成された作動子とスイツ
チ本体とを組合わせて、作動子の左右傾倒により
接点の開閉を行うスイツチの構造に関し、作動子
のガタツキ音をなくして良質のこの種傾倒型小型
スイツチを提供することを目的とするものであ
る。
従来、作動子の軸をスイツチ本体に設けた軸受
孔に嵌合装着するこの種スイツチにおいては、軸
の外周と軸受孔内面との間に必ずクリアランスが
存在し、それにより軸が軸受孔の中で自由に遊動
する傾向にあるため、作動子を傾倒しようとして
作動子に触れた際にガタツキ即ち上下方向又は傾
倒方向などの遊びが感じられ、また作動子の軸方
向のフラツキ即ち横振れ又はグラツキも感じら
れ、そのため操作感触の悪いものが出来ていた。
更にスイツチに振動などが加わつた場合、カタカ
タ音を発生し、そのため商品価値を低下させる結
果を生じていた。
また上記のガタツキ又はカタカタ音をなくする
ために軸と軸受孔との間のクリアランスをゼロに
するとか圧入気味にすると、この部分の嵌合がき
つくなり、作動子の動きが鈍くなつたり、又は動
作不能になるなどの難点があつた。
本考案は上記の点に鑑み、作動子自体に弾性片
を設け、又は作動子に作用するようなバネを別に
配設して、それにより常時作動子とスイツチ本体
との間に圧接力を与えて置き、その結果作動子の
軸が軸受孔の中で自由に遊動することをなくし、
常に軸の外周が軸受孔の内面へ圧接された状態を
維持し、従つて作動子を傾倒しようとして触れた
際に作動子のガタツキ又は横振れ等もなくし、操
作感触を良くし、更にスイツチに振動などが加わ
つてもカタカタ音などの耳障りな異常音の発生を
なくしてスイツチの商品価値を高めるようにする
ものである。
図面を参照して先ず従来のこの種スイツチにつ
いて説明するに、第1図においてスイツチ作動子
4即ち把手の下部は略半円の円筒(第7図参照)
に形成され、その中の半円4cより中の部分は段
を成して少しく凹み、この凹部4bの中心に凸出
軸4aが設けられる。第2図は全体としてスイツ
チ本体10を示し、これはスイツチケース1と覆
蓋2とから成る。ケース1は上面が開放し、内部
に例えばシーソー式接点開閉機構が収納され、下
面から端子片13,14,15が突出している。
覆蓋2はケース1の上開放面に当接される平板部
2aとその前後端から下へ延びる垂下片2bを有
し、この垂下片下端の爪片を利用するなどして覆
蓋2はケース1に固着される。平板部2aの左右
端から上へ延びる起立片2cが設けられ、その上
端に各外方へ折曲延長する鍔2dが形成される。
平板部2aの中央に円孔が開けられ、そこにス
リーブ12の下端部がカシメなどにより固着され
る。スリーブ12の中にシヤフト11が挿通さ
れ、これは下方へ延びてケース1内の接点開閉機
構を作動させる。シヤフト11は接点開閉機構に
関連するバネにより常に押上げられた状態にあ
り、その上限はシヤフト11のスリーブ12内に
形成された球状膨大部がスリーブ上端のシヤフト
挿通孔周辺環状部により受止められた位置であ
る。また平板部2aの前後端に軸受片3が起立固
定され、その上部に軸受孔3aが開けられる。把
手4の前後の凸出軸4aは孔3aに挿入される
が、その挿入は軸受片3の弾性を利用して行われ
る。第1図の把手4と第2図のスイツチ本体10
とを組合わせてスイツチが出来上がる。
軸4aを孔3aに挿入したときの作動子4とシ
ヤフト11との関係は第3図に示される。作動子
4の下面中央に上への円形凹所4eが形成され、
これにシヤフト11の上端部が挿入される。シヤ
フト11の外周と円形凹所4e間のクリアランス
は僅小であるが、作動子4とスイツチ本体10と
の上下関係は軸4aと孔3aとの嵌合により決ま
るので、シヤフト11の上端面と凹所4eの天井
面との間には若干の間隔がある。
第5図は従来の作動子4をスイツチ本体10に
取付けた場合の軸4aと軸受片3の孔3aとの関
係を示し、この図に見るように両者間には全周に
亘つて或る程度のクリアランス又はギヤツプ16
があることを免れない。このクリアランスが作動
子4の上下、左右、前後のガタツキ又はグラツキ
を生ずる原因を成し、更にはガタガタ音を発生す
ることになる。なお同図において、手前の軸受片
3の下部は破断して示される。
第4図は本考案の第1実施例における作動子5
を示し、その凸出軸5a、凹部5b、段を示す線
5cは第1図における対応の4a,4b,4cと
夫々同じであるが、そのほかに前端部及び後端部
において左下部から右下へ向けて弾性片5dが本
体から連続一体に突設され、その先端部は軸5a
の下方において円く右上へ曲げられて終つてい
る。この作動子5の立体的形状は第7図の斜視図
を見ればより明かである。
作動子5をスイツチ本体10に取付けた場合の
状態は第6図に示される。このとき前後の弾性片
5dはその先端部が覆蓋の平板部2a上に当たつ
て圧接されるので、作動子5の軸5aは押上げら
れて軸受片3の孔3aの内面上端部に接し、その
間に弾性片5dの圧接された弾力が作用する。こ
のように軸5aが軸受片3へ適当な力で押上げら
れていると、作動子5はスイツチ本体10に対し
て常に軸受の部分で密着した関係にあるので、作
動子の上下、左右、前後のガタツキ又はグラツキ
横振れがなくなり、カタカタ音の発生もなくな
る。なお、第4図及び第6図では弾性片5dは作
動子下面の半円5cの外側の部分から突出してい
るが、変型として内側の部分5bの円5cに近い
部分から突出するようにしてもよい。また第4図
において凹んだ部分bが半円5cの内側だけでなく
その外側の円の線まで延びていることもあり得、
その場合には弾性片5dはその凹部下面の適当な
部分から図示と同様に軸下中央部分へ向けて突出
することになる。
第7図は第4図示の作動子5と第2図示のスイ
ツチ本体10とを組合わす場合、その組合せ前の
状態を分かり易く立体的に示した斜視図である。
なお軸受片3は図示のように覆蓋2の平板部2a
の前後端からではなく、それより少しく内側に入
つた部分から起立して設けられてもよい。
第8図は本考案の第2実施例における作動子6
を示し、その凸出軸6a、凹部6bは第4図にお
ける対応部と同じであるが、弾性片6dはその両
端共に作動子本体の下面と付いている点が第4図
の場合と相違する。しかしその本体両端から離れ
た薄片部分6dが弾性片である点においては変わ
りなく、その作用効果も第4図の場合と概ね同じ
である。なおこれと組合わすスイツチ本体も上記
第1実施例と同じである。
第9図に示す本考案の第3実施例は前2つの実
施例が弾性片5d又は6dを作動子自体から突出
させたのと相違して、作動子7及びスイツチ本体
10とは別体の弾性片17を設けてこれを両者間
の弾性的中介物としたものである。そのため作動
子7の下面に前各例と同様にシヤフト11を入れ
る中央の凹所7eを設けるほかに、その左側に幅
狭い凹所を設けてこれに弾性片17の上端部を挿
入する。この弾性片は金属の板バネであり、その
上端の凹所に挿入される部分は前後に(紙面と直
角方向)長い短形を呈し、その中央の小さい四角
部分から切出片が上辺を付けて左方へ切出され、
この切出片の下端が凹所の左面に圧接され、従つ
て上記矩形の主部は凹所の右面へ圧接されるよう
になつている。この矩形部分の下端は右へ僅かに
下へ向けて折曲されて後、前後二股に分けられ、
その各先端部は幾分上へ向けて円く曲げられる。
この二股先端部はシヤフト11の前後に配置され
てスリーブ12の上面に弾発的に載置される。即
ち弾性片17は作動子7とスリーブ12との間に
圧接された状態で挿置されるので、作動子7はス
イツチ本体10に対して押上げられた状態にあ
り、従つて作動子7の凸出軸7a(図示せず)は
前各例と同様に第6図に示すように軸受片3の孔
の上端面へ押付けられ、作動子7をスイツチ本体
に対して安定な状態に置く。
上記の各実施例は何れもレバー形作動子を左右
に押す型のレバースイツチであつたが、本考案は
他の型例えば波形釦の上面左右半部を交互に押下
げる型の波形スイツチ等にも均しく適用すること
ができる。
本考案によれば、作動子とスイツチ本体との間
に弾性体を介在させることにより作動子のガタツ
キをなくすることができ、またこの弾性体を作動
子に一体的に結合された二股板バネ状のものとし
てその自由端の二股部が作動用シヤフトの両側に
置かれるようにすることにより組立が容易であ
り、且つ作動子の傾きをなくしてその姿勢を安定
させ、従つて、切替作動も確実に行われる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の作動子の正面図、第2図は一般
のスイツチ本体の正面図、第3図は従来のスイツ
チの1部断面正面図、第4図は本考案による作動
子の第1例の正面図、第5図は従来のスイツチの
要部の正面図、第6図は本考案の第1実施例の要
部の正面図、第7図は第4図及び第2図要部の斜
視図、第8図は本考案による作動子の第2例の斜
視図、第9図は本考案の第3各実施例の要部の正
面図である。 1:スイツチケース、2:覆蓋、3:軸受片、
4,5,6,7:作動子、4a,5a,6a:凸
出軸、5d,6d:弾性片、10:スイツチ本体
(1+2)、17:弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右傾倒する作動子とスイツチ本体とを別体に
    作り、作動子の凸出軸をスイツチ本体に取付けら
    れた軸受片の孔に挿入して作動子とスイツチ本体
    とを組合わせる小型スイツチにおいて、作動子と
    スイツチ本体の固定部との間に一端が作動子に一
    体的に結合された板バネ状弾性体をその自由他端
    の二股部がスイツチ本体の作動用シヤフトの両側
    にあつてその上記作動子に対向する表面上に圧接
    されるようにして介在させ、この弾性体の弾力に
    より上記凸出軸の外周を上記軸受片の孔内周面へ
    圧接した状態に置くことを特徴とする傾倒型小型
    スイツチ。
JP1980131136U 1980-09-17 1980-09-17 Expired JPH0126016Y2 (ja)

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JP1980131136U JPH0126016Y2 (ja) 1980-09-17 1980-09-17

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JPS5755140U JPS5755140U (ja) 1982-03-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5540907Y2 (ja) * 1976-02-18 1980-09-25

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JPS5755140U (ja) 1982-03-31

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