JPS6042429Y2 - スイツチ用の操作ボタン機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタッチスイッチ又はブツシュスイッチ用の操作
ボタン機構に関するものである。

オーディオ機器等においては第１図に示す如くタッチス
イッチ又はブツシュスイッチ等のスイッチ１１の操作軸
１２をエスカッション１３から突出させた操作ボタン１
４で押圧操作するようにしたスイッチ操作機構が用いら
れるが、従来は操作ボタン１４の後端にスプリング受け
１５を設け、これとエスカッション１３との間にコイル
スプリング１５を介在させて弾発力を与えていた。

しかし、従来のものにおいては操作ボタン１４の他にコ
イルスプリング１５やスプリング受け１６等を必要とし
、部品点数が多くなると共に組み立ても面倒であり、し
かも操作ボタンとコイルスプリングとの摩擦等によりス
ムーズなタッチ感触が得られないのみならず、ときとし
て操作機構にガタが生ずる等の欠点があった。

本考案は上記の欠点を解消し、簡単な構成でしかもタッ
チ感触の極めて良好なスイッチ用の操作ボタン機構を提
供することを目的とする。

以下本考案の実施例を第２図及び第３図に基づいて説明
する。

図中１はタッチスイッチ、ブツシュスイッチ等のスイッ
チであり、エスカッション３の後方に配置される。

スイッチ１は操作軸２を押圧することにより操作され、
操作軸２はスィッチ１内部のスプリング（図示しない）
により弾発力が与えられている。

４は合成樹脂製等の操作ボタン本体であり、エスカッシ
ョン３に設けた窓３ａから突出する操作部５を備えると
共に後端部には上記操作軸２に当接する当接部６を有す
る。

操作ボタン本体４は図示例では扁平状をなしているが、
その形状はこれに限らない。

７は操作ボタン本体４の両側から下方向に延設された脚
部であり、８は脚部７の先端から外方向へ水平に形成さ
れた軸部である。

９は操作ボタン本体４から下方向に一体に突成された板
ばね部であり、先端の接触部９ａが上記エスカッション
３の背面に接触するようになっている。

１０は上記エスカッション３に形成された軸受部であり
、上記軸部８，８を軸孔１０ａで軸受けすることにより
上記操作ボタン本体４が揺動し得るようにしたものであ
り、この場合、板ばね部９により弾発力が与えられるよ
うになっている。

なお、上記板ばね部９の弾発力は上記操作軸２の弾発力
よりも弱いものとする。

また、組立てに際しては軸部７，７を内方向に撓ませて
軸部８．８を軸受部１０の軸孔１０ａ内に嵌合させるこ
とによって簡単になし得る。

本考案のスイッチ用の操作ボタン機構によれば、操作ボ
タン本体は脚部に設けられた軸部を支点として揺動でき
、しかも操作ボタン本体から突成された板はね部により
弾発力が与えられているため操作ボタン本体の操作部を
押圧することにより後端部の当接部でスイッチの操作軸
を押圧操作でき、また、操作ボタン本体と脚部、軸部、
板ばね部が一体となっているため戒作及び組立が容易で
あり、しかも軸部を支点として揺動する形式であるため
ガタが生じるおそれはない。

更に、操作ボタン本体はこれに突成された板ばね部によ
り弾発力が与えられているため従来のようにコイルスプ
リングを用いたものと異なりスムーズなタッチ感触が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のスイッチ操作機構を示す断面図、第２図
及び第３図は本考案に係るスイッチ用の操作ボタン機構
の実施例を示腰第２図は断面図、第３図は要部の斜視図
である。 １・・・・・・スイッチ、２・・・・・・操作軸、３・
・・・・・エスカッション、４・・・・・・操作ボタン
本体、５・・・・・・操作部、６・・・・・・当接部、
７・・・・・・脚部、８・・・・・・軸部、９・・・・
・・板ばね部、１０・・・・・・軸受部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 エスカッションの後方に配置されたスイッチの操作軸を
   エスカッションから突出させた操作ボタンて押圧操作す
   るようにしたスイッチ操作機構であって、 上記エスカッションに設けた窓から突出する操作部を備
   えると共に後端部には上記スイッチの操作軸に当接され
   る当接部を有する操作ボタン本体と、操作ボタン本体か
   ら延設された脚部に設けられた軸部と、上記操作ボタン
   本体から突成され、一部が上記エスカッションの背面に
   接触するようにした板はね部と、上記エスカッションに
   設けられ、上記軸部を軸受けするようにした軸受部とか
   ら成り、操作ボタン本体は軸部を支点として弾発的に揺
   動し得るように構成したことを特徴とするスイッチ用の
   操作ボタン機構。