JP3707723B2 - ロッカアーム用クリップ - Google Patents

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    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/18Rocking arms or levers
    • F01L2001/187Clips, e.g. for retaining rocker arm on pivot

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カムにより傾動させられてシリンダヘッドに配設されるバルブを開閉させるエンドピボットタイプのロッカアームが備えるその長手方向一端のピボット部を、シリンダヘッドに設けられる傾動支持部の上端部に非分離に嵌合させるために用いられるロッカアーム用クリップ(以下、クリップという)に関する。
【0002】
【従来の技術】
このようなロッカアームにおいては、エンジンのクランク軸に連動してカムが回転すると、長手方向一端のピボット部を支点にして傾動し、長手方向他端部を傾動端としてバルブステムを押動してこれを上下動させる。この場合、ピボット部は、傾動支持部の上端部に傾動動作可能に支持されている。
【0003】
そして、クリップは、ピボット部を傾動支持部の上端部に対してがたつかないように係止するものであり、特開平10−37719号公報などのように、これまでにも種々の形態のものが既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これまでのクリップは、ピボット部が上向きの半球形構造を有し、また傾動支持部の上端部もピボット部の半球形とした形態のロッカアームに対して、ピボット部を傾動支持部上端部にがたつかずに有効に係止できるものは無かった。
【0005】
本発明は、ロッカアームの長手方向一端に設けられる上向き半球形のピボット部と傾動支持部との間のがたの発生を有効に防止可能とするクリップを提供することを解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るロッカアーム用クリップは、カムにより傾動させられてシリンダヘッドに配設されるバルブを開閉させるエンドピボットタイプのロッカアームに備える上向き半球形のピボット部を、シリンダヘッドに設けられかつ上端が半球形の傾動支持部に対して非分離に嵌合させるために用いられるロッカアーム用クリップであって、側面視ほぼコ字形に形成され、その上板に、前記上向き半球形のピボット部に対して係止される略円形の切欠きが、また、下板に、前記傾動支持部において半球形上端部よりも下側位置に対して係止される切欠きが、それぞれ、設けられており、前記ロッカアーム側に対して係合してクリップ全体を回り止めする回り止め係合部を備え、前記回り止め係合部は、クリップの上板と下板との連接部分に開口を形成するとともに、該開口が前記ロッカアームの一方連接壁の突出部分に係止され、前記上板の切欠きを前記ピボット部に、また、前記下板の切欠きを前記傾動支持部にそれぞれ係止させた状態で、前記ピボット部と傾動支持部とを互いに引き寄せるバネ力を発生することを特徴とする。この場合、クリップが回り止めされてピボット部と傾動支持部とのがた発生防止に好ましい。
また、本発明に係るロッカアーム用クリップは、カムにより傾動させられてシリンダヘッドに配設されるバルブを開閉させるエンドピボットタイプのロッカアームに備える上向き半球形のピボット部を、シリンダヘッドに設けられかつ上端が半球形の傾動支持部に対して非分離に嵌合させるために用いられるロッカアーム用クリップであって、側面視ほぼコ字形に形成され、その上板に、前記上向き半球形のピボット部に対して係止される略円形の切欠きが、また、下板に、前記傾動支持部において半球形上端部よりも下側位置に対して係止される切欠きが、それぞれ、設けられており、前記ロッカアーム側に対して係合してクリップ全体を回り止めする回り止め係合部を備え、前記回り止め係合部は、前記上板の二股突片における先端部分が、ロッカアームの胴体における一対の対向側壁の各内面に対して当接または近接される形状とされ、前記上板の切欠きを前記ピボット部に、また、前記下板の切欠きを前記傾動支持部にそれぞれ係止させた状態で、前記ピボット部と傾動支持部とを互いに引き寄せるバネ力を発生することを特徴とする。この場合、上板の二股突片の先端部分でクリップが回り止めされて前記がた発生防止に好ましい。
【0007】
本発明が対象とするロッカアームは、カムにより傾動させられてシリンダヘッドに配設されるバルブを開閉させるエンドピボットタイプのロッカアームであり、これに備えるピボット部が上向き半球形で、またこのピボット部を支持する傾動支持部が、シリンダヘッドに設けられかつ上端が半球形をしている。
【0008】
そして、このようなロッカアームに使用される本発明のクリップは、上板の略円形の切欠きに、上向き半球形のピボット部が係止され、また、下板の切欠きに、前記傾動支持部において半球形上端部よりも下側位置に対して係止され、かつ、上板の切欠きをピボット部に、また、下板の切欠きを傾動支持部にそれぞれ係止させた状態で、ピボット部と傾動支持部とを互いに引き寄せるバネ力を発生するので、ピボット部と傾動支持部との間にがたつきを有効に防止できるように係止可能である。
【0009】
(2)本発明の好ましい第1の実施態様として、前記(1)において前記上板が二股の突片を有し、この各突片の対向間隙が前記ピボット部に係止される切欠きとされており、前記下板が二股の突片を有し、この各突片の対向間隙が前記傾動支持部において半球形上端部よりも下側位置に係止される切欠きとされる。
【0010】
第1の実施態様によると、上板の二股の突片をその間隙を介してピボット部に、また、下板の二股の突片をその間隙を介して傾動支持部の半球形上端部よりも下側位置に側方向からクリップを係止させることが可能となり、ピボット部と傾動支持部とをより確実に安定して非回転に係止可能で、また、その装着作業が容易となる。
【0011】
(3)本発明の好ましい第2の実施態様として、前記(1)または(2)のクリップの使用対象として、一対の対向側壁の長手方向両端側を連接壁で結合してなる板金製の胴体と、この胴体における一対の対向側壁の長手方向中間部位に架設される支軸と、支軸に回動可能に支持されてカムが当接されるローラとを含み、かつ前記胴体の一方連接壁に上向き半球形のピボット部が膨出形成され、また、前記胴体の他方連接壁がバルブ係合部とされるとともに、前記ピボット部の頂点寄りの位置にピボット部と傾動支持部との嵌め合い部分に存在する潤滑油をローラ側へ放出する油孔が設けられる構成のロッカアームとされる。
【0012】
第2の実施態様によると、クリップを係止した状態でピボット部と傾動支持部との嵌め合い部分に存在する潤滑油をローラ側へ放出することができて便利となり好ましい。
【0017】
)本発明の好ましい第の実施態様として、前記(3)において、前記上板の切欠きが、前記ピボット部に係止させた状態において当該ピボット部の油孔を露呈させる大きさに設定されている。
【0018】
の実施態様によると、クリップを係止した状態でピボット部と傾動支持部との嵌め合い部分に存在する潤滑油をローラ側へ放出することができて便利となり好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図1ないし図4に示す実施形態に基づいて説明する。
【0020】
図1はロッカアームの縦断側面図、図2はその平面図、図3はロッカアームの胴体となる部分破断斜視図、図4は、クリップの斜視図である。
【0021】
これらの図において、10は、ロッカアーム、20は、カム、30は、傾動支持部となるラッシュアジャスタ、40は、バルブ、50は、実施形態が特徴とする構成を備えたクリップである。
【0022】
ロッカアーム10は、カム20により傾動させられてシリンダヘッドに配設されるバルブ40を開閉させるエンドピボットタイプである。
【0023】
ロッカアーム10はまた、略平行に対向する一対の対向側壁11,11の長手方向両端側を連接壁12a,12bで結合してなる板金製の胴体13を有する。
【0024】
ロッカアーム10はまた、胴体13における一対の対向側壁11,11の長手方向中間部位に架設される支軸14と、この支軸14に回動可能に支持されてカム20が当接されるローラ15とを有している。
【0025】
胴体13の一方連接壁12aには、上向き半球形のピボット部16が膨出形成されている。
【0026】
胴体13の他方連接壁12bは、バルブ40に当接されるバルブ係合部とされている。
【0027】
ピボット部16は、曲率半径の大きい上向きの第1半球部16aと、この第1半球部16aの頂点付近に形成されてこれよりも曲率半径の小さい上向きの第2半球部16bとからなる。第2半球部16bには、潤滑油をローラ15側へ放出する油孔16cが形成されている。
【0028】
ラッシュアジャスタ30は、ピボット部16の第1半球部16aと同じ曲率半径を有する半球形とされた上端部30aを有している。
【0029】
ピボット部16の内面にラッシュアジャスタ30の上端部30aを嵌合させた場合、ピボット部16の第1半球部16aに、ラッシュアジャスタ30の上端部30aが密接し、これによって、ピボット部16の第2半球部16bとラッシュアジャスタ30の上端部30aとの間の嵌め合い部分には潤滑油溜まり16dが構成される。
【0030】
この構成により、胴体13がピボット部16を傾動支点として回動すると、潤滑油溜まり16dに溜まっている潤滑油は、その傾動動作に伴い潤滑油溜まり16d内の圧力が増減することにより、ピボット部16の第2半球部16bの油孔16cからローラ15側に向けて放出される。
【0031】
次に本実施の形態における特徴であるクリップ50の構成について説明する。
【0032】
クリップ50は、一枚の金属板材を、金型を用いたプレスによる打ち抜き加工して、打ち抜くとともに側面視ほぼコ字形に曲げ加工して屈曲形成されてなり、その屈曲上方側を上板51、屈曲下方側を下板52としている。
【0033】
上板51と下板52との連接部分には、ロッカアーム10の一方連接壁12aの所要位置にある突出部分12cに対して係止されて、当該クリップ50全体を回り止めする係合部としての開口53が形成されている。
【0034】
なお、ロッカアーム10の胴体13に設ける突出部分12cの端面角部は、金型の寿命向上のために丸く形成されている。
【0035】
また、このように突出部分12cの端面角部に丸みを付けたことで、突出部分12cの丸み部分とクリップ50の開口53との嵌め合い状態がルーズとするから、クリップ50は、多少、ピボット部16を中心にして回転ずれ可能となり、ピボット部16に対するクリップ50の装着作業が容易になる。
【0036】
上板51は、二股の突片51a,51aを有している。各突片51a,51aの先端部分は、上方に折り曲げられている。
【0037】
上板51の各突片51a,51aの対向間隙は、ピボット部16に係止される切欠き51bとされている。
【0038】
この切欠き51bの大きさは、ピボット部16に係止された状態で当該ピボット部16の油孔16cを露呈させる大きさに設定されている。
【0039】
この場合、両突片51a,51aの対向間隙は、その基端部から先端部分に至るまでにおいて前記切欠き51bの平面視形状が略円形となるよう設定されている。
【0040】
この場合、切欠き51bの平面視円形箇所は、両突片51a,51aの先端部分において開放されているが、この先端部分を接続して、切欠き51b全体を周囲が閉じられた平面視略円形としてもよい。
【0041】
下板52は、二股の突片52a,52aを有している。
【0042】
下板52の両突片52,52の対向間隙は、ラッシュアジャスタ30の半球形上端部30aよりも下側位置に係止される切欠き52bとされている。
【0043】
上記構成のクリップ50は、上板51の切欠き51をピボット部16に、また、下板52の切欠き52をラッシュアジャスタ30の上端部30aにそれぞれ係止させた状態では、上板51と下板52との対向間隔が拡大され、これによって、上板51と下板52との間に互いの方向に向かう弾発付勢力が作用する結果、ピボット部16とラッシュアジャスタ30とを互いに引き寄せるバネ力を発生する。
【0044】
そのため、ピボット部16は、ラッシュアジャスタ30に対してがたつくことなく傾動支持され、そのラッシュアジャスタ30の上端部30aを支点にして円滑に傾動することができる。
【0045】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく種々の変形や応用が可能である。
【0046】
(1)上述の実施形態のクリップ50は、上板51側の各突片51a,51aが、対向側壁11の各内面に当接していない形態であるが、図5で示すように、上板51の各突片51a,51aそれぞれの先端部分が、対向側壁11の各内面に対して当接または近接される形状とし、クリップ50がピボット部16を中心にして回る場合、上板51の各突片51a,51aの先端部分が対向側壁11の内面に当接することで回り止めを主に行うようにしてもよい。
【0047】
なお、図1ないし図3で示されるロッカアーム10の一方連接壁12aにおける突出部分12cの幅は、クリップ50が或る程度ピボット部16回りに回転ずれ可能な幅であるが、図5および図6で示される突出部分12cの幅は、クリップ50がピボット部16回りに回転ずれしない幅とされている。これは、図5および図6の場合、クリップ16の開口53では補助的に回り止めを行い、各突片51,51の先端部分で主に回り止めするためである。
【0048】
また、この場合、クリップ16の開口53は、設けなくてもよい。
【0049】
(2)また、図5で示されるクリップ50の場合、上板51の各突片51a,51aの先端部分が対向側壁11の内面に当接することで主に回り止めされるが、上板51の各突片51a,51aの先端側が比較的広いので、例えば、製造したクリップ50を多数収納している容器から、クリップ50を1つずつ取り出してロッカアーム10に装着する場合、そのクリップ50の各突片51a,51aの対向間隙に、他のクリップ50の各突片51a,51aが入り込み、これによって突片どうしが絡み合ってその装着作業が低下する可能性がある。
【0050】
そこで、図6で示すように、クリップ50の上板50の各突片51a,51aの先端部分の対向側を内向きに膨出させることで、その対向間隙を狭くすることができる。この場合、他のクリップの突片がその対向間隙に入り込まないようになるから、クリップどうしの絡み合いを防止できて、前記装着作業性が改善されることとなる。
【0051】
なお、図6で示されるクリップ50における他の形状は、図5と同様である。
【0052】
(3)上述の実施形態のロッカアーム10における一対の対向側壁11,11の長手方向の長さは実施形態の長さに限定されるものではない。例えば図7で示すようなロッカアームに対しても上述した各実施形態のクリップを使用することができる。なお、図7で図1と対応する部分には同一の符号を付している。
【0053】
(4)上述の実施形態のクリップ50は、金属を素材として作られているが、樹脂で作られたものであっても構わない。この場合、上板51と下板52とが前記屈曲形状で弾性を有することのできる耐熱性樹脂素材が選定される。
【0054】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のクリップは、エンドピボットタイプのロッカアームに備える上向き半球形のピボット部と傾動支持部との嵌合部分のがたを有効に防止することができる。しかも、使用対象であるロッカアームの構造上の特徴を利用して、ロッカアームの傾動動作によっても外れにくい信頼性の高い構成にしているから、例えばエンジンの回転数を高くしたときのロッカアームの動作安定化を達成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るクリップが適用されるロッカアームの縦断側面図
【図2】図1のロッカアームの平面図
【図3】図1のロッカアームの胴体となる部分破断斜視図
【図4】前記クリップの斜視図
【図5】本発明の他の実施形態に係るクリップが適用されるロッカアームの平面図
【図6】本発明のさらに他の実施形態に係るクリップが適用されるロッカアームの平面図
【図7】本発明の各実施形態に係るクリップが適用される他のロッカアームの斜視図
【符号の説明】
10 ロッカアーム
11 対向側壁
12a,12b 連接壁
13 胴体
14 支軸
15 ローラ
16 ピボット部
20 カム
30 ラッシュアジャスタ
30a ラッシュアジャスタの上端部
40 バルブ
50 クリップ
51 上板
51a,51a 上板の二股突片
51b 切欠き(上板の二股突片の対向間隙)
52 下板
52a,52a 下板の二股突片
52b 切欠き(下板の二股突片の対向間隙)

Claims (5)

  1. カムにより傾動させられてシリンダヘッドに配設されるバルブを開閉させるエンドピボットタイプのロッカアームに備える上向き半球形のピボット部を、シリンダヘッドに設けられかつ上端が半球形の傾動支持部に対して非分離に嵌合させるために用いられるロッカアーム用クリップであって、
    側面視ほぼコ字形に形成され、その上板に、前記上向き半球形のピボット部に対して係止される略円形の切欠きが、また、下板に、前記傾動支持部において半球形上端部よりも下側位置に対して係止される切欠きが、それぞれ、設けられており、
    前記ロッカアーム側に対して係合してクリップ全体を回り止めする回り止め係合部を備え、
    前記回り止め係合部は、クリップの上板と下板との連接部分に開口を形成するとともに、該開口が前記ロッカアームの一方連接壁の突出部分に係止され、
    前記上板の切欠きを前記ピボット部に、また、前記下板の切欠きを前記傾動支持部にそれぞれ係止させた状態で、前記ピボット部と傾動支持部とを互いに引き寄せるバネ力を発生する、
    ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
  2. カムにより傾動させられてシリンダヘッドに配設されるバルブを開閉させるエンドピボットタイプのロッカアームに備える上向き半球形のピボット部を、シリンダヘッドに設けられかつ上端が半球形の傾動支持部に対して非分離に嵌合させるために用いられるロッカアーム用クリップであって、
    側面視ほぼコ字形に形成され、その上板に、前記上向き半球形のピボット部に対して係止される略円形の切欠きが、また、下板に、前記傾動支持部において半球形上端部よりも下側位置に対して係止される切欠きが、それぞれ、設けられており、
    前記ロッカアーム側に対して係合してクリップ全体を回り止めする回り止め係合部を備え、
    前記回り止め係合部は、前記上板の二股突片における先端部分が、ロッカアームの胴体における一対の対向側壁の各内面に対して当接または近接される形状とされ、
    前記上板の切欠きを前記ピボット部に、また、前記下板の切欠きを前記傾動支持部にそれぞれ係止させた状態で、前記ピボット部と傾動支持部とを互いに引き寄せるバネ力を発生する、
    ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
  3. 請求項1に記載のロッカアーム用クリップにおいて、
    前記上板が二股の突片を有し、この各突片の対向間隙が前記ピボット部に係止される切欠きとされており、
    前記下板が二股の突片を有し、この各突片の対向間隙が前記傾動支持部において半球形上端部よりも下側位置に係止される切欠きとされている、
    ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のロッカアーム用クリップの使用対象として、一対の対向側壁の長手方向両端側を連接壁で結合してなる板金製の胴体と、胴体における一対の対向側壁の長手方向中間部位に架設される支軸と、支軸に回動可能に支持されてカムが当接されるローラとを含み、かつ前記胴体の一方連接壁に上向き半球形のピボット部が膨出形成され、また、前記胴体の他方連接壁がバルブ係合部とされるとともに、前記ピボット部の頂点寄りの位置にピボット部と傾動支持部との嵌め合い部分に存在する潤滑油をローラ側へ放出する油孔が設けられる構成のロッカアームとされる、
    ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
  5. 請求項4に記載のロッカアーム用クリップにおいて、
    前記上板の切欠きが、前記ピボット部に係止された状態において当該ピボット部の油孔を露呈させる大きさに設定されている、
    ことを特徴とするロッカアーム用クリップ。
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