JP4738650B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用ドアハンドル装置に関するものであり、特に、レバー状のハンドル本体はドア外板の外側に設置されるとともに、当該ドアハンドル本体の取付支点を形成するベースはドア外板の内側に設けられるようにした二分割式の車両用ドアハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用ドアハンドル装置は、ハンドル本体の一端側がドアハンドル装置(ドアハンドルアセンブリ)をドア外板面に取付ける際のベースの役目を果すケースあるいはカバーの一部にヒンジピン等を介して一体的にピンジョイント結合されるようになっているものである。このような従来のものにおいては、ケースあるいはカバーもドアの外側に設けられるものであり、意匠面の一部を形成するものであるところから、その表面側には塗装処理あるいはメッキ処理等が施されるようになっているものである。従って、この従来のものにおいては、ドアハンドルアセンブリの製造コストが高くならざるを得ないと言う問題点を有する。このような問題点を解決するために、ハンドル本体のみをドア外板の外側に設置するようにするとともに、当該ハンドル本体の取付支点を形成するベースをドア外板の内側に設置するようにし、上記ハンドル本体の回転運動の支点を成すピボット部を上記ドア外板の内側に設けられたベースの受け部のところにドア外板の外側から嵌め込ませるようにした二分割式の、かつ、組立式の車両用ドアハンドル装置が一部において案出されている(特開2000−160897号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記二分割式のものは、回転支持部の構造が、例えば、ハンドル本体の裏面側に設けられたピボットアーム先端部のクレビス部と、ドア外板の内側に設けられたベースに設けられた係合ピン等からなる受け部とにて形成されるようになっているものである。そして、これらがドア外板を間に挟んだ状態で組付結合されることによって回転支持部が形成されるようになっているものである。従って、ハンドル本体を握って、ハンドル本体に力を掛けた場合に、当該ハンドル本体が、上記回転支持部のところにおいて、その長手方向に、わずかにではあるが移動すると言う問題が生ずる。すなわち、ガタが生ずると言う問題点がある。このような問題点を解決するために、上記回転支持部のところにガタの生じないようにした二分割式の車両用ドアハンドル装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明においては、取手部を形成するものであってレバー状の形態からなるハンドル本体と、当該ハンドル本体を保持するものであってドア外板の内側に設けられるベースと、からなる車両用ドアハンドル装置に関して、当該車両用ドアハンドル装置の一方の端部側には、上記ハンドル本体を回転自在なように支持する回転支持部を有するとともに、もう一方の端部側には、上記ベースとハンドル本体とが係合作用をするように形成された係合部を有するようにし、更に、上記回転支持部の構造を、上記レバー状ハンドル本体の一方の端部側に設けられるものであって裏面側に向かって突出するように形成されたアーム部と、上記ベースの一方の端部側に設けられるものであって、上記アーム部の先端部が嵌まり込むように形成された凹陥部からなるとともに当該凹陥部内に上記アーム部の先端部が嵌まり込んだ状態において当該アーム部の先端部を基点にして上記ハンドル本体を回転自在なように保持するベアリング部と、からなるようにし、更に、このような構成からなるものにおいて、上記回転支持部を形成するハンドル本体側のアーム部のハンドル本体回転面内における断面形状を、全体がフック状の形態からなるようにするとともに、その先端部のところに、ハンドル本体側に向かって突出するように形成されるものであって丸味を帯びた形態からなるピボット部を有するようにするとともに、当該アーム部の先端部が嵌り込む上記ベース側ベアリング部のところに、上記アーム部の先端部が一旦嵌まり込んだ後には、上記アーム部先端部に形成された上記ピボット部がハンドル本体の作動時において上記ベアリング部から抜け出ないように形成されたストッパ部を有するようにした構成を採ることとした。
【0005】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、ドア外板の内側に設けられたベースの凹陥状ベアリング部のところに、ハンドル本体に設けられたアーム部を、ドア外板の外側から嵌め込ませることによって車両用ドアハンドル装置(ドアハンドルアセンブリ)を形成させることができるようになり、ドアハンドルアセンブリの組付工程を簡略化することができるようになる。また、本発明のものにおいては、意匠部を形成するのはハンドル本体のみとなり、当該ハンドル本体を支持するベースは、ドア外板の内側に設置されることとなるので、当該ベースは、ハンドル本体支持のための機能を満たしておれば良いようになる。従って、その材料費をも含めて、部品製造原価の低減化を図ることができるようになる。
【0006】
次に、請求項2記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載のものと同じである。すなわち、本発明においては、取手部を形成するものであってレバー状の形態からなるハンドル本体と、当該ハンドル本体を保持するものであってドア外板の内側に設けられるベースと、からなる車両用ドアハンドル装置に関して、当該車両用ドアハンドル装置の一方の端部側には、上記ハンドル本体を回転自在なように支持する回転支持部を有するとともに、もう一方の端部側には、上記ベースとハンドル本体とが係合作用をするように形成された係合部を有するようにし、更に、上記回転支持部の構造を、上記レバー状ハンドル本体の一方の端部側に設けられるものであって裏面側に向かって突出するように形成されたアーム部と、上記ベースの一方の端部側に設けられるものであって、上記アーム部の先端部が嵌まり込むように形成された凹陥部からなるとともに当該凹陥部内に上記アーム部の先端部が嵌まり込んだ状態において当該アーム部の先端部を基点にして上記ハンドル本体を回転自在なように保持するベアリング部と、からなるようにし、更に、このような構成からなるものにおいて、上記回転支持部を、上記ベースの一端側に設けられたベアリング部のところに、上記レバー状ハンドル本体の裏面側に設けられたアーム部の先端部がドア外板に設けられたアーム部挿入用の開口穴を経由して嵌め込まれることによって形成されるようにするとともに、当該回転支持部を形成するハンドル本体側のアーム部のハンドル本体回転面内における断面形状を、全体がフック状の形態からなるようにし、更に、その先端部のところに、ハンドル本体側に向かって突出するように形成されるものであって丸味を帯びた形態からなるピボット部を有するようにするとともに、当該アーム部の先端部が嵌り込む上記ベース側ベアリング部のところに、上記アーム部の先端部が一旦嵌まり込んだ後には、上記アーム部先端部に形成された上記ピボット部がハンドル本体の作動時において上記ベアリング部から抜け出ないように形成されたストッパ部を有するようにした構成を採ることとした。このような構成を採ることにより、本発明のものにおいて、ハンドル本体のアーム部をドア外板に設けられた開口穴を経由してドア外板の内側に設けられたベースのベアリング部のところに嵌め込むことによってドアハンドルアセンブリを比較的簡単に形成する(組立てる)ことができるようになり、ドアハンドルアセンブリの製造コストの低減化を図ることができるようになる。
【0007】
また、上記請求項1及び請求項2記載の車両用ドアハンドル装置においては、上記回転支持部を形成するハンドル本体側のアーム部のハンドル本体回転面内における断面形状を、全体がフック状の形態からなるようにするとともに、その先端部のところに、ハンドル本体側に向かって突出するように形成されるものであって丸味を帯びた形態からなるピボット部を有するようにするとともに、当該アーム部の先端部が嵌り込む上記ベース側ベアリング部のところに、上記アーム部の先端部が一旦嵌まり込んだ後には、上記アーム部先端部に形成された上記ピボット部がハンドル本体の作動時において上記ベアリング部から抜け出ないように形成されたストッパ部を有するようにした構成を採ることとした。
【0008】
このような構成を採ることにより、上記発明のものにおいては、上記ハンドル本体の操作時、特に、当該ハンドル本体に、その長手方向の力(荷重)が作用したときに、当該ハンドル本体が長手方向に移動するのを抑止することができるようになる。すなわち、上記ハンドル本体の長手方向への荷重入力に対して、ハンドル本体のアーム部先端部に形成されたピボット部がベースのベアリング部に形成されたストッパ部のところに係合してハンドル本体の長手方向への移動を規制することとなる。これによって、ハンドル本体の長手方向へのガタが除去されるようになる。また、当該ハンドル本体の回転運動は、上記アーム部先端部に形成された丸味を帯びたピボット部の上記ベアリング部周りに対する回転運動によって円滑に処理されることとなる。
【0009】
また、上記請求項1及び請求項記載の車両用ドアハンドル装置においては、上記ベースをプラスチック材にて一体的に形成するとともに、上記ベアリング部の上記ハンドル本体の回転面内における断面形状を、上記ストッパ部を有する部分における開口幅が上記アーム部先端部におけるピボット部を有する部分の断面幅よりも小さな値を有するようにし、上記アーム部先端部を上記ベアリング部内に嵌入させるに当っては、上記アーム部先端部が上記ベアリング部のストッパ部を有する開口部のところを押し拡げるように弾性変形させた状態で、かつ、上記アーム部先端部の上記ピボット部のところが上記ストッパ部のところを乗り越えるようにして嵌合させるようにした構成を採ることとした。このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、ハンドル本体のアーム部とベースのベアリング部との組付け作業が、上記ハンドル本体を上記ベースのベアリング部への嵌め込み作業にて簡単に行なうことができるようになる。すなわち、本ドアハンドルアセンブリの組立作業の効率化を図ることができるようになる。また、このようにして両者が組付けられた(嵌合された)後には、上記ベアリング部に形成されたストッパ部がアーム部先端部に形成されたピボット部に係合作用することによって、抜け止め効果が発揮されることとなり、ハンドル本体のベースからの離脱が抑止されるようになる。従って、ハンドル本体の操作はガタの無い状態で円滑に行なわれるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1ないし図4を基に説明する。本実施の形態に関するものは、図1に示す如く、ドア外板9の外側に設けられるものであって、プラスチック材にて形成されるとともに意匠部を成す取手部12を主に形成されるレバー状のハンドル本体1と、当該ハンドル本体1を保持するものであって、プラスチック材にて形成されるとともにドア外板9の内側に取付けられるベース2と、からなることを基本とするものである。
【0011】
このような基本構成からなるものにおいて、上記車両用ドアハンドル装置(ドアハンドルアセンブリ)の一方の端部側には、上記ハンドル本体1を回転自在なように支持する回転支持部3が設けられるようになっているとともに、もう一方の端部側には、上記ベース2とハンドル本体1とが係合作用をするように形成された係合部5が設けられるようになっているものである。また、上記ハンドル本体1の長手方向端部のところであって上記係合部5が設けられるところには、ハンドル本体1が作動した時に当該ハンドル本体1の長手方向への移動を規制するキャップ8が設けられるようになっている。
【0012】
このような構成からなるものにおいて、上記回転支持部3の構造は、上記ハンドル本体1の主要部を成すレバー状の取手部12の一方の端部側に設けられるものであって裏面側に向かって突出するように形成されたアーム部11と、上記ベース2の一方の端部側に設けられるものであって、上記アーム部11が挿入されるように形成された開口部21並びに当該開口部21の周りに設けられた凹陥部からなるものであって上記アーム部11の先端部が嵌まり込んだ状態において当該アーム部11の先端部を基点にして上記ハンドル本体1の取手部12を回転自在なように保持するベアリング部22(図2参照)と、からなることを基本とするものである。
【0013】
このような構成からなるものにおいて、上記ベアリング部22周りの構成は、例えば図2の(イ)に示す如く、横断面形態において、両側に縦壁部221、222を有する凹陥状の形態からなるものであって所定の幅(C)を有する部分(ベアリング部22)と、当該ベアリング部22を形成する一方の縦壁部221のところに設けられるものであって山形状の凸部からなるストッパ部225と、からなることを基本とするものである。なお、上記ストッパ部225のベアリング部22の奥の方に位置するものであって後に述べるピボット部111と軸受作用をするところには、後に述べるアーム部11の先端部に形成されるピボット部111の凸面半径(R)とほぼ同等の半径(R)を有する凹面湾曲部が形成されるようになっているものである(図4参照)。
【0014】
そして、このようなベアリング部22のところに嵌入されるアーム部11は、その全体形状がフック状の形態からなるとともに、その先端部のところであってハンドル本体1を形成する取手部12側のところには、図4に示す如く、その先端部が丸味を帯びた凸状の形態からなるピボット部111が設けられるようになっているものである。すなわち、ピボット部111は所定の半径(R)を有する凸部にて形成されるようになっているものである。また、このようなピボット部111の形成される、その反対側のところには、凸状円弧の一部にて形成されるスライド部112が設けられるようになっているものである。そして、このような構成からなるものにおいて、上記アーム部11の先端部に形成されるピボット部111とスライド部112との間に形成される幅(A)と、上記ベアリング部22の入口のところに形成されるストッパ部225の頂点と一方の縦壁部222との間に形成される開口幅(B)との間には、B<Aの関係式が成り立つようになっているものである。なお、このような関係式が成立つ状態において、ベアリング部22の一般断面開口幅(C)の値は、上記アーム部11の先端部の幅(A)とほぼ同等の値を有するように設定されているものである。
【0015】
一方、上記回転支持部3の反対側の端部に設けられる係合部5は、図1に示す如く、ハンドル本体1を形成する取手部12の裏面側に、本取手部12に対してほぼ直角に設けられるものであってフック状の形態からなる係合フック部15と、ドア外板9の内側に取付けられるベース2の一端側に設けられるものであって上記係合フック部15が係合するように形成された開口状の係合リセス部25と、からなることを基本とするものである。そして、このような構成からなるものにおいて、ドア外板9の内側に取付けられたベース2の、その一端に設けられた上記係合リセス部25のところに、上記ハンドル本体1の一端側に設けられた係合フック部15の、その最先端部151が係合するようになっているものである。そして、このような係合フック部15が上記係合リセス部25のところに一旦係合した後には、上記ハンドル本体1の取手部12をどのように操作しても、上記係合部5における最先端部151のところが上記ベース2側に設けられた係合リセス部25のところから離脱するようなことがないようになっている。
【0016】
次に、このような構成からなる本実施の形態のものについての組付手順、すなわち、ハンドル本体1のベース2への組付手順について、図2及び図3を基に説明する。まず、図2の(イ)に示す如く、ハンドル本体1の一端側に設けられたアーム部11をドア外板9に設けられた開口穴91のところを通過させるように挿入する。そして更に、上記アーム部11の先端部のところを上記ドア外板9の内側に取付けられたベース2の、そのベアリング部22のところに嵌め込ませるようにする。このとき、上記アーム部11の先端部の幅(A)はベアリング部22の縦壁部221に設けられたストッパ部225を有する部分の開口幅(B)よりも大きな値を有するようになっているので、上記ピボット部111が上記ストッパ部225のところを乗り越えるときに、例えば図2の(ロ)に示す如く、ピボット部111の反対側に設けられたスライド部112がベアリング部22を形成する縦壁部222を図2の(ロ)に示す二点鎖線図示の如く弾性変形させて、開口部を押し拡げるように作用する。その結果、上記ピボット部111を含むアーム部11の先端部のところが上記ストッパ部225の凸部を乗り越えて、幅(C)を有するベアリング部22の奥のところに収容されることとなる。
【0017】
このようにして、アーム部11の先端部がベアリング部22の所定の位置に納まった(設置された)後には、図3に示す如く、上記アーム部11の先端部に形成されたピボット部111を基点にして回転支持部3が形成されることとなる。なお、この回転支持部3を形成するピボット部111周りの具体的な構成は、図4に示す如く、所定の半径(R)を有する凸状のピボット部111と、当該ピボット部111と係合作用をするものであってベアリング部22を形成する一方の縦壁部221に設けられたストッパ部225に設けられた凹面部とにて形成されるようになっているものである。そして、上記凹面部における曲率半径(R)は上記ピボット部111における半径(R)とほぼ同等の値を有するようになっているものである。従って、上記ピボット部111を基点としたハンドル本体1の回転運動は円滑に行なわれるようになる。
【0018】
また、上記ピボット部111が上記ストッパ部225のところに係合するように一旦嵌まり込んだ後は、上記ピボット部111がストッパ部225に形成された凹面部に係合することによってハンドル本体1の長手方向、特に係合部5側への移動が規制されることとなる。これによって、長手方向へのガタ止め作用が成されることとなる。
【0019】
このように本実施の形態のものにおいては、ドア外板9の内側に予め設置されたベース2のところに、ドア外板9の外側からハンドル本体1を比較的簡単な作業にて取付けることができるとともに、一旦ハンドル本体1がベース2に取付けられた後は、ハンドル本体1の操作時において、その長手方向へのガタ等が生じないようになり、ハンドル本体操作時における、その操作フィーリングの向上を図ることができるようになる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、取手部を形成するものであってレバー状の形態からなるハンドル本体と、当該ハンドル本体を保持するものであってドア外板の内側に設けられるベースと、からなる車両用ドアハンドル装置に関して、当該車両用ドアハンドル装置の一方の端部側には、上記ハンドル本体を回転自在なように支持する回転支持部を有するとともに、もう一方の端部側には、上記ベースとハンドル本体とが係合作用をするように形成された係合部を有するようにし、更に、上記回転支持部の構造を、上記レバー状ハンドル本体の一方の端部側に設けられるものであって裏面側に向かって突出するように形成されたアーム部と、上記ベースの一方の端部側に設けられるものであって、上記アーム部の先端部が嵌まり込むように形成された凹陥部からなるとともに当該凹陥部内に上記アーム部の先端部が嵌まり込んだ状態において当該アーム部の先端部を基点にして上記ハンドル本体を回転自在なように保持するベアリング部と、からなるようにした構成を採ることとしたので、ドア外板の内側に設けられたベースの凹陥状ベアリング部のところに、ハンドル本体に設けられたアーム部を、ドア外板の外側から嵌め込ませることによって車両用ドアハンドル装置(ドアハンドルアセンブリ)を形成させることができるようになり、ドアハンドルアセンブリの組付工程を簡略化することができるようになった。また、本発明のものにおいては、意匠部を形成するのはハンドル本体のみとなり、当該ハンドル本体を支持するベースは、ドア外板の内側に設置されることとなるので、当該ベースは、ハンドル本体支持のための機能を満たしておれば良いようになり、従って、その材料費をも含めて、部品製造原価の低減化を図ることができるようになった。
【0021】
また、本発明においては、上記回転支持部を形成するハンドル本体側のアーム部のハンドル本体回転面内における断面形状を、全体がフック状の形態からなるようにするとともに、その先端部のところに、ハンドル本体側に向かって突出するように形成されるものであって丸味を帯びた形態からなるピボット部を有するようにするとともに、当該アーム部の先端部が嵌り込む上記ベース側ベアリング部のところに、上記アーム部の先端部が一旦嵌まり込んだ後には、上記アーム部先端部に形成された上記ピボット部がハンドル本体の作動時において上記ベアリング部から抜け出ないように形成されたストッパ部を有するようにした構成を採ることとしたので、上記ハンドル本体の操作時、特に、当該ハンドル本体に、その長手方向の力(荷重)が作用したときに、当該ハンドル本体が長手方向に移動するのを抑止することができるようになった。すなわち、上記ハンドル本体の長手方向への荷重入力に対して、ハンドル本体のアーム部先端部に形成されたピボット部がベースのベアリング部に形成されたストッパ部のところに係合してハンドル本体の長手方向への移動を規制するようになり、これによって、ハンドル本体の長手方向へのガタを除去することができるようになった。また、当該ハンドル本体の回転運動は、上記アーム部先端部に形成された丸味を帯びたピボット部の上記ベアリング部周りに対する回転運動によって円滑に処理されるようになり、ドアハンドル装置操作時のフィーリングを向上させることができるようになった。
【0022】
また、本発明においては、上記ベースをプラスチック材にて一体的に形成するとともに、上記ベアリング部の上記ハンドル本体の回転面内における断面形状を、上記ストッパ部を有する部分における開口幅が上記アーム部先端部におけるピボット部を有する部分の断面幅よりも小さな値を有するようにし、上記アーム部先端部を上記ベアリング部内に嵌入させるに当っては、上記アーム部先端部が上記ベアリング部のストッパ部を有する開口部のところを押し拡げるように弾性変形させた状態で、かつ、上記アーム部先端部の上記ピボット部のところが上記ストッパ部のところを乗り越えるようにして嵌合させるようにした構成を採ることとしたので、ハンドル本体のアーム部とベースのベアリング部との組付け作業が、上記ハンドル本体を上記ベースのベアリング部への嵌め込み作業にて簡単に行なうことができるようになった。すなわち、本ドアハンドル装置の組立作業の効率化を図ることができるようになった。また、このようにして両者が組付けられた(嵌合された)後には、上記ベアリング部に形成されたストッパ部がアーム部先端部に形成されたピボット部に係合作用することによって抜け止め効果が発揮されるようになり、ハンドル本体のベースからの離脱を抑止することができるようになった。また、これによって、ハンドル本体操作時においてガタの発生を防止することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す展開斜視図である。
【図2】ハンドル本体の一端側に形成されたアーム部先端部の、ベース側に形成されたベアリング部への装着手順を示す図である。
【図3】ベアリング部にハンドル本体のアーム部が装着された状態を示す断面図である。
【図4】回転支持部周りの具体的構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドル本体
11 アーム部
111 ピボット部
112 スライド部
12 取手部
15 係合フック部
151 最先端部
2 ベース
21 開口部
22 ベアリング部
221 縦壁部
222 縦壁部
225 ストッパ部
25 係合リセス部
3 回転支持部
5 係合部
8 キャップ
9 ドア外板
91 開口穴

Claims (2)

  1. 取手部を形成するものであってレバー状の形態からなるハンドル本体と、当該ハンドル本体を保持するものであってドア外板の内側に設けられるベースと、からなる車両用ドアハンドル装置において、当該車両用ドアハンドル装置の一方の端部側には、上記ハンドル本体を回転自在なように支持する回転支持部を有するとともに、もう一方の端部側には、上記ベースとハンドル本体とが係合作用をするように形成された係合部を有するようにし、更に、上記回転支持部の構造を、上記レバー状ハンドル本体の一方の端部側に設けられるものであって裏面側に向かって突出するように形成されたアーム部と、上記ベースの一方の端部側に設けられるものであって、上記アーム部の先端部が嵌まり込むように形成された凹陥部からなるとともに当該凹陥部内に上記アーム部の先端部が嵌まり込んだ状態において当該アーム部の先端部を基点にして上記ハンドル本体を回転自在なように保持するベアリング部と、からなるようにし、更に、このような構成からなるものにおいて、上記回転支持部を形成するハンドル本体側のアーム部のハンドル本体回転面内における断面形状を、全体がフック状の形態からなるようにするとともに、その先端部のところに、ハンドル本体側に向かって突出するように形成されるものであって丸味を帯びた形態からなるピボット部を有するようにするとともに、当該アーム部の先端部が嵌り込む上記ベース側ベアリング部のところに、上記アーム部の先端部が一旦嵌まり込んだ後には、上記アーム部先端部に形成された上記ピボット部がハンドル本体の作動時において上記ベアリング部から抜け出ないように形成されたストッパ部を有するようにしたことを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  2. 取手部を形成するものであってレバー状の形態からなるハンドル本体と、当該ハンドル本体を保持するものであってドア外板の内側に設けられるベースと、からなる車両用ドアハンドル装置において、当該車両用ドアハンドル装置の一方の端部側には、上記ハンドル本体を回転自在なように支持する回転支持部を有するとともに、もう一方の端部側には、上記ベースとハンドル本体とが係合作用をするように形成された係合部を有するようにし、更に、上記回転支持部の構造を、上記レバー状ハンドル本体の一方の端部側に設けられるものであって裏面側に向かって突出するように形成されたアーム部と、上記ベースの一方の端部側に設けられるものであって、上記アーム部の先端部が嵌まり込むように形成された凹陥部からなるとともに当該凹陥部内に上記アーム部の先端部が嵌まり込んだ状態において当該アーム部の先端部を基点にして上記ハンドル本体を回転自在なように保持するベアリング部と、からなるようにし、更に、このような構成からなるものにおいて、上記回転支持部を、上記ベースの一端側に設けられたベアリング部のところに、上記レバー状ハンドル本体の裏面側に設けられたアーム部の先端部がドア外板に設けられたアーム部挿入用の開口穴を経由して嵌め込まれることによって形成されるようにするとともに、当該回転支持部を形成するハンドル本体側のアーム部のハンドル本体回転面内における断面形状を、全体がフック状の形態からなるようにし、更に、その先端部のところに、ハンドル本体側に向かって突出するように形成されるものであって丸味を帯びた形態からなるピボット部を有するようにするとともに、当該アーム部の先端部が嵌り込む上記ベース側ベアリング部のところに、上記アーム部の先端部が一旦嵌まり込んだ後には、上記アーム部先端部に形成された上記ピボット部がハンドル本体の作動時において上記ベアリング部から抜け出ないように形成されたストッパ部を有するようにしたことを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
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