JP2001303803A - 自動車ドアハンドルの取付装置 - Google Patents

自動車ドアハンドルの取付装置

Info

Publication number
JP2001303803A
JP2001303803A JP2000122076A JP2000122076A JP2001303803A JP 2001303803 A JP2001303803 A JP 2001303803A JP 2000122076 A JP2000122076 A JP 2000122076A JP 2000122076 A JP2000122076 A JP 2000122076A JP 2001303803 A JP2001303803 A JP 2001303803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
bell crank
door handle
door
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000122076A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3500110B2 (ja
Inventor
Masahiro Aoki
正博 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
Priority to JP2000122076A priority Critical patent/JP3500110B2/ja
Publication of JP2001303803A publication Critical patent/JP2001303803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3500110B2 publication Critical patent/JP3500110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車ドアハンドルの駆動部のハンドルアー
ムをベルクランクにスムースに装着するとともに、指挟
み防止用の舌状部をドアハンドルに設ける。 【解決手段】 回動可能に軸支されたグリップハンドル
10を、回動させながらドアパネル50およびベース4
0の開口部42に挿入する。その際、ベース40に回動
可能に取り付けられたベルクランク20を回動軸方向に
スライドさせ、グリップハンドル10の駆動部のハンド
ルアーム16の挿入位置から退避させる。ベルクランク
20の回動軸にはスプリングが装着され、退避時に縮ん
だ状態にある。更に、グリップハンドル10を下方に回
動させて、ハンドルアーム16を定位置に挿入すると、
上記スプリングの復元力により、ベルクランク20が元
の位置に戻り、ハンドルアーム16にベルクランク20
が係止される。グリップハンドル10の裏面には、ドア
ロック時ドアパネル50と唯一接触する部分に舌状部1
4が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車ドアハンドル
の取付装置、特にドアハンドルの組み付け作業性を向上
させるとともに、ドアハンドルの指挟みを防止した自動
車ドアハンドルの取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車のドアのロックは、ドアハ
ンドルを引くことによって解除することができる。一般
的に、自動車のドアのドアパネル上には、ドアハンドル
が回動可能に装着され、凹部を有するケースが取り付け
られる。
【0003】一方、図6には、ケースを有さず、ドアパ
ネル50が凹部50aを有するようにプレス成形されて
おり、ドアパネル50の内側には、ハンドル10(以下
「グリップハンドル10」という)を回動中心部30に
より回動可能に支持するとともに、ドアロック機構に連
動したベルクランク20を回動可能に軸支する取付部が
設けられたベース40が、ボルト70およびナット72
(図7参照)によって取り付けられている。
【0004】また、グリップハンドル10には、回転軸
端と反対端に、操作把持部であるベゼル12が設けられ
ている。このベゼル12は、グリップハンドル10と組
み付け可能に別体に形成されている。また、ベゼル12
裏面には、図7に示すように、ベルクランク20と係止
されるハンドルアーム16と接続部18とからなる駆動
部が設けられている。また、上記ベース40およびドア
パネル50には、駆動部が挿入可能なように、開口部4
2が設けられている。
【0005】ここで、グリップハンドル10を手で引き
上げることによって、グリップハンドル10は回動中心
部30を支点に回動し、それに伴いハンドルアーム16
が上昇し、ドアのロック部に連動するベルクランク20
の押圧が解除される。これにより、ベルクランク20
は、ベルクランク20の回動軸を支点に回動し、ドアロ
ックが解除される。なお、ベルクランク20の回動によ
るストローク幅で、ドアをロックしたり解除したりする
ことができる。また、上述の回動軸には、スプリング5
2が取り付けられており、グリップハンドル10から手
を離すと、スプリング52の復元力によって、ベルクラ
ンク20およびグリップハンドル10が元の位置に戻る
ように構成されている。
【0006】上述の構成におけるドアハンドルの取付
は、まず、ドアパネル50の内側にベース40を取り付
け、その後、グリップハンドル10をドアパネル50の
表面側から差し込んで回動中心部30に挿入し装着す
る。次いで、ベゼル12の駆動部を開口部42から挿入
し、図7に示すように、白抜き矢印80方向にベゼル1
2をスライドさせながら、挿入前に既に組み付けられて
いるベルクランク20’(破線記載)を乗り越え、ベル
クランク20(実線記載)の位置に押し上げて、ハンド
ルアーム16にベルクランク20を係止させ、駆動部の
挿入を完了させる。次いで、ベゼル12をグリップハン
ドル10に組み付けることによって、グリップハンドル
10が抜けることなく、ケース40に取り付けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、ベルクランクには、ドアハンドルを離した際
にロック可能なように、ベルクランクを元の位置に戻す
ためのスプリングが取り付けられいる。従って、先に組
み付けられているベルクランクを乗り越えて押し上げな
がらハンドルアームを挿入するためには、相当の負荷が
かかり、組み付け作業性が著しく悪かった。
【0008】更に、上述の構成の場合、グリップハンド
ル挿入時に、ドアパネルに近接した状態で、グリップハ
ンドルのベゼルをスライドさせて、ハンドルアームをベ
ルクランクに係止させるため、装着時にグリップハンド
ルがドアパネルと接触する部分に指挟み防止用の舌状部
を設けることができなかった。従って、別の構成で、指
挟み防止を図る必要があり、部品点数が多くなるととも
に、構成も煩雑になり、組み付け作業性が悪化するとい
う問題があった。
【0009】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、グリップハンドルの組み付
け作業を改善するとともに、指挟み防止機構の設定自由
度の高い自動車ドアハンドルの取付装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の自動車ドアハンドルの取付装置は以下
の特徴を有する。
【0011】(1)回動軸中心に回動するドアハンドル
と、前記ドアハンドルの把持部裏面に設けられ、先端に
ハンドルアームを有する駆動部と、前記ハンドルアーム
に係止されドアロック機構に連動するベルクランクと、
前記ベルクランクを回動可能および前記ベルクランクの
回動軸方向にスライド可能に支持する一対の取付部と、
自動車ドアパネルに固定され、前記一対の取付部を固定
するとともに、前記ドアハンドルを回動可能に支持する
凹状基板と、を有する。
【0012】ドアハンドルの駆動部のハンドルアームを
ベルクランクに装着する際に、ベルクランクを回動軸方
向にスライドさせることによって、従来のようにベルク
ランクを乗り越え押し上げることなく、スムースにハン
ドルアームを定位置に挿入するができる。従って、組み
付け作業が容易になる。更に、ハンドルアームの挿入
後、ベルクランクを元の位置に戻すことによって、ベル
クランクとハンドルアームを容易に係止させることがで
きる。これによって、ドアハンドルを凹状基板に抜ける
ことなく取り付けることができる。
【0013】(2)上記(1)に記載の自動車ドアハン
ドルの取付装置において、前記ドアハンドルには、その
把持部裏面であって、前記自動車ドアパネルまたは前記
凹状基板と接触する部分に舌状部が設けられている。
【0014】ドアロック時に、ドアパネルまたは凹状基
板とドアハンドルの把持部分とが唯一接触する部分に舌
状部が設けられているので、ドアハンドルを引き上げる
際に、舌状部の位置を除く部分を握ることとなる。一
方、引き上げられていたドアハンドルから手を離して戻
す際に、万が一指がドアハンドルに残っていたとして
も、舌状部を除く部分を把持しているため、ドアハンド
ルの戻し時に指がドアパネルまたは凹状基板に挟まるお
それがない。これによって、ドアハンドル戻し時の指挟
みを防止することができる。
【0015】(3)上記(1)に記載の自動車ドアハン
ドルの取付装置において、更に、前記凹状基板には、凸
部が設けられ、前記ベルクランクには、前記ベルクラン
クが前記ハンドルアームに係止後に前記凸部側面に係合
可能な回転止め用爪が設けられている。
【0016】この回転止め用爪によって、更なるベルク
ランクの回動が抑制される。その結果、ベルクランク
は、一定の回動範囲に保たれる。これにより、ドアロッ
ク機構に連動するベルクランクのストロック幅が一定と
なり、安定したドアのロックおよび解除操作を行うこと
ができる。
【0017】(4)上記(1)から(3)のいずれかに
記載の自動車ドアハンドルの取付装置において、前記ベ
ルクランクの回動軸の一方には、弾性部材が装着されて
いる。
【0018】従って、ベルクランクを回動軸方向であっ
て弾性部材を収縮させる方向にスライドさせ、ドアハン
ドルの駆動部のハンドルアームを定位置に装着させ、そ
の後、上記弾性部材(例えば、スプリング)の復元力に
よって、ベルクランクを元の位置に戻し、ハンドルアー
ムと係止されることができる。これによって、ドアハン
ドルのハンドルアームの組付けが容易なばかりではな
く、ベルクランクとハンドルアームの係止もスムースに
行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図5を用いて本発明の実施
の形態について以下に説明する。なお、従来の自動ドア
ハンドルの取付装置で説明した構成と同一の構成には同
一の符号を付しその説明を省略する。
【0020】図1に示すように、ドアパネル50が凹部
50aを有するようにプレス成形されており、ドアパネ
ル50の内側には、ハンドル10(以下「グリップハン
ドル10」という)を回動中心部30により回動自在に
支持するとともに、ドアロック機構に連動したベルクラ
ンク20を回動可能に軸支する取付部が設けられたベー
ス40が取り付けられている。
【0021】また、グリップハンドル10には、回転軸
端と反対端に、操作把持部であるベゼル12が設けられ
ている。本実施の形態では、ベゼル12は、グリップハ
ンドル10と組み付け可能に別体に形成されていてもよ
く、またはグリップハンドル10と一体成形されていて
もよい。
【0022】また、ベゼル12裏面には、図2(a)に
示すように、ベルクランク20と係止されるハンドルア
ーム16と接続部18とからなる駆動部が設けられてい
る。一方、上記ベース40およびドアパネル50には、
駆動部が挿入可能なように、開口部42が設けられてい
る。
【0023】ここで、図2は、図1に示すグリップハン
ドルおよびハンドル取付装置の長手方向の一部横断面
を、更にB−B断面に沿って一部拡大した横断面図であ
る。図2(a)に示すように、本実施の形態において、
ベゼル12は、グリップハンドル10に一体に成形され
ている。このグリップハンドル10のハンドルアーム1
6をベルクランク20に係止させるために、グリップハ
ンドル10を回動させながら駆動部を開口部42に挿入
する。
【0024】ハンドルアーム16が開口部42に挿入さ
れると、ベース40の取付部(図示せず)に回動可能に
取り付けられたベルクランク20を、ハンドルアーム1
6の挿入位置から退避させるように、図5(a)に示す
ように、回動軸であるシャフト26方向であって、弾性
部材であるスプリング28が縮む方向にスライドさせ
る。これによって、図2(b)に示すように、グリップ
ハンドル10をそのまま下方に回動させて、ハンドルア
ーム16を定位置に挿入することができる。その後、図
5(a)に示すように、スプリング28の復元力(また
は反発力)によって、ベルクランク20を白抜き矢印方
向にスライドさせ、図5(b)に示すベルクランク20
の定位置(または元の位置)に戻る。これによって、ハ
ンドルアーム16にベルクランク20が係止される。こ
のように係止されることによって、グリップハンドル1
0が抜けることなく、ベース40に取り付けられる。
【0025】上述のように、ベルクランク20をスライ
ドさせてハンドルアーム16を装着可能としたことによ
って、従来のようにベルクランク20を乗り越え押し上
げることなく、スムースにベルクランク20にハンドル
アーム16を定位置に挿入するができる。従って、組み
付け作業が容易になる。更に、従来のように、ベゼル1
2をスライドして装着する必要がないため、ベゼル12
とグリップハンドル10を別体にした後に組み付ける必
要もないため、ベゼル12をグリップハンドル10と一
体に成形することができる。これによって、部品点数を
削減することができ、作業効率が向上する。更に、ハン
ドルアーム16の装着の際に、従来のようにベゼル12
または一体型のグリップハンドル10をスライドする必
要がないため、ベゼル12またはグリップハンドル10
の裏面であって、ドアロック時に、ドアパネル50と唯
一接触する部分に、舌状部14を設けることができる。
【0026】この舌状部14によって、グリップハンド
ル10を引き上げる際に、舌状部14の位置を除く部分
を握ることとなり、引き上げられていたグリップハンド
ル10から手を離して戻す際に、万が一指が残っていた
としても、舌状部14を除く部分を把持しているため、
グリップハンドル10の戻し際に、指がドアパネル50
に挟まる可能性がない。すなわち、舌状部14によっ
て、グリップハンドル10の戻し時の指挟みを防止する
ことができる。
【0027】また、図3は、図1に示すA−A断面に沿
って、グリップハンドルおよびハンドル取付装置を縦断
面した縦断面図である。図3(a)には、開口部42へ
挿入前のグリップハンドル10が、実線で記載され、挿
入後のグリップハンドル10’が二点破線で記載されて
いる。グリップハンドル10の挿入時は、ベルクランク
20は、上述したようにスライドしており、その際、図
4(a)に示すように、ベルクランク20の回転止め用
爪22は、ベース40の凸部44上に係合されている。
更に、グリップハンドル10のハンドルアーム16を下
方に挿入することによって、図3(b)に示すように、
ハンドルアーム16’(二点破線記載)がベルクランク
20’(二点破線記載)を回動させ、ドアロック状態に
おけるベルクランクの位置で、ハンドルアーム16(実
線記載)がベルクランク20(実線記載)に係止され
る。その際、上述したように、ベルクランク20は、ス
プリング28(図5に示す)の復元力により元の位置に
戻され、図4(b)に示すように、ベルクランク20の
回転止め用爪22’は、ベース40の凸部44の側面と
係合することとなる。
【0028】この回転止め用爪22によって、更なるベ
ルクランク20の回動が抑制される。その結果、ベルク
ランク20は、一定の回動範囲に保たれ、ドアロック機
構に連動するベルクランク20のストロック幅が一定と
なる。これによって、安定したドアのロックおよび解除
操作を行うことができる。
【0029】なお、本実施の形態では、ドアパネルを凹
状に形成し、ドアパネルの内側に、凹状基板であるベー
スを取り付け、このベースにグリップハンドルを回動可
能に取り付けるとともに、上述のベルクランクを回動可
能に取り付ける取付部を装着した。しかし、本発明は、
これに限るものではなく、ドアパネル上に凹状基板であ
るケースを装着し、このケースにグリップハンドルを回
動可能に取り付けるとともに、上述のベルクランクを回
動可能に取り付ける取付部を装着してもよい。
【0030】次に、図5(a),(b)を用いて、スラ
イド可能なベルクランク20の取付装置について、説明
する。
【0031】本実施の形態において、ベルクランク20
には、シャフト24,26が一体形成されている。そし
て、このシャフト26に、スプリング28が装着され、
シャフト一体型のベルクランク20が、ベース40に設
けられた一対の取付部である取付アーム60,62に取
り付けられている。
【0032】本実施の形態における取付アームの取付孔
の形状について、図5(a)を用いて説明する。
【0033】まず、取付アーム62の取付孔66は、シ
ャフト26が貫通する貫通孔と、取付アーム60と対峙
する取付アーム62の面上部を一部切り欠き貫通孔と連
通させた切欠き部と、シャフト26の差込み方向前方に
おける貫通孔の下方を一部切り取った切取り部と、から
なる。また、取付アーム60の取付孔64は、シャフト
24が貫通する貫通孔と、取付アーム62と対峙する取
付アーム60の面上部を切り欠き貫通孔と連通させた切
欠き部と、からなる。
【0034】更に、取付アーム60に設けられた切欠き
部は、貫通孔から上方に向かってその切り欠き横断面積
が大きくなる。これによって、シャフト26を取付アー
ム62の貫通孔に挿入させながら、シャフト24を取付
アーム60の貫通孔に容易に誘導させることができる。
【0035】また、両取付アーム60,62の取付孔6
4,66は、シャフト一体型のベルクランク20が一対
の取付アーム60,62に取り付けた際に、それぞれ取
付アーム60,62の貫通孔内壁とシャフト24,26
の一部とが当接するように形成されている。
【0036】また、取付アーム62の取付孔66の切欠
き部および切取り部は、それぞれ垂直方向に切り欠きお
よび切り取られている。このように、取付孔66を、縦
断面においてクランク形状に形成することによって、シ
ャフト26を切欠き部から貫通孔へ容易に誘導でき、更
に切取り部に一旦挿入されたシャフト26の先端を、そ
のクランク形状の角を利用して再度貫通孔へ容易に戻す
ことができる。
【0037】また、本実施の形態におけるベルクランク
の取付動作は、以下の通りである。
【0038】まず、ベルクランク20を斜めにして、ス
プリング28が装着された側のシャフト26を、取付ア
ーム62に設けられた取付孔66の切欠き部から挿入
し、更に切欠き部に沿って貫通孔に導入する。また、ベ
ルクランク20の他方のシャフト24を取付孔64の切
欠き部に挿入できるように、更にシャフト26は、取付
孔66の貫通孔を介して切取り部まで導入する。
【0039】次いで、シャフト26全体を、取付孔66
の貫通孔に挿入する。このとき、スプリング28は縮ん
だ状態になっている。これにより、シャフト24は、取
付孔64の切欠き部に沿って貫通孔に導入される。更
に、縮んでいたスプリング28の復元力(または反発
力)によって、シャフト一体型のベルクランク20は、
図5(a)の白抜き矢印方向にスライドし、その位置に
保持される。その結果、シャフト24が抜け難い状態と
なる。
【0040】なお、本実施の形態では、シャフトをベル
クランクに一体に成形したが、これに限るものではな
く、シャフトがベルクランクと別体であってよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る自動車ドア
ハンドルの取付装置は、ドアハンドルの駆動部のハンド
ルアームを装着する際に、ベルクランクをスライドさせ
るため、従来のようにベルクランクを乗り越える必要が
なく、スムースに装着することができ、作業性が向上す
る。更に、従来のように、ドアハンドルの一部をスライ
ドさせてハンドルアームをベルクランクに装着させる必
要がないため、ドアハンドルの裏面に、指挟み防止用の
舌状部を設けることができ、より安全性の高いドアハン
ドルを簡便に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるドアハンドルお
よびドアハンドル取付装置の長手方向の一部横断面であ
る。
【図2】 図1に示すB−B断面に沿って一部拡大した
横断面図である。図2(a)はドアハンドル挿入前の状
態を示す図であり、図2(b)はドアハンドル挿入後の
状態を示す図である。
【図3】 図1に示すA−A断面に沿ってドアハンドル
およびドアハンドル取付装置を縦断面した縦断面図であ
る。図3(a)はドアハンドル挿入前の状態を示す図で
あり、図3(b)はドアハンドル挿入後の状態を示す図
である。
【図4】 本発明におけるベルクランクに設けられた回
転止め用爪とベースの凸部との位置関係を説明する図で
ある。図4(a)はドアハンドル挿入前の状態を示す図
であり、図4(b)はドアハンドル挿入後の状態を示す
図である。
【図5】 本発明における回動軸方向にスライド可能な
ベルクランクの取付状態を説明する図である。図5
(a)はドアハンドル挿入前の状態を示す図であり、図
5(b)はドアハンドル挿入後の状態を示す図である。
【図6】 従来のドアハンドルおよびドアハンドル取付
装置の長手方向の一部横断面である。
【図7】 図6に示すB−B断面に沿って一部拡大した
横断面図であって、ドアハンドルをスライド挿入した状
態を説明する図である。
【符号の説明】
10 グリップハンドル、12 ベゼル、14 舌状
部、16 ハンドルアーム、18 接続部、20 ベル
クランク、24,26 シャフト、40 ベース、42
開口部、50 ドアパネル、50a 凹部、28,5
2 スプリング、60,62 取付アーム、64,66
取付孔。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動軸中心に回動するドアハンドルと、 前記ドアハンドルの把持部裏面に設けられ、先端にハン
    ドルアームを有する駆動部と、 前記ハンドルアームに係止されドアロック機構に連動す
    るベルクランクと、 前記ベルクランクを回動可能および前記ベルクランクの
    回動軸方向にスライド可能に支持する一対の取付部と、 自動車ドアパネルに固定され、前記一対の取付部を固定
    するとともに、前記ドアハンドルを回動可能に支持する
    凹状基板と、 を有することを特徴とする自動車ドアハンドルの取付装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車ドアハンドルの
    取付装置において、 前記ドアハンドルには、その把持部裏面であって、前記
    自動車ドアパネルまたは前記凹状基板と接触する部分に
    舌状部が設けられていることを特徴とする自動車ドアハ
    ンドルの取付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自動車ドアハンドルの
    取付装置において、 更に、前記凹状基板には、凸部が設けられ、 前記ベルクランクには、前記ベルクランクが前記ハンド
    ルアームと係止後に前記凸部側面に係合可能な回転止め
    用爪が設けられていることを特徴とする自動車ドアハン
    ドルの取付装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    自動車ドアハンドルの取付装置において、 前記ベルクランクの回動軸の一方には、弾性部材が装着
    されていることを特徴とする自動車ドアハンドルの取付
    装置。
JP2000122076A 2000-04-24 2000-04-24 自動車ドアハンドルの取付装置 Expired - Fee Related JP3500110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000122076A JP3500110B2 (ja) 2000-04-24 2000-04-24 自動車ドアハンドルの取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000122076A JP3500110B2 (ja) 2000-04-24 2000-04-24 自動車ドアハンドルの取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001303803A true JP2001303803A (ja) 2001-10-31
JP3500110B2 JP3500110B2 (ja) 2004-02-23

Family

ID=18632601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000122076A Expired - Fee Related JP3500110B2 (ja) 2000-04-24 2000-04-24 自動車ドアハンドルの取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3500110B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114475177A (zh) * 2022-01-14 2022-05-13 岚图汽车科技有限公司 一种可安装在车门上的防夹手装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114475177A (zh) * 2022-01-14 2022-05-13 岚图汽车科技有限公司 一种可安装在车门上的防夹手装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3500110B2 (ja) 2004-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4148883B2 (ja) グローブボックス用リッドロック装置
US6953232B2 (en) Latching mechanism for securing a computer component into a housing
US7513544B2 (en) Vehicular door handle including secondary latch
JP2005299374A (ja) 自動車用ドアインサイドハンドル組立体
JP6588642B2 (ja) ロック装置の製造方法
JP2007169909A (ja) 車両用ドアハンドル及びその製造方法
JP2001303803A (ja) 自動車ドアハンドルの取付装置
JP2003316472A (ja) 電子機器用機能拡張ユニットの固定機構
KR100520966B1 (ko) 자동차용 후드래치 장치
JP3847938B2 (ja) 回動レバーの支持構造
WO2010053076A1 (ja) ドアハンドル装置
JP2003120102A (ja) 自動車ドアのアウタハンドルとラッチオープンレバーとの結合構造
KR100526814B1 (ko) 자동차용 아웃 사이드 도어 핸들의 조립 구조
JPH0650929U (ja) リンクワイヤまたはリンクロッドの連結装置
KR100579641B1 (ko) 센터 패시어 트레이 잠금장치
JP2002295102A (ja) ロック装置
KR100448338B1 (ko) 도어의 외측 핸들 힌지 구조
JP3195576B2 (ja) ラッチ装置
JP2001349116A (ja) ドアロック装置の操作ワイヤ保持装置
JP2005120692A (ja) 電動ロック装置の手動解除機構
JP4139099B2 (ja) ロック装置
JP2810646B2 (ja) ラッチ装置
JP2005239046A (ja) 車両用ルーフの止着具
JP3383277B2 (ja) パチンコ機の錠装置
KR0133579Y1 (ko) 도어용 인사이드 핸들

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees