JP6588642B2 - ロック装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉部材に取り付けられるロック装置の製造方法に関する。
車両のグローブボックスの開口を開閉する開閉部材には、開閉部材を閉状態に保持するためのロック装置が取り付けられる。ユーザはロック装置の操作部材を操作することでロックを解除してグローブボックスを開く。
特許文献1に開示されるロック装置は、一対のプランジャーと、一のプランジャーの間に設けられるドライバーと、ドライバーおよび一対のプランジャーをそれぞれ連結する弾性部とを備える。弾性部は、薄い平板状に形成され、ドライバーおよび一対のプランジャーの動作を連動させる。
国際公開第95−27115号
特許文献1に開示される技術では、ドライバーおよびプランジャーが薄い弾性部により連結されるため、連動性が低下する。たとえば、ドライバーの回転動作は、弾性部に蓄圧されてプランジャーに伝達されるため、ドライバーからプランジャーへの伝達が遅れる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造コストを抑えつつ、ロータとロッドの連動性の低下を抑えるロック装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、固定部材または開閉部材の被ロック部に係脱するように進退するロッドと、ロッドに連結されてロッドの進退に応じて回転するロータと、を有し、固定部材の開口部に開閉可能に取り付けられる開閉部材をロック状態に保持可能であるロック装置の製造方法であって、ロッドおよびロータのうちいずれか一方に設けられる軸部と、ロッドおよびロータの他方に設けられて軸部を軸支可能な軸孔部と、軸部および軸孔部を同軸に接続する接続部とを含めて、ロッドおよびロータを一体に形成する工程と、軸部を軸孔部に向かって押して接続部を破断させ、軸孔部に軸部を挿嵌する工程と、を含む。
本発明によれば、製造コストを抑えつつ、ロータとロッドの連動性の低下を抑えるロック装置の製造方法を提供できる。
第1実施例のロック装置を説明するための図である。 ロック装置の分解図である。 ロータと第1ロッドと第2ロッドとを連結した状態の斜視図である。 軸部および軸孔部の挿嵌状態について説明するための図である。 ロータおよびロッド、28の一体成形について説明するための図である。 図6(a)は、図5(a)に示すロータおよび第1ロッドのA−A断面図であり、図6(b)は、図5(a)に示すロータおよび第1ロッドのB−B断面図である。 変形例の一体成形状態のロータ、第1ロッドおよび第2ロッドについて説明するための図である。 第2実施例のロータ、第1ロッドおよび第1ロッドについて説明するための図である。 図9(a)は、図8(a)に示すロータおよび第1ロッドのC−C断面図であり、図9(b)は、図8(a)に示すロータおよび第1ロッドのD−D断面図である。 第2実施例のロータ、第1ロッドおよび第2ロッドの連結状態の斜視図である。
図1は、第1実施例のロック装置10を説明するための図である。図1(a)は、開閉部材を表側からみたロック装置10および開閉部材の表面図であり、図1(b)は、開閉部材を裏側からみたロック装置10および開閉部材の裏面図である。開閉部材は、実際には2枚の板状部材を貼り合わせて、その内部の空間にロック装置10を収容するが、図1(b)はロック装置10を覆う開閉部材の裏側の内側部材を省いて図示している。また、
開閉部材は、たとえば車両のグローブボックス用の蓋部材であり、外側部材12と内側部材により構成される。図1(a)および(b)の開閉部材の外側部材12は説明の便宜上、平面形状に示されているが、実際にはグローブボックスの開口部の形状に合わせて形成され、湾曲して形成されてもよい。本実施例ではグローブボックスはインストルメントパネルに設けられた収納空間である凹所を有する固定部材であり、開閉部材は、グローブボックスに回動可能に取り付けられ、凹所の開口部を開閉する。開閉部材の閉状態で、外側部材12は助手席の正面に露出し、内側部材は凹所の内部に位置する。なお、開閉部材に収納部を設けてグローブボックスそのものを開閉部材としてよく、クローブボックスの回転によりクローブボックスの収納空間を開口させてよい。
開閉部材の外側部材12には、ロック装置10を取り付けるための取付口12aが形成される。開閉部材に取り付けられたロック装置10は、グローブボックスの開口部に対して開閉部材をロック状態にして閉状態に保持する。実施例のロック装置10は、操作部材20を開閉部材の幅方向に操作可能とするサイド式のロック装置である。
ロック装置10は、操作部材20、ベース部材22、ロータ24、第1ロッド26、第2ロッド28、第1バネ部材30および第2バネ部材32を備える。なお、実際のロック装置10では、操作部材20のキーシリンダ用孔部46にキーシリンダが配置されるが、図1では省略する。
ロック装置10は、開閉部材の外側部材12と内側部材の間に画成される収容空間に設けられる。ベース部材22は、外側部材12に固定される。操作部材20は、ベース部材22に回転可能に支持される。図1(a)に示すように取付口12aの表側に操作部材20が露出する。ユーザは窪み部12bから操作部材20の裏側へ指を挿入し、操作部材20を引くことでロック解除をする。外側部材12の裏側および内側部材の裏側はロック装置10を収容するための収容空間に位置し、外側部材12の表側および内側部材の表側は露出する外部空間に位置する。
ロータ24は、外側部材12に回転可能に支持され、第1ロッド26および第2ロッド28(これらを区別しない場合、単に「ロッド」という)に連結する。ユーザの操作力は、操作部材20から図1(b)に示す第1ロッド26へ、第1ロッド26からロータ24へ、ロータ24から第2ロッド28へと伝達される。ロータ24は、操作部材20の回転に応じて回転する。ロッドは、ロータ24の回転に連動して長手方向に進退する。ロッドは、操作部材20の回転に連動して固定部材のロック孔に係脱、すなわち係合したり係合解除することが可能である。
第1ロッド26は、外側部材12の第1支持孔部12cに挿通され、第2ロッド28は、外側部材12の第2支持孔部12dに挿通される。図1(b)では不図示である開閉部材の内側部材でロック装置10の裏側を覆い隠すと、第1ロッド26の先端部が外部に出た状態となり、第2ロッド28の先端部が外部に出た状態となる。第1ロッド26および第2ロッド28では、グローブボックスの第1ロック孔および第2ロック孔に挿入される側を先端、ロータ24に連結される側を基端という。
外側部材12の第1支持孔部12cおよび第2支持孔部12dは、外側部材12の裏面から突出した壁部に貫通して形成される。第1支持孔部12cおよび第2支持孔部12dの貫通孔の周縁には、ロッドに弾性的に接触して、ロッドのガタツキを抑えつつ、ロッドの移動をガイドする弾性部が設けられてよい。
ユーザが操作部材20を操作すると第1ロッド26を介してロータ24が回転し、ロッドはロータ24の回転に応じて、固定部材であるグローブボックスに形成された第1ロック孔および第2ロック孔にそれぞれ出入りする。ロッドの先端部がグローブボックスのロック孔に入ると開閉部材がロック状態となり、ロッドがそのロック孔から出ると開閉部材が非ロック状態となる。ロッドがロック孔に入る方向をロッドの進行方向といい。ロッドがロック孔から出る方向をロッドの退行方向という。
第1ロッド26には、進行方向に付勢する第1バネ部材30が設けられ、第2ロッド28には、進行方向に付勢する第2バネ部材32が設けられる。また、操作部材20には、操作部材20を閉状態に付勢する別のバネ部材が設けられてよい。
図2は、ロック装置10の分解図である。図2ではロック装置10とともに開閉部材の外側部材12を示す。図2に示すベース部材22は、操作部材20と一体化された状態、操作部材20を軸支した状態であり、外側部材12の取付口12aに取り付けられる。
第1ロッド26は、操作部材20の伝達部40に当接可能に配置され、操作部材20が操作された際に伝達部40に押される傾斜面26aを有する。傾斜面26aは、第1ロッド26の進退方向に対して傾斜する。傾斜面26aの傾斜により、伝達部40の動きを第1ロッド26の進退方向、すなわち第1ロッド26の長手方向に変える。第1ロッド26は、伝達部40により傾斜面26aが下方に押されると、ロック孔から退行するように移動する。
操作部材20は、平板状に形成され、両側の側壁にそれぞれ一対の軸支部38を有する。軸支部38は、孔状に形成され、ベース部材22の軸部を受け入れてベース部材22に回転可能に軸支される。操作部材20の回転軸は、左右方向に沿っており、第1ロッド26の進退方向に沿っている。
伝達部40は、操作部材20の裏面から柱状に立設して、図2に示すようにベース部材22に挿通される。伝達部40は、第1ロッド26の傾斜面26aに当接して、操作部材20への操作力を第1ロッド26に伝達する。伝達部40は、操作部材20の操作によって上下に移動する。
操作部材20にはキーシリンダを取り付けるためのキーシリンダ用孔部46が貫通して形成されるが、この態様に限定されず、変形例ではキーシリンダ用孔部46が形成されず、キーシリンダが操作部材20に設けられなくてよい。
ベース部材22は、挿通部50、フック部52、弾性爪部53、係止爪部54および張出部58を有する。挿通部50は、操作部材20の伝達部40を外側部材12の裏側に挿通するために、ベース部材22に貫通して形成される。
フック部52は、窪み部12bの裏側の取付縁部12hに引っ掛かり、ベース部材22が外側部材12から表側に外れることを防ぐ。フック部52は、ベース部材22の下端の中央部分に位置する。なお、フック部52は、窪み部12bの裏面に形成された一対の突部12jの間に配置され、左右方向の移動が制限される。
弾性爪部53は、フック部52の両側に撓み可能に形成され、窪み部12bの表側の取付縁部12hに係止し、ベース部材22が外側部材12の裏側に外れることを防ぐ。ベース部材22を外側部材12の裏側から取り付ける際に、フック部52は、窪み部12bの裏側の取付縁部12hにそのまま引っかかり、弾性爪部53は、撓みにより窪み部12bの取付縁部12hを乗り越えて復元して係止する。
一対の係止爪部54は、ベース部材22の上壁に撓み可能に形成され、上方に突出する。外側部材12の取付壁部12iに形成された係合孔12gの縁部に係止し、ベース部材22が外側部材12の裏側に外れることを防ぐ。なお、図2に示す取付壁部12iは、外側部材12の取付口12aの上方に位置し、外側部材12の裏面から立設している。
張出部58は、ベース部材22の上壁の縁にフランジ状に形成され、上方に張り出す。張出部58は、取付壁部12iの先端に当接することで、ベース部材22が外側部材12の表側に外れることを防ぐ。ベース部材22を外側部材12の裏側から取り付ける際に、張出部58は、取付壁部12iにそのまま当接し、係止爪部54は、撓みにより取付壁部12iを乗り越えて係合孔12g内で復元して係止する。フック部52および弾性爪部53は、ベース部材22の下方部分を取り付ける第1取付部として機能し、係止爪部54および張出部58は、ベース部材22の上方部分を取り付ける第2取付部として機能する。
ロック装置10の外側部材12への取付工程について説明する。ベース部材22は、操作部材20を軸支した状態で外側部材12の裏側から取付口12aに取り付けられる。作業者は、外側部材12の裏側から操作部材20の操作部36を取付口12aに挿入し、フック部52を取付縁部12hに引っ掛け、位置決めする。フック部52を引っかけるとともに、一対の弾性爪部53は、撓んで取付縁部12hを乗り越え、復元して取付縁部12hの係止する。
次に、作業者は、フック部52を支点としてベース部材22を回転させて、一対の係止爪部54を係合孔12gの縁に押し込み、一対の係止爪部54を撓ませる。一対の係止爪部54は、取付壁部12iを通過して係合孔12g内に入ると復元力により係合孔12gの縁に係止して、ベース部材22が外側部材12の取付口12aに取り付けられる。
このように、ネジ等で固定する場合と比べて、フック部52を引っ掛けて位置決めし、後は係止爪部54を係合孔12gに押し込めば取付作業を完了でき、取付作業が容易である。また、ロック装置10を外側部材12の裏側から取り付けることで、取付工程で外側部材12の表側の意匠面を傷つける可能性を低減できる。
次に、ロータ24、第1ロッド26および第2ロッド28は、予め連結された状態で、外側部材12の裏側から取り付けられる。ロータ24は、ロータ軸受部12fに軸支され、第1ロッド26の先端は第1支持孔部12cに挿入され、第2ロッド28の先端は第2支持孔部12dに挿入される。次に、第1バネ部材30が、ベース部材22のバネ受け部62に取り付けられて第1ロッド26を付勢させ、第2バネ部材32がバネ保持部12eに取り付けられて第2ロッド28を付勢させる。これで、ロック装置10の取り付けが完了する。なお、第1バネ部材30は、第1ロッド26の取り付けより先にベース部材22に取り付けられてよい。
ロック装置10の全ての部材を外側部材12の裏側から取り付けることができるため、取付工程において外側部材12を裏向きに台座に載置すれば、そのままの状態でロック装置10および開閉部材の内側部材を取り付け、開閉部材を組み立てることができ、取付作業を容易にできる。
図3は、ロータ24と第1ロッド26と第2ロッド28とを連結した状態の斜視図である。ロータ24は、支持部62、第1軸部60aおよび第2軸部60b(これらを区別しない場合「軸部60」という)を有する。
支持部62は、ロータ24の中央に形成され、図2に示すロータ軸受部12fが挿入される。ロータ24は、ロータ軸受部12fに回転可能に支持される。第1軸部60aおよび第2軸部60bは、支持部62の回転軸に沿って柱状に立設され、支持部62から離れて位置する。軸部60は、先端に一対の接続部66を有する。接続部66は、軸部60の円錐状の先端部から径方向外向きに張り出す。接続部66は、成形時にロータ24と第1ロッド26および第2ロッド28とを接続する。
第1ロッド26は、基端側に第1軸孔部68aを有し、第2ロッド28は、基端側に第2軸孔部68bを有する。第1軸孔部68aおよび第2軸孔部68b(これらを区別しない場合「軸孔部68」という)は、断面が略矩形状に形成される。図3(a)に示すように、軸部60は、軸孔部68に挿入され、軸孔部68内で回転可能である。
軸孔部68は、ロッド26,28の長手方向に対向する第1壁部70と、第1壁部70の対向方向に直交する方向に対向する第2壁部72と、を有する。第1壁部70は、第2壁部72と比べて、厚い板厚であり、剛性が高くなるように形成される。
図4は、軸部60および軸孔部68の挿嵌状態について説明するための図である。図4(a)は第1ロッド26の長手方向に直交する方向に沿う断面であり、図4(b)は第1ロッド26の長手方向に沿う断面である。
図4(a)に示すように、軸部60は、根元側に位置する小径部65と、小径部から径方向外向きに張り出す抜け止め部64を有する。抜け止め部64は、軸部60の外周面に段状に形成され、小径部65より大径である。軸孔部68は、第2壁部72に段状に形成される係合部76を有する。抜け止め部64が係合部76に引っ掛かって、軸部60を軸孔部68から抜け止めする。このように、ロータ24とロッド26、28が連結された状態では、軸部60が軸孔部68に挿嵌された状態にあり、軸部60および軸孔部68の挿嵌状態では、軸部60の軸孔部68への挿入が完了して軸部60の抜け止め部64が軸孔部68の係合部76により抜け止めされている。
図5は、ロータ24およびロッド26、28の一体成形について説明するための図である。図5(a)はロータ24の軸方向に見た図であり、図5(b)はロッド26、28の長手方向に見た図である。また、図6(a)は、図5(a)に示すロータ24および第1ロッド26のA−A断面図であり、図6(b)は、図5(a)に示すロータ24および第1ロッド26のB−B断面図である。なお、図6では、第1軸部60aと第1軸孔部68aを示すが、第2軸部60bと第2軸孔部68bも同じ形状である。
図5および図6では、ロータ24およびロッド26、28が、成形用の金型から取り出された際の状態であり、一体である一体成形状態を示す。ロータ24とロッド26、28を一体に成形することで、製造コストを抑えることができる。
図5(b)に示すように、第1軸部60aが第1ロッド26に接続され、第2軸部60bが第2ロッド28に接続される。図6(a)に示すように、一対の接続部66が、軸孔部68の縁であり、第1壁部70の端縁に接続している。
図6(b)に示すように、一体成形状態で軸部60の先端は、軸孔部68に入っており、接続部66は、軸孔部68内に位置する。
図5(a)および図6(a)に示すように、軸部60と軸孔部68は一体成形状態で同じ中心軸上に位置し、同軸上に形成される。これにより、軸部60および軸孔部68の位置決めが不要になり、軸部60を軸孔部68にそのまま押すことで、回転可能な連結状態することができ、組み付け作業を容易にできる。
ロータ24とロッド26、28との組み付け工程について説明する。ロータ24およびロッド26、28は、樹脂成形により一体に成形される。次に、作業者は、軸部60を軸孔部68に挿入するため、軸部60を軸孔部68に向かって軸方向に押す。作業者の押し込みにより接続部66が破断されて軸部60が軸孔部68へ進行し、抜け止め部64が係合部76に係合することで、軸部60が軸孔部68に回転可能に挿嵌される。このように、作業者は、軸部60を軸孔部68に押し込むだけで、ロータ24とロッド26、28を容易に組み付けることができる。軸部60を軸孔部68に挿嵌して連結させることで、ロータ24の回転と、第1ロッド26および第2ロッド28の進退との連動性を向上できる。
変形例では、軸部60が軸孔部68に挿嵌される工程は、ロータ24およびロッド26、28を金型から取り出す際に実行されてよい。たとえば、金型から一体成形されたロータ24およびロッド26、28を取り出す際に、押し出しピンでロータ24のみを押して接続部66を破断させ、軸部60が軸孔部68に挿嵌されると、金型からロータ24およびロッド26、28が取り出せるように構成されてよい。また、金型から一体成形されたロータ24およびロッド26、28を取り出す際に、押し出しピンでロッド26、28のみを押して接続部66を破断させ、軸部60が軸孔部68に挿嵌されると、金型からロータ24およびロッド26、28が取り出せるように構成されてよい。
図4(b)に示すように、一対の第1壁部70は、軸孔部68の縁を凹むように形成させる凹部74を有する。凹部74は、軸部60の挿入方向の奥側に位置する。連結状態において、軸部60の先端部は、軸孔部68の内面と干渉しないように位置する。つまり、軸部60の先端側の接続部66は、軸孔部68の内面と離間した状態にある。凹部74により、接続部66に残ったバリが軸孔部68に干渉せず、軸部60を軸孔部68内でスムーズに回転させることができる。
また、図4(b)に示すように、軸部60の根元側に小径部65を形成することで、第1壁部70における接続部66との破断部分75が軸部60に干渉しないように構成でき、軸部60を軸孔部68内でスムーズに回転させることができる。第1壁部70の破断部分75は、軸部60の挿入方向の手前側で、軸孔部68の縁に位置する。
図6(a)に示すように、第1壁部70は、一体成形状態で、接続部66に接続する。第1壁部70が第2壁部72より撓みにくいため、接続部66を破断させやすくできる。接続部66は、連結状態で第1壁部70に当接または近接し、軸部60のガタつきを抑える。なお、接続部66を破断させやすくするため、接続部66に切り込みを形成してもよい。
図4(a)に示すように、第2壁部72に係合部76を形成することで、軸部60を軸孔部68に押し込む際に、抜け止め部64が第2壁部72を撓ませて係合部76に係合する。第2壁部72が第1壁部70より撓みやすいため、軸部60を軸孔部68に挿入しやすくできる。
図7は、変形例の一体成形状態のロータ24、第1ロッド26および第2ロッド28について説明するための図である。変形例のロータ24、第1ロッド26および第2ロッド28は、図5(a)に示すロータ24、第1ロッド26および第2ロッド28に比べて、第1ロッド26および第2ロッド28の配置が異なる。
変形例では、第1ロッド26および第2ロッド28は、一体成形状態で並列に配置される。つまり、第1ロッド26および第2ロッド28は、軸孔部68が形成される基端側から先端側に延びる方向が同じで、平行に配置される。これにより、一体成形状態の第1ロッド26および第2ロッド28の長手方向の長さを短くして、金型を小さくし、一体成形状態での搬送を容易にできる。
図8は、第2実施例のロータ124、第1ロッド126および第1ロッド126について説明するための図である。図8(a)はロータ124の軸方向に見た図であり、図8(b)はロッド126、128の長手方向に見た図である。また、図9(a)は、図8(a)に示すロータ124および第1ロッド126のC−C断面図であり、図9(b)は、図8(a)に示すロータ124および第1ロッド126のD−D断面図である。
第2実施例のロータ124およびロッド126、128は、図5(b)に示す第1実施例のロータ24およびロッド26、28と比べて、軸部160と軸孔部168が形成される部材が逆である。つまり、ロータ124に軸孔部168が形成され、ロッド126、128に軸部160が形成される。
図8(b)に示すように、第1ロッド126および第2ロッド128に、柱状の軸部160がそれぞれ形成される。図9(b)に示すように、軸部160は、軸部160の先端部に形成される接続部166により、軸孔部168の縁に接続される。
図9(a)および図9(b)に示すように、軸部160と軸孔部168は一体成形状態で同じ中心軸上、すなわち同軸上に形成される。これにより、軸部160を軸孔部168にそのまま押せば挿嵌できる。
図10は、第2実施例のロータ124、第1ロッド126および第2ロッド128の連結状態の斜視図である。連結状態では、軸部160が軸孔部168に挿通されている。軸孔部168の周りにスリット169が形成されており、軸孔部168が拡開するように撓み可能に形成される。スリット169により、軸部160の押し込みを容易にできる。
ロータ124とロッド126、128との組み付け工程について説明する。第2実施例でも、ロータ124およびロッド126、128は、樹脂成形により一体に成形される。作業者は、軸部160を軸孔部168に挿入するため、軸部160を軸孔部168に向かって軸方向に押す。作業者の押し込みにより接続部166が破断されて軸部160が軸孔部168へ進行し、抜け止め部164が軸孔部168の縁に係合することで、軸部160が軸孔部168に回転可能に挿嵌される。
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
実施例のロック装置10では、第1ロッド26および第2ロッド28を固定部材のロック孔に係合させる態様を示したが、この態様に限られない。例えば、第1ロッド26および第2ロッド28を固定部材の突出部分や窪み部分に係合させてよく、固定部材の壁の縁に係合させてよい。つまり、第1ロッド26および第2ロッド28を係合させる面が固定部材にあればよく、第1ロッド26および第2ロッド28を係合させる部分を固定部材の被ロック部という。また、実施例のロック装置10では、被ロック部を固定体側に、ロッドを開閉体側に設けた構成であるが、この態様に限られず、被ロック部を開閉体側、ロッドを固定体側に設ける構成であってもよい。
また、実施例のロック装置10では、外側部材12の取付口12aにフック部52を引っ掛ける態様を示したが、この態様に限られない。例えば、取付口12aの代わりに外側部材12の裏側にフック部52を引っ掛けるための取付縁部を形成してよい。
また、実施例の第1ロッド26および第2ロッド28の軸孔部68は、断面矩形状に形成される態様を示したが、この態様に限られない。たとえば軸孔部68の断面は、円形や楕円形に湾曲してよい。
また、実施例では、一体成形状態においてロータ24が一対の接続部66により2個所でロッド26、28に接続される態様を示したが、この態様に限られず、4個所で接続されてよい。たとえば4つの接続部66が軸部60の先端部に十字状に張り出すように形成され、第1壁部70と第2壁部72にそれぞれ接続されてよい。
10 ロック装置、 12 外側部材、 12a 取付口、 12b 窪み部、 12c 第1支持孔部、 12d 第2支持孔部、 12e バネ保持部、 12f ロータ軸受部、 12g 係合孔、 12h 取付縁部、 12i 取付壁部、 12j 突部、 20 操作部材、 22 ベース部材、 24 ロータ、 26 第1ロッド、 26a 傾斜面、 28 第2ロッド、 30 第1バネ部材、 32 第2バネ部材、 38 軸支部、 40 伝達部、 46 キーシリンダ用孔部、 50 挿通部、 52 フック部、 54 係止爪部、 58 張出部、 60a 第1軸部、 60b 第2軸部、 62 支持部、 64 抜け止め部、 65 小径部、 66 接続部、 68a 第1軸孔部、 68b 第2軸孔部、 70 第1壁部、 72 第2壁部、 74 凹部、 76 係合部。
本発明は、開閉部材に取り付けられるロック装置の製造方法に関する。

Claims (4)

  1. 固定部材または開閉部材の被ロック部に係脱するように進退するロッドと、前記ロッドに連結されて前記ロッドの進退に応じて回転するロータと、を有し、固定部材の開口部に開閉可能に取り付けられる開閉部材をロック状態に保持可能であるロック装置の製造方法であって、
    前記ロッドおよび前記ロータのうちいずれか一方に設けられる軸部と、前記ロッドおよび前記ロータの他方に設けられて前記軸部を軸支可能な軸孔部と、前記軸部および前記軸孔部を同軸に接続する接続部とを含めて、前記ロッドおよび前記ロータを一体に形成する工程と、
    前記軸部を前記軸孔部に向かって押して前記接続部を破断させ、前記軸孔部に前記軸部を挿嵌する工程と、を含むことを特徴とするロック装置の製造方法。
  2. 前記接続部は、前記軸部の先端部に形成され、
    前記軸部の先端部は、前記軸部が前記軸孔部に挿嵌された状態において、前記軸孔部の内面と干渉しないように位置することを特徴とする請求項1に記載のロック装置の製造方法。
  3. 前記軸孔部は、
    前記ロッドに形成され、前記ロッドの長手方向に互いに対向する一対の第1壁部と、
    前記ロッドに形成され、一対の前記第1壁部の対向方向に直交する方向に互いに対向する第2壁部と、を有し、
    前記第1壁部は、前記第2壁部より厚い板厚であり、前記ロッドおよび前記ロータを一体に形成する工程において、前記接続部に接続することを特徴とする請求項1または2に記載のロック装置の製造方法。
  4. 前記ロッドは、一対設けられ、
    前記ロッドおよび前記ロータを一体に形成する工程において、一対の前記ロッドは、並列に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のロック装置の製造方法。
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