JP2002295102A - ロック装置 - Google Patents

ロック装置

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JP2002295102A
JP2002295102A JP2001104496A JP2001104496A JP2002295102A JP 2002295102 A JP2002295102 A JP 2002295102A JP 2001104496 A JP2001104496 A JP 2001104496A JP 2001104496 A JP2001104496 A JP 2001104496A JP 2002295102 A JP2002295102 A JP 2002295102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け作業性をより良好にし、かつ、ハンド
ルの作動方向とロック作動部材の作動方向に自由度がも
たらされるようにしたロック装置を提供する。 【解決手段】 このロック装置30は、被ロック部材に
対して連係するように配置されるハウジング32を有
し、このハウジング32にハンドル34が揺動可能に取
付けられている。また、ハウジング32には、被ロック
部材をロックする方向に例えばスプリング42により常
時付勢されたロック作動部材、例えばフック43が設け
られ、リンク46の一端が前記ハンドル34に枢支さ
れ、他端が前記ロック作動部材(フック43)又はその
連動部に枢支される。ハンドル34を回動させると、リ
ンク46を介してロック作動部材が出没動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等に
搭載されるドアや蓋の開閉ロック等に好適なロック装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には、ドアを始めとする各種の開
閉部材が装着されており、これらの開閉部材には、ハン
ドルによって解除されるロック装置が設けられている。
【0003】例えば、特開平9−99781号には、ワ
ゴンタイプの車両のカーゴフロアに設けた収納凹部に被
せられるフロアボードの固定構造が開示されている。図
14に示すように、フロアボード10にはロック装置1
1が装着され、リヤエンドトリム12との間で開閉ロッ
クがなされるようになっている。ロック装置11は、周
縁がフランジ状をなし、中央が凹所をなすハンドルハウ
ジング13を有している。ハンドルハウジング13の上
記凹所には、ハンドル14が支軸15を介して回動可能
に取付けられている。
【0004】また、ハンドルハウジング13の先端縁に
はロックピン17を保持するケース16が取付けられて
いる。ロックピン17は、その一端がケース16の先端
部から出没可能とされ、他端はハンドルハウジング13
の前記凹所内に出没可能とされている。ロックピン17
は、スプリング18によって常時はハンドルハウジング
13の凹所側に移動してケース16内に没するように付
勢されている。また、リヤエンドトリム12には、上記
ロックピン17が嵌入するロック孔19が形成されてい
る。
【0005】したがって、フロアボード10を閉じた状
態で、ハンドル14をハンドルハウジング13の凹所に
押し込むと、ハンドル14の先端部でロックピン17が
押され、ロックピン17がケース16から突出してロッ
ク孔19に嵌入してロックがなされる。また、ハンドル
14を引き上げると、スプリング18の付勢力によりロ
ックピン17がケース16内に没して、ロックピン17
がロック孔19から引き抜かれ、フロアボード10を開
くことが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示すロック装置11(特開平9−99781号)にお
いては、ハンドル14を押し込んだときにハンドル14
の先端部でロックピン17を押す構造であるためロック
操作が煩雑であり、しかもハッチバックを開いて自動車
の後部に立ったときにハンドル14を押し上げるように
してフロアボード10を開かなければならないので、開
閉操作もしにくいという問題点があった。
【0007】したがって、本発明の目的は、取付け作業
性をより良好にし、かつ、ハンドルの作動方向とロック
作動部材の作動方向に自由度がもたらされるようにした
ロック装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、被ロック部材に連係するように配
置されるハウジングと、このハウジングに揺動可能に取
付けられたハンドルと、前記ハウジングに摺動可能又は
回動可能に取付けられ、前記被ロック部材をロックする
方向に常時付勢されたロック作動部材と、一端を前記ハ
ンドルに枢支され、他端を前記ロック作動部材又はその
連動部に枢支されたリンクとを備えていることを特徴と
するロック装置を提供するものである。
【0009】上記発明によれば、ハウジング内にハンド
ルとロック作動部材とがリンクを介して連動するように
予め取付けられているので、被ロック部材に対して連係
する位置にハウジングを取付けるだけで、ハンドルとロ
ック作動部材の取付けができ、取付け作業性を向上させ
ることができる。
【0010】また、ハンドルとロック作動部材とをリン
クを介して連設したことにより、ハンドルの作動方向と
ロック作動部材の作動方向とに自由度をもたらすことが
できる。
【0011】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記リンクが前記ハンドルの側方に配置されている
ロック装置を提供するものである。
【0012】上記発明によれば、ハンドルの側方にリン
クを配置したことにより、ハンドルに指を掛けて回動さ
せるときにリンクが邪魔にならず、また、ハンドルとリ
ンクの収容スペースを小さくして装置全体をコンパクト
にすることができる。
【0013】本発明の第3は、前記第1又は第2の発明
において、前記ロック作動部材は、前記ハウジングに摺
動可能に取付けられたスライダからなり、このスライダ
には長孔が設けられており、前記リンクの他端は、この
長孔に摺動可能に挿入された支軸を介して、前記スライ
ダに連設されているロック装置を提供するものである。
【0014】上記発明によれば、ハンドルをロック作動
部材の付勢手段に抗して回動させると、リンクの一端が
ハンドルによって引っ張られ、リンクの他端に設けた支
軸がスライダをロック解除方向へ移動させることとな
り、ロックを解除することができる。また、ハンドルが
閉じてロック作動部材がロック位置にあるとき、外部か
ら強制的にロック作動部材を付勢手段に抗して移動させ
る力が作用した場合には、リンクの他端に設けた支軸が
長孔を移動するだけでその力がハンドルに作用すること
を防止できる。これにより、例えば被ロック部材が蓋か
らなり、ロック作動部材がテーパ面を有するフックから
なるとき、蓋を閉じたときにフックのテーパ面に当って
フックが移動し再び蓋に係合することにより、ハンドル
を操作しなくてもロックさせることができるようにした
際、ハンドルが不用意に開いたりすることを防止でき
る。
【0015】本発明の第4は、前記第1又は第2の発明
において、前記ロック作動部材は、前記ハウジングに回
動可能に取付けられた前記連動部に所定角度範囲で揺動
可能に保持され、かつ、前記連動部に対して所定方向に
バネ付勢されており、前記リンクの他端は、前記連動部
の偏心した位置に枢支されているロック装置を提供する
ものである。
【0016】上記発明によれば、ハンドルを回動させる
と、リンクを介して連動部たる回動部材が回動し、回動
部材に保持されたロック作動部材が回動する。それによ
って、ロックを解除することができる。また、ロック作
動部材がロック位置にある状態で、ロック作動部材が外
力によってロック解除方向に動かされた場合は、ロック
作動部材が回動部材に対して揺動するだけで、回動部材
の回動は起こらず、ハンドルが不用意に作動することを
防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して更に詳しく説明する。図1〜7には本発明のロック
装置を自動車のフロアボードの開閉ロック装置に適用し
た一実施形態が示されている。図1は同ロック装置の分
解斜視図、図2は同ロック装置のハンドルを閉じた状態
の斜視図、図3は同ロック装置のハンドルを開いた状態
の斜視図、図4は同ロック装置を示し、(a)は正面
図、(b)は右側面図、(c)は底面図、図5は同ロッ
ク装置のロックを解除するときの状態を順に示す断面
図、図6は同ロック装置のロックする状態を順に示す断
面図、図7はフロアボードに対する配置関係を示す斜視
図である。
【0018】図7に示すように、ワゴン車等の自動車の
後部フロアー20には、スペアタイヤや工具、あるいは
荷物などを収納するための凹部21が設けられており、
この凹部21にはフロアボード22が開閉可能に取付け
られている。そして、このフロアボード22は、自動車
のリヤトリム23に装着された本発明のロック装置30
によって開閉ロックされるようになっている。
【0019】図1〜4に示すように、このロック装置3
0は、中央に凹所31を有するハウジング32と、この
ハウジング32の凹所31内に支軸33を介して開閉可
能に取付けられたハンドル34とを有している。ハンド
ル34は、凹所31の開口部の半分程度を覆う板状をな
し、残りの開口部が指を挿入するスペースとなってい
る。支軸33は、凹所31の一側辺近傍に沿って配置さ
れ、ハンドル34を常時閉じる方向に付勢するトーショ
ンバネ35が装着されている。そして、開口部に指を挿
入して上記トーションバネ35に抗してハンドル34を
引き上げることによって、ハンドル34を回動すること
ができる。
【0020】ハウジング32の下面の一側縁部には、図
示しない被取付けパネルに予め形成した位置決め孔に挿
入される突起36(図4参照)が形成されている。ま
た、ハウジング32の下面中央付近には、クリップ37
が突設されている。このクリップ37は、ハウジング3
2と一体に成形されており、その軸心には、凹所31に
開口する孔38が設けられている。また、クリップ37
は、その中間部が2つの壁部37a、37bに分割され
ており、それによって拡開可能とされている。したがっ
て、クリップ37を、図示しない被取付けパネルの取付
け孔に挿入し、上記孔38にボルト39(図1参照)を
押し込むことにより、上記2つの壁部37a、37bが
開いて抜け止めされるようになっている。
【0021】ハウジング32の、ハンドル34の一側辺
に沿った部分には、角柱状のケース41が一体形成され
ており、このケース41内にスプリング42を介してフ
ック43がスライド可能に保持されている。なお、フッ
ク43の後端には爪43a(図1参照)が形成され、フ
ック43をケース41内に押し込んだとき、上記爪43
aがケース41の後端に係合して、フック43を抜け止
めするストッパとなっている。また、フック43の先端
部43bは、斜め下方に向けて傾斜したテーパ状をなし
ており、この先端部43bがハウジング32の一側面か
ら出没自在に配置され、常時は上記スプリング42によ
って付勢され、爪43aで所定長さ突出するように規制
されている。このフック43が本発明におけるロック作
動部材をなしている。
【0022】そして、フック43の側面にはその先端部
方向にある丸孔44と、この丸孔44から後端部方向の
伸びるスリット45とが形成されている。丸孔44の内
径は、スリット45の内幅よりも広くなっている。
【0023】そして、リンク46の一端には、ピン47
が側方に突設され、その先端が拡径された頭部48をな
している。この頭部48を上記丸孔44から挿入し、ピ
ン47をスリット45方向にスライドさせると、ピン4
7の頭部48がスリット45の両側縁に係合して抜け止
めがなされる。その結果、リンク46の一端をフック4
3にワンタッチで連設させることができる。
【0024】また、リンク46の他端49は、二又に分
かれて伸びており、それらの対向する内面には図示しな
い突起がそれぞれ形成されている。これに対応してハン
ドル34の裏面にはアーム50(図3参照)が突設され
ており、その先端には図示しない嵌合孔が形成されてい
て、アーム50の先端部をリンク46の二又になった他
端49の間に押し込むと、他端49内面に形成された上
記突起が上記嵌合孔に嵌合して、リンク46の他端49
とアーム50の先端部とが回動可能に連結されるように
なっている。なお、リンク46及びフック43は、ハン
ドル34の一側に配置されており、ハンドル34を指で
引き上げるときの障害にならないようにされている。
【0025】更に、ハウジング32の凹所31の側方に
は、上記リンク46の下方に位置して突起51が形成さ
れている。この突起51はハンドル34に連動するリン
ク46の動作に干渉しない位置に配置されているが、ハ
ンドル34とリンク46とを連結する前の状態におい
て、リンク46の下部に当接してリンク46を適当な高
さに支持し、組立て時にハンドル34を閉じるだけでア
ーム50とリンク46の他端とが嵌合するようになって
いる。
【0026】なお、図5、6に示すように、フロアボー
ド22の端面には、フック43の先端部43bが嵌合す
るロック孔52が形成されている。
【0027】次に、このロック装置30の作用について
説明する。図7に示したように、このロック装置30
は、例えば自動車のリヤトリム23の中央部に取付けら
れ、フロアボード22の開閉ロック装置として用いられ
る。
【0028】ロック装置30を被取付け部材に取付ける
際には、被取付け部材に形成された取付け孔にクリップ
37を挿入し、ハウジング32の凹所31内から、クリ
ップ37の軸心を通る孔38にボルト39を押し込む
と、上記クリップ37の壁部37a、37bが拡径し、
取付け孔に対して抜け止めがなされて固定される。この
ように、ロック装置30は、被取付け部材に固定でき
る。
【0029】そして、図5(a)に示すように、フロア
ボード22が閉じた状態では、その先端縁に形成された
ロック孔52にフック43の先端部43bが嵌入して、
フロアボード22を閉じた状態にロックしている。この
状態で、同図(b)に示すように、ハンドル34に指を
掛けて引き上げると、リンク46を介して、フック43
がスプリング42に抗して引き込まれ、ロック孔52か
らフック43が抜き出されてロックが解除される。な
お、ハンドル34を離すと、スプリング42の付勢力に
よって、ハンドル34が閉じ、フック43が再び突出す
る。
【0030】また、図6(a)〜(c)に示すように、
フロアボード22を閉じると、その先端縁がフック43
のテーパ状の先端部43bに当接し、フック43をスプ
リング42に抗して押し込めながら回動し、最後にフッ
ク43が再びロック孔52に嵌入してフロアボード22
が閉じた状態にロックされる。なお、同図(b)に示す
ように、フック43を押し込めるとき、フック43のス
リット45に沿って、リンク46のピン47が移動する
ので、ハンドル34には力が作用せず、ハンドル34を
閉じた状態に維持することができる。
【0031】したがって、ハッチバックのドアが閉じら
れていて、ドアの下縁がリヤトリム23上に接し、ハン
ドル34を開くことができない状態にあっても、フロア
ボード22を閉じることができ、ロック装置の破損を防
止できると共に、ロック装置をハッチバックのドアに接
するリヤトリム上に配置することが可能となる。更に、
ハッチバックのドアを開いて、自動車の後部に立って作
業を行う場合にも、ハンドルを手前側に引き上げるだけ
で、フロアボード22を開くことができるので、作業性
が極めてよくなる。
【0032】図8〜12には、本発明によるロック装置
の他の実施形態が示されている。図8は分解斜視図、図
9はハンドルを閉じた状態の斜視図、図10はハンドル
を開いた状態の斜視図、図11はロック解除動作を示す
説明図、図12はロック操作を示す説明図である。な
お、前記実施形態と同一部分には同符合を付してその説
明を省略する。
【0033】このロック装置60は、本発明におけるロ
ック作動部材が、スライド式のフックではなく、回動式
のフック61である点が、前記実施形態と異なってい
る。すなわち、ハウジング32の一側には、底面側に開
口したフック収容凹部62が形成されており、このフッ
ク収容凹部62の前壁にはフック61の先端部61aが
突出する開口63が形成されている。そして、収容凹部
62の両側壁には、支軸64の取付け孔65が形成さ
れ、この支軸64を介して、本発明における連動部に相
当する回動部材66及びフック61が回動可能に取付け
られるようになっている。
【0034】回動部材66は、フック61を受け入れる
切欠き67を有し、この切欠き67の両側の突出壁に、
支軸64が挿通される孔68が設けられている。また、
フック61は、その基部に上記支軸64が挿通される孔
69を有している。更に、支軸64には、フック61を
回動部材66に対して、その先端部61aが突出する方
向(図8矢印A)に付勢するバネ70が装着されてい
る。また、回動部材66に上記フック61が取付けられ
た状態で、ハウジング32に対して回動部材66自体を
フック61の先端部61aが突出する方向(図8矢印
B)に付勢するバネ71が装着されている。
【0035】一方、ハンドル34と回動部材66とがリ
ンク46を介して連設されている。すなわち、リンク4
6の一端にはピン46aが一体に形成され、このピン4
6aがハンドル34の孔34bに挿入されている。な
お、ハンドル34は、その孔34aに支軸33を挿通さ
れ、トーションバネ35によって閉じる方向に付勢され
て、ハウジング32に取付けられている。また、リンク
46の他端には、ピン46bが一体に形成され、このピ
ン46bが回動部材66の孔72に挿入されている。そ
の結果、ハンドル34が回動すると、リンク46を介し
て、回動部材66が回動するようになっている。
【0036】図11により、このロック装置60のロッ
ク解除動作について説明すると、同図(a)はロック状
態であって、フック61はバネ70により回動部材66
に対して先端部61aが突出する方向に付勢され、回動
部材66はバネ71によりハウジング32に対して先端
部61aが突出方向に付勢されているため、フック61
の先端61aは、ハウジング32の開口部63から突出
して、フロアボード22のロック孔52に嵌合してい
る。
【0037】同図(b)に示すように、この状態でハン
ドル34を引き上げると、リンク46が押出され、回動
部材66を図中矢印C方向に回動させる。その結果、回
動部材66に保持されたフック61も同方向に回動し、
その先端部61aがフロアボード22のロック孔52か
ら徐々に抜け出る。
【0038】そして、同図(c)に示すように、フック
61の先端部61aがロック孔52から完全に抜け出る
と、ロックが解除される。
【0039】また、図12により、ロック装置60によ
り、フロアボード22を再び閉じた状態にロックする動
作について説明すると、同図(a)のフロアボード22
が開いた状態から、フロアボード22を閉じる方向に回
動させると、同図(b)に示すように、フック61の先
端部61aにフロアボード22の端縁が当り、フック6
1を強制的に開口部63内に押込める。
【0040】このとき、フック61は、回動部材66に
対してバネ70の付勢力に抗して回動するが、回動部材
66は静止したままとなる。その結果、フロアボード2
2を閉じてもハンドル34が不用意に開くことがない。
したがって、前記実施形態と同様に、ロック装置をハッ
チバックのドアに接するリヤトリム上に配置することが
可能となる。
【0041】そして、フロアボード22が完全に閉じら
れると、フック61の先端部61aが、バネ70の付勢
力によって再び突出し、フロアボードのロック孔52に
嵌合してロック状態となる。
【0042】図13には、本発明によるロック装置の更
に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と
同一部分には同符合を付してその説明を省略する。
【0043】このロック装置80は、図1〜7に示した
実施形態と比べて、ロック作動部材としてのフック43
の配置が異なっている。すなわち、フック43は、前記
実施形態と反対の方向、すなわちハンドル34に対して
その回動支軸よりも後端側に配置されている。そして、
ハンドル34とフック43とがリンク46を介して連設
されている。
【0044】図13(a)は、フロアボード22が閉じ
た状態で、フック43の先端部43aがフロアボード2
2のロック孔52に嵌合している。この状態から同図
(b)に示すように、ハンドル34を引き上げると、リ
ンク46を介してフック43がスライドし、ロック孔5
2から抜け始める。そして、同図(c)に示すように、
フック43がロック孔52から完全に抜けると、フロア
ボード22は上方に回動して開くことができる。なお、
フロアボード22を閉じるときの動作も、前記実施形態
と同様であるので、その説明を省略する。
【0045】このロック装置80は、ハンドルの回動方
向とは逆方向にフック43が動くようになっており、フ
ック43とハンドル34とをリンク46を介して連設す
ることにより、フック43の作動方向を自由に変えるこ
とができることがわかる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハウジング内にハンドルとロック作動部材とがリンクを
介して連動するように予め取付けられているので、被ロ
ック部材に対して連係する位置にハウジングを取付ける
だけで、ハンドルとロック作動部材の取付けができ、取
付け作業性を向上させることができる。また、ハンドル
とロック作動部材とをリンクを介して連設したことによ
り、ハンドルの作動方向とロック作動部材の作動方向と
に自由度をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロック装置の一実施形態を示す分解斜
視図である。
【図2】同ロック装置のハンドルを閉じた状態の斜視図
である。
【図3】同ロック装置のハンドルを開いた状態の斜視図
である。
【図4】同ロック装置を示し、(a)は正面図、(b)
は右側面図、(c)は底面図である。
【図5】同ロック装置のロックを解除するときの状態を
順に示す断面図である。
【図6】同ロック装置のロックする状態を順に示す断面
図である。
【図7】同ロック装置のフロアボードに対する配置関係
を示す斜視図である。
【図8】本発明によるロック装置の他の実施形態を示す
分解斜視図である。
【図9】同ロック装置のハンドルを閉じた状態の斜視図
である。
【図10】同ロック装置のハンドルを開いた状態の斜視
図である。
【図11】同ロック装置のロック解除動作を示す説明図
である。
【図12】同ロック装置のロック操作を示す説明図であ
る。
【図13】本発明によるロック装置の他の実施形態を示
す説明図である。
【図14】従来の自動車のフロアボードのロック装置の
一例を示す断面図である。
【符号の説明】
30、60、80 ロック装置 31 凹所 32 ハウジング 33 支軸 34 ハンドル 36 突起 37 クリップ 38 孔 39 ボルト 41 ケース 42 スプリング 43 フック 44 丸孔 45 スリット 46 リンク 47 ピン 48 頭部 49 他端部 50 アーム 51 突起 52 ロック孔 61 フック 66 回動部材(連動部) 70、71 バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被ロック部材に連係するように配置され
    るハウジングと、このハウジングに揺動可能に取付けら
    れたハンドルと、前記ハウジングに摺動可能又は回動可
    能に取付けられ、前記被ロック部材をロックする方向に
    常時付勢されたロック作動部材と、一端を前記ハンドル
    に枢支され、他端を前記ロック作動部材又はその連動部
    に枢支されたリンクとを備えていることを特徴とするロ
    ック装置。
  2. 【請求項2】 前記リンクが前記ハンドルの側方に配置
    されている請求項1記載のロック装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック作動部材は、前記ハウジング
    に摺動可能に取付けられたスライダからなり、このスラ
    イダには長孔が設けられており、前記リンクの他端は、
    この長孔に摺動可能に挿入された支軸を介して、前記ス
    ライダに連設されている請求項1又は2記載のロック装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ロック作動部材は、前記ハウジング
    に回動可能に取付けられた前記連動部に所定角度範囲で
    揺動可能に保持され、かつ、前記連動部に対して所定方
    向にバネ付勢されており、前記リンクの他端は、前記連
    動部の偏心した位置に枢支されている請求項1又は2記
    載のロック装置。
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