JP2003120102A - 自動車ドアのアウタハンドルとラッチオープンレバーとの結合構造 - Google Patents

自動車ドアのアウタハンドルとラッチオープンレバーとの結合構造

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JP2003120102A JP2001318473A JP2001318473A JP2003120102A JP 2003120102 A JP2003120102 A JP 2003120102A JP 2001318473 A JP2001318473 A JP 2001318473A JP 2001318473 A JP2001318473 A JP 2001318473A JP 2003120102 A JP2003120102 A JP 2003120102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突などによってドア変形があってもドアロ
ック装置が不用意にドア開許容状態にならないような、
自動車ドアのアウタハンドルとラッチオープンレバーと
の結合構造を提供する。 【解決手段】 ドアのアウタハンドル13と共に回転可
能のハンドルレバー11と、一方端を前記ハンドルレバ
ー11に回転可能に軸支され、他方端がドアロック装置
16のラッチオープンレバー12に係合している連結レ
バー10とを有し、アウタハンドル13の開操作により
押動される連結レバー10が前記ラッチオープンレバー
12を作動し、ドアロック装置16をドア開許容状態に
する結合構造において、前記ドアアウタパネル15と前
記連結レバー10との間に、ドアのアウタパネル15が
外方からの衝撃を受けて変形した際に、ドアアウタパネ
ル15変形に伴って押動され連結レバーを折曲する突っ
張り部材10dを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドアのアウ
タハンドルとラッチオープンレバーとの結合構造に係
り、特に衝突などによりドア側面から衝撃を受けてドア
パネルが変形したときにドアロックが不用意に解除され
ることのないように、従ってドアが非意図的に開放して
しまうことがないように構成した結合構造に関する。
【0002】
【従来技術】自動車ドアのアウタハンドルとして、上下
方向に回動可能に支持されたプルアップタイプと、水平
方向に回動可能に支持されたグリップタイプとが知られ
ている。
【0003】グリップタイプのドアハンドルは、把持可
能な棒状に形成されており、一端がドアアウタパネルに
固定されるハンドルエスカッションに軸支され、他端が
作用点側としてドアロック装置のラッチオープンレバー
に連結される。
【0004】一般に、グリップタイプのドアハンドルに
おいてアウタハンドルとラッチオープンレバーとの結合
構造は、図5に示すように、ドアハンドル1の作用点側
に一体に形成されるレバー部(図示せず)に一端が連結
され、ハンドルエスカッション9に形成された軸受け部
1aに軸受けされたシャフト(=ピン)2を回転軸とし
て開方向(図で時計回り方向)に回動するハンドルレバー
3と、ハンドルレバー3の他端に一端が回動可能に軸支
(3a)された連結ロッド4とを有している。連結ロッ
ド4の他端は軸5を支点として回動するラッチオープン
レバー6と係合している。ラッチオープンレバー6はド
アロック装置7のディテントレバー(図示せず)に係合し
ており、ドアロックを解除する際に連結ロッド4によっ
て作動され、ディテントレバーに作用してドアロック装
置のラッチ(図示せず)がドア開放許容位置へ旋回する
のを可能にする。即ち、ドア側のドアロック装置7に設
けたラッチが車体側に設けたストライカから離脱可能の
状態にする。
【0005】上記のシャフト2にはねじりコイルばね
(図示せず)が作用しており、このねじりコイルばねは
ハンドル1を常態位置に向けて付勢している。
【0006】ドアを開放するために、ねじりコイルばね
の付勢力に抗してドアハンドル1を仮想線1´の方向へ
引いてドア開操作を行うと、ドアハンドル1に連結され
たハンドルレバーのアーム3bが引かれ、その結果ハン
ドルレバー3がシャフト2を支点としてドア開方向(図
で時計回り方向に)回動する。そして、ハンドルレバー
3の回動に伴い、ハンドルレバーの他端に一端が軸支さ
れた連結ロッド4は仮想線にて示す位置4´へ押し下げ
られ、その下降運動によってラッチオープンレバー6が
仮想線の位置6´へ回動され、ドアロック装置7をドア
開可能の状態にする。
【0007】上記のような自動車ドアのアウタハンドル
とラッチオープンレバーとの結合構造は、例えば実用新
案登録第2554583号公報に示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の結
合構造は、自動車が側面衝突した際、自動車ドアが図6
に示すように衝撃力Fによって変形し、ドアハンドル1
とドアロック装置7が接近するような状態に立ち至った
とき、連結ロッド4がラッチオープンレバー6を押し下
げてしまい、ドアロック装置7をドア開許容状態にする
ため、ドアが非意図的に開放してしまうことがある。
【0009】そこで本発明は、衝突などによってドア変
形があってもドアロック装置が不用意にドア開許容状態
にならないような、ドアのアウタハンドルとラッチオー
プンレバーとの結合構造を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の発明は、自動車ドアのアウタハンドルに連
結され、軸部を支点として車体に対して回動可能なハン
ドルレバーと、このハンドルレバーに一端側が回転可能
に軸支され、他方端がドアロック装置のラッチオープン
レバーに係合して、ドアアウタパネルに沿って延びる連
結レバーとを有し、前記アウタハンドルの開操作により
前記ハンドルレバーが前記軸部を支点として開方向に回
動し、前記ハンドルレバーの回動に伴って前記連結レバ
ーが押動され、前記ラッチオープンレバーを回動させる
ことで前記ドアロック装置のラッチをドア開許容状態に
する、自動車ドアのアウタハンドルとラッチオープンレ
バーとの結合構造において、前記ドアアウタパネルと前
記連結レバーとの間に、前記ドアアウタパネルの変形に
伴って押動され、前記連結レバーを折曲する力を及ぼす
突っ張り部材を配置したことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明によれば、側面衝突などに
よってドアアウタパネルが車内方向へ曲がって変形する
と、その変形によって突っ張り部材が押動されて連結レ
バーへ同レバーを折り曲げる力を及ぼし、その折り曲げ
力によって連結レバーまたはこの連結レバーから曲げモ
ーメントを受けるハンドルレバーが破断して連結レバー
とラッチオープンレバーとの連絡が断たれ、ラッチオー
プンレバーのラッチ開方向への回転が阻止される。従っ
て、衝突時における自動車ドアの不意の開放が防止され
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記連結レバー
が前記折曲げ力に対して一般部より折曲しやすい脆弱部
を有していることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明によれば、脆弱部で連結レ
バーの破断が生じ、作用の確実性が増大する。
【0014】請求項3に記載の発明は、前記連結レバー
と前記ラッチオープンレバーとの係合位置は、前記ラッ
チオープンレバーの回転軸の位置よりも前記連結レバー
の前記一端側へオフセットして位置せしめられているこ
とを特徴とする。
【0015】請求項3の発明によると、このようなオフ
セットにより、連結レバーの折曲時にラッチオープンレ
バーをラッチ作動方向へ回転させてしまうような事態の
発生は確実に回避することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、前記突っ張り部
材が前記連結レバーからドアアウタパネル方向へ突出す
る突起部であり、この突起部の根元部分に前記脆弱部が
設けられていることを特徴とする。
【0017】請求項4の発明によると、前記連結レバー
を、前記突起部を有する一体的な部材として形成できる
ので部品点数を少なくすることができ、また前記突起部
の根元部分に脆弱部分を設けることにより、ドアアウタ
パネルの変形が突起部から直接的に脆弱部に作用するの
で、脆弱部の折曲と破断が効果的に行なわれる。
【0018】請求項5の発明は、前記連結レバーからド
アアウタパネル方向へ突出し、前記突っ張り部材により
前記連結レバーが折曲変形を開始した際、前記ドアアウ
タパネルの部分またはドアアウタパネルに固設された部
材に引っ掛かり、前記ラッチオープンレバー作動方向へ
の連結レバーの移動を阻止する係止部が前記連結レバー
に設けられていることを特徴とする。
【0019】請求項5の発明によると、連結レバーが破
断しない場合にも連結レバーの折曲の途中で前記係止部
がドアアウタパネルに引っ掛かり、連結レバーによるラ
ッチオープンレバーの作動を回避することができる。
【0020】請求項6の発明は、前記連結レバーの突起
部のドアアウタパネル側先端と、同連結レバーのラッチ
オープンレバー側末端との間が架橋片によって連結され
ていることを特徴とする。
【0021】請求項6の発明によると、艤装時にハンド
ルレバーと連結された連結レバーをドアアウタパネルに
設けたハンドル取付け穴からドアアウタパネルの内側に
挿入する際に、前記架橋片をハンドル取付け穴の下縁上
を滑動させる案内部材として使用し、艤装作業を簡便に
行うことができる。
【0022】請求項7の発明は、前記連結レバーが樹脂
製であることを特徴とする。
【0023】請求項7の発明によると、連結レバーを成
形によって簡単に製作することができ、更に連結レバー
の折曲破断の確実性を増大させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の自動車ドアのアウ
タハンドルとラッチオープンレバーとの結合構造の実施
形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0025】図1は、前記結合構造の要部斜視図であっ
て、図中矢印「前」はドア前方方向、「外」はドアの外
側方向を示している。図2はドア開操作を行う前の結合
構造を図1の後方側から前方へ向かって見た概略側面
図、図3は図2と同様の概略側面図であって衝突後の状
態を示している。
【0026】図中、10は連結レバー、11はハンドル
レバー(ダイカストレバー)、12はラッチオープンレ
バーである。図2および図3には更にドアアウタハンド
ル13と、ドアアウタパネル15に一体的に設けられた
軸受け部15aが示されている。図5および図6に示す
従来の結合構造と同様に、軸受け部15aはハンドルレ
バーの軸部11cを軸受けしている。また、ハンドルレ
バー11にはアーム11bが設けてあり、このアームは
ドアアウタハンドル13に連結され、ドアアウタハンド
ルを開操作した際に外方へ引かれる。従って、ドアアウ
タハンドル13をドア開放のために操作したとき、アー
ム11bが引かれ、ハンドルレバー11は軸部11cを
支点として回動する。軸部11cにはドアアウタハンド
ル13およびハンドルレバー11をドアアウタハンドル
操作前の常態位置に向けて付勢するように、例えばねじ
りコイルばね(図示せず)が作用している。
【0027】ラッチオープンレバー12は、図4および
図5を参照して説明した従来のものと同様のドアロック
装置16を作動するために、軸12aを中心に回転する
ようドアロック装置16に取り付けられている。ラッチ
オープンレバー12は連結レバー10と係合する方の側
の端部にローラー12bを有しているが、このローラー
は、ラッチオープンレバー12の端部を連結レバー10
の回転軸11aの方向へ曲げて形成した担持部12cの
先端部に、担持部12cから側方へ突出した状態で取り
付けられており、その場合回転軸11aとローラー12
bはそれらの軸線が平行になるように配置される。ロー
ラー12bを上記のように形成した担持部12cに設け
たことにより、ローラーの位置はラッチオープンレバー
12の回転軸12aの位置よりも連結レバー10の回転
軸11aの方向へオフセットした状態になる(図3中の
S参照)。
【0028】連結レバー10は一部を除き平板な部材で
あって、上記のように上方端をハンドルレバー11に軸
支されており、下方端はラッチオープンレバー12と係
合している。前記下方端は二股状に形成され、二股部に
おける二つの脚部10a,10b間には上記ローラー1
2bの直径よりも僅かに大きな幅のスリット10cが設
けてあり、このスリット10cには上記のローラー12
bが差し込まれている。
【0029】連結レバー10とドアアウタパネル15の
間には、ドアアウタパネル15が外方からの衝撃を受け
て変形した際に、ドアアウタパネル15の変形に伴って
押動され、連結レバー10に対して同連結レバー10を
折曲する力を及ぼす突っ張り部材が配置されるが、図示
の実施態様では、この突っ張り部材は、連結レバー10
の中央部からドアアウタパネル15に向かって突出し、
ドアアウタパネル15の直近まで達している突起部10
dとして構成されている。この突起部10dは図1から
明らかなように、連結レバー10の他の部分よりも厚肉
の部分として形成され、この厚肉部分は連結レバー10
の内方側縁まで延び更にハンドルレバー11の方向へ向
かって屈曲している。
【0030】更に、連結レバー10には、突起部10d
の根元部において、前記二股部側に狭幅の脆弱部10e
が設けられており、それと共に図2に示すように突起部
10dは脚部10aの方へ向かって僅かに傾倒してい
る。従って、突起部10dはドアアウタパネル15から
の衝撃を受けて内方へ押し動かされたとき、脚部10a
の方へ転向する傾向を示し、その結果脆弱部10eに曲
げ力が集中し、この脆弱部での破断が促される。この傾
向は、突起部10dに連なる前記の厚肉部分がハンドル
レバー11の方向へ向かって屈曲していることによって
更に強まっている。
【0031】連結レバー10を樹脂製、例えばガラス入
りナイロン製にした場合、連結レバー本来の、ラッチオ
ープンレバー12を作動するために充分な機能に加え
て、上記のような屈曲破断を効果的にもたらすことがで
き、更に成形が可能であるので製造も容易となる。
【0032】連結レバー10には更に、突起部10dに
隣接してハンドルレバー11側に、ドアアウタパネル1
5に向けて先細り形状の突出部10fが設けてあり、こ
の突出部10fの先端部には鉤状の係止部10gが形成
されている。この係止部10gは衝突の際に受ける連結
レバー10の屈曲変形に伴って下方移動するが、その運
動軌跡は変形したドアアウタパネル15におけるハンド
ル取付け穴15bの下縁の板コバ部15aの上方へ達す
るようになされており、従って連結レバー10の屈曲中
に係止部10gが板コバ部15aに係合して、連結レバ
ー10がラッチオープンレバー12のローラー12b方
向へ移動するのを阻止する。係止部10gを板コバ部1
5aに係合させる代わりに、ドアアウタパネル15の他
の部分又はドアアウタパネル15に固着された部分に係
合させるようにしてもよい。
【0033】突出部10fと突起部10dとの間には、
突出部10fの鉤状係止部10gの近傍と突起部10d
の先端上部とを連結する架橋片10hが形成されてお
り、この架橋片10hによって鉤状係止部10gが補強
されている。
【0034】一方、突起部10dの先端下部と脚部10
aの先端との間にも架橋片10iが設けてあり、この架
橋片10iは連結レバー10を艤装する際に有利に活用
される。即ち、図4に示すように、ハンドルレバー11
と連結された状態の連結レバー10をドアアウタパネル
15のハンドル取付け穴15bからドアアウタパネル1
5内側へ挿入する際、架橋片10iを板コバ部15a上
に置き、その上を滑らせることにより連結レバー10は
所望の方向へ案内され、ラッチオープンレバー12と係
合する所定の位置へもたらされる。その結果、艤装作業
が容易になる。
【0035】次に、上記結合構造の作用について図2及
び図3を参照して説明する。ドアの開操作を行う場合、
図2に示すようにドアアウタハンドル13を矢印Pの方
向へ2点鎖線にて示す位置(13´)まで引くと、それ
に伴ってアーム11bが引かれるのでハンドルレバー1
1は軸部11cを中心に回転せしめられ、その結果ハン
ドルレバー11に軸支された連結レバー10は2点鎖線
の位置10´まで押し下げられる。押し下げられた連結
レバー10はスリット10c内のローラー12bを押し
下げることになり、その結果ラッチオープンレバー12
が回転せしめられ、ドアロック装置16をドア開許容状
態にする。ドア開放後ドアアウタハンドル13を上記の
ねじりコイルばねの作用により常態位置へ戻せば、それ
に伴ってハンドルレバー11及び連結レバー10も図2
中の実線位置へ復帰せしめられ、またドアを閉鎖すれば
ラッチオープンレバー12が図2中の実線位置へ復帰せ
しめられる。
【0036】ドア閉鎖時に側面衝突などによりドアが側
方からの衝撃Fを受け、図3に示すようにドアアウタパ
ネル15が変形すると、その変形に従って突起部10d
がドアアウタパネル15によって押され、連結レバー1
0が脆弱部10eで折曲し始め、最終的には図3に示す
ように脆弱部10eでの破断に至る。連結レバー10が
突起部10dから折曲力を受ける際、回転軸11aとロ
ーラー12bとが支点となり、支点間の中央部で反対側
から突起部10dが連結レバーを押すことになるため、
連結レバー10は突起部の根元の脆弱部10eで折れ曲
がるようになり、その際上述のようにローラー12bが
ラッチオープンレバー12の回転軸12aに対し連結レ
バー10の回転軸11aの方へオフセット(S)してい
ることにより、ラッチオープンレバー12を作動回転さ
せるような方向の力はローラー12bにはもたらされな
い。
【0037】連結レバー10が折曲力を受けた際、その
折曲力がハンドルレバー11に曲げモーメントとして働
き、その結果ハンドルレバー11が、図3に示すよう
に、破断するようにしても所期の目的が達せられる。
【0038】ドアアウタパネル15が変形し、連結レバ
ー10が屈曲していく過程において鉤状係止部10gの
移動軌跡の前方にドアアウタパネル15に設けた板コバ
部15aが進入し、鉤状係止部10gが前記板コバ部1
5aに係合した時点で、ラッチオープンレバー12を回
転させる方向への連結レバー10の移動は阻止され、こ
れによってもドアロック装置16が非意図的にドア開許
容状態になされることが阻止される。
【0039】以上、本発明の実施形態を例示したが、本
発明の範囲内において種々改変ないし変更が可能であ
る。例えば、上記実施形態では自動車側方のドアに本発
明を適用した場合を説明したが、ハッチバックタイプの
バックドアなどにも本発明は適用可能である。また、上
記の実施形態では突っ張り部材は連結レバーと一体の突
起部として形成されているが、これに代えてドアアウタ
パネルと連結レバーとの間に延在する、連結レバーとは
別体の、柱状、棒状あるいは板状の部材で構成しても良
い。
【0040】また、本発明の結合構造はプルアップタイ
プのアウタハンドルを有している自動車ドアに対しても
適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の自動車ドア
のアウタハンドルとラッチオープンレバーとの結合構造
によれば、ドアアウタパネルと連結レバーとの間に、ド
アアウタパネルが外方からの大きな衝撃を受けて変形し
た際に、ドアアウタパネルの変形に伴って連結レバーが
折曲、破断するようになされているので、ラッチオープ
ンレバーを開方向へ作動することがなく、ドアの開放を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車ドアのアウタハンドルとラ
ッチオープンレバーとの結合構造の1実施形態の要部斜
視図である。
【図2】図1の結合構造を後方から見た図である。
【図3】自動車ドアが側方からの衝突荷重をうけた際の
結合構造の状態を示す、図2と同様の図である。
【図4】本発明による結合構造の部品を自動車ドアに艤
装する際の態様を示す図である。
【図5】従来の結合構造を示す図である。
【図6】図5の結合構造が側方からの衝撃を受けた際の
常態を示す図である。
【符号の説明】
10…連結レバー 10d…突起部(突っ張り部材) 10e…脆弱部 10g…鉤状係止部 11…ハンドルレバー 11a…回転軸 11b…軸部 11c…アーム 12…ラッチオープンレバー 12a…回転軸 12b…ローラー 13…ドアアウタハンドル 14…シャフト 15…ドアアウタパネル 15a…板コバ部 16…ドアロック装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ドアのアウタハンドルに連結さ
    れ、軸部を支点として車体に対して回動可能なハンドル
    レバーと、このハンドルレバーに一端側が回転可能に軸
    支され、他方端がドアロック装置のラッチオープンレバ
    ーに係合して、ドアアウタパネルに沿って延びる連結レ
    バーとを有し、前記アウタハンドルの開操作により前記
    ハンドルレバーが前記軸部を支点として開方向に回動
    し、前記ハンドルレバーの回動に伴って前記連結レバー
    が押動され、前記ラッチオープンレバーを回動させるこ
    とで前記ドアロック装置のラッチをドア開許容状態にす
    る、自動車ドアのアウタハンドルとラッチオープンレバ
    ーとの結合構造において、 前記ドアアウタパネルと前記連結レバーとの間に、前記
    ドアアウタパネルの変形に伴って押動され、前記連結レ
    バーを折曲する力を及ぼす突っ張り部材を配置したこと
    を特徴とする自動車ドアのアウタハンドルとラッチオー
    プンレバーとの結合構造。
  2. 【請求項2】 前記連結レバーが前記折曲げ力に対して
    一般部より折曲しやすい脆弱部を有していることを特徴
    とする請求項1に記載の自動車ドアのアウタハンドルと
    ラッチオープンレバーとの結合構造。
  3. 【請求項3】 前記連結レバーと前記ラッチオープンレ
    バーとの係合位置は、前記ラッチオープンレバーの回転
    軸の位置よりも前記連結レバーの前記一端側へオフセッ
    トして位置せしめられていることを特徴とする、請求項
    1に記載の自動車ドアのアウタハンドルとラッチオープ
    ンレバーとの結合構造。
  4. 【請求項4】 前記突っ張り部材が前記連結レバーから
    ドアアウタパネル方向へ突出する突起部であり、 この突起部の根元部分に前記脆弱部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の自動車ドアのアウタハ
    ンドルとラッチオープンレバーとの結合構造。
  5. 【請求項5】 前記連結レバーからドアアウタパネル方
    向へ突出し、前記突っ張り部材により前記連結レバーが
    折曲変形を開始した際、前記ドアアウタパネルの部分ま
    たはドアアウタパネルに固設された部材に引っ掛かり、
    前記ラッチオープンレバー作動方向への連結レバーの移
    動を阻止する係止部が前記連結レバーに設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4の一つに記載の自動車ド
    アのアウタハンドルとラッチオープンレバーとの結合構
    造。
  6. 【請求項6】 前記連結レバーの突起部のドアアウタパ
    ネル側先端と、同連結レバーのラッチオープンレバー側
    末端との間が架橋片によって連結されていることを特徴
    とする請求項4に記載の自動車ドアのアウタハンドルと
    ラッチオープンレバーとの結合構造。
  7. 【請求項7】 前記連結レバーが樹脂製であることを特
    徴とする請求項1〜6の一つに記載の自動車ドアのアウ
    タハンドルとラッチオープンレバーとの結合構造。
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Cited By (4)

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