JP3038031U - 開閉蓋装置 - Google Patents
開閉蓋装置Info
- Publication number
- JP3038031U JP3038031U JP1996012410U JP1241096U JP3038031U JP 3038031 U JP3038031 U JP 3038031U JP 1996012410 U JP1996012410 U JP 1996012410U JP 1241096 U JP1241096 U JP 1241096U JP 3038031 U JP3038031 U JP 3038031U
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- lid
- closed
- closing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 取り扱いが簡単で、製造が容易、かつ開口を
大きく開くようにする。 【構成】 蓋体11を開口12の中心から外れた箇所で
開閉可能に軸支する。そのために、円形開口の周側部の
如く、開口12の中心に対して拡がった左右の辺部に、
それと交叉する支軸14とその軸受15とからなる開閉
軸部を設ける。開状態では開いた蓋体11の一部が開口
12の縁部に接して停止する。
大きく開くようにする。 【構成】 蓋体11を開口12の中心から外れた箇所で
開閉可能に軸支する。そのために、円形開口の周側部の
如く、開口12の中心に対して拡がった左右の辺部に、
それと交叉する支軸14とその軸受15とからなる開閉
軸部を設ける。開状態では開いた蓋体11の一部が開口
12の縁部に接して停止する。
Description
【0001】
本考案は、開口を開閉可能に設けられ、開方向へばね手段によって付勢される とともに、同付勢力に抗して係止手段により閉位置に固定される構成を具備した 開閉蓋装置に関し、例えば屑篭の開口の蓋等に適する。
【0002】
例えば屑篭等の開口部に設ける蓋には着脱式の単なる覆い蓋や、蓋の側辺にて 軸支し、開口全体を大きく開くもの、或いは蓋を中央で重量バランスを保って軸 支して回転時に口を開く回転蓋などがある。前二者の方式では開口を大きく開く ことができるが、蓋を手で開閉しなければならず、後者は回転させれば良いので 簡単だが開口が半分しか開かない、と夫々一長、一短がある。また他には足踏み ペダルで蓋を開閉させるものが公知であり、それには前記の短所はない。しかし 開閉機構が必要な高級品であり、一般的ではなく、プラスチック製品には適さな い。
【0003】
本考案は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は取り扱いが簡単 かつ製造が容易で、口を大きく開くことができる開閉蓋装置を提供することにあ る。
【0004】
前記の課題を解決するため本考案は、蓋体11を開口12の中心から外れた箇 所で開閉可能に軸支するために、円形開口の周側部の如く、開口12の中心に対 して拡がった左右の辺部に、それと交叉する支軸14とその軸受15とからなる 開閉軸部を設け、開状態では開いた蓋体11の一部が開口12の縁部に接して停 止するようにしたものである。
【0005】
本考案に係る開閉蓋装置は、装置が組み込まれる本体10の開口12を開閉す るものであり、蓋体11は開方向ヘばね手段16によって常に付勢されており、 その付勢力に抗して係止手段によって閉位置に固定される。
【0006】 蓋体11を開口12の中心から外れた箇所で開閉可能に軸支するために、円形 開口の周側部の如く、開口12の中心に対して拡がった左右の辺部に、それと交 叉する支軸14とその軸受15とからなる開閉軸部を設ける。これによって開口 12を大きく開くことができる。開口を最大に開くためには蓋体の最外部で軸支 すれば良いが、その方式がとれるのは最外側に直線部分のある場合に限られる。 これに対し、本考案のように構成すれば、最大ではないがそれに近い大きさの開 口を得ることができ、かつ本体形状にとらわれず円形のものや角型開口の角部等 にも容易に適用することができる。
【0007】 図示実施例のものは、円形の蓋体11により同じく円形の開口12を開閉する 例である。円形開口12の周側部に近い箇所に開閉軸部を設けているので、周側 部から中心に向かって左右の辺部は逆ハの字型の傾斜状になり、それと交叉する 弦長方向の軸線と平行の支軸14を蓋体側に設けている(図5、図6参照)。支 軸14は蓋体11の立ち下がり縁19に設けてあり、それを受ける軸受15は蓋 体11の内周縁21に設けてある。支軸14と軸受15の位置関係を逆にしても 作用は同じである。
【0008】 さらに、支軸14を受ける軸受15を軸線の前後方向へ長く形成して、蓋体1 1の開閉により支軸14が前後方向へ移動可能に設ける。軸受15は円形であっ ても良いが、前後へ長く形成することによって、支軸14(蓋体)が前後方向へ 移動可能となり、後退時に係止手段により開位置に固定されるようにすることで 係止手段の作用をより確実にすることができる(図3、図4参照)。
【0009】 蓋体11を開方向へ付勢するばね手段16は、前記支軸14が通る軸線付近の 蓋体11に取り付ける。例示のばね手段16は中央にコイル部を有するトーショ ンばねであり、そのコイル部を蓋体11の内方に突出した短軸22に掛け、二つ のばね端の一方は本体10の開口12内の軸線より内方に設けたばね掛け23に 、他方は蓋体11の前記短軸22より内方に設けたばね掛け24に掛け止めてい る。このため蓋体11を閉じると支軸14は軸受15の後方へ移動し、開くと前 方へ移動する(図3、図4)。
【0010】 そして開状態では、開口12の縁部12aに開いた蓋体11の一部11aが接 して停止状態となる(図6参照)。つまり、本体開口12の縁が蓋体11の開放 時のストッパーの役目をする。他方、蓋体11を閉じたときに、ばね手段16の 付勢力に抗して閉位置に固定するための係止手段は蓋体11の先端部と本体10 との間に設けられる。
【0011】 係止手段を構成する係止片17は実施例の場合蓋体11の前端に一体成形され ており、その係止相手は操作片18に形成されている。操作片18は、本体10 の開口縁に臨んで内外方向へ揺動可能に取り付けられ、上を押すと取り付け部分 25の可撓性によって外方へ動き、係止片17が係止口26から離脱できる構造 である(図4、図5)。なお、図中20は屑篭のような本考案を適用する器物の 本体を示す。
【0012】 故に、蓋体11は閉じた状態から係止手段を解除すると開口12を大きく開か れ、開口12の縁部をストッパーとして停止する(図4、図6)。逆に閉じると きは蓋体11を押し下げれば係止片17が操作片18の係止口26内に入り込ん で、ばね手段16に抗した状態で閉位置に固定される。つまりばね手段16のた めの短軸22と支軸14の長さA(図2)が偏芯により開蓋時に大となり、支軸 14が前方へ引張られ、閉蓋で逆に後方へ移動する。閉位置で支軸14は外方へ 後退しているので(図3)、係止片17が係止口26から外れる惧れはない。
【0013】
【考案の効果】 本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、構成が単純かつ合 理的であり、従って製造が容易で大きく開口し、取り扱い易い開閉蓋装置を提供 することができるという効果を奏する。
【図1】本考案に係る開閉蓋装置の実施例を示す斜視
図。
図。
【図2】図1の平面図。
【図3】本案装置の閉蓋時の要部拡大断面図。
【図4】同上開蓋時の要部拡大断面図。
【図5】開閉軸部の部分横断面図。
【図6】同上箇所の部分斜視図。
Claims (2)
- 【請求項1】 開口を開閉可能に設けられ、開方向へば
ね手段によって付勢されるとともに、同付勢力に抗して
係止手段により閉位置に固定される構成を具備した開閉
蓋装置であって、蓋体11を開口12の中心から外れた
箇所で開閉可能に軸支するために、円形開口の周側部の
如く、開口12の中心に対して拡がった左右の辺部に、
それと交叉する支軸14とその軸受15とからなる開閉
軸部を設け、開状態では開いた蓋体11の一部が開口1
2の縁部に接して停止することを特徴とする開閉蓋装
置。 - 【請求項2】 開口を開閉可能に設けられ、開方向へば
ね手段によって付勢されるとともに、同付勢力に抗して
係止手段により閉位置に固定される構成を具備した開閉
蓋装置であって、蓋体11を開口12の中心から外れた
箇所で開閉可能に軸支するために、円形開口の周側部の
如く、開口12の中心に対して拡がった左右の辺部に、
それと交叉する支軸14とその軸受15とからなる開閉
軸部を設け、開状態では開いた蓋体11の一部が開口1
2の縁部に接して停止するとともに、蓋体11を開方向
へ付勢するばね手段16を前記支軸14が通る軸線付近
の蓋体11に取り付け、支軸14を受ける軸受15を軸
線の前後方向へ長く形成して、蓋体11の開閉により支
軸14が前後方向へ移動可能に設け、閉位置にて、蓋体
11の前部に係止手段として設けた係止片17がそれと
係脱可能な操作片18に係止し、蓋体11を閉位置に保
持することを特徴とする開閉蓋装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012410U JP3038031U (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 開閉蓋装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012410U JP3038031U (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 開閉蓋装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3038031U true JP3038031U (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=43172721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996012410U Expired - Lifetime JP3038031U (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 開閉蓋装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038031U (ja) |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP1996012410U patent/JP3038031U/ja not_active Expired - Lifetime