JP2003003696A - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

車両用ドアハンドル装置

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JP2003003696A JP2001192236A JP2001192236A JP2003003696A JP 2003003696 A JP2003003696 A JP 2003003696A JP 2001192236 A JP2001192236 A JP 2001192236A JP 2001192236 A JP2001192236 A JP 2001192236A JP 2003003696 A JP2003003696 A JP 2003003696A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアの外側にはハンドル本体のみが存在する
ようにし、ハンドル本体が組付けられた後は長手方向に
ガタが生じないようにする。 【解決手段】 ドア外板9の外側に設けられるものであ
って、プラスチック材にて形成されるとともに意匠部を
成す取手部12を主に形成されるレバー状のハンドル本
体1と、ハンドル本体1を保持するものであって、プラ
スチック材にて形成されるとともにドア外板9の内側に
取付けられるベース2と、からなる。一方の端部側に
は、ハンドル本体1を回転自在なように支持する回転支
持部3を有するとともに、もう一方の端部側にはベース
2とハンドル本体1とが係合作用をするように形成され
た係合部5を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ドアハンドル
装置に関するものであり、特に、レバー状のハンドル本
体はドア外板の外側に設置されるとともに、当該ドアハ
ンドル本体の取付支点を形成するベースはドア外板の内
側に設けられるようにした二分割式の車両用ドアハンド
ル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ドアハンドル装置は、ハン
ドル本体の一端側がドアハンドル装置(ドアハンドルア
センブリ)をドア外板面に取付ける際のベースの役目を
果すケースあるいはカバーの一部にヒンジピン等を介し
て一体的にピンジョイント結合されるようになっている
ものである。このような従来のものにおいては、ケース
あるいはカバーもドアの外側に設けられるものであり、
意匠面の一部を形成するものであるところから、その表
面側には塗装処理あるいはメッキ処理等が施されるよう
になっているものである。従って、この従来のものにお
いては、ドアハンドルアセンブリの製造コストが高くな
らざるを得ないと言う問題点を有する。このような問題
点を解決するために、ハンドル本体のみをドア外板の外
側に設置するようにするとともに、当該ハンドル本体の
取付支点を形成するベースをドア外板の内側に設置する
ようにし、上記ハンドル本体の回転運動の支点を成すピ
ボット部を上記ドア外板の内側に設けられたベースの受
け部のところにドア外板の外側から嵌め込ませるように
した二分割式の、かつ、組立式の車両用ドアハンドル装
置が一部において案出されている(特開2000−16
0897号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記二分割
式のものは、回転支持部の構造が、例えば、ハンドル本
体の裏面側に設けられたピボットアーム先端部のクレビ
ス部と、ドア外板の内側に設けられたベースに設けられ
た係合ピン等からなる受け部とにて形成されるようにな
っているものである。そして、これらがドア外板を間に
挟んだ状態で組付結合されることによって回転支持部が
形成されるようになっているものである。従って、ハン
ドル本体を握って、ハンドル本体に力を掛けた場合に、
当該ハンドル本体が、上記回転支持部のところにおい
て、その長手方向に、わずかにではあるが移動すると言
う問題が生ずる。すなわち、ガタが生ずると言う問題点
がある。このような問題点を解決するために、上記回転
支持部のところにガタの生じないようにした二分割式の
車両用ドアハンドル装置を提供しようとするのが、本発
明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、取手部
を形成するものであってレバー状の形態からなるハンド
ル本体と、当該ハンドル本体を保持するものであってド
ア外板の内側に設けられるベースと、からなる車両用ド
アハンドル装置に関して、当該車両用ドアハンドル装置
の一方の端部側には、上記ハンドル本体を回転自在なよ
うに支持する回転支持部を有するとともに、もう一方の
端部側には、上記ベースとハンドル本体とが係合作用を
するように形成された係合部を有するようにし、更に、
上記回転支持部の構造を、上記レバー状ハンドル本体の
一方の端部側に設けられるものであって裏面側に向かっ
て突出するように形成されたアーム部と、上記ベースの
一方の端部側に設けられるものであって、上記アーム部
の先端部が嵌まり込むように形成された凹陥部からなる
とともに当該凹陥部内に上記アーム部の先端部が嵌まり
込んだ状態において当該アーム部の先端部を基点にして
上記ハンドル本体を回転自在なように保持するベアリン
グ部と、からなるようにした構成を採ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、ドア外板の内側に設けられたベース
の凹陥状ベアリング部のところに、ハンドル本体に設け
られたアーム部を、ドア外板の外側から嵌め込ませるこ
とによって車両用ドアハンドル装置(ドアハンドルアセ
ンブリ)を形成させることができるようになり、ドアハ
ンドルアセンブリの組付工程を簡略化することができる
ようになる。また、本発明のものにおいては、意匠部を
形成するのはハンドル本体のみとなり、当該ハンドル本
体を支持するベースは、ドア外板の内側に設置されるこ
ととなるので、当該ベースは、ハンドル本体支持のため
の機能を満たしておれば良いようになる。従って、その
材料費をも含めて、部品製造原価の低減化を図ることが
できるようになる。
【0006】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、請求
項1記載の車両用ドアハンドル装置に関して、上記回転
支持部を、上記ベースの一端側に設けられたベアリング
部のところに、上記レバー状ハンドル本体の裏面側に設
けられたアーム部の先端部がドア外板に設けられたアー
ム部挿入用の開口穴を経由して嵌め込まれることによっ
て形成されるようにした構成を採ることとした。このよ
うな構成を採ることにより、本発明のものにおいても、
上記請求項1記載のものと同様、ハンドル本体のアーム
部をドア外板に設けられた開口穴を経由してドア外板の
内側に設けられたベースのベアリング部のところに嵌め
込むことによってドアハンドルアセンブリを比較的簡単
に形成する(組立てる)ことができるようになり、ドア
ハンドルアセンブリの製造コストの低減化を図ることが
できるようになる。
【0007】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1または
請求項2記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項1または請求項2記載の車両用ドアハ
ンドル装置に関して、上記回転支持部を形成するハンド
ル本体側のアーム部のハンドル本体回転面内における断
面形状を、全体がフック状の形態からなるようにすると
ともに、その先端部のところに、ハンドル本体側に向か
って突出するように形成されるものであって丸味を帯び
た形態からなるピボット部を有するようにするととも
に、当該アーム部の先端部が嵌り込む上記ベース側ベア
リング部のところに、上記アーム部の先端部が一旦嵌ま
り込んだ後には、上記アーム部先端部に形成された上記
ピボット部がハンドル本体の作動時において上記ベアリ
ング部から抜け出ないように形成されたストッパ部を有
するようにした構成を採ることとした。
【0008】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、上記ハンドル本体の操作時、特に、
当該ハンドル本体に、その長手方向の力(荷重)が作用
したときに、当該ハンドル本体が長手方向に移動するの
を抑止することができるようになる。すなわち、上記ハ
ンドル本体の長手方向への荷重入力に対して、ハンドル
本体のアーム部先端部に形成されたピボット部がベース
のベアリング部に形成されたストッパ部のところに係合
してハンドル本体の長手方向への移動を規制することと
なる。これによって、ハンドル本体の長手方向へのガタ
が除去されるようになる。また、当該ハンドル本体の回
転運動は、上記アーム部先端部に形成された丸味を帯び
たピボット部の上記ベアリング部周りに対する回転運動
によって円滑に処理されることとなる。
【0009】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1ないし
請求項3記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項1ないし請求項3記載の車両用ドアハ
ンドル装置に関して、上記ベースをプラスチック材にて
一体的に形成するとともに、上記ベアリング部の上記ハ
ンドル本体の回転面内における断面形状を、上記ストッ
パ部を有する部分における開口幅が上記アーム部先端部
におけるピボット部を有する部分の断面幅よりも小さな
値を有するようにし、上記アーム部先端部を上記ベアリ
ング部内に嵌入させるに当っては、上記アーム部先端部
が上記ベアリング部のストッパ部を有する開口部のとこ
ろを押し拡げるように弾性変形させた状態で、かつ、上
記アーム部先端部の上記ピボット部のところが上記スト
ッパ部のところを乗り越えるようにして嵌合させるよう
にした構成を採ることとした。このような構成を採るこ
とにより、本発明のものにおいては、ハンドル本体のア
ーム部とベースのベアリング部との組付け作業が、上記
ハンドル本体を上記ベースのベアリング部への嵌め込み
作業にて簡単に行なうことができるようになる。すなわ
ち、本ドアハンドルアセンブリの組立作業の効率化を図
ることができるようになる。また、このようにして両者
が組付けられた(嵌合された)後には、上記ベアリング
部に形成されたストッパ部がアーム部先端部に形成され
たピボット部に係合作用することによって、抜け止め効
果が発揮されることとなり、ハンドル本体のベースから
の離脱が抑止されるようになる。従って、ハンドル本体
の操作はガタの無い状態で円滑に行なわれるようにな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図4を基に説明する。本実施の形態に関するも
のは、図1に示す如く、ドア外板9の外側に設けられる
ものであって、プラスチック材にて形成されるとともに
意匠部を成す取手部12を主に形成されるレバー状のハ
ンドル本体1と、当該ハンドル本体1を保持するもので
あって、プラスチック材にて形成されるとともにドア外
板9の内側に取付けられるベース2と、からなることを
基本とするものである。
【0011】このような基本構成からなるものにおい
て、上記車両用ドアハンドル装置(ドアハンドルアセン
ブリ)の一方の端部側には、上記ハンドル本体1を回転
自在なように支持する回転支持部3が設けられるように
なっているとともに、もう一方の端部側には、上記ベー
ス2とハンドル本体1とが係合作用をするように形成さ
れた係合部5が設けられるようになっているものであ
る。また、上記ハンドル本体1の長手方向端部のところ
であって上記係合部5が設けられるところには、ハンド
ル本体1が作動した時に当該ハンドル本体1の長手方向
への移動を規制するキャップ8が設けられるようになっ
ている。
【0012】このような構成からなるものにおいて、上
記回転支持部3の構造は、上記ハンドル本体1の主要部
を成すレバー状の取手部12の一方の端部側に設けられ
るものであって裏面側に向かって突出するように形成さ
れたアーム部11と、上記ベース2の一方の端部側に設
けられるものであって、上記アーム部11が挿入される
ように形成された開口部21並びに当該開口部21の周
りに設けられた凹陥部からなるものであって上記アーム
部11の先端部が嵌まり込んだ状態において当該アーム
部11の先端部を基点にして上記ハンドル本体1の取手
部12を回転自在なように保持するベアリング部22
(図2参照)と、からなることを基本とするものであ
る。
【0013】このような構成からなるものにおいて、上
記ベアリング部22周りの構成は、例えば図2の(イ)
に示す如く、横断面形態において、両側に縦壁部22
1、222を有する凹陥状の形態からなるものであって
所定の幅(C)を有する部分(ベアリング部22)と、
当該ベアリング部22を形成する一方の縦壁部221の
ところに設けられるものであって山形状の凸部からなる
ストッパ部225と、からなることを基本とするもので
ある。なお、上記ストッパ部225のベアリング部22
の奥の方に位置するものであって後に述べるピボット部
111と軸受作用をするところには、後に述べるアーム
部11の先端部に形成されるピボット部111の凸面半
径(R)とほぼ同等の半径(R)を有する凹面湾曲部が
形成されるようになっているものである(図4参照)。
【0014】そして、このようなベアリング部22のと
ころに嵌入されるアーム部11は、その全体形状がフッ
ク状の形態からなるとともに、その先端部のところであ
ってハンドル本体1を形成する取手部12側のところに
は、図4に示す如く、その先端部が丸味を帯びた凸状の
形態からなるピボット部111が設けられるようになっ
ているものである。すなわち、ピボット部111は所定
の半径(R)を有する凸部にて形成されるようになって
いるものである。また、このようなピボット部111の
形成される、その反対側のところには、凸状円弧の一部
にて形成されるスライド部112が設けられるようにな
っているものである。そして、このような構成からなる
ものにおいて、上記アーム部11の先端部に形成される
ピボット部111とスライド部112との間に形成され
る幅(A)と、上記ベアリング部22の入口のところに
形成されるストッパ部225の頂点と一方の縦壁部22
2との間に形成される開口幅(B)との間には、B<A
の関係式が成り立つようになっているものである。な
お、このような関係式が成立つ状態において、ベアリン
グ部22の一般断面開口幅(C)の値は、上記アーム部
11の先端部の幅(A)とほぼ同等の値を有するように
設定されているものである。
【0015】一方、上記回転支持部3の反対側の端部に
設けられる係合部5は、図1に示す如く、ハンドル本体
1を形成する取手部12の裏面側に、本取手部12に対
してほぼ直角に設けられるものであってフック状の形態
からなる係合フック部15と、ドア外板9の内側に取付
けられるベース2の一端側に設けられるものであって上
記係合フック部15が係合するように形成された開口状
の係合リセス部25と、からなることを基本とするもの
である。そして、このような構成からなるものにおい
て、ドア外板9の内側に取付けられたベース2の、その
一端に設けられた上記係合リセス部25のところに、上
記ハンドル本体1の一端側に設けられた係合フック部1
5の、その最先端部151が係合するようになっている
ものである。そして、このような係合フック部15が上
記係合リセス部25のところに一旦係合した後には、上
記ハンドル本体1の取手部12をどのように操作して
も、上記係合部5における最先端部151のところが上
記ベース2側に設けられた係合リセス部25のところか
ら離脱するようなことがないようになっている。
【0016】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての組付手順、すなわち、ハンドル本体
1のベース2への組付手順について、図2及び図3を基
に説明する。まず、図2の(イ)に示す如く、ハンドル
本体1の一端側に設けられたアーム部11をドア外板9
に設けられた開口穴91のところを通過させるように挿
入する。そして更に、上記アーム部11の先端部のとこ
ろを上記ドア外板9の内側に取付けられたベース2の、
そのベアリング部22のところに嵌め込ませるようにす
る。このとき、上記アーム部11の先端部の幅(A)は
ベアリング部22の縦壁部221に設けられたストッパ
部225を有する部分の開口幅(B)よりも大きな値を
有するようになっているので、上記ピボット部111が
上記ストッパ部225のところを乗り越えるときに、例
えば図2の(ロ)に示す如く、ピボット部111の反対
側に設けられたスライド部112がベアリング部22を
形成する縦壁部222を図2の(ロ)に示す二点鎖線図
示の如く弾性変形させて、開口部を押し拡げるように作
用する。その結果、上記ピボット部111を含むアーム
部11の先端部のところが上記ストッパ部225の凸部
を乗り越えて、幅(C)を有するベアリング部22の奥
のところに収容されることとなる。
【0017】このようにして、アーム部11の先端部が
ベアリング部22の所定の位置に納まった(設置され
た)後には、図3に示す如く、上記アーム部11の先端
部に形成されたピボット部111を基点にして回転支持
部3が形成されることとなる。なお、この回転支持部3
を形成するピボット部111周りの具体的な構成は、図
4に示す如く、所定の半径(R)を有する凸状のピボッ
ト部111と、当該ピボット部111と係合作用をする
ものであってベアリング部22を形成する一方の縦壁部
221に設けられたストッパ部225に設けられた凹面
部とにて形成されるようになっているものである。そし
て、上記凹面部における曲率半径(R)は上記ピボット
部111における半径(R)とほぼ同等の値を有するよ
うになっているものである。従って、上記ピボット部1
11を基点としたハンドル本体1の回転運動は円滑に行
なわれるようになる。
【0018】また、上記ピボット部111が上記ストッ
パ部225のところに係合するように一旦嵌まり込んだ
後は、上記ピボット部111がストッパ部225に形成
された凹面部に係合することによってハンドル本体1の
長手方向、特に係合部5側への移動が規制されることと
なる。これによって、長手方向へのガタ止め作用が成さ
れることとなる。
【0019】このように本実施の形態のものにおいて
は、ドア外板9の内側に予め設置されたベース2のとこ
ろに、ドア外板9の外側からハンドル本体1を比較的簡
単な作業にて取付けることができるとともに、一旦ハン
ドル本体1がベース2に取付けられた後は、ハンドル本
体1の操作時において、その長手方向へのガタ等が生じ
ないようになり、ハンドル本体操作時における、その操
作フィーリングの向上を図ることができるようになる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、取手部を形成するもの
であってレバー状の形態からなるハンドル本体と、当該
ハンドル本体を保持するものであってドア外板の内側に
設けられるベースと、からなる車両用ドアハンドル装置
に関して、当該車両用ドアハンドル装置の一方の端部側
には、上記ハンドル本体を回転自在なように支持する回
転支持部を有するとともに、もう一方の端部側には、上
記ベースとハンドル本体とが係合作用をするように形成
された係合部を有するようにし、更に、上記回転支持部
の構造を、上記レバー状ハンドル本体の一方の端部側に
設けられるものであって裏面側に向かって突出するよう
に形成されたアーム部と、上記ベースの一方の端部側に
設けられるものであって、上記アーム部の先端部が嵌ま
り込むように形成された凹陥部からなるとともに当該凹
陥部内に上記アーム部の先端部が嵌まり込んだ状態にお
いて当該アーム部の先端部を基点にして上記ハンドル本
体を回転自在なように保持するベアリング部と、からな
るようにした構成を採ることとしたので、ドア外板の内
側に設けられたベースの凹陥状ベアリング部のところ
に、ハンドル本体に設けられたアーム部を、ドア外板の
外側から嵌め込ませることによって車両用ドアハンドル
装置(ドアハンドルアセンブリ)を形成させることがで
きるようになり、ドアハンドルアセンブリの組付工程を
簡略化することができるようになった。また、本発明の
ものにおいては、意匠部を形成するのはハンドル本体の
みとなり、当該ハンドル本体を支持するベースは、ドア
外板の内側に設置されることとなるので、当該ベース
は、ハンドル本体支持のための機能を満たしておれば良
いようになり、従って、その材料費をも含めて、部品製
造原価の低減化を図ることができるようになった。
【0021】また、本発明においては、上記回転支持部
を形成するハンドル本体側のアーム部のハンドル本体回
転面内における断面形状を、全体がフック状の形態から
なるようにするとともに、その先端部のところに、ハン
ドル本体側に向かって突出するように形成されるもので
あって丸味を帯びた形態からなるピボット部を有するよ
うにするとともに、当該アーム部の先端部が嵌り込む上
記ベース側ベアリング部のところに、上記アーム部の先
端部が一旦嵌まり込んだ後には、上記アーム部先端部に
形成された上記ピボット部がハンドル本体の作動時にお
いて上記ベアリング部から抜け出ないように形成された
ストッパ部を有するようにした構成を採ることとしたの
で、上記ハンドル本体の操作時、特に、当該ハンドル本
体に、その長手方向の力(荷重)が作用したときに、当
該ハンドル本体が長手方向に移動するのを抑止すること
ができるようになった。すなわち、上記ハンドル本体の
長手方向への荷重入力に対して、ハンドル本体のアーム
部先端部に形成されたピボット部がベースのベアリング
部に形成されたストッパ部のところに係合してハンドル
本体の長手方向への移動を規制するようになり、これに
よって、ハンドル本体の長手方向へのガタを除去するこ
とができるようになった。また、当該ハンドル本体の回
転運動は、上記アーム部先端部に形成された丸味を帯び
たピボット部の上記ベアリング部周りに対する回転運動
によって円滑に処理されるようになり、ドアハンドル装
置操作時のフィーリングを向上させることができるよう
になった。
【0022】また、本発明においては、上記ベースをプ
ラスチック材にて一体的に形成するとともに、上記ベア
リング部の上記ハンドル本体の回転面内における断面形
状を、上記ストッパ部を有する部分における開口幅が上
記アーム部先端部におけるピボット部を有する部分の断
面幅よりも小さな値を有するようにし、上記アーム部先
端部を上記ベアリング部内に嵌入させるに当っては、上
記アーム部先端部が上記ベアリング部のストッパ部を有
する開口部のところを押し拡げるように弾性変形させた
状態で、かつ、上記アーム部先端部の上記ピボット部の
ところが上記ストッパ部のところを乗り越えるようにし
て嵌合させるようにした構成を採ることとしたので、ハ
ンドル本体のアーム部とベースのベアリング部との組付
け作業が、上記ハンドル本体を上記ベースのベアリング
部への嵌め込み作業にて簡単に行なうことができるよう
になった。すなわち、本ドアハンドル装置の組立作業の
効率化を図ることができるようになった。また、このよ
うにして両者が組付けられた(嵌合された)後には、上
記ベアリング部に形成されたストッパ部がアーム部先端
部に形成されたピボット部に係合作用することによって
抜け止め効果が発揮されるようになり、ハンドル本体の
ベースからの離脱を抑止することができるようになっ
た。また、これによって、ハンドル本体操作時において
ガタの発生を防止することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す展開斜視図である。
【図2】ハンドル本体の一端側に形成されたアーム部先
端部の、ベース側に形成されたベアリング部への装着手
順を示す図である。
【図3】ベアリング部にハンドル本体のアーム部が装着
された状態を示す断面図である。
【図4】回転支持部周りの具体的構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハンドル本体 11 アーム部 111 ピボット部 112 スライド部 12 取手部 15 係合フック部 151 最先端部 2 ベース 21 開口部 22 ベアリング部 221 縦壁部 222 縦壁部 225 ストッパ部 25 係合リセス部 3 回転支持部 5 係合部 8 キャップ 9 ドア外板 91 開口穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取手部を形成するものであってレバー状
    の形態からなるハンドル本体と、当該ハンドル本体を保
    持するものであってドア外板の内側に設けられるベース
    と、からなる車両用ドアハンドル装置において、当該車
    両用ドアハンドル装置の一方の端部側には、上記ハンド
    ル本体を回転自在なように支持する回転支持部を有する
    とともに、もう一方の端部側には、上記ベースとハンド
    ル本体とが係合作用をするように形成された係合部を有
    するようにし、更に、上記回転支持部の構造を、上記レ
    バー状ハンドル本体の一方の端部側に設けられるもので
    あって裏面側に向かって突出するように形成されたアー
    ム部と、上記ベースの一方の端部側に設けられるもので
    あって、上記アーム部の先端部が嵌まり込むように形成
    された凹陥部からなるとともに当該凹陥部内に上記アー
    ム部の先端部が嵌まり込んだ状態において当該アーム部
    の先端部を基点にして上記ハンドル本体を回転自在なよ
    うに保持するベアリング部と、からなるようにしたこと
    を特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用ドアハンドル装置
    において、上記回転支持部を、上記ベースの一端側に設
    けられたベアリング部のところに、上記レバー状ハンド
    ル本体の裏面側に設けられたアーム部の先端部がドア外
    板に設けられたアーム部挿入用の開口穴を経由して嵌め
    込まれることによって形成されるようにしたことを特徴
    とする車両用ドアハンドル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両用ド
    アハンドル装置において、上記回転支持部を形成するハ
    ンドル本体側のアーム部のハンドル本体回転面内におけ
    る断面形状を、全体がフック状の形態からなるようにす
    るとともに、その先端部のところに、ハンドル本体側に
    向かって突出するように形成されるものであって丸味を
    帯びた形態からなるピボット部を有するようにするとと
    もに、当該アーム部の先端部が嵌り込む上記ベース側ベ
    アリング部のところに、上記アーム部の先端部が一旦嵌
    まり込んだ後には、上記アーム部先端部に形成された上
    記ピボット部がハンドル本体の作動時において上記ベア
    リング部から抜け出ないように形成されたストッパ部を
    有するようにしたことを特徴とする車両用ドアハンドル
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の車両用ド
    アハンドル装置において、上記ベースをプラスチック材
    にて一体的に形成するとともに、上記ベアリング部の上
    記ハンドル本体の回転面内における断面形状を、上記ス
    トッパ部を有する部分における開口幅が上記アーム部先
    端部におけるピボット部を有する部分の断面幅よりも小
    さな値を有するようにし、上記アーム部先端部を上記ベ
    アリング部内に嵌入させるに当っては、上記アーム部先
    端部が上記ベアリング部のストッパ部を有する開口部の
    ところを押し拡げるように弾性変形させた状態で、か
    つ、上記アーム部先端部の上記ピボット部のところが上
    記ストッパ部のところを乗り越えるようにして嵌合させ
    るようにしたことを特徴とする車両用ドアハンドル装
    置。
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