JPS5820764Y2 - 自動車用ドア−ヒンジ - Google Patents
自動車用ドア−ヒンジInfo
- Publication number
- JPS5820764Y2 JPS5820764Y2 JP9818978U JP9818978U JPS5820764Y2 JP S5820764 Y2 JPS5820764 Y2 JP S5820764Y2 JP 9818978 U JP9818978 U JP 9818978U JP 9818978 U JP9818978 U JP 9818978U JP S5820764 Y2 JPS5820764 Y2 JP S5820764Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- roller
- cam surface
- fixed plate
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Hinge Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、カムとローラーによるチェック機構を有する
ドアーヒンジに関するものである。
ドアーヒンジに関するものである。
自動車の組立に於いて、ドアーは塗装のむらや色の相違
を防ぐ為塗装前に車体に組付けねばならなかった。
を防ぐ為塗装前に車体に組付けねばならなかった。
しかし塗装後に於いては座席の組付は等の内装を行う為
、ドアーが邪魔になるばかりでなくドアーの塗装面に傷
を付けやすく且つ組立ラインの全長に渡ってドアーを開
いておくだけのスペースを必要とした。
、ドアーが邪魔になるばかりでなくドアーの塗装面に傷
を付けやすく且つ組立ラインの全長に渡ってドアーを開
いておくだけのスペースを必要とした。
本考案は、カムとローラーによるチェック機構を有して
いてもヒンジピンを抜差し可能とし、ドアーを容易に分
離並びに元の位置に組付けられる様にするものである。
いてもヒンジピンを抜差し可能とし、ドアーを容易に分
離並びに元の位置に組付けられる様にするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
1は車体(図示せず)に固着される固定板であり、螺子
挿入用の孔1aを設けた取付部1bと、該取付部1bよ
り略直角に折曲され対向する壁部1cと後記するスプリ
ング8を保持するエンボス1dを設けた座部1eより或
っている。
挿入用の孔1aを設けた取付部1bと、該取付部1bよ
り略直角に折曲され対向する壁部1cと後記するスプリ
ング8を保持するエンボス1dを設けた座部1eより或
っている。
2はドアー(図示せず)に固着される可動板で、螺子挿
入用の孔2aを設けた取付部2bと、該取付部2bより
略直角に折曲され断面時コ字形の連続壁部2cより成っ
ている。
入用の孔2aを設けた取付部2bと、該取付部2bより
略直角に折曲され断面時コ字形の連続壁部2cより成っ
ている。
この可動板2は、セレーション等を形成して固定板1の
壁部1cに抜差し可能としたヒンジピン3により固定板
1に枢着される。
壁部1cに抜差し可能としたヒンジピン3により固定板
1に枢着される。
4は固定板1の壁部1Cに回転不能に固着される軸で、
断面略半円状の阻止部4aを形成してなる。
断面略半円状の阻止部4aを形成してなる。
5はカム面5aを有するカムで、一端に揺動制御部5b
を一体的に形成して軸4により固定板1の壁部1Cに揺
動可能に枢支されると共に、他端が固定板1の底部1e
に保持されたスプリング8により図に於いて反時計方向
に付勢される。
を一体的に形成して軸4により固定板1の壁部1Cに揺
動可能に枢支されると共に、他端が固定板1の底部1e
に保持されたスプリング8により図に於いて反時計方向
に付勢される。
カム5の軸4寄りには、カム面5a上にカム面5aより
も深く切設された凹部5eが形成されている。
も深く切設された凹部5eが形成されている。
揺動制御部5bは、固定板1に固着された軸4の阻止部
4aが嵌入して阻止部4aと保合可能な突出部5cを有
して、阻止部4aより大きい略半円状をなす枢支孔5d
を設けてなる。
4aが嵌入して阻止部4aと保合可能な突出部5cを有
して、阻止部4aより大きい略半円状をなす枢支孔5d
を設けてなる。
6は可動板2の連続壁部2Cの先端にヒンジピン3と平
行な軸7にて回動可能に支持されるローラー6である。
行な軸7にて回動可能に支持されるローラー6である。
このローラーは可動板20回動に伴ないカム面5aに圧
接しながら転動すると共に、完全開扉状態に於いてはカ
ム面5aの凹部5eに位置する。
接しながら転動すると共に、完全開扉状態に於いてはカ
ム面5aの凹部5eに位置する。
揺動制御部5bの突出部5cが固定板1に固着されて固
定板1側をなす阻止部4aに係合することにより、スプ
リング8の付勢力によるカム50反時計方向への回動は
阻止さぁ ローラー6がカム面5aの凹部5eに位置す
る完全開扉状態に於いては、ローラー6とカム面5aの
凹部5eとの間に若干の間隙が形成されて、スプリング
8の付勢力によりカム面5aがローラー6に圧接しない
ように構成されている。
定板1側をなす阻止部4aに係合することにより、スプ
リング8の付勢力によるカム50反時計方向への回動は
阻止さぁ ローラー6がカム面5aの凹部5eに位置す
る完全開扉状態に於いては、ローラー6とカム面5aの
凹部5eとの間に若干の間隙が形成されて、スプリング
8の付勢力によりカム面5aがローラー6に圧接しない
ように構成されている。
次に上記構成によってなる作用を説明する。
第2.6図に示す閉扉状態より開扉すると可動板2が時
計方向に回動し、ローラー6がカム5のカム面5aに圧
接しながら転動してカム面5aの凹部5eに位置して、
第3,5図に示す完全開扉状態となる。
計方向に回動し、ローラー6がカム5のカム面5aに圧
接しながら転動してカム面5aの凹部5eに位置して、
第3,5図に示す完全開扉状態となる。
この完全開扉状態に於いては、揺動制御部5bの突出部
5cが固定板T4JA!lをなす阻止部4aに係合して
、スプリング8の付勢力によるカム50反時計方向への
回動が阻止される為に、カム面5aの凹部5eとローラ
ー6との間に若干の間隙が形成されてカム面5aがロー
ラー6に圧接シないので、セレーション等にて抜止めさ
れたヒンジピン3を抜く事により固定板1と可動板2と
が分離可能となる。
5cが固定板T4JA!lをなす阻止部4aに係合して
、スプリング8の付勢力によるカム50反時計方向への
回動が阻止される為に、カム面5aの凹部5eとローラ
ー6との間に若干の間隙が形成されてカム面5aがロー
ラー6に圧接シないので、セレーション等にて抜止めさ
れたヒンジピン3を抜く事により固定板1と可動板2と
が分離可能となる。
この分離状態にあっても、カム5は突出部5cと阻止部
4aとの保合により反時計方向の回動が阻止される為に
、スプリング8の付勢力に抗しながらカム5を揺動させ
ることなく、内装完了後ヒンジピン3を差し込む事によ
り容易に固定板1と可動板2とを枢着することができる
。
4aとの保合により反時計方向の回動が阻止される為に
、スプリング8の付勢力に抗しながらカム5を揺動させ
ることなく、内装完了後ヒンジピン3を差し込む事によ
り容易に固定板1と可動板2とを枢着することができる
。
尚、上記実施例に於いては、揺動制御部5bを略半円状
の枢支孔5dに設けた突出部5Cとしであるが、第7図
に示す様に突出部5cを山形とすれば、突出部5cと阻
止部4aとの当接が面接触となりカム5の揺動阻止が確
実になる。
の枢支孔5dに設けた突出部5Cとしであるが、第7図
に示す様に突出部5cを山形とすれば、突出部5cと阻
止部4aとの当接が面接触となりカム5の揺動阻止が確
実になる。
又、第8図に示す様に揺動制御部5bをカム枢支部でな
く該枢支部より離れた位置に設は固定板1に形成した阻
止部1fと当接する様に設けれは枢支孔5dに設けるよ
りも更に大きなカム回転モーメントを受ける事ができる
。
く該枢支部より離れた位置に設は固定板1に形成した阻
止部1fと当接する様に設けれは枢支孔5dに設けるよ
りも更に大きなカム回転モーメントを受ける事ができる
。
以上の如く、カム5とローラー6によるチェック機構を
有するドアーヒンジに於いてローラー6がカム面5aに
形成した凹部5eに位置したときカム5がスプリング8
の付勢力により揺動しローラー6に圧接するのを阻止す
る揺動制御部5bをカム5に設けたことにより、ローラ
ー6にスプリング8の付勢力による負荷がかからないの
で固定板1と可動板2とを枢支するヒンジピン3を抜差
する事により容易にドアーを脱着できる。
有するドアーヒンジに於いてローラー6がカム面5aに
形成した凹部5eに位置したときカム5がスプリング8
の付勢力により揺動しローラー6に圧接するのを阻止す
る揺動制御部5bをカム5に設けたことにより、ローラ
ー6にスプリング8の付勢力による負荷がかからないの
で固定板1と可動板2とを枢支するヒンジピン3を抜差
する事により容易にドアーを脱着できる。
従って自動車の内装作業に於いてドアーに傷を付ける事
もない好適な自動車用ドアーヒンジである。
もない好適な自動車用ドアーヒンジである。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は閉扉状態の正面
図であり、第2図は第1図の上面図である。 第3図は完全開扉状態の上面図であり、第4図は第3図
の側面図を示す。 第5図は第4図のA−A断面図であり、第6図は第5図
と同様に閉扉状態の断面図である。 第1図と第8図は他実施例である。 第9図は第1図乃至第6図に示す実施例並びに第7図に
示す他実施例に用いられる軸の拡大斜視図である。 1・・・・・・固定板、2・・・・・・可動板、3・・
・・・・ヒンジピン、4・・・・・・軸、4a、1f・
・・・・・阻止部、5・・・・・・カム、5a・・・・
・・カム面、5b・・・・・・揺動制御部、5c・・・
・・・突出部、6・・・・・・ローラー 7・・・・・
・軸、8・・・・・・スプリング。
図であり、第2図は第1図の上面図である。 第3図は完全開扉状態の上面図であり、第4図は第3図
の側面図を示す。 第5図は第4図のA−A断面図であり、第6図は第5図
と同様に閉扉状態の断面図である。 第1図と第8図は他実施例である。 第9図は第1図乃至第6図に示す実施例並びに第7図に
示す他実施例に用いられる軸の拡大斜視図である。 1・・・・・・固定板、2・・・・・・可動板、3・・
・・・・ヒンジピン、4・・・・・・軸、4a、1f・
・・・・・阻止部、5・・・・・・カム、5a・・・・
・・カム面、5b・・・・・・揺動制御部、5c・・・
・・・突出部、6・・・・・・ローラー 7・・・・・
・軸、8・・・・・・スプリング。
Claims (1)
- 車体もしくはドアーのいずれか一方に固着され且つスプ
リングによって付勢されカム面を有するカムを軸によっ
て揺動自在に枢着した固定板と、前記のいずれか他方に
固着され且つ該カム面と圧接可能なローラを設けた可動
板とをヒンジピンによって枢着した自動車用ドアーヒン
ジに於いて、前記カムに前記スプリングによる付勢方向
への揺動を阻止する固定板側に当接可能な揺動制御部を
一体的に形成して、該ローラが該カム面に形成した凹部
に位置したとき該揺動制御部が固定板側に当接して該ロ
ーラと該カム面との間に間隙を形成して、該カム面が該
ローラに圧接するのを阻止なすと共に前記ヒンジピンを
抜差可能に設けたことを特徴とする自動車用ドアーヒン
ジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9818978U JPS5820764Y2 (ja) | 1978-07-17 | 1978-07-17 | 自動車用ドア−ヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9818978U JPS5820764Y2 (ja) | 1978-07-17 | 1978-07-17 | 自動車用ドア−ヒンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5516317U JPS5516317U (ja) | 1980-02-01 |
JPS5820764Y2 true JPS5820764Y2 (ja) | 1983-04-30 |
Family
ID=29033728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9818978U Expired JPS5820764Y2 (ja) | 1978-07-17 | 1978-07-17 | 自動車用ドア−ヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820764Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-07-17 JP JP9818978U patent/JPS5820764Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5516317U (ja) | 1980-02-01 |
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