JP2011521165A - 連結部材 - Google Patents

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Abstract

部材22は、エンジンの弁トレーン10内に使用するフィンガ従節14と液圧ラッシュ調整装置18とを連結するようにされている。液圧ラッシュ調整装置18は、長手軸線を有するプランジャ34を含んでいる。フィンガ従節14は、プランジャ34を受容するためのポケット30と、ポケット直近の突出部54とを含んでいる。部材22は、外周縁70と内周縁74とを有する第1部分66を含み、内周縁74はプランジャ34を受容するように構成された第1開口82を画成している。第1部分66の内周縁74は、半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部86を含み、該舌状部がプランジャ34に摩擦係合されるように構成されており、これにより第1部分66はプランジャ34に事実上軸線方向に固定される。部材22は、また第2部分78を含み、第2部分は第1部分66に接続されており、かつ第1部分66に対し事実上非平行に延びている。第2部分78は、フィンガ従節14の突出部54を受容するように構成された第2開口102を画成する内周縁98を含んでいる。

Description

本発明は、連結部材に係わり、より具体的には、エンジンの弁トレーン構成部品の連結に使用するための連結部材に関するものである。
構成部品の組み立て時にしばしば望まれるのは、多数の下位組み立て体を作るか、又は多数の個別構成部材を「ユニット化」して、組み立てを簡単に、又は容易にすることである。エンジンの弁トレーンには多くの構成部品が含まれ、エンジンのシリンダ数に応じて、弁トレーン構成部品のすべてを組み立てるには、個別の構成部品を処理し結合するさいに、かなりの時間や精度を必要とする。
エンジンの2つ以上の弁トレーン構成部品をユニット化することにより、構成部品を処理し結合するさいに要する時間と精度が低減できる。
本発明では、一態様により、エンジンの弁トレーン内で使用するためのフィンガ従節と液圧ラッシュ調整装置との連結部材が得られる。該液圧ラッシュ調整装置は長手軸線を有するプランジャを含んでいる。該フィンガ従節は、プランジャを受容するポケットと、ポケット直近の突出部とを含んでいる。この連結部材は、外周縁と内周縁とを有する第1部分を含んでいる。第1部分の内周縁は、プランジャを受容するように構成された第1開口を画成しており、該内周縁からは、半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部が延びている。舌状部は、プランジャと摩擦係合するように構成され、これによって第1部分が事実上軸線方向にプランジャに対して固定される。連結部材は、また第2部分を含み、該第2部分は第1部分に接続され、かつ第1部分と事実上非平行に延びている。第2部分は内周縁を有し、該内周縁が、フィンガ従節の突出部を受容するように構成された第2開口を画成している。
本発明では、別の態様により、ポケット及びポケット直近の突出部を有するフィンガ従節と、フィンガ従節のポケットに受容されるプランジャを有する液圧ラッシュ調整装置とを含むユニットにされた弁トレーン組み立て体が得られる。プランジャは長手軸方向軸線を有している。このユニット式の弁トレーン組み立て体は、また外周縁と内周縁とを有する第1部分を備えた連結部材を含んでいる。内周縁はプランジャが受容される第1開口を画成している。連結部材は、また第1部分の内周縁から半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部を含んでいる。この舌状部は、プランジャと摩擦係合することで、プランジャに対して第1部分を事実上軸線方向に固定する。連結部材は、更に第2部分を含み、該第2部分は、第1部分に接続され、かつ第1部分と事実上非平行に延びている。第2部分は第2開口を画成する内周縁を有し、該第2開口にはフィンガ従節の突出部が貫通受容される。
更に別の態様では、本発明により、エンジンの弁トレーンに使用するためのフィンガ従節と液圧ラッシュ調整装置とを連結する方法が得られる。フィンガ従節は、液圧ラッシュ調整装置のプランジャを受容するポケットと、ポケット直近の突出部とを有している。この方法は、第1開口と、第1開口の半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部とを有するクリップ又は連結部材を得る作業と、プランジャを第1開口に貫通挿入する作業と、第1開口へのプランジャの貫通挿入時に舌状部をたわませる作業と、フィンガ従節のポケット内にプランジャを位置決めする作業と、フィンガ従節の突出部をクリップ又は連結部材の第2開口に貫通挿入する作業とを含んでいる。第2開口は、第1開口の第1軸線と事実上非平行な第2軸線を有している。
本発明のこのほかの特徴及び態様は、以下の詳細な説明及び添付図面により明らかになろう。
ローラ・フィンガ従節と液圧ラッシュ調整装置とを連結する本発明の連結部材を含むユニット式弁トレーンの、前方から見た斜視図。 図1のユニット式弁トレーン組み立て体を側面から見た斜視図。 図1のユニット式弁トレーン組み立て体の側面図。 図1のユニット式弁トレーン組み立て体を上方から見た斜視図。 ユニット式弁トレーン組み立て前の図1の連結部材を上方より見た斜視図。 ユニット式弁トレーン組み立て前の図1の連結部材の平面図。 図1の連結部材と、ユニット式弁トレーン組み立て体の液圧ラッシュ調整装置との部分断面図で、液圧ラッシュ調整装置との連結前の連結部材を示す図。 図1の連結部材と、ユニット式弁トレーン組み立て体の液圧ラッシュ調整装置との部分断面図で、液圧ラッシュ調整装置と連結された連結部材を示す図。 図1のユニット式弁トレーン組み立て体の部分側断面図で、液圧ラッシュ調整装置との係合前の位置にあるローラ・フィンガ従節を示す図。 図1のユニット式弁トレーン組み立て体の部分側断面図で、液圧ラッシュ調整装置に係合しつつあるローラ・フィンガ従節を示す図。 図1のユニット式弁トレーン組み立て体の部分側断面図で、ローラ・フィンガ従節と液圧ラッシュ調整装置とを連結した連結部材を示す図。 図1のユニット式弁トレーン組み立て体の部分側断面図で、ローラ・フィンガ従節を連結部材及び液圧ラッシュ調整装置に対する第1配位で示す図。 図1のユニット式弁トレーン組み立て体の部分側断面図で、ローラ・フィンガ従節を連結部材及び液圧ラッシュ調整装置に対する第2配位で示す図。
本発明の実施例を詳細に説明する前に理解しておかねばならない点は、本発明の適用は、以下の説明又は図面により明らかにされる構成の細部並びに構成部品の配置に限定されないという点である。本発明は、別の実施例が可能であり、かつまた種々の方法で実現可能である。また、ここで使用される用語は、説明目的のものであり、本発明を制限するものと見なさるべきでないことを理解されたい。「含む」とか「有する」という語及びそれらの変化形の使用は、その語に後続する部材及びそれらと等価の部材、並びに付加的な部材を包含する意味を有している。他に説明や限定がない場合には、「取り付ける」、「接続する」、「支持する」、「連結する」などの用語及びそれらの変化形は広義に用いられており、直接、間接双方の取り付け、接続、支持、連結を包含している。更に、「接続」と「連結」は、物理的又は機械式の接続又は連結に限定されない。
図1〜図4に示すユニット式弁トレーン組み立て体10は、揺れ腕、又は球形端部旋回式ローラ・カム従節組み立て体、又はローラ・フィンガ従節14と、液圧ラッシュ調整装置18と、従節14及び調整装置18をユニット化又は連結するクリップ又は連結部材22とを含んでいる。従節14は、中心軸線50を有するポケット30(図9〜図13参照)を備えたボール・ソケット26を含み、ポケット内には調整装置18の球形旋回部材、通常は調整装置18のピストン又はプランジャ34が、受容されている。図9を見ると、従節14は、またポケット直近に突出部54を含んでいる。突出部54は、ポケット30の中心軸線50と事実上直角に配向された長手軸線58を有し、ポケット30から遠ざかる方向へ延びている(図9〜図11参照)。
図1〜図4を見ると、調整装置18はハウジング38を含み、ハウジング内にはプランジャ34が支持されている。プランジャ18は、長手軸線62を有し、シャンク42と事実上半球形の端部46(以下、「球形端部46」と称す)とを含み、この端部が従節14のポケット30と係合する(図7〜図11参照)。プランジャ34の球形端部46は、切頭形(図9〜図13に示すように)、又は非切頭形(図7及び図8に示すように)にすることができる。当業者には理解されようが、連結部材22は、図7及び図8の非切頭形プランジャ34、又は図9〜図13の切頭形プランジャ34と共に使用できる。図1〜図4のユニット式弁トレーン組み立て体10は、例えばおバーヘッド・カムシャフト型エンジン内に使用できる。
図5及び図6を見ると、連結部材22(製造したままのものとして示す)は、外周縁70及び内周縁74を有する第1部分66と、第1部分66の外周縁70から延びる第2部分78とを含んでいる。内周縁74は、幅寸法W(図6参照)を有する第1開口82を画成している。連結部材22の図示の構成では、開口82は事実上円形であり、幅寸法Wは開口82の直径に相当する。あるいはまた、開口82は、幾つかの異なる形状(例えば楕円形、長方形等)のいずれかに構成できる。
図5及び図6を見ると、連結部材22の第1部分66は、半径方向内方に突出する対向舌状部86を含んでいる。舌状部86の各々は、事実上直線状の遠位縁90と、遠位縁90の両側の各側縁94とを含んでいる。連結部材22の図示の構成では、各舌状部96の側縁94は遠位縁90に対し事実上直角に配向されることで、舌状部86の各々が事実上長方形状になっている。あるいはまた、舌状部86は異なる形状(例えば円形、斜形、切り欠き形、三角形、多角形等)を有するように構成してもよい。更に別の構成では、連結部材22は、単一の舌状部86又は3つ以上の舌状部86を含むこともでき、後者の場合、舌状部86は、第1部分66の内周縁74に沿って等間隔又は不等間隔に配置できる。
図6を見ると、舌状部86は、舌状部86の各遠位縁90間に間隔寸法Gを有している。連結部材22の図示の構成では、間隔寸法Gと幅寸法Gとの比は約0.77:1である。あるいはまた、連結部材22は、この比が約0.7:1〜約1:1となるように構成することもできる。詳しくは後述するが、間隔寸法Gは、プランジャのシャンク42より僅かに小さいので、連結部材22をプランジャ34に摩擦係合させ、事実上軸線方向に固定することができる(図7及び図8参照)。
図5及び図6を見ると、連結部材22の第2部分78は、第2開口102を画成する内周縁98を含んでいる。連結部材22の図示の構成では、開口102は長方形である。しかし、連結部材22の別の構成では、開口102は幾つかの異なる形状(例えば円形、楕円形、多角形等)のいずれかに構成できる、詳しくは後述するが、第2開口102は、フィンガ従節14の突出部54を受容するように構成されており、それによりフィンガ従節14は、作動時の完全な運動範囲にわたり揺動可能となる(図1〜図4、図12、図13参照)。
図5及び図6には、連結部材22が、製造直後の、組み立て前の状態で、つまり第1部分66に対して第2部分78が曲げられる前の状態で示されている。曲げられる前には、第1部分66と第2部分78とは、単一片の弾性材料(例えば薄鋼板)から打ち抜き又は類似の加工処理により事実上同一平面に形成される。次いで、プランジャ34に取り付ける前に、連結部材22の第2部分78が第1部分66に対して曲げられ、第1と第2の開口82,102の軸線106,110が、それぞれ互いに事実上直角となるようにされる(図3参照)。連結部材22は、また第1と第2の部分66,78の別の個所で曲げられ又は変形され、それにより、作動時に従節14を妨害することが防止される(図3参照)。
図7及び図8には、連結部材22を調整装置18に組み付ける順序が示されている。図7に示すように、連結部材22は、先ず調整装置18の上方に配置され、第1開口82とプランジャ34との各軸線106,62が事実上整線される。次いで、連結部材22がプランジャ34に連結又は押しはめされる。幅寸法Wは、呼称寸法でプランジャ・シャンク42の外径と等しいか、又はそれより僅かに大きい。したがって、プランジャ34は、内周縁74に全く又は著しくは邪魔されることなく、第1開口82内へ受容される。しかし、間隔寸法G(図7に示す連結部材22の組み立て前の状態での)は、プランジャ・シャンク42の外径及び球形端部46の外径より小さいので、舌状部86がプランジャ34の球形端部46に接触すると、第1部分66の上面によって形成される平面114に対して斜角Aをなして上方へ折り曲げられる(図8参照)。連結部材22の図示の構成では、舌状部86の各々が、平面114に対し約115度の斜角をなしている。あるいはまた、舌状部86は、約115度を超える斜角又は下回る斜角をなすように構成してもよい。
プランジャ・シャンク42との、曲げられた舌状部86の摩擦係合(特に各遠位縁90とプランジャ・シャンク42との)は、連結部材22とプランジャ34との解離に抵抗する。したがって、連結部材22は、プランジャ34の長手方向軸線62に対し軸線方向にプランジャ34に固定される。調整装置18の下位組み立て体と連結部材22とは、完全にユニット化され、取扱いに当たっての意図しない分解の懸念は少ない。あるいはまた、連結部材22の第2部分78は、連結部材22がプランジャ34に連結された後に第1部分66に対して曲げることもできる。
図9〜図11には、従節14と、ユニットにされた調整装置18・連結部材22との組み立ての順序が示されている。図9に示すユニットにされた調整装置18・連結部材22は、プランジャ34の球形端部46が従節14のポケット30に受容され得るように配向されている。次いで、従節14の突出部54が、連結部材22の第2開口102に部分的に挿入され、ユニットにされた調整装置18の下位組み立て体・連結部材22が、旋回させられることで、従節14のポケット30へのプランジャ34の球形端部46の初期挿入が可能になる(図10参照)。図10に示した従節14及び調整装置18の配向位置から、連結部材22と調整装置18とを更に旋回させることで、球形端部46がポケット30に受容され、かつ突出部54が第2開口102に貫通挿入される(図11参照)。
ユニット式弁トレーン組み立て体10は、既述の方法とは異なる方法を用いて組み立てることもできる。例えば、連結部材22(図5及び前記6に示す)を、先ず調整装置18のプランジャ34にはめ込むことにより、既述のように舌状部86をたわませる。次に、プランジャ34の球形端部46を従節14のポケット30へ挿入する。最後に、連結部材22の第2部分78を従節14の突出部54の方へ折り曲げて、突出部54を第2開口102内に受容する。
更に別の組み立て方法では、連結部材22の第2部分78を、先ず、既述のように、第1部分66に対して折り曲げる。次に、従節14の突出部54を第2開口102に貫通挿入し、ポケット30と第1開口82との各軸線50,106を整線させる。従節14と、平面114内に位置する第1部分66の上面の少なくとも一部との間にスペーサ(図示せず)を挿入することで、従節14に対する連結部材22の姿勢を配向し、かつ維持できる。次いで、プランジャ34を、連結部材22の第1開口82に貫通挿入し、かつ従節14のボール・ソケット26のポケット30内へ挿入することで、既述のように、舌状部86が折り曲げられるか又はたわませられる。スペーサによって、舌状部86は、既述のように、プランジャ34に摩擦係合され、曲げられる一方、連結部材22の第1部分66が、従節14の方へたわんだり曲がったりするのが防止される。該スペーサは、連結部材22がプランジャ34に固定された後、除去できる。従節14、調整装置18、連結部材22は、更に別の方法を用いて組み立てて、ユニット式弁トレーン組み立て体10を形成することもできる。
組み立て後、従節14と調整装置18とは、ユニットとして取り扱うことができ、調整装置が意図せずして従節14から分離する懸念は少ない。調整装置18と従節14とを分離するには、調整装置18と連結部材22とのユニット式組み立て体を逆に旋回させることによって、従節14の突出部54を連結部材22の第2開口から部分的に外し、それによってプランジャ34の球形端部46をボール・ソケット26のポケット30から取り外すことができる。次に、調整装置18を、連結部材22を著しく曲げたり変形させることなく、又は従節14、調整装置18、連結部材22の機能性を犠牲にすることなく、完全に外すことができる。
図12及び図13に見られるように、従節14は、調整装置18に対してゆるく、しかし確実に連結部材22によって保持されている。エンジン内に組み付けられる場合、連結部材22の第2開口102の幾何形状により、十分な隙間が得られるので、従節14は、必要な範囲の作動角度にわたりプランジャ34の球形端部46上を揺動可能であり、しかも従節14や調整装置18を含むどの構成部材も、妨害により損傷したり拘束されることがない。連結部材22と従節14との接触が作動中に生じるのは稀であり、たとえ生じても、従節14が作動角度の配向以内でピーク位置となる時に、生じる可能性があるだけである。
連結部材22により、ユニットとしての従節14・調整装置18の扱いが容易になり、しかも、従節14と調整装置18とが意図せずに分離する懸念は低減され、調整装置18に対し特別な特徴(例えばプランジャ・シャンク42のアンダカット)が要求されることもなく、従節14又は調整装置18の意図的運動が妨害されることもない。
ユニット式弁トレーン組み立て体10が完全にエンジンに組み付けられると、連結部材22は、もはや従節14を調整装置18に組み付けた状態に維持する必要はなくなる。むしろ、連結部材22は、エンジンの組み立てが一部だけの場合に、従節14が調整装置から意図せずに分離しないように保持するのに必要なだけである。したがって、完全に組み立てられたエンジンの作動時には、従節14の突出部54と第2部分78の内周縁98との接触は僅かか又は皆無にされてある。なぜなら、反復的な接触は、連結部材22の摩耗を生じさせたり破損を生じさせるからである。従節14の突出部54と第2部分78の内周縁98との接触は、普通は、組み立て時に、調整装置18が従節14に組み付けられる時、又は調整装置18が従節14から意図せずに分離されるのを防止される時に生じるだけである。
本発明の種々の特徴は特許請求の範囲に記載されている。

Claims (20)

  1. エンジンの弁トレーン内に使用するためのフィンガ従節と液圧ラッシュ調整装置とを連結するようにされた連結部材であって、該液圧ラッシュ調整装置が、長手軸線を有するプランジャを有し、該フィンガ従節が、プランジャを受容するポケットとポケット直近の突出部とを有する形式のものにおいて、前記連結部材が、
    外周縁と内周縁とを有する第1部分を含み、該内周縁が、プランジャを受容するように構成された第1開口を画成しており、前記連結部材が、また、
    前記第1部分の内周縁から半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部を含み、該舌状部が、プランジャと摩擦係合するように構成され、それにより第1部分がプランジャに対して軸線方向に固定され、前記連結部材が、更に、
    前記第1部分に接続され、第1部分に対し事実上非平行に延びる第2部分を含んでおり、該第2部分が、フィンガ従節の突出部を受容するように構成された第2開口を画成する内周縁を有している、フィンガ従節と液圧ラッシュ調整装置とを連結するようにされた連結部材。
  2. 前記半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部が、半径方向内方へ突出する1対の対向舌状部を含み、該対向舌状部がプランジャと係合する、請求項1記載の連結部材。
  3. 前記半径方向内方へ突出する対向舌状部の各々が、プランジャと摩擦係合するように構成された事実上直線的な遠位縁を含み、しかも、前記第1部分が、半径方向内方へ突出する対向舌状部の各遠位縁の間隔寸法を規定し、また、前記第1開口の内周縁が幅寸法を規定しており、更に、前記間隔寸法と前記幅寸法との比が約0.7:1−約1:1の範囲である、請求項2記載の連結部材。
  4. 前記第1部分と、前記半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部とが、単一の部材として一体形成されている、請求項1記載の連結部材。
  5. 前記第2部分が、第1部分及び半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部と単一の部材として一体形成されている、請求項4記載の連結部材。
  6. 前記半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部が、プランジャと摩擦係合するように構成された事実上直線状の遠位縁を含む、請求項1記載の連結部材。
  7. 前記第1開口が事実上円形であり、前記第2開口が事実上長方形である、請求項1記載の連結部材。
  8. 前記第2部分が第1部分の外周縁に接続されている、請求項1記載の連結部材。
  9. 前記第2部分が、第1部分に対し事実上直角に延びる、請求項1記載の連結部材。
  10. ユニット式弁トレーン組み立て体において、
    ポケット及びポケット直近の突出部を含むフィンガ従節と、
    フィンガ従節のポケットに受容され長手軸線を有するプランジャを含む液圧ラッシュ調整装置と、
    連結部材とが含まれ、該連結部材には、
    外周縁と内周縁とを有する第1部分が含まれ、該内周縁が、プランジャを受容する第1開口を画成しており、前記連結部材には、また、
    前記第1部分の内周縁から半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部が含まれ、該舌状部がプランジャと摩擦係合することにより第1部分がプランジャに対し事実上軸線方向に固定され、更に、前記連結部材には、
    第1部分に接続され第1部分と事実上非平行に延びる第2部分が含まれ、該第2部分が、フィンガ従節の突出部を受容する第2開口を画成する内周縁を有している、ユニット式弁トレーン組み立て体。
  11. 前記半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部が、半径方向内方へ突出する1対の対向舌状部を含み、該対向舌状部がプランジャと係合する、請求項10記載のユニット式弁トレーン組み立て体。
  12. 前記半径方向内方へ突出する1対の対向舌状部の各々が、プランジャと摩擦係合する事実上直線状の遠位縁を含み、また前記第1部分が、半径方向内方へ突出する対向舌状部の各遠位縁の間隔寸法を規定し、前記第1開口の内周縁が幅寸法を規定しており、更に、間隔寸法と幅寸法との比が約0.7:1−約1:1の範囲である、請求項11記載のユニット式弁トレーン組み立て体。
  13. 前記第1部分と、前記半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部とが、単一部材として一体形成されている、請求項10記載のユニット式弁トレーン組み立て体。
  14. 前記第2部分が、前記第1部分及び前記半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部と単一部材として一体形成されている、請求項13記載のユニット式弁トレーン組み立て体。
  15. 前記半径方向内方へ突出する少なくとも1舌状部が事実上直線状の遠位縁を含み、該遠位縁がプランジャと摩擦係合される、請求項10記載のユニット式弁トレーン組み立て体。
  16. 前記第1開口が事実上円形であり、前記第2開口が事実上長方形である、請求項10記載のユニット式弁トレーン組み立て体。
  17. 前記第1部分が、平面を形成する上面を含み、前記舌状部が、プランジャとの係合時に前記平面に対し斜角をなすように配向される、請求項10記載のユニット式弁トレーン組み立て体。
  18. 前記第2部分が第1部分の外周縁に接続されている、請求項10記載のユニット式弁トレーン組み立て体。
  19. 前記第2部分が第1部分に対し事実上直角に延びる、請求項10記載のユニット式弁トレーン組み立て体。
  20. エンジンの弁トレーン内で使用するためのフィンガ従節と液圧ラッシュ調整装置とを連結する方法であって、該フィンガ従節が、液圧ラッシュ調整装置のプランジャを受容するポケットと、ポケット直近の突出部とを有する形式のものにおいて、前記方法が、
    第1開口と、第1開口内へ延び半径方向内方へ突出する舌状部とを有するクリップを得る作業と、
    プランジャを第1開口に貫通挿入する作業と、
    プランジャを第1開口に挿入し貫通させるさいに、舌状部をたわませる作業と、
    プランジャをフィンガ従節のポケット内に位置決めする作業と、
    フィンガ従節の突出部をクリップの第2開口に挿入し貫通させる作業とを含み、前記第2開口が、第1開口の第1軸線と事実上非平行の第2軸線を有している、エンジンの弁トレーン内で使用するためのフィンガ従節と液圧ラッシュ調整装置とを連結する方法。
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