JP6846085B2 - 配管接続構造 - Google Patents

配管接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6846085B2
JP6846085B2 JP2016196134A JP2016196134A JP6846085B2 JP 6846085 B2 JP6846085 B2 JP 6846085B2 JP 2016196134 A JP2016196134 A JP 2016196134A JP 2016196134 A JP2016196134 A JP 2016196134A JP 6846085 B2 JP6846085 B2 JP 6846085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
lock member
arm
pipe
connection structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016196134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018059560A (ja
Inventor
卓也 角田
卓也 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Togawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Togawa Rubber Co Ltd filed Critical Togawa Rubber Co Ltd
Priority to JP2016196134A priority Critical patent/JP6846085B2/ja
Publication of JP2018059560A publication Critical patent/JP2018059560A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6846085B2 publication Critical patent/JP6846085B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

本発明は、端部に継手を備えた各種の配管どうしを接続する際に、接続した継ぎ手が抜け出るのを防止するロック部材を備えた配管接続構造に関する。
このような配管接続構造としては、例えば特許文献1に示すものがある。この技術は、エンジンブロックにヒータホースを接続する際に、接続作業のための空間が狭い場合でもバネ力の強いホースクリップを効率的に取り付けできる継手装置を提供しようというものである。
具体的には、接続する二つの継ぎ手の一方にストッパ片を設け、このストッパ片に抜け止め防止用の金具を固定しておく。この金具には他方の継ぎ手に向かって延出する複数の腕部が形成されており、この腕部の先端には鉤状の爪部が形成してある。他方の継手には、当該爪部が係止できるよう継手の径方向に突出したバルジ部が形成してある。バルジ部の表面は、一方の継ぎ手部に近い側では一方の継ぎ手に近付くほど細径となる傾斜面をなし、一方の継手とは反対側は、径方向に垂直に突出する平面に形成されている。
このような構造に基づき、一方の継ぎ手を他方の継ぎ手に挿入すると、鉤状の爪部がバルジ部によって弾性的に広げられ、爪部がバルジ部の頂部を通過したのち爪部が閉じてバルジ部の裏側の平面に係止する。よって、二つの継ぎ手部を単に挿入するだけで爪部がバルジ部に係合し抜け止め状態が実現される。
特開平10−259892号公報
しかしながら、上記従来技術では、爪部を有する金具を二つの継ぎ手のうちの一方に予め取り付けておく必要がある。例えば、一方の継ぎ手に、継手方向に対して直角方向に突出する正方形状のストッパ片を設けておき、金具の中央に設けた孔部に当該継手の胴部を差し込みつつ金具を固定する。金具の基部には継手の胴部を挿通する孔部が設けられており、この基部から継手の接続方向に沿って複数のアーム部が形成されている。これら複数のアームの夫々には他方の継ぎ手に係合する係合部のほかにストッパ片に当接する爪部が形成されている。この爪部と基部を用いてストッパ片を挟持することで、一方の継ぎ手に対して金具が予め固定される。
このように、従来の配管接続構造では、金具を固定するストッパ片を継手の一方に突出形成しておく必要がある。このため、継手自身の寸法が増大するばかりでなく、金具の形状も複雑になり、継手の接続構造全体が大型化してしまう。
抜け止め機構を有する従来の配管接続構造は、接続作業の容易化を意図する一方で接続構造そのものが大型化するという不都合を有しており未だ改善の余地がある。
よって従来より、抜止め機構を備えた配管接続の技術分野においては、配管接続が容易であって簡略かつコンパクトな配管接続構造が求められている。
(特徴構成)
本発明に係る配管接続構造の特徴構成は、第1配管に設けられた第1継手と、第2配管に設けられて前記第1継手と挿入接続される第2継手と、前記第1継手および前記第2継手とは別体に設けられ、前記第2継手のうち前記第1継手とは反対側に向く背面に当接可能な当接面を有する基部、および、前記基部から前記第2継手の側方を介して前記第1継手と前記第2継手との接続方向に沿って前記第1継手に至る少なくとも二つのアーム部を有するロック部材と、を備え、前記アーム部と前記第1継手とに、互いに係合する係合部および被係合部を各別に形成すると共に、前記アーム部における前記係合部とは別の位置および前記基部のうち少なくとも何れか一方に、前記第2継手の側に凸状に形成され、前記接続方向と直交する方向に前記第2継手を押圧する押圧部を備えた点にある。
(効果)
本構成の配管接続構造では、第1配管と第2配管との接続に際して、ロック部材が有する少なくとも二つのアーム部および基部のうち少なくとも何れか一方が第2継手を接続方向と直交する方向に押圧する。そのための押圧部は、アーム部における係合部とは別の位置および基部のうち少なくとも何れか一方に、第2継手の側に凸状に形成される。これにより、ロック部材の取り付けが完了した状態でロック部材の姿勢が安定する。よって、第1継手が第2継手から抜け出そうとする際に、ロック部材の基部が第2継手の所定の面に適切な姿勢で当接し、確実な抜け止め効果が発揮される。このように押圧による姿勢保持を行う場合、アーム部材や基部の形状が複雑になることがなく、第1継手と第2継手との接続部の近傍において不必要な空間を占有することがない。また、押圧機能を発揮する構成は、例えば係合機能を発揮するような構造と比べて構成が簡単になる。よって、ロック部材の操作が容易となり、第1配管と第2配管との接続部がコンパクトになる。
(特徴構成)
本発明に係る配管接続構造にあっては、前記アーム部および前記基部のうち少なくとも何れか一方と前記第2継手とに、前記接続方向と直交する方向に沿って互いに係合する凸部と凹部を各別に形成することができる。
(効果)
アーム部および基部のうち少なくとも何れか一方が第2継手を押圧することに加え、凸部と凹部とを用いてアーム部材や基部と第2継手とを係合させることで、第2継手に対するロック部材の姿勢がさらに安定化する。よって、第1継手が第2継手から抜け出そうとする際に抜け出し阻止の効果がより確実に発揮される。
また、このような凸部と凹部とを備えていれば、ロック部材が第2継手に対して確実に位置固定される。よって、予めロック部材を固定した第2継手に第1継手を接続すればよく、両継手の接続とほぼ同時にロック機能を発揮させることができる。
さらに、ロック部材のアーム部や基部は第2継手の近くに位置するから、互いに係合する凸部と凹部とを各部材に容易に配置することができる。そのためにアーム部や基部を複雑な形状にする必要もなく、ロック部材の全体形状がシンプルなものとなり、全体の寸法もコンパクトなものとなる。
尚、凸部および凹部が係合する部位とアーム部や基部に設けた押圧部とは同じ位置であっても良いし異なっていても良い。特に異なっている場合には、第2継手に対してアーム部は複数部位で当接することとなり、ロック部材の姿勢がより安定なものとなる。
(特徴構成)
本発明に係る配管接続構造は、前記アーム部が一対備えられ、前記基部が、互いに接続された前記第1継手と前記第2継手とに対して前記第2継手における側面あるいは前記第2継手における前記第1継手と反対側の背面に沿うと共に、前記接続方向と直交する方向に前記第2継手および前記第2配管の一方側を跨ぎつつ一対の前記アーム部どうしを繋ぐ形状に構成されていてもよい。
(効果)
本構成のごとく、一対のアーム部どうしが第2継手および第2配管の一方側を跨ぐ基部によって連結されていれば、両継手の抜け止めを行うロック部材を、第1継手と第2継手とが接続された状態で接続継手の側方から取り付けることができる。このため、ロック部材の取り付けが容易となり接続作業が効率化される。また、基部は一対のアーム部を連結するだけの簡便な構造であるからロック部材の省スペース化も実現できる。
(削除)
(削除)
(特徴構成)
本発明に係る配管接続構造においては、前記第2継手が筒状の外形を有し、前記基部および前記アーム部の少なくとも何れか一方の一部を前記第2継手の外形に沿う筒状に形成するものであってもよい。
(効果)
ロック部材は第2継手の外面の何れかの位置に当接して自身の姿勢を保持する必要がある。第2継手としては各種の形状を採ることができ、例えば第1配管と第2配管を単に軸芯方向に突き合わせた状態で接続するような場合には、第2継手が単なる筒状の外形を有することがある。このような場合、基部およびアーム部の少なくとも何れか一方の一部を第2継手の外形に沿う筒状に形成することで、第2継手とロック部材との部材間距離が小さくなり、基部やアーム部が第2継手を取り囲むように保持するから、第2継手に対するロック部材の姿勢がより安定したものとなる。
第1実施形態に係る配管接続構造を示す斜視図 第1実施形態に係る配管接続構造を示す断面図 第2押圧部を有する配管接続構造を示す斜視図 第2押圧部を有する配管接続構造を示す断面図 第2実施形態に係る配管接続構造を示す斜視図 第2実施形態に係る配管接続構造を示す断面図 第3実施形態に係る配管接続構造を示す斜視図 第4実施形態に係る配管接続構造を示す斜視図 その他の実施形態に係る配管接続構造を示す斜視図 その他の実施形態に係る配管接続構造を示す断面図
〔第1実施形態〕
本発明に係る配管接続構造の実施形態につき図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る配管接続構造は、各種ガスなどの気体を流通させる配管のほか、水や冷媒など各種液体を流通させる配管の接続に適用するものである。具体的には、第1配管Aに設けられた第1継手1と、第2配管Bに設けられた第2継手2とを互いに挿入して接続し、ロック部材3を用いて第1継手1と第2継手2との抜け止めを行うものである。
〔第1継手および第2継手〕
図1および図2に示す如く、ここでは第1継手1が雄型の単体継手であり、第2継手2が雌型の複数継手である例を示す。接続に際しては、第1継手1の先端に形成された挿入部11が、第2継手2の先端に形成された受け部21に差し込まれる。図2に示す如く、挿入部11の中間位置にはOリング4が外装してあり、接続した状態でOリング4が挿入部11と受け部21との隙間を封止する。
〔ロック部材〕
第1継手1と第2継手2とは互いに抜け出さないように別体のロック部材3で固定される。本実施形態のロック部材3は例えばコの字形状を呈する。コの字形状とすることで、図1および図2に示す如く、第1継手1と第2継手2とを接続した後にロック部材3を装着することができる。
ロック部材3は、例えば板状の基部31から第1継手1と第2継手2との接続方向Xに沿って2本のアーム部32が延出した形状とする。これら2本のアーム部32は第2継手2の側方を介して第1継手1に至る。アーム部32と第1継手1とには、互いに係合する係合部33および被係合部13が各別に形成されている。一方、基部31は、第2継手2のうち第1継手1とは反対側に向く背面23に当接可能な当接面34を有する。つまり、これら係合部33および被係合部13、当接面34によって、第1継手1が第2継手2から抜け出るのを防止する。そのため、ロック部材3の寸法は、第1継手1と第2継手2とが接続された寸法に応じて予め設定されている。尚、アーム部32は二つに限られたものではなく、少なくとも一つ備えられていればよい。
本実施形態のアーム部32には、特に、接続方向Xと直交する方向に第2継手2を押圧する押圧部35が備えられている。つまり、アーム部32は、その先端に設けられた係合部33が第1継手1の被係合部13に係合し、係合部33とは異なる位置にある押圧部35が第2継手2の側面22を押圧する。押圧部35は、例えば図1に示す如く、アーム部32の途中を第2継手2の側に凸状に曲げて形成される。
このような押圧部35を設けることで、ロック部材3の取り付けが完了した状態でロック部材3の姿勢が安定する。その結果、第1継手1が第2継手2から抜け出そうとする際に、ロック部材3の基部31が第2継手2の所定の面に適切な姿勢で当接し、確実な抜け止め効果が発揮される。このように押圧による姿勢保持を行う場合、アーム部32材の形状が複雑になることはなく、第1継手1と第2継手2との接続部の近傍において不必要な空間を占有することがない。また、押圧機能を発揮する構成はロック部材3の一部を曲げ形成するなど、例えば係合機能を発揮するような構造と比べて構成が簡単になる。よって、ロック部材3の操作が容易となり、第1配管Aと第2配管Bとの接続部がコンパクトになる。
尚、ロック部材3は、金属製の板材を曲げ加工して形成できる他、樹脂部材を用いた射出成形によって形成することができる。
本実施形態の配管接続構造においては、図3および図4に示す如く、ロック部材3の基部31に、第2継手2の外面のうち第1継手1と反対側に位置する背面23を押圧する第2押圧部36を少なくとも一つ設けることができる。
この第2押圧部36としては、例えば、基部31を構成する板状部材の一部を切り込み、第2継手2の側に折り曲げて形成する。図3に示す如く二つの第2押圧部36を左右対称に形成しておくと、第2継手2のうち第1継手1と反対側に向く背面23を略垂直に押すことができ、ロック部材3は、第1継手1の両側面12に形成した夫々の被係合部13を均等に引き込むことができる。
第2押圧部36の曲げ程度は、アーム部32の係合部33が第1継手1の被係合部13を確実に引き込めるように、第1継手1と第2継手2とを接続した状態の接続継手全体の寸法に応じて決定する。よって、操作者は、第1継手1と第2継手2とを接続したのち、ロック部材3を第2継手2の背面23側から近付け、第2押圧部36が第2継手2の背面23を押す押圧力に抗って係合部33を被係合部13に係合させる。
このように第2押圧部36を設けることで、第1継手1と第2継手2との接続のガタが取り除かれる。これにより、第1継手1と第2継手2とが適切に挿入した状態を維持することができる。また、ロック部材3は第2継手2に対してアーム部32に形成した押圧部35によっても当接する。よって、第2押圧部36を設けた場合には第2継手2に対するロック部材3の取付姿勢がより安定化する。
〔第2実施形態〕
配管接続構造としては、図5および図6に示す構成とすることもできる。即ち、第2継手2およびアーム部32に、接続方向Xと直交する方向に沿って互いに係合する凸部27と凹部37を各別に形成する。具体的には、第2継手2の側面22に円筒状の凸部27を形成する。この凸部27の高さはアーム部32が係合できる高さであれば任意である。また、形状についても、アーム部32と係合できるものであれば直方体形状など任意の形状を選択すればよい。
一方、アーム部32に形成する凹部37は、例えば接続方向Xに沿って長く形成した長孔とする。こうすることで、ロック部材3が第2継手2に対して接続方向Xに所定の距離だけ移動自在となり、第1継手1に対するロック部材3の係合操作が容易となる。
このようにアーム部32が第2継手2を押圧することに加え、凸部27と凹部37とを用いてアーム部32と第2継手2とを係合させることで、第2継手2に対するロック部材3の姿勢がさらに安定化する。よって、第1継手1が第2継手2から抜け出そうとする際に抜け出し阻止の効果がより確実に発揮される。
また、このような凸部27と凹部37とを備えていれば、ロック部材3が第2継手2に対して確実に位置固定される。よって、予めロック部材3を固定した第2継手2と第1継手1とを接続すればよく、第1継手1と第2継手2との接続とほぼ同時にロック機能を発揮させることができる。
さらに、ロック部材3のアーム部32は第2継手2の近くに位置するから、互いに係合する凸部27と凹部37とは比較的小さなものでもよく、各部材に容易に配置することができる。そのためにアーム部32を複雑な形状にする必要もなく、ロック部材3の全体形状がシンプルなものとなり、全体の寸法もコンパクトなものとなる。
尚、凸部27および凹部37が係合する部位とアーム部32の押圧部35とは同じ位置であっても良いし異なっていても良い。特に異なっている場合にはロック部材3の姿勢がより安定なものとなる。
また、図6に示す如く、凸部38をアーム部32に設けると共に、凹部28を第2継手2に設けるものであっても良い。凸部38および凹部28は、アーム部32と第2継手2との相対位置をある程度固定できるものであれば如何なる構成であっても良い。
〔第3実施形態〕
図7(a)(b)に示す如く、ロック部材3としては、接続継手に対して側方から取り付けることができるように、一対のアーム部32を繋ぐ基部31を一対のアーム部32を含む平面に対してオフセットした状態に設けるものであっても良い。具体的には、基部31が、互いに接続された第1継手1と第2継手2とに対して第2継手2の側面22あるいは第2継手2の第1継手1と反対側の背面23に沿い、かつ、基部31が、接続方向Xと直交する方向に第2継手2および第2配管Bの一方側を跨ぎつつ一対のアーム部32どうしを繋ぐように形成する。図7(a)(b)に示す例は、基部31が第2継手2の側面22に位置するタイプである。
尚、図7(a)は、押圧部35を一対のアーム部32に設けた例であり、図7(b)は、押圧部35をコの字形状である基部31の対向部に設けた例である。図7(b)の押圧部35は、例えば、基部31を構成する板部材を内側に向けて膨出させたり、切込みを設けて形成した折曲片などにより構成する。
図7(a)(b)の例では、第2継手2を挟んで平行に配置されるアーム部32の端部が、平板で形成されたコの字形状の基部31で連結されている。この場合、以下に示す如く、ロック部材3を装着する際にアーム部32の係合部33と第1継手1の被係合部13との位置ずれが生じ難い。アーム部32および基部31は、アーム部32や基部31に設けられた押圧部35が第2継手2の側面22を押圧する際に弾性変形する。ただし、一対のアーム部32は接続方向Xに沿って延出した姿勢のまま第2継手2の側面22から僅かに離間する。つまり、アーム部32の先端に形成した係合部33が第1継手1の被係合部13から大きく離間することがない。
これに対し、図1に示すように、基部31が第2継手2の背面23でアーム部32どうしを連結する場合、ロック部材3を第2継手2に取り付ける際の係合部33の移動距離が大きくなる可能性がある。例えば、ロック部材3の装着時に第2継手2の側面22によってアーム部32が過大に押し広げられると、アーム部32の先端に位置する係合部33どうしの間隔がさらに大きくなる。その結果、係合部33が被係合部13に浅く係合するか、互いに係合できない場合も生じ得る。この点、図7に示す例ではそのような不都合は生じ難い。
尚、図7(a)(b)に示す例においても、第2継手2の背面23を押圧する第2押圧部36を備えておくとよい。第2押圧部36を備えることで、第1継手1と第2継手2との接続状態をガタつきなく維持することができる。
本実施形態のロック部材3であれば、第1継手1と第2継手2とによって、同じ方向に延出する第1配管Aと第2配管Bとを接続する場合でも、両継手が接続された後からロック部材3を取り付けることができる。また、ロック部材3の取り付けに際して、アーム部32や基部31が第2継手2によって曲げ変形を受けても、アーム部32の先端に設けた係合部33の変位距離が小さくて済む。このため、第1継手1に対する係合が確実なものとなる。さらに、基部31は一対のアーム部32を連結するだけの簡便な構造であるからロック部材3の省スペース化も実現できる。
尚、図示は省略するが、基部31としては、図1に示したように第2継手2の背面23と平行なものであっても良い。その場合、第1継手1と第2継手2とを接続した状態でロック部材3を取り付け可能にすべく、基部31は第2配管Bの一方側にのみ位置する状態に設ける。
〔第4実施形態〕
図8に示す例は図7の実施形態をさらに改良したものである。即ち、第2継手2が筒状の外形を有する場合には、基部31およびアーム部32のうち少なくとも何れか一方の一部を第2継手2の外形に合わせた筒状としてもよい。
ロック部材3は第2継手2の外面の何れかの位置に当接して自身の姿勢を保持する必要がある。第2継手2としては各種の形状を採ることができ、例えば第1配管Aと第2配管Bを軸芯方向に突き合わせた状態で接続するような場合には、第2継手2が単なる筒状の外形を有することがある。この場合、基部31およびアーム部32のうち少なくとも何れか一方の一部に筒状の部位を設けておくことで、アーム部32の取付姿勢が安定したものとなる。具体的には、筒状の曲率を第2継手2の外形の曲率よりも僅かに小さく形成したり、対向する筒状部位どうしの間隔を第2継手2の外径よりも僅かに小さく形成する。これにより、筒状部位がそのまま押圧部35となる。
また、アーム部32の多くの領域が第2継手2の外面と近接する状態となるため、第2継手2とアーム部32との部材間距離が小さくなり、ロック部材3を取り付けた配管接続部がコンパクトなものとなる。
〔その他の実施形態〕
図9および図10には、ロック部材3を第2継手2に装着する場合に、予め基部31に第2配管Bを挿通する例を示す。第1継手1および第2継手2としては例えば最もシンプルな筒状のものが適用できる。ロック部材3の基部3は、第2継手2の背面に対向するよう環状に形成し、この周縁部から二つのアーム部32と二つの押圧部35とを延出させる。このうち主に押圧部35が第2継手2の外面を押圧してロック部材3の姿勢を安定化させる。尚、二つの押圧部35の中間位置にはアーム部32を設けてあるから、当該アーム部32によってもロック部材3の位置が安定に維持される。
これにより、ロック部材3の姿勢安定を高めることができ、コンパクトなロック部材3を得ることができる。さらには、基部31の形状を皿ばねのごとく略円錐形状にすることで、第2継手2の背面23を押圧する第2押圧部36を基部31に備えることができ、第1継手1と第2継手2との接続のガタつきを解消することができる。
尚、アーム部32の一部および第2継手2の表面には互いに係合する凸部38と凹部28とを設けることができる。この場合、第2継手2に対するロック部材3の取付姿勢がさらに安定なものとなる。また、接続方向Xにおける第2継手2に対するロック部材3の位置が特定される。操作者は、第2継手2およびロック部材3を同時に保持することができ、第1継手1との接続が容易となる。
図9の例では、第1継手1においてアーム部32に係合する被係合部13を側面12の特定位置に形成している。この場合には、接続した第1継手1と第2継手2とが相対回転しないため、接続部のOリング4の摩耗が軽減されたりするなど接続部の気密性を向上させることができる。
尚、図示は省略するが、図9のような被係合部13ではなく、第1継手1のうち第2継手2と反対に向く背面14の何れかの個所にアーム部32の係合部が係合する構成にしても良い。具体的には、アーム部32の先端部を第2継手2の中心の側に折り曲げた爪部を形成しておき、接続した第1継手1の背面14に爪部を係合させるものとする。本構成であれば、第1継手1の回転位相に拘わらず第2継手2との接続が可能となり、接続作業をより簡便にすることができる。
本発明の配管接続構造は、液体配管や気体配管などを接続する際に、互いに嵌め合う形式の接続継手に広く適用することができる。
1 第1継手
13 被係合部
2 第2継手
22 側面
23 背面
27 凸部
3 ロック部材
31 基部
32 アーム部
33 係合部
34 当接面
35 押圧部
36 第2押圧部
37 凹部
A 第1配管
B 第2配管
X 接続方向

Claims (4)

  1. 第1配管に設けられた第1継手と、
    第2配管に設けられて前記第1継手と挿入接続される第2継手と、
    前記第1継手および前記第2継手とは別体に設けられ、前記第2継手のうち前記第1継手とは反対側に向く背面に当接可能な当接面を有する基部、および、前記基部から前記第2継手の側方を介して前記第1継手と前記第2継手との接続方向に沿って前記第1継手に至る少なくとも二つのアーム部を有するロック部材と、を備え、
    前記アーム部と前記第1継手とに、互いに係合する係合部および被係合部を各別に形成すると共に、前記アーム部における前記係合部とは別の位置および前記基部のうち少なくとも何れか一方に、前記第2継手の側に凸状に形成され、前記接続方向と直交する方向に前記第2継手を押圧する押圧部を備えた配管接続構造。
  2. 前記アーム部および前記基部のうち少なくとも何れか一方と前記第2継手とに、前記接続方向と直交する方向に沿って互いに係合する凸部と凹部とを各別に形成してある請求項1に記載の配管接続構造。
  3. 前記アーム部が一対備えられ、前記基部が、互いに接続された前記第1継手と前記第2継手とに対して前記第2継手における側面あるいは前記第2継手における前記第1継手と反対側の背面に沿うと共に、前記接続方向と直交する方向に前記第2継手および前記第2配管の一方側を跨ぎつつ一対の前記アーム部どうしを繋ぐ形状に構成されている請求項1または2に記載の配管接続構造。
  4. 前記第2継手が筒状の外形を有し、前記基部および前記アーム部のうち少なくとも何れか一方の一部を前記第2継手の外形に沿う筒状に形成してある請求項1から3の何れか一項に記載の配管接続構造。
JP2016196134A 2016-10-04 2016-10-04 配管接続構造 Active JP6846085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016196134A JP6846085B2 (ja) 2016-10-04 2016-10-04 配管接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016196134A JP6846085B2 (ja) 2016-10-04 2016-10-04 配管接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018059560A JP2018059560A (ja) 2018-04-12
JP6846085B2 true JP6846085B2 (ja) 2021-03-24

Family

ID=61909847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016196134A Active JP6846085B2 (ja) 2016-10-04 2016-10-04 配管接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6846085B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114440033B (zh) * 2020-11-06 2024-03-05 上海汽车集团股份有限公司 一种汽车及其液冷电池水路系统、水管快插接头

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2558990Y2 (ja) * 1991-08-23 1998-01-14 松下冷機株式会社 カップ式自動販売機の配管継手装置
JP3896901B2 (ja) * 2002-05-31 2007-03-22 株式会社デンソー 燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造
JP2006226382A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Tokai Rubber Ind Ltd 燃料配管用クイックコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018059560A (ja) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9447906B2 (en) Self-locking push-to-connect insert
RU2350824C1 (ru) Хомут для шланга
US8297659B2 (en) Quick connector assembly
US11320075B2 (en) Quick-connection device having double locking mechanism
JP4806385B2 (ja) クリップ
KR101439499B1 (ko) 파이프 연결구
JP3436370B2 (ja) クイックコネクタ
JP6846085B2 (ja) 配管接続構造
US20130000083A1 (en) Hose clamp
KR100958816B1 (ko) 파이프의 연결장치
US20130221665A1 (en) Pipe connecting connector
JP2003021287A (ja) スピゴット継手
JP5254128B2 (ja) 鏡板の上部固定金具
US7789436B2 (en) Collar for joining two pipes comprising one respective connecting neck
JP4966678B2 (ja) 壁孔への固定具
EP0462971A1 (en) FEMALE FITTING IN TWO PIECES.
JP2897908B2 (ja) 配管接続構造
JP4414850B2 (ja) 係止片
JP4696029B2 (ja) 継手用割リング及び継手
JP3036838B2 (ja) スナップ及びロック急速コネクタ
CN109282104A (zh) 连接器及其相关布置结构
JP2006144948A (ja) パイプの接続構造
KR101509191B1 (ko) 커플링 및 커플링의 고정 클립
JP5775911B2 (ja) 管継手
JP4912962B2 (ja) 管継手連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6846085

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250