JP3896901B2 - 燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造 - Google Patents

燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造に関し、特にコモンレールに蓄圧した高圧燃料を内燃機関へ噴射供給する蓄圧式燃料噴射装置に、燃料ドレインパイプを連結するための継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料噴射装置としては、例えばデーゼル機関用燃料噴射システムとしてのコモンレール式燃料噴射装置において、内燃機関の各気筒に設けられ、コモンレールに蓄圧した高圧燃料をその気筒の燃焼室に噴射供給する燃料噴射弁に、余剰燃料を燃料タンク等へ回収させる燃料ドレインパイプが取付けられているものが知られている。
【0003】
この種の燃料噴射弁用燃料ドレインパイプの継手構造としては、燃料噴射弁側の出口部510に、出口部510内の燃料を導くユニオンパイプ等の燃料パイプ520を挿入し、出口部510にユニオンパイプ520を連結するため、そのユニオンパイプ520の外側からコの字状のクリップ560を挟み込んで、出口部510からユニオンパイプ520の抜けを防止している(図5参照)。なお、このクリップ560は、ユニオンパイプ520を外側から挟み込み易いように、平板部材をコの字状に形成してアーム部562を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構成では、このコの字状のクリップを装着する際、出口部側の被嵌合部Kが確認しにくい等、嵌合のため組付作業が容易でないという問題があった。逆に、組付作業性を容易にするためにクリップの嵌合力を抑えると、出口部からクリップが抜け易くなる。場合によっては、このユニオンパイプの抜け方向に過大な荷重が加わるとクリップのアーム部が開いてしまって、結果として出口部とユニオンパイプとの連結が不十分となる可能性がある。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、したがってその目的は、組付性および抜け強度の向上が図れる燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によれば、燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造であって、燃料噴射装置側に固定され、第1の係止部を有する第1の燃料パイプと、第1の燃料パイプに挿入されることにより連結され、かつ第1の燃料パイプ内の燃料を導く第2の燃料パイプと、第1の係止部に係合可能な第2の係止部、第2の係止部から略軸方向に延びるアーム部、およびアーム部と連結する連結部を有し、第2の係止部が第1の係止部に係合すると共に連結部が第2の燃料パイプに当接することにより、第2の燃料パイプを第1の燃料パイプに連結する継手部材とを備えている。
また、第1の係止部は、第1の燃料パイプに形成されたL字形状の切欠きから構成され、そのL字形状の切欠きは、一端が第1の燃料パイプの軸方向端部に開放し、他端が第1の燃料パイプの軸方向に延びた軸方向経路と、軸方向経路の他端に繋がり第1の燃料パイプの周方向に延びる周方向経路とを有している。
そして、第2の係止部が第1の係止部に係合することにより、第2の係止部を軸方向経路に沿って移動可能とさせ、更に周方向経路に沿って略周方向に移動可能とさせる。さらに、連結部は、第2の燃料パイプに当接する弾性部を有している。
【0007】
これにより、第1の燃料パイプと第2の燃料パイプを連結するため、継手部材を組付ける際、従来のコの字状の継手部材のようにアーム部を開くことなく、継手部材の第2の係止部を、軸方向経路および周方向経路を通じて、略軸方向および略周方向へ移動させるだけで第1の係止部に係合可能である。すなわち、継手部材を、略軸方向に移動させ、略周方向にひねることで、第1の燃料パイプと第2の燃料パイプを連結可能である。したがって、組付性と抜け強度の向上が可能である。
また、例えば第2の燃料パイプに抜け方向の荷重が加わったとしても、第2の燃料パイプに当接する弾性部による弾性力によって、その荷重を相殺または低減できるので、抜け強度の向上が図れる。
【0014】
本発明の請求項2によれば、継手部材は棒状体から形成され、弾性部は、棒状体がV字形状となっている。
【0015】
これにより、継手部材の一部である連結部にV字形状を形成するので、V字形状にされた弾性部に限定して、所定の弾性機能、例えば略軸方向の弾性力を発生させる機能を付与することが可能である。継手部材の一部に弾性機能を持たせつつ、全体として継手部材の剛性アップを図ることが可能である。
【0016】
本発明の請求項3によれば、継手部材は棒状体から形成され、第2の係止部は、略軸方向に弾性力が発生可能なように棒状体を湾曲させた湾曲形状となっている。
【0017】
これにより、軸方向経路および周方向経路を通じて第2の係止部を第1の係止部に導き、この第2の係止部自身の弾性力を利用して第1の係止部に自動的に係合させることが可能である。
【0018】
なお、請求項2に記載の弾性部であっても、その弾性部で発生する作用力に対する反力として、第2の係止部に弾性力を作用させることが可能である。
【0019】
本発明の請求項4によれば、第1の係止部は、弾性力が軽減する方向へ、第2の係止部を移動可能な凹部を備えている。
【0020】
これにより、継手部材に略軸方向の弾性力が発生する弾性機能を有する場合、第2の係止部と第1の係止部の自動ロックが可能である。燃料パイプを燃料噴射装置に所定に位置関係に組付ける際、組付作業性の容易化が図れる。
【0021】
本発明の請求項5によれば、第1の係止部は、第1の燃料パイプの周方向に複数配置されている。
【0022】
これにより、燃料パイプ部を燃料噴射装置に所定の位置関係に組付ける際、所望の周方向位置に応じた組付けが容易となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造の構成を表す構成図であって、図1(a)は外観図、図1(b)は図1(a)中のB−Bからみた断面図である。図1に示すように、燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造は、燃料噴射装置1(詳しくは、接続要素10)と、接続要素10内の燃料を導く燃料パイプ部20と、燃料パイプ部20を接続要素10に連結可能な継手部材としてのクリップ60とを含んで構成されている。
【0025】
この接続要素10は、例えば燃料噴射装置としての燃料噴射弁1(従来例の図5参照)の燃料出口端部に形成されるものであって、内燃機関の燃焼室へ燃料噴射するために燃料噴射弁1へ供給される高圧燃料のうち、余剰燃料を燃料タンク(図示せず)へ回収させる燃料通路部の一部である。また、この接続要素10は、燃料タンクへ燃料を回収するように、燃料タンクへ燃料を導く燃料パイプ部20に接続され、かつ燃料タンクとの位置関係等から、燃料パイプ部20の燃料タンク側の開口部20aを、所定の略周方向に向けて接続要素10へ組付け可能なものであり、燃料パイプ20の開口部20aを所定の方向へ組付け、あるいは調整可能な機能を必要とする燃料噴射装置であればいずれでもよい。
【0026】
なお、本実施形態で説明する接続要素10すなわち燃料噴射装置1は、高圧燃料を蓄圧するコモンレールを備えたいわゆるコモンレール式燃料噴射システムにおいて、内燃機関の各気筒に設けられ、コモンレールに蓄圧された高圧燃料をその気筒の燃焼室に噴射供給する燃料噴射弁として説明する。
【0027】
さらになお、燃料通路部の一部としての接続要素10は、燃料噴射弁1から延びる燃料通路を形成する部材であればよく、燃料噴射弁1内の燃料を外部へ導くように燃料噴射弁1に固定された周知の燃料配管等の燃料パイプ部材に限らず、燃料噴射弁1のケーシングを構成する部材の一部であってもよい。本実施形態では、以下燃料噴射弁1に固定された燃料パイプ部材として説明する。よって、以下の説明では、燃料パイプ部20を第2の燃料パイプ、接続要素10を第1の燃料パイプと呼ぶ。
【0028】
第2の燃料パイプ20は、クリップ60等の継手手段によって第1の燃料パイプ10に連結された際、第1の燃料パイプ10と気密に接続できるように、Oリング等のシール部材30を収容する環状溝20bが設けられている。このOリング30を第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20との間に挟み込むことで、燃料のシールをする。なお、この燃料シール手段としては、第2の燃料パイプ20の開口部20aの周方向位置を所定の位置に取付け、あるいは調整できるものであれば、いずれのシール部材、シール構造であってもよい。この第2の燃料パイプ20は、燃料を導く方向を、例えば軸方向から周方向に換える周知のユニオンパイプを用いてもよい(図1参照)。第2の燃料パイプ20は、軸方向燃料通路としての軸方向パイプ21と、周方向燃料通路としての周方向パイプ22と、軸方向パイプ21と周方向パイプ22とを気密に接続するユニオン23とからなる。これら軸方向パイプ21と周方向パイプ22とユニオン23とは別部材を一体的に組付け固定したものであっても、一体化されている部材であってもよい。
【0029】
なお、第2の燃料パイプ20を第1の燃料パイプ10に連結するため、クリップ60によって嵌合される第1の燃料パイプ10および第2の燃料パイプ20の構造については、後述する。
【0030】
クリップ60は、第1の燃料パイプ10に設けられた第1の係止部10aと係合可能な第2の係止部61と、第2の係止部61から略軸方向に延びるアーム部62と、アーム部62に連結する連結部63とを含んで構成されている。なお、この連結部63は、アーム部62aとアーム部62bとを連結し、コの字状の継手部分を形成する。このとき、図1に示すように、第2の係止部61は、アーム部62aおよびアーム部62bのうち、少なくとも一方から略径方向に延びるものであればよい。
【0031】
また、第2の燃料パイプ20を所定の周方向に向かって回転させたい場合、両アーム部62a、62bを、図1に示すように、第2の燃料パイプ20を挟み込むように、略軸方向に向かって挿入し、かつ略周方向にひねる。この結果、アーム部62a、62bすなわちクリップ60のひねりによって、第2の燃料パイプ20とクリップ60とが係合して略周方向に移動することが可能である。なお、第2の燃料パイプ20には、アーム部62a、62bを略軸方に挿入するためのガイド溝20gが設けられていることが望ましい。これにより、クリップ60の軸方向挿入が容易となる。さらに、クリップ60のひねりによって、第2の燃料パイプ20とクリップ60とを一体的に略周方向に移動させることができる。
【0032】
連結部63は、第2の燃料パイプ20(詳しくは、ユニオン23)に当接する弾性部Eを有する。弾性部Eは、ユニオン23に当接し、第2の燃料パイプ20に弾性力を作用させることが可能である。この結果、第2の燃料パイプ20に付勢する弾性力によって、第2の燃料パイプ20を第1の燃料パイプ10へ連結させることが可能である。さらに、第2の燃料パイプ20の抜け方向、例えば周方向パイプ22に略軸方向の荷重が加わったとしても、第2の燃料パイプ20に当接する弾性部Eによる弾性力によって、その荷重の影響を相殺または低減できる。従って、抜け強度の向上が図れる。
【0033】
この弾性部Eとしては、クリップ60が棒状体から形成され、その棒状体がV字形状に形成されている。これにより、クリップ60の一部である連結部63にV字形状を形成するので、V字形状に形成された弾性部に限定して、所定の弾性機能(詳しくは、略軸方向の弾性力を発生させる機能)を付与させることが可能である。この結果、クリップ60の一部に弾性機能を持たせつつ、全体としてクリップ60の剛性アップを図ることが可能である。すなわち、第2の係止部62を有するクリップ60は、略軸方向の弾性力を発生させる機能を有するとともに、この弾性力によって第1の係止部10aすなわち第1の燃料パイプ10に係合することが可能である。したがって、従来のクリップのようにアーム部を開いて第1の燃料パイプ10に係合させる方法を用いる必要がないので、アーム部62に弾性力(詳しくは、アーム部62a、62bを開く方向(図1(b)左右方向)の弾性力)を持たせるための剛性低下を防止できる。さらにクリップ60を、従来の平板部材に代えて棒状部材から形成するので、剛性向上が容易となる。
【0034】
さらにまた、このV字形状によって、連結部63、もしくはアーム部62の上端部は、第2の燃料パイプ20から突出ることができる。よって、V字形状を有する連結部63、もしくはアーム部62の上端部を利用して、クリップ60をひねることが容易となる。なお、第2の燃料パイプ20から突出する連結部63とアーム部62の上端部は、クリップ60をひねるためのひねり形成部を構成する。
【0035】
次に、クリップ60によって連結される第2の燃料パイプ20と第1の燃料パイプ10の構造、特に第1の係止部10aを有する第1の燃料パイプ10について、以下説明する。第1の燃料パイプ10は、第2の係止部61を略軸方向に移動可能な軸方向経路Kjと、第2の係止部61を略周方向に移動可能な周方向経路Ksとを備えている。これにより、第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20を連結するためにクリップ60を組付ける際、従来のクリップのようにアーム部62を開くことなく、第2の係止部61を、軸方向経路Kjと周方向経路Ksとを通じて、略軸方向および略周方向へ移動させるだけで、第1の係止部10aに係合可能である。詳しくは、軸方向経路Kjと周方向経路Ksは、第1の燃料パイプ10に形成された切欠きである。この切欠きは、図1に示すように、略L字形状の切欠きを有し、図1の矢印方向Lつまり略軸方向および略周方向へ第2の係止部61を移動させることが可能である。結果として、クリップ60を略軸方向に移動させ、略周方向にひねることで、第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20を容易に連結できる。
【0036】
なお、第1の係止部10aは、軸方向経路Kjおよび周方向経路Ksのうち、少なくとも周方向経路Ksの一部を構成する。
【0037】
以上説明したクリップ60と第1の燃料パイプ10との継手構造は、従来のアーム部を開いて第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20を連結させる継手構造に比べて、組付性と抜け強度の向上が図れる。
【0038】
さらに、本実施形態では、図1に示すように、軸方向経路Kjと周方向経路Ksが切欠きで形成されるので、略径方向に延びる第2の係止部10aの寸法に係わらず、クリップ60のアーム部62を第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20との間に挟み込むことが容易となる。これにより、例えばアーム部62が長尺であったとしても、第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20との間に容易に挟み込むことができる。その結果、第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20との間に挟み込むことで、アーム部62を開きにくくでき、従ってアーム部62が開いて第2の係止部61と第1の係止部10aの係合が外れるのを防止することができる。
【0039】
さらに、本実施形態では、図1に示すように、周方向経路Ksの端部に軸方向経路(以下、係止用軸方向経路と呼ぶ)Kjsが設けられている。この軸方向経路Kjと周方向経路Ksと係止用軸方向経路Kjsは、略J字形状の切欠きを形成する。なお、この係止用軸方向経路Kjsは、第2の係止部61が僅かに軸方向移動可能であればよい。これにより、係止用軸方向経路jsは、第2の係止部61を自動的に係止することが可能である。すなわち、クリップ60の弾性部Eの利用して、第2の係止部61を周方向経路Ksの切欠きに所定の軸方向弾性力で係合させる場合、切欠きに沿って第2の係止部61を略周方向に移動させるだけで、第2の係止部61を、弾性力が低減する係止用軸方向経路jsに自動的に嵌合する。
【0040】
なお、係止用軸方向経路Kjsは、周方向経路Ksの一部すなわち第1の係止部61に形成された凹部であってもよい。この凹部Kjsは、クリップ60の弾性力つまり第2の係止部61に作用する反力が軽減する方向へ移動可能であることが望ましい。これにより、第1の係止部10aと第2の係止部61の自動ロックが可能である。したがって、第2の燃料パイプ20を第1の燃料パイプ10、すなわち燃料パイプ20を燃料噴射装置1の接続要素10に所定の位置関係で組付ける際、組付作業性の容易化が図れる。
【0041】
さらになお、本実施形態のクリップ60は、第2の係止部61を一つ有している。このため、第1の係止部10aを、第1の燃料パイプ10の周方向に複数配置することが容易となる。この結果、燃料パイプ部20を燃料噴射装置1に所定の位置関係で組付ける際、所望の周方向位置に応じた組付けが容易となる。
【0042】
なお、クリップ60に設ける第2の係止部61は、一つに限らず、二つ以上であっても、所望の周方向位置に応じた組付けが可能である。
【0043】
上述した継手構造の組付方法を以下説明する。第2の燃料パイプ20と第1の燃料パイプ10との間にシール部材30を挟み込みながら、第2の燃料パイプ20を第1の燃料パイプ10へ挿入する。次にクリップ60を第2の燃料パイプ20のガイド溝20gへ挿入する。クリップ60をガイド溝20aに沿って略軸方向に挿入し、クリップ60の第2の係止部61を第2の燃料パイプ10の軸方向経路Kjに導く。さらに、軸方向経路Kjに沿って軸方向移動させると、弾性部Eが第2の燃料パイプ20に当接する。このとき、クリップ60は、略軸方向に挿入しただけの状態であり、第2の係止部61は、周方向経路Ksの切欠きに係合可能な軸方向位置まで達していない。さらに、クリップ60つまり弾性部Eに荷重をかけながら、第2の係止部61を周方向経路Ksの切欠きに挿入可能な軸方向位置まで、クリップ60を挿入する。その後、クリップ60のひねり形成部を用いてクリップ60をひねると、第2の係止部61は、周方向経路Ksの切欠きに沿って略軸方向に移動する。周方向経路Ks方向の端部まで第2の係止部61を移動させたところで、弾性部Eに荷重をかけるのを止めると、第2の係止部61が係止用軸方向経路Kjsつまり第1の係止部10aに弾性力を利用して自動ロックされる。
【0044】
なお、第2の係止部61が周方向経路Ksの途中または端部に挿入されている限り、弾性部Eにより発生する弾性力によって第2の係止部61と周方向経路Ks、つまり第2の係止部61と第1の係止部10aとが係合するので、第2の燃料パイプ20を第1の燃料パイプ10に連結できる。第2の燃料パイプ20を抜く方向に荷重が加わったとしても、周方向経路Ksと第2の係止部61の係合によって、第2の燃料パイプ20と第1の燃料パイプ10の連結の解除を防止できる。
【0045】
なお、本実施形態のクリップ60は、棒状体から形成され、第1の燃料パイプ10の第1の係止部10aに係合可能な第2の係止部61と、アーム部62a、62bと、アーム部62a、62bを連結し、第2の燃料パイプ20に当接する弾性部Eを有する連結部63を備え、クリップ60を挿入組付けする際、第2の係止部61の軸方向の上下運動(図1(b)参照)と、第2の係止部61の周方向へのひねりいわゆる周方向移動(図1(a)参照)をする継手手段である。
【0046】
これにより、クリップ60は、弾性部Eの弾性力を利用して、第2の係止部61を第1の係止部10aに係合させることができる。しかも、第2の係止部61の軸方向移動は、下方向運動だけでなく、上下運動をするので、自動ロック構造に好適である。
【0047】
なお、本実施形態では、軸方向経路Kjおよび周方向経路Ksを第1の燃料パイプ10に形成された切欠きとしたが、第2の係止部61を略軸方向および略周方向に導く経路であればよく、溝、段差等であってもよい。
【0048】
(第2の実施形態)
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
【0049】
第2の実施形態では、図2に示すように、第1の実施形態で説明した弾性部Eを、連結部63に代えて、第2の係止部61に設ける。図2は、本実施形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造の構成を表す構成図であって、図2(a)は外観図、図2(b)は図2(a)中のB−Bからみた断面図である。第2の係止部61は、図2(a)および図(b)に示すように、少なくとも周方向経路Ksに当接し、弾性力を発生可能な形状を有する。その形状としては、図2(b)に示すように、略軸方向に弾性力が発生可能なように棒状体を湾曲させた形状である。この弾性部Eつまり第2の係止部61は、周方向経路Ksの切欠きの幅より大きい。これにより、第2の係止部61を周方向経路Ksに挿入させる際、所定の弾性力(詳しくは、軸方向弾性力)によって第2の係止部61が周方向経路Ksに係合できる。
【0050】
上述した継手構造の組付方法において、第1の実施形態と異なる部分について以下説明する。クリップ60を第2の燃料パイプ20のガイド溝20gへ挿入する。クリップ60をガイド溝20aに沿って略軸方向に挿入し、クリップ60の第2の係止部61を第2の燃料パイプ10の軸方向経路Kjに導きながら、軸方向経路Kjの下端部まで挿入する。このとき、クリップ60は、略軸方向に挿入しただけの状態であり、第2の係止部61は、弾性変形せず、弾性力を発生していない。さらに、クリップ60(詳しくは、連結部63)に荷重を加えることで、第2の係止部61の幅を周方向経路Ksの幅以下に弾性変形させて縮ませる。その後、クリップ60のひねり形成部を用いてクリップ60をひねると、第2の係止部61は、周方向経路Ksの切欠きに沿って略軸方向に移動する。
【0051】
この構成によると、第1の実施形態と同様に、組付性および抜け強度の向上が図れる。
【0052】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、図3に示すように、第1の燃料パイプ10および第2の燃料パイプ20の外周に沿って、クリップ60を挿入する。図3は、実施形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造の構成を表す構成図であって、図3(a)は外観図、図3(b)は図3(a)中のB−Bからみた断面図である。
【0053】
図3に示すように、周方向経路Ksは、第1の燃料パイプ10に形成された段差である。この段差は、第1の燃料パイプ10の上端部に形成される環状の段差、または環状配置された複数の段差部分であれば、いずれでもよい。段差を形成する面(図3(a)紙面に略直交する面)に沿って、第2の係止部61を略周方向へ移動することが可能である(図3(a)参照)。また、軸方向経路Kjは、第1の燃料パイプ10の周方向に段差部分間に形成された溝である。
【0054】
なお、本実施形態では、第1の係止部10aが、第1の燃料パイプ10に形成され、周方向に複数配置されたフランジ状に形成されている。この第1の係止部10aの下端面が周方向経路Ksの段差を形成する。第1の係止部10a間に形成された溝が軸方向経路Kjを形成する。
【0055】
さらになお、第1の係止部10aの下端面には、第1の実施形態で説明した係止用軸方向経路Kjsに対応する凹部が形成されている。
【0056】
なお、連結部63すなわち弾性部Eに加える荷重は、第1の係止部10aの下端面に沿って第2の係止部61を略周方向へ移動可能な荷重とする。
【0057】
これにより、第1の実施形態と同様に、クリップ60のアーム部62a、62bを開くことなく、第2の係止部61を第1の係止部10aに係合することが可能である。また、周方向経路Ks上に設けた係止用軸方向経路Kjsによって第2の係止部61と第1の係止部10aを自動ロック可能である。
【0058】
さらになお、本実施形態では、第2の係止部61は、内側に凹部61aを備えていることが望ましい。これにより、図3に示すように、フランジ状の第1の係止部10aを挟み込むので、第2の係止部61と第1の係止部10aの係合をはずれにくくすることが可能である。
【0059】
なお、上述した継手構造の組付方法において、クリップ60を挿入して周方向経路Ksに導く際、連結部63に加える荷重として、凹部61aの上端面61bが第1の係止部10aに当接する程度の荷重を加えればよい。よって、連結部63に加える荷重を所定の荷重範囲に管理する必要がなく、クリップ60の組付作業が容易となる。
【0060】
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、図4に示すように、係止用軸方向経路Kjsとして、第3の実施形態で説明した第1の係止部10aの下端面に形成した凹部に代えて、第1の係止部10aの下方に設けた溝11に設けた凹部11aとする。
【0061】
図4に示すように、周方向経路Ksは、第1の係止部10aの下端面を形成する段差と、溝11を形成するための段差とで区画される。すなわち、周方向経路Ksは、第1の係止部10aを形成する溝である。なお、溝11は、第2の係止部61を軸方向に移動可能な軸方向経路Kjを備えている。
【0062】
なお、本実施形態では、一つのアーム部62に二つの第2の係止部61を有する。アーム部62aに設けられた第2の係止部61が、それぞれ第1の係止部10a、溝11に係合する。アーム部62bに設けられた第2の係止部61も同様である。第2の係止部61が凹部11aと係合することで、自動ロックが可能である。
【0063】
本実施形態のように、周方向経路Ksを第1の燃料パイプ10に形成する溝としたとしても、第3の実施形態と同様に、クリップ60のアーム部62a、62bを開くことなく、第2の係止部61を第1の係止部10aに係合することが可能である。
【0064】
以上説明した本発明の実施形態において、クリップ60のアーム部62a、62bを開くことなく、第2の係止部61を第1の係止部10aに係合する継手構成として、第1の燃料パイプ10すなわち燃料噴射装置1の接続要素10に、第2の係止部61を略軸方向に移動可能な軸方向経路Kjと、第2の係止部61を略周方向に移動可能な周方向経路Ksを備えるものであれば、いずれの継手構造にも適用できる。
【0065】
なお、軸方向経路Kjと周方向経路Ksの少なくとも一方は、第1の燃料パイプ10に形成された溝、段差、あるいは切欠きであればよい。溝であれば、第1の燃料パイプの表面、例えば外周面に容易に形成できる。よって、安価に燃料パイプ部を燃料噴射装置1に連結するための継手構造が提供できる。また、第2の係止部61を導く経路として、第2の係止部61を沿わせる一面、つまり段差があれば足りる。さらにまた、切欠きであれば、アーム部62を第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20との間に挟み込むことが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造の構成を表す構成図であって、図1(a)は外観図、図1(b)は図1(a)中のB−Bからみた断面図である。
【図2】第2の実施形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造の構成を表す構成図であって、図2(a)は外観図、図2(b)は図2(a)中のB−Bからみた断面図である。
【図3】第3の実施形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造の構成を表す構成図であって、図3(a)は外観図、図3(b)は図3(a)中のB−Bからみた断面図である。
【図4】第4の実施形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造の構成を表す構成図であって、図4(a)は外観図、図4(b)は図4(a)中のB−Bからみた断面図である。
【図5】従来の燃料噴射弁用燃料ドレインパイプを取付けるための構造を説明する説明図であって、図5(a)はその構造を表す燃料噴射弁の部分的断面図、図5(b)は図5(a)の燃料噴射弁のうち、燃料噴射パイプを燃料噴射弁に連結するための継手部材の斜視図、図5(c)は、図5(a)の燃料噴射弁のうち、燃料噴射パイプを燃料噴射弁に連結するための継手構造を表す断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁(燃料噴射装置)
10 接続要素(第1の燃料パイプ)
10a 第1の係止部
20 燃料パイプ部(第2の燃料パイプ)
20a 開口部
20g ガイド溝
30 シール部材(Oリング)
60 クリップ(継手部材)
61 第1の係止部
61a 凹部
62(62a、62b) アーム部
63 連結部
E 弾性部
Kj 軸方向経路
Ks 周方向経路
Kjs 係止用軸方向経路(凹部)

Claims (5)

  1. 燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造であって、
    前記燃料噴射装置側に固定され、第1の係止部を有する第1の燃料パイプと、
    前記第1の燃料パイプに挿入されることにより連結され、かつ前記第1の燃料パイプ内の燃料を導く第2の燃料パイプと、
    前記第1の係止部に係合可能な第2の係止部、前記第2の係止部から略軸方向に延びるアーム部、および前記アーム部と連結する連結部を有し、前記第2の係止部が前記第1の係止部に係合すると共に前記連結部が前記第2の燃料パイプに当接することにより、前記第2の燃料パイプを前記第1の燃料パイプに連結する継手部材とを備え、
    前記第1の係止部は、前記第1の燃料パイプに形成されたL字形状の切欠きから構成され、
    前記L字形状の切欠きは、一端が前記第1の燃料パイプの軸方向端部に開放し、他端が前記第1の燃料パイプの軸方向に延びた軸方向経路と、前記軸方向経路の前記他端に繋がり前記第1の燃料パイプの周方向に延びる周方向経路とを有し、
    前記第2の係止部が前記第1の係止部に係合することにより、前記第2の係止部を前記軸方向経路に沿って移動可能とさせ、更に周方向経路に沿って略周方向に移動可能とさせると共に、
    前記連結部は、前記第2の燃料パイプに当接する弾性部を有することを特徴とする燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造。
  2. 前記継手部材は棒状体から形成され、前記弾性部は、前記棒状体がV字形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造。
  3. 燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造であって、
    前記燃料噴射装置側に固定され、第1の係止部を有する第1の燃料パイプと、
    前記第1の燃料パイプに挿入されることにより連結され、かつ前記第1の燃料パイプ内の燃料を導く第2の燃料パイプと、
    前記第1の係止部に係合可能な第2の係止部、前記第2の係止部から略軸方向に延びるアーム部、および前記アーム部と連結する連結部を有し、前記第2の係止部が前記第1の係止部に係合すると共に前記第2の燃料パイプに当接することにより、前記第2の燃料パイプを前記第1の燃料パイプに連結する継手部材とを備え、
    前記第1の係止部は、前記第1の燃料パイプに形成されたL字形状の切欠きから構成さ、
    前記L字形状の切欠きは、一端が前記第1の燃料パイプの軸方向端部に開放し、他端が前記第1の燃料パイプの軸方向に延びた軸方向経路と、前記軸方向経路の前記他端に繋がり前記第1の燃料パイプの周方向に延びる周方向経路とを有し、
    前記第2の係止部が前記第1の係止部に係合することにより、前記第2の係止部を前記軸方向経路に沿って移動可能とさせ、更に周方向経路に沿って略周方向に移動可能とさせると共に、
    前記継手部材は棒状体から形成され、前記第2の係止部は、略軸方向に弾性力が発生可能なように前記棒状体を湾曲させた湾曲形状となっていることを特徴とする燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造。
  4. 前記第1の係止部は、弾性力が軽減する方向へ、前記第2の係止部を移動可能な凹部を備えていることを特徴とする請求項2または3に記載の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造。
  5. 前記第1の係止部は、前記第1の燃料パイプの周方向に複数配置されていることを特徴 とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造。
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