JP6546811B2 - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents
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Description
[i]ピボットに対してクリップが揺動不能に係合している。そのクリップに対してロッカアームが揺動可能に係合している。それにより、ピボット及びクリップに対してロッカアームが揺動可能に構成されている。
[ii]ピボットに対してクリップが揺動可能に係合している。そのクリップに対してロッカアームが固定されている。それにより、ピボットに対してクリップ及びロッカアームが揺動可能に構成されている。
カム10は、図5等に示すように、左右方向に延びるカムシャフト19に突設されている。そのカムシャフト19は、内燃機関が2回転する毎に1回点する。このカム10は、断面形状が真円形のベース円11と、ベース円11から突出したノーズ12とから構成されている。そのベース円11とノーズ12とで、ロッカアーム30を周期的に押圧して揺動させる。なお、以下ではベース円11が作用するときをベース円時といい、ノーズ12が作用するときをノーズ時という。
ピボット20は、図4等に示すように、シリンダヘッド7に取り付けられている。このピボット20は、バルブクリアランス手動調整式のピボット20である。よって、ラッシュアジャスタ等のように、バルブクリアランスCを自動で埋めることはない。このピボット20は、上端部に半球部23を備え、半球部23の下方に、外径が半球部23の外径未満の括れ部26を備えている。
ロッカアーム30は、図5等に示すように、アウタアーム31と、その幅方向(左右方向)の内側にあるインナアーム41とからなる。アウタアーム31は、その後部の下面に、半球状に凹む受け部32を備えている。その受け部32に、ピボット20の半球部23が係入されている。その半球部23の求心が、アウタアーム31の揺動中心になっている。そのアウタアーム31の先端部に、インナアーム41の先端部が連結軸43,43を介して相対揺動可能に軸着されている。そして、インナアーム41の後部には、ローラ46がローラ軸47を介して回転可能に取り付けられている。そのローラ46がカム10に回転可能に当接している。
切替装置50は、図4等に示すように、油路51,52,53と、切替機構54とを含み構成されている。油路51,52,53は、シリンダヘッド7内に設けられたシリンダヘッド内油路51と、ピボット内に設けられたピボット内油路52と、ロッカアーム30(アウタアーム31)の後部内に設けられたアーム内油路53とからなる。そして、ピボット内油路52は、ピボット20の側面にシリンダヘッド内油路51から油圧を取り込むための側面側開口52aを備えると共に、半球部23の上面に半球部側開口52bを備えている。そして、アーム内油路53は、受け部32の天井面に半球部側開口52bと対峙する受け部側開口53aを備えている。
クリップ60は、図3等に示すように、基部61と、被係止片67と、フランジ71,71とを含み構成されている。基部61は、左右方向に延びており、その左右中央部に基部孔62が貫設されている。その基部孔62は、先後方向に長い長孔であって、相対的に後側に被挿入孔部62aを備え、相対的に先側にロック孔部62bを備えている。被挿入孔部62aの内径は、半球部23の外径以上である。また、ロック孔部62bの内径は、半球部23の外径未満で括れ部26の外径以上である。そのロック孔部62bは、基部61の略中央に位置している。
2 可変動弁機構(実施例2)
8 バルブ
10 カム
20 ピボット
23 半球部
26 括れ部
30 ロッカアーム
32 受け部
50 切替装置
52 ピボット内油路
52b 半球部側開口
53 アーム内油路
53a 受け部側開口
54 切替機構
60 クリップ
61 基部
62 基部孔
62a 被挿入孔部
62b ロック孔部
67 被係止部
71 フランジ
73 フランジ孔
Claims (5)
- 下面に半球状に凹む受け部(32)を備えたロッカアーム(30)と、受け部(32)に係入する半球部(23)を備えたピボット(20)と、ロッカアーム(30)を周期的に押圧して半球部(23)の回りに揺動させることでバルブ(8)を駆動するカム(10)と、切替装置(50)とを備え、
切替装置(50)は、ピボット(20)内に設けられて半球部(23)の上面に半球部側開口(52b)を備えたピボット内油路(52)と、ロッカアーム(30)内に設けられて受け部(32)の天井面に半球部側開口(52b)と対峙する受け部側開口(53a)を備えたアーム内油路(53)と、ロッカアーム(30)内に設けられて半球部側開口(52b)から受け部側開口(53a)に切替油圧が供給されたときにロッカアーム(30)の揺動状態を切り替える切替機構(54)とを含む内燃機関の可変動弁機構において、
ロッカアーム(30)とピボット(20)との間に、受け部(32)を半球部(23)に押圧する付勢力を持ち、該付勢力により切替油圧で受け部(32)が半球部(23)から浮き上がるのを防止するクリップ(60)が設置され、
クリップ(60)は、ロッカアーム(30)の幅方向である左右方向に延びる基部(61)と、基部(61)の左右両端から上方に延びるフランジ(71)とを備え、
基部(61)に、ピボット(20)に外嵌される基部孔(62)が貫設され、各フランジ(71)に、ロッカアーム(30)の左右の側面に突設された突起(37)に外嵌されるフランジ孔(73)が貫設されたことを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。 - ピボット(20)に対してクリップ(60)が揺動不能に係合し、クリップ(60)に対してロッカアーム(30)が揺動可能に係合したことで、ピボット(20)及びクリップ(60)に対してロッカアーム(30)が揺動可能に構成された請求項1記載の内燃機関の可変動弁機構。
- ピボット(20)は、半球部(23)の下方に外径が半球部(23)の外径未満の括れ部(26)を備え、括れ部(26)にクリップ(60)の基部孔(62)が外嵌された請求項1又は2記載の内燃機関の可変動弁機構。
- クリップ(60)は、基部(61)の後端から上方に延びる被係止片(67)を備え、基部孔(62)は、ロッカアーム(30)の先後方向に長い長孔であって、相対的に後側に、内径が半球部(23)の外径以上の被挿入孔部(62a)を備え、相対的に先側に、内径が半球部(23)の外径未満で括れ部(26)の外径以上のロック孔部(62b)を備え、
クリップ(60)は、被挿入孔部(62a)の内側に半球部(23)を通して該内側に括れ部(26)を挿入してから、クリップ(60)をピボット(20)に対して後方に変位させると、ロック孔部(62b)の内側に括れ部(26)が配されることでロック孔部(62b)が括れ部(26)に外嵌され、その状態で半球部(23)の上にロッカアーム(30)を載置して半球部(23)を受け部(32)に係入させると、被係止片(67)がロッカアーム(30)の後方に配されて、クリップ(60)のピボット(20)に対する先方への変位が規制される構成である請求項3記載の内燃機関の可変動弁機構。 - クリップ(60)の基部孔(62)は、その内径がピボット(20)の半球部(23)の外径未満であり、半球部(23)に上方から押し込むと、弾性変形して拡径することで半球部(23)を通過して括れ部(26)に外嵌される構成である請求項3記載の内燃機関の可変動弁機構。
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