JP6666221B2 - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents
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Description
[1]被係止部は、被係止ピンに対して相対変位不能である。係止部は、係止ピンに対して前記交差方向に相対変位可能である。係止ピンと係止部との間に、係止部を前記交差方向の他方に付勢することで被係止部に付勢するバネが設置されている。前記剪断力が加わった際には、前記離間力で係止部がバネの付勢力に抗して前記交差方向の一方に変位することで、被係止部に対して係止部が前記離間方向に相対変位する。
[2]被係止部は、被係止ピンに対して相対変位不能である。係止部は、係止ピンに対して相対変位不能である。前記剪断力が加わった際には、前記離間力で被係止ピンに対して係止ピンが前記交差方向の一方に相対変位することで、被係止部に対して係止部が前記離間方向に相対変位する。
[1]傾斜面は、球の一部状に凹んだ凹部の内面、又は球体の表面若しくは球の一部状に突出した突起の表面である。
[2]傾斜面は、テーパー状に凹んだ凹部の内面、又はテーパー状に突出した突起の表面である。
図1等に示すカム9は、カムシャフト9xに設けられており、ベース円9aと、ベース円9aから突出したノーズ9bとを備えている。カムシャフト9xは、図8,図9に示すように、シリンダヘッドに突設されたカムハウジング5に取り付けられている。カムシャフト9xは、内燃機関が2回転する毎に1回転する。
図2等に示す第一アーム10は、カム9に駆動されて揺動する。第一アーム10は、筒状の先後中間部がロッカシャフト10xに挿通されることでロッカシャフト10xに揺動可能に支持されている。ロッカシャフト10xは、左右方向L,Rに延びるパイプ状のシャフトである。なお、以下では、ロッカシャフト10xの周方向を「揺動方向f,b」といい、揺動方向f,bのうち、バルブ7を開く側の方向を「リフト方向f」といい、その反対方向を「戻り方向b」という。
図2等に示す第二アーム20は、揺動時に第三アーム30,30を介してバルブ7,7を駆動するアームである。第二アーム20は、第一アーム10の左方Lに設けられており、筒状の先部がロッカシャフト10xに外嵌されることでロッカシャフト10xに揺動可能に支持されている。図3等に示すように、第二アーム20の筒状の先部に、右方Rに突出したスリーブ23が設けられている。スリーブ23は、第一アーム10の筒状の先後中間部の内周面と、ロッカシャフト10xの外周面との間に入り込んでいる。スリーブ23の内周面に、一方向捩れの第二側ヘリカルスプライン24が設けられている。一方向捩れは、左方Lに進むに従い戻り方向bに旋回する側の捩れをいう。第二アーム20の後部に、左右方向L,Rに貫通した第二ピン穴26が設けられている。図4(a)等に示すように、第二ピン穴26の右端部は、他の部分よりも径が大きい大径部27になっている。図3等に示すように、第二アーム20の後部の右側面に、第一アーム10の押圧部14により戻り方向b(下方)に押圧される被押圧部21が突設されている。
図2等に示す第三アーム30,30は、第二アーム20と共に揺動してバルブ7,7を駆動するアームである。第三アーム30は、第一アーム10の右方Rと、第二アーム20の左方Lとに、それぞれ1つずつ設けられている。各第三アーム30は、筒状の後部がロッカシャフト10xに外嵌されることでロッカシャフト10xに揺動可能に支持されている。図8(a)等に示すように、筒状の後部の内周面に、他方向捩れの第三側ヘリカルスプライン34が設けられている。他方向捩れは、左方Lに進むに従いリフト方向fに旋回する側の捩れをいう。図2等に示すように、各第三アーム30の先部は、出力ノーズ39を構成している。図8等に示すように、各第三アーム30は、揺動時には出力ノーズ39で介在アーム80を介してバルブ7を押圧することでバルブ7を駆動する。介在アーム80は、ラッシュアジャスタ85によって揺動可能に支持されている。
図3等に示す可変装置40は、第二アーム20に対する第三アーム30の揺動方向f,bの相対角度を変更することで、駆動状態におけるバルブ7のリフト量及び作用角を変更する装置である。可変装置40は、スライダギア41とコントロールシャフト45とアクチュエータ(図示略)とを含み構成されている。
図3等に示す切替装置50は、第一アーム10と一緒に第二アーム20が揺動するように両者10,20を連結することで駆動状態に切り替え、前記連結を解除することで休止状態に切り替えるための装置である。駆動状態は、図8に示すように、第一アーム10と一緒に第二アーム20及び第三アーム30が揺動してバルブ7を駆動する状態である。休止状態は、図9に示すように、第一アーム10が空振りして、第二アーム20及び第三アーム30が揺動しないことで、前記駆動を休止する状態である。切替装置50は、図4等に示すように、連結ピン51を備えている。そして、変位装置70も、切替装置50の一部を構成している。
図7等に示す保持装置60は、第二アーム20をカムハウジング5に保持するための装置である。保持装置60は、被係止ピン61と係止ピン65とを備えている。そして、変位装置70も保持装置60の一部を構成している。
図4等に示す変位装置70は、連結ピン51と被係止ピン61と係止ピン65との3本のピン51,61,65を左右方向L,Rに変位させる装置である。変位装置70は、スプリング71と油圧室72とを含み構成されている。スプリング71は、第一ピン穴15の底面と連結ピン51との間に介装されており、連結ピン51を左方Lに付勢している。油圧室72は、係止ピン穴6内に設けられており、カムハウジング5内に設けられた油路(図示略)から供給される油圧で、係止ピン65を右方Rに付勢する。
変位装置70は、図4(a)に示す駆動状態から図4(b)に示す休止状態に切り替える際には、油圧室72の油圧を上げることで、該油圧により玉突きで3本のピン51,61,65を右方Rに変位させる。それにより、連結ピン51が非連結位置Qに配されると共に係止部66が係止位置P’に配されるようにする。具体的には、次の通りである。
また、変位装置70は、図4(b)に示す休止状態から図4(a)に示す駆動状態に切り替える際には、油圧室72の油圧を下げることで、スプリング71の付勢力により玉突きで3本のピン51,61,65を左方Lに変位させる。それにより、連結ピン51が連結位置Pに配されると共に係止部66が非係止位置Q’に配されるようにする。具体的には、次の通りである。
また、図7(a)に示すように、連結ピン51が連結位置P内に配され、且つ係止ピン65が係止位置P’内に配されている切替途中でベース円時が終わりノーズ時に入り、第一アーム10と一緒に第二アーム20が揺動し始めた際には、被係止部62及び係止部66に剪断力が加わる。しかし、その剪断力は傾斜面s1,s2により前記離間方向の離間力に変換される。その離間力で、図7(b)に示すように、係止部66(ラッチボール)がバネ67の付勢力に抗して左方L(前記離間方向)に変位して非係止位置Q’に配されることで前記係止が解除される。なお、図7(a)には、駆動状態から休止状態への切替途中の場合を示しているが、休止状態から駆動状態への切替途中の場合にも、同様に前記係止が解除される。
[A]可変動弁機構1は、切替装置50で駆動状態と休止状態とに切り替えるのに加えて、可変装置40で駆動状態におけるバルブ7のリフト量をも変更するため、エンジン性能がより向上する。
[B]休止状態の時には、第二アーム20がカムハウジング5に保持されるため、第二アーム20の休止位置が固定される。そのため、前記連結(駆動状態への切替)を確実に行うことができる。また、休止状態の時に第二アーム20及び第三アーム30がバタつかない。
[C]切替途中で第一アーム10と一緒に第二アーム20が揺動しようとして被係止部62及び係止部66に剪断力が加わったときには、傾斜面s1,s2により前記係止が解除されるため、無理な剪断力が加わらない。
[変更例1]被係止部62(テーパー状の凹部)を、球の一部状(例えば、半球状)の凹部に変更してもよい。
[変更例2]実施例1の係止部66(ラッチボール)を、テーパー状の部材に変更してもよい。
[変更例3]実施例2の係止部66(テーパー状の突起)を、球の一部状(例えば、半球状)の突部に変更してもよい。
[変更例5]被係止部62側の傾斜面s1のみでも充分に前記係止を解除できる場合には、係止部66を矩形等に変更して係止部66側の傾斜面s2をなくしてもよい。
[変更例7]実施例2において、被係止部62と係止部66との態様を反対にしてもよい。すなわち、係止部66を凹部にして、被係止部62を突起にしてもよい。
2 可変動弁機構(実施例2)
3 可変動弁機構(実施例3)
5 カムハウジング
7 バルブ
10 第一アーム
20 第二アーム
30 第三アーム
40 可変装置
50 切替装置
51 連結ピン
60 保持装置
61 被係止ピン
62 被係止部
65 係止ピン
66 係止部
67 バネ
70 変位装置
s1 被係止部側の傾斜面
s2 係止部側の傾斜面
f リフト方向(揺動方向)
b 戻り方向(揺動方向)
L 左方(交差方向の一方)
R 右方(交差方向の他方)
Claims (7)
- カム(9)に駆動されて揺動する第一アーム(10)と、揺動時にバルブ(7)を駆動する第二アーム(20)と、両アーム(10,20)を一緒に揺動するように連結することで、バルブ(7)を駆動する駆動状態に切り替え、前記連結を解除することで、前記駆動を休止する休止状態に切り替える切替装置(50)とを備えた内燃機関の可変動弁機構において、
第二アーム(30)を、内燃機関のシリンダヘッドに突設されたカムハウジング(5)に保持するための保持装置(60)を備え、保持装置(60)は、第二アーム(20)側に設けられた被係止部(62)と、カムハウジング(5)側に設けられた係止部(66)とを備え、係止部(66)は、被係止部(62)に対して接近方向及び離間方向に相対変位可能に設けられ、前記連結が解除される際に接近方向に相対変位して被係止部(62)を係止することで前記保持を行い、前記連結がされる際に離間方向に相対変位して前記係止を解除することで前記保持を解除するものであり、
被係止部(62)及び係止部(66)の互いに当接し合う当接面の少なくとも一方に、第二アーム(30)の揺動方向に対して斜めに延びる傾斜面(s1,s2)が形成され、
前記連結及び前記係止の両方がされている切替途中で第一アーム(10)と一緒に第二アーム(20)が揺動しようとして被係止部(62)及び係止部(66)に剪断力が加わった際には、該剪断力が傾斜面(s1,s2)により前記離間方向の離間力に変換され、該離間力で被係止部(62)に対して係止部(66)が該離間方向に相対変位することで前記係止が解除される
ことを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。 - 切替装置(50)は、前記連結及びその解除を行う連結ピン(51)と、連結ピン(51)を変位させる変位装置(70)とを含み構成され、
保持装置(60)は、前記被係止部(62)が設置された被係止ピン(61)と、前記係止部(66)が設置された係止ピン(65)と、前記変位装置(70)とを含み構成され、
変位装置(70)は、連結ピン(51)と被係止ピン(61)と係止ピン(65)とを玉突きで第二アーム(20)の揺動方向に交差する交差方向の一方(L)に変位させることで、前記連結を行う共に前記係止を解除し、玉突きで前記交差方向の他方(R)に変位させることで、前記連結を解除すると共に前記係止を行うものである
請求項1記載の内燃機関の可変動弁機構。 - 被係止部(62)は、被係止ピン(61)に対して相対変位不能であり、係止部(66)は、係止ピン(65)に対して前記交差方向(L,R)に相対変位可能であり、係止ピン(65)と係止部(66)との間に、係止部(66)を前記交差方向の他方(R)に付勢することで被係止部(62)に付勢するバネ(67)が設置され、
前記剪断力が加わった際には、前記離間力で係止部(66)がバネ(67)の付勢力に抗して前記交差方向の一方(L)に変位することで、被係止部(62)に対して係止部(66)が前記離間方向に相対変位する
請求項2記載の内燃機関の可変動弁機構。 - 被係止部(62)は、被係止ピン(61)に対して相対変位不能であり、係止部(66)は、係止ピン(65)に対して相対変位不能であり、
前記剪断力が加わった際には、前記離間力で被係止ピン(61)に対して係止ピン(65)が前記交差方向の一方(L)に相対変位することで、被係止部(62)に対して係止部(66)が前記離間方向に相対変位する
請求項2記載の内燃機関の可変動弁機構。 - 傾斜面(s1)は、球の一部状に凹んだ凹部の内面、又は球体の表面若しくは球の一部状に突出した突起の表面である請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の可変動弁機構。
- 傾斜面(s1,s2)は、テーパー状に凹んだ凹部の内面、又はテーパー状に突出した突起の表面である請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の可変動弁機構。
- 第二アーム(20)は、第二アーム(20)と共に揺動する第三アーム(30)を介してバルブ(7)を駆動するものであり、
第二アーム(20)に対する第三アーム(30)の相対角度を変更することで駆動状態におけるバルブ(7)のリフト量を変更する可変装置(40)を備えている
請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関の可変動弁機構。
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