JP6234310B2 - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のバルブを駆動するとともに、その駆動状態を内燃機関の運転状況に応じて変更する可変動弁機構に関する。
可変動弁機構の中には、特許文献1〜5に示す可変動弁機構がある。これらの可変動弁機構は、いずれも、例えば、図8に示す従来例(特許文献5)の可変動弁機構100のように、一のピボット105に揺動可能に支持されて、カム108,109に押圧されると揺動してバルブ6を駆動するロッカアーム101と、該ロッカアーム101を操作することでバルブ6の駆動状態を切り換える切換装置106とを含み構成されている。
詳しくは、ロッカアーム101は、インナアーム103と、該インナアーム103の周囲に設けられたアウタアーム104とを含み構成されている。そして、インナアーム103は、インナカム108に押圧され、アウタアーム104は、前記インナカム108の幅方向の両側にある2つの同一プロフィールのアウタカム109,109に押圧される。そして、切換装置106は、インナアーム103に対してアウタアーム104を相対変位不能に連結し、及びその連結を解除することで、バルブ6の駆動状態を切り換える。
米国特許出願公開第2005/0247279号明細書 独国特許出願公開第102004027054号明細書 米国特許出願公開第2006/0157011号明細書 米国特許出願公開第2003/0200947号明細書 米国特許出願公開第2004/0074459号明細書
上記の可変動弁機構100によれば、アウタアーム104を、インナカム108の幅方向の両側にある2つの同一プロフィールのアウタカム109,109で押圧することで、ロッカアーム101の幅方向のバランスを保つことができる。そのため、このように一のピボット105で支持されたロッカアーム101でも、幅方向に傾き難い。
しかしながら、上記の可変動弁機構100では、2段階で切換を行うことはできても3段階切換には対応することができない。また、上記の可変動弁機構100では、アウタアーム104の周囲に更に別の第二アウタアームを設けて、3段階切換を実現することも難しい。ロッカアームの設置スペースに制限があるのに加え、ロッカアームの構造が複雑になるからである。
その一方、例えば、図9に示す参考例の可変動弁機構110のような構成で、3段階切換を実現しようとした場合には、ロッカアーム111が幅方向に傾き易くなってしまう。すなわち、その参考例の可変動弁機構110は、次に示すロッカアーム111を備えている。そのロッカアーム111は、一のピボット115で揺動可能に支持されて小リフトカム118に押圧されるメインアーム113と、メインアーム113よりも幅方向の一方側で中リフトカム117に押圧される第一サブアーム112と、メインアーム113よりも幅方向の他方側で大リフトカム119に押圧される第二サブアーム114との3本のアーム112,113,114を含み構成されている。
そして、メインアーム113に対していずれのサブアーム112,114も相対変位不能に連結しない非連結状態にすることで、メインアーム113が小リフトカム118に駆動されるようになる。また、メインアーム113に対して第一サブアーム112のみを連結する第一連結状態にすることで、メインアーム113が第一サブアーム112を介して中リフトカム117に駆動されるようになる。また、メインアーム113に対して第二サブアーム114を連結する第二連結状態にすることで、メインアーム113が第二サブアーム114を介して大リフトカム119に駆動されるようになる。
この可変動弁機構110では、上記のように操作することで3段階切換を実現できるようにも思えるが、少なくとも第一連結状態と第二連結状態とでは、カム117,119の押圧力が、一のピボット115で支持されたロッカアーム111の幅方向の片側に偏って加わるため、該ロッカアーム111が幅方向に傾き易くなる。
具体的には、第一連結状態のときには、メインアーム113に小リフトカム118のノーズが届かず、また、第二サブアーム114は大リフトカム119に押圧されるが空振りするため、このとき、ロッカアーム111は、中リフトカム117に最も大きく押圧される。そのため、カム117,118,119の押圧力は、中リフトカム117がある幅方向の一方側に偏って加わり、ロッカアーム111が該幅方向の一方に傾き易くなる。
また、第二連結状態のときには、メインアーム113に小リフトカム118のノーズが届かず、また、第一サブアーム112にも中リフトカム117のノーズが届かないので、ロッカアーム111は、大リフトカム119にのみ押圧される。そのため、カム117,118,119の押圧力は、大リフトカム119がある幅方向の他方側に偏って加わり、ロッカアーム111が該幅方向の他方に傾き易くなる。
そこで、カムの押圧力が、一のピボットで支持されたロッカアームの幅方向の片側に偏って加わっても、該ロッカアームが幅方向の片側に傾かないようにすることを第一の目的とし、その上で、該ロッカアームで3段階切換を実現することを第二の目的とする。
上記第一の目的(傾き防止)を達成するため、本発明の内燃機関の可変動弁機構は、一のピボットで揺動可能に支持されて、カムに押圧されると揺動してバルブを駆動するロッカアームと、該ロッカアームを操作することでバルブの駆動状態を切り換える切換装置とを含み構成された内燃機関の可変動弁機構において、ロッカアームは、少なくとも所定の駆動状態では、重心を通り該ロッカアームの長さ方向に延びる中央線から幅方向に離れた部位をカムに押圧されることで、カムの押圧力が中央線よりも幅方向の片側に偏って加わるように構成され、ロッカアームに当接して該ロッカアームを幅方向に傾かないように揺動方向に案内する揺動ガイドを備え、ロッカアームは、ピボットに支持された被支持部よりも該ロッカアームの長さ方向の一方側に、バルブを駆動する駆動部を備え、被支持部よりも該ロッカアームの長さ方向の他方側に、揺動ガイドに当接する被ガイド部を備えたことを特徴とする。
前記可変動弁機構の具体的な態様は、特に限定されないが、次のア,イの態様を例示する。但し、上記第二の目的(3段階切換)を達成するため、イの態様であることが好ましい。
(ア)ロッカアームは、バルブを駆動する駆動部を備えたメインアームと、中央線よりも幅方向の一方側で所定のカムに駆動されるサブアームとの2本のアームを含み構成され、切換装置は、メインアームに対してサブアームを相対変位不能に連結しない非連結状態と、メインアームに対してサブアームを相対変位不能に連結することで、メインアームが前記所定のカムに駆動されるようになる連結状態との2段階で切換を行うように構成され、第一連結状態では、カムの押圧力が中央線よりも幅方向の一方に偏って加わる態様。
(イ)ロッカアームは、ピボットに支持された被支持部とバルブを駆動する駆動部とを備えたメインアームと、中央線よりも幅方向の一方側で所定のカムに押圧される第一サブアームと、中央線よりも幅方向の他方側で前記所定のカムよりもリフト量又は作用角の大きい別のカムに押圧される第二サブアームとの3本のアームを含み構成され、切換装置は、メインアームに対して第一サブアーム及び第二サブアームのいずれも相対変位不能に連結しない非連結状態と、メインアームに対して第一サブアームは相対変位不能に連結し、第二サブアームは相対変位不能に連結しないことで、メインアームが前記所定のカムに駆動されるようになる第一連結状態と、メインアームに対して第二サブアームを相対変位不能に連結することで、メインアームが前記別のカムに駆動されるようになる第二連結状態との3段階で切換を行うように構成され、第一連結状態では、カムの押圧力が中央線よりも幅方向の一方に偏って加わり、第二連結状態では、カムの押圧力が中央線よりも幅方向の他方に偏って加わる態様。
[ロッカアーム]
参考的な態様として、ロッカアームは、ピボットに支持された被支持部よりも該ロッカアームの長さ方向の一方側に、バルブを駆動する駆動部と、揺動ガイドに当接する被ガイド部とを備えた態様を例示する
上記アの態様(2段切換)又はイの態様(3段切換)において、メインアームの非連結状態のときの態様は、特に限定されないが、次のa,bの態様を例示する。
(a)メインアームは、非連結状態のときには、前記所定のカムよりもリフト量又は作用角の小さい別のカムに駆動される態様。
(b)メインアームは、非連結状態のときには、いずれのカムにも駆動されない態様。なお、このとき、メインアームは、断面形状が円形の円カムに当接してもよいし、そのような円カムはなくてもよい。
上記アの態様(2段切換)又はイの態様(3段切換)において、メインアームに対するサブアームの前記相対変位は、特に限定されないが、相対揺動である場合や、上下方向等への直線往復運動である場合を例示する。
ピボットは、バルブクリアランスを手動で調節するための手動調節用のピボットであってもよいが、バルブクリアランスを自動調節できる点で、ラッシュアジャスタのプランジャであることが好ましい。
[切換装置]
上記イの態様(3段切換)において、切換装置の態様は、特に限定されないが、1つの油圧経路で3段階切換を実現できる点で、次の態様であることが好ましい。すなわち、切換装置は、メインアームと第一サブアームとの間を跨ぐ位置と跨がない位置とに変位可能に設けられた第一連結ピンと、メインアームと第二サブアームとの間を跨ぐ位置と跨がない位置とに変位可能に設けられた第二連結ピンとの2本の連結ピンと、第一連結ピンを、メインアーム側に付勢する第一スプリングと、第二連結ピンをメインアーム側に付勢する第二スプリングとの、付勢力の異なる2本のスプリングと、メインアームの内部に油圧室を備え、該油圧室の油圧で、第一連結ピンを第一サブアーム側に押圧するとともに、第二連結ピンを第二サブアーム側に押圧する油圧装置とを含み構成され、油圧室の油圧を、第一スプリング及び第二スプリングのうちの弱い方のスプリングの付勢力よりも弱い低圧にすることで前記3段階のうちの1つの状態にし、弱い方のスプリングの付勢力よりも強く強い方のスプリングの付勢力よりも弱い中程度圧にすることで前記3段階のうちの別の1つの状態にし、強い方のスプリングの付勢力よりも強い高圧にすることで前記3段階のうちの残りの1つの状態にする態様である。
より具体的には、次の1〜4の態様を例示する。
(1)第一スプリングが弱い方のスプリングであり、第二スプリングが強い方のスプリングであって、メインアーム側に第一非連結位置と第二非連結位置とがあり、第一サブアーム側に第一連結位置があり、第二サブアーム側に第二連結位置があり、油圧室の油圧を低圧にすることで非連結状態にし、中程度圧にすることで第一連結状態にし、高圧にすることで第二連結状態にする態様(実施例1)。
(2)第一スプリングが強い方のスプリングであり、第二スプリングが弱い方のスプリングであって、メインアーム側に第一連結位置と第二連結位置とがあり、第一サブアーム側に第一非連結位置があり、第二サブアーム側に第二非連結位置があり、油圧室の油圧を低圧にすることで第二連結状態にし、中程度圧にすることで第一連結状態にし、高圧にすることで非連結状態にする態様。
(3)第一スプリングが弱い方のスプリングであり、第二スプリングが強い方のスプリングであって、メインアーム側に第一連結位置と第二非連結位置とがあり、第一サブアーム側に第一非連結位置があり、第二サブアーム側に第二連結位置があり、油圧室の油圧を低圧にすることで第一連結状態にし、中程度圧にすることで非連結状態にし、高圧にすることで第二連結状態にする態様。
(4)第一スプリングが強い方のスプリングであり、第二スプリングが弱い方のスプリングであって、メインアーム側に第一非連結位置と第二連結位置とがあり、第一サブアーム側に第一連結位置があり、第二サブアーム側に第二非連結位置があり、油圧室の油圧を低圧にすることで第二連結状態にし、中程度圧にすることで非連結状態にし、高圧にすることで第一連結状態にする態様(実施例3)。
上記イの態様(3段切換)において、切換装置は、第二連結状態のときには、メインアームに対して第一サブアームを相対変位不能に連結してもよいし、しなくてもよい。但し、連結する方が、構造及び機能的に簡単である。その一方、前記所定のカムによるリフト曲線と別のカムによるリフト曲線とが交差する場合には、第二連結状態のときにメインアームに対して第一サブアームを相対変位不能に連結することはできない。そして、具体的には、第二連結状態のときにメインアームに対して第一サブアームを相対変位不能に連結する態様としては、上記の1,2の態様があり、連結しない態様としては、上記の3,4の態様がある。
[揺動ガイド]
揺動ガイドの態様は、特に限定されないが、次のa,bの態様を例示する。但し、揺動ガイドの形状が簡単になる点での態様であることが好ましい。
(a)ロッカアームは、その長さ方向の端部に長さ方向内側に凹む凹部を備え、揺動ガイドは、該凹部の内周面ロッカアームの幅方向の両側から摺接されることで、ロッカアームに当接する態様。
(b)揺動ガイドは、U字型の断面形状をしており、そのU字型の内周面が、ロッカアームに幅方向の両側から摺接することで、ロッカアームに当接する態様。
また、揺動ガイドが延びる方向は、特に限定されないが、次のa,bの態様を例示する。
(a)揺動ガイドは、ロッカアームの揺動方向の接線方向に直線状に延びる態様
(b)揺動ガイドは、ロッカアームの揺動方向に曲線状に延びる態様。
また、揺動ガイドに当接するロッカアームの被ガイド部は、特に限定されなが、摩擦を減らすために、回転可能に支持されたローラにしてもよい。
本発明の可変動弁機構によれば、一のピボットで支持されたロッカアームに当接して該ロッカアームを幅方向に傾かないように揺動方向に案内する揺動ガイドを備えているので、ロッカアームに対してカムの押圧力が中央線よりも幅方向の片側に偏って加わる前記所定の駆動状態のときにも、該ロッカアームが幅方向の片側に傾く心配がない。
実施例1の可変動弁機構を示す斜視図である。 実施例1の可変動弁機構を示す、(a)は側面断面図、(b)は背面断面図である。 実施例1の可変動弁機構の非連結状態のときを示す、(a)は側面断面図、(b)は背面断面図である。 実施例1の可変動弁機構の第一連結状態のときを示す、(a)は側面断面図、(b)は背面断面図である。 実施例1の可変動弁機構の第二連結状態のときを示す、(a)は側面断面図、(b)は背面断面図である。 実施例2の可変動弁機構を示す斜視図である。 実施例3の可変動弁機構の、(a)は第二連結状態を示す背面断面図、(b)は非連結状態を示す背面断面図、(c)は第一連結状態を示す背面断面図である。 従来例の可変動弁機構を示す斜視図である。 参考例の可変動弁機構を示す斜視図である。
以下、本発明の可変動弁機構を図面を参照に説明する。なお、以下では、ロッカアーム20の幅方向の一方(背面図でいう左方)を左方といい、他方(背面図でいう右方)を右方という。また、ロッカアーム20の長さ方向の一方を前方といい、他方を後方という。
[全体構成]
図1〜図5に示す実施例1の可変動弁機構1は、一のピボット55のみに一点で揺動可能に支持されて、カム12,13,14に押圧されると揺動してバルブ6を駆動するロッカアーム20と、該ロッカアーム20を操作することでバルブ6の駆動状態を切り換える切換装置60とを含み構成されている。
そのロッカアーム20は、図4に示す第一連結状態では、ロッカアーム20の重心を通り前後方向に延びる中央線xから左方に離れた部位にある第一スリッパー25を中リフトカム12に押圧されることで、カム12,13,14の押圧力が中央線xよりも左側に偏って加わるように構成されている。また、図5に示す第二連結状態では、中央線xから右方に離れた部位にある第二スリッパー45を大リフトカム14に押圧されることで、カム12,13,14の押圧力が中央線xよりも右側に偏って加わるように構成されている。そのため、本実施例1の可変動弁機構1は、ロッカアーム20に当接して該ロッカアーム20を左右方向に傾かないように揺動方向に案内する揺動ガイド90を備えている。
具体的には、この可変動弁機構1は、次に示す、回転駆動部10と、ロッカアーム20と、ラッシュアジャスタ50と、切換装置60と、揺動ガイド90とを含み構成されている。そして、バルブ6に対しては、バルブ6を閉じる方向に付勢するバルブスプリング7が取り付けられている。
[回転駆動部10]
回転駆動部10は、左右方向に延びるカムシャフト11に設けられて該カムシャフト11と共に回転する3つのカム12,13,14を含み構成されている。その3つのカム12,13,14は、小リフトカム13と、小リフトカム13の左方に設けられた中リフトカム12と、小リフトカム13の右方に設けられた大リフトカム14とからなる。
詳しくは、小リフトカム13は、断面形状が円形のベース円13aと、該ベース円13aから突出した小リフトノーズ13bとを含み構成されている。また、中リフトカム12は、断面形状が円形のベース円12aと、該ベース円12aから突出した、前記小リフトノーズ13bよりもリフト量及び作用角の大きい中リフトノーズ12bとを含み構成されている。また、大リフトカム14は、断面形状が円形のベース円14aと、該ベース円14aから突出した、前記中リフトノーズ12bよりもリフト量及び作用角の大きい大リフトノーズ14bとを含み構成されている。
[ロッカアーム20]
ロッカアーム20は、ピボット55に支持された被支持部36とバルブ6を駆動する駆動部34とを備えて小リフトカム13に駆動されるメインアーム31と、中央線xよりも左方で前記小リフトカム13よりもリフト量及び作用角の大きい中リフトカム12に押圧される第一サブアーム21と、中央線xよりも右方で前記中リフトカム12よりもリフト量及び作用角の大きい大リフトカム14に駆動される第二サブアーム41との3本のアーム21,31,41を含み構成されている。
詳しくは、メインアーム31は、前端部に後述のロストモーションスプリング9bに上方から当接する突起33を備えるとともに、前端部の下面に、バルブ6を駆動する駆動部34を備えている。その駆動部34よりも後方に、小リフトカム13に下方から当接するローラ35が、支持シャフト35a及びベアリング35b,35b・・を介して回転可能に支持されている。そのローラ35よりも後方の下面に、上方に半球状に凹む、ラッシュアジャスタ50のプランジャ55の上端部に揺動可能に支持されるための被支持部36を備えている。その被支持部36よりも後方の後端部に、前方に凹む凹部37が設けられている。その凹部37の内周面の左側の部位が、揺動ガイド90の左側面に摺接する左側の被ガイド部38を構成し、凹部37の内周面の右側の部位が、揺動ガイド90の右側面に摺接する右側の被ガイド部38を構成している。
第一サブアーム21と第二サブアーム41とは、その前端部がメインアーム31の前端部に連結軸9aを介して相対変位(相対揺動)可能に連結されている。そして、第一サブアーム21の前後方向中間部の上面には、中リフトカム12が摺接する第一スリッパー25が設けられ、第二サブアーム41の前後方向中間部の上面には、大リフトカム14が摺接する第二スリッパー45が設けられている。また、第一サブアーム21の前後方向中間部及び第二サブアーム41の前後方向中間部には、後述のロストモーションスプリング9bに下方から付勢される突起23,43がそれぞれ設けられている。
そして、メインアーム31の突起33と、第一サブアーム21の突起23と、第二サブアーム41の突起43との間に、ロストモーションスプリング9bが介装されている。そのロストモーションスプリング9bは、長さ方向の2箇所にコイル状の部分を備えた捩りコイルバネであって、そのコイル状の部分は、ロッカアーム20から左方及び右方に突出した、連結軸9aの左右両端部に外嵌されている。そして、該ロストモーションスプリング9bの左側部分は、メインアーム31に対して第一サブアーム21が相対変位不能に連結されないとき(すなわち、本実施例1では、非連結状態のとき)に、第一サブアーム21を中リフトカム12に付勢し、連結されたとき(すなわち、本実施例1では、第一連結状態及び第二連結状態のとき)には、第一サブアーム21を後述の第一連結ピン63を介してメインアーム31に押圧する。また、該ロストモーションスプリング9bの右側部分は、メインアーム31に対して第二サブアーム41が相対変位不能に連結されないとき(すなわち、本実施例1では、非連結状態及び第一連結状態のとき)に、第二サブアーム41を大リフトカム14に付勢し、連結されたとき(すなわち、本実施例1では、第二連結状態のとき)には、第二サブアーム41を後述の第二連結ピン83を介してメインアーム31に押圧する。
[ラッシュアジャスタ50]
ラッシュアジャスタ50は、上方に開口した有底筒状のボディ51と、下部がボディ51に挿入されたプランジャ55とを備えている。そのプランジャ55の上端部は、半球状の形状をしており、その上端でメインアーム31の被支持部36を揺動可能に支持している。そして、バルブクリアランスが発生すると、ボディ51からプランジャ55が繰り出すことで該バルブクリアランスを埋める。また、メインアーム31からプランジャ55に下方に負荷が加わるとボディ51にプランジャ55が退入する。
詳しくは、プランジャ55の退入時には、ボディ51の内部にある高圧油室52内の油がプランジャ55の内部にある低圧油室56にリーク路53からリークすることで流動抵抗が生じる。そのため、ボディ51にプランジャ55が徐々にゆっくりと退入する。また、プランジャ55の繰出し時には、ボディ51の内部にあるバネ(図示略)の復元力でボディ51からプランジャ55が繰り出される。このとき、低圧油室56の油は高圧油室52にリーク路53よりも広くて逆止弁58のついた流路57から流れ込む。そのため、プランジャ55の退入時ほどの流動抵抗は生じず、ボディ51からプランジャ55が速やかに繰り出す。
[切換装置60]
切換装置60は、次に示す、非連結状態と、第一連結状態と、第二連結状態との3段階でバルブ6の駆動状態を切り換える。
すなわち、非連結状態のときには、図3に示すように、メインアーム31に対して第一サブアーム21及び第二サブアーム41のいずれも相対変位不能に連結されないことで、メインアーム31が小リフトカム13に駆動されるようになる。このとき、第一サブアーム21は、中リフトカム12に押圧されて空振りし、第二サブアーム41も大リフトカム14に押圧されて空振りする。そのため、ロッカアーム20に、中リフトカム12や大リフトカム14から加わる押圧力は僅かであり、ロッカアーム20は、小リフトカム13に最も大きく押圧される。その小リフトカム13は、中央線xを境に左右略均等にロッカアーム20を押圧する。そのため、ロッカアーム20に対してカム12,13,14の押圧力が、中央線xを境に左右方向に偏って加わることはない。但し、ロストモーションスプリング9bの抵抗まで考えると、該押圧力は、空振りの大きい大リフトカム14側(中央線xよりも右側)に若干偏って加わる。
また、第一連結状態のときには、図4に示すように、メインアーム31に対して第一サブアーム21は相対変位不能に連結され、第二サブアーム41は相対変位不能に連結されないことで、メインアーム31が第一サブアーム21を介して中リフトカム12に駆動されるようになる。このとき、メインアーム31に小リフトカム13のノーズ13bは届かず、また、第二サブアーム41は大リフトカム14に押圧されて空振りする。そのため、ロッカアーム20に、小リフトカム13の押圧力は加わらず、また、大リフトカム14から加わる押圧力も僅かである。そのため、ロッカアーム20は、中リフトカム12に最も大きく押圧される。そのため、ロッカアーム20に対してカム12,13,14の押圧力は、中リフトカム12がある中央線xよりも左側に偏って加わる。
また、第二連結状態のときには、図5に示すように、メインアーム31に対して第一サブアーム21が相対変位不能に連結されるとともに、第二サブアーム41も相対変位不能に連結されることで、メインアーム31が第二サブアーム41を介して大リフトカム14に駆動されるようになる。このとき、メインアーム31に小リフトカム13のノーズ13bは届かず、また、第一サブアーム21にも中リフトカム12のノーズ12bは届かない。そのため、ロッカアーム20に、小リフトカム13の押圧力や中リフトカム12の押圧力は加わらない。そのため、ロッカアーム20は、大リフトカム14にのみ押圧される。そのため、ロッカアーム20に対してカム12,13,14の押圧力は、大リフトカム14がある中央線xよりも右側に偏って加わる。
この切換装置60は、具体的には、次に示す2本の連結ピン63,83と、2本のスプリング66,86と、油圧装置73とを含み構成されている。
2本の連結ピン63,83は、メインアーム31と第一サブアーム21との間を跨ぐ第一連結位置P1と跨がない第一非連結位置Q1との間で変位可能に設けられた第一連結ピン63と、メインアーム31と第二サブアーム41との間を跨ぐ第二連結位置P2と跨がない第二非連結位置Q2との間で変位可能に設けられた第二連結ピン83とからなる。
詳しくは、メインアーム31のローラ35よりも後方で被支持部36よりも前方の部位には、左右方向に貫通した中央連結穴71が設けられ、第一サブアーム21の後端部のメインアーム31側の側面には、中央連結穴71と連通する有底の第一連結穴61が凹設され、第二サブアーム41の後端部のメインアーム31側の側面には、中央連結穴71と連通する有底の第二連結穴81が凹設されている。そして、第一連結ピン63は、中央連結穴71の左側部分の内側に配され、該中央連結穴71内に収まる第一非連結位置Q1と、該中央連結穴71と第一連結穴61との間を跨ぐ第一連結位置P1とに変位可能になっている。また、第二連結ピン83は、中央連結穴71の右側部分の内側に配され、該中央連結穴71内に収まる第二非連結位置Q2と、該中央連結穴71と第二連結穴81との間を跨ぐ第二連結位置P2とに変位可能になっている。
2本のスプリング66,86は、第一連結ピン63を、メインアーム31側の第一非連結位置Q1に付勢する第一スプリング66と、第二連結ピン83を、メインアーム31側の第二非連結位置Q2に付勢する第二スプリング86とからなる。そして、第一スプリング66のバネ定数よりも、第二スプリング86のバネ定数の方が大きいことで、第一スプリング66の付勢力よりも、第二スプリング86の付勢力の方が強くなっている。
詳しくは、第一スプリング66は、第一連結穴61の内底面と第一連結ピン63との間に介装されており、第一介在ピン64を介して第一連結ピン63をメインアーム31側に付勢している。また、第二スプリング86は、第二連結穴81の内底面と第二連結ピン83との間に介装されており、第二介在ピン84を介して第二連結ピン83をメインアーム31側に付勢している。
油圧装置73は、中央連結穴71が第一連結ピン63と第二連結ピン83とにより閉塞されてなる油圧室74と、該油圧室74に油及び油圧を供給する油圧経路75とを含み構成されている。その油圧経路75は、シリンダヘッドの内部から、ラッシュアジャスタ50の内部及びメインアーム31の内部を経由して該油圧室74に連通している。
そして、油圧室74の油圧で、第一連結ピン63を第一サブアーム21側の第一連結位置P1に押圧するとともに、第二連結ピン83を第二サブアーム41側の第二連結位置P2に押圧する。詳しくは、図3に示すように、油圧室74の油圧を、第一スプリング66の付勢力よりも弱い低圧にすることで非連結状態にし、図4に示すように、第一スプリング66の付勢力よりもよりも強く第二スプリング86の付勢力よりもよりも弱い中程度圧にすることで第一連結状態にし、図5に示すように、第二スプリング86の付勢力よりも強い高圧にすることで第二連結状態にする。
[揺動ガイド90]
揺動ガイド90はメインアーム31の揺動方向の接線方向(上下方向)に直線状に延びる部材であって、メインアーム31の凹部37の内周側に入り込むように設けられている。そして、メインアーム31の凹部37の内周面の左右両側にある被ガイド部38,38が、揺動ガイド90の左右両側面に左右両側から摺接するように構成されている。
本実施例1の可変動弁機構1によれば、次のA〜Cの効果を得ることができる。
[A]一のピボット55で支持されたロッカアーム20に当接して該ロッカアーム20を左右方向に傾かないように揺動方向に案内する揺動ガイド90を備えているので、ロッカアーム20に対してカム12,13,14の押圧力が中央線xよりも左側に偏って加わる第一連結状態のときにも、該ロッカアーム20が左側に傾く心配がなく、また、ロッカアーム20に対してカム12,13,14の押圧力が中央線xよりも右側に偏って加わる第二連結状態のときにも、該ロッカアーム20が右側に傾く心配がない。
[B]ロッカアーム20を、3本のアーム21,31,41で構成するとともに、該ロッカアーム20を切換装置60で上記の通り操作することで、3段階切換を実現することができる。
[C]切換装置60は、油圧室74の油圧を低圧と中程度圧と高圧との3段階で切り換えることで、バルブ6の駆動状態を3段階で変更するので、1つの油圧室74及び油圧経路75のみで3段階切換を実現することができる。
図6に示す実施例2の可変動弁機構2は、実施例1の可変動弁機構1と比較して、メインアーム31の凹部37(被ガイド部38,38)及び揺動ガイド90が、メインアーム31の後端部及び後方にではなく、前端部及び前方に設けられている点で相違し、その他の点で同様である。本実施例2でも実施例1に記載のA〜Cの効果を得ることができる。
図7に示す実施例3の可変動弁機構3は、実施例1の可変動弁機構1と比較して、構造的には、第一スプリング66の付勢力の方が第二スプリング86の付勢力よりも強い点、第二連結位置P2と第二非連結位置Q2とが反対、すなわち、第二連結位置P2がメインアーム31側にあり、第二非連結位置Q2が第二サブアーム41側にある点、及び第二介在ピン84が、第二連結ピン83と第二スプリング86との間ではなく、第二連結ピン83と第一連結ピン63との間にある点で相違し、その他の点で同様である。
そして、機能的には、油圧室74の油圧を、図7(a)に示すように低圧にすることで第二連結状態にし、図7(b)に示すように中程度圧にすることで非連結状態にし、図7(c)に示すように高圧にすることで第一連結状態にする点で相違しその他の点で同様である。本実施例3でも実施例1に記載のA〜Cの効果を得ることができる。
なお、本発明は前記実施例1〜3の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもでき、例えば、小リフトカム13を小リフトノーズ13bを備えないベース円13aのみの円カムに変更してもよい。
1 可変動弁機構(実施例1)
2 可変動弁機構(実施例2)
3 可変動弁機構(実施例3)
6 バルブ
12 中リフトカム(所定のカム)
13 小リフトカム
14 大リフトカム(別のカム)
20 ロッカアーム
21 第一サブアーム
25 第一スリッパー(中央線から幅方向に離れた部位)
31 メインアーム
41 第二サブアーム
45 第二スリッパー(中央線から幅方向に離れた部位)
55 ラッシュアジャスタのプランジャ(ピボッド)
60 切換装置
63 第一連結ピン
66 第一スプリング
73 油圧装置
74 油圧室
83 第二連結ピン
86 第二スプリング
x 中央線
P1 第一連結位置(メインアームと第一サブアームとの間を跨ぐ位置)
P2 第二連結位置(メインアームと第二サブアームとの間を跨ぐ位置)
Q1 第一非連結位置(メインアームと第一サブアームとの間を跨がない位置)
Q2 第二非連結位置(メインアームと第二サブアームとの間を跨がない位置)

Claims (4)

  1. 一のピボット(55)に揺動可能に支持されて、カム(12,13,14)に押圧されると揺動してバルブ(6)を駆動するロッカアーム(20)と、該ロッカアーム(20)を操作することでバルブ(6)の駆動状態を切り換える切換装置(60)とを含み構成された内燃機関の可変動弁機構において、
    ロッカアーム(20)は、少なくとも所定の駆動状態では、重心を通り該ロッカアーム(20)の長さ方向に延びる中央線(x)から幅方向に離れた部位(25,45)をカム(12,14)に押圧されることで、カムの押圧力が中央線(x)よりも幅方向の片側に偏って加わるように構成され、
    ロッカアーム(20)に当接して該ロッカアーム(20)を幅方向に傾かないように揺動方向に案内する揺動ガイド(90)を備え、
    ロッカアーム(20)は、ピボット(55)に支持された被支持部(36)よりも該ロッカアーム(20)の長さ方向の一方側に、バルブ(6)を駆動する駆動部(34)を備え、被支持部(36)よりも該ロッカアーム(20)の長さ方向の他方側に、揺動ガイド(90)に当接する被ガイド部(38)を備えたことを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。
  2. ロッカアーム(20)は、その長さ方向の端部に長さ方向内側に凹む凹部(37)を備え、揺動ガイド(90)は、該凹部(37)の内周面ロッカアーム(20)の幅方向の両側から摺接されることで、ロッカアーム(20)に当接する請求項1記載の内燃機関の可変動弁機構。
  3. ロッカアーム(20)は、ピボット(55)に支持された被支持部(36)とバルブ(6)を駆動する駆動部(34)とを備えたメインアーム(31)と、中央線(x)よりも幅方向の一方側で所定のカム(12)に押圧される第一サブアーム(21)と、中央線(x)よりも幅方向の他方側で前記所定のカム(12)よりもリフト量又は作用角の大きい別のカム(14)に押圧される第二サブアーム(41)との3本のアーム(21,31,41)を含み構成され、
    切換装置(60)は、メインアーム(31)に対して第一サブアーム(21)及び第二サブアーム(41)のいずれも相対変位不能に連結しない非連結状態と、メインアーム(31)に対して第一サブアーム(21)は相対変位不能に連結し、第二サブアーム(41)は相対変位不能に連結しないことで、メインアーム(31)が前記所定のカム(12)に駆動されるようになる第一連結状態と、メインアーム(31)に対して第二サブアーム(41)を相対変位不能に連結することで、メインアーム(31)が前記別のカム(14)に駆動されるようになる第二連結状態との3段階で切換を行うように構成され、
    第一連結状態では、カムの押圧力が中央線(x)よりも幅方向の一方に偏って加わり、第二連結状態では、カムの押圧力が中央線(x)よりも幅方向の他方に偏って加わる請求項1又は2記載の内燃機関の可変動弁機構。
  4. 切換装置(60)は、
    メインアーム(31)と第一サブアーム(21)との間を跨ぐ位置(P1)と跨がない位置(Q1)とに変位可能に設けられた第一連結ピン(63)と、メインアーム(31)と第二サブアーム(41)との間を跨ぐ位置(P2)と跨がない位置(Q2)とに変位可能に設けられた第二連結ピン(83)との2本の連結ピン(63,83)と、
    第一連結ピン(63)を、メインアーム(31)側に付勢する第一スプリング(66)と、第二連結ピン(83)をメインアーム(31)側に付勢する第二スプリング(86)との、付勢力の異なる2本のスプリング(66,86)と、
    メインアーム(31)の内部に油圧室(74)を備え、該油圧室(74)の油圧で、第一連結ピン(63)を第一サブアーム(21)側に押圧するとともに、第二連結ピン(83)を第二サブアーム(41)側に押圧する油圧装置(73)とを含み構成され、
    油圧室(74)の油圧を、第一スプリング(66)及び第二スプリング(86)のうちの弱い方のスプリングの付勢力よりも弱い低圧にすることで前記3段階のうちの1つの状態にし、弱い方のスプリングの付勢力よりも強く強い方のスプリングの付勢力よりも弱い中程度圧にすることで前記3段階のうちの別の1つの状態にし、強い方のスプリングの付勢力よりも強い高圧にすることで前記3段階のうちの残りの1つの状態にする請求項3記載の内燃機関の可変動弁機構。
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