JP2010172176A - 車両用電源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリが低SOC状態である場合に、負荷が有する機能をある程度維持しながら、バッテリの低SOC状態を改善できる車両用電源制御装置の提供。
【解決手段】バッテリの出力電圧値VBを検出し、出力電圧値VBに基づくデューティ比により、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置。周期的にバッテリの出力電圧値VBを検出し、検出した出力電圧値VBが第1電圧値V1より低いか否かを判定する第1判定手段と、第1判定手段が低いと判定したときに、デューティ比を第1の値減算する減算手段と、減算手段で減算されたデューティ比で電力をPWM制御している期間に、第1判定手段が低くないと判定したときに、出力電圧値VBが、第1電圧値V1より高い第2電圧値V2より高いか否かを判定する第2判定手段と、第2判定手段が高いと判定したときに、デューティ比を第2の値加算する加算手段とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出手段を備え、電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置に関するものである。
近年、自動車に搭載される電気負荷の種類及びそれらの消費電力は、飛躍的に増加する傾向にある。また、負荷の駆動を機械的な接続に頼らず、電気信号によって制御する傾向もあり、消費電力は益々増加している。
特許文献1には、充電型バッテリが、内燃エンジンによって回転駆動される発電機を含む直流電源に接続されていない場合に、バッテリ異常を判別したときは、充電型バッテリから車体系負荷へ供給する電力を抑制する電源供給装置が開示されている。
特許文献2には、負荷の電源スイッチから起動信号が入力された場合、現在の発電電力と起動要求されている負荷による電力増加量を算出した後、これらを加算した発電指令電力が発電可能電力より大きいか否かを判定する負荷制御装置が開示されている。発電指令電力が発電可能電力より大きいと判定した場合には、起動要求のあった負荷の起動を禁止し、発電指令電力が発電可能電力より小さいと判定した場合には、オルタネータに発電指令を行うと共に、当該負荷を起動する。
特開平11−252816号公報 特開2007−209106号公報
負荷による消費電力が増大し、発電電力と消費電力との収支が合わなくなると、バッテリの出力電圧が低くなる低SOC(State Of Charge)状態に陥り、最悪の場合、種々の負荷機能が停止するという場合も有り得る。この為、限られた電源しか備えていない自動車では、電力の確保は重要な問題となっている。
上述した特許文献1,2に記載された発明では、負荷の電力消費の合計が大きくなった場合に、一部の負荷に対する電力供給を停止することで、バッテリ状態(SOC)を改善している。しかし、この方法では、バッテリ状態の改善はできるが、負荷への電力供給を停止する為、負荷が有する機能が得られず、自動車の快適性が損なわれるという問題がある。
また、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する場合、そのデューティ比を計算する為に、バッテリの出力電圧値を取得するが、バッテリの出力電圧値には、オルタネータ(車載発電機、交流発電機)に起因する脈動成分が含まれており、この脈動成分が灯火系負荷の場合にチラツキの原因となるという問題がある。また、マイクロコンピュータでデューティ比及びデューティ比をデジタル計算する電圧値をそれぞれ表すビット数によっては、灯火系負荷にチラツキが発生するという問題がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、バッテリが低SOC状態である場合に、負荷が有する機能をある程度維持しながら、負荷への電力供給を抑制して
、バッテリの低SOC状態を改善することが可能な車両用電源制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、また、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する場合に、灯火系負荷にバッテリの出力電圧の脈動に起因するチラツキが生じない車両用電源制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、また、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する場合に、灯火系負荷にチラツキが生じないように、デューティ比及びデューティ比をデジタル計算する電圧値を表すビット数をそれぞれ定めてある車両用電源制御装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る車両用電源制御装置は、車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出手段を備え、該電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、前記バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置において、前記電圧検出手段は周期的にバッテリの出力電圧値を検出しており、前記電圧検出手段が検出した出力電圧値が第1電圧値より低いか否かを判定する第1判定手段と、該第1判定手段が低いと判定したときに、デューティ比を第1の値減算する減算手段と、該減算手段で減算されたデューティ比で前記電力をPWM制御している期間に、前記第1判定手段が低くないと判定したときに、前記出力電圧値が、前記第1電圧値より高い第2電圧値より高いか否かを判定する第2判定手段と、該第2判定手段が高いと判定したときに、デューティ比を第2の値加算する加算手段とを備え、前記第2判定手段が高くないと判定したときは、前記減算手段が引続き減算し、前記第2判定手段が1又は複数回高いと判定した以後、高くないと判定したときは、前記加算手段が引続き加算するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を、電圧検出手段が検出し、その検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する。電圧検出手段は周期的にバッテリの出力電圧値を検出する。第1判定手段が、電圧検出手段が検出した出力電圧値が第1電圧値より低いか否かを判定し、減算手段が、第1判定手段が低いと判定したときに、デューティ比を第1の値減算する。減算手段で減算されたデューティ比で電力をPWM制御している期間に、第1判定手段が低くないと判定したときに、第2判定手段が、バッテリの出力電圧値が、第1電圧値より高い第2電圧値より高いか否かを判定する。第2判定手段が高いと判定したときに、加算手段が、デューティ比を第2の値加算する。第2判定手段が高くないと判定したときは、減算手段が引続き減算し、第2判定手段が1又は複数回高いと判定した以後、高くないと判定したときは、加算手段が引続き加算する。
第2発明に係る車両用電源制御装置は、前記減算手段が第1の値減算したデューティ比が、所定値に達したか否かを判定する手段を更に備え、該手段が達したと判定した後は、前記第2判定手段が高いと判定する迄、前記減算手段は減算を停止するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、減算手段が第1の値減算したデューティ比が、所定値に達したか否かを判定し、達したと判定した後は、第2判定手段が高いと判定する迄、減算手段は減算を停止する。
第3発明に係る車両用電源制御装置は、前記バッテリの出力電圧値に含まれる除去すべき脈動の周波数、及び前記電圧検出手段がバッテリの出力電圧値を検出する周期に基づき回路定数を定めたIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを備え、該IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定めるように構成してあることを特
徴とする。
この車両用電源制御装置では、バッテリの出力電圧値に含まれる除去すべき脈動の周波数、及び電圧検出手段がバッテリの出力電圧値を検出する周期に基づき、IIRフィルタの回路定数を定めてあり、このIIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定める。
第4発明に係る車両用電源制御装置は、前記バッテリの出力電圧値に含まれる周波数20Hz以上の脈動成分を1/√2以下に抑制するように、回路定数を定めたIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを備え、該IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定めるように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、バッテリの出力電圧値に含まれる周波数20Hz以上の脈動成分を1/√2以下に抑制するように、IIRフィルタの回路定数を定めてあり、このIIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定める。
第5発明に係る車両用電源制御装置は、前記バッテリの出力電力値のバラツキの許容範囲に基づき、前記電圧検出手段が検出すべき範囲の各出力電圧値を表すべき第1ビット数を複数仮定し、複数仮定した各第1ビット数で表した前記出力電圧値、該出力電圧値のデジタル誤差、及び前記第1ビット数とは独立して複数仮定した第2ビット数で表した前記デューティ比に基づき、それぞれPWM制御された電力値同士のバラツキを数値計算し、数値計算したバラツキが前記許容範囲に収まるように、前記第1ビット数及び第2ビット数を定めてあり、定めた第1ビット数で表した出力電圧値、及び定めた第2ビット数で表したデューティ比に基づき、PWM制御するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、バッテリの出力電力値のバラツキの許容範囲に基づき、電圧検出手段が検出すべき範囲の各出力電圧値を表すべき第1ビット数を複数仮定する。次いで、複数仮定した各第1ビット数で表したバッテリの出力電圧値、この出力電圧値のデジタル誤差、及び第1ビット数とは独立して複数仮定した第2ビット数で表したデューティ比に基づき、それぞれPWM制御された電力値同士のバラツキを数値計算する。数値計算したバラツキが許容範囲に収まるように、第1ビット数及び第2ビット数を定めてあり、定めた第1ビット数で表した出力電圧値、及び定めた第2ビット数で表したデューティ比に基づき、バッテリの出力電力をPWM制御する。
第6発明に係る車両用電源制御装置は、車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出手段を備え、該電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、前記バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置において、前記電圧検出手段は周期的にバッテリの出力電圧値を検出しており、前記バッテリの出力電圧値に含まれる除去すべき脈動の周波数、及び前記電圧検出手段がバッテリの出力電圧値を検出する周期に基づき回路定数を定めたIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを備え、該IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定めるように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を電圧検出手段が検出し、その検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する。電圧検出手段は周期的にバッテリの出力電圧値を検出している。バッテリの出力電圧値に含まれる除去すべき脈動の周波数、及び電圧検出手段がバッテリの出力電圧値を検出する周期に基づき、IIRフィルタの回路定数を定めてあり、IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定める。
第7発明に係る車両用電源制御装置は、車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出手段を備え、該電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、前記バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置において、前記電圧検出手段は周期的にバッテリの出力電圧値を検出しており、前記バッテリの出力電圧値に含まれる周波数20Hz以上の脈動成分を1/√2以下に抑制するように、回路定数を定めたIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを備え、該IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定めるように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を電圧検出手段が検出し、電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する。電圧検出手段は周期的にバッテリの出力電圧値を検出している。バッテリの出力電圧値に含まれる周波数20Hz以上の脈動成分を1/√2以下に抑制するように、IIRフィルタの回路定数を定めてあり、IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定める。
第8発明に係る車両用電源制御装置は、車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出手段を備え、該電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、前記バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置において、前記バッテリの出力電力値のバラツキの許容範囲に基づき、前記電圧検出手段が検出すべき範囲の各出力電圧値を表すべき第1ビット数を複数仮定し、複数仮定した各第1ビット数で表した前記出力電圧値、該出力電圧値のデジタル誤差、及び前記第1ビット数とは独立して複数仮定した第2ビット数で表した前記デューティ比に基づき、それぞれPWM制御された電力値同士のバラツキを数値計算し、数値計算したバラツキが前記許容範囲に収まるように、前記第1ビット数及び第2ビット数を定めてあり、定めた第1ビット数で表した出力電圧値、及び定めた第2ビット数で表したデューティ比に基づき、PWM制御するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を電圧検出手段が検出し、その検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する。バッテリの出力電力値のバラツキの許容範囲に基づき、電圧検出手段が検出すべき範囲の各出力電圧値を表すべき第1ビット数を複数仮定する。次いで、複数仮定した各第1ビット数で表したバッテリの出力電圧値、出力電圧値のデジタル誤差、及び第1ビット数とは独立して複数仮定した第2ビット数で表したデューティ比に基づき、それぞれPWM制御された電力値同士のバラツキを数値計算する。数値計算したバラツキが許容範囲に収まるように、第1ビット数及び第2ビット数を定めてあり、定めた第1ビット数で表した出力電圧値、及び定めた第2ビット数で表したデューティ比に基づき、バッテリの出力電力をPWM制御する。
本発明に係る車両用電源制御装置によれば、バッテリが低SOC状態である場合に、負荷が有する機能をある程度維持しながら、負荷への電力供給を抑制して、バッテリの低SOC状態を改善することが可能な車両用電源制御装置を実現することができる。
また、本発明に係る車両用電源制御装置によれば、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する場合に、灯火系負荷にバッテリの出力電圧の脈動に起因するチラツキが生じない車両用電源制御装置を実現することができる。
また、本発明に係る車両用電源制御装置によれば、バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する場合に、デューティ比及びデューティ比をデジタル計算する電圧値を表すビット数を、灯火系負荷にチラツキが生じないように、それぞれ定めてある車両用電源制御装置を実現することができる。
本発明に係る車両用電源制御装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る車両用電源制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明に係る車両用電源制御装置の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明に係る車両用電源制御装置の他の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明に係る車両用電源制御装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。 IIRフィルタの構成例を示す回路図である。 IIRフィルタの減衰率、周波数及び遅れ時間の特性例を示す特性図である。 PWM制御された各電力値を列及び行に並べ、並べた電力値の比(列/行)を算出してマトリクス状に並べた例を示す図表である。 2つの電圧値を任意に変え、電圧値のビット数及びデューティ比のビット数をそれぞれ変えたときの電力値のバラツキの例を示す図表である。 デューティ比の計算を一次近似により折れ線で行なう方法を説明する為の説明図である。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る車両用電源制御装置の実施の形態1の概略構成を示すブロック図である。
この車両用電源制御装置は、図示しないエンジンに連動して、オルタネータ(車載発電機、交流発電機)1が発電する。オルタネータ1が発電した電力は、オルタネータ1内で整流され、リレーボックス11内のヒューズF0を通じて、バッテリ2に充電される。
バッテリ2の出力電圧は、例えば、ヒューズF1及びFET(電界効果トランジスタ)5を通じてデフォッガ8(defogger)に、ヒューズF2及びFET3を通じてデアイサ(deicer)9に、ヒューズF3、FET4及びワイパースイッチSW4を通じてワイパーモータ10にそれぞれ印加される。バッテリ2の出力電圧は、その他の電気負荷へもそれぞれのヒューズを通じて印加される。FET3,4,5は、リレーボックス11内に設置されている。
動作速度切換えの為にワイパースイッチSW4により切換えられるワイパーモータ10の各コイルには、各環流ダイオードD1,D2が逆並列に接続されている。
デフォッガスイッチSW1、デアイサスイッチSW2及びワイパースイッチSW4の各オン/オフ信号は、リレーボックス11内に設置された制御部7に与えられる。
制御部7は、マイクロコンピュータを備えており、デフォッガスイッチSW1のオン信号を与えられている期間、FET5をPWM制御し、デアイサスイッチSW2のオン信号を与えられている期間、FET3をPWM制御する。ワイパースイッチSW4のオン信号を与えられている期間、FET4をPWM制御する。また、制御部7内の電圧検出手段6が、バッテリ2の出力電圧値を検出する。
以下に、このような構成の車両用電源制御装置の負荷がヒータを有する場合の動作例を、それを示す図2のフローチャートを参照しながら説明する。
制御部7は、時間T1(例えば数秒間)を計時する都度(S1)、電圧検出手段6が検出したバッテリ2の出力電圧値VBを読込む(S3)。次いで、読込んだ出力電圧値VBが電圧値V1(例えば11V)より低いか否かを判定する(S5)。出力電圧値VBが電圧値V1より低ければ、例えば、電源スイッチ(SW1,SW2)がオンになっているデフォッガ8及びデアイサ9の一方又は両方のヒータ系負荷の電源のPWM制御で、現在設定されているデューティ比Dが0(%)であるか否かを判定する(S17)。
制御部7は、デューティ比Dが0(%)でなければ(S17)、デューティ比Dを所定値d1(%)(例えば数%)減算して設定する(S19)。次いで、フラグFを0(リセット)にして(S21)、時間T1を計時する(S1)。
制御部7は、時間T1を計時している間(S1)、設定したデューティ比D(S19)により、デフォッガ8及びデアイサ9の一方又は両方のFET3,5をPWM制御する。
制御部7は、デューティ比Dが0(%)であれば(S17)、そのまま時間T1を計時する(S1)。
制御部7は、出力電圧値VBが電圧値V1より低くなければ(S5)、現在設定されているデューティ比Dが100(%)であるか否かを判定する(S7)。デューティ比Dが100(%)であれば、そのまま時間T1を計時する(S1)。
制御部7は、デューティ比Dが100(%)でなければ(S7)、読込んだ出力電圧値VBが電圧値V2(例えば12V、V2>V1)より高いか否かを判定する(S9)。出力電圧値VBが電圧値V2より高ければ、デューティ比Dを所定値d2(%)(例えば数%、d1=d2であっても良い)加算して設定する(S11)。次いで、フラグFを1(セット)にして(S13)、時間T1を計時する(S1)。
制御部7は、時間T1を計時している間(S1)、設定したデューティ比D(S11)により、デフォッガ8及びデアイサ9の一方又は両方のFET3,5をPWM制御する。
制御部7は、読込んだ出力電圧値VBが電圧値V2より高くなければ(S9)、フラグFが1であるか否かを判定する(S15)。フラグFが1であれば、デューティ比Dを所定値d2(%)加算して設定する(S11)。
制御部7は、フラグFが1でなければ(S15)、デューティ比Dが0(%)であるか否かを判定する(S17)。
以上の動作により、例えば、図3(a)に示すように、バッテリ2の出力電圧値VBがV1より低くなると、例えば、図3(b)に示すように、数秒毎にデューティ比Dを100%から数%ずつ減算して行く。デューティ比Dが減算されて行き、消費電力が削減され、バッテリ2の出力電圧値VBが上昇に転じると、出力電圧値VBが、V1よりより高いV2を超えることになる。出力電圧値VBがV2を超えると、デューティ比Dは、そのときの値D1から数秒毎に数%ずつ100%迄加算されて行く。
ここで、デューティ比Dが減算されて行き、バッテリ2の出力電圧値VBが上昇に転じても、出力電圧値VBの戻りが遅ければ、デューティ比Dは0(電源オフ)に達し、デューティ比D=0の状態で、出力電圧値VBがV2を超えるのを待つことになる。
そこで、設定されているデューティ比Dが0(%)であるか否かを判定する(S17)のに代えて、設定されているデューティ比Dが所定値D2(%)(例えば70%)であるか否かを判定することにしても良い。この場合、図4(a),(b)に示すように、デューティ比Dは、所定値D2(%)に達した後は、デューティ比D=D2の状態で、出力電
圧値VBがV2を超えるのを待つことになる。
(実施の形態2)
図5は、本発明に係る車両用電源制御装置の実施の形態2の概略構成を示すブロック図である。
実施の形態1で説明した車両用電源制御装置では、バッテリ2の出力電圧が与えられる負荷の例として、デフォッガ8等のヒータ系を挙げてあるが、本実施の形態2では、デフォッガ8に代えて、灯火系のヘッドランプ12を挙げてある。
バッテリ2の出力電圧は、ヒューズF4及びFET13を通じてヘッドランプ12(1系統のみ図示)に印加される。
制御部7は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと記載)を備えており、ヘッドランプスイッチSW5のオン信号を与えられている期間、FET13をPWM制御する。本実施の形態2のその他の構成は、実施の形態1で説明した構成(図1)と同様であるので、同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態2では、灯火系のヘッドランプ12に印加する電圧をPWM制御する為、PWM制御のデューティ比Dは、読込んだバッテリ2の出力電圧値VBとして、以下のように算出する。尚、バッテリ2の基準電圧値を12Vとしてある。
D=(12/VB)2
バッテリ2の出力電圧値VBには、オルタネータ1に起因する脈動が含まれており、これがチラツキ及びノイズの原因となる。この脈動成分を除去する為、出力電圧値VBに対してアナログ又はデジタルのIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを適用する。
アナログのIIRフィルタは、図6に示すように、各一方の入力端子及び出力端子間に抵抗Rが接続され、2つの出力端子間にコンデンサCが接続された四端子回路で表示される。
ここで、電圧検出手段6が、バッテリ2の出力電圧値VBをサンプリング周期Tで検出し読込むものとする。このとき、時刻t=nT(nは整数)でのIIRフィルタによるなまし電圧Y(nT)は、時刻t=(n−1)Tでのなまし電圧Y((n−1)T)と、時刻t=nTでの実電圧VB(nT)とを用いて以下のように表される。
Y(nT)=((RC/T)/(1+(RC/T)))×Y((n−1)T)
+(1/(1+(RC/T)))×VB(nT)
=−b1 ×Y((n−1)T)+a0 ×VB(nT) (1)
=(1−r)×Y((n−1)T)+r×VB(nT)
但し、b1 =−(RC/T)/(1+(RC/T))
0 =1/(1+(RC/T))=r
0 −b1 =1 (2)
出力電圧値VBの脈動成分の角周波数をωとする。
VB(t)=exp(jωt)を加えたときの出力Y(t)は、
Y(t)=G×exp(jωt) (3)
となって、Gが減衰率となる。
(3)式及びt=nTを(1)式に代入し、Gについて整理すると、
G=H(exp(jωT))=a0 /{1+b1 ×exp(−jωT)}
|H(exp(jωT))|
=a0 /√〔{1+b1 ×cos(−ωT)}2
+{b1 ×sin(ωT)}2 〕 (4)
出力電圧値VBの脈動成分のカットオフ角周波数をω0 として、
|H(exp(jω0 T))|が1/√2=0.707106781になるように、b1 を求める。
(4)式から、
0 /√〔{1+b1 ×cos(−ω0 T)}2
+{b1 ×sin(ω0 T)}2 〕=1/√2 (5)
(5)式は、(2)式でa0 を消去することにより、b1 の二次方程式に帰着できる。この二次方程式の解は、
1 =〔−{1−(1/√2)2 cos(−ω0 T)}
+√〔{1−(1/√2)2 cos(−ω0 T)}2
−{1−(1/√2)2 2 〕〕/{1−(1/√2)2
となる。
従って、サンプリング周期Tとカットオフ角周波数ω0 とが決まれば、b1 が決まる。
例えば、
サンプリング周期T;0.005s
カットオフ周波数f0 =ω0 /2π;20Hz
である場合、
1 =−0.54411322
0 =0.45588678
となる。
逆に、b1 ,a0 をこれらの値にすれば、周波数20Hzの脈動成分を1/√2に抑制することができる(周波数20Hz以上の脈動成分を1/√2以下にできる)。
図7は、IIRフィルタの減衰率、周波数及び遅れ時間の特性例を示す特性図である。
この特性図によれば、b1 =−0.54411322,a0 =0.45588678の場合、(4)式から、遅れ時間は高々0.003sとなる。灯火系負荷のデューティ比の更新周期を0.015sとすれば、IIRフィルタとの合計遅れ時間は0.018sとなる。
灯火系負荷の場合、通常、0.05sでデューティ比が追従する必要があるが、b1 =−0.54411322,a0 =0.45588678により回路定数が定まるIIRフィルタは、この条件を満たしていることが分かる。
尚、灯火系負荷がチラツカない為には、ΔVB(V)の電圧変動に対して、車両の想定電圧変動ΔdVB(V/s)があるとすると、ΔVB/(2ΔdVB)(s)内にデューティ比算出を追従させなければならない。
例えば、ΔVB=0.2V、ΔdVB=2V/sとすれば、0.2/(2×2)=0.05s迄の遅れが許容できる。
アナログのIIRフィルタの場合、
1/(1+(RC/T))=a0
RC=T×(1/a0 −1)
となるように、抵抗及びコンデンサを決めれば良い。
図6に示すIIRフィルタの場合、
RC=0.005×(1/0.45588678−1)=0.005968
となるように、抵抗値及びコンデンサ容量を組合わせれば良い。
尚、アナログのIIRフィルタの場合は、電圧検出手段6の入力端子に接続し、デジタ
ルのIIRフィルタの場合は、制御部7のマイコン内に設定する。
ここ迄で、バッテリ2の出力電圧値VBに含まれチラツキの原因となる脈動成分を除去する為のIIRフィルタを作成したが、マイコンでデューティ比を計算する際のデューティ比及び電圧値をそれぞれ表すビット数によっては、それらによるデジタル誤差が灯火系負荷のチラツキの原因となる。
チラツキの原因は、灯火系負荷に供給される電力のバラツキであると仮定する。
デューティ比を1としたときに、電圧差ΔVBがどれぐらいであればチラツキとして感じるかは、実験により求めることができる。
VBからVB+ΔVBへと電圧値が変化したときの電力比(バラツキ)は、
{(VB+ΔVB)/VB}2 =(1+ΔVB/VB)2
例えば、VB=15VでΔVB=0.2V以下であるならば、チラツキを感じないとすると、電圧値の分解能は少なくとも0.2V以下である必要がある。電圧値の分解能は、何Vから何V迄をデジタル値に割振るかにより定まる。
電圧値VBをマイコン内でpビット(第1ビット数)で表すと、
ΔVB≧VBrange /(2p −1)
ΔVB(2p −1)≧VBrange
(2p −1)≧VBrange/ΔVB
p≧log2 (VBrange/ΔVB+1)
0〜15Vを0〜2p −1で割り振る場合、VBrange=15V,ΔVB=0.2Vにより、
p≧log2 (15/0.2+1)≒6.2
従って、pは7以上である必要がある。つまり、電圧値には7ビット(127)以上を割り振る必要がある。
次に、各電圧値における電力値を算出する。
0〜15の電圧値を0〜2p −1に割り当てるものとする。
電圧値VBのときの理想的なデジタル値VBdiは、
VBdi=[(2p −1)×VB/15]
但し、[ ]はガウス記号
デジタル値VBdiには、一律にデジタル誤差ΔVBdeが存在するものとする。これは、回路部品等に起因する誤差である。
以上より、電圧値VBのとき、マイコン内でのデジタル値VBdmは、
VBdm=[(2p −1)×VB/15]−ΔVBde (6)
となる。
デューティ比をマイコン内でqビット(第2ビット数)で表すとする。
マイコン内でのデューティ比の計算値をDmとすれば。
Dm=[(2p −1){{[(2p −1)×12/15]−ΔVBde}
/{[(2p −1)×VB/15]−ΔVBde}}2
但し、バッテリ2の出力電圧値VBの基準電圧値を12Vとする。
PWM制御された電力値は、
VB2 ×Dm
=VB2 ×[(2p −1){{[(2p −1)×12/15]−ΔVBde}
/{[(2p −1)×VB/15]−ΔVBde}}2
但し、電力比を算出する為の値であるので、抵抗値は省略している。
電圧値がVB1のときの電力値は、
VB12 ×Dm
=VB12 ×[(2p −1){{[(2p −1)×12/15]−ΔVBde}
/{[(2p −1)×VB1/15]−ΔVBde}}2
電圧値がVB2のときの電力値は、
VB22 ×Dm
=VB22 ×[(2p −1){{[(2p −1)×12/15]−ΔVBde}
/{[(2p −1)×VB2/15]−ΔVBde}}2
これらの比(バラツキ)(VB12 ×Dm)/(VB22 ×Dm)が、例えば、(15/15.2)2 =0.973857から(15.2/15)2 =1.026844迄の範囲にあれば良い。
図9は、電圧値VB1,VB2を12〜15Vの範囲で任意に変え、電圧値のビット数p及びデューティ比のビット数qをそれぞれ変え、デジタル誤差ΔVBdeを既知としたときの電力値のバラツキの例をまとめたものである。
これは、例えば、電圧値VB1及びVB2が12〜15VのときのPWM制御された各電力値を算出し、算出した各電力値を列及び行に並べ、並べた電力値の比(列/行)を算出してマトリクス状に並べた図8に示すような表を、ビット数p,qの組合せ毎に作成して集計する。次いで、集計した最小値〜最大値を%表示(例えば、0.973〜1.015→−2.7%〜1.5%)して、図9を作成する。
図9における例えば−2.7%(−7)〜1.5%(+3)の(−7)、(+3)は、電圧値を(2p −1)表示した場合のバラツキである。
ここまでは、電力のバラツキの許容範囲を(15/15.2)2 =0.973857〜(15.2/15)2 =1.026844として話を進めて来たが、切れの良いところで、電力のバラツキの許容範囲を±3%として、図9を検討する。その結果、電圧値のビット数が8又は9、デューティ比のビット数が7の場合が、電力のバラツキの許容範囲±3%内に収まることが分かる。
以上により、マイコン内での演算は、ビット数が小さい方が有利であるから、電圧値のビット数を8、デューティ比のビット数を7と定める。
上述した例は、デューティ比を厳密解で計算したが、処理時間を短縮する為、デューティ比の計算を一次近似により折れ線で行なう方法もある。
デューティ比D=(12/VB)2 を、図10に示すように、各区間に区切り、一次近似を行なう。
例えば、12V〜12.5V,12.5V〜13V,13V〜13.5V,13.5V〜14V,14V〜14.5V,14.5V〜15Vに区切ると、
・12V〜12.5V;D=−0.1569×VB+2.8818
・12.5V〜13V;D=−0.139×VB+2.6586
・13V〜13.5V;D=−0.1239×VB+2.4629
・13.5V〜14V;D=−0.1108×VB+2.2857
・14V〜14.5V;D=−0.0996×VB+2.1291
・14.5V〜15V;D=−0.0898×VB+1.9862
これらをデジタルの式で表すと、(6)式から、
・12V〜12.5V
Dm=(2q −1){−0.1569×{15/(2p −1)}VBdm
+2.8818}
=(2q −1)[−0.1569×{15/(2p −1)}
×{(2p −1)×VB/15}−ΔVBde}+2.8818]
・12.5V〜13V
Dm=(2q −1){−0.139×{15/(2p −1)}VBdm
+2.6586}
=(2q −1)[−0.139×{15/(2p −1)}
×{(2p −1)×VB/15}−ΔVBde}+2.6586]
・13V〜13.5V
Dm=(2q −1){−0.1239×{15/(2p −1)}VBdm
+2.4629}
=(2q −1)[−0.1239×{15/(2p −1)}
×{(2p −1)×VB/15}−ΔVBde}+2.4629]
・13.5V〜14V
Dm=(2q −1){−0.1108×{15/(2p −1)}VBdm
+2.2857}
=(2q −1)[−0.1108×{15/(2p −1)}
×{(2p −1)×VB/15}−ΔVBde}+2.2857]
・14V〜14.5V
Dm=(2q −1){−0.0996×{15/(2p −1)}VBdm
+2.1291}
=(2q −1)[−0.0996×{15/(2p −1)}
×{(2p −1)×VB/15}−ΔVBde}+2.1291]
・14.5V〜15V
Dm=(2q −1){−0.0898×{15/(2p −1)}VBdm
+1.9862}
=(2q −1)[−0.0898×{15/(2p −1)}
×{(2p −1)×VB/15}−ΔVBde}+1.9862]
以上のように、一次近似することにより計算量を減らすことができる。
1 オルタネータ(車載発電機、交流発電機)
2 バッテリ
3,4,5,13 FET
7 制御部
8 デフォッガ
9 デアイサ
10 ワイパーモータ
11 リレーボックス
12 ヘッドランプ
F0〜F4 ヒューズ
SW1 デフォッガスイッチ
SW2 デアイサスイッチ
SW4 ワイパースイッチ
SW5 ヘッドランプスイッチ

Claims (8)

  1. 車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出手段を備え、該電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、前記バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置において、
    前記電圧検出手段は周期的にバッテリの出力電圧値を検出しており、前記電圧検出手段が検出した出力電圧値が第1電圧値より低いか否かを判定する第1判定手段と、該第1判定手段が低いと判定したときに、デューティ比を第1の値減算する減算手段と、該減算手段で減算されたデューティ比で前記電力をPWM制御している期間に、前記第1判定手段が低くないと判定したときに、前記出力電圧値が、前記第1電圧値より高い第2電圧値より高いか否かを判定する第2判定手段と、該第2判定手段が高いと判定したときに、デューティ比を第2の値加算する加算手段とを備え、前記第2判定手段が高くないと判定したときは、前記減算手段が引続き減算し、前記第2判定手段が1又は複数回高いと判定した以後、高くないと判定したときは、前記加算手段が引続き加算するように構成してあることを特徴とする車両用電源制御装置。
  2. 前記減算手段が第1の値減算したデューティ比が、所定値に達したか否かを判定する手段を更に備え、該手段が達したと判定した後は、前記第2判定手段が高いと判定する迄、前記減算手段は減算を停止するように構成してある請求項1記載の車両用電源制御装置。
  3. 前記バッテリの出力電圧値に含まれる除去すべき脈動の周波数、及び前記電圧検出手段がバッテリの出力電圧値を検出する周期に基づき回路定数を定めたIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを備え、該IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定めるように構成してある請求項1又は2記載の車両用電源制御装置。
  4. 前記バッテリの出力電圧値に含まれる周波数20Hz以上の脈動成分を1/√2以下に抑制するように、回路定数を定めたIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを備え、該IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定めるように構成してある請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用電源制御装置。
  5. 前記バッテリの出力電力値のバラツキの許容範囲に基づき、前記電圧検出手段が検出すべき範囲の各出力電圧値を表すべき第1ビット数を複数仮定し、複数仮定した各第1ビット数で表した前記出力電圧値、該出力電圧値のデジタル誤差、及び前記第1ビット数とは独立して複数仮定した第2ビット数で表した前記デューティ比に基づき、それぞれPWM制御された電力値同士のバラツキを数値計算し、数値計算したバラツキが前記許容範囲に収まるように、前記第1ビット数及び第2ビット数を定めてあり、定めた第1ビット数で表した出力電圧値、及び定めた第2ビット数で表したデューティ比に基づき、PWM制御するように構成してある請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用電源制御装置。
  6. 車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出手段を備え、該電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、前記バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置において、
    前記電圧検出手段は周期的にバッテリの出力電圧値を検出しており、前記バッテリの出力電圧値に含まれる除去すべき脈動の周波数、及び前記電圧検出手段がバッテリの出力電圧値を検出する周期に基づき回路定数を定めたIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを備え、該IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定めるように構成してあることを特徴とする車両用電源制御装置。
  7. 車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出手段を備え、該電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、前記バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置において、
    前記電圧検出手段は周期的にバッテリの出力電圧値を検出しており、前記バッテリの出力電圧値に含まれる周波数20Hz以上の脈動成分を1/√2以下に抑制するように、回路定数を定めたIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを備え、該IIRフィルタが濾波した出力電圧値に基づき、デューティ比を定めるように構成してあることを特徴とする車両用電源制御装置。
  8. 車載発電機が発電した電力により充電され、負荷に電力を供給するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出手段を備え、該電圧検出手段が検出した出力電圧値に基づくデューティ比により、前記バッテリが負荷に供給する電力をPWM制御する車両用電源制御装置において、
    前記バッテリの出力電力値のバラツキの許容範囲に基づき、前記電圧検出手段が検出すべき範囲の各出力電圧値を表すべき第1ビット数を複数仮定し、複数仮定した各第1ビット数で表した前記出力電圧値、該出力電圧値のデジタル誤差、及び前記第1ビット数とは独立して複数仮定した第2ビット数で表した前記デューティ比に基づき、それぞれPWM制御された電力値同士のバラツキを数値計算し、数値計算したバラツキが前記許容範囲に収まるように、前記第1ビット数及び第2ビット数を定めてあり、定めた第1ビット数で表した出力電圧値、及び定めた第2ビット数で表したデューティ比に基づき、PWM制御するように構成してあることを特徴とする車両用電源制御装置。
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