JPH1014124A - 非接触電力伝送装置 - Google Patents

非接触電力伝送装置

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JPH1014124A
JPH1014124A JP8157794A JP15779496A JPH1014124A JP H1014124 A JPH1014124 A JP H1014124A JP 8157794 A JP8157794 A JP 8157794A JP 15779496 A JP15779496 A JP 15779496A JP H1014124 A JPH1014124 A JP H1014124A
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secondary battery
signal
output
voltage
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JP8157794A
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Minoru Takahashi
実 高橋
Takashi Urano
高志 浦野
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TDK Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は非接触電力伝送装置に関し、充電部か
ら被充電部への非接触電力伝送を行い、被充電部から充
電部への光信号により非接触信号伝送を可能にして、2
次電池の正確な充電制御ができるようにする。 【解決手段】被充電部と充電部からなり、被充電部に2
次電池10の充電電流を検出する電流検出回路と、2次
電池10の端子電圧を検出する電圧検出回路と、電流検
出回路及び電圧検出回路の各出力を基準値と比較して増
幅する増幅器と、増幅器の出力を光信号に変換する発光
素子37Aを備え、充電部に発光素子37Aからの光信
号を受光する受光素子38Aと、受光素子38Aで受光
した光信号を電気信号に変換してフィードバック信号と
する光/電気信号変換回路と、フィードバック信号によ
り送電コイル33の出力を制御する送電出力制御手段を
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次電池を電源と
した携帯電話機、PHS電話機(簡易携帯電話機)等の
携帯用通信機などに利用されるものであり、特に、充電
器により、前記2次電池に対して非接触電力伝送による
充電ができるようにした非接触電力伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図に基づいて従来例を説明する。 §1:従来例1(携帯電話機と2次電池の例)の説明・
・・図8参照 図8は従来例1の説明図であり、A図は携帯電話機の斜
視図、B図はLi−イオン電池の充電特性を示す。以
下、図8に基づいて従来例1を説明する。
【0003】従来、携帯電話機の1例として、例えば図
8のA図に示したような携帯電話機が知られていた。こ
の携帯電話機は、カバー2を取り付けた電話機本体1を
有し、前記電話機本体1には、操作ボタン等を有する操
作部3、表示部4、2次電池、回路部品を搭載したプリ
ント基板、スピーカ等が設けてあり、カバー2にはマイ
クロフォン5が設けてある。
【0004】前記カバー2は電話機本体1に対し、軸部
6を中心として所定角度だけ回動できるように取り付け
られている。この携帯電話機を使用しない時はカバー2
を電話機本体1の操作部3上に被せておき、使用する時
はカバー2を開けて使用する。
【0005】ところで、電話機本体1に内蔵された2次
電池としては、Ni−Cd電池、Ni−MH電池、Li
−イオン電池等が使用されており、前記電話機本体1を
充電器の上に載せて充電するように構成されている。こ
の場合、特にLi−イオン電池の充電制御は難しく、正
確な制御が必要である。以下、Li−イオン2次電池の
充電特性について説明する。
【0006】図8のB図において、横軸は充電時間t
[hrs]、縦軸は充電電圧v[V]、及び充電電流i
[CA]を示す。この場合、環境温度TはT=20°C
である。図示のように、Li−イオン2次電池を充電す
るには、最初にi=1C程度の定電流でt=1hr(1
時間)程度急速充電し、電池の端子電圧vがv=4.2
[V]に達すると(P点の電圧)、v=4.2[V]±
1%以下の高精度の定電圧制御方式により満充電する必
要がある。
【0007】§2:従来例2(接点式充電装置の例)の
説明・・・図9参照 図9は従来例2の説明図である。以下、図9に基づい
て、接点式充電装置の従来例について説明する。前記電
話機本体1に内蔵した2次電池の充電は、例えば、次の
ようにして行っていた。
【0008】図示のように、電話機本体1に2次電池1
0(この例では、Li−イオン2次電池)と、2次電池
を充電する際の異常検出等を行う保護回路11と、充電
用の金属接点12を設け、充電器8に充電回路13と、
充電用の金属接点14等を設ける。そして、充電器8に
はACアダプタ9を接続し、AC電源(AC100V商
用電源)を供給する。
【0009】2次電池10の充電を行う場合は、ACア
ダプタ9をAC電源に接続して、充電器8に電源(例え
ば、DC9V)を供給し、充電器8の上に電話機本体1
を載せる。この時、電話機本体1の金属接点12と、充
電器8の金属接点14とが接触するようにする。
【0010】前記のようにして2次電池の充電を行う
が、前記金属接点12、14は外側に露出しているの
で、例えば、金属接点14にはゴミや埃等の付着物15
が堆積することがある。このような場合、前記付着物1
5を取り除かないと金属接点12、14がオープン状態
となり、充電不可能になることもある。
【0011】§3:従来例3(接点式充電装置の例)の
説明・・・図10参照 図10は従来例3の説明図である。以下、図10に基づ
いて接点式充電装置の従来例について説明する。この例
では、充電器8に充電回路13と、充電回路13の制御
を行う制御回路20と、複数の金属接点14を設け、A
Cアダプタ9から直流出力を供給するように構成する。
また、充電回路13の出力とGNDを金属接点14に接
続し、前記制御回路20の入力側(フィードバック信号
の入力)を別の金属接点14に接続する。
【0012】一方、電話機本体1には、2次電池10
(この例ではLi−イオン2次電池)と、保護回路11
と、アンプ21と、アンプ22と、OR回路23と、ス
イッチ24と、タイマー回路/異常検出回路25と、抵
抗R1、R2からなる電圧検出回路と、抵抗R3からな
る電流検出回路と、複数の金属接点12等を設ける。
【0013】以下、前記Li−イオン2次電池10の充
電動作を説明する。電話機本体1を充電器8上に載せた
状態で、ACアダプタ8をAC電源に接続すると、充電
器8にはDC9Vの直流電源が供給される。充電器8
は、充電回路13のトランジスタQが制御回路20によ
り制御され、金属接点14、12を介して電話機本体1
へ電力を伝送する。そして、電話機本体1側は、保護回
路11を介して2次電池10へ充電電流を流すことによ
り該2次電池10を充電する。
【0014】この時の充電電流は、電流検出回路の抵抗
R3で検出され、アンプ21で基準電圧V1と比較さ
れ、増幅される(定電流制御領域の制御)。その後、2
次電池10の端子電圧が上昇し、所定の電圧(4.2
V)に達すると、前記電圧検出回路で検出された2次電
池10の端子電圧は、抵抗R1、R2により分圧されて
アンプ22に入力し、基準電圧V2と比較され、増幅さ
れる。
【0015】そして、アンプ21の出力と、アンプ22
の出力は、OR回路23を通ることにより切り換えら
れ、定電流制御から定電圧制御(4.2V±1%の制
御)に移行する。また、前記OR回路23の出力はスイ
ッチ24を介して金属接点12へ送られ、金属接点1
2、14を介して充電器8へ伝送する。この場合、電話
機本体1から充電器8へ伝送される信号はフィードバッ
ク信号として制御回路20へ送られる。
【0016】前記制御回路20は、電話機本体1からの
フィードバック信号を入力して充電回路13を制御す
る。この制御により、2次電池10の充電制御を行う。
なお、前記充電を行う際、タイマー回路/異常検出回路
25からスイッチ24をオフにする信号(タイマーで設
定した充電時間が経過した時、或いは異常が検出された
場合等に出力される信号)が出力されると、スイッチ2
4をオフにして2次電池の充電を終了する。
【0017】§4:従来例4(非接触電力伝送装置の
例)の説明・・・図11参照 図11は従来例4の説明図である。前記従来例2は接点
式充電装置の例であるが、2次電池を非接触で充電する
給電装置も知られていた(特開平6−225482号公
報参照)。
【0018】この給電装置には、電源部65に設けられ
た1次コア66と、負荷部67に設けられた2次コア6
8とを有する。1次コア66はその中間部に1次巻線L
1が巻回され、その両端の腕部69は負荷部67が装着
される側に向けて配置されている。2次コア68はその
中央部に2次巻線L2が巻回され、負荷部67が電源部
65に装着された時に、その両端が1次コア66の腕部
69に対向するように配置されている。
【0019】この装置では負荷部67に2次電池が設け
てあり、この2次電池を充電するには負荷部67を電源
部65上に載置する。この時、電源部65により1次コ
イルL1に電流を流して磁束を発生させ、この磁束によ
り2次コイルL2に電圧を誘起させる。そして、2次コ
イルL2に誘起した電圧により2次電池を充電する。こ
のように、1次コイルL1を有する電源部65から2次
コイルL2を有する負荷部67へ非接触で電力を伝送す
ることで2次電池の充電を行う。
【0020】§5:従来例5(光等による通信方法)の
説明・・・特開昭61−145940号公報参照 例えば、前記従来例3では、電話機本体1から充電器8
へフィードバック信号を伝送している。前記フィードバ
ック信号の伝送には金属接点12、14が使用してお
り、これらの金属接点がゴミや埃等により汚れると、接
触抵抗が増大し、信号伝送が正常にできなくなる。そこ
で、2つの装置間で信号の非接触伝送を行うことが考え
られていた(例えば、特開昭61−145940号公報
参照)。この例は、基地局から送られてきた情報を、磁
気、光、音等の信号に変換することにより、非接触で次
段の機器へ伝送するものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :前記従来例1に示したように、電話機本体1に内
蔵された2次電池としては、Ni−cd電池、Ni−M
H電池、Li−イオン電池等が使用されており、電話機
本体1を充電器の上に載せて充電するように構成されて
いる。この場合、特にLi−イオン電池は他の電池に比
べて高性能の2次電池であるが、その充電制御は難し
く、精密な制御が必要である。
【0022】すなわち、Li−イオン電池2次電池を充
電するには、最初に1C程度の定電流で1hr程度急速
充電し、電池の端子電圧が4.2Vに達すると、4.2
V±1%以下の高精度の定電圧制御方式により満充電す
る必要がある。しかし、前記定電圧制御は極めて難しい
制御であり、前記各従来例では実現するのは困難であっ
た。
【0023】(2) :前記従来例2では、金属接点12、
14は外側に露出しているので、例えば、金属接点14
にはゴミや埃等の付着物15が堆積することがある。こ
のような場合、前記付着物15を取り除かないと金属接
点12、14がオープン状態となり、充電不可能にな
る。
【0024】(3) :前記従来例3では、2次電池の充電
電流や端子電圧の検出信号を、金属接点を介して充電器
側へフィードバックしている。このような構成では金属
接点にゴミや埃等が付着した場合、前記金属接点の接触
抵抗が変化する。このため、充電器側では2次電池の正
確な検出情報が得られず、Li−イオン2次電池の充電
を行う場合、4.2V±1%以下の高精度の定電圧制御
を行うことは不可能である。
【0025】(2) :前記のように従来例3では、Li−
イオン2次電池の充電を行う場合、4.2V±1%以下
の高精度の定電圧制御を行うことは不可能である。この
ため、この例のような回路でLi−イオン2次電池の充
電を行うには、2次電池の端子電圧が4.2Vよりかな
り低い電圧に達した時点で定電圧制御に切り換えて充電
を行うことが考えられる。
【0026】しかし、このような充電制御では、Li−
イオン2次電池が満充電されることはなく、Li−イオ
ン電池の性能を十分に引き出すことができない。 (3) :前記従来例4に示した非接触電力伝送装置におい
ては、Li−イオン電池の端子電圧を検出して充電器側
へフィードバックする手段がない。従って、定電流、及
び定電圧制御を必要とするLi−イオン2次電池の正確
な充電制御は不可能であり、Li−イオン2次電池を満
充電することは不可能である。
【0027】(4) :前記従来例4には、2つの装置間で
信号の非接触伝送を行う場合に、磁気、光、音等を使用
することが記載されているが、これは単なる信号の伝送
手段が示されているだけであり、信号のフィードバック
ループが無く、定電流、及び定電圧制御を必要とするL
i−イオン2次電池の充電制御には使用できない。
【0028】本発明は、このような従来の課題を解決
し、充電部から被充電部への非接触電力伝送を行い、被
充電部から充電部への光信号により非接触信号伝送を可
能にして、2次電池、特にLi−イオン2次電池の正確
な充電制御ができるようにすることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :受電コイル31及び2次電池10を有する被充電
部(電話機本体1)と、送電コイル33を有する充電部
(充電器8)からなり、送電コイル33及び受電コイル
31を介して充電部から被充電部への電磁誘導による非
接触電力伝送を行うことで、2次電池10の充電を行う
非接触電力伝送装置において、被充電部に、2次電池1
0の充電電流を検出する電流検出回路と、2次電池10
の端子電圧を検出する電圧検出回路と、前記電流検出回
路及び電圧検出回路の各出力を基準値と比較して増幅す
る増幅器と、前記増幅器の出力を光信号に変換する発光
素子37Aを備え、充電部に、発光素子37Aからの光
信号を受光する受光素子38Aと、受光素子38Aで受
光した光信号を電気信号に変換してフィードバック信号
とする光/電気信号変換回路と、前記フィードバック信
号により送電コイル33の出力を制御する送電出力制御
手段を備えている。
【0030】(2) :前記(1) の非接触電力伝送装置にお
いて、送電出力制御手段は、DC/DCコンバータと、
前記DC/DCコンバータの直流出力を入力して前記送
電コイルの励振を行う送電コイル励振回路を備え、DC
/DCコンバータは、フィードバック信号が低下すると
その出力を低下させ、それに合わせて前記2次電池の充
電電流を低下させる特性を備えている。
【0031】(2) :前記(1) 、又は(2) の非接触電力伝
送装置において、被充電部は、前記増幅器の出力で発光
素子37Aを駆動することにより、増幅器の出力をアナ
ログの光信号に変換する電気/光変換回路を備えてい
る。
【0032】(3) :前記(1) 、又は(2) の非接触電力伝
送装置において、被充電部は、前記増幅器から出力され
るアナログ信号を、周波数変調により前記アナログ信号
の電圧値に応じた周波数の高周波パルス信号に変換して
発光素子37Aを駆動することで、前記アナログ信号を
高周波パルスの光信号に変換する電圧/周波数変換回路
を備えている。
【0033】(作用)本発明の作用を図1に基づいて説
明する。充電時の動作は次の通りである。充電器8にA
C電源を印加すると、駆動回路35が動作し、送電コイ
ル33を励振して電話機本体1に対して電磁波により非
接触電力伝送を行う。一方、電話機本体1では、受電コ
イル31に電磁誘導による電圧が発生し、被充電部側回
路30に受電した電力が送られる。そして、被充電部側
回路30により2次電池10が充電される。
【0034】この時の充電電流は、被充電部側回路30
内に設けた電流検出回路で検出され、前記増幅器で基準
電圧と比較され、増幅される(定電流制御領域の制
御)。その後、2次電池10の端子電圧が上昇し、所定
の電圧(Li−イオン2次電池の例では4.2V)に達
すると、電圧検出回路で検出された2次電池10の端子
電圧は、前記とは別の増幅器に入力し、基準電圧と比較
され、増幅される。
【0035】前記各増幅器の出力は、所定の電圧(Li
−イオン2次電池の例では4.2V)に達した時点で切
り換えられ、定電流制御から定電圧制御(Li−イオン
2次電池の例では4.2V±1%の制御)に移行する。
そして、各増幅器の出力は、発光素子37Aにより光信
号に変換され、充電器8側へ非接触伝送される。
【0036】一方、充電器8側では、伝送された光信号
を受光素子38Aで受光し、駆動回路35内で電気信号
に変換しフィードバック信号となる。そして、駆動回路
35内では前記フィードバック信号により送電コイル3
3の出力制御を行う。例えば、駆動回路35内に設けた
DC/DCコンバータは周波数/電圧変換制御により、
出力電圧を制御し、その電圧を送電コイル33の励振回
路へ送る。
【0037】この制御により、送電コイル33の交流出
力振幅を制御し、受電コイル31へ非接触電力伝送を行
う。前記のようにしてフィードバック制御を行うが、こ
の場合、前記増幅器に入力する基準電圧の設定により、
正確に定電流、及び定電圧制御を行う。
【0038】このように、充電部から被充電部への非接
触電力伝送を行い、被充電部から充電部への光信号によ
り非接触信号伝送を可能にしたので、2次電池の正確な
充電制御を行うことが可能になる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する例は、
PHS電話機に適用した例であり、PHS電話機はPH
S電話機本体(以下、「電話機本体」と記す)と、充電
器とで構成する。なお、以下の説明では、電話機本体を
「被充電部」、充電器を「充電部」とも記す。
【0040】§1:充電部、被充電部の説明・・・図2
参照 図2は充電部、被充電部の説明図であり、A図は充電
部、被充電部の断面図、B図はA図の一部拡大図であ
る。
【0041】PHS電話機は電話機本体1と、充電器8
で構成する。電話機本体1には、2次電池10と、被充
電部側回路30と、受電コイル31を巻いたコア32
と、発光ダイオード37等が設けてある。この場合、電
話機本体1のハウジングの底部に穴57を開け、この穴
57に発光ダイオード37を設け、発光ダイオード37
からの光が外部へ照射するように配置する。
【0042】また、充電器8には、フォトトランジスタ
38と、送電コイル33を巻いたコア34と、駆動回路
35等が設けてある。この場合、前記電話機本体1を充
電器8上に載せた状態で、充電器8の上部で、電話機本
体1に設けた穴57と対向する位置に穴58を開け、こ
の穴58内にフォトトランジスタ38を設ける。
【0043】§2:充電部、被充電部の回路例1の説明
・・・図3、図4参照 図3は充電部、被充電部の回路例1である。また、図4
は回路例1の特性図であり、A図は特性図1、B図は特
性図2である。以下、図3、図4に基づいて回路例1の
構成を説明する。この回路例1は、Li−イオン2次電
池の充電を行う際、アナログ信号によるフィードバック
制御を行う例である。
【0044】(1) :回路構成の説明 回路例1では、充電器8に、送電コイル33を巻いたコ
ア34と、受光素子を構成するフォトトランジスタ38
と、整流/平滑回路40と、PWM(パルス幅変調)制
御方式による非絶縁型のDC/DCコンバータ41と、
送電コイル33を励振するための送電コイル励振回路4
2と、間欠発振型の始動回路43と、OR回路44と、
光/電気変換回路45等が設けてある。
【0045】また、電話機本体1には、受電コイル31
を巻いたコア32と、並列共振用のコンデンサC1と、
整流/平滑回路47と、抵抗R3、R4からなる電圧検
出回路48と、抵抗R5からなる電流検出回路49と、
2次電池10と、発光ダイオード37と、発光ダイオー
ド37により電気信号(アナログ信号)を光信号に変換
するための電気/光変換回路50と、オン/オフ可能な
スイッチ51と、2つのダイオードにより構成されたO
R回路52と、アンプ(増幅器)53、54と、制御回
路55等が設けてある。
【0046】前記制御回路55は、2次電池10の充電
時間を計測するためのタイマー回路と、2次電池10の
満充電を検出するための満充電検出回路と、2次電池1
0の温度の異常上昇(過熱状態)を検出するための異常
検出回路等を含んでいる。そして、前記制御回路55内
の各回路の出力信号により、スイッチ51のオン/オフ
制御を行うように構成されている。なお、スイッチ51
は、2次電池10を通常の正常な状態で充電している場
合にはオンとなっている。
【0047】前記発光ダイオード37は、波長λ=80
0〜950nm程度の赤外線を発光する素子を使用し、
この発光ダイオードから照射された赤外線をフォトトラ
ンジスタ38で受光するように構成されている。また、
前記2次電池10としてLi−イオン2次電池を使用
し、前記回路により充電を行う。
【0048】なお、前記実際の回路には電圧計、及び電
流計は不要であるが、図示の回路にはデータをとるた
め、電圧計、及び電流計が接続してある。この場合、図
示のV 01はDC/DCコンバータ41の出力電圧、V02
は2次電池10の端子電圧、V 03は光/電気変換回路4
5の出力電圧、I01は2次電池10の充電電流(整流/
平滑回路47の出力電流)を示す。
【0049】(2) :回路例1の特性の説明 前記PWM制御方式によるDC/DCコンバータ41の
特性は図4に示した通りである。図4のA図において、
横軸は光/電気変換回路45の出力電圧V03[V](フ
ィードバック信号の電圧)、縦軸はDC/DCコンバー
タ41のデューティD[%]である。
【0050】また、図4のB図において、横軸はDC/
DCコンバータ41のデューティD[%]、縦軸はDC
/DCコンバータ41の出力電圧V01[V](直流電
圧)である。なお、前記DC/DCコンバータ41のデ
ューティDは、D=(TON/T)×100[%]で求め
られる。但し、T:PWMパルスの周期、TON:PWM
パルスのオン時間である。
【0051】図4のA図に示したように、光/電気変換
回路45の出力電圧V03(フィードバック信号の電圧)
が低い時はデューティDが小さくなり、出力電圧V03
高くなるに従ってデューティDも大きくなる。この場
合、出力電圧V03とデューティDは略比例した特性であ
る。また、図4のB図に示したように、デューティDが
小さい時はDC/DCコンバータ41の出力電圧V01
小さく、デューティDが大きくなるに従って、DC/D
Cコンバータ41の出力電圧V01も増大する。この場
合、DC/DCコンバータ41のデューティDと出力電
圧V01は略比例した特性である。
【0052】(3) :2次電池充電動作の説明 Li−イオン2次電池の充電動作は次の通りである。充
電器8に商用電源(AC100V/200V)を印加す
ると、整流/平滑回路40により整流、平滑化し、その
直流電圧をDC/DCコンバータ41に供給する。DC
/DCコンバータ41は、入力した直流電圧を基にPW
M制御を行い、出力の直流電圧(V01)を送電コイル励
振回路42に供給する。送電コイル励振回路42はDC
/DCコンバータ41から供給された直流電圧を基に送
電コイル33を励振し、電話機本体1に対して電磁波に
より非接触電力伝送を行う。
【0053】一方、電話機本体1では、受電コイル31
に電磁誘導による電圧が発生し、前記受電コイル31と
並列共振用コンデンサC1からなる並列共振回路に電流
が流れ並列共振する。すなわち、受電コイル31のイン
ダクタンス成分と、並列共振用コンデンサC1の容量と
による並列共振動作が行われる。そして、前記並列共振
回路の出力は、整流/平滑回路47により整流、平滑化
され、2次電池10を充電する。
【0054】この時の充電電流(I01)は、電流検出回
路49の抵抗R5で検出され、アンプ53で基準電圧V
1と比較され、増幅される(定電流制御領域の制御)。
その後、2次電池10の端子電圧(V02)が上昇し、所
定の電圧(V02=4.2V)に達すると、電圧検出回路
48で検出された2次電池10の端子電圧は、抵抗R
3、R4により分圧されてアンプ54に入力し、基準電
圧V2と比較され、増幅される。
【0055】そして、アンプ53の出力と、アンプ54
の出力は、OR回路52を通ることにより切り換えら
れ、定電流制御から定電圧制御(4.2V±1%の制
御)に移行する。また、前記OR回路52の出力はスイ
ッチ51を介して電気/光変換回路50へ送られ、アナ
ログの電気信号が発光ダイオード37により光信号に変
換される。そして、発光ダイオード37から発光された
光信号は、非接触で充電器8のフォトトランジスタ38
へ光伝送され、前記フオトトランジスタ38により受光
される。
【0056】このようにして受光された光信号は、その
後、光/電気変換回路45により電気信号に変換され、
フィードバック信号としてOR回路44へ送られる。す
なわち、電話機本体1からフィードバックされたフィー
ドバック信号がOR回路44へ送られる。OR回路44
では前記光/電気変換回路45からのフィードバック信
号と、始動回路43からの信号(間欠発振信号)との論
理和出力をDC/DCコンバータ41へ送り、前記DC
/DCコンバータ41がPWM(パルス幅変調)制御に
よるフィードバック制御を行う。
【0057】すなわち、DC/DCコンバータ41はパ
ルス幅制御により、DC/DCコンバータ41の出力電
圧(V01)(直流電圧)を制御し、その電圧を送電コイ
ル励振回路42へ送る。この制御により、送電コイル3
3の交流出力振幅を制御し、受電コイル31へ非接触電
力伝送する。
【0058】前記のようにしてフィードバック制御を行
うが、この場合、アンプ53、54に入力する基準電圧
V1、V2の設定により、正確に2次電池10の電流、
電圧制御を行う。前記始動回路43の機能は次の通りで
ある。すなわち、2次電池10の容量がゼロの時に交流
電源を投入した場合には、電話機本体1側のアンプ5
3、54、発光ダイオード37等の電源がなく、前記フ
ィードバック制御ができなくなる。
【0059】このため、前記のような場合には、始動回
路43からの間欠発振パルスをOR回路44へ送る。そ
して、DC/DCコンバータ41において前記間欠発振
パルスを使用してPWM制御を行うことで、始動時の制
御を行う。また、2次電池10を充電している時には、
制御回路55によりスイッチ51がオンとなっており、
OR回路52の出力が電気/光変換回路50へ送られる
が、次のような場合には制御回路55によりスイッチ5
1がオフとなり、OR回路52の出力が遮断され、電気
/光変換回路50へ送られなくなる。
【0060】:制御回路55内のタイマー回路により
設定された所定時間経過後、スイッチ51をオフにす
る。 :制御回路55内の満充電検出回路により、2次電池
10の満充電が検出された場合、スイッチ51をオフに
する。
【0061】:制御回路55内の異常検出回路によ
り、2次電池10の異常状態(例えば、異常温度上昇)
が検出された場合、スイッチ51をオフにする。 §3:充電部、被充電部の回路例2の説明・・・図5、
図6参照 図5は充電部、被充電部の回路例2である。また、図6
は回路例2の特性図であり、A図はDC/DCコンバー
タの特性図、B図はV/F変換回路の特性図である。以
下、図5、図6に基づいて回路例2の構成を説明する。
この回路例2は、パルス化されたコントロール信号(フ
ィードバック信号)によりフィードバック制御を行う例
である。
【0062】(1) :回路構成の説明 回路例2では、充電器8に、送電コイル33を巻いたコ
ア34と、受光素子を構成するフォトトランジスタ38
と、整流/平滑回路40と、F−V(周波数−電圧)制
御方式によるDC/DCコンバータ61と、送電コイル
33を励振するための送電コイル励振回路42と、間欠
発振型の始動回路43と、OR回路44と、波形整形回
路62等が設けてある。
【0063】また、電話機本体1には、受電コイル31
を巻いたコア32と、並列共振用のコンデンサC1と、
整流/平滑回路47と、抵抗R3、R4からなる電圧検
出回路48と、抵抗R5からなる電流検出回路49と、
2次電池10と、発光ダイオード37と、V/F(電圧
−周波数)変換回路63と、オン/オフ可能なスイッチ
51と、OR回路52と、アンプ(増幅器)53、54
と、制御回路55等が設けてある。
【0064】前記制御回路55、及びスイッチ51の構
成は前記回路例1と同じである。前記発光ダイオード3
7は、波長λ=800〜950nm程度の赤外線を発光
する素子を使用し、この発光ダイオード37から照射さ
れた赤外線をフォトトランジスタ38で受光するように
構成されている。また、前記2次電池10としてLi−
イオン2次電池を使用し、前記回路により充電制御を行
う。
【0065】(2) :前記回路例2の特性の説明 :DC/DCコンバータの特性 前記DC/DCコンバータ61は、整流/平滑回路40
から直流電圧を供給され、OR回路44を介して入力し
た周波数f1 のコントロール信号(パルス化されたフィ
ードバック信号)を使用してF−V変換制御を行う。こ
の場合、DC/DCコンバータ61は図6のA図に示し
た特性のものを使用する。図の横軸は、OR回路44を
介してDC/DCコンバータ61に入力するコントロー
ル信号の周波数f1 [KHZ ]、縦軸はDC/DCコン
バータ61の直流出力電圧V01[V]である。
【0066】DC/DCコンバータ61は、OR回路4
4を介して入力するコントロール信号の周波数f1 が低
下すると、出力電圧V01を低下させ、逆にコントロール
信号の周波数f1 が高くなると、出力電圧V01を増大す
るように制御する。すなわち、DC/DCコンバータ6
1は、コントロール信号の周波数f1 に略比例した直流
出力電圧V01を発生するように制御を行う。このように
してDC/DCコンバータ61では、図6のA図に示し
た特性のように出力電圧の制御を行う。
【0067】:V/F変換回路の特性の説明 前記V/F変換回路63は、その入力電圧であるコント
ロール電圧VC (スイッチ51、及びOR回路52を介
して出力されるアナログ信号の電圧)を、周波数f1
信号に変換する。この場合、前記V/F変換回路63は
図6のB図に示した特性のものを使用する。
【0068】すなわち、V/F変換回路63は、周波数
変調により入力したコントロール電圧VC が小さい時は
周波数f1 が低いパルス信号に変換し、コントロール電
圧V C が大きくなった時は周波数f1 の高いパルス信号
に変換する。そして、図示の特性のように、コントロー
ル電圧VC に略比例した周波数f1 のパルス信号に変換
し、このパルス信号により発光ダイオード37を駆動す
る。
【0069】(3) :動作の説明 充電時の動作は次の通りである。充電器8に商用電源
(AC100V/200V)を印加すると、整流/平滑
回路40により整流、平滑化し、その直流電圧をDC/
DCコンバータ61に供給する。DC/DCコンバータ
61は、整流/平滑回路40からの直流出力を入力し、
OR回路44からのコントロール信号に従ってF−V変
換制御を行い、出力電圧(V01)を送電コイル励振回路
42に供給する。送電コイル励振回路42はDC/DC
コンバータ41から供給された直流電圧を基に送電コイ
ル33を励振し、電話機本体1に対して電磁波により非
接触電力伝送を行う。この場合、充電器8からの発振出
力は、例えば、周波数=100KHZ の高周波信号であ
る。
【0070】一方、電話機本体1では、受電コイル31
に電磁誘導による電圧が発生し、前記受電コイル31と
並列共振用コンデンサC1からなる並列共振回路に電流
が流れ並列共振する。すなわち、受電コイル31のイン
ダクタンス成分と、並列共振用コンデンサC1の容量と
による並列共振動作が行われる。そして、前記並列共振
回路の出力は、整流/平滑回路47により整流、平滑化
され、2次電池10を充電する。
【0071】この時の充電電流は、電流検出回路49の
抵抗R5で検出され、アンプ53で基準電圧V1と比較
され、増幅される(定電流制御領域の制御)。その後、
2次電池10の端子電圧が上昇し、所定の電圧(4.2
V)に達すると、電圧検出回路48で検出された2次電
池10の端子電圧は、抵抗R3、R4により分圧されて
アンプ54に入力し、基準電圧V2と比較され、増幅さ
れる。
【0072】そして、アンプ53の出力と、アンプ54
の出力は、OR回路52を通ることにより切り換えら
れ、定電流制御から定電圧制御(4.2V±1%の制
御)に移行する。また、前記OR回路52の出力はスイ
ッチ51を介してV/F変換回路63へ送られ、V−F
変換された後、発光ダイオード37により光信号に変換
される。そして、発光ダイオード37から発光された光
信号は、非接触で充電器8のフォトトランジスタ38へ
光伝送され、前記フオトトランジスタ38により受光さ
れる。
【0073】この場合、前記V−F変換回路63では、
OR回路52、及びスイッチ51を通過したアナログ信
号の電圧値を周波数の変化に変換して(V/F変換)パ
ルス信号を発生させ、前記パルス信号により発光ダイオ
ード37を駆動して赤外線による周波数情報をフォトト
ランジスタ38へ伝送する。
【0074】このようにしてフォトトランジスタ38に
より受光された光信号は、電気信号に変換され、波形整
形回路62によりノイズが除去されOR回路44へ送ら
れる。すなわち、電話機本体1からフィードバックされ
たパルス信号がノイズ除去されOR回路44へ送られ
る。OR回路44では前記波形整形回路62からのフィ
ードバック信号と、始動回路43からの信号との論理和
出力をDC/DCコンバータ41へ送り、前記DC/D
Cコンバータ41がF−V変換制御によるフィードバッ
ク制御を行う。
【0075】すなわち、DC/DCコンバータ41はF
−V変換制御により、DC/DCコンバータ41の出力
電圧を制御し、その電圧を送電コイル励振回路42へ送
る。この制御により、送電コイル33の交流出力振幅を
制御し、受電コイル31へ非接触伝送する。
【0076】前記のようにしてフィードバック制御を行
うが、この場合、アンプ53、54に入力する基準電圧
V1、V2の設定により、正確に定電流、及び定電圧制
御を行う。この場合、始動回路43の機能は前記回路例
1と同じである。
【0077】§4:充電部、被充電部使用時の説明・・
・図7参照 図7は充電部、被充電部使用時の説明図であり、A図は
充電部、及び被充電部の斜視図、B図はA図の一部拡大
図である。
【0078】電話機本体1(被充電部)を充電器8(充
電部)上に載せて充電を行うが、この場合、電話機本体
1に設けた発光ダイオード37と充電器8に設けたフォ
トトランジスタ38を対向配置する。そして、発光ダイ
オード37で発光した光信号をフォトトランジスタ38
へ伝送することで、電話機本体1から充電器8へフィー
ドバック信号を送り、このフィードバック信号により充
電器8内で2次電池10の充電制御を行う。
【0079】ところで、充電部、被充電部の使用時に
は、例えば、発光ダイオード37やフォトトランジスタ
38等の光素子上にゴミや埃等の付着物15が堆積する
ことがある。しかし、前記充電部、及び被充電部では、
赤外線による光伝送によりフィードバック信号の伝送を
行っているので、前記付着物15があったとしても、赤
外線の照射とその受光が行われていれば、常に高精度の
2次電池10の充電制御を行うことが可能である。
【0080】§5:測定結果の説明 前記充電部、被充電部について実験を行い、各部のデー
タを測定した。また、比較のため、従来例についても実
験を行いデータを測定した。その結果を表1に示す。前
記実験では、本願発明の回路として図3に示した回路例
1を使用し、従来例の回路として図10に示した従来例
3(接点式充電方式)を使用した。なお、2次電池10
はLi−イオン2次電池(公称値:3.6V、1Ah/
セル)を使用した。実験の結果、次のことが判明した。
【0081】(1) :従来例3では、接点にゴミや埃等が
付着した場合、2次電池10は全く充電しなかった。こ
れに対して回路例1では、光素子に多少ゴミや埃等が付
着しても赤外線が照射され、2次電池10の満充電が可
能であった。
【0082】(2) :従来例3において、ゴミ、油膜等に
よる接触抵抗は、2端子の場合、通常、50mΩ×2=
100mΩ〜100mΩ×2=200mΩ程度である。
そこで、接点汚れにより、R=50Ωの接触抵抗が生じ
た場合のデータを測定したので次の表1に示す。
【0083】 (3) :従来例3では、接点に100mΩの接触抵抗が生
じ、前記表1のように、4.2V±2.38%の過充電
となった場合、次のような事態になることも考えられ
る。
【0084】:従来例3では、2次電池10の内部に
ある電解液が分解し、ガスが発生して電池内部圧力が上
昇する。その結果、2次電池10の圧力開放手段が動作
し、漏液するという事故が発生したり、更に、他の回路
が前記漏液によりショートし、発煙するという2次災害
にもなりかねない。
【0085】:従来例3では、のような事故を起こ
さないまでも、例えば、電池メーカーの充/放電サイク
ル保証値が500回のものが、前記過充電により、例え
ば、300回程度に減少してしまい、2次電池としての
寿命特性を保証できないという問題が発生する。
【0086】:従来例3では、前記のような過充電を
避けるために、200Ωの接触抵抗が生じることを前提
に、4.2V−5%程度に、工場出荷時に調整した場
合、3hr充電でも、100%の満充電に達することは
なく、例えば、85%程度にしか充電されない。その場
合、例えば、携帯電話機の連続使用可能時間が、100
%充電で5hrS使用可能なところが、4.25hrS
に短縮されてしまう。これに対して回路例1(本願発
明)では、4.2V±1%以下の高精度で定電圧制御す
ることで、97%程度と、略満充電を行うことができ
た。
【0087】(他の実施の形態)以上実施の形態につい
て説明したが、本発明は次のようにしても実施可能であ
る。
【0088】(1) :前記充電部、被充電部と、PHS電
話機に限らず、携帯電話機など、各種通信機などに適用
可能である。 (2) :2次電池はLi−イオン2次電池に限らず、他の
2次電池にも適用可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :充電部から被充電部への非接触電力伝送を行い、
被充電部から充電部への光信号により非接触信号伝送を
可能にしているので、2次電池、特にLi−イオン2次
電池の正確な充電制御を行うことができる。
【0090】(2) :従来例の接点式充電方式によれば、
接点にゴミや埃等が付着した場合、2次電池は全く充電
されないことがある。これに対して本願発明では、フィ
ードバック信号を光信号による非接触伝送しているの
で、光素子に多少ゴミや埃が付着しても、光信号が伝送
されれば、常に2次電池、特にLi−イオン2次電池の
満充電を行うことが可能である。このため、2次電池の
性能を十分に利用することが可能になる。
【0091】(3) 従来の接点式充電方式では、Li−イ
オン2次電池の満充電は不可能であり、過充電となるこ
ともある。このような場合、例えば、電池メーカーの充
/放電サイクル保証値が500回のものが、前記過充電
により、例えば、300回程度に減少してしまい、2次
電池としての寿命特性を保証できないという問題が発生
する。
【0092】これに対して本願発明は、2次電池に対し
て常に正確な定電流、定電圧制御ができるので、例え
ば、Li−イオン電池の満充電を行うことができる。従
って、高性能な2次電池の性能を十分に利用することが
できる。
【0093】(4) 従来の接点式充電方式では、Li−イ
オン2次電池の充電を行う際、前記のような過充電を避
けるために、例えば、200Ωの接触抵抗が生じること
を前提に、4.2V−5%程度に、工場出荷時に調整し
た場合、3hr充電でも、100%の満充電に達するこ
とはなく、例えば、85%程度にしか充電されない。そ
の場合、例えば、携帯電話機の連続使用可能時間が、1
00%充電で5hrS使用可能なところが、4.25h
rSに短縮されてしまう。
【0094】これに対して本願発明では、4.2V±1
%以下の高精度で定電圧制御することで、97%程度
と、略満充電を行うことができる。従って、高性能な2
次電池の性能を十分に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における充電部、被充電部の説明図
である。
【図3】実施の形態における充電部、被充電部の回路例
1である。
【図4】実施の形態における回路例1の特性図である。
【図5】実施の形態における充電部、被充電部の回路例
2である。
【図6】実施の形態における回路例2の特性図である。
【図7】実施の形態における充電部、被充電部使用時の
説明図である。
【図8】従来例1の説明図である。
【図9】従来例2の説明図である。
【図10】従来例3の説明図である。
【図11】従来例4の説明図である。
【符号の説明】
1 電話機本体 8 充電器 10 2次電池 37 発光ダイオード 38 フォトトランジスタ 40、47 整流/平滑回路 41、61 DC/DCコンバータ 42 送電コイル励振回路 43 始動回路 44、52 OR回路 45 光/電気変換回路 48 電圧検出回路 49 電流検出回路 50 電気/光変換回路 51 スイッチ 53、54 アンプ(増幅器) 62 波形整形回路 63 V/F変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 3/28 H02M 3/28 Y H04M 1/02 H04M 1/02 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受電コイル及び2次電池を有する被充電部
    と、送電コイルを有する充電部からなり、前記送電コイ
    ル及び受電コイルを介して充電部から被充電部への電磁
    誘導による非接触電力伝送を行うことで、前記2次電池
    の充電を行う非接触電力伝送装置において、 前記被充電部に、2次電池の充電電流を検出する電流検
    出回路と、2次電池の端子電圧を検出する電圧検出回路
    と、前記電流検出回路及び電圧検出回路の各出力を基準
    値と比較して増幅する増幅器と、前記増幅器の出力を光
    信号に変換する発光素子を備え、 前記充電部に、前記発光素子からの光信号を受光する受
    光素子と、前記受光素子で受光した光信号を電気信号に
    変換してフィードバック信号とする光/電気信号変換回
    路と、前記フィードバック信号により前記送電コイルの
    出力を制御する送電出力制御手段を備えていることを特
    徴とした非接触電力伝送装置。
  2. 【請求項2】前記送電出力制御手段は、DC/DCコン
    バータと、前記DC/DCコンバータの直流出力を入力
    して前記送電コイルの励振を行う送電コイル励振回路を
    備え、 前記DC/DCコンバータは、前記フィードバック信号
    が低下するとその出力を低下させ、それに合わせて前記
    2次電池の充電電流を低下させる特性を備えていること
    を特徴とした請求項1記載の非接触電力伝送装置。
  3. 【請求項3】前記被充電部は、前記増幅器の出力で発光
    素子を駆動することにより、増幅器の出力をアナログの
    光信号に変換する電気/光変換回路を備えていることを
    特徴とした請求項1、又は2記載の非接触電力伝送装
    置。
  4. 【請求項4】前記被充電部は、前記増幅器から出力され
    るアナログ信号を、周波数変調により前記アナログ信号
    の電圧値に応じた周波数の高周波パルス信号に変換して
    前記発光素子を駆動することで、前記アナログ信号を高
    周波パルスの光信号に変換する電圧/周波数変換回路を
    備えていることを特徴とした請求項1、又は2記載の非
    接触電力伝送装置。
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